島しま下郡しもごおり

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島しま下郡しもごおり（しましもぐん）は、大阪おおさか府ふ（摂津せっつ国こく）にあった郡ぐん。嶋しま下郡しもごおりと表記ひょうきすることもある。

郡ぐん域いき

1879年ねん（明治めいじ12年ねん）に行政ぎょうせい区画くかくとして発足ほっそくした当時とうじの郡ぐん域いきは、概おおむね下記かきの区域くいきにあたる。

茨木いばらぎ市し・摂津せっつ市しの全域ぜんいき
吹田すいた市しの大だい部分ぶぶん（江坂えさか町まち、円山まるやま町まち、垂水たるみ町まち、広芝ひろしば町まち、江えの木き町まちより南西なんせいおよび山手やまて町まち・千里山西せんりやまにし・千里山東せんりやまひがしの各かく一部いちぶを除のぞく）
豊中とよなか市しの一部いちぶ（上新田かみしんでん・新あたらし千里せんり各かく町まち）
箕面みのお市しの一部いちぶ（小野原おのはら各かく町まち・粟生あおう各かく町まち・彩いろどり都と粟生あおう南みなみ・彩いろどり都と粟生あおう北きた）
豊能とよの郡ぐん豊能とよの町まちの一部いちぶ（高山たかやま）

歴史れきし

古代こだい

701年ねん（大宝たいほう元年がんねん）の大宝たいほう律令りつりょうにより三島みしま郡ぐんが三島みしま上郡かみごおり・三島みしま下郡しもごおりの2つに分わけられて成立せいりつした。ほどなくして島上しまがみ郡ぐん（嶋しま上郡かみごおり）・島とう下郡しもごおり（嶋しま下郡しもごおり）と書かかれるようになった。和名わみょう抄しょうでは「しまのしも」と書かかれている^[1]。

式内しきない社しゃ

『延喜えんぎ式しき』神かみ名めい帳ちょうに記しるされる郡ぐん内ないの式内しきない社しゃ。

神かみ名めい帳ちょう				比定ひてい社しゃ			集成しゅうせい
社名しゃめい	読よみ	格かく	付記ふき	社名しゃめい	所在地しょざいち	備考びこう	集成しゅうせい
島しま下郡しもごおり 17座ざ（大だい5座ざ・小しょう12座ざ）表ひょう話はなし編へん歴れき
新屋あらや坐すわ天てん照あきら御ご魂たましい神社じんじゃ三さん座ざ	ニヒヤノ-	並なみ名めい神大しんだい	月次げつじ新しん嘗就中なかんづく天てん照あきら御ご魂たましい神しん一座預相嘗祭	新屋あらや坐すわ天てん照あきら御ご魂たましい神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し西福井にしふくい		[1]
				（論ろん）新屋あらや坐すわ天てん照あきら御ご魂たましい神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し西河原にしがわら
				（参まいり）新屋あらや坐すわ天てん照あきら御ご魂たましい神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し宿久庄しゅくのしょう
天てん石門せきもん別べつ神社じんじゃ	アマノイハトワケノ	小しょう		天てん石門せきもん別べつ神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し元町もとまち	茨木いばらぎ神社じんじゃ奥宮おくのみや
須久久ひさびさ神社じんじゃ二に座ざ	スククノ	小しょう	鍬くわ靫うつぼ	須久久ひさびさ神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し宿久庄しゅくのしょう
須久久ひさびさ神社じんじゃ二に座ざ	スククノ	小しょう	鍬くわ靫うつぼ	春日しゅんじつ神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し清水しみず
阿おもね為ため神社じんじゃ	アヰノ	小しょう	鍬くわ靫うつぼ	阿おもね為ため神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し安威あい
井い於神社しゃ	ヰノヘノ	小しょう	鍬くわ靫うつぼ	井い於神社しゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し蔵垣内くらかきうち
走はし落神おちがみ社しゃ	ハシリオチノ	小しょう	鍬くわ靫うつぼ	走はし落神おちがみ社しゃ	大阪おおさか府ふ豊能とよの郡ぐん豊能とよの町まち木代きしろ
佐和さわ良りょう義ぎ神社じんじゃ	サワラギノ	小しょう		佐和さわ良りょう義ぎ神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し美沢みさわ町まち
幣ぬさ久良ひさよし神社じんじゃ	ミテクラノ	小しょう	鍬くわ靫うつぼ	合祀ごうし：阿おもね為ため神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し安威あい	幣ぬさ久良ひさよし神社じんじゃ参照さんしょう
牟礼むれ神社じんじゃ	ムレノ	小しょう		牟禮むれ神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し中村なかむら町まち
三島みしま鴨神かもがみ社しゃ	ミシマカモノ	小しょう		（論ろん）三島みしま鴨神かもがみ社しゃ	大阪おおさか府ふ高槻たかつき市し三島江みしまえ
三島みしま鴨神かもがみ社しゃ	ミシマカモノ	小しょう		（論ろん）鴨かも神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ高槻たかつき市し赤大路あかおおじ町まち
伊い射しゃ奈岐神社じんじゃ二に座ざ	イサナキノ	並なみ大だい	月次げつじ新しん嘗	伊い射しゃ奈岐神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ吹田すいた市し山田やまだ東ひがし		[2]
伊い射しゃ奈岐神社じんじゃ二に座ざ	イサナキノ	並なみ大だい	月次げつじ新しん嘗	伊い射しゃ奈岐神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ吹田すいた市し佐井寺さいでら		[2]
溝みぞ咋神社しゃ	ミソクヒノ	小しょう	鍬くわ靫うつぼ	溝みぞ咋神社しゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し五十鈴いすず町まち
太田おおた神社じんじゃ	オホタノ	小しょう	鍬くわ靫うつぼ	太田おおた神社じんじゃ	大阪おおさか府ふ茨木いばらぎ市し太田おおた
凡例はんれいを表示ひょうじ

