大塚おおつか康生やすお

大塚おおつか 康生やすお（おおつか やすお、1931年ねん7月がつ11日にち - 2021年ねん3月15日にち）は、日本にっぽんのアニメーター、キャラクターデザイナー。島根しまね県けん生うまれ、山口やまぐち県けん育そだち。演出えんしゅつを担当たんとうする際さいには、鈴木すずき一はじめというペンネームを用もちいることがある。晩年ばんねんは日本にっぽんアニメーター・演出えんしゅつ協会きょうかい（JAniCA）会員かいいん、テレコム・アニメーションフィルム顧問こもんであった。

おおつか やすお 大塚おおつか 康生やすお
プロフィール
別べつ名義めいぎ	鈴木すずき 一はじめ
生年月日せいねんがっぴ	(1931-07-11) 1931年ねん7月がつ11日にち
出身しゅっしん地ち	日本にっぽん・島根しまね県けん鹿足かのあし郡ぐん木部きべ村むら
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2021-03-15) 2021年ねん3月15日にち（89歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん校こう	山口やまぐち県立けんりつ山口やまぐち工業こうぎょう学校がっこう土木どぼく科か
職業しょくぎょう	アニメーター キャラクターデザイナー
活動かつどう期間きかん	1956年ねん - 2021年ねん
ジャンル	アニメーション
代表だいひょう作さく	作画さくが監督かんとく・キャラクターデザイン テレビアニメ 『ルパン三さん世せい (TV第だい1シリーズ)』 『未来みらい少年しょうねんコナン』 劇場げきじょうアニメ 『ルパン三さん世せい カリオストロの城しろ』
その他た	日本にっぽんアニメーター・演出えんしゅつ協会きょうかい（JAniCA）会員かいいん テレコム・アニメーションフィルム顧問こもん

来歴らいれき

1931年ねん、島根しまね県けんに生うまれる。小学しょうがく2年生ねんせいのときに山口やまぐち県けん山口やまぐち市しに転居てんきょした。戦前せんぜんから終戦しゅうせん直後ちょくごにかけての少年しょうねん時代じだいに機関きかん車しゃや米べい軍ぐんの軍用ぐんよう車両しゃりょうなどのスケッチに熱中ねっちゅうし、やがて絵えで生計せいけいを立たてたいと思おもうようになる。

旧制きゅうせい中学ちゅうがくを卒業そつぎょう後ご、1951年ねんに山口やまぐち県庁けんちょうに就職しゅうしょくするも、翌年よくねんには漫画まんが家かを目指めざして上京じょうきょうを決意けつい。厚生省こうせいしょうの採用さいよう試験しけんを受うけて合格ごうかくし、関東甲信越かんとうこうしんえつ地区ちく麻薬まやく取締とりしまり官かん事務所じむしょに配属はいぞくされる。

アニメーションに興味きょうみを持もち、関連かんれん書しょを読よむなどして独学どくがくしていたところ、東映とうえいがアニメーション映画えいがの制作せいさくを始はじめるという新聞しんぶん記事きじを目めにする。そこで東映とうえいと合併がっぺいすることが決きまっていた日動にちどう映画えいが社しゃの入社にゅうしゃテストを受うけて合格ごうかくし、同社どうしゃが東映とうえいに吸収きゅうしゅう合併がっぺいされたことで、1956年ねんに東映動画とうえいどうがに第だい1期生きせいとして入社にゅうしゃを果はたす。そして日本にっぽん初はつのカラー長編ちょうへんアニメ映画えいが『白蛇しろへび伝でん』（1958年ねん公開こうかい）で第だい2原画げんがを担当たんとうする。長編ちょうへん第だい2作さくの『少年しょうねん猿飛佐助さるとびさすけ』で原画げんがに昇格しょうかくしてからは多おおくの作品さくひんで怪物かいぶつやアクションを手てがけ、そのジャンルのエキスパートという評価ひょうかを得えていく。

1965年ねん、東映動画とうえいどうが10作さく目めの長編ちょうへんとなる『太陽たいようの王子おうじ』で初はじめて長編ちょうへん映画えいがの作画さくが監督かんとくに任命にんめいされると、演出えんしゅつとして当時とうじまだ無名むめいの新人しんじんだった高畑たかはた勲いさおの起用きようを申もうし出でて、反対はんたいする上司じょうしに認みとめさせる。さらに新人しんじん動画どうがに過すぎなかった宮崎駿みやざきはやおをメインスタッフ（場面ばめん設計せっけい・原画げんが）に昇格しょうかくさせた。異例いれいの人事じんじであったが、大塚おおつかの人柄ひとがらとリーダーシップにより、奥山おくやま玲子れいこ、小田部おたべ羊ひつじ一いちら他たのスタッフもこれを受うけ入いれた。しかし、『太陽たいようの王子おうじ』の制作せいさくは労使ろうし紛争ふんそうもからんで遅おくれに遅おくれた。1968年ねんに『太陽たいようの王子おうじ ホルスの大だい冒険ぼうけん』と改題かいだいしてようやく公開こうかいされるが、興行こうぎょう成績せいせきは振ふるわず、多おおくのスタッフが降格こうかく処分しょぶんとなった。

