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アニメーション映画 - Wikipedia
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アニメーション映画えいが

映画えいがとして製作せいさくされるアニメーション映像えいぞう作品さくひん
ポータル アニメ

アニメーション映画えいが（アニメーションえいが、英えい: Animated movie）は、映画えいが館かんで公開こうかいする映画えいがとして製作せいさくされるアニメーション（アニメ）映像えいぞう作品さくひん。略称りゃくしょうとしてアニメ映画えいが、そのほか映画えいが館かんを劇場げきじょうと呼よぶ慣習かんしゅうから劇場げきじょう用ようアニメーション・劇場げきじょう版ばんアニメーション・劇場げきじょう版ばんアニメ等ひとしも表記ひょうきや名称めいしょうとして使用しようされる。

概要がいよう

編集へんしゅう

テレビアニメが登場とうじょうするまでは、アニメーションといえば映画えいが館かんで上映じょうえいされるアニメーション映画えいがを指さした。

日本にっぽんでは学校がっこう教育きょういくにおいて上映じょうえいされる映画えいがは教育きょういく映画えいがとされ、1960年代ねんだいから1970年代ねんだい、旧きゅう文部省もんぶしょう選定せんてい、文部もんぶ大臣だいじん賞しょうなどを受賞じゅしょうするアニメーション映画えいがも多数たすう存在そんざいした。その他た、海外かいがいの万国博覧会ばんこくはくらんかいや大使館たいしかんなどで日本にっぽんの文化ぶんかを紹介しょうかいするためにもアニメーション映画えいがが製作せいさくされた。1970年代ねんだいまではアニメーションという呼称こしょうはまだ一般いっぱん的てきではなく、漫画まんが映画えいが（テレビアニメはテレビ漫画まんが）と呼称こしょうされていた。

テレビアニメ作品さくひんの映画えいが化かの場合ばあいは、テレビシリーズと区別くべつするために作品さくひんのタイトルに「劇場げきじょう版ばん」または「映画えいが」と付つくことが多おおく、1本ほんで完成かんせいされた作品さくひんにする必要ひつようから映画えいが用ようのオリジナルストーリーで完結かんけつする作品さくひんが多おおい。「アニメ映画えいが」が実写じっしゃ映画えいがや特撮とくさつ映画えいがなどと対比たいひさせた言葉ことばなのに対たいし、「劇場げきじょう用ようアニメ」はテレビアニメやビデオ販売はんばい用ようのアニメ (OVA) などと対比たいひさせた言葉ことばである。

映画えいが館かんでの公開こうかい終了しゅうりょう後ご、地方ちほう自治体じちたいや公共こうきょう団体だんたいに無償むしょうで貸かし出だされ、星空ほしぞら映画えいが会かいなどと呼よばれるイベントで無料むりょう公開こうかいされることもある。

世界せかいのアニメーション映画えいが

編集へんしゅう

世界せかい最初さいしょの純粋じゅんすいなアニメーション映画えいがは、フランスの画家がかエミール・コールの製作せいさくした、『ファンタスマゴリー』（1908年ねん、原題げんだい: Fantasmagorie）だと考かんがえられている[1]。コールはアメリカのブラックトン（後述こうじゅつ）の用もちいていたコマ撮とり実写じっしゃ映画えいがの技法ぎほうに着目ちゃくもくし、そこから実写じっしゃ部分ぶぶんを排はいした完全かんぜんなアニメーション作品さくひんを創作そうさくした。『ファンタスマゴリー』の動画どうがは白しろい紙かみに黒くろインクで描えがかれ、ネガフィルムのまま黒地くろじに白しろい線せんのアニメーション映画えいがとして上映じょうえいされた[2]。世界せかい初はつの長編ちょうへんアニメーション映画えいがは、アメリカのウォルト・ディズニーによって制作せいさくされた『白雪姫しらゆきひめ』（1937年ねん）とされる。

テレビ普及ふきゅう以前いぜんは、ニュース映画えいがとともに短編たんぺんアニメが一般いっぱん映画えいが（本編ほんぺん）の前座ぜんざとして上映じょうえいされた。多おおくの短編たんぺん劇場げきじょうアニメはこの時代じだいに製作せいさくされたものである。1937年ねんにディズニーが初はつのカラー長編ちょうへんアニメ『白雪姫しらゆきひめ』を製作せいさくするまで、ストーリーを楽たのしむというより絵えが動うごくことを楽たのしむアトラクション的てきな短編たんぺんアニメが普通ふつうであった。

1940年ねん、世界せかい初はつのステレオ音声おんせいを取とり入いれたアニメーション映画えいが『ファンタジア』が公開こうかいされる。ただし日本にっぽんでの公開こうかいは1955年ねんである。

アジアでは、1941年ねんに中国ちゅうごくにおいて万まん籟鳴と万古ばんこ蟾の監督かんとくで公開こうかいされた『西遊せいゆう記き 鉄扇てっせん公主こうしゅの巻まき』がアジア初はつの長編ちょうへんアニメーション映画えいがとされる。1942年ねんに戦時せんじ下かの日本にっぽんに輸出ゆしゅつされ、当時とうじ16歳さいの手塚てづか治虫おさむに影響えいきょうを与あたえると共ともに、海軍かいぐん省しょうに長編ちょうへんアニメーション映画えいが『桃太郎ももたろう 海うみの神かみ兵へい』（1945年ねん）を制作せいさくさせる動機どうきとなった。

アメリカでは、テレビ時代じだいになってからも劇場げきじょう短編たんぺんアニメがテレビで繰くり返かえし放送ほうそうされている。日本にっぽんでも、1960年代ねんだいからテレビアニメが量産りょうさんされるまで、『トムとジェリー』『ポパイ』『スーパーマン』『ベティ・ブープ』などの劇場げきじょう短編たんぺんアニメがテレビで何なん度ども再さい放送ほうそうされていた。

「アニメの歴史れきし」も参照さんしょう

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

編集へんしゅう

20世紀せいき初頭しょとうのアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは、ジェームズ・スチュアート・ブラックトンが、アニメーション映画えいがの先駆せんく的てき作品さくひんとも言いえる、黒板こくばんに描えがかれたチョークの絵えを用もちいた『愉快ゆかいな百面相ひゃくめんそう』（1906年ねん、原題げんだい: Humorous Phases of Funny Faces）や[1]、幽霊ゆうれい屋敷やしきの怪奇かいき現象げんしょうをトリックにより再現さいげんした『幽霊ゆうれいホテル』（1907年ねん、原題げんだい: The Haunted Hotel）などのコマ撮とり実写じっしゃ映画えいがを撮影さつえいしていた[2]。

アニメーションの父ちちウィンザー・マッケイ[2]はブラックトンに触発しょくはつされ、寄席よせでのヴォードヴィル公演こうえんに使用しようする目的もくてきで、『リトル・ニモ』（1911年ねん、原題げんだい: Little Nemo）などの短編たんぺんアニメーション映画えいがを製作せいさくした。これらの作品さくひんは映画えいが館かんでも上映じょうえいされ、アニメーションの商業しょうぎょう的てき利用りように対たいする先鞭せんべんを付つけた（しかしながら、マッケイ自身じしんは商業しょうぎょうアニメーションに対たいしては否定ひてい的てきであった）。また、マッケイの『恐竜きょうりゅうガーティ』（1914年ねん、原題げんだい: Gertie the Dinosaur）に登場とうじょうするガーティは、世界せかい最初さいしょの個性こせいを備そなえたアニメーションキャラクターとして評価ひょうかされている。

前述ぜんじゅつのように、テレビが大衆たいしゅう化かする以前いぜんにはニュース映画えいがの前座ぜんざとして短篇たんぺんアニメが大量たいりょうに作つくられた。これらの短編たんぺんから、世界中せかいじゅうで広ひろく知しれ渡わたっているディズニーのミッキーマウスやドナルドダック、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーのトムとジェリー、フライシャー・スタジオのベティ・ブープ、ワーナー・ブラザースのバッグス・バニーなどの人気にんきキャラクターが生うまれた[2]。

映画えいが史上しじょうに残のこる偉業いぎょうを数多かずおおく成なし遂とげた『白雪姫しらゆきひめ』（1937年ねん）は世界せかい初はつのカラー長編ちょうへんアニメーション映画えいがとなった[2]（カラーではなく白黒しろくろのアニメーションだがアルゼンチンでは1931年ねんにキリーノ・クリスティアーニにより長編ちょうへんアニメーション『ペルードポリス』が公開こうかいされている）。

1960年代ねんだいまでの詳細しょうさいについては「アメリカン・アニメーションの黄金おうごん時代じだい」を参照さんしょう

ウォルト・ディズニー以外いがいにアメリカにおけるアニメーションに大おおきな影響えいきょうを与あたえた人物じんぶつにテックス・アヴェリー（本名ほんなフレデリック・ビーン・アヴェリー）がいる。テックス・アヴェリー派はというトレンドを作つくり上あげ、エキセントリックなキャラクター、動うごきを得意とくいとした。創作そうさくした代表だいひょう的てきなキャラクターにドルーピーなどがあり、ジム・キャリー主演しゅえんの映画えいが『マスク』など後ごのアメリカ映画えいが、アメリカン・コミックスに大おおきな影響えいきょうを与あたえた。

1980年代ねんだいからはコンピュータグラフィックスによるアニメ製作せいさくが模索もさくされ始はじめた。コンピュータグラフィックスによるアニメーションはトロン(1982)やジュラシック・パーク(1993)など実写じっしゃ映画えいがではすでに使用しようされ始はじめていた。ピクサー社しゃのトイ・ストーリー（1995年ねん）を皮切かわきりに、3次元じげんコンピュータグラフィックスによる劇場げきじょう用ようアニメーションが数多かずおおく制作せいさくされ始はじめ、現在げんざいではむしろ主流しゅりゅうになりつつある。

ディズニーは21世紀せいき以降いこうも名作めいさくの長編ちょうへんアニメーションを作つくり続つづけており、特とくに『アナと雪ゆきの女王じょおう』（2013年ねん）は、世界せかいの興行こうぎょう収入しゅうにゅうが12億おくドルを記録きろくするなど、世界せかい歴代れきだい興行こうぎょう収入しゅうにゅうで第だい5位いを記録きろくした。同どう作品さくひんは日本にっぽんの興行こうぎょう収入しゅうにゅうでも200億おく円えんを越こえており、日本にっぽんで公開こうかいされたアニメーション映画えいがとしては『千せんと千尋ちひろの神隠かみがくし』（2001年ねん）に次つぐ第だい2位い（公開こうかい当時とうじ）の興行こうぎょう収入しゅうにゅうを記録きろくしている。

ロシア

編集へんしゅう

ソ連それん時代じだいに長編ちょうへんアニメ映画えいがで「せむしの仔馬こうま」などが製作せいさくされている。ソ連それんではスターリンの指示しじによりディズニーのようなアニメを作つくることが求もとめられていた。スターリンの死後しご、ロマン・カチャーノフが児童じどう向むけ物語ものがたりであるチェブラーシカをアニメーション化かするなど、ロシアアニメ界かいに貢献こうけんし高たかい評価ひょうかを得えている。脚本きゃくほん家かにはマリーナ・ヴィシネヴェツカヤなどがいる。

チェコ

編集へんしゅう
詳細しょうさいは「チェコのアニメーション」を参照さんしょう

チェコは、伝統でんとう的てきに人形にんぎょう劇げきが盛さかんであり、経済けいざい的てき理由りゆうからセルを使つかうことが困難こんなんであった。従したがって人形にんぎょうアニメーションが盛さかんである。代表だいひょう的てきな作家さっかにイジー・トルンカ（1912年ねん-1969年ねん）などがいる。トルンカの代表だいひょう作さくは『真夏まなつの夜よるの夢ゆめ』（1959年ねん）、『手て』（1965年ねん）などがあり、とくに『手て』は1968年ねんのソ連それん介入かいにゅうを予見よけんさせるものだとして高たかい評価ひょうかを受うけている。

中華民国ちゅうかみんこく

編集へんしゅう

中華民国ちゅうかみんこくでは1941年ねんに、アジア初はつの長編ちょうへんアニメーション映画えいが『鐡扇公主こうしゅ』が、万まん籟鳴と万古ばんこ蟾兄弟きょうだいにより制作せいさくされた。

全ぜん世界せかいの歴代れきだいアニメーション映画えいがの興行こうぎょう成績せいせき

編集へんしゅう
「興行こうぎょう収入しゅうにゅう上位じょういのアニメーション映画えいが一覧いちらん」も参照さんしょう

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくのメジャー映画えいが会社かいしゃが配給はいきゅうする作品さくひんが世界せかい市場いちばでも大おおきな地位ちいを占しめており、下記かきの表ひょうに掲載けいさいする興行こうぎょう収入しゅうにゅう世界せかい上位じょうい作品さくひんは全すべて米国べいこくメジャーによるものである。またアニメーション制作せいさくスタジオの体制たいせいについても、2006年ねんのディズニーによるピクサー買収ばいしゅう、2007年ねんに20世紀せいきフォックスのアニメプロデューサーがイルミネーションを設立せつりつしてユニバーサルへ移籍いせき、2016年ねんのユニバーサルによるドリームワークス・アニメーション買収ばいしゅうといった変遷へんせんをたどった結果けっか、2016年ねん時点じてんでの興行こうぎょう収入しゅうにゅう上位じょうい作品さくひんの制作せいさくスタジオはディズニーとユニバーサルの2系列けいれつによる寡占かせん状態じょうたいに収しゅうれんされた。

下記かきの表ひょうでも、ディズニー傘下さんか（ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオの2スタジオ）とユニバーサル傘下さんか（イルミネーション・エンターテインメントとドリームワークス・アニメーションの2スタジオ）の制作せいさくスタジオに、フォックス傘下さんかの制作せいさくスタジオ（ブルースカイ・スタジオと20世紀せいきフォックス・アニメーションの2スタジオ）を加くわえた3系列けいれつの作品さくひんでほぼ占しめられていることが分わかる。

