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ダイハツ・ビーゴ - Wikipedia

ダイハツ・ビーゴ

ダイハツ工業だいはつこうぎょうのSUVがた乗用車じょうようしゃ

ビーゴ (Be-go) は、ダイハツ工業だいはつこうぎょう生産せいさん販売はんばいしていた小型こがたSUVである。

ダイハツ・ビーゴ
J200G/J210Gがた
日本にっぽん仕様しよう(フロント)
2006ねん1がつ発売はつばいがた
2006ねん1がつ発売はつばいがた(インテリア)
概要がいよう
別名べつめい トヨタ・ラッシュ初代しょだい
ダイハツ・テリオス(2代目だいめ
プロドゥア・ノーティカ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん大分おおいたけん大阪おおさか
インドネシアの旗 インドネシア
販売はんばい期間きかん 2006ねん1がつ - 2016ねん3がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう(フロントエンジン・リアドライブ方式ほうしき
よんりん駆動くどう(フルタイム4WD)
パワートレイン
エンジン 3SZ-VEがた 1,495 cc 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC
DVVTEFI
最高さいこう出力しゅつりょく 80 kW (109 PS) / 6,000 rpm
最大さいだいトルク 141 N·m (14.4 kgf・m) / 4,400 rpm
変速へんそく 5そくMT / 4そくAT電子でんし制御せいぎょしき
サスペンション
まえ マクファーソンストラットしき
のち 5リンクしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,580 mm
全長ぜんちょう 3,995 mm
2006ねん1がつ - 2008ねん11月
4,005 mm
2008ねん11月 - 2016ねん3がつ
全幅ぜんぷく 1,695 mm
ぜんこう 1,690 - 1,705 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,150 - 1,190 kg
2006ねん1がつ - 2008ねん11月
1,160 - 1,200kg
2008ねん11月 - 2016ねん3がつ
その
最低さいてい地上ちじょうだか 180 - 200 mm
系譜けいふ
先代せんだい ダイハツ・テリオス
後継こうけい 日本にっぽん
ダイハツ・ロッキー
(2代目だいめモデル、間接かんせつじょう
日本にっぽん以外いがい
ダイハツ・テリオス
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概要がいよう

編集へんしゅう

テリオス後継こうけいしゃ親会社おやがいしゃトヨタ自動車とよたじどうしゃとの共同きょうどう開発かいはつであり、トヨタ・ラッシュ姉妹しまいしゃである。形式けいしき2WDくるまがJ200Gがた4WDくるまがJ210Gがた

日本にっぽん仕様しようしゃ2005ねん東京とうきょうモーターショーで発表はっぴょうされ、2006ねん1がつ発売はつばいされた。欧州おうしゅう仕様しようしゃは2006ねんジュネーブ・モーターショーにて欧州おうしゅう仕様しよう公開こうかいされ、そのとし欧州おうしゅうでの販売はんばい開始かいしされた。

くるまめいは、日本にっぽん中国ちゅうごく大陸たいりく)でのみ「Be-go」が使つかわれる[1]。このくるまめい英語えいごの「be(ある・いる)」から、「go(る・く)」への変化へんか意味いみしており、生活せいかつ意識いしき変化へんかをもたらすほど積極せっきょくてき行動こうどうできるクルマをイメージして命名めいめいされた[2]。それ以外いがい地域ちいきでは、つづき「テリオス」(Terios) の名称めいしょう使つかわれ、テリオスの2代目だいめモデルとして販売はんばいされる。

ただし、インドネシアでは、テリオスベースの独自どくじ仕様しよう車種しゃしゅであった「タルーナ」(Taruna) にわってはじめて登場とうじょうしたくるまめいとなる。インドネシアせいテリオスは、ホイールベースを2,580 mmから2,685 mm (+105 mm)、全長ぜんちょうを4,405 mmに延長えんちょうした3れつシート7にんりとなっており、当初とうしょは5+2人ふたりり(+2人ふたりさい後尾こうび横向よこむきの対面たいめん座席ざせき)で登場とうじょうし、最終さいしゅうてきに3れつシート7にんりにあらため設計せっけいされたタルーナの後継こうけいという色合いろあいがつよい。このインドネシアせいのロングタイプは、インドネシア以外いがい東南とうなんアジアみなみアジア中東ちゅうとうアフリカおよ中南米ちゅうなんべい国々くにぐにでも販売はんばいされている[3]。また、インドネシアおよマレーシアけのトヨタ・ラッシュとしてOEM供給きょうきゅうされている。

マレーシアのプロドゥアからは、テリオスのプロドゥア生産せいさんがたであった「プロドゥア・クンバラ」(Kembara) にわって、2008ねんから2010ねんまで「プロドゥア・ノーティカ」(Nautica) のくるまめい販売はんばいされていた。なおノーティカはクンバラとはことなりダイハツからのOEM供給きょうきゅうとなり日本にっぽんからの輸入ゆにゅう車種しゃしゅとなっていた。

生産せいさんは、日本にっぽんでは発売はつばいから2012ねん途中とちゅうまではダイハツ九州きゅうしゅう大分おおいた中津なかつ工場こうじょうで、それ以後いごダイハツ工業だいはつこうぎょう本社ほんしゃ池田いけだ工場こうじょうおこなわれていた。インドネシアのアストラ・ダイハツ・モーターでは、上記じょうきとおり3れつシート7にんりタイプを生産せいさんしている。また、ベネズエラにあるトヨタ生産せいさん子会社こがいしゃトヨタ・デ・ベネズエラ委託いたくして、ベネズエラ国内こくないけのノックダウン生産せいさん先代せんだいテリオスにつづいておこなわれている。