中世ちゅうせい

天正てんしょう10年ねん（1582年ねん）頃ごろから寛文ひろふみ4年ねん（1664年ねん）までは太田おおた郡ぐん（おおたぐん）を称しょうした。

近世きんせい以降いこうの沿革えんかく

「旧きゅう高こう旧領きゅうりょう取調とりしらべ帳ちょう」に記載きさいされている明治めいじ初年しょねん時点じてんでの支配しはいは以下いかの通とおり。●は村むら内ないに寺社じしゃ領りょうが存在そんざい。幕府ばくふ領りょうは高槻たかつき藩はん預あずか地ち。（102村むら）

幕末ばくまつの知行ちぎょう

知行ちぎょう		村むら数すう	村むら名めい
幕府ばくふ領りょう	幕府ばくふ領りょう	8村むら	味あじ舌した村むら、新在家しんざいけ村むら、一津屋ひとつや村むら、鶴野つるの新田にった、乙おつ辻村つじむら、小坪井こつぼい村むら、太ふとし中村なかむら、沢良宜浜さわらぎはま村むら
	一いち橋きょう徳川とくがわ家か領りょう	8村むら	小野原おのばら村むら、郡村こおりむら、五日市いつかいち村むら、畑田はただ村むら、道祖本さいのもと村むら、上穂積かみほづみ村むら、中穂積なかほづみ村むら、下穂積しもほづみ村むら
	田安たやす徳川とくがわ家か領りょう	10村むら	上中条かみちゅうじょう村むら、太田おおた村むら、中村なかむら、庄村しょうむら、橋はしの内うち村むら、戸伏とぶし村むら、牟礼むれ村むら、中河原なかかはら村むら、●総持寺そうじじ村むら、真砂まさご村むら
	旗はた本領ほんりょう	8村むら	忍頂寺にんじょうじ村むら、清水しみず村むら、西河原にしがわら村むら、奈良なら村むら、十じゅう一いち村むら、平田ひらた村むら、桑原くわはら村むら、十日市とおかいち村むら
	幕府ばくふ領りょう・一いち橋きょう徳川とくがわ家か領りょう	1村むら	倍ばい賀が村むら^[2]
	幕府ばくふ領りょう・旗はた本領ほんりょう	3村むら	別府べっぷ村むら、島村しまむら、上音羽かみおとわ村むら
	田安たやす徳川とくがわ家か領りょう・旗はた本領ほんりょう	1村むら	中城なかぐすく村むら
藩はん領りょう	摂津せっつ高槻たかつき藩はん	22村むら	鳥飼野々とりかいのの村むら、鳥飼とりかい上之うえの村むら、鳥飼とりかい中之なかの村むら、鳥飼八とりかいはっ町村ちょうそん、鳥飼とりかい下之したの村むら、鳥飼とりかい西之にしの村むら、鳥飼八とりかいはっ坊村ぼうむら、吉志きし部ぶ村むら、大門寺だいもんじ村むら、生保しょうぼ村むら、車作くるまつくり村むら、安元やすもと村むら、大岩おおいわ村むら、●粟生あおう村むら、千提寺せんだいじ村むら、清きよし坂村さかむら、下音羽しもおとわ村むら、長谷ながたに村むら、銭原ぜにはら村むら、高山たかやま村むら、泉原いずみはら村むら、佐保さお村むら
