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ICE - Wikipedia

ICE(イーツェーエー)は、ドイツ中心ちゅうしん運行うんこうされているヨーロッパ高速こうそく列車れっしゃである。また、ドイツ鉄道てつどう旅客りょかく列車れっしゃにおけるさい上位じょうい列車れっしゃ種別しゅべつであり、インターシティ上位じょういにあたる。正式せいしき名称めいしょうインターシティエクスプレス (Intercity-Express)。

ICEのロゴ
ケルン中央ちゅうおうえき停車ていしゃちゅうのICE 3
ミュンヘン中央ちゅうおうえき
だい2世代せだいのICE 3であるVelaro D
ケルン中央ちゅうおうえき進入しんにゅうするICEの動画どうが

ドイツさい統一とういつ1991ねん6月2にちハノーファー-ヴュルツブルクマンハイム-シュトゥットガルトのNBS(高速こうそくしんせん本格ほんかく開通かいつうおなじくして、ハンブルク - ハノーファー - フランクフルト・アム・マイン - シュトゥットガルト - ミュンヘン路線ろせん(ICE6号線ごうせん:ICE Linie 6)で運行うんこう開始かいし最高さいこう速度そくどは250 km/hとなり、ドイツにおいては1968ねんの200 km/h運転うんてん開始かいし以来いらい営業えいぎょう運転うんてん速度そくど向上こうじょうとなった。ICE 1の13りょう編成へんせいによる運行うんこうで、全線ぜんせんどおしの列車れっしゃが1あいだ間隔かんかくで12往復おうふく設定せっていされたほか、朝夕あさゆうはハノーファー、カッセル、フランクフルト・アム・マイン、シュトゥットガルト発着はっちゃく列車れっしゃ運転うんてんされた。また一部いちぶ列車れっしゃヴィースバーデンハイデルベルクれた。

ICEは好評こうひょうってむかえられ、車両しゃりょう落成らくせい次第しだい順次じゅんじ運行うんこう区間くかん拡大かくだいしていき、1992ねんにはスイスバーゼルチューリッヒれを開始かいし1993ねんには統一とういつドイツの首府しゅふベルリンまで運行うんこう区間くかんばした。1996ねんにはICE 2くわわり、ルール地方ちほうへのれも開始かいし1998ねんにはオーストリアウィーン運行うんこう区間くかんばした。

1998ねん9月27にち、ハノーファー - ベルリンにNBSが開通かいつうし、ベルリンへの所要しょよう時間じかん大幅おおはば短縮たんしゅくされた。1999ねんよりしき車両しゃりょうICE T投入とうにゅうはじまり、線形せんけいくない区間くかんとくふるひがしドイツ地域ちいきへのICEもう拡大かくだい本格ほんかくした。

2000ねんにはICE 3によりオランダアムステルダムまでの運行うんこう開始かいし2001ねんには気動車きどうしゃ方式ほうしきICE TD登場とうじょう電化でんか区間くかんにもネットワークをひろげた。2002ねん8がつ1にちケルン - フランクフルト・アム・マインのNBS開通かいつうにあわせ、どう区間くかんにシャトル列車れっしゃ運行うんこう開始かいし最高さいこう速度そくどは300 km/hまで向上こうじょうした。同年どうねん12月本格ほんかく開業かいぎょうむかえ、ベルギーブリュッセルれた。

2007ねん6がつ10日とおかフランスLGVひがしヨーロッパせん開通かいつうにより、既存きそんユーロシティえるかたちでフランスのパリまで1にち3往復おうふく(パリ - ザールブリュッケンあいだ2往復おうふく、パリ - フランクフルト・アム・マインあいだ1往復おうふく)がれた。

2007ねん12月9にちからは、ICE TDによるデンマークコペンハーゲンへのれや、ICE Tによるオーストリア方面ほうめんへの直通ちょくつう運転うんてん拡大かくだいおこなわれている。

車両しゃりょう

編集へんしゅう

試作しさくしゃふくめた多数たすうのバリエーションがある。TGVとはことなり、客車きゃくしゃ連接れんせつ構造こうぞうとはしていない。座席ざせき間隔かんかくひろく、オーディオ設備せつび現在げんざいでは廃止はいし)をそなえ、食堂しょくどうしゃ連結れんけつされていて、居住きょじゅうせいたかいのが特徴とくちょう