1968年ねん暮くれ、『ルパン三さん世せい』に参加さんかするために、東映動画とうえいどうがを退社たいしゃした元もと同僚どうりょうの楠部くすべ大吉郎だいきちろうが設立せつりつしたAプロダクション（現げん・シンエイ動画どうが）に移籍いせきする。楠部くすべに大塚おおつかを推薦すいせんされたAプロの親会社おやがいしゃ・東京とうきょうムービーの藤岡ふじおか豊ゆたかのスカウトによるものだった。

1971年ねん、Aプロでテレビアニメ『長ちょうくつ下したのピッピ』の企画きかくが持もち上あがると、スタッフとして東映動画とうえいどうがの後輩こうはいである高畑たかはた・宮崎みやざき・小田部おたべを誘さそって移籍いせきさせる。この企画きかくは頓挫とんざしたが、4人にんは代かわりに中編ちゅうへん映画えいが『パンダコパンダ』を制作せいさくした。同年どうねん、『ルパン三さん世せい』第だい1シリーズがスタートするが、視聴しちょう率りつが低迷ていめい。途中とちゅうで演出えんしゅつの大隅おおすみ正秋まさあき（現げん・おおすみ正秋まさあき）が降おろされ、大塚おおつかの依頼いらいにより高畑たかはた勲いさおと宮崎駿みやざきはやおが替かわって演出えんしゅつを務つとめた。

1973年ねん、『パンダコパンダ 雨あめふりサーカスの巻まき』の作画さくが監督かんとくを小田部おたべ羊ひつじ一いちと共同きょうどうで務つとめる。次つぎ作さく『侍さむらいジャイアンツ』まで半年はんとし以上いじょう時間じかんが空あいたので、MAX模型もけいに請こわれて一時いちじAプロを退社たいしゃして同社どうしゃ企画きかく部長ぶちょうに就任しゅうにん（1974年ねん倒産とうさん）。

その後ご、高畑たかはた・宮崎みやざき・小田部おたべの3人にんはテレビシリーズ『アルプスの少女しょうじょハイジ』（1974年ねん）を制作せいさくするためにズイヨー映像えいぞうへ移籍いせきしたが、高畑たかはたに『ハイジ』の企画きかくを打診だしんした大塚おおつか自身じしんはシンエイ動画どうがに改組かいそされるAプロに残留ざんりゅうした。

1977年ねん、テレビシリーズ『未来みらい少年しょうねんコナン』（78年ねん放送ほうそう）を初はつ演出えんしゅつすることになった宮崎駿みやざきはやおの要望ようぼうで、当時とうじシンエイ動画どうがの役員やくいんを務つとめていた大塚おおつかは社内しゃないの反対はんたいを押おし切きって日本にっぽんアニメーションに出向しゅっこうし、全ぜん26話わの作画さくが監督かんとくを務つとめ上あげた。『コナン』を終おえるとシンエイには戻もどらず、1979年ねんからは藤岡ふじおか豊ゆたかが新あらたに設立せつりつしたテレコム・アニメーションフィルムへ移籍いせき。そしてテレコムが『ルパン三さん世せい』の劇場げきじょう版ばんを作つくることになった時ときに今度こんどは大塚おおつかの方ほうから声こえをかけ、宮崎みやざきにとって長編ちょうへん映画えいが初はつ監督かんとく作さくとなる『ルパン三さん世せい カリオストロの城しろ』が生うまれた。この作品さくひんでも大塚おおつかは作画さくが監督かんとくを担になった。続つづいて大塚おおつかは高畑たかはた勲いさおが監督かんとくする映画えいが『じゃりン子こチエ』に参加さんか、小田部おたべ羊ひつじ一いちとともに作画さくが監督かんとくを務つとめた。

その後ご、藤岡ふじおか肝煎きもいりの日米にちべい合作がっさくの超ちょう大作たいさく『リトル・ニモ』の企画きかく実現じつげんに尽力じんりょくするが、演出えんしゅつ予定よていだった宮崎みやざき・高畑たかはた・近藤こんどう喜文よしふみが相次あいついで退社たいしゃし、大塚おおつか自身じしんも途中とちゅうで現場げんばをリタイアする。結局けっきょくこの作品さくひんは、『ニモ』として1989年ねんに完成かんせいし、国内こくないでは不入ふいりだったものの、アメリカではビデオが200万まん本ほんのセールスを記録きろくした。

1990年代ねんだい以降いこうはスタジオジブリや東映とうえいアニメーション研究所けんきゅうじょで新人しんじん指導しどうに尽力じんりょくし、代々木よよぎアニメーション学院がくいんのアニメーター科か講師こうしを務つとめるなど、後進こうしんの指導しどう・育成いくせいが主おもな活動かつどうとなった。

2002年ねん、長年ながねんの功績こうせきを讃たたえて文化庁ぶんかちょう長官ちょうかん表彰ひょうしょうが贈おくられる。このとき、「アニメーション作家さっかとして表彰ひょうしょうする」との選考せんこう理由りゆうに、「作家さっかとは演出えんしゅつ家かのことで、私わたしは一いち技術ぎじゅつ者しゃに過すぎない」と一旦いったんは辞退じたいしたが、次つぎに「練達れんたつのアニメーターとして表彰ひょうしょうしたい」と連絡れんらくをもらうと、態度たいどを改あらためた。「それなら今後こんごいい仕事しごとをしたアニメーターも、城しろの石いしを積つんだ職人しょくにんとして世間せけんに認知にんちされるでしょうし、その第だい一いち号ごうとなったのはとりあえず喜よろこばしいことだと思おもい直なおしました。森もり康二こうじさんやお亡なくなりになった諸しょ先輩せんぱいの代理だいりのつもりで、お受うけすることにしました」というのがその理由りゆうだった。