	山城やましろ淀よどみ藩はん	14村むら	山田やまだ上村うえむら^[3]、山田やまだ中村なかむら^[3]、山田やまだ小川おがわ村むら^[3]、山田下やまだした村むら^[3]、山田やまだ別所べっしょ村むら^[4]、佐井寺さいでら村むら、下新田しもしんでん村むら、上新田かみしんでん村むら、南村なんそん、小路こうじ村むら、東村あずまむら、七尾ななお村むら、片山かたやま村むら、正せい音おと寺村てらむら
	下総しもうさ古河ふるかわ藩はん	5村むら	沢良宜東さわらぎひがし村むら、水尾みずお村むら、宇野辺うのべ村むら、田中たなか村むら、東蔵とうぞう垣内かきうち村むら
	美濃みの加納かのう藩はん	4村むら	●茨木いばらぎ村むら、郡山こおりやま村むら、宿久庄しゅくのしょう村むら、耳原みのはら村むら
	大和やまと芝しば村むら藩はん	3村むら	坪井つぼい村むら^[5]、味あじ舌した上村うえむら^[6]、庄屋しょうや村むら^[7]
	高槻たかつき藩はん・古河ふるかわ藩はん	1村むら	●馬場うまば村むら
	高槻たかつき藩はん・加納かのう藩はん	1村むら	福井ふくい村むら
	幕府ばくふ領りょう・芝しば村むら藩はん	1村むら	味あじ舌した下村しもむら
幕府ばくふ領りょう・藩はん領りょう	田安たやす徳川とくがわ家か・高槻たかつき藩はん	1村むら	内瀬ないぜ村むら
幕府ばくふ領りょう・藩はん領りょう	旗はた本領ほんりょう・高槻たかつき藩はん	5村むら	野々宮ののみや村むら、二階堂にかいどう村むら、沢良宜西さわらぎにし村むら、目垣めがき村むら、●安威あい村むら
その他た	仙洞せんとう御領ごりょう^[8]	1村むら	上野うえの村むら
	仙洞せんとう御領ごりょう・幕府ばくふ領りょう・旗はた本領ほんりょう・淀よどみ藩はん	1村むら	吹田すいた村むら^[9]
	仙洞せんとう御領ごりょう・旗はた本領ほんりょう	1村むら	下中条しもちゅうじょう村むら
	仙洞せんとう御領ごりょう	1村むら	鮎川あいかわ村むら^[10]
	閑院宮家みやけ領りょう	1村むら	西にし蔵垣内くらかきうち村むら
	閑院宮家みやけ領りょう・高槻たかつき藩はん	1村むら	丑寅うしとら村むら

21.茨木いばらぎ村むら 22.三島みしま村むら 23.安威あい村むら 24.福井ふくい村むら 25.溝みぞ咋村 26.宮島みやじま村むら 27.豊川とよかわ村むら 28.春日かすが村むら 29.三宅みやけ村むら 30.玉櫛たまくし村むら 31.味あじ舌した村むら 32.岸部きしべ村むら 33.山田やまだ村むら 34.吹田すいた村むら 35.千里せんり村むら 36.新田にった村むら 37.味あじ生せい村むら 38.鳥飼とりかい村むら 39.石河いしかわ村むら 40.見山みやま村むら 41.清せい渓けい村むら（黄き：豊中とよなか市し紫むらさき：吹田すいた市し赤あか：茨木いばらぎ市し緑みどり：箕面みのお市し橙だいだい：摂津せっつ市し水色みずいろ：豊能とよの郡ぐん豊能とよの町まち 1 - 11は島上しまがみ郡ぐん）