車種しゃしゅ

編集へんしゅう
ICE / ICE V
ICE 1の量産りょうさん先立さきだって製造せいぞうされた試作しさくしゃ(Versuchszug = 試験しけんしゃ)。りょうはし動力どうりょくしゃ中間なかましゃ3りょうからなる5りょう編成へんせい当初とうしょICE (InterCityExperimental) とばれ、1985ねんに300 km/hの試験しけん走行そうこう成功せいこう1988ねん5月1にちにはフルダ - ヴュルツブルクでおこなわれた試運転しうんてんで406.9 km/hの世界せかい記録きろく当時とうじ)を達成たっせい
ICE 1の登場とうじょうまえにICE Vに改名かいめいされ、自動じどうかいゆい装置そうち試験しけんなどにも使用しようされた。自動じどうかいゆい装置そうち装備そうびさいして先頭せんとう改造かいぞうされ、後述こうじゅつするICE 2と似通にかよった形状けいじょうわっている。連結れんけつ緊急きんきゅう簡易かんい連結れんけつだったものが、電気でんき連結れんけつ装備そうびしたシャルフェンベルクしき密着みっちゃく連結れんけつかわそうされ、左右さゆう分割ぶんかつしき連結れんけつカバーがもうけられたほか灯火ともしびるい形状けいじょうあらためられた。老朽ろうきゅうのため2000ねん廃車はいしゃ編成へんせいうち動力どうりょくしゃの410 001と中間なかましゃの810 001がミンデンにあるドイツ鉄道てつどう技術ぎじゅつセンターに、もう一方いっぽう動力どうりょくしゃ410 002がミュンヘンドイツ博物館はくぶつかんにそれぞれ保存ほぞんされている。保存ほぞんかられたなかあいだしゃりょう解体かいたいされ現存げんそんしない。
ICE 1
1991ねん6がつのICE運行うんこう開始かいしわせて投入とうにゅうされただいいち世代せだい車両しゃりょう編成へんせいりょうはし動力どうりょくしゃはいした動力どうりょく集中しゅうちゅう方式ほうしき採用さいようしており、中間ちゅうかんに12りょう客車きゃくしゃんだ14りょう編成へんせい基本きほんとしている。動力どうりょくしゃ形式けいしきは401がた。ドイツ国内こくない主要しゅよう都市としあいだでの運用うんようくわえて、スイスやオーストリアへのれも実施じっしされている。天窓てんまどそなえた食堂しょくどうしゃ特徴とくちょう
ICE 2
ICEの路線ろせんもう需要じゅようすくない線区せんくにも拡大かくだいするため、たん編成へんせい分割ぶんかつ併合へいごう運転うんてん対応たいおうしただい世代せだい車両しゃりょう。ICE1と同様どうよう動力どうりょく集中しゅうちゅう方式ほうしきであるが、先頭せんとうしゃ一端いったん動力どうりょくしゃ、もう一端いったん制御せいぎょ客車きゃくしゃとしたプッシュプル方式ほうしきである。動力どうりょくしゃ形式けいしきは402がた基本きほん編成へんせいは8りょうで、2編成へんせいを併結した16りょう編成へんせいでの運用うんようおこなわれる。ただし、動力どうりょくしゃ進行しんこう方向ほうこううしがわとした場合ばあい最高さいこう運転うんてん速度そくどが250km/hまでに制限せいげんされるとう運用うんようじょう制約せいやくおおく、以後いごのICEの車両しゃりょう動力どうりょく分散ぶんさん方式ほうしき基本きほんとすることとなった。
ICE S
ICE 3など動力どうりょく分散ぶんさん方式ほうしき車両しゃりょう開発かいはつ試験しけん目的もくてき製造せいぞうされた。形式けいしきは410.1がた。2001ねん8がつ13にち試験しけん走行そうこうで、ドイツ鉄道てつどうJR東日本ひがしにっぽん試験しけん台車だいしゃ使用しようした編成へんせいが393 km/hのさい高速度こうそくど記録きろくしている[1][2]
試験しけん終了しゅうりょう計測けいそく車両しゃりょう改造かいぞうされ、高速こうそくしんせん線路せんろ計測けいそく開業かいぎょうぜん試運転しうんてん使用しようされている。
ICE T
曲線きょくせんおお在来ざいらいせん区間くかん高速こうそく対応たいおうするため、車体しゃたい傾斜けいしゃ装置そうち搭載とうさいした動力どうりょく分散ぶんさん方式ほうしき電車でんしゃとして開発かいはつされた。「T」は"Tilt-technology"(傾斜けいしゃ機構きこう)をあらわす。車体しゃたい傾斜けいしゃ装置そうちペンドリーノ実績じっせきのあるイタリアフィアットしゃせい採用さいようしている。形式けいしきは7りょう編成へんせいが411かたち、5りょう編成へんせいが415がた高速こうそくしんせんすくない旧東きゅうとうドイツ地域ちいきや、山岳さんがく地帯ちたいみなみドイツ、オーストリアを中心ちゅうしん運用うんようされている。
ICE 3
ケルン - フランクフルト・アム・マインあいだ高速こうそくしんせんきゅう勾配こうばい対応たいおうするため、動力どうりょく分散ぶんさん方式ほうしき採用さいようしただいさん世代せだい車両しゃりょう基本きほんてきなコンセプトはさき登場とうじょうしたICE Tと同一どういつである。2000ねんハノーファー万博ばんぱく開催かいさいわせて運行うんこう開始かいしした。形式けいしきはドイツ国内こくないようが403かたち国際こくさい列車れっしゃようが406がた (ICE 3M)。2009ねんから2012ねんにはヴェラロをベースとした407かたちが、2022ねんからは故障こしょう多発たはつした406がた置換おきかようとして408かたち投入とうにゅうされている。
シーメンスはこのICE 3をベースとした高速こうそく鉄道てつどう車両しゃりょうヴェラロ開発かいはつしており、スペイン中国ちゅうごくロシアなどに輸出ゆしゅつしている。
ICE TD
ICEの路線ろせんもう電化でんか区間くかんにも拡大かくだいするため、ICE Tをベースに開発かいはつされた電気でんきしき気動車きどうしゃ車体しゃたい傾斜けいしゃ装置そうちはICE Tとことなり、シーメンスせい搭載とうさいしている。形式けいしきは605がた。2001ねんよりニュルンベルク - ドレスデンあいだ運用うんよう投入とうにゅうされたが、トラブルの頻発ひんぱつにより定期ていき運用うんよう離脱りだつ。2007ねんより営業えいぎょう運転うんてん復帰ふっきし、2017ねんまでの10年間ねんかんハンブルクとデンマークのコペンハーゲンをむすわたどりコース国際こくさい列車れっしゃとして運用うんようされていた。保存ほぞん予定よていいち編成へんせいと、けんはかくるま改造かいぞう転用てんようされたいち編成へんせいのぞいて全車ぜんしゃ退役たいえきしている。
ICE 4
それまでのICE 3が高速こうそく重点じゅうてんかれていたのにたいし、ICE 4では最高さいこう速度そくどはややひかえめで経済けいざいせい重点じゅうてんかれている[3]車両しゃりょう形式けいしきは412がた発注はっちゅう当初とうしょはICxとばれたが、2015ねん12月にICE 4に改称かいしょうされ[4]、2016ねんあきから14かげつ試運転しうんてん、2017ねん12月から運用うんよう開始かいし[4]。12りょう編成へんせいのICE4は全長ぜんちょう346 m、最高さいこう速度そくどは250 km/h、座席ざせきすうは1とう205せき、2とう625せき合計ごうけい830せき[5]
ICE L
2023ねん登場とうじょうしたスペインタルゴによって製造せいぞうされる客車きゃくしゃ方式ほうしきのICE。動力どうりょく集中しゅうちゅう方式ほうしきのICEとしてはICE 2以来いらいとなる。車軸しゃじくたない左右さゆう独立どくりつ連接れんせつしゃで、なおていゆか車両しゃりょうであるタルゴの特徴とくちょうかし、バリアフリーせいをこれまでのICEよりたかめた車両しゃりょうとなっている。客車きゃくしゃ先頭せんとう運転うんてんしつもうけたペンデルツーク方式ほうしき採用さいようし、かえ機関きかんしゃえを省略しょうりゃくしている。牽引けんいん推進すいしん使用しようされる機関きかんしゃにはタルゴが開発かいはつ製造せいぞうする交直両用りょうよう電機でんき機関きかんしゃの「トラヴカ」およシーメンス展開てんかいしているベクトロン電気でんき機関きかんしゃ/電気でんきしきディーゼル機関きかんしゃのモード切替きりかえ可能かのうバイモード機関きかんしゃである「ベクトロンDM」が採用さいようされ、電化でんか区間くかんへのシームレスな直通ちょくつう運転うんてん可能かのうとなっている。2024ねん10月よりベルリンアムステルダムあいだ国際こくさい列車れっしゃ系統けいとう営業えいぎょう運転うんてん開始かいしする予定よていで、電化でんか区間くかんふくむICE路線ろせんもう拡大かくだいするとともに老朽ろうきゅうしたIC車両しゃりょう置換おきかえてくこととなる。