全ぜん世界せかい興行こうぎょう収入しゅうにゅう上位じょういの米国べいこくアニメーション映画えいが
出典しゅってん集計しゅうけい時点じてんで上映じょうえい継続けいぞく中ちゅうの作品さくひんを除のぞく[3]
作品さくひん名めい 配給はいきゅう会社かいしゃ 制作せいさく会社かいしゃ 公開こうかい年ねん 興行こうぎょう収入しゅうにゅう
(億おくドル）
アナと雪ゆきの女王じょおう2
Frozen II		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 2019年ねん 14.500
アナと雪ゆきの女王じょおう
Frozen		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 2013年ねん 12.765
インクレディブル・ファミリー
Incredibles 2		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2018年ねん 12.428
ミニオンズ
Minions		 ユニバーサル イルミネーション・エンターテインメント 2015年ねん 11.594
トイ・ストーリー4
Toy Story 4		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2019年ねん 10.739
トイ・ストーリー3
Toy Story 3		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2010年ねん 10.670
怪盗かいとうグルーのミニオン大だい脱走だっそう
Despicable Me 3		 ユニバーサル イルミネーション 2017年ねん 10.348
ファインディング・ドリー
Finding Dory		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2016年ねん 10.282
ズートピア
Zootopia		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 2016年ねん 10.238
怪盗かいとうグルーのミニオン危機きき一発いっぱつ
Despicable Me 2		 ユニバーサル イルミネーション・エンターテインメント 2013年ねん 9.708
ライオン・キング
The Lion King		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 1994年ねん 9.685
ファインディング・ニモ
Finding Nemo		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2003年ねん 9.403
シュレック2
Shrek 2		 ドリームワークス ドリームワークス・アニメーション 2004年ねん 9.198
アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの
Ice Age: Dawn of the Dinosaurs		 20世紀せいきフォックス ブルースカイ・スタジオ 2009年ねん 8.867
アイス・エイジ4/パイレーツ大だい冒険ぼうけん
Ice Age: Continental Drift		 20世紀せいきフォックス ブルースカイ・スタジオ 2012年ねん 8.772
ペット
The Secret Life of Pets		 ユニバーサル イルミネーション・エンターテインメント 2016年ねん 8.755
インサイド・ヘッド
Inside Out		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2015年ねん 8.576
リメンバー・ミー
Coco		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2017年ねん 8.078
シュレック3
Shrek the Third		 パラマウント ドリームワークス・アニメーション 2007年ねん 7.990
シュレック フォーエバー
Shrek Forever After		 パラマウント ドリームワークス・アニメーション 2010年ねん 7.526
マダガスカル3
Madagascar 3: Europe's Most Wanted		 パラマウント ドリームワークス・アニメーション 2012年ねん 7.469
モンスターズ・ユニバーシティ
Monsters University		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2013年ねん 7.442
カールじいさんの空そら飛とぶ家いえ
Up		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2009年ねん 7.351
カンフー・パンダ2
Kung Fu Panda 2		 パラマウント ドリームワークス・アニメーション 2011年ねん 6.657
アイス・エイジ2
Ice Age: The Meltdown		 20世紀せいきフォックス ブルースカイ・スタジオ 2006年ねん 6.609
ベイマックス
Big Hero 6		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 2014年ねん 6.578
モアナと伝説でんせつの海うみ
Moana		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 2016年ねん 6.426
Mr.インクレディブル
The Incredibles		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2004年ねん 6.330
SING/シング
Sing		 ユニバーサル イルミネーション・エンターテインメント 2016年ねん 6.324
カンフー・パンダ
Kung Fu Panda		 パラマウント ドリームワークス・アニメーション 2008年ねん 6.317
ヒックとドラゴン2
How to Train Your Dragon 2		 20世紀せいきフォックス ドリームワークス・アニメーション 2014年ねん 6.215
レミーのおいしいレストラン
Ratatouille		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2007年ねん 6.207
マダガスカル2
Madagascar: Escape 2 Africa		 パラマウント ドリームワークス・アニメーション 2008年ねん 6.039
塔とうの上うえのラプンツェル
Tangled		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 2010年ねん 5.918
クルードさんちのはじめての冒険ぼうけん
The Croods		 20世紀せいきフォックス ドリームワークス・アニメーション 2013年ねん 5.872
モンスターズ・インク
Monsters, Inc.		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2001年ねん 5.774
カーズ2
Cars 2		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2011年ねん 5.621
長ながぐつをはいたネコ
Puss in Boots		 パラマウント ドリームワークス・アニメーション 2011年ねん 5.550
怪盗かいとうグルーの月つき泥棒どろぼう 3D
Despicable Me		 ユニバーサル イルミネーション・エンターテインメント 2010年ねん 5.431
メリダとおそろしの森もり
Brave		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2012年ねん 5.404
ウォーリー
WALL-E		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2008年ねん 5.333
マダガスカル
Madagascar		 ドリームワークス ドリームワークス・アニメーション 2005年ねん 5.327
シュガー・ラッシュ:オンライン
Ralph Breaks the Internet		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 2018年ねん 5.293
モンスター・ホテル クルーズ船せんの恋こいは危険きけんがいっぱい?!
Hotel Transylvania 3: Summer Vacation		 ソニー・ピクチャーズ ソニー・ピクチャーズ アニメーション 2018年ねん 5.285
ボス・ベイビー
The Boss Baby		 20世紀せいきフォックス ドリームワークス・アニメーション 2017年ねん 5.280
ザ・シンプソンズ MOVIE
The Simpsons Movie		 20世紀せいきフォックス 20世紀せいきフォックス・アニメーション 2007年ねん 5.271
カンフー・パンダ3
Kung Fu Panda 3		 20世紀せいきフォックス ドリームワークス・アニメーション 2016年ねん 5.212
ヒックとドラゴン 聖地せいちへの冒険ぼうけん
How to Train Your Dragon: The Hidden World		 ユニバーサル ドリームワークス・アニメーション 2019年ねん 5.198
グリンチ
The Grinch		 ユニバーサル イルミネーション 2018年ねん 5.115
アラジン
Aladdin		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 1992年ねん 5.041
ブルー2 トロピカル・アドベンチャー
Rio 2		 20世紀せいきフォックス ブルースカイ・スタジオ 2014年ねん 5.001
トイ・ストーリー2
Toy Story 2		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 1999年ねん 4.974
ヒックとドラゴン
How to Train Your Dragon		 パラマウント ドリームワークス・アニメーション 2010年ねん 4.949
ブルー 初はじめての空そらへ
Rio		 20世紀せいきフォックス ブルースカイ・スタジオ 2011年ねん 4.846
シュレック
Shrek		 ドリームワークス ドリームワークス・アニメーション 2001年ねん 4.844
モンスター・ホテル2
Hotel Transylvania 2		 ソニー・ピクチャーズ ソニー・ピクチャーズ アニメーション 2015年ねん 4.732
シュガー・ラッシュ
Wreck-It Ralph		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 2012年ねん 4.712
LEGO ムービー
The LEGO Movie		 ワーナー・ブラザース アニマル・ロジック 2014年ねん 4.692
カーズ
Cars		 ウォルト・ディズニー ピクサー・アニメーション・スタジオ 2006年ねん 4.622
ターザン
Tarzan		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 1999年ねん 4.482
ペット2
The Secret Life of Pets 2		 ユニバーサル イルミネーション 2019年ねん 4.300
美女びじょと野獣やじゅう
Beauty and the Beast		 ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 1991年ねん 4.250
SING/シング: ネクストステージ
Sing 2		 ユニバーサル イルミネーション 2021年ねん 4.088
アイス・エイジ5/止とどめろ! 惑星わくせい大だい衝突しょうとつ
Ice Age: Collision Course		 20世紀せいきフォックス ブルースカイ・スタジオ 2016年ねん 4.086
ホーム 宇宙うちゅう人じんブーヴのゆかいな大だい冒険ぼうけん
Home		 20世紀せいきフォックス ドリームワークス・アニメーション 2015年ねん 3.860
アイス・エイジ
Ice Age		 20世紀せいきフォックス ブルースカイ・スタジオ 2002年ねん 3.833

日本にっぽんのアニメーション映画えいがの歴史れきし

編集へんしゅう

前史ぜんし

編集へんしゅう

江戸えど時代じだいに既すでに「写うつし絵え」と呼よばれ[2]、布ぬのや紙かみによるスクリーン膜まくに影絵かげえ、薄紙うすがみやガラス板ばんに書かかれた絵えを幻灯げんとう機きを用もちいて投とう映うつして動うごかし、語かたりや音曲おんぎょくを加くわえて上映じょうえいする見世物みせもの興行こうぎょうがあった[注ちゅう 1]。もちろんこれはフィルムによる動画どうがではなくて、人ひとが操作そうさして絵えを差さし替かえたり動うごかすものである[4]。

1910年代ねんだいから1920年代ねんだい

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なまくら刀がたな（塙はなわ凹内名刀めいとう之の巻まき）
 
ノンキなトウサン 竜りゅう宮参みやまいり

現存げんそんする日本にっぽん最古さいこのアニメーション作品さくひんは幸内こうない純一じゅんいつの『なまくら刀がたな』（1917年ねん〈大正たいしょう6年ねん〉公開こうかい）[5]で日本にっぽんの最初さいしょ期きの短篇たんぺんアニメーション映画えいがである。これは1910年代ねんだいに輸入ゆにゅうされた短編たんぺんアニメーションを受うけ、日本にっぽんの映画えいが各社かくしゃの依頼いらいによって制作せいさくされた10分ふんほどの作品さくひんであり、長ながらく現存げんそんしていないとされていたが、2007年ねん（平成へいせい19年ねん）に玩具おもちゃ版ばんが発見はっけんされた。1916年ねん（大正たいしょう期き）から下川しもかわ凹天、北山きたやま清太郎せいたろう、幸内こうない純一じゅんいつの3人にんの漫画まんが家か、画家がかがそれぞれ別々べつべつにペーパーアニメーションと切きり絵えアニメーションでアニメ作品さくひんの制作せいさくを手てがけ1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）にいずれも公開こうかいされたが、現存げんそんするのはこの作品さくひんのみである。

下川しもかわ、北山きたやま、幸内こうないの3人にんは国産こくさんアニメの創始そうし者しゃとして歴史れきしに名なを残のこしたが、いずれも数すう年ねん足たらずでアニメ制作せいさくから撤退てったいしている。その後ご、1920年代ねんだいに入はいると、この3人にんに次ついで木村きむら白山はくさん、山本やまもと早苗さなえ、大藤おおふじ信郎のぶおらが頭角とうかくを現あらわすようになる。またセルアニメーションの導入どうにゅうが遅おくれた日本にっぽんでは切きり絵えアニメーションが発達はったつし、この分野ぶんやでは大藤おおふじ信郎のぶお賞しょうに名なを残のこす大藤おおふじ信郎のぶおが『鯨くじら』（1927年ねん〈昭和しょうわ2年ねん〉）で国際こくさい的てきな評価ひょうかを得えている。

1930年代ねんだいから1940年代ねんだい

編集へんしゅう

1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）、日本にっぽん初はつのトーキーアニメ映画えいが『力ちからと女おんなの世よの中なか』を、後のちに「日本にっぽんのアニメーションの父ちち」と称しょうされる政せい岡おか憲三けんぞうが松竹しょうちくで制作せいさくしている。続つづいて1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）に大石おおいし郁雄いくおにより『動どう絵え狐狸こり達引たてひき』が制作せいさくされる。

1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）、日本にっぽん初はつの立体りったいアニメーション撮影さつえいを用もちいた実写じっしゃ映画えいが『かぐや姫ひめ』が、映画えいが会社かいしゃJOで制作せいさくされる。演出えんしゅつを田中たなか喜次よしつぐ、撮影さつえいを円谷つぶらや英二えいじ、人形にんぎょうを浅野あさの孟はじめ府ふ、アニメーションを政せい岡おか憲三けんぞうが担当たんとうしている。

 
桃太郎ももたろう 海うみの神かみ兵へい

1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）、日本にっぽん初はつのフルセルアニメーション『くもとちゅうりっぷ』が政せい岡おか憲三けんぞうにより制作せいさくされる。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんを迎むかえると、それまで個人こじん工房こうぼうにより乏とぼしい予算よさんで小規模しょうきぼに行おこなわれて来きた日本にっぽんのアニメーション制作せいさくに対たいして、軍部ぐんぶより予算よさんが投下とうかされ、戦時せんじ色いろの強つよい国威こくい発揚はつよう的てきな内容ないようながら、瀬尾せお光世みつよの『桃太郎ももたろうの海うみ鷲わし』（1942年ねん〈昭和しょうわ17年ねん〉）、『桃太郎ももたろう 海うみの神かみ兵へい』（1945年ねん〈昭和しょうわ20年ねん〉）といった作品さくひんが制作せいさくされた。カラー短編たんぺんアニメーションとして、『お猿さる三吉みよし大だい爆ばく撃げき二に萬まんキロ』が1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）以降いこうに試作しさく予定よていだったが、戦局せんきょくの悪化あっかにより中止ちゅうしとなっている。

1950年代ねんだい

編集へんしゅう

1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）、日本にっぽんで初はじめてのカラー（総そう天然色てんねんしょく）・立体りったいアニメーション映画えいが『セロ弾びきのゴーシュ』（三井みつい芸術げいじゅつプロ・プーク制作せいさく・監督かんとく川尻かわじり泰司やすじ・森永もりなが健次郎けんじろう）が製作せいさくされた。撮影さつえいにはミッチェルの35ミリカメラ、日本にっぽん初はつのコニカラーのネガが使用しようされた。

1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）、東映動画とうえいどうがは国産こくさん発はつのカラー長編ちょうへん『白蛇しろへび伝でん』を公開こうかいした。

同年どうねん、『かみなりんこ物語ものがたり』『笛ふえ吹ふき王子おうじ』を東京とうきょう中央ちゅうおう人形にんぎょう劇場げきじょうが製作せいさくした。東京とうきょう中央ちゅうおう人形にんぎょう劇場げきじょうは後ごの（株）かぶしきがいしゃ東京とうきょう中央ちゅうおうプロダクションであり、電通でんつう映画えいが社しゃと共ともに多数たすうのアニメーション映画えいがを製作せいさくした。

1960年代ねんだい

編集へんしゅう

アニメ作品さくひんの増加ぞうか

編集へんしゅう

東映動画とうえいどうがは白蛇しろへび伝でんに引ひき続つづき『安あん寿ひさしと厨子ずし王丸おうまる』（1961年ねん）、『わんわん忠臣蔵ちゅうしんぐら』（1963年ねん）、『ガリバーの宇宙うちゅう旅行りょこう』（1965年ねん）、『太陽たいようの王子おうじ ホルスの大だい冒険ぼうけん』（1968年ねん）、『空そら飛とぶゆうれい船せん』（1969年ねん）、『長靴ながぐつをはいた猫ねこ』（1969年ねん）などの長編ちょうへん漫画まんが映画えいがを世よに送おくり出だした。これらのシリーズは「東映とうえいまんがまつり」などのお正月しょうがつの定番ていばん映画えいがとして低てい年齢ねんれい層そう向むけ映画えいがとして普及ふきゅうする。これらの映画えいがの多おおくは映画えいが館かんだけではなく、16じゅうろくミリフィルムとして小学校しょうがっこうの上映じょうえい会かいなどにも貸かし出だされて、多おおくの子供こどもたちが観賞かんしょうする機会きかいを得えることになり、長編ちょうへんアニメ映画えいがの小学校しょうがっこうなどでの無料むりょう公開こうかいは、後ごの星空ほしぞら映画えいが会かいなどへと引ひき継つがれていくこととなる。