慶応けいおう4年ねん
- 5月24日にち（1868年ねん 7月がつ13日にち） - 旗はた本領ほんりょうが大阪おおさか府ふ司つかさ農みのり局きょくの管轄かんかつとなる。
- 6月8日にち（1868年ねん7月がつ27日にち） - 大阪おおさか府ふ司つかさ農みのり局きょくの管轄かんかつ地域ちいきが大阪おおさか府ふ北きた司つかさ農みのり局きょくの管轄かんかつとなる。
明治めいじ2年ねん
- 1月がつ20日はつか（1869年ねん 3月2日にち） - 大阪おおさか府ふ北きた司つかさ農みのり局きょくの管轄かんかつ地域ちいきが摂津せっつ県けんの管轄かんかつとなる。
- 5月がつ10日とおか（1869年ねん6月19日にち） - 摂津せっつ県けんの管轄かんかつ地域ちいきが豊崎とよさき県けんの管轄かんかつとなる。
- 8月がつ2日にち（1869年ねん9月7日にち） - 豊崎とよさき県けんの管轄かんかつ地域ちいきが兵庫ひょうご県けんの管轄かんかつとなる。
明治めいじ3年ねん（1870年ねん）
- 3月 - 一いち橋きょう徳川とくがわ家か領りょう・田安たやす徳川とくがわ家か領りょうが兵庫ひょうご県けんの管轄かんかつとなる。
- 12月 - 高槻たかつき藩はん預あずか地ちが兵庫ひょうご県けんの管轄かんかつとなる。
明治めいじ4年ねん
- 7月がつ14日にち（1871年ねん 8月がつ29日にち） - 廃藩置県はいはんちけんにより藩はん領りょうが高槻たかつき県けん、淀よど県けん、加納かのう県けん、古河ふるかわ県けん、芝しば村むら県けんの管轄かんかつとなる。
- 11月14日にち（1871年ねん12月25日にち） - 第だい1次じ府県ふけん統合とうごうにより、古河ふるかわ県けんの管轄かんかつ地域ちいきが印旛いんば県けんの管轄かんかつとなる。
- 11月20日にち（1871年ねん12月31日にち） - 第だい1次じ府県ふけん統合とうごうにより、全域ぜんいきが大阪おおさか府ふの管轄かんかつとなる。
明治めいじ5年ねん（1872年ねん）8月がつ - 島上しまがみ郡ぐん・島とう下郡しもごおりにまたがっていた鮎川あいかわ村むらの全域ぜんいきが島上しまがみ郡ぐんの所属しょぞくとなる。（101村むら）
明治めいじ8年ねん（1875年ねん）4月がつ30日にち - 大だい区く小お区く制せいの大阪おおさか府ふでの施行しこうにより、島しま下か郡ぐんが第だい8大だい区くとなる。
明治めいじ9年ねん（1876年ねん） - 東蔵とうぞう垣内かきうち村むら・西蔵にしくら垣内かきうち村むらが合併がっぺいして蔵垣内くらかきうち村むらとなる。（100村むら）
明治めいじ12年ねん（1879年ねん）2月がつ10日とおか - 郡こおり区く町村ちょうそん編制へんせい法ほうの大阪おおさか府ふでの施行しこうにより、行政ぎょうせい区画くかくとしての島上しまがみ郡ぐんが発足ほっそく。郡ぐん役所やくしょが茨木いばらぎ村むらに設置せっち。
明治めいじ14年ねん（1881年ねん）1月がつ6日にち - 郡ぐん役所やくしょが島上しまがみ郡ぐん役所やくしょを統合とうごうのうえ改称かいしょうして「島上しまがみ島とう下郡しもごおり役所やくしょ」となる。
明治めいじ16年ねん（1883年ねん） - 中村なかむら・庄村しょうむら・橋はしの内うち村むら・牟礼むれ村むらが戸伏とぶし村むらに合併がっぺい。（96村むら）
明治めいじ22年ねん（1889年ねん） - 町村ちょうそん制せいの施行しこうにより、下記かきの各かく村むらが発足ほっそく。（21村むら）
- 茨木いばらぎ村むら ← 茨木いばらぎ村むら、上中条かみちゅうじょう村むら、下中条しもちゅうじょう村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 三島みしま村むら ← 西河原にしがわら村むら、太田おおた村むら、耳原みのはら村むら、田中たなか村むら、戸伏とぶし村むら、中城なかぐすく村むら、総持寺そうじじ村むら、島上しまがみ郡ぐん鮎川あいかわ村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 安威あい村むら ← 安威あい村むら、十日市とおかいち村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 福井ふくい村むら ← 福井ふくい村むら、中河原なかかはら村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 