2012年ねん、宮崎駿みやざきはやおからの依頼いらいを受うけて、映画えいが『風ふう立たちぬ』に登場とうじょうする蒸気じょうき機関きかん車しゃの作画さくがについて助言じょげんするためにスタジオジブリを訪おとずれた。

2019年ねん、アニメ界かいと映画えいが界かいでの功績こうせきに対たいして、第だい42回かい日本にっぽんアカデミー賞しょう協会きょうかい特別とくべつ賞しょうが授与じゅよされた。

2021年ねん3月がつ15日にち朝あさ、心筋梗塞しんきんこうそくのため死去しきょ。89歳さい没ぼつ。同年どうねん6月がつ28日にち、杉並すぎなみ公会堂こうかいどうで「大塚おおつか康生やすおさんを偲しのぶ会かい」が開催かいさいされた。有志ゆうしによる実行じっこう委員いいん会かい（委員いいん長ちょうは小田部おたべ羊ひつじ一いち）が主催しゅさいし、約やく700人にんが訪おとずれた。

人物じんぶつ

日本にっぽんのアニメーション草創そうそう期きから第だい一線いっせんで活躍かつやくしたアニメーター。高畑たかはた勲いさおや宮崎駿みやざきはやおというアニメ界かいの2大だい巨頭きょとうを作画さくが面めんで支ささえてきた人物じんぶつで、後輩こうはいとして東映動画とうえいどうがに入はいってきた2人ふたりの才能さいのうを見出みいだして引ひき上あげた師匠ししょう的てき存在そんざいだった。『太陽たいようの王子おうじ ホルスの大だい冒険ぼうけん』で当時とうじまだ実績じっせきのなかった高畑たかはた勲いさおと宮崎駿みやざきはやおを抜擢ばってきし、その後ごの2人ふたりのコンビ結成けっせいを後押あとおしする役割やくわりを担になった。大塚おおつかは宮崎駿みやざきはやおのテレビや映画えいがの初はつ監督かんとく作品さくひんで作画さくが監督かんとくを務つとめ、高畑たかはた勲いさおを他社たしゃで制作せいさくする作品さくひん企画きかくに誘さそって移籍いせきのきっかけを作つくったのも彼かれだった。大塚おおつかについて、宮崎みやざきは「アニメーションの入口いりくちを教おしえてくれた人ひと」、高畑たかはたは「常つねに一緒いっしょに歩あゆむわけでは決けっしてなかったのに、私わたしの転機てんきには必かならず大塚おおつかさんが現あらわれて、私わたしを別べつの方向ほうこうに誘さそうのです。私わたしがいちばんお世話せわになった人ひと」と語かたっている。

代表だいひょう作さくは、高畑たかはたや宮崎みやざきと組くんで作画さくが監督かんとくやキャラクターデザインを担当たんとうした『太陽たいようの王子おうじ ホルスの大だい冒険ぼうけん』『ルパン三さん世せい』『パンダコパンダ』『未来みらい少年しょうねんコナン』『じゃりン子こチエ』のほか、『侍さむらいジャイアンツ』『ガンバの冒険ぼうけん』など。特とくに作画さくが監督かんとくとキャラクターデザインを手てがけた『ルパン三さん世せい』のテレビ第だい1シリーズや劇場げきじょう版ばん『ルパン三さん世せい カリオストロの城しろ』での仕事しごとへの評価ひょうかが高たかく、後のちに続つづく同どうシリーズの礎いしずえを作つくったとされる。

元もと麻薬まやく取締とりしまり官かん事務所じむしょ勤務きんむという異色いしょくの経歴けいれきを持もつ。

東映動画とうえいどうがのアニメーター第だい一いち期生きせいで、後ごから入社にゅうしゃした新人しんじん時代じだいの宮崎駿みやざきはやおの指導しどうを担当たんとうしたことでも知しられる。それ以外いがいにも、大塚おおつかは技術ぎじゅつを論理ろんり的てき、分析ぶんせき的てきかつ平明へいめいに説といて多おおくの才能さいのうある後進こうしんを育そだて上あげた。指導しどうを受うけたという人物じんぶつは枚挙まいきょにいとまがない。

