(Translated by https://www.hiragana.jp/)
Han Shu : 志 : 地理志 - Chinese Text Project
Follow us on Facebook to receive important updates Follow us on Twitter to receive important updates Follow us on sina.com's microblogging site to receive important updates Follow us on Douban to receive important updates
Chinese Text Project
-> -> -> -> 地理ちりこころざし

地理ちりこころざし

Books referencing 《地理ちりこころざし Library Resources

地理ちりこころざしじょう

Books referencing 《地理ちりこころざしじょう Library Resources
1 地理ちりこころざしじょう:
むかしざいみかどさくふねしゃ以濟不通ふつうつくりぎょう天下でんかぽうせいまんさとかく野分のわけしゅうとくひゃくくにまんえきしょう先王せんおう以建萬國ばんこくおや諸侯しょこう」,《しょうん協和きょうわ萬國ばんこく」,此之いい也。堯遭洪水こうずい,褱山じょうりょう天下てんかぶんぜっためじゅうしゅう使つかい禹治みずすんでひらめさらせい九州きゅうしゅうれつふくにん土作つちづくりみつぎ

2 地理ちりこころざしじょう:
曰:禹敷ずいやま赞木,奠高山こうざん大川おおかわ

3 地理ちりこころざしじょう:
冀州すんでつぼこうはり及岐。すんでおさむふとしはらいたり于嶽。覃懷そこ績,いたり于衡あきら。厥土おもんみしろ壤。厥賦上上じょうじょう錯,厥田ちゅうちゅうつねまもるすんでしたがえ大陸たいりくすんでさくとりえびすかわふく。夾右碣石,にゅう于河。

4 地理ちりこころざしじょう:
泲、かわおもんみ兗州。きゅうかわすんでどうかみなりなつすんでさわ,雍、沮會同かいどうくわすんでかいこくだおかたく。厥土くろふん,屮繇じょう。厥田ちゅうさださくじゅうゆうさんねん乃同。厥貢うるしいと,厥棐織ぶん。浮于泲、漯,つう于河。

5 地理ちりこころざしじょう:
うみ、岱惟あおしゅう。嵎夷すんでりゃくおもんみ、甾其どう。厥土しろふんうみひんこうかた上下じょうげちゅうじょうみつぎしお、絺,うみぶつおもんみ錯,岱畎いと、枲、鈆、まつかいせき,萊夷さくまき,厥棐览絲。浮于汶,たち于泲。

6 地理ちりこころざしじょう:
うみ、岱及淮惟じょしゅう。淮、沂其乂,こうむはね其藝。大野おおのすんで豬,東原ひがしはら厎平。厥土赤埴あかばねふん草木くさきややつつみ田上たがみちゅうちゅうちゅうみつぎしょくはね畎夏狄,嶧陽きり,泗瀕浮磬,淮夷蠙珠臮魚,厥棐げん纖縞。浮于淮、泗,たち于河。

7 地理ちりこころざしじょう:
淮、うみおもんみあげしゅう。彭蠡すんで豬,とり逌居。三江みえすんでいれふるえさわ厎定。しの簜既じき,魇夭たかし。厥土ぬりどろ田下たしもじょう錯。みつぎきんさんひんよう、鲥、しの簜,かわ羽毛うもうとりえびす卉服,厥棐織かい,厥包たちばなゆずすずみつぎひとしこううみつう于淮、泗。

8 地理ちりこころざしじょう:
荊及衡陽おもんみ荊州。こうかんちょうむね于海。きゅうあないん,沱、灊既どうくもゆめ土作つちづくり乂。厥土ぬりどろ田下たしもちゅう上下じょうげみつぎ旄、かわかねさんひん,杶、みき、栝、かしわ,厲、とぎ、砮、おもんみ箘廐、楛,三國厎貢厥名,つつみ匭菁ちがや,厥棐げん纁璣ぐみきゅうこうおさむすず大龜おおかめ。浮于こう、沱、灊、かん,逾于らくいたり于南かわ

9 地理ちりこころざしじょう:
荊、かわおもんみしゅう、雒、瀍、澗既にゅう于河,滎、なみすんで豬,みちさわめい豬。厥土おもんみ壤,しもふん壚。田中たなかじょう錯上ちゅうみつぎうるし、枲、絺、紵、棐纖纊,すずみつぎかおる錯。浮于らくにゅう于河。

10 地理ちりこころざしじょう:
華陽かよう黑水くろみずおもんみやなしゅう。岷、嶓既げい,沱、灊既どう,蔡、こうむたびひらめかずえびす厎績。厥土あおはじむ田下たしもじょうちゅうさん錯。みつぎ璆、てつぎんちりばめ、砮、かおるくまひぐまきつね、貍、かわ西にしごろいん桓是らい,浮于灊,逾于沔,にゅう于渭,らん于河。

11 地理ちりこころざしじょう:
黑水くろみず西河にしかわおもんみ雍州。じゃくみずすんで西にし,涇屬渭汭。うるし、沮既したがえ,酆水逌同。荊、岐既たびおわりみなみあつしぶついたり于鳥ねずみはら隰厎績,いたり于豬さん危既たくさんなえ丕敘。厥土壤。田上たがみじょうちゅうみつぎだま、琳、琅玕。浮于せきせきいたり于龍もん西河にしがわかい于渭汭。かわこん崙、析支、みぞ叟,西戎せいじゅうそく敘。

12 地理ちりこころざしじょう:
みち钐及岐,いたり于荊さん,逾于かわつぼこうかみなりくびいたり于大だけ;厎柱、析城,いたり于王たいゆきつねさんいたり于碣せきにゅう于海。西にしかたぶけしゅ圉、とりねずみいたり于太はな熊耳くまがみ外方そっぽきりかしわいたり于倍みち嶓冢,いたり于荊やま;內方,いたり于大べつ;崏山いたり于衡さんきゅういたり于敷淺原あさはら

13 地理ちりこころざしじょう:
みちじゃくすいいたり于合あかざ餘波よはにゅう于流すなみち黑水くろみずいたりさん危,にゅう南海なんかいみちかわせきせきいたり于龍もんみなみいたる于華かげあずまいたる于厎ばしらまたひがしいたり于盟ひがしらく汭,いたり于大伾,きた降水こうすいいたり大陸たいりくまたきた播為きゅうかわどうためぎゃくかわにゅう于海。嶓冢どう漾,ひがしりゅうためかんまたひがしため滄浪みずさん澨,いたり于大べつみなみにゅう于江,ひがし匯澤ため彭蠡,ひがしため北江きたえにゅう于海。崏山道江みちえ東別とうべつため沱,またひがしいたり于醴,きゅういたり于東りょうひがし迆北かい于匯,ひがしため中江なかえにゅう于海。みち沇水,ひがしりゅうため泲,にゅう于河,軼為滎,東出ひがしで于陶おかきたまたひがしいたり于荷,また東北とうほくかい於汶,また北東ほくとうにゅう于海。みち淮自きりかしわひがしかい于泗、沂,ひがしにゅう于海。みち渭自とりねずみどうあなひがしかい于酆,またひがしいたり于涇,またひがしうるし、沮,にゅう于河。みちらく熊耳くまがみ東北とうほくかい于澗、瀍,またひがしかい于伊,また東北とうほくにゅう于河。

14 地理ちりこころざしじょう:
九州きゅうしゅう逌同,よんおくすんでたくきゅうやまかんたび九川くかわ滌原,九澤既陂,四海しかい會同かいどうろくあなおさむ,庶土交正,厎慎ざい,咸則さん壤,なり中國ちゅうごくすずせい:「祗台とくさき距朕ぎょう。」

15 地理ちりこころざしじょう:
五百里いおり甸服:百里ひゃくり內總,ひゃくさとおさめ銍,さんひゃくさと內戛ふくよんひゃくさとあわ五百里いおりまい五百里いおりこうふく百里ひゃくりさいひゃくさとおとここくさんひゃくさと諸侯しょこう五百里いおり綏服:さんひゃくさと揆文きょうひゃくさと奮武まもる五百里いおりかなめふくさんひゃくさとえびすひゃくさと蔡。五百里いおりあらふくさんひゃくさと蠻,ひゃくさとりゅう東漸とうぜん于海,西にし于流すなついたちみなみ臮,こえきょう訖于四海しかい

16 地理ちりこころざしじょう:
禹錫げんけいつげ成功せいこう

17 地理ちりこころざしじょう:
こう受禪じゅぜん於虞,ためなつきさき

18 地理ちりこころざしじょう:
いんいん於夏,ほろびしょ變改へんかいしゅうすんでかついんかんだい而損えきていかんぶんしょくあらため禹徐、はりしゅうあい於雍、あおふん冀州以為かそけ、并。しゅう官有かんゆう職方しょくかたてのひら天下でんかべん九州きゅうしゅうこれこく

19 地理ちりこころざしじょう:
東南とうなん曰揚しゅう:其山曰會稽,やぶ曰具かわ三江みえ,寖曰;其利きんすずたけみん二男じなんじょ;畜宜鳥獸ちょうじゅうこくむべいね

20 地理ちりこころざしじょう:
正南せいなん曰荊しゅう:其山曰衡,やぶ曰雲ゆめかわ曰江、かん,寖曰潁、たたえ;其利ぎんかわみんいちなん二女じじょ;畜及こくよろしあずかあげしゅうどう

21 地理ちりこころざしじょう:
河南かなん曰豫しゅう:其山曰華,やぶ曰圃かわ曰滎、雒,簧曰、溠;其利りんうるしいと枲;みん二男じなんさんじょ;畜宜ろく擾,其穀よろししゅ

22 地理ちりこころざしじょう:
せいひがし曰青しゅう:其山曰沂,やぶ曰孟しょがわ曰淮、泗,寖曰沂、沭;其利がまさかなみん二男じなんさんじょ;其畜むべ雞、いぬこくむべいねむぎ

23 地理ちりこころざしじょう:
河東かわとう曰兗しゅう:其山曰岱,やぶ泰野たいの其川そのかわ曰河、泲,ひた曰盧、濰;其利がまさかなみん二男じなんさんじょ;其畜よろしろく擾,こくよろしよんしゅ

24 地理ちりこころざしじょう:
せい西にし曰雍しゅう:其山曰嶽,やぶ曰弦がまかわ曰涇、汭,其浸曰渭、らく;其利だまいし;其民さんなん二女じじょ;畜宜うしうまこくむべきびきび

25 地理ちりこころざしじょう:
東北とうほく曰幽しゅう:其山曰醫閭,やぶ曰豯やしなえかわ曰河、泲,ひた曰菑、とき;其利ぎょしおみんいちなんさんじょ;畜宜よん擾,こくよろしさんしゅ

26 地理ちりこころざしじょう:
かわ內曰冀州:其山曰霍,やぶ曰揚紆,かわ曰漳,ひた曰汾、潞;其利まつかしわみんなんさんじょ;畜宜うしひつじこくむべきびきび

27 地理ちりこころざしじょう:
せいきた曰并しゅう:其山曰恆さんやぶ曰昭あまり祁,かわ曰虖、嘔夷,ひた曰淶、えき;其利布帛ふはくみん二男じなんさんじょ;畜宜擾,こくよろししゅ