車内しゃない接客せっきゃく設備せつび

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客席きゃくせき

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開放かいほうがた客室きゃくしつ基本きほんとして、一部いちぶ車両しゃりょうにコンパートメントが併設へいせつされている。407かたちなど定員ていいん確保かくほのためにすべての客室きゃくしつ開放かいほうがたとした編成へんせい存在そんざいする。

シートは変則へんそく配置はいち集団しゅうだん見合みあいがた簡易かんいリクライニングシートで、座席ざせき回転かいてんさせることはできない。座席ざせき対面たいめんした部分ぶぶんには大型おおがたテーブルがもうけられている。なおこのテーブルせきまどにはハンマーがそなけられていて、非常ひじょう脱出だっしゅつこうねている。

家族かぞく座席ざせき

編集へんしゅう
 
ICE4の家族かぞく座席ざせきそなえられた玩具おもちゃ

編成へんせいちゅう一部いちぶ車両しゃりょう家族かぞく座席ざせきがあり、子供こどもけの装飾そうしょくほどこされている。一部いちぶ編成へんせいでは子供こども玩具おもちゃ壁面へきめんそなけられている。

自転車じてんしゃみスペース

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ICE 4、ICE TおよびICE 3の一部いちぶ編成へんせいでは自転車じてんしゃみスペースがそなえられ、予約よやくをした場合ばあい自転車じてんしゃむことができる。

食堂しょくどうしゃ

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ICE1の食堂しょくどうしゃ

ぜん編成へんせい食堂しょくどうしゃ(Bord Restaurant)またはビュフェしゃ(Bord Bistro)が連結れんけつされていて、きょうしょくサービスがそなわっている。