大塚おおつかはつねづね「アニメーターは演技えんぎ者しゃである」と公言こうげんしており、コミカルで躍動やくどう感かんに満みちた描写びょうしゃで高たかい評価ひょうかを獲得かくとくしている。大塚おおつかの作画さくがの魅力みりょくは、アニメーションの持もち味あじともいえるダイナミックな動うごきにある。人物じんぶつやメカがどのように動うごくかという"作動さどう原理げんり"を重視じゅうししており、例たとえば人ひとの動うごきを描えがく場合ばあい、腕うでだけではなく腰こしや足あしの動うごきも描えがき、それに少々しょうしょうの少々しょうしょうのデフォルメを加くわえることでダイナミックな動うごきとなる。人物じんぶつだけでなく、メカの動うごきにもこだわりを持もち、例たとえば『ルパン三さん世せい』第だい1シリーズでは、当時とうじのアニメーションでは前例ぜんれいのないリアルな自動車じどうしゃ・銃器じゅうき・時計とけいなどのディテールに徹底的てっていてきにこだわり、ガンアクションでは、弾たまが発射はっしゃされると銃身じゅうしんが後退こうたいして発射はっしゃのショックを和やわらげるという細こまかい描写びょうしゃをしている。しかし、ロボットアニメについては、「あんなものをどうやって動うごかすのか考かんがえ込こんでしまう」と言いってほとんど参加さんかしていない。また、西崎にしざき義よし展てんからSFアニメ『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト』に誘さそわれた時ときも、即座そくざに断ことわっている。

『ルパン三さん世せい』に参加さんかしたのは、Aプロの親会社おやがいしゃ・東京とうきょうムービー（現げん・トムス・エンタテインメント）の制作せいさく部長ぶちょう（のち社長しゃちょう）だった藤岡ふじおか豊ゆたかが、自みずからの立たてた『ルパン三さん世せい』アニメ化か企画きかくのために、クルマや銃じゅうに詳くわしい人物じんぶつとして楠部くすべ大吉郎だいきちろうから推薦すいせんされた大塚おおつかを作画さくが監督かんとくとしてスカウトしたことによるものだった。演出えんしゅつの大隅おおすみ正秋まさあきから、画面がめんにリアリティと重おもみを持もたせるべく、実在じつざいする自動車じどうしゃや銃じゅうや時計とけいなどを登場とうじょうさせるよう指示しじされた大塚おおつかは、麻薬まやくGメン時代じだいに押収おうしゅう品ひんの拳銃けんじゅうのスケッチや分解ぶんかい掃除そうじもしたという経験けいけんを活いかし、主人公しゅじんこうのルパンにはワルサーP38、凄腕すごうでのガンマン・次元じげん大介だいすけには破壊はかい力りょく抜群ばつぐんのコンバットマグナム、女性じょせいの峰みね不二子ふじこには小型こがたで突起とっきが少すくなく取とり出だしやすいブローニングM1910というように、各かくキャラクターに見合みあった拳銃けんじゅうを持もたせた。自動車じどうしゃも、一般いっぱん的てきなアニメにありがちな、どのメーカーが作つくったのかわからないものではなく、メルセデス・ベンツSSKからダットサン・ブルーバードまで、すべて実在じつざいする自動車じどうしゃとなっている。その後ご、視聴しちょう率りつが低迷ていめいして途中とちゅうで大隅おおすみが降板こうばんさせられると、大塚おおつかは高畑たかはた勲いさおと宮崎駿みやざきはやおに演出えんしゅつを依頼いらいした。演出えんしゅつの交代こうたいにより、それぞれの演出えんしゅつ意図いとに合あわせてルパンの愛車あいしゃもシリーズ前半ぜんはんと後半こうはんで替かわっている。ルパンを原作げんさく者しゃのモンキー・パンチの設定せってい通どおりの「生うまれながらの金持かねもち」とした大隅おおすみが選えらんだのは高級こうきゅうスポーツカーのベンツSSKだったのに対たいし、「ルパンは泥棒どろぼうだけど、結局けっきょくなにも盗とらない。だからカネがないはずだ」と主張しゅちょうした宮崎みやざきは、当時とうじの大塚おおつかの愛車あいしゃでもあったイタリアの大衆たいしゅう車しゃフィアット500を選えらんだ。大塚おおつかはいずれの演出えんしゅつ意図いとにも応おうじて、クルマとルパンを一体化いったいかしているように描えがいた。その後ご、フィアット500は再ふたたび宮崎駿みやざきはやおと組くんだ映画えいが『ルパン三さん世せい カリオストロの城しろ』にも登場とうじょうし、以後いごルパン三さん世せいの代名詞だいめいしとなる。

多趣味たしゅみな人物じんぶつで、その興味きょうみは蒸気じょうき機関きかん車しゃから自動車じどうしゃ、軍用ぐんよう車両しゃりょうまで多岐たきに渡わたる。

子供こどものころから蒸気じょうき機関きかん車しゃの大だいファンであり、中学生ちゅうがくせい時代じだい（戦中せんちゅう）は山口やまぐち県けん小郡おぐに町まち（現げん山口やまぐち市し）の機関きかん庫こに通とおった。カメラを持もっていなかった大塚おおつかは蒸気じょうき機関きかん車しゃの動うごきを自分じぶんの目めに焼やき付つけ、精密せいみつなスケッチ画がを大量たいりょうに描えがき続つづけた。その時ときに機関きかん士しと交流こうりゅうし、運転うんてん作業さぎょうから駆動くどう系けいのシステムまで徹底的てっていてきに観察かんさつした経験けいけんが「作動さどう原理げんりに基もとづいて絵えを描えがく」というアニメーターの素養そようを無意識むいしきに鍛きたえることになった。終戦しゅうせん後ご、興味きょうみは蒸気じょうき機関きかん車しゃから米べい軍ぐんのジープやトラックに移行いこうしていった。