28 地理ちりこころざしじょう:
而保あきらてのひら天文てんもん,以星べん九州きゅうしゅうこれしょふうふういきみなゆうぶんほし,以視吉凶きっきょう

29 地理ちりこころざしじょう:
しゅうとう,而土さんとうおおやけほうひゃくはくななじゅうさとおとこじゅうさと不滿ふまんためいさおぶたせんはちひゃくこく。而太ひろしみかどこれとうおそれこうはくなおそん帝王ていおうせきしょうかかと而可しゅうしつすんでおとろえ禮樂れいがく征伐せいばつ諸侯しょこうてんしょう吞滅,すうひゃく年間ねんかん列國れっこく秏盡。いたり春秋しゅんじゅうなお有數ゆうすうじゅうこくはく迭興,そう其盟かいりょうえびすいたり於戰こく天下てんかぶん而為なな合從連衡がっしょうれんこうけいすうじゅうねんはたとげ并兼四海しかい。以為しゅうせい微弱びじゃくおわりため諸侯しょこうしょだて尺土しゃくどふうじふん天下でんかためこおりけん,盪滅ぜんひじり苗裔びょうえい,靡有孑遺しゃ矣。

30 地理ちりこころざしじょう:
かんきょうよししん制度せいどたかしおんとくぎょう簡易かんい,以撫うみ內。いたりたけみかど攘卻えびすこしひらき斥境,みなみおけ交阯,きたおけついたちかたしゅうけんじょりょうかそけ、并夏、しゅうこれせいあらため雍曰すずしあらためはり曰益,凡じゅうさんぐんおけ刺史しし先王せんおうあとすんでとお地名ちめいまたすう改易かいえき以采舊聞きゅうぶんこうあと詩書ししょ,推表山川やまかわ,以綴禹貢、しゅうかん春秋しゅんじゅうしも及戰こくはたかん焉。

31 地理ちりこころざしじょう:
きょうちょういん元始げんしねんじゅうきゅうまんせんななひゃくくちろくじゅうはちまんせんよんひゃくろくじゅうはちけんじゅう長安ながやす新豐しんゆたかふねそら藍田あいだはなかげていみずうみしも邽,南陵なんりょうたてまつあきら,霸陵,もりりょう

32 地理ちりこころざしじょう:
ひだり馮翊,じゅうさんまんせんいちひゃくいちくちきゅうじゅういちまんななせんはちひゃくじゅうけんじゅうよん高陵こうりょうくぬぎ,翟道,いけようなつよう,衙,あわ邑,谷口たにぐち

33 地理ちりこころざしじょう:
はちすしゃくしき,臨晉,重泉しげいずみ,郃陽,祋祤,たけしろ,沈陽,褱德,ちょう

34 地理ちりこころざしじょう:
くもりょうまんねんちょうりょうりょうくも

35 地理ちりこころざしじょう:
みぎ扶風,じゅういちまんろくせんさんひゃくななじゅうななくちはちじゅうさんまんろくせんななじゅうけんじゅういち:渭城,えんじゅさと,鄠,盩厔,斄,いくえびす美陽みよ,郿,雍,うるし,栒邑,隃麋,ちんくらもり,汧,こう畤,

36 地理ちりこころざしじょう:
虢,やすりょうしげりょうひらりょう武功ぶこう

37 地理ちりこころざしじょう:
ひろのうぐんじゅういちまんはちせんきゅうじゅういちくちよんじゅうななまんせんきゅうひゃくじゅうよんけんじゅういちひろのう,陝,むべ,黽池,すいしんやすしょう,析,りく渾,うえ雒。

38 地理ちりこころざしじょう:
河東かとうぐんじゅうさんまんろくせんはちひゃくきゅうじゅうろくくちきゅうじゅうろくまんせんきゅうひゃくいちじゅうけんじゅうよんやす邑,だい,猗氏,かいかばはん河北かわきたひだり邑,汾陰,聞喜,濩澤,はし,臨汾,かきかわちょうおさむたいらようじょうりょう,彘,楊,きたこごめがま,絳,きつね讘,騏。

39 地理ちりこころざしじょう:
ふとしはらぐんじゅうろくまんきゅうせんはちひゃくろくじゅうさんくちろくじゅうはちまんよんひゃくはちじゅうはち

40 地理ちりこころざしじょう:
けんじゅういちすすむ,葰人,さかいきゅう,榆次,ちゅう,于離,茲氏,おおかみはじめ,鄔,盂,ひらすえ,汾陽,きょうりょうきょくだいりょうげんひらめ,祁,うえもぐさおもんばか虒,邑,こう

41 地理ちりこころざしじょう:
うえとうぐんななまんさんせんななひゃくきゅうじゅうはちくちさんじゅうさんまんななせんななひゃくろくじゅうろくけんじゅうよん長子ちょうしたむろとめあまりわれどう鞮,沾,

42 地理ちりこころざしじょう:
涅氏,じょうかきつぼせき,泫氏,たか,潞,陭氏,おもねこくとお

43 地理ちりこころざしじょう:
かわ內郡,じゅうよんまんいちせんひゃくよんじゅうろくくちひゃくろくまんななせんきゅうじゅうななけんじゅうはちなつけ,汲,武德ぶとく山陽さんよう河陽かわようしゅうともひら皋,ちょうおさむたけあつしおうよしみ,軹,沁水,たかしおもんばかとろけかげ

44 地理ちりこころざしじょう:
河南かなんぐんじゅうななまんろくせんよんひゃくよんじゅうよんくちいちひゃくななじゅうよんまんひゃくななじゅうきゅうけんじゅう:雒陽,滎陽,偃師,きょうひらかげちゅう牟,ひらめたけ河南かなん,緱氏,かん原武はらたけ,鞏,こくなりみつ

45 地理ちりこころざしじょう:
新成しんせい開封かいふうなり皋,えんりょうはりしんてい

46 地理ちりこころざしじょう:
ひがしぐんよんじゅうまんいちせんひゃくきゅうじゅうななくちひゃくろくじゅうまんきゅうせんじゅうはちけんじゅう:濮陽,ほとりかん,聊城,ひたすらおかはつ,范,茬平,東武とうぶ

47 地理ちりこころざしじょう:
はくひらめはじむきよしひがしおもねはなれきつね,臨邑,なえ,須昌,ことぶきりょうらくあきら陽平ようへい白馬しろうまみなみつばめ,廩丘。

48 地理ちりこころざしじょう:
ひねとめぐんじゅうきゅうまんろくせんひゃくはちじゅうよんくちいちひゃくじゅうまんきゅうせんじゅうけんじゅうななちんとめしょう成安なりやすやすしりょう,雍丘,さんなつめひがし昏,じょう邑,そとふうおかちょうじょう,傿,ちょうかき平丘ひらおかすみ,浚儀。

49 地理ちりこころざしじょう:
潁川ぐんよんじゅうさんまんせんよんひゃくきゅうじゅういちくちひゃくじゅういちまんきゅうひゃくななじゅうさんけんじゅう翟,昆陽こや,潁陽,ていりょうちょうしゃしん汲,じょうじょう,郾,郟,まいよう,潁陰,崇高すうこうもと,傿陵,臨潁,ちちじょう成安なりやすしゅううけたまわきゅうじょう,綸氏。

50 地理ちりこころざしじょう:
なんじみなみぐんよんじゅうろくまんいちせんひゃくはちじゅうななくちひゃくじゅうきゅうまんろくせんいちひゃくよんじゅうはちけんさんじゅうななひら輿こしやすじょう,郦強,とみおんな,鮦陽,ぼう安成やすなりみなみとみろうりょうほそむべはるおんなかげしん蔡,しんいき,灈陽,おもえまきようまき,召陵,弋陽,西平にしだいらうえ蔡,ひた西にしはな長平ながだいむべ祿ろくこうしん郪,かえりとく新陽しんよう

51 地理ちりこころざしじょう:
あんあきら安陽あんよう

52 地理ちりこころざしじょう:
ひろしなりていりょう

53 地理ちりこころざしじょう:
南陽なんようぐんさんじゅうまんきゅうせんいちひゃくいちじゅうろくくちいちひゃくきゅうじゅうよんまんせんじゅういちけんさんじゅうろくあて,犨,もり衍,酇,いくひろしさん,涅陽,かげ,雉,山都やまと,蔡陽,新野しんの,筑陽,とげたけとうまいかげ西にし鄂,みのる,酈,やす眾,かんぐんたいら

54 地理ちりこころざしじょう:
ずいよう,鄧,朝陽あさひ,魯陽,うすりょう新都しんと湖陽こようべにらくなりひろしもちふく

55 地理ちりこころざしじょう:
みなみぐんじゅうまんせんひゃくななじゅうきゅうくちななじゅういちまんはちせんひゃくよんじゅうけんじゅうはちこうりょう,臨沮,えびすりょうはなひろしむべしろ,郢,踬,とうちゅうえだこうじょうへん,秭歸,えびすどうしゅうりょうわかみこ高成たかなり

56 地理ちりこころざしじょう:
江夏えなつぐんまんろくせんはちひゃくよんじゅうよんくちじゅういちまんきゅうせんひゃくいちじゅうはちけんじゅうよん西陵せいりょう,竟陵,西陽にしびじょう,邾,軑,鄂,あんりくすなとも,蘄春,鄳,くももりしも雉,鍾武。

57 地理ちりこころざしじょう:
いおりぐんじゅうまんよんせんさんひゃくはちじゅうさんくちよんじゅうまんななせんさんひゃくさんじゅうさんけんじゅう:舒,きょりゅう舒,臨湖,雩婁,じょうやすもみひろ,灊,睆,

58 地理ちりこころざしじょう:
湖陵こりょう邑,まつ茲。

59 地理ちりこころざしじょう:
きゅうぐんじゅうまんじゅうくちななじゅうはちまんひゃくじゅうけんじゅうことぶきはる邑,浚遒,成德しげのり,橐皋,かげりょうれきとうぬり,鍾離,ごうこえ東城とうじょうはくきょうきょくたてようぜんはじかみ,阜陵。

60 地理ちりこころざしじょう:
山陽さんようぐんじゅうななまんせんはちひゃくよんじゅうななくちはちじゅうまんいちせんひゃくはちじゅうはちけんじゅうさんあきら邑,南平みなみだいらようなりたけ湖陵こりょうひがしじょうぽうあずか,橐,鉅野,たんちちうすきせきぐすく,爰戚,郜成,中鄉なかごう平樂へいらくていきずおか,甾鄉,

61 地理ちりこころざしじょう:
ぐりきょうきょくきょう

62 地理ちりこころざしじょう:
西陽にしび

63 地理ちりこころざしじょう:
すみかげぐんじゅうきゅうまんせんくちひゃくさんじゅうはちまんろくせんひゃくななじゅうはちけんきゅうていすえ,冤句,りょかやみつなり,鄄城,,秺,じょう

64 地理ちりこころざしじょう:
沛郡,よんじゅうまんきゅうせんななじゅうきゅうくちひゃくさんまんよんひゃくはちじゅうけんさんじゅうななしょうりゅう亢,たけこくしょうむかい

65 地理ちりこころざしじょう:
銍,こう戚,しも蔡,ゆたか

66 地理ちりこころざしじょう:
鄲,譙,蘄,颛,輒與,山桑やまくわおおやけおかはなれけいおかなつたかし,洨,沛,すすきたてしげるしろちちけんひらめ,酇,ぐり,扶陽,こう高柴たかしば,漂陽,たいらおもね東鄉とうごう,臨都,義成よしなりいのりきょう

67 地理ちりこころざしじょう:
ぐんじゅういちまんせんはちひゃくよんじゅうきゅうくちきゅうじゅうまんきゅうせんろくひゃくじゅうけんじゅうはち:鄴,たてすえ,斥丘,

68 地理ちりこころざしじょう:
すな,內黃,せいふかししげる元城もとしろはりはじむそく裴,たけはじめ,邯會,かげやすひらおん,邯溝,武安たけやす

69 地理ちりこころざしじょう:
鉅鹿ぐんじゅうまんせんきゅうひゃくじゅういちくちはちじゅうまんななせんいちひゃくななじゅうななけんじゅう:鉅鹿,みなみ讀,こうおもねぞう,廮陶,そう,楊氏,臨平,したきょくもらえ,郻,