食堂しょくどうしゃでは座席ざせき食事しょくじたのしめるほか、かえようカウンターで食事しょくじ自席じせきかえることもできる。メニューは合理ごうりのため調理ちょうりみの食品しょくひんあたためて提供ていきょうするものであるが、食堂しょくどう車内しゃないでの食事しょくじ場合ばあい陶器とうき食器しょっきけられる。厨房ちゅうぼうにはビールサーバーとコーヒーマシンがそなけられている。1とうしゃでは食事しょくじ座席ざせきまでとどけるシートサービスがおこなわれることもある。ビュフェしゃには食事しょくじよう座席ざせきそなえられておらず、飲食いんしょくぶつはカウンターで提供ていきょうされるのみである。それ以外いがいはほぼ食堂しょくどうしゃ同一どういつのサービスがおこなわれる。

ドイツではだい規模きぼえきのぞき、えきでのきょうしょくサービスが限定げんていてきであるため、食堂しょくどうしゃ列車れっしゃ利用りようしゃへの食事しょくじ提供ていきょうという役割やくわりおおきい。このため2002ねん以降いこう列車れっしゃ運行うんこう主体しゅたいであるDBフェルンフェルケールドイツばんみずからが食堂しょくどうしゃ運営うんえいおこない、赤字あかじにもかかわらず営業えいぎょう継続けいぞくしている。

車両しゃりょう整備せいび

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ミュンヘン工場こうじょうないのICE 1

車両しゃりょう整備せいび概念がいねんは7つのステップにかれている。

走行そうこう距離きょり4,000 kmにつき1あいだはんかけて検査けんさおこなわれる。汚水おすいタンクからみずかれ、給水きゅうすいタンクにあたらしいみず補充ほじゅうされる。ドアの故障こしょうなど重大じゅうだい故障こしょう修理しゅうりされる。さらに安全あんぜんのため、試験しけんおこなわれている。これにはパンタグラフなどしゅうでん装置そうちるい点検てんけんふくまれ、絶縁ぜつえん変圧へんあつ検査けんさ亀裂きれつやパンタグラフあつ確認かくにん、クリーニングなどがおこなわれている。台車だいしゃ検査けんさもこの時点じてんおこなわれている。

走行そうこう距離きょり20,000 kmにつき2あいだはん検査けんさおこなわれ、これはナッハシャウ (Nachschau) とばれている。この段階だんかいでは、LZB(NBSじょう使つかわれている自動じどう列車れっしゃ保安ほあん装置そうち)やブレーキ系統けいとうのシステムがチェックされる。

走行そうこう距離きょりが80,000 kmにたっすると、点検てんけん段階だんかい1 (Inspektionsstufe 1) とばれる段階だんかいはいり、2つの単位たんいでそれぞれ8あいだかけて、ブレーキ系統けいとう精密せいみつ検査けんさおなじようにエア・コンディショナーきょうしょく設備せつび座席ざせき旅客りょかく案内あんない装置そうち検査けんさおこなわれる。

走行そうこう距離きょりが240,000 kmにたっすると、点検てんけん段階だんかい2 (Inspektionsstufe 2) とばれる段階だんかいになり、電動でんどう軸受じくうけ駆動くどうじくボギー台車だいしゃ連結れんけつ検査けんさめいじられる。この検査けんさ通常つうじょうふたつの単位たんいで、それぞれ8あいだかけておこなわれる。

としに1かいやく480,000 kmに走行そうこう距離きょりたっしたとき点検てんけん段階だんかい3 (Inspektionsstufe 3) の段階だんかいはいる。この検査けんさ段階だんかいには気密きみつ装置そうち変圧へんあつ冷却れいきゃく装置そうち整備せいび客室きゃくしつない整備せいびふくまれている。

最初さいしょ全般ぜんぱん検査けんさ走行そうこう距離きょりが120まん kmにたっした時点じてんおこなわれる。これは新幹線しんかんせん車両しゃりょうおなじである。車両しゃりょうのすべての構成こうせい部分ぶぶん完全かんぜん検査けんさが、5にち区分くぶんを2かい実施じっしされる。2かい全般ぜんぱん検査けんさは240まん kmに走行そうこう距離きょりたっしたとき実施じっしされ、ボギー台車だいしゃあたらしいものに交換こうかんされ、おおくの部分ぶぶん分解ぶんかいされくわしく検査けんさされる。最初さいしょ全般ぜんぱん検査けんさ同様どうよう、5にち区分くぶんを2かい実施じっしされている。

整備せいびはICE専用せんよう整備せいび工場こうじょう実施じっしされている。ICEの整備せいび工場こうじょうはそれぞれ、スイスのバーゼル、ドイツ国内こくないはベルリン、ドルトムント、フランクフルト・アム・マイン、ハンブルク、ミュンヘン、ライプツィヒ、ケムニッツなど運行うんこう拠点きょてんとなる立地りっちしている。故障こしょう報告ほうこくはあらかじめ、車載しゃさいコンピュータシステムによって工場こうじょうおくられ、整備せいび時間じかん最小限さいしょうげんおさえている。