日本にっぽん有数ゆうすうの軍用ぐんよう車両しゃりょう研究けんきゅう家かでもある。軍用ぐんよう車両しゃりょうへの熱意ねついは並々なみなみならず、1989年ねんから2000年ねんにかけて自費じひで軍用ぐんよう自動車じどうしゃ研究けんきゅう誌し『MVJ』（Military Vehicle Journal）を13冊さつ出版しゅっぱんしたほど。田宮たみや模型もけい（現げんタミヤ）の商品しょうひん企画きかくやデザインのアドバイザーを務つとめたこともあり、一時いちじはアニメーター廃業はいぎょうを決意けついして模型もけい会社かいしゃMAX模型もけいに勤務きんむしたこともあった。1970年ねんに創刊そうかんした模型もけい雑誌ざっし「ホビージャパン」ではトラック模型もけいに関かんする連載れんさいを持もち、この連載れんさいの後のちも、軍用ぐんよう車両しゃりょうやジープに関かんする連載れんさいを複数ふくすう担当たんとうした。

ジープマニアとして有名ゆうめいで、同時どうじに7台だい乗のっていた事こともある。戦後せんご、進駐軍しんちゅうぐんのジープに一目惚ひとめぼれしてどんどんのめり込こみ、ジープに詳くわしい人ひととひとりひとり勝負しょうぶするために世界中せかいじゅうを旅たびして回まわったという。知しりたいジープのことを調しらべるためだけに、紹介しょうかい状じょうのひとつも持もたずにアメリカのペンタゴンに直接ちょくせつ出でかけ、それでしかるべき資料しりょうに行いきあたってしまうようなこともあった。鈴木すずき敏夫としおによれば、世界中せかいじゅうのジープマニアのなかでは「オオツカ」と言いえば有名ゆうめいだとのこと。愛車あいしゃのひとつホンダ・モトラもジープカラーに塗ぬり直なおして使つかっていた。

大だいの自動車じどうしゃ好すきとしても知しられ、国産こくさんのスバル360が30万まん円えん台だいだった時代じだいに62万まん円えんで新車しんしゃを購入こうにゅうしたフィアット ヌオーバ500に乗のっていたことが知しられている。『ルパン三さん世せい』第だい1シリーズ後期こうきや映画えいが『カリオストロの城しろ』では、その自身じしんの愛車あいしゃを主人公しゅじんこうルパンの愛車あいしゃとして生いき生いきと描えがき、そのメカニック知識ちしきを活いかした名めい場面ばめんを生うみ出だしてきた。

宮崎駿みやざきはやおの『紅べにの豚ぶた』の原案げんあんを載のせた「宮崎駿みやざきはやおの雑ざつ想そうノート」や漫画まんが『風ふうの谷たにのナウシカ』の連載れんさいは、大塚おおつかが勧すすめたものだった。1984年ねん、模型もけい雑誌ざっし「モデルグラフィックス」創刊そうかん時じに「大塚おおつか康生やすおのおもちゃ箱ばこ」の連載れんさいを打診だしんされた大塚おおつかが「趣味しゅみの世界せかいを思おもう存分ぞんぶん描えがいて欲ほしい」と宮崎みやざきを誘さそったことで「雑ざつ想そうノート」の連載れんさいが実現じつげんした。また、『風ふうの谷たにのナウシカ』は、アニメ雑誌ざっし「アニメージュ」に半生はんせいの回顧かいこ録ろく「作画さくが汗あせまみれ」を連載れんさいしていた大塚おおつかの勧すすめで同誌どうしでの連載れんさいが始はじまった。

アニメーション界かいの中なかにあっては、非常ひじょうに外向がいこう的てきな人物じんぶつ。英語えいごや中国ちゅうごく語ごにも堪能かんのうで、若わかい頃ころから世界中せかいじゅうを歩あるき回まわっていた。

鉄道てつどう写真しゃしん家かの南みなみ正時まさときは、Aプロダクションのスタッフだった頃ころに大塚おおつかと知しり合あい、蒸気じょうき機関きかん車しゃの写真しゃしんとスケッチを見みせ合あったことで交流こうりゅうが始はじまった。そして大塚おおつかの助言じょげんもあり、写真しゃしん家かへと転向てんこうした。

高畑たかはた勲いさおがAプロダクションから日本にっぽんアニメーションに移籍いせきする際さいには、高畑たかはたの給与きゅうよや待遇たいぐうなどの交渉こうしょうを行おこなった。大塚おおつかも「日本にっぽんアニメーションに対たいし、最高さいこうの待遇たいぐうを出だしてくれるならという条件じょうけんで高畑たかはたに移籍いせきを説得せっとくすると言いった」と後のちに語かたっている。

宮崎駿みやざきはやおは、『未来みらい少年しょうねんコナン』第だい1話わで大塚おおつかが担当たんとうしたヒロイン・ラナの顔かおが自身じしんの求もとめた「美少女びしょうじょ」にはなっていないことに不満ふまんを持もち、以後いご、ラナについては自みずからが担当たんとうした。