70 地理ちりこころざしじょう:
しん巿,どう

71 地理ちりこころざしじょう:
安定あんていたかしたけれききょう

72 地理ちりこころざしじょう:
らくしんじたけすえ柏鄉かしわごうやすきょう

73 地理ちりこころざしじょう:
常山つねやまぐんじゅうよんまんいちせんななひゃくよんじゅういちくちろくじゅうななまんななせんきゅうひゃくじゅうろくけんじゅうはちもとせき邑,くわちゅうれいことぶきかばわれうえきょくきゅうもん陘,房子ふさこちゅうおかふう斯,せきひらとげ,鄗,らく平臺ひらだいきょうみなみぎょうとう

74 地理ちりこころざしじょう:
清河きよかわぐんじゅうまんいちせんななひゃくななじゅうよんくちはちじゅうななまんせんよんひゃくじゅうけんじゅうよんせいよう東武とうぶじょう,繹幕,れい,厝,鄃,かいおか信成のぶなり,衬題,東陽とうようしんきょう,繚,なつめつよしふく

75 地理ちりこころざしじょう:
涿郡,じゅうきゅうまんせんろくひゃくななくちななじゅうはちまんせんななひゃくろくじゅうよんけんじゅうきゅう:涿,

76 地理ちりこころざしじょう:
迺,こくおかやすみなみ深澤ふかさわ,范陽,蠡吾,ようじょうえきこうもち,鄚,こうしゅうきょう安平あびら,樊輿,

77 地理ちりこころざしじょう:
なり良鄉よしさときょう,臨鄉,えきあきらきょう西鄉さいごうにょうちゅうすいたけかきおもねりょう阿武あぶこうかく

78 地理ちりこころざしじょう:
しんあきら

79 地理ちりこころざしじょう:
勃海ぐんじゅうまんろくせんさんひゃくななじゅうななくちきゅうじゅうまんせんいちひゃくいちじゅうきゅうけんじゅうろく:浮陽,しんじ東光とうこう,阜城,せんわらわ重合じゅうごうみなみがわていしょうたけちゅう邑,高成たかなりこうらく

80 地理ちりこころざしじょう:
さんなりひらめやなぎ,臨樂,東平とうへい舒,重平じゅうへい安次やすつぐおさむぶんやすけいなりたばしゅうたてしげるあきらきょうかばりょう

81 地理ちりこころざしじょう:
平原ひらばらぐんじゅうまんよんせんさんひゃくはちじゅうななくちろくじゅうろくまんよんせんひゃくよんじゅうさんけんじゅうきゅう平原ひらはら,鬲,こうとうじゅうおかたいらあきらはね,般,らくりょうしゅくおもね,瑗,おもね,漯陰,おうご富平とみひら安德あんとくごうろうきょりゅう哣,やす

82 地理ちりこころざしじょう:
せんじょうぐんじゅういちまんろくせんななひゃくじゅうななくちよんじゅうきゅうまんななひゃくじゅうけんじゅうせんじょうひがし鄒,溼沃,平安へいあんひろしあきらたでじょうたてしん,狄,琅槐,らくやすこうあきらしげるやすこうあてのべきょう

83 地理ちりこころざしじょう:
すみみなみぐんじゅうよんまんななひゃくろくじゅういちくちろくじゅうよんまんせんはちひゃくはちじゅうよんけんじゅうよん東平とうへいりょう,鄒平,だいりょう鄒,,於陵,おか,般陽,かん朝陽あさひれきじょう,猇,ちょむべなり

84 地理ちりこころざしじょう:
泰山たいざんぐんじゅうななまんせんはちじゅうろくくちななじゅうまんろくせんろくひゃくよんけんじゅうよんたてまつこうひろし,茬,こえなりへびおかつよししばぶたりょうちち東平とうへいみなみたけよう,萊蕪,鉅平,嬴,牟,こうむかげはなやすしじょうおかとみ桃山ももやまももきょうしき

85 地理ちりこころざしじょう:
ひとしぐんじゅうまんよんせんはちひゃくじゅうろくくちじゅうまんよんせんよんひゃくよんじゅうよんけんじゅう:臨淄,あきらこく西安しーあん,鉅定,こうこうにょう昭南しょうなん,臨朐,北鄉きたごうひらたこうだいきょう

86 地理ちりこころざしじょう:
北海ほっかいぐんじゅうまんななせんくちじゅうきゅうまんさんせんいちひゃくじゅうきゅうけんじゅうろく:營陵,げきさきがけあんたかし

87 地理ちりこころざしじょう:
瓡,あつし于,えきたいらひさしげきみやこあきらたいらのぞむたいらてきやなぎいずみ

88 地理ちりこころざしじょう:
ことぶきひかりらくもちにょう,斟,くわ犢,平城ひらじろみつきょうひつじせきらく石鄉いしごう上鄉かみさと新成しんせいなりきょうにかわ

89 地理ちりこころざしじょう:
ひがし萊郡,じゅうまんさんせんひゃくきゅうじゅうくちじゅうまんせんろくひゃくきゅうじゅうさんけんじゅうななわき,腄,

90 地理ちりこころざしじょう:
ひらたたび,臨朐,きょくなり,牟平,ひがし牟,脏,いく犁,あきらよるとうさとらくせきじょさと

91 地理ちりこころざしじょう:
琅邪ぐんじゅうまんはちせんきゅうひゃくろくじゅうくちいちひゃくななまんきゅうせんいちひゃくけんじゅういち東武とうぶ其,うみきょく,贛榆,しゅきょしょ,梧成,れいもんしゅうとまくきょすい,臨原,琅邪,はらい,柜,缾,邞,雩段,黔陬,くもけいきんいね,皋虞,たいらあきら長廣ながひろよこひがしふとい其,あきら,茲鄉,

92 地理ちりこころざしじょう:
椑,高廣たかひろ高鄉たかさとやわらそくうらら武鄉たけさときょう新山にいやまこうようこんやままいりふうじおりいずみはくせきぼうさん

93 地理ちりこころざしじょう:
まきさともちあんたかし高陵こうりょう,臨安,石山いしやま

94 地理ちりこころざしじょう:
東海とうかいぐんさんじゅうまんはちせんよんひゃくいちじゅうよんくちひゃくじゅうまんきゅうせんさんひゃくじゅうななけんさんじゅうはち:郯,らんりょうじょう賁,しも邳,良成よしなり平曲へいきょく,戚,朐,開陽かいよう利成としなりうみきょくらん祺,繒,南成なんせい山鄉さんごうけんきょうそくおかしゅく其,臨沂,あつおかようおかひがしやすごうきょううけたまわたてようきょくつかさわれ,于鄉,平曲へいきょくみやこよう陰平かげひら,郚鄉,たけよう新陽しんようけんりょうあきらおもんばか都平みやこたい

95 地理ちりこころざしじょう:
臨淮ぐんじゅうろくまんはちせんひゃくはちじゅうさんくちひゃくじゅうさんまんななせんななひゃくろくじゅうよんけんじゅうきゅうじょおもんばか,淮浦,盱眙,厹猶,僮,しゃ開陽かいようぜい其,高山たかやま,睢陵,しお瀆,淮陰,淮陵,下相おりあいとみりょう

96 地理ちりこころざしじょう:
東陽とうよう,播旌,西平にしだいら

97 地理ちりこころざしじょう:
高平たかひらひらきりょうあきら廣平ひろへいらんじょうひらめうみりょう輿こしどう邑,らくりょう

98 地理ちりこころざしじょう:
かい稽郡,じゅうまんさんせんさんじゅうはちくちひゃくさんまんせんろくひゃくよんけんじゅうろくきょくおもねがらすきず,毗陵,あまり暨,ともしょ暨,すず山陰さんいんあまり姚,婁,うえおそれうみしお,剡,よしけんだいまつがらすほどあきらくい,鄞,ぜにとう,鄮,とみはる,冶,かいうら

99 地理ちりこころざしじょう:
たんようぐんじゅうまんななせんひゃくよんじゅういちくちよんじゅうまんせんいちひゃくななじゅういちけんじゅうななあてりょう,於骄,こうじょうはるこくまぐさりょう

100 地理ちりこころざしじょう:
鄣,よう,涇,丹陽たんよう石城せきじょうえびす孰,りょうかぶら,黝,溧陽,歙,せんじょう

101 地理ちりこころざしじょう:
あきらぐんろくまんななせんよんひゃくろくじゅうくちさんじゅうまんいちせんきゅうひゃくろくじゅうけんじゅうはちみなみあきらいおりりょう,彭澤,鄱陽,れきりょうあせしばくわ

102 地理ちりこころざしじょう:
もぐさ,贛,しんあか南城なんじょうたてしげるむべはるうみ昏,雩都,鄡陽,南野みなみの安平あびら

103 地理ちりこころざしじょう:
かつらようぐんまんはちせんいちひゃくいちじゅうきゅうくちじゅうまんろくせんよんひゃくはちじゅうはちけんじゅういち:郴,

104 地理ちりこころざしじょう:
臨武,

105 地理ちりこころざしじょう:
便びん南平みなみだいら,耒陽,かつらよう

106 地理ちりこころざしじょう:
やまきょくこう

107 地理ちりこころざしじょう:
含洭,湞陽,

108 地理ちりこころざしじょう:
かげやま

109 地理ちりこころざしじょう:
たけりょうぐんさんまんよんせんいちひゃくななじゅうななくちじゅうはちまんせんななひゃくじゅうはちけんじゅうさんさく,孱陵,臨沅,沅陵,鐔成,,遷陵,たつとりりょう,佷山,れいたかし

110 地理ちりこころざしじょう:
れいりょうぐんまんいちせんきゅうじゅうくちじゅうさんまんきゅうせんさんひゃくななじゅうはちけんじゅうれいりょう,營道,はじめやすおっとえびす,營浦,やな,泠道,いずみりょう,洮陽,鍾武。

111 地理ちりこころざしじょう:
かんちゅうぐんじゅうまんいちせんひゃくななじゅうくちさんじゅうまんろくひゃくいちじゅうよんけんじゅう西城さいじょうしゅんみなみてい,褒中,ぼうりょう

112 地理ちりこころざしじょう:
安陽あんようなりかた,沔陽,鍚,たけりょううえいさお長利ながとし

113 地理ちりこころざしじょう:
こうかんぐんじゅうろくまんななせんよんひゃくきゅうじゅうきゅうくちろくじゅうろくまんせんひゃくよんじゅうきゅうけんじゅうさんあずさ潼,しるかた,涪,雒,綿めんちくこうかんかやあかり,郪,新都しんと,甸氐どう白水しろうずつよし氐道,陰平かげひらどう

114 地理ちりこころざしじょう:
しょくぐんじゅうろくまんはちせんひゃくななじゅうきゅうくちひゃくじゅうよんまんせんきゅうひゃくじゅうきゅうけんじゅう成都せいと,郫,しげるひろ,臨邛,あおころも江原えばらいむみち

115 地理ちりこころざしじょう:
綿めん虒,旄牛,徙,湔氐どう,汶江,こうやわらかいこりょう

116 地理ちりこころざしじょう:
犍為ぐんじゅうまんきゅうせんよんひゃくいちじゅうきゅうくちよんじゅうはちまんきゅうせんよんひゃくはちじゅうろくけんじゅう:僰道,江陽こうようたけようみなみやすちゅううし鞞,みなみひろかん,瘾癣,しゅひっさげどう琅。