溝みぞ咋村 ← 目垣めがき村むら、馬場うまば村むら、二階堂にかいどう村むら、平田ひらた村むら、十じゅう一いち村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 宮島みやじま村むら ← 島村しまむら、野々宮ののみや村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 豊川とよかわ村むら ← 小野原おのばら村むら（現げん・箕面みのお市し）、粟生あおう村むら（現げん・茨木いばらぎ市し、箕面みのお市し）、宿久庄しゅくのしょう村むら、清水しみず村むら、道祖本さいのもと村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 春日かすが村むら ← 上穂積かみほづみ村むら、中穂積なかほづみ村むら、下穂積しもほづみ村むら、奈良なら村むら、倍ばい賀が村むら、郡村こおりむら、郡山こおりやま村むら、上野うえの村むら、畑田はただ村むら、五日市いつかいち村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 三宅みやけ村むら ← 太ふとし中村なかむら、蔵垣内くらかきうち村むら、乙おつ辻村つじむら、小坪井こつぼい村むら、鶴野つるの新田にった（現げん・摂津せっつ市し）、丑寅うしとら村むら、宇野辺うのべ村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 玉櫛たまくし村むら ← 沢良宜東さわらぎひがし村むら、沢良宜浜さわらぎはま村むら、沢良宜西さわらぎにし村むら、真砂まさご村むら、内瀬ないぜ村むら、水尾みずお村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 味あじ舌した村むら ← 味あじ舌した下村しもむら、味あじ舌した村むら、味あじ舌した上村うえむら、坪井つぼい村むら、庄屋しょうや村むら、正せい音おと寺村てらむら（現げん・摂津せっつ市し）
- 岸部きしべ村むら ← 小路こうじ村むら、七尾ななお村むら、吉志きし部ぶ村むら、東村あずまむら、南村なんそん（現げん・吹田すいた市し）
- 山田やまだ村むら ← 山田やまだ別所べっしょ村むら、山田やまだ上村うえむら、山田やまだ小川おがわ村むら（現げん・吹田すいた市し、茨木いばらぎ市し）、山田やまだ中村なかむら、山田下やまだした村むら（現げん・吹田すいた市し）
- 吹田すいた村むら（単独たんどく村むら制せい。現げん・吹田すいた市し）
- 千里せんり村むら ← 片山かたやま村むら、佐井寺さいでら村むら（現げん・吹田すいた市し）
- 新田にった村むら ← 上新田かみしんでん村むら（現げん・豊中とよなか市し）、下新田しもしんでん村むら（現げん・吹田すいた市し）
- 味あじ生せい村むら ← 別府べっぷ村むら、一津屋ひとつや村むら、新在家しんざいけ村むら（現げん・摂津せっつ市し）
- 鳥飼とりかい村むら ← 鳥飼とりかい下之したの村むら、鳥飼とりかい上之うえの村むら、鳥飼とりかい中之なかの村むら、鳥飼とりかい西之にしの村むら、鳥飼野々とりかいのの村むら、鳥飼八とりかいはっ坊村ぼうむら、鳥飼八とりかいはっ町村ちょうそん（現げん・摂津せっつ市し）
- 石河いしかわ村むら ← 大岩おおいわ村むら、桑原くわはら村むら、大門寺だいもんじ村むら、生保しょうぼ村むら、安元やすもと村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 見山みやま村むら ← 下音羽しもおとわ村むら、上音羽かみおとわ村むら、忍頂寺にんじょうじ村むら、銭原ぜにはら村むら、清きよし坂村さかむら、長谷ながたに村むら、車作くるまつくり村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）
- 清せい渓けい村むら ← 泉原いずみはら村むら、佐保さお村むら、千提寺せんだいじ村むら（現げん・茨木いばらぎ市し）、高山たかやま村むら（現げん・豊能とよの郡ぐん豊能とよの町まち）
明治めいじ29年ねん（1896年ねん）4月がつ1日にち - 郡ぐん制せいの施行しこうのため、「島上しまがみ島とう下郡しもごおり役所やくしょ」が管轄かんかつする各かく郡ぐんの区域くいきをもって三島みしま郡ぐんが発足ほっそく。同日どうじつ島とう下郡しもごおり廃止はいし。