2008ねん7がつ9にち、ICE Tがケルンで低速ていそく走行そうこうちゅう車軸しゃじく亀裂きれつによる脱線だっせん事故じここした。これをうけてドイツ鉄道てつどうは、シーメンス・ボンバルディアかくメーカーにたいするリコール決定けっていした。台車だいしゃ問題もんだい解決かいけつするまで当面とうめんあいだ、ICE-TとICE3のかく編成へんせい検査けんさ周期しゅうきみじかくすることにしたが、検査けんさ入場にゅうじょう頻度ひんど増加ぞうかともな車両しゃりょう不足ふそくするため、各地かくち主要しゅようターミナルえき列車れっしゃ遅延ちえん混雑こんざつ発生はっせいした。なおドイツ鉄道てつどう公式こうしき発表はっぴょうでは、2008ねん10がつ23にち発生はっせいしたハンブルクえき構内こうないでの脱線だっせん事故じこ人為じんいてきなミスによるもので本件ほんけんとは無関係むかんけいとされている[6][7]

編成へんせいめい

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2002ねんから、ICEの編成へんせい一部いちぶには都市とし名前なまえがつけられており、車両しゃりょう外部がいぶめい紋章もんしょうえがかれている[8][9]

運行うんこう形態けいたい

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ICE路線ろせんもう あか:NBS (300 km/h)、:NBS (250 km/h)、あお:ABS (200 - 230 km/h)
 
運行うんこう頻度ひんど最高さいこう速度そくど

それまでのインターシティ (IC) の基本きほん方針ほうしん、すなわち2あいだ間隔かんかく運転うんてん、1とうしゃ・2とうしゃ食堂しょくどうしゃ連結れんけつ主要しゅようえきでのどういちホーム接続せつぞくなどをぎつつ、さらなるスピードアップを追求ついきゅうした。

運行うんこう路線ろせんはNBS(Neubaustrecke、高速こうそくしんせん)の有無うむとは関係かんけいなく、またNBSもICE専用せんよう線路せんろとはかぎらない。また従来じゅうらいのインターシティ・ユーロシティ (EC) もつづ運行うんこうされており、ICEはこれらを完全かんぜんえるものではない。このようなてんにおいて新幹線しんかんせんやTGVなどとはことなる。

毎時まいじaぶん、bぶんはつというパターンダイヤで、日本にっぽんでかつて運行うんこうされていたエル特急とっきゅうたような運行うんこう形態けいたいである。かく系統けいとうとも1 - 2あいだに1ほん程度ていど運行うんこう主要しゅよう区間くかんでは複数ふくすう系統けいとうわさって、最大さいだい毎時まいじ3 - 4ほん程度ていどになる。ドイツでは全国ぜんこく都市とし分散ぶんさんしているので、直通ちょくつう列車れっしゃだけだと本数ほんすうすくなくなってしまうが、ターミナルえきでの時間じかんみじかくするダイヤの工夫くふうにより、える場合ばあいふくめれば国内こくないなか都市とし同士どうし毎時まいじ1 - 2ほん乗車じょうしゃ機会きかいがあるよう配慮はいりょされている。原則げんそくてききはなく、かく列車れっしゃ停車駅ていしゃえきかずやスピードにおおきなはないが、おもにビジネスきゃくけに、停車駅ていしゃえきしぼったICEスプリンター (ICE Sprinter) という速達そくたつ列車れっしゃ一部いちぶ路線ろせん運転うんてんされている(後述こうじゅつ)。また、かつての夜行やこう列車れっしゃシティナイトライン廃止はいし代替だいたいとして設定せっていされている、おもててい速度そくどおそ夜行やこうICEもある。

最高さいこう速度そくどは、NBSではジークブルク/ボン - フランクフルト空港くうこう遠距離えんきょりえき(ケルン - フランクフルト空港くうこう)で300 km/h、ヴュルツブルク - ハノーファー、マンハイム - シュトゥットガルト、ヴォルフスブルク - ベルリン、バーデン=バーデン - オッフェンブルクで250 km/h。在来ざいらいせん改良かいりょうしたABS(Ausbaustrecke、改良かいりょう路線ろせん)では、ケルン - デューレンで250 km/h、ハンブルク - ベルリンで230 km/h、その路線ろせんでは160 - 200 km/h程度ていど

フランクフルト空港くうこうえき発着はっちゃくする一部いちぶのICEにたいしては、ルフトハンザドイツ航空こうくう便びんめいけ、座席ざせき一部いちぶ航空こうくう便びんとして提供ていきょうすることで、航空こうくう鉄道てつどうとの連携れんけい輸送ゆそうおこなっている。かつてはルフトハンザ・エアポート・エクスプレスという専用せんよう列車れっしゃ提供ていきょうされていたものであるが、現在げんざいはAIRailというサービスめいで、定期ていきのICEの一部いちぶ座席ざせきげるかたち変更へんこうされている。

ICEスプリンター

編集へんしゅう

ICEスプリンターは、ドイツの大都市だいとしあいだ移動いどうするビジネスきゃくけに、停車駅ていしゃえき最小限さいしょうげんしぼり、通常つうじょうのICEよりも所要しょよう時間じかん短縮たんしゅくした列車れっしゃである。