117 地理ちりこころざしじょう:
えつ嶲郡,ろくまんいちせんひゃくはちくちよんじゅうまんはちせんよんひゃくけんじゅう:邛都,とげひさしれいせきどうだいとうてい莋,かい,莋秦,だい莋,しゅうとふくさん絳,しめせたけなわ,卑水,绀街,あお蛉。

118 地理ちりこころざしじょう:
えきしゅうぐんはちまんいちせんきゅうひゃくよんじゅうろくくちじゅうはちまんよんひゃくろくじゅうさんけんじゅうよん:滇池,そうかしわどうろうどうれんしか,俞元,

119 地理ちりこころざしじょう:
おさむ靡,こくあきらはた臧,よこしまりゅうあじこんさわ榆,りつだか韋,雲南うんなん,嶲唐,ろうとう,賁古,毋棳,しょうきゅうけん伶,らいただ

120 地理ちりこころざしじょう:
牂柯ぐんまんよんせんひゃくいちじゅうきゅうくちじゅうまんさんせんさんひゃくろくじゅうけんじゅうなな且蘭,鐔封,鄨,ひらえびすどうなみだんゆびあてあつし,毋斂,よるろう,毋單,こう西にししたがえみやこゆめだん稿こうしんくわまち

121 地理ちりこころざしじょう:
ともえぐんじゅうまんはちせんろくひゃくよんじゅうさんくちななじゅうまんはちせんいちひゃくよんじゅうはちけんじゅういちしゅう,臨江,からたち,閬中,墊江,朐忍,やすかん,宕渠,さかなふくたかしこく,涪陵。

地理ちり志下しげ

Library Resources
1 地理ちり志下しげ:
たけみやこぐんまんいちせんさんひゃくななじゅうろくくちじゅうさんまんせんひゃくろくじゅうけんきゅうたけうえ祿ろくみちかわ平樂へいらくみち,沮,よしみりょうどう,循成道じょうどうしたべんどう

2 地理ちり志下しげ:
隴西ぐんまんさんせんきゅうひゃくろくじゅうよんくちじゅうさんまんろくせんはちひゃくじゅうよんけんじゅういち:狄道,うえ邽,やすゆえ,氐道,しゅどうだいなつ,羌道,じょうたけ,臨洮,西にし

3 地理ちり志下しげ:
金城きんじょうぐんさんまんはちせんよんひゃくななじゅうくちじゅうよんまんきゅうせんろくひゃくよんじゅうはちけんじゅうさんまことわれひろし亹,れいえだ金城きんじょう,榆中,なら罕,白石しらいしかわせきやぶ羌,やすえびすまことがい,臨羌。

4 地理ちり志下しげ:
天水てんすいぐんろくまんさんひゃくななじゅうくちじゅうろくまんいちせんさんひゃくよんじゅうはちけんじゅうろくたいらじょうまちいずみえびす邑道,もちかき,罕幵,綿めん諸道しょどうおもねりゃくどう,冀,勇士ゆうし

5 地理ちり志下しげ:
成紀しげのり清水しみずたてまつとし,隴,豲道,らん

6 地理ちり志下しげ:
武威ぶいぐんまんななせんひゃくはちじゅういちくちななまんろくせんよんひゃくいちじゅうきゅうけんじゅうしゅうと臧,ちょうわき武威ぶいきゅうほふ,揟次,鸞鳥,なぐ峦,おうなかこえあおい巅,せん

7 地理ちり志下しげ:
ちょうわきぐんまんよんせんさんひゃくじゅうくちはちまんはちせんななひゃくさんじゅういちけんじゅう:觻得,昭武あきたけ,刪丹,氐池,らん,曰勒,驪靬,ばんきょのべあらわ

8 地理ちり志下しげ:
さけいずみぐんまんはちせんいちひゃくさんじゅうななくちななまんろくせんななひゃくじゅうろくけんきゅう祿ろくぶくおもてらく涫,てん孪,玉門ぎょくもんかいすいいけあたま,綏彌,いぬいひとし

9 地理ちり志下しげ:
敦煌とんこうぐんまんいちせんひゃくくちさんまんはちせんさんひゃくさんじゅうけんろく敦煌とんこうめいやすこうこくふちいずみこういたりりゅう勒。

10 地理ちり志下しげ:
安定あんていぐんよんまんせんななひゃくじゅうくちじゅうよんまんさんせんひゃくきゅうじゅうよんけんじゅういち高平たかひらふくるいやす俾,なでえびすあさ

11 地理ちり志下しげ:
涇陽,臨涇,鹵,がらすかげみつ安定あんていまいり讀,三水さんずいかげ槃,安武やすたけ厲,爰得,眴卷,彭陽,うずらかげがつささえどう

12 地理ちり志下しげ:
北地きたじぐんろくまんよんせんよんひゃくろくじゅういちくちじゅういちまんろくひゃくはちじゅうはちけんじゅうきゅううまりょう直路ちょくろれいたけ富平とみひられいしゅう,昫衍,ぽうみぞじょどうがいうずらかえりとくかいりゃくほとりどうどろいく郅,みぞどう,弋居,だい呓,れん

13 地理ちり志下しげ:
上郡かみごおりじゅうまんさんせんろくひゃくはちじゅうさんくちろくじゅうまんろくせんろくひゃくじゅうはちけんじゅうさんはだほどこせ獨樂こましゅう禾,たいら淺水あさみずきょうしつらく白土しらつちじょうらくはらみやこうるしかきおごのべ,雕陰,推邪,楨林,こうのぞむ,雕陰どうかめ茲,ていこうやつもちまつむべ

14 地理ちり志下しげ:
西河にしがわぐんじゅうさんまんろくせんさんひゃくきゅうじゅうくちろくじゅうきゅうまんはちせんはちひゃくさんじゅうろくけんさんじゅうろくとみあきら,騶虞,くぐいさわ平定へいていよしきび中陽ちゅうようらくがいけい,皋狼,大成たいせい廣田ひろた,圜陰,えきたけなわたいらあまねおおとりもんせんせんしょう增山ますやま,圜陽,こう衍,たけしゃとらたけしはなれせきこくにょうほうとし,隰成,臨水,ぐん西都さいとたいらりくかげさん,觬是,はくりょうしおかん

15 地理ちり志下しげ:
ついたちかたぐんさんまんよんせんさんひゃくさんじゅうはちくちじゅうさんまんろくせんろくひゃくじゅうはちけんじゅうさんふうついたちかたおさむ,臨河,

16 地理ちり志下しげ:
よび遒,窳渾,

17 地理ちり志下しげ:
みぞさがせ沃野よくやこうまき,臨戎。

18 地理ちり志下しげ:
げんぐんさんまんきゅうせんさんひゃくじゅうくちじゅうさんまんいちせんさんひゃくじゅうはちけんじゅうろくきゅうはらかたりょうはら,臨沃,ぶんこく河陰かいん,蒱澤,みなみきょうたけむべはり,曼柏,なりよろし,稒陽,莫庞,西安しーあん河目かわめ

19 地理ちり志下しげ:
くも中郡なかぐんさんまんはちせんさんひゃくさんくちじゅうななまんさんせんひゃくななじゅうけんじゅういちくもちゅう,咸陽,とうりん,楨陵,犢和,すなりょうはらようすなみなみきた輿こしたけいずみことぶき

20 地理ちり志下しげ:
ていじょうぐんさんまんはちせんひゃくじゅうきゅうくちじゅうろくまんさんせんいちひゃくよんじゅうよんけんいちじゅうなるらくきりみやこたけしたけすすむじょうかげたけ皋,駱,ていすえたけしろたけかなめていじょうふくりく。莽曰聞武。

21 地理ちり志下しげ:
かりもんぐんななまんさんせんいちひゃくさんじゅうはちくちじゅうきゅうまんさんせんよんひゃくじゅうよんけんじゅうよんぜん,沃陽,しげる畤,ちゅうりょうかげかんろうはんたけしゅう,鬓陶,げき,崞,平城ひらじろらちうま邑,

22 地理ちり志下しげ:
つよしかげ

23 地理ちり志下しげ:
だいぐんまんろくせんななひゃくななじゅういちくちじゅうななまんはちせんななひゃくじゅうよんけんじゅうはちくわ道人どうじんとうしろ高柳たかやなぎ馬城ばじょうはんのべりょう,狋氏,且如,ひら邑,ばらひがし安陽あんようさんあいひら舒,だいれいおかこうあきら,鹵城。

24 地理ちり志下しげ:
上谷うえだにぐんさんまんろくせんはちくちじゅういちまんななせんななひゃくろくじゅうけんじゅう:沮陽,

25 地理ちり志下しげ:
いずみじょうはんぐんきょいさお,雊瞀,えびす輿こしやすし昌平しょうへいこうやすし,涿鹿,且居,茹,おんないのり下落げらく

26 地理ちり志下しげ:
りょうぐんろくまんはちせんはちひゃくくちじゅうろくまんよんせんいちひゃくいちじゅうろくけんじゅうりょうきつねやつみち,雍奴,泉州せんしゅう平谷ひらや安樂あんらく,厗奚,獷平,よう白檀びゃくだんすべりしお

27 地理ちり志下しげ:
みぎ北平きたひらぐんろくまんろくせんろくひゃくはちじゅうきゅうくちさんじゅうまんななひゃくはちじゅうけんじゅうろくたいらつよしおわり石成いしなり,廷陵,しゅん靡,薋,じょ垠,しろおおかみ夕陽ゆうひあきらじょう,驪成,こうなり,聚陽,平明へいめい

28 地理ちり志下しげ:
りょう西郡にしごおりななまんせんろくひゃくじゅうよんくちさんじゅうまんせんさんひゃくじゅうけんじゅうよん:且慮,海陽かいようしん安平あびら柳城やなしろれいささえこえ如,まろうどしたがえ,交黎,らくきつねかわ文成ふみなり,臨渝,絫。

29 地理ちり志下しげ:
遼東りゃおとんぐんまんせんきゅうひゃくななじゅうくちじゅうななまんせんひゃくさんじゅうきゅうけんじゅうはちじょうひらめあたらしあきら無慮むりょ

30 地理ちり志下しげ:
もちひらめぼうこうじょうりょうたいりょうけん瀆,きょ就,こうあらわやす武次たけつぐひらかく西安しーあんたいらぶんばんあせくつ

31 地理ちり志下しげ:
げんうさぎぐんよんまんせんろくくちじゅうまんいちせんはちひゃくよんじゅうけんさんこう驪,うえいんだい西にしぶた

32 地理ちり志下しげ:
らくなみぐんろくまんせんはちひゃくいちじゅうくちよんじゅうまんろくせんななひゃくよんじゅうはちけんじゅう朝鮮ちょうせん,俨邯,浿水,含資,黏蟬,とげなりぞうおびかたもちうみめいれつこうちょう岑,たむろゆう昭明しょうめいちりばめかたつつみ奚,渾彌,吞列,ひがし傥,而,かいこだい華麗かれいよこしまあたま昧,ぜん莫,おっと租。

33 地理ちり志下しげ:
南海なんがいぐんまんきゅうせんろくひゃくいちじゅうさんくちきゅうまんよんせんひゃくじゅうさんけんろくばん禺,ひろし中宿なかしゅく龍川りゅうがわ四會よつえ,揭陽。

34 地理ちり志下しげ:
うつはやしぐんまんせんよんひゃくいちじゅうくちななまんいちせんいちひゃくろくじゅうけんじゅうぬのさん安廣やすひろおもねはやしこううつちゅうとめかつらりん,潭中,臨塵,ていしゅうぞうしょく

