苯並[a]蒽

苯並[a]蒽
IUPAC名めい benz[a]anthracene
別名べつめい	1,2-苯並蒽
識別しきべつ
CAS編へん號ごう	56-55-3  Y
PubChem	5954
ChemSpider	5739
SMILES	c1ccc2c(c1)ccc3c2cc4ccccc4c3
InChI	1/C18H12/c1-2-7-15-12-18-16(11-14(15)6-1)10-9-13-5-3-4-8-17(13)18/h1-12H
InChIKey	DXBHBZVCASKNBY-UHFFFAOYAM
ChEBI	51348
KEGG	C14317
性質せいしつ
化學かがく式しき	C18H12
摩ま爾なんじ質量しつりょう	228.29 g·mol−1
外觀がいかん	白色はくしょく固體こたい
密度みつど	1.19 g/cm3
熔點	158 °C（431 K）
沸點ふってん	438 °C（711 K）
若わか非ひ註明，所有しょゆう數すう據よりどころ均ひとし出自しゅつじ標準ひょうじゅん狀態じょうたい（25 ℃，100 kPa）下した。

苯並[a]蒽，又また名な四よん芬，是ぜ一いち種しゅ多た環たまき芳かおる烴，化學かがく式しき C₁₈H₁₂。

毒性どくせい

動物どうぶつ研究けんきゅう表明ひょうめい苯並[a]蒽具有ぐゆう致癌性せい和わ遺傳いでん毒性どくせい。小しょう鼠ねずみ經けい攝取せっしゅ、皮下ひか注射ちゅうしゃ和わ腹膜ふくまく注射ちゅうしゃ出現しゅつげん肝きも、皮膚ひふ和わ肺はい腫しゅ瘤こぶ。屬ぞく2類るい致癌物ぶつ，3類るい生殖せいしょく細胞さいぼう誘さそえ變へん物質ぶっしつ。

該物質ぶっしつ在ざい有機ゆうき體たい內經細胞さいぼう色素しきそP450和わ環かん氧化物ぶつ水すい解かい酶代謝たいしゃ，生成せいせい的てき產物さんぶつ有ゆう反はん式しき-3,4-二に羥基-3,4-二に氫苯並なみ[a]蒽，反たん式しき-5,6-二に羥基-5,6-二に氫苯並なみ[a]蒽，反たん式しき-8,9-二に羥基-8,9-二に氫苯並なみ[a]蒽，以及反はん式しき-10,11-二に羥基-10,11-二に氫苯並なみ[a]蒽。其中，由よし3,4-環たまき氧化水すい解かい產物さんぶつ為ため間接かんせつ致癌，其進一いち步ほ代謝たいしゃ的てき產物さんぶつ3,4-二に羥基-1,2-環たまき氧-1,2,3,4-四よん氫苯並なみ[a]蒽與DNA結合けつごう誘導ゆうどう突變。