ビジネスきゃくがターゲットであるため、当初とうしょ平日へいじつあさ夕方ゆうがた設定せっていされ、土曜どよう休日きゅうじつ運休うんきゅうであった。また、一般いっぱんのICEとことなり、乗車じょうしゃには予約よやく必須ひっすであったほか、運賃うんちん料金りょうきんのほかに追加ついか料金りょうきん(1とう16ユーロ・2とう11ユーロ)が必要ひつようで、1とう旅客りょかくには無料むりょう食事しょくじサービスが提供ていきょうされた。しかし、2015ねん12月13にちのダイヤ改正かいせいから運行うんこう区間くかん大幅おおはば拡大かくだいし、土曜どよう休日きゅうじつ運行うんこうやく不要ふよう追加ついか料金りょうきん不要ふようと、停車駅ていしゃえき以外いがい一般いっぱんのICEとおなじになっている[10]

1992ねん5がつに「イーザル・スプリンター」 (Isar Sprinter) の名称めいしょうで、フランクフルト・アム・マインとミュンヘンのあいだを、途中とちゅうマンハイムのみの停車ていしゃ運転うんてん開始かいしした。

2008ねん12月時点じてんでは、ケルン - ハンブルクあいだに1往復おうふく、ベルリン - フランクフルト・アム・マインあいだに2往復おうふく設定せっていされていた。

2015ねん12がつ現在げんざいつぎの10区間くかん設定せっていされている[11]

  • フランクフルト - ベルリン
  • フランクフルト - ハノーファー
  • フランクフルト - ハンブルク
  • フランクフルト - ケルン
  • フランクフルト - デュッセルドルフ
  • フランクフルト - シュトゥットガルト
  • ケルン - ハンブルク
  • デュッセルドルフ - ハンブルク
  • デュースブルク - ハンブルク
  • エッセン - ハンブルク

国際こくさい列車れっしゃ

編集へんしゅう

国際こくさい列車れっしゃとしては、オランダのアムステルダム、ベルギーのブリュッセル、フランスのパリ、スイスのチューリッヒ・インターラーケン、オーストリアのウィーン、・クラーゲンフルトまで直通ちょくつうする。直通ちょくつうさきのいずれのくににおいてもICEの種別しゅべつめい運転うんてんされる。過去かこにはオーストリアのインスブルック、デンマークのコペンハーゲン・オーフスへの直通ちょくつうもあった。

1992ねん9がつより、ハンブルクとフランクフルト・アム・マインをむす系統けいとう一部いちぶを、バーゼル経由けいゆでチューリッヒまで延長えんちょうしたのが最初さいしょで、これはICEとしては最初さいしょのドイツ国外こくがいへの進出しんしゅつとなった。スイス直通ちょくつうさいしては、ICE1の19編成へんせいたいして、あつまりでん装置そうち保安ほあん装置そうちなどをスイス国内こくない対応たいおうとする改造かいぞうおこなわれている。その、ICE 4にえられた。

また、1999ねん5がつより、シュトゥットガルトとチューリッヒをむす系統けいとうにも投入とうにゅうされた。こちらは振子ふりこしきICE-T(415かたち・5りょう編成へんせい)が投入とうにゅうされたが、スイス直通ちょくつうたい応用おうようとして5編成へんせい用意よういされている。この系統けいとうはのちに、7りょう編成へんせいのICE-T(411かたち)にえられている。411けい投入とうにゅうさいしては、415けい先頭せんとうしゃ(スイス直通ちょくつう対応たいおう)と、411がた先頭せんとうしゃ(スイス直通ちょくつう対応たいおう)を、それぞれ交換こうかんする手法しゅほうられている。その、この系統けいとうはICに格下かくさげされた。

これとはべつに、しき気動車きどうしゃであるICE-TD(605かたち・4りょう編成へんせい)が、2001ねん6がつより、ミュンヘンとチューリッヒをむす系統けいとう(アレガウせん)に投入とうにゅうされたが、不具合ふぐあい頻発ひんぱつしたため、2003ねん12月に運用うんよう終了しゅうりょうした。

2024ねん5がつ現在げんざい、ドイツ国内こくないからバーゼルを経由けいゆしてチューリッヒまでをむす系統けいとうが1にち6往復おうふく、ドイツ国内こくないからバーゼル・ベルンを経由けいゆしてインターラーケンまでをむす系統けいとうが1にち3往復おうふく、それぞれ設定せっていされている。

オーストリア

編集へんしゅう

1998ねん5がつより、ハンブルクとウィーンをむす系統けいとうにICE1が投入とうにゅうされた。オーストリア直通ちょくつうさいしては、10編成へんせいのICE1が、保安ほあん装置そうちなどの対応たいおう改造かいぞうおこなった。

2006ねんより、ドイツ鉄道てつどう所有しょゆうのICE-T(411かたち)3編成へんせいオーストリア連邦れんぽう鉄道てつどう (ÖBB) に譲渡ゆずりわたされて同社どうしゃの4011かたちとなった。この3編成へんせいと、ドイツ鉄道てつどうのICE-T(411かたち)8編成へんせい使用しようして、2007ねん12月より、フランクフルト・アム・マインとウィーンをむす系統けいとうに、2あいだ間隔かんかく投入とうにゅうされている。