35 地理ちり志下しげ:
りょうかた。雍雞。

36 地理ちり志下しげ:
蒼梧そうごぐんまんよんせんさんひゃくななじゅうきゅうくちじゅうよんまんろくせんいちひゃくろくじゅうけんじゅう廣信ひろのぶしゃ沐,こうかなめふう,臨賀,はし谿,馮乘,富川とみかわ,荔蒲,もうりょう

37 地理ちり志下しげ:
交趾ぐんきゅうまんせんよんひゃくよんじゅうくちななじゅうよんまんろくせんひゃくさんななけんじゅう:羸啮,安定あんてい,苟龈,麊泠,きょく昜,きたたい,稽徐,西にし于,りゅうへんしゅ觏。

38 地理ちり志下しげ:
合浦がつぽぐんまんせんさんひゃくきゅうじゅうはちくちななまんはちせんきゅうひゃくはちじゅうけんじょ聞,こうすずか合浦がつぽ,臨允,しゅ

39 地理ちり志下しげ:
きゅうぐんさんまんせんななひゃくよんじゅうさんくちじゅうろくまんろくせんいちじゅうさんけんなな:胥浦,きょふう龐,はつ,咸驩,きりへん

40 地理ちり志下しげ:
日南にちなんぐんまんせんよんひゃくろくじゅうくちろくまんきゅうせんよんひゃくはちじゅうけんしゅわれけいひろし西にしめくぞうりん

41 地理ちり志下しげ:
ちょうこくはちまんよんせんひゃくくちさんじゅうよんまんきゅうせんきゅうひゃくじゅうけんよん邯鄲かんたんえきかしわじんじょうこく

42 地理ちり志下しげ:
廣平ひろへいこくまんななせんきゅうひゃくはちじゅうよんくちじゅうきゅうまんはちせんひゃくじゅうはちけんじゅうろく廣平ひろへいちょうあさひらめみなみかずれつじん,斥章,にんきょくしゅうみなみきょくきょくはり廣鄉ひろさとたいらとし平鄉たいらごうだいこうとししろきょう

43 地理ちり志下しげ:
定國さだくにさんまんななせんいちひゃくじゅうろくくちじゅうななまんはちせんろくひゃくいちじゅうろくけんよんじょう稿こうじょうこえ纍,綿めん曼。

44 地理ちり志下しげ:
ちゅう山國やまぐにじゅうろくまんはちひゃくななじゅうさんくちろくじゅうろくまんはちせんはちじゅうけんじゅうよんやつ北平きたひら

45 地理ちり志下しげ:
北新きたしんしげるとう深澤ふかさわ陘,安國やすくにきょくぎゃく望都もと新市しんいち新處あらところ,毋極,りくしげるやすけん

46 地理ちり志下しげ:
しんこくろくまんせんひゃくじゅうろくくちさんじゅうまんよんせんさんひゃくはちじゅうよんけんじゅうななしん,扶柳,辟陽,南宮なんぐうしたはく

47 地理ちり志下しげ:
たけ邑,かんこう隄,廣川ひろかわらくきょうひら隄,もも西にしはりあきらなりあずまあきらおさむ

48 地理ちり志下しげ:
河間こうまこくよんまんせんよんじゅうさんくちじゅうはちまんななせんろくひゃくろくじゅうけんよんらくなりこうたけ隧,ゆみだか

49 地理ちり志下しげ:
廣陽こうようこくまんななひゃくよんじゅうくちななまんろくひゃくじゅうはちけんよんあざみ方城ほうじょう廣陽こうようかげきょう

50 地理ちり志下しげ:
甾川こくまんひゃくはちじゅうきゅうくちじゅうまんななせんさんじゅういちけんさんげきひがし安平あびらろうきょう

51 地理ちり志下しげ:
廣陽こうようこくまんななひゃくよん

52 地理ちり志下しげ:
にかわ東國とうごくななまんせんくちさんじゅうまんさんせんさんひゃくさんじゅういちけんはちそくすみあきらたけしたみつたけしたけいく秩,ていかん,鄒盧。

53 地理ちり志下しげ:
高密こうみつこくよんまんひゃくさんじゅういちくちじゅうきゅうまんせんひゃくさんじゅうろくけん高密こうみつあきらやす石泉いしずみえびすやす

54 地理ちり志下しげ:
なりきょう

55 地理ちり志下しげ:
城陽じょうようこくまんろくせんろくひゃくよんじゅうくちじゅうまんせんななひゃくはちじゅうよんけんよん:莒,ひがしやすおもんばか

56 地理ちり志下しげ:
淮陽こくじゅうさんまんせんひゃくよんじゅうよんくちきゅうじゅうはちまんいちせんよんひゃくじゅうさんけんきゅうちんなつやすしひらめ,扶溝,

57 地理ちり志下しげ:
かたはじめ,圉,新平にっぺい,柘。

58 地理ちり志下しげ:
はりこくさんまんはちせんななひゃくきゅうくちじゅうまんろくせんななひゃくじゅうけんはち:碭,甾,あきこうむやめおそれ下邑しもむら,睢陽。

59 地理ちり志下しげ:
東平とうへいこくじゅうさんまんいちせんななひゃくじゅうさんくちろくじゅうまんななせんきゅうひゃくななじゅうろくけんななしおにんじょう東平とうへいりくとみじょう

60 地理ちり志下しげ:
あきら,亢父,樊。

61 地理ちり志下しげ:
魯國,じゅういちまんはちせんよんじゅうくちろくじゅうまんななせんさんひゃくはちじゅういちけんろく:魯,卞,汶陽,

62 地理ちり志下しげ:
しげる,騶,薛。

63 地理ちり志下しげ:
すわえこくじゅういちまんよんせんななひゃくさんじゅうはちくちよんじゅうきゅうまんななせんはちひゃくよんけんなな:彭城,とめ,梧,でんようりょたけげん,甾丘。

64 地理ちり志下しげ:
泗水しすいこくまんせんじゅうくちじゅういちまんきゅうせんいちひゃくいちじゅうよんけんさん:淩,泗陽,于。

65 地理ちり志下しげ:
廣陵こうりょうこくさんまんろくせんななひゃくななじゅうさんくちじゅうよんまんななひゃくじゅうけんよん廣陵こうりょうこうみやここう郵,平安へいあん

66 地理ちり志下しげ:
ろく安國やすくにさんまんはちせんさんひゃくよんじゅうくちじゅうななまんはちせんろくひゃくいちじゅうろくけんろくたであんゆたかやすふういずみ

67 地理ちり志下しげ:
ちょうすなこくよんまんさんせんよんひゃくななじゅうくちじゅうさんまんせんはちひゃくじゅうけんじゅうさん:臨湘,れんどうえきしも雋,おさむ,酃,うけたまわ湘南しょうなんあきらりょう,荼陵,ようりょう安成やすなり

68 地理ちり志下しげ:
ほんしん京師けいしため內史,ふん天下てんかさくさんじゅうろくぐんかんきょう,以其ぐんだいだいややふくひらけおけまたたて諸侯しょこう王國おうこくたけみかどひらけこうさんへん高祖こうそぞうじゅうろくぶんけいかくろくたけ帝二ていじじゅうはちあきらみかどいち,訖於孝平たかひら,凡郡こくいちひゃくさんけん邑千さんひゃくいちじゅうよんみちさんじゅうこうこくひゃくよんじゅういち東西とうざいきゅうせんさんひゃく南北なんぼくまんさんせんさんひゃくろくじゅうはちさとひさげふういちまんまんよんせんひゃくいちじゅうさんまんろくせんよんひゃくごろ,其一まんまんひゃくじゅうまんはちせんはちひゃくはちじゅうきゅうごろ,邑居道路どうろ山川やまかわりんさわぐん不可ふか墾,其さんせんひゃくじゅうきゅうまんきゅうひゃくよんじゅうななごろ不可ふか墾,てい墾田こんでんはちひゃくじゅうななまんひゃくさんじゅうろくごろみんせんひゃくじゅうさんまんさんせんろくじゅうくちせんきゅうひゃくじゅうきゅうまんよんせんきゅうひゃくななじゅうはちかんきょくもり矣。

69 地理ちり志下しげ:
凡民はこ五常ごじょうせい,而其つよしやわら緩急かんきゅう音聲おんせい不同ふどう,繫水風氣かざけいいふう好惡こうおしゃ動靜どうせいほろびつねずいくんじょう情欲じょうよくいいぞく孔子こうし曰:「うつりふうえきぞく,莫善於樂。」げん聖王せいおうざいうえみつる人倫じんりん,必移其本,而易其末,此混どう天下一てんかいち中和ちゅうわしかおう教成のりなり也。かんうけたまわひゃくねんすえ國土こくど變改へんかいみんじん遷徙,なりみかどりゅうこう略言りゃくげん其域ぶん丞相じょうしょうちょう禹使ぞく潁川しゅ贛條其風俗ふうぞくなおせんきわむ輯而ろんおわり其本まつちょ於篇。

70 地理ちり志下しげ:
はた,於天かんひがし輿こしおに分野ぶんや也。其界ひろのうかん以西いせいきょうちょう、扶風、馮翊、北地きたじ上郡かみごおり西河にしかわ安定あんてい天水てんすい、隴西,みなみゆうともえしょくこうかん、犍為、たけ西にしゆう金城きんじょう武威ぶいちょうわきさけいずみ敦煌とんこうまた西南せいなんゆう牂柯、えつ巂、えきしゅうみなよろしぞく焉。

71 地理ちり志下しげ:
はたこれさき曰柏えき出自しゅつじみかど顓頊,堯時じょ治水ちすいためしゅんちんおそれ養育よういく草木くさき鳥獸ちょうじゅうたまものせい嬴氏,れきなついんため諸侯しょこういたりしゅうゆうづくりちちぜん馭習とくはな騮、みどりみみこれじょうこう於穆おうふう於趙じょうさらためちょうこうゆうためしゅうたかしおうよう汧、渭之あいだこうおう曰:「むかしはくえき禽獸きんじゅう子孫しそんぜっ。」乃封ためいさお,邑之於秦,こん隴西しんていはたたに是也これやいたり玄孫げんそんためそうこうやぶ西戎せいじゅうゆう其地。じょうこうかそけおうためけんえびすしょはいたいらおう東遷とうせん雒邑。じょうおおやけ將兵しょうへいすくいしゅう有功ゆうこうたまもの受廄、酆之れつため諸侯しょこうこうはちせいきよし公稱こうしょうはく,以河ため竟。じゅうせいこう公用こうようしょうくんせいながえひらき仟伯,ひがしゆう諸侯しょこうめぐみおおやけはつしょうおうとく上郡かみごおり西河にしかわまごあきらおうひらくともえしょくめつしゅうきゅうかなえあきらおう曾孫そうそんせい并六こくしょう皇帝こうていまけりょく怙威,燔書阬儒,自任じにんわたしさとし至子よしこえびす天下てんかほとり