虫むしプロダクションは1963年ねんに日本にっぽん初はつの本格ほんかく的てきテレビアニメ[注ちゅう 2]『鉄腕てつわんアトム』の制作せいさくを開始かいし。これによりテレビアニメ時代じだいの幕開まくあけとなった。翌年よくねんには日本にっぽん初はつのテレビアニメからの映画えいが化か作品さくひん『鉄腕てつわんアトム 宇宙うちゅうの勇者ゆうしゃ』（1964年ねん）が制作せいさくされる。これ以降いこう、テレビアニメの映画えいが化か作品さくひんは大量たいりょうに生うみ出だされ、日本にっぽんにおけるアニメーション映画えいがの重要じゅうような位置いちを占しめるようになる。

これまで長編ちょうへんアニメではフルアニメーションを基本きほんとして来きた東映動画とうえいどうがであったが、テレビアニメの影響えいきょうを受うけ1966年ねんの『サイボーグ009』からはリミテッド・アニメーションを応用おうようした3コマ撮とりによるテレビアニメとの中なか間あいだ的てき位置付いちづけの「B作さく」と呼よぶ路線ろせんが開始かいしとなる。従来じゅうらいのフルアニメは「A作さく」と呼よびとして区別くべつされるようになった。

また虫むしプロは従来じゅうらいの子供こども向むけのアニメーション映画えいがとは逆ぎゃくの方向ほうこう性せいを狙ねらい、大人おとなのためのアニメーション映画えいがとして1969年ねん公開こうかいの劇場げきじょう用よう作品さくひん『千せん夜や一夜いちや物語ものがたり』を第だい1作さくとするアニメラマ2部ぶ作さくを制作せいさくした。このアニメラマは予想よそう外がいにヒットし、ここから大人おとな向むけアニメが制作せいさくされることとなる。1970年ねんには第だい2作さく『クレオパトラ』、1973年ねんにアニメロマネスク『哀かなしみのベラドンナ』が公開こうかいされている。なお1969年ねんにはレオ・プロダクション（現げん・スタジオエル）がアニメラマに便乗びんじょうして日本にっぽん初はつの成人せいじん指定していアニメ『㊙劇画げきが 浮世絵うきよえ千せん一いち夜や』を東映とうえい系けいで公開こうかいし、1971年ねんには東京とうきょうテレビ動画どうが（のちの日本にほんテレビ動画どうが）が谷岡たにおかヤスジ原作げんさくの長編ちょうへんアニメーション映画えいが『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!!』を日本ヘラルド映画にっぽんへらるどえいがの配給はいきゅうで製作せいさく・公開こうかいしているが、これら便乗びんじょう作さくはいずれも興行こうぎょう的てき・批評ひひょう的てき・作品さくひん的てき成功せいこうを収おさめられず失敗しっぱい作さくとして終おわった。

教育きょういく用ようアニメーション

編集へんしゅう

1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）、日本にっぽん教育きょういくテレビ（テレビ朝日てれびあさひの前身ぜんしん）『道徳どうとくの時間じかん』で人形にんぎょう劇げきをフィルム撮影さつえいしてアニメーション加工かこうした人形にんぎょう劇映画げきえいが『ベニスの商人しょうにん』の放送ほうそうが決定けっていし、製作せいさくが開始かいしされた。1960年ねん、日本にっぽん教育きょういくテレビ（テレビ朝日てれびあさひの前身ぜんしん）の文部省もんぶしょう監修かんしゅう『道徳どうとくの時間じかん』で日本にっぽんで初はじめての人形にんぎょう劇映画げきえいが『ベニスの商人しょうにん』（東京とうきょう中央ちゅうおう人形にんぎょう劇場げきじょう製作せいさく）が放送ほうそうされた。

当時とうじはまだスタジオ・ライブでの人形にんぎょう劇げきしか放送ほうそうされていなかったためフィルム映画えいがの放送ほうそうには文部省もんぶしょうの許可きょかが必要ひつようであり、番組ばんぐみプロデューサーの笠原かさはら明あきらが尽力じんりょくしてこれを実現じつげんさせた。脚本きゃくほん・演出えんしゅつを高橋たかはし克雄かつお、撮影さつえいは森もり隆たかし司郎しろう・村瀬むらせ栄一えいいちのコンビによりフランス製せいボリューの16じゅうろくミリカメラを使用しようして行おこなわれた。ライブの人形にんぎょう劇げきをフィルム撮影さつえいしてアニメーション撮影さつえいの場面ばめんを追加ついか、人形にんぎょうを動うごかす糸いとやワイヤーをアニメーションによって消けすなどの加工かこうが施ほどこされ、日本にっぽんで初はじめての人形にんぎょう劇映画げきえいがとして放送ほうそうされた。スタジオライブでの人形にんぎょう劇げきと違ちがってフィルムが作品さくひんとして残のこる利点りてんがあり、放送ほうそう終了しゅうりょう後ご、映画えいが配給はいきゅう会社かいしゃがこれを映画えいがとして全国ぜんこくに配給はいきゅうした。

1960年代ねんだいに教育きょういく映画えいが配給はいきゅう社しゃによって配給はいきゅうされた文部省もんぶしょう選定せんていによる教育きょういくアニメーション映画えいがは、東京とうきょう中央ちゅうおうプロダクションや電通でんつう映画えいが社しゃの製作せいさくした作品さくひんだけでも以下いかの通とおり数多かずおおく存在そんざいする。

東京とうきょうオリンピックの開催かいさいに合あわせて製作せいさくされた『動物どうぶつオリンピック』においては東京とうきょう中央ちゅうおうプロダクションと電通でんつう映画えいが社しゃ、教育きょういく映画えいが配給はいきゅう社しゃの三さん者しゃが製作せいさく者しゃとなる大作たいさくで文部もんぶ大臣だいじん賞しょうを受賞じゅしょうした。

  • 立体りったいアニメーション映画えいが
    • 『ベニスの商人しょうにん』『笛ふえ吹ふき王子おうじ』『かみなりんこ物語ものがたり』『子こ鬼おにの祭まつり』『ピーターうさぎのぼうけん』『動物どうぶつオリンピック』『うさぎとおおかみ』『ゆだんは大敵たいてき』『ピーターうさぎのおるすばん』『うさぎとかめ』『3びきのこぶた』『7ひきのこやぎ』『牛うしとかえる』『よくばった犬いぬ』『おやゆびひめ』（セルアニメ）『ライオンとねずみ』
  • 交通こうつう安全あんぜんシリーズ
    • 『信号しんごうを守まもろう』『とびだし あぶない』『道みちの歩あるきかた』

1962年ねん、大映だいえいテレビ室しつ制作せいさくによる宇宙うちゅう犬けんを主人公しゅじんこうした立体りったいアニメーション・テレビドラマ『ワンウェイ物語ものがたり』が（全ぜん13話わ）完成かんせい。

『ワンウェイ物語ものがたり』は脚本きゃくほん・演出えんしゅつを高橋たかはし克雄かつお、カメラは森もり隆司たかし郎ろう、照明しょうめいは村瀬むらせ栄一えいいち、日本にっぽん初はつのテレビ動画どうがとなるはすであったが、大映だいえいが倒産とうさんしたため放映ほうえいに至いたらず、フィルムも見みつからないままとなっている。

1967年ねん、モントリオール万博ばんぱくにおいて日本にっぽんの立体りったいアニメーション映画えいが『一寸法師いっすんぼうし』（カラー14分ふん・監督かんとく高橋たかはし克雄かつお）はカナダ国営こくえい映画えいが局きょくで日本にっぽんの文化ぶんかを紹介しょうかいする映画えいがとして上映じょうえいされた後のち、（株）かぶしきがいしゃ教育きょういく映画えいが配給はいきゅう社しゃの配給はいきゅうにより全国ぜんこくのにっかつ系けい映画えいが館かんでも上映じょうえいされた。当時とうじの『一寸法師いっすんぼうし』のプレスには（カラー 14分ふん 1.5巻かん 154メートル）と記載きさいされ、カラー映画えいががまだ珍めずらしい時代じだいであったためカラーの部分ぶぶんのみ太字ふとじで強調きょうちょうされている。

1970年代ねんだいから1980年代ねんだい

編集へんしゅう

虫むしプロダクションは倒産とうさん、東映動画とうえいどうがも劇場げきじょう“フル”アニメーションの制作せいさくを中止ちゅうしする。その後ご「東映とうえいまんがまつり」は『マジンガーZ』などテレビで人気にんきを得えたアニメの劇場げきじょう用よう新作しんさくという路線ろせんに転換てんかんした。また、この時期じきの「東映とうえいまんがまつり」は東宝とうほうの「東宝とうほうチャンピオンまつり」とともに、新作しんさくではない既すでに放送ほうそう済ずみのテレビアニメのエピソードの一部いちぶを35ミリ化かしてそのまま劇場げきじょうアニメとして上映じょうえいしていた（ブロー・アップの項目こうもくも参照さんしょう）。劇場げきじょう向むけ長編ちょうへんアニメといえば東映動画とうえいどうがの独擅場どくせんじょうだった日本にっぽんアニメ界かいにおいて、変化へんかが起おきるのは1970年代ねんだい後半こうはんである。

アニメブーム

編集へんしゅう

1970年代ねんだい後半こうはんになると、主おもにテレビアニメをオリジナルアニメ化かした作品さくひんが登場とうじょうする様ようになる。1974年ねんにはテレビアニメ『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト』が放送ほうそうされる。テレビでの本ほん放送ほうそう時じにはあまり人気にんきが無なかったが、再さい放送ほうそうによりヒットすると、1977年ねんにテレビ放送ほうそうを編集へんしゅうした劇場げきじょう版ばんが公開こうかいされ、初日しょにちから徹夜てつやする客きゃくが出でるなどの大だいヒットを記録きろくする。翌よく1978年ねんには『さらば宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 愛あいの戦士せんしたち』が公開こうかいされ空前くうぜんの大だいヒットを記録きろくし、この2作品さくひんによって子供こどもをターゲットとしていたアニメ映画えいがというものが、年齢ねんれい層そうを超こえて楽たのしめるものであると認識にんしきされる様ようになった。この後のち、劇場げきじょう用ようアニメ映画えいがが数多かずおおく作つくられることとなる。

『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト』シリーズは2作さく目め以降いこう、オリジナル作品さくひんが制作せいさくされることとなるが、これらの続編ぞくへんでは後あとでテレビ放映ほうえいをすることを意識いしきしてか、シネマスコープサイズではない比率ひりつの映画えいがが作成さくせいされている。

1978年ねんに世界せかい初はつのアニメビジョンの作品さくひん『ルパン三さん世せい ルパンVS複製ふくせい人間にんげん』が、翌よく1979年ねんには宮崎駿みやざきはやおが初はじめて監督かんとくを務つとめた作品さくひん『ルパン三さん世せい カリオストロの城しろ』が公開こうかいされる。

『科学かがく忍者にんじゃ隊たいガッチャマン』『海うみのトリトン』『未来みらい少年しょうねんコナン』『アルプスの少女しょうじょハイジ』などテレビのアニメブームに乗のって、テレビアニメを再さい編集へんしゅうした長編ちょうへんアニメが劇場げきじょうで公開こうかいされたのもこの時期じきの特徴とくちょうである。これはアニメブームを当あて込こんだものである一方いっぽうで、東映動画とうえいどうが以外いがいの制作せいさく会社かいしゃはそれまでもっぱらテレビアニメの制作せいさくを専門せんもんとしていて劇場げきじょう向むけの長編ちょうへんアニメを制作せいさくするノウハウを持もたず、急きゅうな需要じゅように応こたえるだけの余力よりょくに欠かけていたことが原因げんいんであろう[注ちゅう 3]。しかしたとえ再さい編集へんしゅうでも、当時とうじビデオデッキとレンタルビデオ店みせの普及ふきゅう途上とじょうの時代じだいであり（普及ふきゅうは1980年代ねんだいの半なかば）、観客かんきゃくの側がわにとっては再さい放送ほうそう以外いがいで人気にんきテレビアニメを再さい鑑賞かんしょうできる唯一ゆいいつの機会きかいという側面そくめんがあった。こうして1970年代ねんだい後半こうはんには多おおくの作品さくひんが公開こうかいされ、後ごのアニメーターたちにも影響えいきょうを与あたえた。

また、『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト』の舛田ますだ利雄としおを始はじめとして、1980年代ねんだい初はじめまでのアニメブームは実写じっしゃ畑はたけの映画えいが監督かんとくをアニメに起用きようした例れいが多おおい。浦山うらやま桐きり郎ろう『龍りゅうの子こ太郎たろう』（1979年ねん）、市川いちかわ崑こん『銀河ぎんが鉄道てつどう999』（1979年ねん）、恩地おんち日出夫ひでお『地球ちきゅうへ…』（1980年ねん）。これは一説いっせつには、当時とうじアニメ映画えいがに馴染なじみの無なかった地方ちほうの映画えいが館主かんしゅを納得なっとくさせるためだったと言いわれる。

1980年代ねんだいに入はいると、『機動きどう戦士せんしガンダム（ファーストガンダム）』の劇場げきじょう版ばん三さん部ぶ作さくが1981年ねんから1982年ねんにかけて公開こうかいされたのが話題わだいを呼よんだ。当初とうしょ、機動きどう戦士せんしガンダムは1979年ねんにテレビシリーズとして放映ほうえいされたが、不人気ふにんきとなり打うち切きられた。しかし、再さい放送ほうそうなどで人気にんきをさらに集あつめ、劇場げきじょう版ばんの公開こうかい、さらにはガンダムのテレビシリーズの続編ぞくへんである『機動きどう戦士せんしΖぜーたガンダム（1985年ねん）』の放映ほうえいにまで至いたった。1988年ねんにはさらに続編ぞくへんとなるアニメ映画えいが『逆襲ぎゃくしゅうのシャア』も上映じょうえいされ、観客かんきゃく動員どういん数すう100万まん人にんを達成たっせいしている。

ガンダムの大だいヒットの影響えいきょうを受うけて「ポスト・ガンダム」としてロボットアニメが増産ぞうさんされた。『伝説でんせつ巨きょ神しんイデオン 接触せっしょく編へん・発動はつどう編へん』、『宇宙うちゅう戦士せんしバルディオス 劇場げきじょう版ばん』、『ドキュメント 太陽たいようの牙きばダグラム』、『ザブングル グラフィティ』などである。そして1984年ねんに『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス 愛あい・おぼえていますか』が公開こうかいされ、『ヤマト』『ガンダム』に次つぐ大だいヒット作品さくひんとなった。