2023ねんより、ICE 4によるクラーゲンフルト系統けいとう設定せっていされている。

2024ねん5がつ現在げんざい、ドイツ国内こくないからパッサウを経由けいゆしてウィーンまでをむす系統けいとうが1にち6往復おうふく、ドイツ国内こくないからミュンヘンを経由けいゆしてクラーゲンフルトまでをむす系統けいとうが1にち1往復おうふくレイルジェットが1往復おうふく設定せっていされている。ミュンヘンとウィーンをむす系統けいとうはレイルジェットにえられている。

2000ねん11月より、ケルンからアムステルダムまでをむす系統けいとうに、"ICE International"の名称めいしょうで、オランダ・ベルギー直通ちょくつう対応たいおうのICE3M(406かたち)が投入とうにゅうされた。13編成へんせいはドイツ鉄道てつどう所有しょゆうであるが、3編成へんせいオランダ鉄道てつどう所有しょゆうとなっている。

2024ねん5がつ現在げんざい、ドイツ国内こくないからケルンを経由けいゆしてアムステルダムまでをむす系統けいとうが1にち7往復おうふく設定せっていされている。

2002ねん12月より、フランクフルトからブリュッセルまでをむす系統けいとうに、"ICE International"の名称めいしょうで、オランダ・ベルギー直通ちょくつう対応たいおうのICE3M(406かたち)が投入とうにゅうされた。当時とうじすでにベルギー国内こくない高速こうそくしんせん(ブリュッセル - リエージュあいだ)は開業かいぎょうしていたが、当初とうしょ、ICE3Mは高速こうそくしんせん走行そうこう許可きょかされず、在来ざいらいせん経由けいゆでの運転うんてんとなった。2004ねん12月よりこの規制きせい撤廃てっぱいされ、ベルギー国内こくない高速こうそくしんせん経由けいゆとなった。2009ねん6がつには、リェージュからドイツ国境こっきょうまでをむす高速こうそくしんせん開業かいぎょうした。

2024ねん5がつ現在げんざい、ドイツ国内こくないからケルンを経由けいゆしてブリュッセルまでをむす系統けいとうが1にち7往復おうふく設定せっていされている。なお、ケルンからブリュッセルまではタリスどういちルートを走行そうこうする。

2007ねん6がつのLGVひがしせん開業かいぎょうともない、フランス直通ちょくつう対応たいおうのICE3MF(406かたち)が、フランクフルト・アム・マインからザールブリュッケンを経由けいゆしてパリまで直通ちょくつうするようになった。その、407かたちえられ、406かたちはオランダ・ベルギー系統けいとう増発ぞうはつ転用てんようされた。TGVがどういちルートを走行そうこうする。

2024ねん5がつ現在げんざい、ドイツ国内こくないからザールブリュッケンを経由けいゆしてパリまでをむす系統けいとうが3往復おうふくにTGVが1往復おうふく)、ドイツ国内こくないからカールスルーエ経由けいゆしてパリまでをむす系統けいとうが3往復おうふくにTGVが4往復おうふく)、それぞれ設定せっていされている。

車両しゃりょう不具合ふぐあいのため定期ていき運用うんようから離脱りだつしていたICE-TD(605かたち)を使用しようし、2007ねん12月より、ハンブルクとコペンハーゲンをむす系統けいとうと、ハンブルクとオーフスをむす系統けいとうで、それぞれ直通ちょくつう開始かいしした。前者ぜんしゃは「わたどりコース」とばれるルートで、途中とちゅう鉄道てつどう連絡れんらくせんによるこうおくおこなわれていた。その、IC/ECへの格下かくさげにより消滅しょうめつしている。

エシェデ鉄道てつどう事故じこ

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1998ねん6がつ3にち、ドイツのニーダーザクセンしゅうエシェデ付近ふきん時速じそく200 kmで走行そうこうしていたICEが脱線だっせん道路どうろきょう衝突しょうとつ大破たいはする事故じこ発生はっせいした。原因げんいん弾性だんせい車輪しゃりん金属きんぞく疲労ひろうによる破損はそん。この事故じこで101にん死亡しぼうし、ドイツの鉄道てつどう事故じことしてはだい大戦たいせん最悪さいあく惨事さんじとなった。

走行そうこうちゅうのICE火災かさい事故じこ

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2018ねん10がつ12にち、ドイツ西部せいぶラインラント=プファルツしゅう走行そうこうちゅう高速こうそく列車れっしゃICE3がた車両しゃりょう電気でんき系統けいとう原因げんいんとみられる火災かさい発生はっせいした。一部いちぶ車両しゃりょうはげしくえ、乗客じょうきゃくやく500にん避難ひなんすうにん軽傷けいしょうった。火災かさいは12にちあさ発生はっせいし、消防しょうぼうたい数時間すうじかんめた。列車れっしゃはケルンからミュンヘンにかっていた[12][13]