72 地理ちり志下しげ:
天水てんすい、隴西,やまはやしみん以板ためしつ。及安定あんてい北地きたじ上郡かみごおり西河にしかわみなさこきんえびす狄,修習しゅうしゅう戰備せんびこう上氣じょうきりょく,以射りょうためさきはた》曰「ざい其板」;また曰「おう于興おさむわがかぶとへいあずか偕行」。及車轔、よん臷、しょう戎之えびすのへんみなげんしゃ馬田まだかりことかんきょう,六郡良家子選給羽林、もん,以材りょくためかん名將めいしょう焉。孔子こうし曰:「君子くんしゆういさみ而亡よしみそくためみだれ小人こどもゆういさみ而亡よしみそくためとう。」此數ぐん民俗みんぞくしつはじ寇盜。
しん於禹みつぎまたが雍、はりしゅうふうけんしん、豳兩こくむかしきさききびふう鹅,おおやけりゅうしょ豳,大王だいおう徙廄,ぶんおうさく酆,たけおうおさむ鎬,其民有みんゆう先王せんおう遺風いふうこう稼穡,つとむ本業ほんぎょう豳詩げんのうくわ衣食いしょくほん甚備。ゆう鄠、もり竹林ちくりん南山みなみやままゆみ柘,ごうしょう陸海りくかいため九州きゅうしゅうあぶら腴。はじめすめらぎはつていこく穿ほじみぞ,引涇すい溉田,沃野よくや千里せんりみん以富にょうかんきょうたて長安ながやす,徙齊諸田しょだすわえあきらこごめけい及諸功臣こうしん於長りょうこう世世せぜ徙吏せんせきこう訾富じん及豪桀并けんこれ於諸りょうぶたまた以彊みきじゃくささえどくためたてまつ山園やまぞの也。ぽうざつ厝,風俗ふうぞく不純ふじゅん。其世そくこう禮文れぶんとみじんそく商賈しょうこためごう桀則ゆう俠通かんひん南山なんざんきんなつよう阻險輕薄けいはくやすため盜賊とうぞくつねため天下でんかげきまたぐんこく輻湊ふくそう,浮食しゃみんほん就末,列侯れっこう貴人きじんしゃふく僭上せんじょう,眾庶放こう,羞不しょう及,よめめとゆうたかし侈靡,おく過度かど

74 地理ちり志下しげ:
武威ぶい以西いせいほん匈奴きょうどこんよこしまおうきゅうほふ王地おうじたけみかど攘之,はつおけよんぐん,以通西域せいいき,鬲絕みなみ羌、匈奴きょうど。其民ある以關東下ひがししもひんある以報怨過當かとうある以誖ぎゃくほろびどういえぞく徙焉。習俗しゅうぞく頗殊,こうみんまれみず屮宜畜牧,りょうしゅう畜為天下でんかにょうあたりふさがせんせき治之はるゆき,咸以兵馬へいばためつとむしゅれいかい上下じょうげどおり焉,吏民しょうおや以其ぞく風雨ふうう時節じせつこく糴常賤,しょう盜賊とうぞくゆう和氣わきおうけん於內ぐん。此政寬厚かんこう,吏不苛刻これしょ致也。

75 地理ちり志下しげ:
ともえしょくこうかんほん南夷みなみえびすはた并以ためぐん土地とちこえ有江ありえみず沃野よくや山林さんりんちく疏食果實かじつにょうみなみ賈滇、僰僮,西にしきん邛、莋馬旄牛。みんしょくいねぎょほろび凶年きょうねんゆうぞく愁苦,而輕易けいいいん泆,柔弱にゅうじゃく褊阨。けいたけあいだぶんおうためしょくもりきょうみん讀書どくしょ法令ほうれいのう篤信とくしん道德どうとくはん以好ぶんとげそし慕權ぜい。及司しょう如游宦京諸侯しょこう,以文辭ぶんじあらわ於世,鄉黨きょうとう慕循其跡。こうゆうおう褒、いむ遵、あげゆう文章ぶんしょうかんむり天下でんか。繇文おう倡其きょうそう如為孔子こうし曰:「ゆうきょうほろびるい。」

76 地理ちり志下しげ:
たけざつ氐、羌,及犍ため、牂柯、えつ巂,みな西南せいなんがいえびすたけみかどはつひらけおけ民俗みんぞくりゃくあずかともえしょくどう,而武きん天水てんすいぞく頗似焉。

77 地理ちり志下しげ:
しん天下でんかさんふんいち,而人眾不什三,しかりょう其富きょ什六。はた豳吳さつかんらく為之ためゆきしん,曰:「此之いいなつごえおっとのうなつそくだいだいいたり也,其周きゅう乎?」

78 地理ちり志下しげ:
じゅういたりやなぎさんいいうずらくびつぎはたぶん也。

79 地理ちり志下しげ:
,觜觿、さん分野ぶんや也。其界高陵こうりょう以東いとうつき河東かわとうかわ內,みなみゆうひねとめ及汝みなみ召陵、郦彊、しん汲、西にしはな長平ながだい,潁川まいよう、郾、もと、傿陵,河南かなん開封かいふうちゅう牟、たけさんなつめまきみなぶん也。

80 地理ちり志下しげ:
かわ內本いん舊都きゅうとしゅうすんでめついんふん其畿內為さんこくふう邶、いさおまもるこく是也これや。鄁,以封紂子たけかのえいさおかん叔尹まもる,蔡叔いん:以監いんみんいいさんかんしょじょ》曰「たけおうくずしさんかんほとり」,しゅうこう誅之,つき以其ふうおとうとやすし叔,ごう曰孟こう,以夾輔周しつ;遷邶、いさおこれみん于雒邑,邶、いさおまもる三國之詩相與同風。《邶詩》曰「ざい浚之」,《いさお》曰「ざい浚之郊」;《邶》また曰「またながれ于淇」,「河水こうすい洋洋ようよう」,《いさお》曰「おくわが淇上」,「ざいかれ中河なかがわ」,《まもる》曰「瞻彼淇奧」,「河水こうすい洋洋ようよう」。公子きみこさつ聘魯かんしゅうらく,聞邶、いさおまもるうた,曰:「美哉みやふち乎!われ聞康叔之とく如是にょぜ其衛ふう乎?」いたりじゅうろくせい,懿公ほろびどうため狄所めつひとし桓公かんこうそち諸侯しょこう狄,而更ふうまもる於河みなみ曹、すわえおかためぶんこう。而河內殷むなしさらぞく于晉。かん叔之ふうすんで歇,而紂これなおそんぞくつよしつよしごう桀侵だつうすおんれい好生よしおぶん

81 地理ちり志下しげ:
河東かわとう土地とち平易へいいゆうしおてつにょうほんから堯所ふうとうこれこく也。しゅうたけし王子おうじから叔在はは未生みしょうたけおうゆめみかどいいおのれ曰:「めい而子曰虞,はたあずかこれとうぞくさん。」及生,めい曰虞。いたりなりおうめつとう,而封叔虞。からゆうすすむすい,及叔おそれ燮為すすむこううんさんためすすむほし。其民有みんゆう先王せんおうのこきょう君子くんしふかおもえ小人こども儉陋。唐詩とうし蟋蟀こおろぎやまくるる葛生くずうこれへん曰「いまわがらく日月じつげつ其邁」;「あて其死矣,它人媮」;「ひゃくさいこれかえり于其きょ」。みなおもえおご儉之ちゅうねん死生しせいおもんばかくれさつ聞唐うた,曰:「おもえふか哉!其有すえとうのこみん乎?」

82 地理ちり志下しげ:
こくまたひめせい也,ざいすすむ南河みなみかわきょく其《》曰「かれいちきょく」;「寘諸かわこれがわ」。からじゅうろくせいいたりけんじこうめつ以封大夫たいふ畢萬,めつ耿以ふう大夫たいふちょう夙,及大夫たいふかん武子たけこしょくさい於韓ばらすすむ於是はじめだいいたり於文こうはく諸侯しょこうみことしゅうしつはじめ有河あるが內之くれさつ聞魏うた,曰:「よし哉渢渢乎!以德輔此,のり明主めいしゅ也。」ぶんこうじゅうろくせいためかんちょうしょほろびさんいえみな自立じりつため諸侯しょこうためさんすすむちょうあずかはたどうかんちょうみなひめせい也。畢萬じゅうせいたたえこういたりまごしょうおう,徙都だいはりいちごうためはりななせいためしんしょめつ

83 地理ちり志下しげ:
しゅうやなぎ七星ななえちょう分野ぶんや也。いま河南かなん雒陽、こくなりひらかげ、偃師、鞏、緱氏,其分也。

84 地理ちり志下しげ:
むかししゅう公營こうえい雒邑,以為ざい于土ちゅうしょほうしげるへい四方しほうたて京師けいしいたりかそけおういん褒姒,以滅そうあまね子平しへいおうひがしきょ雒邑。其後五伯更帥諸侯以尊周室,しゅうさんだいさいため長久ちょうきゅう。八百餘年至於赧王,乃為しんしょけんはつ雒邑與そうしゅうどおりふう畿,東西とうざいちょう而南きたたん短長たんちょうしょうくつがえため千里せんりいたりじょうおう以河內賜すすむぶんこうまたため諸侯しょこうしょおかせ其分墬小。

85 地理ちり志下しげ:
しゅうじんしつたくみにせ趨利,ざい賤義,高富たかとみひん,憙為商賈しょうここうつかまつ宦。

86 地理ちり志下しげ:
やなぎさんいたりはりじゅういいうずらつぎしゅうぶん也。

87 地理ちり志下しげ:
かんかく、亢、氐之分野ぶんや也。かんぶんすすむとく南陽なんようぐん及潁がわちちじょうていりょうじょうじょう、潁陽、潁陰、ちょうしゃ翟、郟,ひがしせっなんじみなみ西にしせっひろのうとくしんやすむべみなかんぶん也。及詩ふうひねていこれこくあずかかんどうほしぶん焉。

88 地理ちり志下しげ:
ていこくこん河南かなんしんてい本高もとだかからしせい祝融しゅくゆうきょ也。及成皋、滎陽,潁川崇高すうこうじょうみなていぶん也。ほんしゅうせんおうおとうとともため周司しゅうじしょくさい於宗しゅう畿內,ためていてい桓公かんこうとい於史はく曰:「王室おうしつなんしょ以逃?」はく曰:「四方しほうくにおうははおとうとおいしゅうとそく夷狄いてき不可ふかにゅう也,其濟、らくかわ、潁之あいだ乎!おとこくに,虢、かいためだい,恃勢あずかけわし,镯侈貪おかせきみわかよせ帑與まかなえしゅうらん而敝,必將くんくん以成しゅう眾,たてまつつみほろびかつ矣。」おおやけ曰:「南方なんぽう不可ふか乎?」たい曰:「おっとすわえじゅうはじむこれ也,はじむためだかからしただしあきらあきら天地てんち,以生鲫嘉ざいきょう、嬴、荊、羋,じつあずかしょひめだいしょう也。きょうはく夷之えびすの也;嬴,はくえきこう也。はくえびすのうれい於神以佐堯,はくえきのうひゃくぶつ以佐しゅん,其後みなしつほこら,而未ゆうきょうしゃしゅうおとろえはたおこり不可ふか偪也。」桓公かんこうしたがえ其言,乃東よせ帑與まかなえ,虢、かい受之。こうさんねんかそけおうはいおおやけ,其子たけこう與平よへいおう東遷とうせんそつてい虢、かいみぎ雒左沛,しょく溱、洧焉。骥而けわし山居さんきょ谷汲たにく男女だんじょ亟聚かい其俗いん。《てい》曰:「其東もんゆうおんな如雲。」また曰:「溱與洧方灌灌兮,あずか女方おざかた秉菅兮。」「まこと盱且らくおもんみあずかおんな其相謔。」此其ふう也。くれさつ聞鄭うた,曰:「美哉みや!其細やめ甚,みんどるこらえ也。其先ほろび乎?」たけこうじゅうさんせいためかんしょめつ