一方いっぽう、1982年ねんには米国べいこくとソ連それんの冷戦れいせんを題材だいざいにした近きん未来みらい戦争せんそうの恐おそろしさを描えがいた『FUTURE WAR 198X年とし』が公開こうかいされたものの、公開こうかい前まえの上映じょうえい反対はんたい運動うんどうや労働ろうどう組合くみあいが「内容ないようが好戦こうせん的てきである」ということが話題わだいになり、公開こうかい前まえに上映じょうえい中止ちゅうしに追おい込こまれてしまう事態じたいもあった。

長寿ちょうじゅシリーズ誕生たんじょう

編集へんしゅう

1980年ねんの『ドラえもん のび太たの恐竜きょうりゅう』のヒットを受うけ毎年まいとし春休はるやすみにドラえもんの映画えいが作品さくひんが公開こうかいされるようになり、例年れいねん30から50億おく円えん規模きぼの興行こうぎょう収入しゅうにゅうを果はたしている長寿ちょうじゅ人気にんきシリーズとなった[注ちゅう 4]。1989年ねんにはそれいけ!アンパンマンの映画えいが作品さくひん第だい1作さくの『それいけ!アンパンマン キラキラ星きらぼしの涙なみだ』が公開こうかいされ、こちらも毎年まいとし新作しんさくが上映じょうえいされている。

スタジオジブリ設立せつりつ

編集へんしゅう

『風ふうの谷たにのナウシカ』（1984年ねん）が劇場げきじょう公開こうかいされ、この後のちスタジオジブリを立たち上あげた高畑たかはた勲いさおや、宮崎駿みやざきはやおらが2年ねんに1本ほん程度ていどの間隔かんかくで『天空てんくうの城しろラピュタ』（1986年ねん）、『となりのトトロ』（1988年ねん）などのオリジナル劇場げきじょう用ようアニメ映画えいがを公開こうかいした。宮崎みやざきらの始はじめたジブリは新あたらしいレーベルであり、彼かれらの才能さいのうはまだアニメファンにしか気きづかれておらず、興行こうぎょう面めんではドラえもんや東映とうえいまんがまつりなどの後塵こうじんを拝はいし続つづけた。ジブリが商業しょうぎょう的てきに大だい成功せいこうを収おさめ一般いっぱん大衆たいしゅうの誰だれもが知しるような知名度ちめいどになるのは1990年代ねんだい以降いこうである。

OVA

編集へんしゅう

1983年ねん、東京とうきょう中央ちゅうおうプロダクション代表だいひょうの高橋たかはし克雄かつおがビデオでダイレクトにアニメーションを撮影さつえいするビデオ・アニメーションシステムを開発かいはつした。

NHKでの1年間ねんかんの試験しけん放送ほうそうを経へて『NHK番組ばんぐみのおしらせ・メルヘンシリーズ』において世界せかいで初はじめての放送ほうそう規格きかくとしてのビデオ・アニメーションシステムで製作せいさくされた同どうシリーズ『うりこひめ』がビデオアニメの第だい1号ごう、『サルカニ合戦かっせん』『ねずみの嫁入よめいり』等とうが定時ていじ番組ばんぐみ放送ほうそうされた。

家庭かてい用ようビデオ映画えいがとして『メルヘンおはなし絵本えほんシリーズ』（小学館しょうがくかん）の他ほか、『ケンちゃんミカちゃんの不思議ふしぎな旅たび』（電通でんつう・NTT）『モンタくんパトカーに乗のる』（教育きょういく映画えいが配給はいきゅう社しゃ・警視庁けいしちょう）などビデオアニメによる映画えいがが製作せいさく・配給はいきゅうされた。

1980年代ねんだい半なかばのビデオデッキとレンタルビデオ店みせの普及ふきゅうは、アニメ映画えいがの製作せいさくにも変化へんかをもたらした。オリジナルビデオアニメーション（OVA）の興隆こうりゅうは、OVAを劇場げきじょうアニメとして単たん館かん系けいで公開こうかいしたり、逆ぎゃくにマニア向むけの企画きかくを一旦いったん劇場げきじょうアニメとして公開こうかいして、後ごのビデオ販売はんばいでも製作せいさく費ひの回収かいしゅうを計はかるというビジネスモデルが成立せいりつさせた。その受うけ皿ざらとして短命たんめいに終おわったものの、1989年ねんに東京とうきょうではアニメを専せん門もんに上映じょうえいする映画えいが館かん「テアトル池袋いけぶくろ」[7]と「新宿しんじゅく・ANIMECCA」[8]の2館かんが誕生たんじょう。これまで劇場げきじょうアニメとして通用つうようしなかった企画きかくが、ビデオ販売はんばいを前提ぜんていとして通とおるようになる。また、OVAの存在そんざいは、これまでテレビアニメで下請したうけ的てき立場たちばに甘あまんじていた中小ちゅうしょうのアニメ制作せいさく会社かいしゃがOVAの制作せいさくに乗のり出だすことで、徐々じょじょに製作せいさく能力のうりょくを高たかめることを可能かのうとした。Production I.Gもそのスタジオの一ひとつで、1980年代ねんだいに出発しゅっぱつしてOVAの制作せいさくとテレビの下請したうけをこなしながら、1990年代ねんだい以降いこうは劇場げきじょう映画えいがの制作せいさくで飛躍ひやくしたのである。

親子おやこ映画えいが

編集へんしゅう

1980年代ねんだい、ロードショーやミニシアターでの上映じょうえい（興行こうぎょう映画えいが作品さくひん）ではなく、各地かくちの上映じょうえい会かい団体だんたいが自主じしゅ的てきに上映じょうえいする親子おやこ映画えいが用途ようとで、戦争せんそう体験たいけん・いじめや差別さべつ（人権じんけん擁護ようご）・伝記でんきなどをテーマとした児童じどう書しょなどを原作げんさくとした長編ちょうへん作品さくひん[注ちゅう 5]が製作せいさくされるようになった。これらの作品さくひんは娯楽ごらくよりも道徳どうとく教育きょういくの要素ようそが強つよく、各かく地域ちいきの上映じょうえい会かい実施じっし団体だんたいが上映じょうえい作品さくひんの選定せんてい（基本きほん的てきには新作しんさく）と上映じょうえい会かいの開催かいさいを行おこなっている。

フルアニメーションへの再さい挑戦ちょうせん

編集へんしゅう

手塚てづか治虫おさむはアニメブームに批判ひはん的てきで、今いまのアニメは実写じっしゃや特撮とくさつでもできることをアニメでやっていると批判ひはん、自身じしんが導入どうにゅうしたリミテッドアニメの手法しゅほうをも否定ひていして[9]、1978年ねんに実写じっしゃにアニメを部分ぶぶん的てきに合成ごうせいした映画えいが作品さくひん『火ひの鳥とり』（監督かんとく: 市川いちかわ崑こん）を、1980年ねんに自身じしんが総そう監督かんとくのフルアニメーション映画えいが『火ひの鳥とり2772 愛あいのコスモゾーン』を公開こうかいした。

サンリオは1979年ねんの『星ほしのオルフェウス』に引ひき続つづき、『シリウスの伝説でんせつ』（1981年ねん）などで、大だい予算よさんをかけて、1970年代ねんだいに入はいって途絶とだえていたフルアニメーションによるアニメ映画えいがを制作せいさく、国外こくがい市場いちばに打うって出でようとしていた。

1985年ねんには西崎にしざき義よし展てんがヤマト復活ふっかつ3ヵ年かねん計画けいかくという巨大きょだいプロジェクトを立たち上あげ、第だい1作さく『オーディーン 光子みつこ帆船はんせんスターライト』の公開こうかいに続つづき、1989年ねんには日本にっぽんアニメの世界せかい進出しんしゅつを見据みすえた日米にちべい合作がっさく作品さくひん『リトル・ニモ』等とうが公開こうかいされた。

いずれも巨費きょひを投とうじた意欲いよく作さくであったが、興行こうぎょう的てきには全まったくの失敗しっぱいであり、日本にっぽんでは3DCGアニメを除のぞいてフルアニメーションは作つくられなくなっていった。

1990年代ねんだい

編集へんしゅう

マニア向むけ作品さくひんが1980年代ねんだい後半こうはんからはOVA、1990年代ねんだい後半こうはんからは深夜しんやアニメに進出しんしゅつした一方いっぽう、一般いっぱん向むけシリーズものの劇場げきじょう用ようアニメ映画えいがは大おおきく飛躍ひやくし、数すう多おおくの作品さくひんが作つくられている。1993年ねんには映画えいが『クレヨンしんちゃん』シリーズの第だい1作さく『クレヨンしんちゃん アクション仮面かめんVSハイグレ魔王まおう』が、1997年ねんに映画えいが『名めい探偵たんていコナン』シリーズの第だい1作さく『名めい探偵たんていコナン 時計とけいじかけの摩天楼まてんろう』が、1998年ねんに映画えいが『ポケットモンスター』シリーズの第だい1作さく『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』が公開こうかいされた。3作さくとも『ドラえもん』シリーズと並ならび、現在げんざいまで毎年まいとし制作せいさくされ続つづけている人気にんきシリーズとなった。長期ちょうき休暇きゅうか中ちゅうにおける家族かぞくの娯楽ごらくとして、ファミリー向むけアニメ映画えいがが年中ねんじゅう行事ぎょうじとして定着ていちゃくしていった[10]。

この時期じきには既すでにほぼ毎年まいとしのようにアニメ映画えいがが日本にっぽん映画えいがの興行こうぎょう成績せいせきのトップに輝かがやいている[10]。1989年ねんの『魔女まじょの宅急便たっきゅうびん』を始はじめとして、1991年ねんは『おもひでぽろぽろ』、1992年ねんは『紅べにの豚ぶた』、1994年ねんは『平成へいせい狸たぬき合戦かっせんぽんぽこ』、1995年ねんは『耳みみをすませば』、1997年ねんは『もののけ姫ひめ』、1999年ねんは『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター 幻まぼろしのポケモン ルギア爆ばく誕』と、その年としの日本にっぽん映画えいがの興行こうぎょう成績せいせきのトップを記録きろくしている。

高こう年齢ねんれい層そう向むけの作品さくひんでは1997年ねんに庵あん野の秀明ひであき監督かんとくの『新しん世紀せいきエヴァンゲリオン劇場げきじょう版ばん Air/まごころを、君くんに』が25億おく円えん近ちかい興行こうぎょう成績せいせきを上あげ、難解なんかいな内容ないようで話題わだいを呼よんだ。

2000年代ねんだい

編集へんしゅう

1998年ねん以降いこうから2000年代ねんだい初期しょきの頃ころは、2000年ねんは『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター 結晶けっしょう塔とうの帝王ていおう ENTEI』、2001年ねんは『千せんと千尋ちひろの神隠かみがくし』など、劇場げきじょう用ようアニメ映画えいがが日本にっぽん映画えいがの興行こうぎょう成績せいせきの上位じょういをほぼ独占どくせんしている[注ちゅう 6]。これらの作品さくひんからは『ポケットモンスター』等とう数すう多おおくのヒット作品さくひんが誕生たんじょうし、日本にっぽん国外こくがいでも大おおきく公開こうかいされるようになる。1999年ねんにアメリカで公開こうかいされた『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』（米べい題だいは"Pokemon: The First Movie"）は、日本にっぽん映画えいがとしては初はじめて「全米ぜんべいナンバー1ヒット」となり全米ぜんべい年間ねんかん映画えいが興行こうぎょう成績せいせきトップ20にランキング入いりを果はたした。同どうシリーズは2作さく目めの『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター 幻まぼろしのポケモン ルギア爆ばく誕』（2000年ねん）も、興行こうぎょう収入しゅうにゅう4376万まんドルを記録きろくしている[11]。他ほかにも『ドラえもん』『名めい探偵たんていコナン』『ポケットモンスター』のファミリー向むけ長寿ちょうじゅシリーズは安定あんてい期きに入はいっており例年れいねん2、30億おく円えん規模きぼの興行こうぎょう収入しゅうにゅう、『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』の連載れんさい作品さくひんを原作げんさくとしたアニメ『ONE PIECE』シリーズなども、平均へいきん20億おく円えん規模きぼの興行こうぎょう収入しゅうにゅうを挙あげている。

また宮崎駿みやざきはやお監督かんとくの『もののけ姫ひめ』（1997年ねん）、『千せんと千尋ちひろの神隠かみがくし』（2001年ねん）は2作さく続つづけて日本にっぽん映画えいがの興行こうぎょう成績せいせきの記録きろくを更新こうしんし、アカデミー賞しょうでオスカーを受賞じゅしょうしたほか、ベルリン国際こくさい映画えいが祭さいでも金きむ熊くま賞しょうを受賞じゅしょうするなど世界せかい的てきにも認みとめられ、アニメーション映画えいがは現在げんざいの日本にっぽん映画えいがを代表だいひょうする存在そんざいとなっている。

ゴジラシリーズも1990年代ねんだいではアニメ映画えいがに並ならびファミリー層そうの人気にんきを博はくしていたが、休止きゅうし期間きかんを経へて再開さいかいしたミレニアムシリーズでは興行こうぎょうが振ふるわず、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大だい怪獣かいじゅう総そう攻撃こうげき』（2001年ねん）からは『とっとこハム太郎たろう』の劇場げきじょう版ばんが同時どうじ上映じょうえいとなり業績ぎょうせきを回復かいふくした[12]。

2002年ねん、『ドラえもん』、『名めい探偵たんていコナン』、『クレヨンしんちゃん』、『アンパンマン』の作品さくひんがこぞってセル画が制作せいさくを終了しゅうりょう。翌よく2003年ねんから一斉いっせいにデジタル制作せいさくに移行いこうした（なお『ポケットモンスター』は2002年ねんからデジタル制作せいさくに移行いこう済ずみ）。

2004年ねんには、押井おしい守まもる（『イノセンス』）、大友おおとも克洋かつひろ（『スチームボーイ』）、宮崎駿みやざきはやお（『ハウルの動うごく城しろ』）と巨匠きょしょうたちの作品さくひんが続つづいた。また、『APPLESEED』が公開こうかい前まえから続篇ぞくへん製作せいさくが決定けっていするなど全体ぜんたい的てきに話題わだいの多おおい年としであった。ただ、このいずれの作品さくひんも国内こくないのアニメ賞しょうを獲得かくとくすることはできず、その年としの文化庁ぶんかちょうメディア芸術げいじゅつ祭さい大賞たいしょう作さくは『マインド・ゲーム』であった[注ちゅう 7]。また『ハウルの動うごく城しろ』は本来ほんらいは細田ほそだ守まもるが監督かんとくをするはずの作品さくひんだった[13]。