近藤こんどう喜文よしふみは、アルバイトで講師こうしをやっていた専門せんもん学校がっこうの生徒せいとだった。アニメーターになる伝手つてを求もとめて学校がっこうに来きていた近藤こんどうは大塚おおつかに頼たのんでAプロに入社にゅうしゃさせてもらうことになった。

日動にちどう映画えいがで出会であったアニメーターの森もり康二こうじと大工だいく原はら章あきら、日動にちどう社長しゃちょうの山本やまもと善次郎ぜんじろう、演出えんしゅつ担当たんとうの藪下やぶした泰司やすじはその後ご、東映動画とうえいどうがの礎いしずえを築きずくことになった。大塚おおつかは特とくに指導しどうを受うけた森もりと大工だいく原ばらに、その後ごの自分じぶんのアニメーターとしての考かんがえ方かたや人ひとに接せっする上うえでの姿勢しせいについて強つよい影響えいきょうを受うけたという。

NHK連続れんぞくテレビ小説しょうせつ『なつぞら』の登場とうじょう人物じんぶつの一人ひとりである警察官けいさつかん出身しゅっしんのアニメーター・下山しもやま克己かつみは、大塚おおつかをモデルにしていると言いわれている。

略りゃく年譜ねんぷ

• 1931年ねん - 島根しまね県けん鹿足かのあし郡ぐん津和野つわの町まちで生うまれる。
• 1939年ねん - 山口やまぐち県けん山口やまぐち市しに転居てんきょ。
• 1946年ねん - 山口やまぐち県立けんりつ山口やまぐち工業こうぎょう学校がっこう土木どぼく科かに入学にゅうがく。
• 1951年ねん - 山口やまぐち県庁けんちょう総務そうむ部ぶ統計とうけい課かに就職しゅうしょく。
• 1952年ねん - 厚生省こうせいしょう採用さいよう試験しけんに合格ごうかく、上京じょうきょう。関東かんとう信越しんえつ地区ちく厚生こうせい局きょく麻薬まやく取締とりしまり官かん事務所じむしょ（当時とうじ）に配属はいぞくされる。
• 1956年ねん - 日本にっぽん動画どうが社しゃのテストを受うけ合格ごうかく、練習れんしゅう生せいになる。8月に同社どうしゃが東映とうえいに吸収きゅうしゅうされたため、新あらたに発足ほっそくした東映動画とうえいどうがに臨時りんじ採用さいようとして入社にゅうしゃ。
• 1961年ねん - 同僚どうりょうだった橋本はしもと文枝ふみえと結婚けっこん。
• 1962年ねん - 東映動画とうえいどうが労働ろうどう組合くみあいの書記しょき長ちょうに就任しゅうにん。
• 1968年ねん - Aプロダクション（現げん：シンエイ動画どうが）に移籍いせき。1976年ねんにシンエイ動画どうがに改組かいそした後のちも役員やくいん待遇たいぐうで在籍ざいせきを続つづけるが、1977年ねんに退社たいしゃ。
• 1979年ねん - 東京とうきょうムービー（現げん：トムス・エンタテインメント）新しん社しゃの子会社こがいしゃテレコム・アニメーションフィルムに移籍いせき。
• 1991年ねん - 代々木よよぎアニメーション学院がくいんアニメーター科か講師こうしを兼任けんにん。
• 1998年ねん - 第だい3回かいアニメーション神戸こうべ特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょう。
• 2002年ねん - 文化庁ぶんかちょう長官ちょうかん表彰ひょうしょう。
• 2008年ねん - 東京とうきょう国際こくさいアニメフェア2008 第だい4回かい功労賞こうろうしょう表彰ひょうしょう受賞じゅしょう。
• 2019年ねん - 第だい42回かい日本にっぽんアカデミー賞しょう協会きょうかい特別とくべつ賞しょう受賞じゅしょう。
• 2021年ねん - 死去しきょ。

主おもな作品さくひん

テレビアニメ

• 少年しょうねん忍者にんじゃ風ふうのフジ丸まる（1964年ねん - 1965年ねん）原画げんが
• W3（1965年ねん - 1966年ねん）OP原画げんが
• ハッスルパンチ（1965年ねん - 1966年ねん）作画さくが監督かんとく、原画げんが
• 巨人きょじんの星ほし（1968年ねん - 1971年ねん）オープニング作画さくが
• ムーミン（1969年ねん）作画さくが監督かんとく
• ルパン三さん世せい パイロットフィルム（1969年ねん） 原画げんが
• 天才てんさいバカボン（1971年ねん - 1972年ねん） 原画げんが
• ルパン三さん世せい (TV第だい1シリーズ)（1971年ねん）キャラクターデザイン・作画さくが監督かんとく
• ど根性こんじょうガエル（1972年ねん - 1974年ねん） 原画げんが
• 侍さむらいジャイアンツ（1973年ねん）作画さくが監督かんとく
• ガンバの冒険ぼうけん（1975年ねん）原画げんが
• 元祖がんそ天才てんさいバカボン（1975年ねん - 1977年ねん）原画げんが
• 母ははをたずねて三さん千里せんり（1976年ねん）原画げんが（ノンクレジット）
• ルパン三さん世せい (TV第だい2シリーズ)（1977年ねん）作画さくが監修かんしゅう・原画げんが（ノンクレジット）
• おれは鉄兵てっぺい（1977年ねん）レイアウト
• 未来みらい少年しょうねんコナン（1978年ねん）キャラクターデザイン・作画さくが監督かんとく
• 姿すがた三四郎さんしろう（1981年ねん）原画げんが（ノンクレジット）
• 名めい探偵たんていホームズ（1982年ねん）原画げんが（ノンクレジット）
• アニメ版ばん 東海道とうかいどう・四谷よつや怪談かいだん（1981年ねん）監督かんとく（名義めいぎ：鈴木すずき一はじめ）
• ブリンキンズ　(1986年ねん) 作画さくが監督かんとく
• 緊急きんきゅう発進はっしんセイバーキッズ（1991年ねん）メカニカルデザイン監修かんしゅう
• ルパン三さん世せい ナポレオンの辞書じしょを奪うばえ（1991年ねん）メカニック作画さくが
• おざなりダンジョン 風ふうの塔とう（1991年ねん）レイアウト・エンディングアニメーション
• 無敵むてき看板娘かんばんむすめ（2006年ねん）エンディングアニメーション
• ルパン三さん世せい 霧きりのエリューシヴ（2007年ねん）CMアイキャッチの作画さくが監督かんとく・原画げんが