89 地理ちり志下しげ:
ひねこくこん淮陽ひね本太もとぶとひろしきょしゅうたけしおうふうしゅん媯滿於陳,ためえびすこうつま以元おんなだいひめ婦人ふじんみこととうとこう祭祀さいしようみこ其俗みこおに。《ひね》曰:「坎其げきあておかしたほろびふゆほろびなつ,值其さぎ。」また曰:「東門ひがしもん枌,あておか栩,なか之子ゆきこばばしゃば其下。」此其ふう也。くれさつ聞陳うた,曰:「くにほろびぬし,其能ひさ乎!」えびすこうじゅうさんせいためすわえしょめつひね雖屬すわえ,於天文てんもん自若じじゃく其故。

90 地理ちり志下しげ:
潁川、南陽なんようほんなつ禹之こくなつじんじょうただし,其敝ひなほおかん武子たけしななせいたたえこうろくせいたたえおう,五世而為秦所滅。はたすんでめつかん,徙天不軌ふきみん於南其俗夸奢,上氣じょうきりょくこう商賈しょうこ漁獵ぎょりょう藏匿ぞうとくなん制御せいぎょ也。あて西通にしどおりたけせきひがし受江、淮,いちかい也。せんみかどていひろし、召信しんため南陽なんよう太守たいしゅみなしんしんすすむみんのうくわすえほんぐん以殷とみ。潁川,かんゆうさるかんこくがいあまりれつ高士こうし宦,こう文法ぶんぽうみん以貪遴爭訟生ぶんためしつかん延壽えんじゅため太守たいしゅさき敬讓けいじょう霸繼教化きょうかだいぎょうごくあるはちねんほろび重罪じゅうざいしゅう南陽なんようこう商賈しょうこ,召父とみ以本ぎょう;潁川こう爭訟そうしょうぶんことかん以篤あつ。「君子くんしとくふう也,小人こどもとくくさ也」,しん矣。

91 地理ちり志下しげ:
ひがしろくいたりろくいいことぶきぼしつぎてい分野ぶんやあずかかんどうぶん

92 地理ちり志下しげ:
ちょうすばる、畢之分野ぶんやちょうぶんすすむとくちょうこくきた有信ありのぶじょう常山つねやま中山なかやままたとく涿郡こう、鄚、しゅうきょうひがしゆう廣平ひろへい、鉅鹿、清河きよかわ河間こうままたとく渤海ぐん東平とうへい舒、ちゅう邑、ぶんやすたばしゅうなりひらめあきらたけかわ以北いほく也;みなみいたり浮水、しげる、內黃、斥丘;西にしゆうふとはらていじょうくもちゅうはらうえとううえとうほんかんべつぐん也,とおかんきんちょうこうそつくだちょうみなちょうぶん也。

93 地理ちり志下しげ:
ちょう夙後きゅうせいたたえこう,四世敬侯徙都邯鄲,いたり曾孫そうそんたけれいおうしょうおうせいためしんしょめつ

94 地理ちり志下しげ:
ちょうちゅう山地さんちうすじん眾,なおゆうすなおか淫亂いんらんあまりみん丈夫じょうぶしょう聚游おどけ悲歌慷慨ひかこうがいおこりそくしいひょうげ冢,さくかんたくみろうぶつため倡優。女子じょしだんつる跕硔,ゆうこび富貴ふうきへん諸侯しょこう後宮こうきゅう

95 地理ちり志下しげ:
邯鄲かんたん北通きたとおりつばめ、涿,みなみゆうていまもる,漳、かわあいだいち都會とかい也。其土こうぞくざつだいりつせいきゅうこう氣勢きせいけいためかん

96 地理ちり志下しげ:
ふとしはらうえとうまたすすむおおやけぞく子孫しそん,以詐りょくしょうかたぶけ,矜夸功名こうみょうほうかたきじきよめおくおご靡。かんきょうごうため難治なんじつねいむたけしはたあるにん殺伐さつばつため父兄ふけい誅,子弟してい怨憤,いたりつげ訐刺せんせきあるむくいころせ其親ぞく

97 地理ちり志下しげ:
鍾、だいいしきたさこきんえびす寇,民俗みんぞく懻忮,こうためかんことのうしょうちょんすすむやめ患其剽悍ひょうかん,而武れいおうまたえき厲之。冀州盜賊とうぞくつねため它州げき

98 地理ちり志下しげ:
ていじょうくもちゅうげんほんえびす狄地,頗有ちょうひとしまもるすわえ徙。其民ひなほおしょう禮文れぶんこうりょうかりもんまたどうぞく,於天文てんもんべつぞくつばめ

99 地理ちり志下しげ:
つばめ分野ぶんや也。たけおうじょういんふう召公於燕,其後さんじゅう六世與六國俱稱王。ひがしゆうりょうみぎ北平きたひらりょう西にし遼東りゃおとん西にしゆう上谷うえたにだいぐんかりもんみなみとく涿郡えきようじょう、范陽、きた新城しんじょうやす、涿縣、良鄉よしさとあたらしあきら,及勃うみ安次やすつぐみなつばめぶん也。らくなみげんうさぎまたむべぞく焉。

100 地理ちり志下しげ:
つばめしょうおうじゅうせいはたよくめつろくこくつばめおう太子たいし勇士ゆうし荊軻西にしとげしんおうなり而誅,はたとげ舉兵めつつばめ

101 地理ちり志下しげ:
あざみみなみどおりひとしちょう,勃、碣之あいだいち都會とかい也。はつ太子たいしまろうどやしなえ勇士ゆうしあい後宮こうきゅう美女びじょみん以為ぞくいたりいまなおしか賓客ひんきゃくしょう,以婦さむらい宿やどよめこれゆう男女だんじょべつはん以為さかえやや頗止,しかおわあらため。其俗悍少おもんばか輕薄けいはくまたゆう所長しょちょう,敢於きゅうじんつばめまこと遺風いふう也。

102 地理ちり志下しげ:
上谷うえたにいたる遼東りゃおとんこうみんまれすうえびす寇,ぞくあずかちょうだいしょうるいゆうぎょしおなつめぐりにょうきたすき烏丸からすまおっとあまりひがし賈真ばん

103 地理ちり志下しげ:
げんうさぎらくなみたけみかどおけみな朝鮮ちょうせん、濊貉、蠻夷ばんいいんどうおとろえこれ朝鮮ちょうせんきょう其民以禮よしかいこ織作おりさくらくなみ朝鮮ちょうせんみんはんきんはちじょう相殺そうさい當時とうじつぐなえころせしょうきず以穀つぐなえしょうぬすめしゃおとこ沒入ぼつにゅうため其家やつ女子じょしため婢,よく贖者,にんじゅうまん。雖免ためみんぞくなお羞之,よめところ讎,以其みんおわりあいぬすめ門戶もんこ閉,婦人ふじんさだしんじいん辟。其田そのだみん飲食いんしょく以籩まめ都邑とゆう頗放こう吏及內郡賈人,往往おうおう以杯しょくぐんはつ吏於遼東りゃおとん,吏見みん閉臧,及賈じん往者おうしゃよるのりためぬすめぞくややえきうすこん於犯きんひたいたりろくじゅうじょう哉,仁賢にんけんこれ也!しか東夷あずまえびす天性てんせい柔順じゅうじゅんさんぽうそと孔子こうし悼道くだりしつらえ浮於うみよくきょきゅうえびすゆう以也おっとらくなみ海中かいちゅうゆう倭人わじんふんためひゃくあまりこく,以歲らいけんじうん

104 地理ちり志下しげ:
よんいたりろくいい析木つぎつばめぶん也。

105 地理ちり志下しげ:
ひとしきょ、危之分野ぶんや也。あずまゆう甾川、ひがし萊、琅邪、高密こうみつにかわひがしみなみゆう泰山たいざん城陽じょうようきたゆうせんじょう清河きよかわ以南いなん,勃海こうらく高城たかぎ重合じゅうごうしんじ西にしゆうずみみなみ平原ひらはらみなひとしぶん也。

106 地理ちり志下しげ:
しょうひろしこれせいゆう爽鳩おそれなつゆう崱,ゆう逢公柏陵はくりょういんまつゆううすしゅうとみなため諸侯しょこうくに此地。いたりしゅうしげるおううすしゅうとあずか四國しこくどもさくみだれなりおうめつ,以封なおちちためたいこうかぜひとしこく是也これや。臨甾めい營丘,ひとし》曰:「營兮,遭我虖嶩あいだ兮。」また曰:「俟我於著乎而。」此亦其舒なるこれたい也。くれさつ聞齊うた,曰:「泱泱乎,大風おおかぜ也哉!其太こう乎?くにりょう也。」

107 地理ちり志下しげ:
ゆうぶんほろびぶんみんふとしおおやけ以齊うみ舄鹵,しょう五穀而人民寡,乃勸以女こうこれぎょうつうぎょしお,而人ぶつ輻湊ふくそうこうじゅうよんせい桓公かんこうようかんなかしつらえ輕重けいちょう以富こくごう諸侯しょこうなりはくこうざい陪臣ばいしん而取さん其俗わたる侈,織作おりさく冰紈あやぎぬ繡純うららものごうためかんむりたいころもくつ天下でんか

108 地理ちり志下しげ:
はつふとしおおやけひとし修道しゅうどうじゅつみことけんさとししょう有功ゆうこういたりこん其土こうけいじゅつ,矜功めい,舒緩闊達かったつ而足さとし。其失夸奢朋黨ほうとうげんあずかあるき繆,きょいつわりじょうきゅうのり離散りさんなるこれそく放縱ほうしょうはじめ桓公かんこうけいじょうこう淫亂いんらんしゅうと姊妹よめ,於是れいこくちゅう民家みんか長女ちょうじょとくよめめい曰「みこ」,ため家主やぬしほこらよめしゃ不利ふり其家,みんいたりこん以為ぞくつう乎,道民どうみんみちまき哉!

109 地理ちり志下しげ:
むかしふとしおおやけはじめふうじしゅうこうといなに以治ひとし?」ふとしおおやけ曰:「舉賢而上こう。」しゅうこう曰:「後世こうせい必有篡殺しん。」其後じゅう九世為彊臣田和所滅,而和自立じりつためひとしこうはつ和之かずゆきさきちん公子きみこかん有罪ゆうざいらい奔齊,ひとし桓公かんこう以為大夫たいふさらしょうでん。九世至和而篡齊,いたりまごおうしょうおうせいためしんしょめつ

110 地理ちり志下しげ:
臨甾,うみ、岱之あいだいち都會とかい也,其中みんうん

111 地理ちり志下しげ:
魯地,奎、婁之分野ぶんや也。ひがしいたり東海とうかいみなみゆう泗水しすいいたり淮,とく臨淮下相おりあい、睢陵、僮、おもんばかみな魯分也。

112 地理ちり志下しげ:
しゅうきょう,以少ひろしきょきょく阜封しゅう公子きみこはく禽為魯侯,以為しゅう公主こうしゅ。其民有みんゆう聖人せいじん教化きょうか孔子こうし曰「ひとし一變いっぺんいたり於魯,魯一變いっぺんいたり於道」,げんきん正也まさやひん洙泗みず,其民わたる幼者ようしゃ扶老而代其任。ぞくすんでえきうす長老ちょうろうやすあずか幼少ようしょうしょうゆずる曰:「魯道おとろえ,洙泗あいだ齗齗如也。」孔子こうし閔王どうはたはい,乃修ろくけい,以述からおそれさんだいみち弟子でし受業じゅぎょう而通しゃななじゅうゆうななにん以其みん好學こうがくうえあやよしじゅう廉恥れんちしゅうこうはじめふうじふとしおおやけといなに以治魯?」しゅうこう曰:「みことみこと而親おや。」ふとしおおやけ曰:「後世こうせいひたじゃく矣。」魯自ぶんこう以後いご祿ろくおおやけしつせいざい大夫たいふ逐昭こうりょうえびす微弱びじゃくさんじゅう四世而為楚所滅。しかほん大國たいこくため分野ぶんや