2005年ねんに『ドラえもん』のレギュラー声優せいゆう陣じんが交代こうたいし、2006年ねんに『大だい長編ちょうへんドラえもん』の映画えいが史上しじょう初はつのリメイク映画えいが『のび太たの恐竜きょうりゅう2006』が公開こうかいされた。2008年ねんに『ドラえもん映画えいが』のリメイクでない初はつのオリジナル作品さくひん『のび太たと緑みどりの巨きょ人伝ひとづて』も公開こうかいされた。近年きんねんの『ドラえもん映画えいが』は、新作しんさくと過去かこ作さくのリメイク作品さくひんが交互こうごに公開こうかいされている。

2006年ねん、細田ほそだ守まもるの『時どきをかける少女しょうじょ』がヒット、その後ごも『サマーウォーズ』（2009年ねん）をヒットさせ、ポスト宮崎駿みやざきはやおとの評判ひょうばんが高たかまった[14]。

2008年ねんにはFlashアニメ出身しゅっしんの蛙かえる男おとこ商会しょうかいによる初はつの劇場げきじょう最新さいしん作さく『秘密ひみつ結社けっしゃ鷹たかの爪つま THE MOVIE 総統そうとうは二に度ど死しぬ』がNY国際こくさいインデペンデント映画えいが祭さいで、アニメーション部門ぶもん 最優秀さいゆうしゅう賞しょう作品さくひんと国際こくさいアニメーション 最優秀さいゆうしゅう監督かんとく賞しょうの2部門ぶもんを受賞じゅしょうした。

2009年ねんに公開こうかいされた『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』は、漫画まんが原作げんさくの劇場げきじょう用ようアニメ映画えいがとして最高さいこうの興行こうぎょう収入しゅうにゅうを記録きろく。シリーズでは初はじめて原作げんさく者しゃが監修かんしゅう・製作せいさく総そう指揮しきを務つとめたことから、原作げんさくファンの関心かんしんを集あつめた。さらに入場にゅうじょう者しゃ特典とくてんに作者さくしゃ書かき下おろしの限定げんていコミックが配布はいふされたことも大おおきな話題わだいとなった。

高こう年齢ねんれい層そう向むけアニメ映画えいがの増加ぞうか

編集へんしゅう

深夜しんやアニメの拡大かくだいもあり、2000年代ねんだいには高こう年齢ねんれい層そうを対象たいしょうとした作品さくひんも増加ぞうかした。後のちには上映じょうえい館かんや興行こうぎょう成績せいせきともに増加ぞうかするこうしたジャンルだが、この時期じきはまだ非常ひじょうに小規模しょうきぼな公開こうかいであることも多おおかった。

2002年ねんに新海しんかい誠まことが自主じしゅ制作せいさく作品さくひん『ほしのこえ』を発表はっぴょうし高たかい評価ひょうかを得える。新海しんかいは美少女びしょうじょゲーム業界ぎょうかい出身しゅっしんで「セカイ系けい」でデジタル・アニメーションという「ゼロ年代ねんだい」らしい存在そんざいであった[15]。その後ごも『雲くものむこう、約束やくそくの場所ばしょ』（2004年ねん）、『秒速びょうそく5センチメートル』（2007年ねん）を監督かんとくし、徐々じょじょに知名度ちめいどを上あげていった。

また2002年ねんには『Pia♥キャロットへようこそ!! -さやかの恋こい物語ものがたり-』が公開こうかいされた。これは史上しじょう初はつのアダルトゲームを原作げんさくとする劇場げきじょう用ようアニメである[15]。

2007年ねん、1995年ねんにTVアニメで放送ほうそうされた『新しん世紀せいきエヴァンゲリオン』の再さい構築こうちく作品さくひんである、『ヱヴァンゲリヲン新しん劇場げきじょう版ばん:序じょ』が上映じょうえいされた。製作せいさく方式ほうしきや宣伝せんでん活動かつどうが自主じしゅ制作せいさく映画えいがのそれに近ちかく、興行こうぎょう形態けいたいは単たん館かん系けい中心ちゅうしんのものであったが、初日しょにち上映じょうえい84館かんからのスタートで週間しゅうかん興行こうぎょうランキングで1位いを獲得かくとくしている（スクリーン数すう100以下いかの映画えいがでは史上しじょう初はつ）[16]。

同年どうねん、後のちに『鬼おに滅めつの刃は』を手掛てがける制作せいさく会社かいしゃufotableの初はつ劇場げきじょう作品さくひんとなる、TYPE-MOON原作げんさく『空そらの境界きょうかい』シリーズが始はじまった。当時とうじとしては珍めずらしい全ぜん7章しょうという形式けいしきで、当初とうしょ、東京とうきょう都とにあるテアトル新宿てあとるしんじゅくにてレイトショーのみの公開こうかいだったが、連日れんじつ立たち見みが出でるほどの集客しゅうきゃくとなったため、モーニングショー枠わくなどを設定せっていして上映じょうえい回数かいすうを増ふやし、テアトルダイヤ等とう全国ぜんこく8か所しょの映画えいが館かんでも上映じょうえいされることとなった[17]。最終さいしゅう的てきに、全ぜん7章しょうの観客かんきゃく動員どういん数すうは約やく26万まん2000人にん[18]、累計るいけい興行こうぎょう収入しゅうにゅうは約やく3.6億おく円えん、累計るいけいDVD出荷しゅっか枚数まいすうは75万まん枚まい以上いじょうを記録きろく[19][出典しゅってん無効むこう]。BD BOXは BD ランキングで総合そうごう2位い、アニメ部門ぶもんでは首位しゅいにランクイン[20][信頼しんらい性せい要よう検証けんしょう]。2013年ねん9月がつまでに、BD・DVDなどの関連かんれん商品しょうひんの売うり上あげ100万まん枚まい以上いじょうを記録きろくした[21]。最終さいしゅう的てきには、2013年ねんまでに全ぜん10章しょうが制作せいさくされた。

このほか2000年代ねんだい後半こうはんには、『劇場げきじょう版ばん 灼眼しゃくがんのシャナ』（2007年ねん）など深夜しんやアニメやいわゆるUHFアニメの劇場げきじょう版ばんなどが増加ぞうかしていった。

『少女しょうじょ革命かくめいウテナ アドゥレセンス黙示録もくしろく』（1999年ねん）、『ラーゼフォン 多元たげん変奏曲へんそうきょく』（2003年ねん）などはテレビ版ばんと内容ないようが大おおきく異ことなっており、メディアミックスの一環いっかんとして映画えいが化かされる作品さくひんも現あらわれた。

2010年代ねんだい

編集へんしゅう

2010年ねん以降いこう、漫画まんが原作げんさくの劇場げきじょう用ようアニメ映画えいがにおいて、漫画まんがの原作げんさく者しゃが製作せいさくに参加さんかする作品さくひんが増加ぞうか。また、入場にゅうじょう者しゃ特典とくてんに限定げんていコミックやDVDを配布はいふする作品さくひんも増ふえた。主おもな作品さくひんに『劇場げきじょう版ばんBLEACH 地獄じごく篇へん』（2010年ねん）、『鋼はがねの錬金術れんきんじゅつ師し 嘆なげきの丘おかの聖せいなる星ほし』（2011年ねん）、『劇場げきじょう版ばん FAIRY TAIL 鳳凰ほうおうの巫女ふじょ』（2012年ねん）、『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』（2012年ねん）、『劇場げきじょう版ばん HUNTER×HUNTER 緋色ひいろの幻影げんえい』（2013年ねん）などがある。

深夜しんやアニメの劇場げきじょう版ばんが躍進やくしんし、『映画えいがけいおん!』（監督かんとく山田やまだ尚子しょうこ、2011年ねん）は19億おく、『劇場げきじょう版ばん 魔法まほう少女しょうじょまどか☆マギカ ［新編しんぺん］ 叛逆はんぎゃくの物語ものがたり』（監督かんとく新しん房ぼう昭之あきゆき、2013年ねん）は20億おく超こえを果はたし[22]、深夜しんやアニメの劇場げきじょう版ばんがこぞって公開こうかいされた。

2013年ねんに宮崎駿みやざきはやおの『風ふう立たちぬ』、高畑たかはた勲いさおの『かぐや姫ひめの物語ものがたり』が公開こうかいされたが、宮崎みやざきは引退いんたい宣言せんげん（後のちに撤回てっかい）、高畑たかはたは2018年ねんに死去しきょし、ポストジブリとして様々さまざまな人物じんぶつの名なが挙あがった。

2014年ねんにジブリの米べい林はやし宏昌ひろあきが『思おもい出でのマーニー』でヒット。その作風さくふうは後のちに「ジェネリックジブリ」とも評ひょうされた[23]。2014年ねん末まつ、スタジオジブリの制作せいさく部門ぶもんが閉鎖へいさされ、アニメーター・スタッフの多おおくが退社たいしゃした[24]。

「ジブリロス」を埋うめる存在そんざいとして長ながらくポスト宮崎みやざきとして名なが挙あがっていた細田ほそだ守まもるは[25]、スタジオ地図ちず初はつの作品さくひん『おおかみこどもの雨あめと雪ゆき』（2012年ねん）をヒットさせ、その後ごも着実ちゃくじつにポスト宮崎みやざきとしてのヒットを重かさねたが、その重圧じゅうあつが大おおきすぎることも指摘してきされている[26]。細田ほそだ本人ほんにんも「ポスト宮崎みやざき」視しを拒否きょひしており、「宮崎駿みやざきはやお的てきなものだったら、宮崎みやざきさんが作つくればいいんです」と述のべている[27]。

2016年ねんに、新海しんかい誠まことによる『君きみの名なは。』がジブリ的てきでない絵柄えがらで大だいヒットした[26]。公開こうかい当時とうじ一般いっぱん知名度ちめいどはそれほどだった新海しんかいだが『君きみの名なは。』では10代から20代だいの若者わかもの世代せだいを中心ちゅうしんに広ひろく受容じゅようされた[15]。100億おく円えんを超こえる興行こうぎょう収入しゅうにゅうはスタジオジブリ作品さくひんを除のぞく国内こくないアニメ映画えいがでは初はつの記録きろくであった[28][15]。

同年どうねんに公開こうかいされた片かた渕ふち須直による『この世界せかいの片隅かたすみに』は、アニメでは1988年ねんの『となりのトトロ』以来いらいとなるキネマ旬報きねまじゅんぽうベスト・テン日本にっぽん映画えいが第だい1位いに選出せんしゅつされた[29]。他ほかにも京都きょうとアニメーション（山田やまだ尚子しょうこ監督かんとく）による『映画えいが 聲ごえの形かたち』がヒットするなど、2016年ねんは「アニメの当あたり年どし」と呼よばれ、アニメ映画えいが史しにおける大おおきなターニングポイントとなった[30]。名実めいじつともに「ポストジブリ」の新しん時代じだいが到来とうらいしたとも評ひょうされた[15]。

2010年代ねんだい後半こうはんには観客かんきゃくがサイリウムやペンライトを持もち込こみ、ライブ感覚かんかくで作品さくひんを鑑賞かんしょうする「応援おうえん上映じょうえい」が注目ちゅうもくされる[31]。『名めい探偵たんていコナン ゼロの執行しっこう人じん』（2018年ねん）ではファンによる複ふく数すう回かい鑑賞かんしょうがムーブメントとなるなど、SNS文化ぶんかの発達はったつによる鑑賞かんしょうスタイルの変化へんかがみられる[32]。

2020年代ねんだい

編集へんしゅう

様々さまざまな層そうがアニメを観みる風潮ふうちょうが高たかまりアニメ映画えいがの興行こうぎょう収入しゅうにゅうが増加ぞうか、邦画ほうが市場いちばを席巻せっけんしている[33]。その中なかで、2019年ねんのアニメ化かに伴ともない社会しゃかい現象げんしょうになっていた『鬼おに滅めつの刃は』の劇場げきじょう版ばん、『劇場げきじょう版ばん「鬼おに滅めつの刃は」無限むげん列車れっしゃ編へん』（監督かんとく外崎そとざき春雄はるお）が2020年ねん10月がつ16日にちに公開こうかいされた。コロナ禍かで多おおくの映画えいがが公開こうかい延期えんきされていく中なか、全国ぜんこく403館かんにおいて異例いれいのスクリーン数すうでの公開こうかいとなった。公開こうかいから僅わずか3ヶ月かげつ後ごに、日本にっぽんの歴代れきだい興行こうぎょう収入しゅうにゅう首位しゅいである『千せんと千尋ちひろの神隠かみがくし』を上回うわまわり歴代れきだい1位いとなった。その後ごも興行こうぎょう収入しゅうにゅうを更新こうしんし続つづけ、国内こくない史上しじょう初はつである400億おく円えんを突破とっぱした。また、世界せかい興行こうぎょう収入しゅうにゅう5億おくドルを突破とっぱし、2020年ねんの世界せかい興行こうぎょう収入しゅうにゅうランキングでハリウッド映画えいが以外いがいで初はじめて年間ねんかん1位いを記録きろくした。

2021年ねん、庵あん野の秀明ひであきが総そう監督かんとくを務つとめた『新しん世紀せいきエヴァンゲリオン』シリーズの完結かんけつ作さくとなる『シン・エヴァンゲリオン劇場げきじょう版ばん』が公開こうかい。興行こうぎょう収入しゅうにゅうは100億おく円えんを突破とっぱし、庵あん野の秀明ひであき監督かんとく作品さくひんとして『シン・ゴジラ』（2016年ねん・興行こうぎょう収入しゅうにゅう82.5億おく円えん）を超こえる最高さいこう記録きろくとなった[34]。

2022年ねん、『ONE PIECE FILM RED』（監督かんとく谷口たにぐち悟朗ごろう）や『THE FIRST SLAM DUNK』（原作げんさく者しゃの井上いのうえ雅彦まさひこが自みずから監督かんとく）のヒットが影響えいきょうし、東映とうえいの年間ねんかん興行こうぎょう収入しゅうにゅうは325億おく円えんと過去かこ最高さいこうを記録きろくした[35]。