劇場げきじょうアニメ

• 白蛇しろへび伝でん（1958年ねん）動画どうが、第だい二に原画げんが、第だい一いち原画げんが
• 少年しょうねん猿飛佐助さるとびさすけ（1959年ねん）原画げんが
• 西遊せいゆう記き（1960年ねん）原画げんが
• 安あん寿ひさしと厨子ずし王丸おうまる（1961年ねん）原画げんが
• アラビアンナイト・シンドバッドの冒険ぼうけん（1962年ねん）原画げんが
• わんぱく王子おうじの大蛇おろち退治たいじ（1963年ねん）原画げんが
• ガリバーの宇宙うちゅう旅行りょこう（1965年ねん）原画げんが
• 太陽たいようの王子おうじ ホルスの大だい冒険ぼうけん（1968年ねん）作画さくが監督かんとく、原画げんが
• 長靴ながぐつをはいた猫ねこ（1969年ねん）原画げんが
• どうぶつ宝島たからじま（1971年ねん）原画げんが（ノンクレジット）
• パンダコパンダ（1972年ねん）作画さくが監督かんとく
• パンダコパンダ 雨あめふりサーカスの巻まき （1973年ねん）作画さくが監督かんとく、原画げんが
• 草原そうげんの子こテングリ（1977年ねん）監督かんとく・原画げんが・レイアウト
• ルパン三さん世せい ルパンVS複製ふくせい人間にんげん（1978年ねん）作画さくが補助ほじょ
• ルパン三さん世せい カリオストロの城しろ（1979年ねん）キャラクターデザイン・作画さくが監督かんとく
• じゃりン子こチエ（1981年ねん）作画さくが監督かんとく
• ルパン三さん世せい 風ふう魔ま一族いちぞくの陰謀いんぼう（1987年ねん）監修かんしゅう
• NEMO/ニモ（1989年ねん）ストーリーボード
• ルパン三さん世せい くたばれ!ノストラダムス（1995年ねん）協力きょうりょく
• デジモンアドベンチャー02 デジモンハリケーン上陸じょうりく!!/超絶ちょうぜつ進化しんか!!黄金おうごんのデジメンタル（2000年ねん）エンディングイラスト