113 地理ちり志下しげ:
いませい久遠くおんしゅうこうのこ銷微,あな庠序おとろえ壞。骥民眾,頗有くわあさこれぎょうほろびりん澤之さわのにょうぞく儉嗇あいざい,趨商賈しょうここう訾毀,たくみにせさい禮文れぶん備實寡,しか其好がくなおいよいよ於它ぞく

114 地理ちり志下しげ:
かんきょう以來いらい,魯東海とうかいいたりきょうしょう東平とうへい、須昌、ことぶきりょうみなざいすみひがしぞく魯,そう也,とうこう

115 地理ちり志下しげ:
そうぼうしん分野ぶんや也。いま沛、りょうすわえ山陽さんようすみかげ東平とうへい及東ぐん須昌、ことぶきちょうみなそうぶん也。

116 地理ちり志下しげ:
しゅうふうほろ於宋,いま睢陽是也これやほんすえとうせい閼伯きょ也。すみかげていすえふう曹國也。たけおうふうおとうと叔振鐸於曹,其後ややだいとく山陽さんようちんとめ十餘世為宋所滅。

117 地理ちり志下しげ:
むかし堯作ゆうしげるしゅんりょう剨澤,とめ于亳,其民なおゆう先王せんおう遺風いふう重厚じゅうこう君子くんしこう稼穡,あく衣食いしょく,以致畜藏。

118 地理ちり志下しげ:
そうほろじゅうせいいたりけいこうめつ曹,めつ曹後せいまたためひとしすわえしょほろびさんぶん其地。とく其梁、ちんとめひとしとく其濟かげ東平とうへいすわえとく其沛。いますわえ彭城,ほんそう也,春秋しゅんじゅうけい曰「かこえそう彭城」。そう雖滅,ほん大國たいこくため分野ぶんや

119 地理ちり志下しげ:
沛楚しつきゅうやまし顓己,うすみんひん,而山陽さんようこうためかんとう

120 地理ちり志下しげ:
まもる,營室、ひがしかべ分野ぶんや也。いまひがしぐん及魏こおりはじむかわ內之おうちょうみなまもるぶん也。

121 地理ちり志下しげ:
まもる本國ほんごくすんでため狄所ほろびぶんこう徙封すわえおかさんじゅうねんなりこう徙於みかどおか春秋しゅんじゅうけい曰「まもる俣于みかどおか」,いま濮陽是也これやほん顓頊きょいいみかどおかなつきさきこんわれきょなりこうじゅうせいためかんしょおかせつきほろび其旁邑,どくゆう濮陽。こうしんめつ濮陽,おけひがしぐん,徙之於野おうはじめすめらぎすんで并天なおどくおけまもるくん,二世時乃廢為庶人。凡四じゅうせいきゅうひゃくねん最後さいごぜっどくため分野ぶんや

122 地理ちり志下しげ:
まもるゆう桑間くわま濮上阻,男女だんじょまた亟聚かい聲色こわいろせい焉,俗稱ぞくしょうていまもるこれおんしゅうまつ有子ゆうこなついくみんじん慕之,其俗つよしたけ上氣じょうきりょくかんきょう千石治者亦以殺戮為威。せんみかどかん延壽えんじゅためひがしぐん太守たいしゅうけたまわ聖恩せいおんたかしれいよしみこと諫爭,いたりこんひがしぐんごうぜんため吏,延壽えんじゅこれ也。其失頗奢靡,よめおく過度かど,而野おうこう氣任きまかせ俠,ゆう濮上ふう

123 地理ちり志下しげ:
すわえつばさ、軫之分野ぶんや也。いまみなみぐん江夏えなつれいりょうかつらようたけりょうちょうすな及漢ちゅうなんじみなみぐんつきすわえぶん也。

124 地理ちり志下しげ:
しゅうしげるおうふうぶんたけ先師せんし鬻熊曾孫そうそんぐま繹於荊蠻,ためすわえきょ丹陽たんようこうじゅうせいいたりぐまたちためたけおう,簧以つよしだいこうせいいたりげんおう總帥そうすい諸侯しょこう觀兵かんぺいしゅうしつ,并吞こうかんあいだ,內滅ひね、魯之こくこうじゅうせいごろじょうおうひがし徙于ひね

125 地理ちり志下しげ:
すわえ有江ありえかんがわ澤山さわやまりんにょう江南えなこうあるこうすい耨。みんしょくぎょいね,以漁獵ぎょりょうやまためぎょうはて蓏蠃はまぐり食物しょくもつつねあし髁窳媮生,而亡せき聚,飲食いんしょくかえきゅうこおかつえまたほろびせん金之かねゆきしんみこおにじゅういんまつ。而漢ちゅういんしつえだばしらあずかともえしょくどうぞくなんじみなみべつみなきゅうやましゆう氣勢きせいこうりょう郢都,西通にしどおりみこともえあずまゆうくもゆめにょうまたいち都會とかい也。

126 地理ちり志下しげ:
吳地くれじ分野ぶんや也。いまこれかい稽、きゅう丹陽たんようあきらいおりこう廣陵こうりょうろくやす、臨淮ぐんつきくれぶん也。

127 地理ちり志下しげ:
いんどうすんでおとろえしゅう大王だいおう亶父きょう廄梁長子ちょうしだいはく曰仲雍,しょう曰公おおやけゆう聖子せいこあきら大王だいおうよくでんこく焉。だいはくなか雍辭ぎょうさいやくとげ奔荊蠻。おおやけ嗣位,いたりあきらため西伯さいはく受命じゅめい而王。孔子こうし而稱曰:「だいはくいい至德しとく也已矣!さん以天ゆずるみんとく而稱焉。」いいおそれなかえびすはぐれ隱居いんきょ放言ほうげん身中しんちゅうきよしはいちゅうけん。」だいはくはつ奔荊蠻,荊蠻ごう曰句くれだいはくそつなか雍立,いたり曾孫そうそん周章しゅうしょう,而武おうかついんいん而封またふう周章しゅうしょうおとうとちゅう於河きたためきたくれ後世こうせいいいおそれじゅうせいためすすむしょめつこう二世而荊蠻之吳子壽夢盛大稱王。其少子しょうしそくさつゆうけんざい兄弟きょうだいほっでんこくさつゆずる而不受。自大じだい伯壽はくじゅゆめしょうおうろくせい,闔廬舉伍胥、まごたけためはた戰勝せんしょうおさむきょうはくめい於諸こう至子よしこおっと,誅子胥,ようおさむ嚭,ため粵王踐所めつ

128 地理ちり志下しげ:
、粵之くんみなこういさむ其民いたりこんこのみようけんけいえきはつ

129 地理ちり志下しげ:
粵既并吳,ろくせいためすわえしょめつこうはたまたげきすわえ,徙壽はる至子よしこためしんしょめつ

130 地理ちり志下しげ:
ことぶきはるごうこえ受南北湖きたこ皮革ひかくあわび輸,またいち都會とかい也。はじめすわえけんしんこごめはら放流ほうりゅうさくはなれ騷諸以自きず悼。こうゆうそうだまから勒之ぞく慕而じゅつみな以顯めいかんきょう高祖こうそおう兄子せこ濞於くれ招致しょうち天下でんか娛游子弟していまいじょう、鄒陽、いむ夫子ふうしきょう於文、けいさい。而淮みなみおうやすまたみやこひさしはる,招賓きゃく著書ちょしょ。而吳ゆういむすけしゅ賈臣,貴顯きけんかんあさ文辭ぶんじなみはつでんすわえ。其失たくみ而少しんはつ淮南ワイナンおう異國いこくちゅう民家みんかゆうおんなしゃ,以待ゆう而妻いたりこんおんな而少おとこほんくれ粵與すわえせっすうそう并兼,民俗みんぞくりゃくどう

131 地理ちり志下しげ:
ひがし有海あるみしおあきらさんどう三江みえまた江東こうとういち都會とかい也。あきら黃金おうごんしかすみれすみれぶつ所有しょゆうこれ不足ふそく以更江南こうなん卑溼,丈夫じょうぶ夭。

132 地理ちり志下しげ:
かい稽海がい有東うとう鯷人,ふんためじゅうあまりこく,以歲らいけんじうん

133 地理ちり志下しげ:
粵地,牽牛けんぎゅう、婺女分野ぶんや也。いま蒼梧そうごうつりん合浦がつぽ、交阯、きゅうしん南海なんかい日南にちなんみな粵分也。

134 地理ちり志下しげ:
其君禹後,みかどしょう康之やすゆき庶子しょしうんふう於會稽,文身いれずみ斷髮だんぱつ,以避蛟龍こうりょうがいこうじゅうせいいたり踐稱おうあずかくれおう闔廬せんはい雋李。おっと差立さしたて踐乘しょうふく大破たいは,棲會稽,臣服しんぷく請平。こうよう范蠡、大夫たいふしゅけいとげめつくれけん并其淮與ひとしすすむ諸侯しょこうかい,致貢於周。しゅうもとおう使使たまものいのちためはく諸侯しょこう畢賀。こうせいためすわえしょほろび子孫しそん分散ぶんさんくんふく於楚。こうじゅうせいいたり閩君ゆら諸侯しょこうたいらしんかんきょうふくりつゆらためえつおうはた南海なみじょうちょう佗亦おうつてこくいたりたけみかどつきめつ以為ぐんうん

135 地理ちり志下しげ:
しょ近海きんかいさいぞうどくおかせたま璣、ぎんどうはてぬのみなと中國ちゅうごく商賈しょうこしゃとみ焉。ばん禺,其一都會とかい也。

136 地理ちり志下しげ:
合浦がつぽじょ聞南入海いりうみとく大州おおずひがし西南せいなん北方ほっぽう千里せんりたけみかどもとふう元年がんねんりゃく以為儋耳、たまがけぐんみんみなふくぬの如單穿ほじ中央ちゅうおうためぬきあたま男子だんしこうのうしゅ禾稻紵麻,女子じょし桑蠶くわご績。ほろびあずかとら民有みんゆう畜,やま麈嗷。へいそくほこたてかたなゆみいしゆみ竹矢ちくやあるほねため鏃。はつためこおりけん,吏卒中國人ちゅうごくじんおかせりょうりつすうさいいちはんもとみかどとげやめ棄之。

137 地理ちり志下しげ:
日南にちなんさわふさがじょ聞、合浦がつぽ船行ふなゆきがつゆうもとくにまた船行ふなゆきよんがつゆう邑盧ぼつこくまた船行ふなゆきじゅうにちゆう諶離こく步行ほこうじゅうにち有夫ゆうふあまこくおっとあまこく船行ふなゆきがつあまりゆうささえこく民俗みんぞくりゃくあずかたま劯相るい。其州廣大こうだい戶口とぐち異物いぶつみかど以來いらいみなけんじゆうやくちょうぞく黃門こうもんあずか應募おうぼしゃ入海いりうみ巿明たま、璧流離りゅうりせき異物いぶつ,齎黃きんざつ繒而往。ところいたるこくみな稟食ため耦,蠻夷ばんい賈船,轉送てんそう致之。また交易こうえきひょうげ殺人さつじんまた逢風溺死できししゃすう年來ねんらいかえだいたまいたりかこえすん以下いかひらみかど元始げんしちゅうおう莽輔せいよく威德いとくあつのこささえおうれい使つかいけんじなまさいうしささえ船行ふなゆきはちがついたかわむね船行ふなゆきはちがついた日南にちなんぞうりんかいうんささえみなみゆうやめほどくにかんこれやく使此還矣。

URN: ctp:han-shu/di-li-zhi