2023年ねん、宮崎駿みやざきはやお10年ねんぶりの作品さくひんとなる『君きみたちはどう生いきるか』が公開こうかいされた[36]。

日本にっぽん国内こくないの興行こうぎょう成績せいせき

編集へんしゅう

日本にっぽんのアニメーション映画えいが市場いちばは世界せかいの興行こうぎょう実態じったいとは様相ようそうが異ことなり、日本にっぽんの制作せいさく会社かいしゃによる作品さくひんの存在そんざい感かんが顕著けんちょに大おおきいことが特徴とくちょうである。ディズニーおよびピクサー作品さくひんの興行こうぎょう成績せいせきは世界せかい的てきな状況じょうきょうと大おおきな隔へだたりはないが、世界せかい市場いちばでは上位じょういに現あらわれないスタジオジブリの作品さくひんがディズニー系けいと二分にぶんする規模きぼの存在そんざいとなっている。特とくに1997年ねんの『もののけ姫ひめ』はアニメーション映画えいがで初はじめて日本にっぽん映画えいが市場いちばの興行こうぎょう収入しゅうにゅう歴代れきだい1位いを記録きろくし、その後ごに同年どうねんの『タイタニック』に抜ぬかれたものの、2001年ねんの『千せんと千尋ちひろの神隠かみがくし』で再ふたたび首位しゅいに立たってからは記録きろくを保持ほじし続つづけていたが、2020年ねんに『劇場げきじょう版ばん 鬼おに滅めつの刃は 無限むげん列車れっしゃ編へん』に抜ぬかれた。

一方いっぽうでディズニー系けい以外いがいの海外かいがい作品さくひんが上位じょういに食くい込こむことは難むずかしく、20世紀せいきフォックスはブルースカイ作品さくひんの一部いちぶについて日本にっぽんでの劇場げきじょう公開こうかいを見送みおくっている。そのため長ながらくディズニー/ピクサー作品さくひん以外いがいのアニメーション映画えいがが年間ねんかん興行こうぎょう収入しゅうにゅうTOP10入いりすることは無なかったが、2015年ねんに『ミニオンズ』で初はじめてTOP10入いりを果はたした。また日本にっぽんのテレビアニメーションの劇場げきじょう化か作品さくひんも多おおく、『ポケットモンスター』、『名めい探偵たんていコナン』、『ドラえもん』といった作品さくひんは、毎年まいとし定期ていき的てきに新作しんさくが公開こうかいされ一定いっていの売うり上あげを保たもっている。