行政ぎょうせい

歴代れきだい郡ぐん長ちょう^[1]

氏名しめい	就任しゅうにん年月日ねんがっぴ	退任たいにん年月日ねんがっぴ	備考びこう
廣瀨ひろせ直ただし澂	1879年ねん（明治めいじ12年ねん）2月がつ21日にち	1881年ねん（明治めいじ14年ねん）1月がつ6日にち	廃はい官かん
廣瀨ひろせ直ただし澂	1881年ねん（明治めいじ14年ねん）1月がつ8日にち	1883年ねん（明治めいじ16年ねん）12月18日にち	島上しまがみ郡ぐん長ちょう兼任けんにん
白石しらいし純治すみはる	1883年ねん（明治めいじ16年ねん）11月29日にち	不ふ詳しょう	島上しまがみ郡ぐん長ちょう兼任けんにん
廣瀨ひろせ直ただし澂	1887年ねん（明治めいじ20年ねん）12月28日にち	1890年ねん（明治めいじ23年ねん）6月がつ16日にち	島上しまがみ郡ぐん長ちょう兼任けんにん
白石しらいし純治すみはる	1890年ねん（明治めいじ23年ねん）6月がつ16日にち	1893年ねん（明治めいじ26年ねん）5月がつ31日にち	島上しまがみ郡ぐん長ちょう兼任けんにん
深瀨ふかせ和かず直ただし	1893年ねん（明治めいじ26年ねん）5月がつ31日にち	1895年ねん（明治めいじ28年ねん）7月がつ10日とおか	島上しまがみ郡ぐん長ちょう兼任けんにん
岸きし正ただし形がた	1895年ねん7月がつ10日とおか（明治めいじ28年ねん）	1896年ねん（明治めいじ19年ねん）3月がつ31日にち	島上しまがみ郡ぐん長ちょう兼任けんにん（島上しまがみ郡ぐんとの合併がっぺいにより島しま下郡しもごおり廃止はいし）

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ ^a ^b 井上いのうえ正雄まさお『大阪おおさか府ふ全ぜん志こころざし』巻まき之の三さん（復刻ふっこく版ばん）、清文せいぶん堂どう出版しゅっぱん、1975-1976。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73012615。
^ 倍ばい賀が村むら（一いち橋きょう徳川とくがわ家か領りょう）・穂積ほづみ出いずる作さく（幕府ばくふ領りょう・一いち橋きょう徳川とくがわ家か領りょう）に分わかれて記載きさい。
^ ^a ^b ^c ^d 記載きさいの冠かんむり称しょうは山田庄やまだのしょう。
^ 記載きさいは別所べっしょ村むら。
^ 記載きさいは「味あじ舌した郷きょう・坪井つぼい村むら」。
^ 記載きさいは「味あじ舌した郷きょう・上村うえむら」。
^ 記載きさいは「味あじ舌した郷きょう・庄屋しょうや村むら」。
^ 退位たいいした天皇てんのうの領地りょうち。
^ 吹田すいた村むら（仙洞せんとう御領ごりょう・幕府ばくふ領りょう・旗はた本領ほんりょう）・吹田すいた出作しゅつさく（淀よどみ藩はん領りょう）に分わかれて記載きさい。
^ 島上しまがみ郡ぐん所属しょぞくの高槻たかつき藩はん領りょうも島しま下か郡ぐんとして記載きさい。

参考さんこう文献ぶんけん

「角川かどかわ日本にっぽん地名ちめい大だい辞典じてん」編纂へんさん委員いいん会かい編へん『角川かどかわ日本にっぽん地名ちめい大だい辞典じてん』 27 大阪おおさか府ふ、角川書店かどかわしょてん、1983年ねん10月がつ1日にち。ISBN 4040012704。
旧きゅう高こう旧領きゅうりょう取調とりしらべ帳ちょうデータベース