著書ちょしょ・画集がしゅう

単たん著ちょ

• 大塚おおつか康生やすお『作画さくが汗あせまみれ』徳間書店とくましょてん〈アニメージュ文庫ぶんこ（P-001）〉、1982年ねん12月1日にち。ISBN 978-4196695042。 
  • 大塚おおつか康生やすお『作画さくが汗あせまみれ 増補ぞうほ改訂かいてい版ばん』（増補ぞうほ改訂かいてい版ばん）徳間書店とくましょてん、2001年ねん5月がつ1日にち。ISBN 978-4198613617。 
  • 大塚おおつか康生やすお『作画さくが汗あせまみれ 改訂かいてい最新さいしん版ばん』（改訂かいてい最新さいしん版ばん）文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう〈文春ぶんしゅんジブリ文庫ぶんこ〉、2013年ねん4月がつ10日とおか。ISBN 978-4168122002。 
• 大塚おおつか康生やすお『大塚おおつか康生やすお１６歳さいの車くるまの画帖がじょう 終戦しゅうせん直後ちょくごの日本にっぽんの路上ろじょうにて』徳間書店とくましょてん、1987年ねん7月がつ。ISBN 978-4194034843。 
  • 『ジープが町まちにやってきた 終戦しゅうせん時じ14歳さいの画帖がじょうから』（増補ぞうほ改訂かいてい版ばん）平凡社へいぼんしゃ〈平凡社へいぼんしゃライブラリー〉、2002年ねん7月がつ。ISBN 978-4582764390。  - 上記じょうきの改題かいだい、増補ぞうほ改訂かいてい
• 大塚おおつか康生やすお（英語えいご）『ジープ・太平洋たいへいようの旅たび』ホビージャパン、1994年ねん8月がつ。ISBN 978-4894250390。 
• 大塚おおつか康生やすお 著ちょ、大塚おおつか康生やすお 編へん『大塚おおつか康生やすおのおもちゃ箱ばこ』（自費じひ出版しゅっぱん同人どうじん誌し）、1996年ねん。 
  • 上記じょうき書籍しょせきは自費じひ出版しゅっぱん同人どうじん誌し（私家版しかばん）。2002年ねん頃ごろに再販さいはんされた形跡けいせきがある。
• ミリタリー 4×4 グラフティ、1998年ねん（私家版しかばん） - 詳細しょうさい不明ふめい
• 大塚おおつか康生やすお『リトル・ニモの野望やぼう』徳間書店とくましょてん、2004年ねん7月がつ22日にち。ISBN 978-4198618902。 
• 語かたり手て 大塚おおつか康生やすお『大塚おおつか康生やすおインタビュー アニメーション縦横無尽じゅうおうむじん』き手きて 森もり遊ゆう机つくえ、実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、2006年ねん1月がつ31日にち。ISBN 978-4408612553。  - 森もり遊ゆう机つくえはインタビュアー
• 大塚おおつか康生やすお『大塚おおつか康生やすおの機関きかん車しゃ少年しょうねんだったころ』南みなみ正時まさとき 責任せきにん編集へんしゅう、クラッセ〈KLASSE BOOKS〉、2016年ねん4月がつ。ISBN 978-4902841206。 
• 大塚おおつか康生やすお『大塚おおつか康生やすお ルパン三さん世せい 作画さくが集しゅう』トムス・エンタテインメント監修かんしゅう、双葉社ふたばしゃ、2012年ねん3月がつ28日にち。ISBN 978-4575304077。 
• 大塚おおつか康生やすお『大塚おおつか康生やすお画集がしゅう 「ルパン三さん世せい」と車くるまと機関きかん車しゃと』玄光社げんこうしゃ、2020年ねん7月がつ31日にち。ISBN 978-4768313763。 
• 大塚おおつか康生やすお『道楽どうらくもの雑記ざっき帖じょう』叶かのう精二せいじ 編へん、玄光社げんこうしゃ、2023年ねん5月がつ31日にち。ISBN 978-4768317754。 

共編きょうへん著ちょ

• 『宮崎駿みやざきはやお・大塚おおつか康生やすおの世界せかい』宮崎駿みやざきはやお・大塚おおつか康生やすお 監修かんしゅう、オフィスアクション〈ベスト・カップリング・コレクション〉、1985年ねん6月がつ20日はつか。ASIN B00N4LQ95W。 
• 大塚おおつか康生やすお 編へん『JEEP JEEP JEEP - ウィリスMB、フォードGPW写真しゃしん集しゅう』大塚おおつか康生やすお 解説かいせつ・イラスト執筆しっぴつ、ホビージャパン〈ホビージャパン別冊べっさつ〉、1983年ねん。 
• レイ・カウドレー『軍用ぐんようジープ 1941-1945 - THE ART OF THE JEEP』大塚おおつか康生やすお 編へん訳やく、徳間書店とくましょてん、1987年ねん。 
• わたせせいぞう、大塚おおつか康生やすお『イラストレーターの仕事しごと・アニメーターの仕事しごと』ダイヤモンド社だいやもんどしゃ〈プロの世界せかい、仕事しごとの魅力みりょく〉、1992年ねん。ISBN 978-4478780657。 
• 高畑たかはた勲いさお、叶かのう精二せいじ、大塚おおつか康生やすお、藤本ふじもと一はじめ勇いさむ『王おうと鳥とり スタジオジブリの原点げんてん』大月書店おおつきしょてん、2006年ねん8月がつ。ISBN 978-4272612192。 

出演しゅつえん

• 映画えいが『紅あかい眼鏡めがね』（押井おしい守まもる監督かんとく、1987年ねん） - タクシー運転うんてん手しゅ役やく（声こえは永井ながい一郎いちろうが担当たんとう）
• ジブリがいっぱいCOLLECTIONスペシャル『大塚おおつか康生やすおの動うごかす喜よろこび』（DVD、2004年ねん）
• ドキュメンタリー『飄々ひょうひょう〜拝啓はいけい、大塚おおつか康生やすお様さま〜』（短編たんぺん映像えいぞう、2019年ねん8月がつ3日にち公開こうかい）

脚注きゃくちゅう

関連かんれん項目こうもく

• 森もり康二こうじ
• 高畑たかはた勲いさお
• 宮崎駿みやざきはやお
• 小田部おたべ羊ひつじ一いち
• 丹内たんない司つかさ
• 友永ともなが和秀かずひで
• 月岡つきおか貞夫さだお
• 貞さだ本義ほんぎ行ぎょう
• おおすみ正秋まさあき
• 南みなみ正時まさとき

外部がいぶリンク

• 大塚おおつか康生やすおのWEB峠とうげの茶屋ちゃや (WebArchive)
  • プロフィール (WebArchive)
• 大塚おおつか康生やすおさんの世界せかい - 作さく 叶かのう精二せいじ
• ミリタリービークルジャーナル　復刻ふっこくされました。　2012年ねん03月がつ20日はつか<CCV編集へんしゅう室しつ（2013年ねん4月がつ27日にち時点じてんのアーカイブ）
• 大塚おおつか康生やすおとは - Weblio辞書じしょ