日本にっぽん国内こくないの歴代れきだいアニメーション映画えいがの興行こうぎょう成績せいせき

編集へんしゅう
日本にっぽん国内こくない興行こうぎょう収入しゅうにゅう上位じょういのアニメーション映画えいが
上映じょうえい継続けいぞく中ちゅうの作品さくひんを除のぞく
作品さくひん名めい 配給はいきゅう会社かいしゃ 公開こうかい年ねん 配給はいきゅう収入しゅうにゅう
（億おく円えん） 		興行こうぎょう収入しゅうにゅう
（億おく円えん） 		備考びこう
さらば宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 愛あいの戦士せんしたち 東映とうえい 1978年ねん 21.2[37]
銀河ぎんが鉄道てつどう999 東映とうえい 1979年ねん 16.5[38]
ドラえもん のび太たの恐竜きょうりゅう
モスラ対たいゴジラ[注ちゅう 9] 		東宝とうほう 1980年ねん 15.5[39] ドラえもんシリーズ
ドラえもん のび太たの宇宙うちゅう開拓かいたく史し
怪物かいぶつくん 怪物かいぶつランドへの招待しょうたい 		東宝とうほう 1981年ねん 17.5[40] ドラえもんシリーズ
ドラえもん のび太たの魔界まかい大だい冒険ぼうけん
忍者にんじゃハットリくん+パーマン 超ちょう能力のうりょくウォーズ 		東宝とうほう 1984年ねん 16.5[41] ドラえもんシリーズ
ドラえもん のび太たと竜りゅうの騎士きし
プロゴルファー猿ざる 甲賀こうが秘境ひきょう！ 影かげの忍法にんぽうゴルファー参上さんじょう！
オバケのQ太郎たろう 進すすめ！ 1/100大だい作戦さくせん 		東宝とうほう 1987年ねん 15.0[42] ドラえもんシリーズ
ドラえもん のび太たの日本にっぽん誕生たんじょう
ドラミちゃん ミニドラSOS!!! 		東宝とうほう 1989年ねん 20.2[43] ドラえもんシリーズ
魔女まじょの宅急便たっきゅうびん 東映とうえい 1989年ねん 21.5[43] スタジオジブリ作品さくひん
ドラえもん のび太たとアニマル惑星わくせい
チンプイ エリさま活動かつどう大だい写真しゃしん 		東宝とうほう 1990年ねん 19.1[39] ドラえもんシリーズ
ドラえもん のび太たのドラビアンナイト
ドラミちゃん アララ♥少年しょうねん山賊さんぞく団だん！ 		東宝とうほう 1991年ねん 18.0[44] ドラえもんシリーズ
おもひでぽろぽろ 東宝とうほう 1991年ねん 18.7[44] スタジオジブリ作品さくひん
ドラえもん のび太たと雲くもの王国おうこく
21エモン 宇宙うちゅういけ！ 裸足はだしのプリンセス
トキメキソーラーくるまによん 		東宝とうほう 1992年ねん 16.8[45] ドラえもんシリーズ
ドラゴンボールZ 激突げきとつ!!100億おくパワーの戦士せんしたち
ドラゴンクエスト ダイの大だい冒険ぼうけん 起たちあがれ!!アバンの使徒しと
まじかる☆タルるートくん すき・すき♡タコ焼たこやきっ! 		東映とうえい 1992年ねん 16.0[45] ドラゴンボールシリーズ
ドラゴンボールZ 極限きょくげんバトル!!三さん大だい超ちょうサイヤ人じん
ドラゴンクエスト ダイの大だい冒険ぼうけん ぶちやぶれ!!新生しんせい6大将軍だいしょうぐん
ろくでなしBLUES 		東映とうえい 1992年ねん 15.0[45] ドラゴンボールシリーズ
紅べにの豚ぶた 東宝とうほう 1992年ねん 28.0[45] 54.0[46] スタジオジブリ作品さくひん
美女びじょと野獣やじゅう ワーナー・ブラザース 1992年ねん 16.0[45] ディズニー作品さくひん
ドラえもん のび太たとブリキの迷宮めいきゅう
ドラミちゃん ハロー恐竜きょうりゅうキッズ!!
太陽たいようは友ともだち がんばれ!ソラえもん号ごう 		東宝とうほう 1993年ねん 16.5[47] ドラえもんシリーズ
クレヨンしんちゃん アクション仮面かめんVSハイグレ魔王まおう 東宝とうほう 1993年ねん 12.5[47] 22.2[48] クレヨンしんちゃんシリーズ
アラジン ウォルト・ディズニー・スタジオ 1993年ねん 25.0[47] ディズニー作品さくひん
クレヨンしんちゃん ブリブリ王国おうこくの秘宝ひほう 東宝とうほう 1994年ねん 10.7[49] 20.6[50] クレヨンしんちゃんシリーズ
平成へいせい狸たぬき合戦かっせんぽんぽこ 東宝とうほう 1994年ねん 26.3[49] スタジオジブリ作品さくひん
ライオン・キング ウォルト・ディズニー・スタジオ 1994年ねん 20.0[49] ディズニー作品さくひん
耳みみをすませば / On Your Mark 東宝とうほう 1995年ねん 18.5[51] スタジオジブリ作品さくひん
ドラえもん のび太たと銀河ぎんが超ちょう特急とっきゅう
ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校がっこう七不思議ななふしぎ!? 		東宝とうほう 1996年ねん 16.0[52] ドラえもんシリーズ
ドラえもん のび太たのねじ巻まき都市とし冒険ぼうけん記き
ザ☆ドラえもんズ 怪盗かいとうドラパン謎なぞの挑戦ちょうせん状じょう! 		東宝とうほう 1997年ねん 20.0[53] ドラえもんシリーズ
もののけ姫ひめ 東宝とうほう 1997年ねん 117.6[53] 201.8[54][55][56][57][58][59] スタジオジブリ作品さくひん
ドラえもん のび太たの南海なんかい大だい冒険ぼうけん
ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大だい作戦さくせん!
帰かえってきたドラえもん 		東宝とうほう 1998年ねん 21.0[60] ドラえもんシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう
ピカチュウのなつやすみ 		東宝とうほう 1998年ねん 41.5[60] 72.4[54][61] ポケットモンスターシリーズ
ドラえもん のび太たの宇宙うちゅう漂流ひょうりゅう記き
ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子かしなオカシナナ?
のび太たの結婚けっこん前夜ぜんや 		東宝とうほう 1999年ねん 20.0[62] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 世紀せいき末まつの魔術まじゅつ師し 東宝とうほう 1999年ねん 14.5[62] 26.0[63][64][65][66][67][68] 名めい探偵たんていコナン シリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター 幻まぼろしのポケモン ルギア爆ばく誕
ピカチュウたんけんたい 		東宝とうほう 1999年ねん 35.0[62] 64.0[46][69][注ちゅう 10] ポケットモンスターシリーズ
ターザン ウォルト・ディズニー・スタジオ 1999年ねん 28.0[70] ディズニー作品さくひん
ONE PIECE
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 		東映とうえい 2000年ねん 21.6[70] ONE PIECEシリーズ
トイ・ストーリー2 ウォルト・ディズニー・スタジオ 2000年ねん 34.5[70] ピクサー作品さくひん
ドラえもん のび太たの太陽たいよう王おう伝説でんせつ
ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関きかん車しゃ大だい爆ばく走はし!
おばあちゃんの思おもい出で 		東宝とうほう 2000年ねん 30.5[70] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 瞳ひとみの中なかの暗殺あんさつ者しゃ 東宝とうほう 2000年ねん 25.0[70] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター 結晶けっしょう塔とうの帝王ていおう ENTEI
ピチューとピカチュウ 		東宝とうほう 2000年ねん 48.5[61][70] ポケットモンスターシリーズ
ダイナソー ウォルト・ディズニー・スタジオ 2000年ねん 49.0[71] ディズニー作品さくひん
ONE PIECE ねじまき島とうの冒険ぼうけん
デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲ぎゃくしゅう 		東映とうえい 2001年ねん 30.0[71] ONE PIECEシリーズ
ドラえもん のび太たと翼つばさの勇者ゆうしゃたち
がんばれ!ジャイアン!!
ドラミ&ドラえもんズ 宇宙うちゅうランド危機ききイッパツ! 		東宝とうほう 2001年ねん 30.0[71] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 天国てんごくへのカウントダウン 東宝とうほう 2001年ねん 29.0[71] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
シュレック ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ 2001年ねん 22.7[72] ドリームワークス作品さくひん
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター セレビィ 時じを超こえた遭遇そうぐう
ピカチュウのドキドキかくれんぼ 		東宝とうほう 2001年ねん 39.0[61][71] ポケットモンスターシリーズ
千せんと千尋ちひろの神隠かみがくし 東宝とうほう 2001年ねん 316.8[54][55][56][57][58][59][71][73] スタジオジブリ作品さくひん
劇場げきじょう版ばん とっとこハム太郎たろう ハムハムランド大だい冒険ぼうけん
ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大だい怪獣かいじゅう総そう攻撃こうげき[注ちゅう 9] 		東宝とうほう 2001年ねん 27.1[72]
ピーター・パン2 ネバーランドの秘密ひみつ ウォルト・ディズニー・スタジオ 2002年ねん 23.0[74] ディズニー作品さくひん
モンスターズ・インク ウォルト・ディズニー・スタジオ 2002年ねん 93.7[54][72] ピクサー作品さくひん
ONE PIECE 珍獣ちんじゅう島とうのチョッパー王国おうこく
デジモンテイマーズ 暴走ぼうそうデジモン特急とっきゅう 		東映とうえい 2002年ねん 20.0[72] ONE PIECEシリーズ
ドラえもん のび太たとロボット王国おうこく
ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!
ぼくの生うまれた日ひ 		東宝とうほう 2002年ねん 23.1[72] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン ベイカー街がいの亡霊ぼうれい 東宝とうほう 2002年ねん 34.0[72] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター 水すいの都との護まもる神かみ ラティアスとラティオス
ピカピカ星空ほしぞらキャンプ 		東宝とうほう 2002年ねん 26.7[61][72] ポケットモンスターシリーズ
猫ねこの恩返おんがえし / ギブリーズ episode2 東宝とうほう 2002年ねん 64.8[72][注ちゅう 11] スタジオジブリ作品さくひん
ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険ぼうけん 東映とうえい 2003年ねん 20.0[74] ONE PIECEシリーズ
リロ・アンド・スティッチ ウォルト・ディズニー・スタジオ 2003年ねん 29.1[74] ディズニー作品さくひん
ドラえもん のび太たとふしぎ風ふう使つかい
Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン 		東宝とうほう 2003年ねん 25.4[74] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 迷宮めいきゅうの十字路じゅうじろ 東宝とうほう 2003年ねん 32.0[74] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七なな夜やの願ねがい星ぼし ジラーチ
おどるポケモンひみつ基地きち 		東宝とうほう 2003年ねん 45.0[61][74] ポケットモンスターシリーズ
ファインディング・ニモ ウォルト・ディズニー・スタジオ 2003年ねん 110.0[54][76] ピクサー作品さくひん
ドラえもん のび太たのワンニャン時空じくう伝でん
Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン タコDEポン!アシHAポン!
ドラえもんアニバーサリー25 		東宝とうほう 2004年ねん 30.5[76] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 銀翼ぎんよくの奇術きじゅつ師し 東宝とうほう 2004年ねん 28.0[76] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂きれ空そらの訪問ほうもん者しゃ デオキシス 東宝とうほう 2004年ねん 43.8[61][76] ポケットモンスターシリーズ
シュレック2 ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ 2004年ねん 25.0[76] ドリームワークス作品さくひん
ハウルの動うごく城しろ 東宝とうほう 2004年ねん 196.0[54][56][57][58][59][73][77][78][79][80] スタジオジブリ作品さくひん
Mr.インクレディブル ウォルト・ディズニー・スタジオ 2004年ねん 52.6[80] ピクサー作品さくひん
名めい探偵たんていコナン 水平すいへい線せん上じょうの陰謀いんぼう 東宝とうほう 2005年ねん 21.5[80] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波なみ導しるべの勇者ゆうしゃ ルカリオ 東宝とうほう 2005年ねん 43.0[61][80] ポケットモンスターシリーズ
マダガスカル アスミック・エース 2005年ねん 22.5[80] ドリームワークス作品さくひん
チキン・リトル ウォルト・ディズニー・スタジオ 2005年ねん 26.8[81] ディズニー作品さくひん
ドラえもん のび太たの恐竜きょうりゅう2006 東宝とうほう 2006年ねん 32.8[81] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 探偵たんていたちの鎮魂歌ちんこんか 東宝とうほう 2006年ねん 30.3[81] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
カーズ ウォルト・ディズニー・スタジオ 2006年ねん 22.3[81] ピクサー作品さくひん
ブレイブ ストーリー ワーナー・ブラザース 2006年ねん 20.0[81]
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじ マナフィ 東宝とうほう 2006年ねん 34.0[61][81] ポケットモンスターシリーズ
ゲド戦記せんき 東宝とうほう 2006年ねん 78.4[54][81] スタジオジブリ作品さくひん
ドラえもん のび太たの新しん魔界まかい大だい冒険ぼうけん 〜7人にんの魔法使まほうつかい〜 東宝とうほう 2007年ねん 35.4[82] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 紺碧こんぺきの棺かん 東宝とうほう 2007年ねん 25.3[82] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ 東宝とうほう 2007年ねん 50.2[61][82] ポケットモンスターシリーズ
レミーのおいしいレストラン ウォルト・ディズニー・スタジオ 2007年ねん 39.0[82] ピクサー作品さくひん
ヱヴァンゲリヲン新しん劇場げきじょう版ばん:序じょ クロックワークス・カラー 2007年ねん 20.0[82] ヱヴァンゲリヲンシリーズ
ドラえもん のび太たと緑みどりの巨きょ人伝ひとづて 東宝とうほう 2008年ねん 33.7[83] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 戦慄せんりつの楽譜がくふ 東宝とうほう 2008年ねん 24.2[83] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
カンフー・パンダ アスミック・エース 2008年ねん 20.0[83] ドリームワークス作品さくひん
ウォーリー ウォルト・ディズニー・スタジオ 2008年ねん 40.0[83] ピクサー作品さくひん
崖がけの上うえのポニョ 東宝とうほう 2008年ねん 155.0[54][77][83][84][85][86][87][88][89] スタジオジブリ作品さくひん
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷こおり空そらの花束はなたば シェイミ 東宝とうほう 2008年ねん 48.0[61][83] ポケットモンスターシリーズ
ドラえもん 新しん・のび太たの宇宙うちゅう開拓かいたく史し 東宝とうほう 2009年ねん 24.5[90] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 漆黒しっこくの追跡ついせき者しゃ 東宝とうほう 2009年ねん 35.0[90] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
ヱヴァンゲリヲン新しん劇場げきじょう版ばん:破やぶ クロックワークス・カラー 2009年ねん 40.0[90] ヱヴァンゲリヲンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克ちょうこくの時空じくうへ 東宝とうほう 2009年ねん 46.7[61][90] ポケットモンスターシリーズ
カールじいさんの空そら飛とぶ家いえ ウォルト・ディズニー・スタジオ 2009年ねん 50.0[91][92] ピクサー作品さくひん
ONE PIECE FILM STRONG WORLD 東映とうえい 2009年ねん 48.0[91][92] ONE PIECEシリーズ
ドラえもん のび太たの人魚にんぎょ大だい海戦かいせん 東宝とうほう 2010年ねん 31.6[91] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 天空てんくうの難破なんぱ船せん 東宝とうほう 2010年ねん 32.0[91] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影げんえいの覇者はしゃ ゾロアーク 東宝とうほう 2010年ねん 41.6[61][91][注ちゅう 12] ポケットモンスターシリーズ
トイ・ストーリー3 ウォルト・ディズニー・スタジオ 2010年ねん 108.0[54][91][注ちゅう 13] ピクサー作品さくひん
借かりぐらしのアリエッティ 東宝とうほう 2010年ねん 92.6[54][91] スタジオジブリ作品さくひん
ドラえもん 新しん・のび太たと鉄人てつじん兵団へいだん 〜はばたけ 天使てんしたち〜 東宝とうほう 2011年ねん 24.6[93] ドラえもんシリーズ
塔とうの上うえのラプンツェル ウォルト・ディズニー・スタジオ 2011年ねん 25.6[93] ディズニー作品さくひん
名めい探偵たんていコナン 沈黙ちんもくの15分ふん 東宝とうほう 2011年ねん 31.5[93] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒くろき英雄えいゆう ゼクロム・白しろき英雄えいゆう レシラム 東宝とうほう 2011年ねん 43.3[61][93][94][注ちゅう 14] ポケットモンスターシリーズ
コクリコ坂ざかから 東宝とうほう 2011年ねん 44.6[93][94] スタジオジブリ作品さくひん
カーズ2 ウォルト・ディズニー・スタジオ 2011年ねん 30.1[93] ピクサー作品さくひん
ドラえもん のび太たと奇跡きせきの島しま 〜アニマル アドベンチャー〜 東宝とうほう 2012年ねん 36.2[95][96] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 11人にん目めのストライカー 東宝とうほう 2012年ねん 32.9[95] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖せい剣士けんし ケルディオ
メロエッタのキラキラリサイタル 		東宝とうほう 2012年ねん 36.1[61][95][96] ポケットモンスターシリーズ
おおかみこどもの雨あめと雪ゆき 東宝とうほう 2012年ねん 42.2[95][96] スタジオ地図ちず作品さくひん
マダガスカル3 パラマウント・ピクチャーズ 2012年ねん 20.5[95] ドリームワークス作品さくひん
ヱヴァンゲリヲン新しん劇場げきじょう版ばん:Q / 巨きょ神かみ兵へい東京とうきょうに現げんわる 劇場げきじょう版ばん[注ちゅう 9] ティ・ジョイ・カラー 2012年ねん 52.6[97][注ちゅう 15] ヱヴァンゲリヲンシリーズ
ONE PIECE FILM Z 東映とうえい 2012年ねん 68.7[69][75][79][98][注ちゅう 16] ONE PIECEシリーズ
ドラえもん のび太たのひみつ道具どうぐ博物館はくぶつかん 東宝とうほう 2013年ねん 39.8[98][99] ドラえもんシリーズ
シュガー・ラッシュ ウォルト・ディズニー・スタジオ 2013年ねん 30.0[98][99] ディズニー作品さくひん
ドラゴンボールZ 神かみと神かみ 東映とうえい 2013年ねん 29.9[98][注ちゅう 17] ドラゴンボールシリーズ
名めい探偵たんていコナン 絶海ぜっかいの探偵たんてい 東宝とうほう 2013年ねん 36.3[98][99] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
モンスターズ・ユニバーシティ ウォルト・ディズニー・スタジオ 2013年ねん 89.6[54][98][99] ピクサー作品さくひん
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ベストウイッシュ 神速しんそくのゲノセクト ミュウツー覚醒かくせい
ピカチュウとイーブイ☆フレンズ 		東宝とうほう 2013年ねん 31.7[98][99] ポケットモンスターシリーズ
風ふう立たちぬ 東宝とうほう 2013年ねん 120.2[54][98][100][注ちゅう 18] スタジオジブリ作品さくひん
怪盗かいとうグルーのミニオン危機きき一発いっぱつ 東宝とうほう東和とうわ 2013年ねん 25.0[98] イルミネーション作品さくひん
劇場げきじょう版ばん 魔法まほう少女しょうじょまどかマギカ[新編しんぺん]叛逆はんぎゃくの物語ものがたり ワーナー・ブラザース 2013年ねん 20.8[98][101][102]
かぐや姫ひめの物語ものがたり 東宝とうほう 2013年ねん 24.7[103] スタジオジブリ作品さくひん
ルパン三さん世せいVS名めい探偵たんていコナン THE MOVIE 東宝とうほう 2013年ねん 42.6[103][104][105] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
ドラえもん 新しん・のび太たの大だい魔境まきょう 〜ペコと5人にんの探検たんけん隊たい〜 東宝とうほう 2014年ねん 35.8[103][104][105] ドラえもんシリーズ
アナと雪ゆきの女王じょおう ウォルト・ディズニー・スタジオ 2014年ねん 255.0[54][56][57][58][59][73][103][注ちゅう 19] ディズニー作品さくひん
名めい探偵たんていコナン 異い次元じげんの狙撃そげき手しゅ 東宝とうほう 2014年ねん 41.1[103][104][105] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
思おもい出でのマーニー 東宝とうほう 2014年ねん 35.3[103][105] スタジオジブリ作品さくひん
ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊はかいの繭まゆとディアンシー
ピカチュウ、これなんのカギ? 		東宝とうほう 2014年ねん 29.1[103][105] ポケットモンスターシリーズ
STAND BY ME ドラえもん 東宝とうほう 2014年ねん 83.8[54][103][104][105] ドラえもんシリーズ
THE LAST -NARUTO THE MOVIE- 東宝とうほう 2014年ねん 20.0[106][107] NARUTOシリーズ
ベイマックス ウォルト・ディズニー・スタジオ 2014年ねん 91.8[54][108][107][注ちゅう 20] ディズニー作品さくひん
映画えいが 妖怪ようかいウォッチ 誕生たんじょうの秘密ひみつだニャン! 東宝とうほう 2014年ねん 78.0[54][106][108][107][110] 妖怪ようかいウォッチシリーズ
ドラえもん のび太たの宇宙うちゅう英雄えいゆう記き 東宝とうほう 2015年ねん 39.3[106][107][110] ドラえもんシリーズ
クレヨンしんちゃん オラの引越ひっこし物語ものがたり サボテン大だい襲撃しゅうげき 東宝とうほう 2015年ねん 22.9[107][111][112][注ちゅう 21] クレヨンしんちゃんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 業火ごうかの向日葵ひまわり 東宝とうほう 2015年ねん 44.8[108][107][110][注ちゅう 22] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
ドラゴンボールZ 復活ふっかつの「F」 東映とうえい 2015年ねん 37.4[107][110] ドラゴンボールシリーズ
ラブライブ!The School Idol Movie 松竹しょうちく 2015年ねん 28.6[113][114][115][注ちゅう 23]
バケモノの子こ 東宝とうほう 2015年ねん 58.5[107][108][110] スタジオ地図ちず作品さくひん
ミニオンズ 東宝とうほう東和とうわ 2015年ねん 52.1[107][注ちゅう 24] イルミネーション作品さくひん
BORUTO -NARUTO THE MOVIE- 東宝とうほう 2015年ねん 26.2[107] NARUTOシリーズ
ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪こうりんの超ちょう魔神まじん フーパ
ピカチュウとポケモンおんがくたい 		東宝とうほう 2015年ねん 26.1[107] ポケットモンスターシリーズ
インサイド・ヘッド ウォルト・ディズニー・スタジオ 2015年ねん 40.4[107][注ちゅう 25] ピクサー作品さくひん
ガールズ&パンツァー 劇場げきじょう版ばん ショウゲート 2015年ねん 25.0[116]
映画えいが 妖怪ようかいウォッチ エンマ大王だいおうと5つの物語ものがたりだニャン! 東宝とうほう 2015年ねん 55.3[117][118][119][120] 妖怪ようかいウォッチシリーズ
ドラえもん 新しん・のび太たの日本にっぽん誕生たんじょう 東宝とうほう 2016年ねん 41.2[117][119][120] ドラえもんシリーズ
クレヨンしんちゃん 爆ばく睡ねむ!ユメミーワールド大だい突撃とつげき 東宝とうほう 2016年ねん 21.1[117][120] クレヨンしんちゃんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 純じゅん黒くろの悪夢あくむ 東宝とうほう 2016年ねん 63.3[69][118][119][120] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
ズートピア ウォルト・ディズニー・スタジオ 2016年ねん 76.3[54][120][注ちゅう 26] ディズニー作品さくひん
ファインディング・ドリー ウォルト・ディズニー・スタジオ 2016年ねん 68.3[69][75][118][120] ピクサー作品さくひん
ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧きこうのマギアナ 東宝とうほう 2016年ねん 21.5[120] ポケットモンスターシリーズ
ONE PIECE FILM GOLD 東映とうえい 2016年ねん 52.0[118][119][注ちゅう 27] ONE PIECEシリーズ
ペット 東宝とうほう東和とうわ 2016年ねん 42.4[120][注ちゅう 28] イルミネーション作品さくひん
君きみの名なは。 東宝とうほう 2016年ねん 251.7[54][84][注ちゅう 29] コミックス・ウェーブ・フィルム作品さくひん
映画えいが 聲ごえの形かたち 松竹しょうちく 2016年ねん 23.0[120]
この世界せかいの片隅かたすみに 東京とうきょうテアトル 2016年ねん 27.0[121][122]
映画えいが 妖怪ようかいウォッチ 空そら飛とぶクジラとダブル世界せかいの大だい冒険ぼうけんだニャン! 東宝とうほう 2016年ねん 32.6[123][124][125][126] 妖怪ようかいウォッチシリーズ
劇場げきじょう版ばん ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- アニプレックス 2017年ねん 25.2[123][125][注ちゅう 30]
ドラえもん のび太たの南極なんきょくカチコチ大だい冒険ぼうけん 東宝とうほう 2017年ねん 44.3[123][124][125][126] ドラえもんシリーズ
モアナと伝説でんせつの海うみ ウォルト・ディズニー・スタジオ 2017年ねん 51.6[123][126] ディズニー作品さくひん
SING/シング 東宝とうほう東和とうわ 2017年ねん 51.1[123][126] イルミネーション作品さくひん
名めい探偵たんていコナン から紅べにの恋歌こいうた 東宝とうほう 2017年ねん 68.9[75][123][125][126] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
メアリと魔女まじょの花はな 東宝とうほう 2017年ねん 32.9[123][125][126]
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター キミにきめた! 東宝とうほう 2017年ねん 35.5[123][125][126] ポケットモンスターシリーズ
怪盗かいとうグルーのミニオン大だい脱走だっそう 東宝とうほう東和とうわ 2017年ねん 73.1[54][123][126][127] イルミネーション作品さくひん
映画えいが 妖怪ようかいウォッチ シャドウサイド 鬼王おにおの復活ふっかつ 東宝とうほう 2017年ねん 20.4[128][129][130] 妖怪ようかいウォッチシリーズ
ドラえもん のび太たの宝島たからじま 東宝とうほう 2018年ねん 53.7[128][129][130][131][132][133][134][135][136][137][138][139] ドラえもんシリーズ
リメンバー・ミー ウォルト・ディズニー・スタジオ 2018年ねん 50.0[128][140][141][132] ピクサー作品さくひん
ボス・ベイビー 東宝とうほう東和とうわ 2018年ねん 34.4[128][141][132] ドリームワークス作品さくひん
名めい探偵たんていコナン ゼロの執行しっこう人じん 東宝とうほう 2018年ねん 91.8[54][128][131][132][142][143] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター みんなの物語ものがたり 東宝とうほう 2018年ねん 30.9[128][131][132] ポケットモンスターシリーズ
未来みらいのミライ 東宝とうほう 2018年ねん 28.8[128][131][132] スタジオ地図ちず作品さくひん
インクレディブル・ファミリー ウォルト・ディズニー・スタジオ 2018年ねん 49.0[128][141][132] ピクサー作品さくひん
ドラゴンボール超ちょう ブロリー 東映とうえい 2018年ねん 40.0[144][145][146][147][148] ドラゴンボールシリーズ
シュガー・ラッシュ:オンライン ウォルト・ディズニー・スタジオ 2018年ねん 38.6[144][145][148][149][150] ディズニー作品さくひん
ドラえもん のび太たの月面げつめん探査たんさ記き 東宝とうほう 2019年ねん 50.2[144][145][146][148][151][152][注ちゅう 31] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 紺青こんじょうの拳こぶし 東宝とうほう 2019年ねん 93.7[54][142][144][145][147][148][151][153] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
クレヨンしんちゃん 新婚しんこん旅行りょこうハリケーン 〜失うしなわれたひろし〜 東宝とうほう 2019年ねん 20.8[144][148] クレヨンしんちゃんシリーズ
ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう EVOLUTION 東宝とうほう 2019年ねん 29.8[144][145][147][148] ポケットモンスターシリーズ
トイ・ストーリー4 ウォルト・ディズニー・スタジオ 2019年ねん 100.9[54][144][145][148][151][154][注ちゅう 32] ピクサー作品さくひん
ペット2 東宝とうほう東和とうわ 2019年ねん 21.6[144][148] イルミネーション作品さくひん
ONE PIECE STAMPEDE 東映とうえい 2019年ねん 55.5[144][145][148][151][注ちゅう 33] ONE PIECEシリーズ
天気てんきの子こ 東宝とうほう 2019年ねん 142.3[54][84][155][156] コミックス・ウェーブ・フィルム作品さくひん
アナと雪ゆきの女王じょおう2 ウォルト・ディズニー・スタジオ 2019年ねん 133.7[54][144] ディズニー作品さくひん
ドラえもん のび太たの新しん恐竜きょうりゅう 東宝とうほう 2020年ねん 33.5[58][59][157][158][注ちゅう 34] ドラえもんシリーズ
劇場げきじょう版ばん Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song アニプレックス 2020年ねん 20.2[157]
劇場げきじょう版ばん ヴァイオレット・エヴァーガーデン 松竹しょうちく 2020年ねん 21.3[157][160][161][注ちゅう 35]
劇場げきじょう版ばん 鬼おに滅めつの刃は 無限むげん列車れっしゃ編へん 東宝とうほう・アニプレックス 2020年ねん 404.3[54][127][142][162][157] 鬼おに滅めつの刃はシリーズ
STAND BY ME ドラえもん 2 東宝とうほう 2020年ねん 27.8[163][164][165][注ちゅう 36] ドラえもんシリーズ
劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ココ 東宝とうほう 2020年ねん 20.2[163][164][165] ポケットモンスターシリーズ
映画えいが えんとつ町まちのプペル 東宝とうほう・吉本興業よしもとこうぎょう 2020年ねん 27.0[164][165][注ちゅう 37]
シン・エヴァンゲリオン劇場げきじょう版ばん 東宝とうほう・東映とうえい・カラー 2021年ねん 102.8[54][164][165][167][168] ヱヴァンゲリヲンシリーズ
名めい探偵たんていコナン 緋色ひいろの弾丸だんがん 東宝とうほう 2021年ねん 76.5[54][164][165][167][168] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
機動きどう戦士せんしガンダム 閃光せんこうのハサウェイ 松竹しょうちく 2021年ねん 22.3[164][165]
竜りゅうとそばかすの姫ひめ 東宝とうほう 2021年ねん 66.0[164][165] スタジオ地図ちず作品さくひん
僕ぼくのヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション 東宝とうほう 2021年ねん 34.3[169]
劇場げきじょう版ばん 呪術じゅじゅつ廻まわり戦せん 0 東宝とうほう 2021年ねん 138.0[54][127][142][162][169][170][171][172][173][174]
映画えいがドラえもん のび太たの宇宙うちゅう小しょう戦争せんそう 2021 東宝とうほう 2022年ねん 26.9[170][169][173][174] ドラえもんシリーズ
SING/シング: ネクストステージ 東宝とうほう東和とうわ 2022年ねん 33.1[170][172][173][174] イルミネーション作品さくひん
名めい探偵たんていコナン ハロウィンの花嫁はなよめ 東宝とうほう 2022年ねん 97.8[54][170][171][172][173][142][174] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍めずらし風ふう伝でん 東宝とうほう 2022年ねん 20.4[170][173][174] クレヨンしんちゃんシリーズ
映画えいが 五ご等分とうぶんの花嫁はなよめ ポニーキャニオン 2022年ねん 22.4[170][173][174][175]
ドラゴンボール超ちょう スーパーヒーロー 東映とうえい 2022年ねん 25.1[170][173][174] ドラゴンボールシリーズ
ミニオンズ フィーバー 東宝とうほう東和とうわ 2022年ねん 44.4[170][172][173][174] イルミネーション作品さくひん
ONE PIECE FILM RED 東映とうえい 2022年ねん 203.3[176] ONE PIECEシリーズ
劇場げきじょう版ばん うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ 松竹しょうちく 2022年ねん 24.3[176]
すずめの戸締とじまり 東宝とうほう 2022年ねん 149.4[54] コミックス・ウェーブ・フィルム作品さくひん
THE FIRST SLAM DUNK 東映とうえい 2022年ねん 158.7[176]
「鬼おに滅めつの刃は」上弦じょうげん集結しゅうけつ、そして刀鍛冶かたなかじの里さとへ 東宝とうほう・アニプレックス 2023年ねん 41.6[177] 鬼おに滅めつの刃はシリーズ
映画えいがドラえもん のび太たと空そらの理想郷りそうきょう 東宝とうほう 2023年ねん 43.4[177] ドラえもんシリーズ
名めい探偵たんていコナン 黒くろ鉄てつの魚さかな影かげ 東宝とうほう 2022年ねん 138.8[176] 名めい探偵たんていコナンシリーズ
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 東宝とうほう東和とうわ 2023年ねん 140.2[176] イルミネーション作品さくひん
マイ・エレメント ウォルト・ディズニー・スタジオ 2023年ねん 27.0[176] ピクサー作品さくひん
しん次元じげん! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超ちょう能力のうりょく大だい決戦けっせん 〜とべとべ手て巻まき寿司ずし〜 東宝とうほう 2023年ねん 24.7[176] クレヨンしんちゃんシリーズ