ボディ構造こうぞうはビルトインラダーフレームしきモノコックを採用さいようしている。これはモノコックボディに、はしごがたのフレームんで一体いったいさせた構造こうぞうである。このボディはインドネシアで生産せいさんされている、7にんミニバンダイハツ・セニア/トヨタ・アバンザのボディをベースに開発かいはつすすめられ、専用せんようしん設計せっけいされたものである[4]

エンジンは直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC ガソリンエンジン。ドライブトレインはたてきエンジンFRと4WDであり、日本にっぽんけFRモデルにはローダウンサスペンション標準ひょうじゅん装備そうびされている。トランスミッションは、4そくATと5そくMT[5]で、ふく変速へんそく(ローレンジ)はたない。日本にっぽんけのATのみインパネシフト採用さいようするが、MTと日本にっぽん国外こくがいけのATはフロアシフトとなっている。なお、仕向しむによっては1.3 LのK3-VEかたエンジンに5そくMTのみをわせたグレードも用意よういされている。4WDは、車内しゃないのスイッチでロックが可能かのうセンターデフそなえたフルタイム方式ほうしきである。

給油きゅうゆこうラガーロッキー、テリオスと同様どうよう右側みぎがわとなっている。

年表ねんぴょう

編集へんしゅう
「CL」を「CX Special」に改称かいしょうしたほか、一部いちぶ標準ひょうじゅん装備そうびおよびメーカーオプションの廃止はいしなどにより、価格かかくげた。また、JC08モードへの対応たいおうにより、てい排出はいしゅつガスしゃ達成たっせいレベルが「平成へいせい17ねん規制きせい」に格下かくさげとなった。
  • 2012ねん4がつ4にち - 一部いちぶ改良かいりょう
グレード体系たいけい整理せいりおこない、「CX」は廃止はいし、「CX Limited」はATのみとなった。また、リア中央ちゅうおうせきに3てんしきELRシートベルトを追加ついかするなど装備そうび改良かいりょうおこなった。
  • 2013ねん1がつ31にち - 一部いちぶ改良かいりょう
4WDしゃVSC&TRC標準ひょうじゅん装備そうび。また、今回こんかい一部いちぶ改良かいりょうでJC08モード燃費ねんぴ対応たいおうした。なおMTしゃ廃止はいしされた。
  • 2014ねん10月 - 2WDしゃ販売はんばい終了しゅうりょう
  • 2015ねん4がつ ー ここまでの累計るいけい販売はんばい台数だいすうが21まん3444だい[6]となる。
  • 2016ねん3月 - 4WDしゃ販売はんばい終了しゅうりょう。これと同時どうじにホームページへの掲載けいさい終了しゅうりょうした。
    これによりダイハツにおける日本にっぽん国内こくないけの普通ふつうしゃ登録とうろくのSUVが一旦いったん消滅しょうめつし、1974ねん発売はつばいされたタフト以来いらい42ねん歴史れきし一旦いったんまくろすこととなったがビーゴの販売はんばい終了しゅうりょうからやく3ねん7かげつの2019ねん11月5にち販売はんばい開始かいしした小型こがたクロスオーバーSUVの2代目だいめロッキー間接かんせつじょう後継こうけい車種しゃしゅとなった。
  • 2017ねん11月23にち - インドネシアで発表はっぴょうされたテリオス(OEM供給きょうきゅうモデルのトヨタ・ラッシュ)のフルモデルチェンジ東南とうなんアジア生産せいさんモデルの販売はんばい終了しゅうりょう

ラインナップ

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  • CX Special:ラッシュのXに相当そうとう
  • CX Limited:ラッシュのG・Lパッケージに相当そうとう

トヨタ・ラッシュとの相違そういてん

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  • 発売はつばい当初とうしょ背面はいめんスペアタイヤカバーに、2008ねん1がつ生産せいさん以降いこうくるまめいロゴ左側ひだりがわにCIマークがく(ラッシュは前部ぜんぶのみトヨタマークがく)。
  • 2008ねん11月のマイナーチェンジまで、上位じょういグレードの装備そうびで、ラッシュでは標準ひょうじゅん装備そうびとなっているものがビーゴでは「プレミアムパック」としてオプションとなっていた(マイナーチェンジ以降いこう装備そうびちがいはない)。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 中国ちゅうごく市場いちばにはモーターショーに出展しゅってんした程度ていどである。
  2. ^ なつかしのクルマ(販売はんばい終了しゅうりょう車種しゃしゅ)|会社かいしゃ案内あんないダイハツ工業だいはつこうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ 企業きぎょう情報じょうほうサイト”. 2022ねん2がつ17にち閲覧えつらん
  3. ^ DAIHATSU TERIOS 7seater - FIND MORE
  4. ^ “【ダイハツ ビーゴ/トヨタ ラッシュ 発表はっぴょう今度こんど小型車こがたしゃ専用せんようボディ”. Response.jp. (2006ねん1がつ20日はつか). http://response.jp/article/2006/01/20/78401.html 
  5. ^ MTは日本にっぽんけには4WDにのみ設定せっていされていたが、2013ねん1がつ廃止はいし
  6. ^ 週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい82ごう、デアゴスティーニジャパン。 

関連かんれん項目こうもく

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