輸出ゆしゅつ

編集へんしゅう

日本にっぽんのアニメーション映画えいがはアジアやヨーロッパでは次々つぎつぎにヒットを飛とばしているが、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくではそれほどヒットせず、日本にっぽんの劇場げきじょう用ようアニメ映画えいがが興行こうぎょう的てきに成功せいこうした例れいは少すくない。日本にっぽん映画えいがの全米ぜんべい興行こうぎょうで空前くうぜんのヒット作さくといわれた『劇場げきじょう版ばんポケットモンスター ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』でもアメリカでの興行こうぎょう収入しゅうにゅうは8574万まんドルであり、アメリカにおいて大だいヒットの基準きじゅんとされる興行こうぎょう収入しゅうにゅう1億おくドルには及およばず、公開こうかい当時とうじ日本にっぽん国内こくないで最高さいこうの成績せいせきを記録きろくした『千せんと千尋ちひろの神隠かみがくし』でも、アメリカでの興行こうぎょう収入しゅうにゅうは1006万まんドルであった[11]。またアメリカでの日本にっぽんアニメ映画えいがは公開こうかいされる数かずがまだまだ圧倒的あっとうてきに少すくない上うえ、1作さくあたりの公開こうかいされる劇場げきじょう数すうも、『ポケットモンスター』『遊ゆう☆戯おどけ☆王おう』などの例外れいがいを除のぞき、一般いっぱん的てきに少すくない。一方いっぽうで日本にっぽん映画えいがの全米ぜんべい展開てんかいとして見みた場合ばあい、アニメは実写じっしゃや特撮とくさつと比較ひかくして規模きぼが大おおきく、期待きたいされるコンテンツ需要じゅようと評ひょうされる[178]。実例じつれいとして、実写じっしゃ作品さくひんでは『ゴジラ2000 ミレニアム』（1999年ねん）が唯一ゆいいつアメリカで1000万まんドルの興行こうぎょう収入しゅうにゅうを果はたした最高さいこう記録きろくであるのに対たいして、アニメ映画えいがは5作品さくひんがアメリカで1000万まんドルを突破とっぱしている[11]。

その他た

編集へんしゅう
  • アニメーション映画えいがは作画さくがに力ちからが入いれられることが多おおく、テレビアニメから映画えいが化かされた作品さくひんでは見違みちがえるような作画さくがになることもある。
  • 一般いっぱんへの宣伝せんでんとして有名ゆうめい芸能人げいのうじんが声優せいゆうに起用きようされることが多おおい（声優せいゆう#声優せいゆうによる他た分野ぶんやでの活動かつどうも参照さんしょう）。

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

編集へんしゅう
  1. ^ 幻灯げんとう機きは18世紀せいき後半こうはんに西欧せいおうから長崎ながさきを通とおして日本にっぽんに伝つたわった。
  2. ^ テレビアニメとしてはそれ以前いぜんに『もぐらのアバンチュール』『新あたらしい動画どうが 3つのはなし』『インスタントヒストリー』『おとぎマンガカレンダー』などが放映ほうえいされている。
  3. ^ 日本にっぽんの映画えいがの配給はいきゅうシステムを支配しはいする映画えいが会社かいしゃ系列けいれつではないアニメスタジオにとっては、劇場げきじょう用ようの作品さくひんを制作せいさくすることはハードルが高たかく、また利益りえきの分配ぶんぱい率りつの点てんなどもあり中小ちゅうしょうのスタジオが劇場げきじょう用ようにオリジナル作品さくひんを作つくることは商業しょうぎょうとして経営けいえい上じょうのリスクが高たかかったこともある。
  4. ^ 東宝とうほうの配給はいきゅう部長ぶちょうなどを務つとめた堀内ほりうち實三じつぞうは、『ドラえもん』が定着ていちゃくしたことにより3月がつの編成へんせいを考かんがえる必要ひつようがなくなり、正月しょうがつと夏なつの興行こうぎょうだけ検討けんとうすれば良よくなったことが東宝とうほうにとって幸さいわいであったと述のべている[6]。
  5. ^ うしろの正面しょうめんだあれ、ハッピーバースデー 命いのちかがやく瞬間しゅんかん、ガラスのうさぎ、「対馬つしま丸まる —さようなら沖繩おきなわ—」など。
  6. ^ 社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん映画えいが製作せいさく者しゃ連盟れんめいの映連えいれんデータベースを参照さんしょうのこと。
  7. ^ 毎日まいにち映画えいがコンクールの大藤おおふじ信郎のぶお賞しょうも受賞じゅしょう、アニメーション映画えいが賞しょうは『雲くものむこう、約束やくそくの場所ばしょ』。
  8. ^ ただし、後年こうねんに興行こうぎょう収入しゅうにゅうが20億おく円えん以上いじょうであると発表はっぴょうされたものは記載きさいする。
  9. ^ a b c 後者こうしゃは同時どうじ上映じょうえい作品さくひんだが、アニメーション映画えいがではない。
  10. ^ 2013年ねん8月がつ8日にち付づけのテレビ東京てれびとうきょうホールディングスのプレスリリースでは62.0億おく円えんとなっている[61]。
  11. ^ 興行こうぎょう通信つうしん社しゃの「歴代れきだいランキング」では、64.6億おく円えんとなっていた[46][69][75]。
  12. ^ オリコンが2010年ねん12月10日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは41.0億おく円えんである[92]。
  13. ^ オリコンが2013年ねん12月10日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは107.0億おく円えんである[92]。
  14. ^ 2作品さくひん合計ごうけいでの数値すうち。
  15. ^ 日本にっぽん映画えいが製作せいさく者しゃ連盟れんめいが2013年ねん1月がつに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは53.0億おく円えんである[95]。
  16. ^ オリコンが2013年ねん12月18日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうと2013年ねん7月がつ20日はつか時点じてんの興行こうぎょう通信つうしん社しゃの「歴代れきだいランキング」での興行こうぎょう収入しゅうにゅうは68.5億おく円えんである[46][99]。
  17. ^ オリコンが2013年ねん12月18日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは30.0億おく円えんである[99]。
  18. ^ オリコンが2013年ねん12月18日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは120.0億おく円えんである[99]。
  19. ^ オリコンが2014年ねん12月24日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは254.7億おく円えんである[104]。
  20. ^ ゲオホールディングスが2015年ねん5月18日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは91.5億おく円えんである[109]。
  21. ^ 配給はいきゅう元もとの東宝とうほうが2015年ねん7月がつ28日にち付づけで発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは22.8億おく円えんである[106]。
  22. ^ 2015年ねん7月がつ29日にち付づけの配給はいきゅう発表はっぴょうでは44.7億おく円えんとなっている[106]。
  23. ^ 2015年ねん12月28日にち付づけのシネマトゥデイの記事きじでは28.0億おく円えんと記載きさいされており[110]、日本にっぽん映画えいが製作せいさく者しゃ連盟れんめいが2016年ねん1月がつ26日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうと2016年ねん5月がつ23日にち付づけのシネマトゥデイの記事きじでの興行こうぎょう収入しゅうにゅうは28.4億おく円えんだった[101][107]。
  24. ^ オリコンが2015年ねん12月17日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは52.3億おく円えんである[108]。
  25. ^ オリコンが2015年ねん12月17日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは40.3億おく円えんである[108]。
  26. ^ オリコンが2015年ねん12月24日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは76.8億おく円えんである[118]。
  27. ^ 日本にっぽん映画えいが製作せいさく者しゃ連盟れんめいが2017年ねん1月がつに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは51.8億おく円えんである[120]。
  28. ^ オリコンが2015年ねん12月24日にちに発表はっぴょうした興行こうぎょう収入しゅうにゅうは42.5億おく円えんである[118]。
  29. ^ 2020年ねん12月15日にちと2020年ねん12月21日にちの報道ほうどうでは、250.3億おく円えんだった[56][57][58][59][73]。
  30. ^ 2017年ねん12月31日にち付つけの産経新聞さんけいしんぶんの記事きじでは25.3億おく円えんと記載きさいされている[126]。
  31. ^ 2019年ねん12月31日にち付づけのシネマトゥデイの記事きじでは50.1億おく円えんと記載きさいされている[147]。
  32. ^ 2019年ねん12月31日にち付づけのシネマトゥデイの記事きじでは100.8億おく円えんと記載きさいされている[150]。
  33. ^ 2019年ねん12月31日にち付づけのシネマトゥデイの記事きじでは55.3億おく円えんと記載きさいされている[147]。
  34. ^ 2021年ねん2月がつ24日にち付づけのAXNの記事きじでは、35.0億おく円えんと記載きさいされている[159]。
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  37. ^ 2021年ねん10月がつ16日にち付づけの映画えいが.comのインタビュー記事きじでは24.0億おく円えんと記載きさいされている[166]。

出典しゅってん

編集へんしゅう
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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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