ドイツ国外こくがいへの展開てんかい

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韓国かんこく高速こうそく鉄道てつどうKTXではフランスとの入札にゅうさつ競争きょうそう健闘けんとうしたがやぶれた。

台湾たいわん高速こうそく鉄道てつどうではフランスとともに「ヨーロッパ連合れんごう」をみ、ICEの動力どうりょくしゃTGV Duplex組成そせいした「ユーロトレイン」によってプレゼンテーションをおこなったが、「日本にっぽん連合れんごう」にやぶれた。最終さいしゅうてきにはインフラ整備せいびをヨーロッパ連合れんごう車両しゃりょう技術ぎじゅつ日本にっぽん連合れんごう担当たんとうする玉虫色たまむしいろ決着けっちゃくたが、これにたいしてヨーロッパ連合れんごう台湾たいわん高速こうそく鉄道てつどうたい違約いやくきん請求せいきゅうした。

スペインでは、高速こうそくしんせんAVEマドリード - バルセロナせんでICE3ベースの車両しゃりょう、ヴェラロE(ICE350の名称めいしょうもあった)が投入とうにゅうされ、最高さいこう速度そくど350 km/hでの営業えいぎょう運転うんてん予定よていされている。

中国ちゅうごくきょう滬高そく鉄道てつどうでは当初とうしょICE方式ほうしきによるドイツの参入さんにゅう有力ゆうりょくされていた。2005ねん11月、主席しゅせき胡錦濤こきんとう訪独ほうどくにあわせ、最高さいこう速度そくど300 km/hの高速こうそく鉄道てつどうようどう200 km/hの在来ざいらいせん高速こうそくようけい100編成へんせいについて、うち60編成へんせいについて、ICE 3ベースの車両しゃりょう現地げんち企業きぎょうとの合弁ごうべん納入のうにゅうすることが決定けってい。3編成へんせいはドイツ純正じゅんせいのこりは中国ちゅうごくへの技術ぎじゅつ移転いてんによる生産せいさんとなる。なお、中国ちゅうごくにおけるこの電車でんしゃ形式けいしきめいCRH3である。車体しゃたいはばはICE 3とくらべて若干じゃっかんひろい。

アメリカアムトラック北東ほくとう回廊かいろうへの高速こうそく列車れっしゃ導入どうにゅうさいしては、アムトラックのロゴをけて輸出ゆしゅつし、スウェーデンX2000とともに試験しけんてきはしらせたが、最終さいしゅうてきにはTGVの技術ぎじゅつ応用おうようしたアセラ・エクスプレス導入どうにゅうされた。

2006ねん5がつ、ロシアのモスクワ - サンクトペテルブルクあいだむす高速こうそく鉄道てつどうにシーメンスしゃとロシア鉄道てつどうとのあいだでICE 3をベースとした新型しんがた車両しゃりょう納入のうにゅう契約けいやくわされ、2010ねんサプサンとして運用うんよう開始かいしした。車体しゃたいはばはICE 3よりもひろい。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ http://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_1/33-37.pdf
  2. ^ 15 Jahre Hochgeschwindigkeitsverkehr” (ドイツ). Deutsche Bahn AG. 2007ねん2がつ5にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2007ねん2がつ13にち閲覧えつらん
  3. ^ 世界せかい高速こうそく列車れっしゃのトレンドに発生はっせいした"異変いへん" 鉄道てつどう見本市みほんいち「イノトランス」速報そくほうレポート 東洋とうよう経済けいざいオンライン、2016ねん9がつ20日はつか
  4. ^ a b ICx becomes ICE 4 レールウェイ・ガゼット・インターナショナル、2015ねん12月7にち英語えいご
  5. ^ DB unveils ICE4 inter-city train ‘for the gigabit society’ レールウェイ・ガゼット・インターナショナル、2016ねん9がつ14にち英語えいご
  6. ^ Deutsche Bahn to Recall Part of High-Speed Train Fleet”. Deutsche Welle (2008ねん10がつ24にち). 2008ねん11月25にち閲覧えつらん
  7. ^ Deutsche Bahn to recall part of ICE train fleet”. The Local - Germany's news in English (2008ねん10がつ24にち). 2008ねん11月25にち閲覧えつらん
  8. ^ Koschinski 2008, p. 82
  9. ^ Dirk Übbing. “Nach Städten benannte ICE der Deutschen Bahn AG”. Lok Report. 2002ねん2がつ11にち閲覧えつらん
  10. ^ European Rail Timetable January 2016, p. 3
  11. ^ ICE Sprinter”. ドイツ鉄道てつどう. 2016ねん1がつ8にち閲覧えつらん
  12. ^ INC, SANKEI DIGITAL. “ドイツ高速こうそく列車れっしゃ火災かさい 500にん避難ひなん軽傷けいしょうしゃ”. 産経さんけいフォト. 2020ねん11月30にち閲覧えつらん
  13. ^ ドイツの高速こうそく鉄道てつどうICEが満員まんいん走行そうこうちゅう突然とつぜんけむりて2車両しゃりょう火災かさい発生はっせいhttps://www.nicovideo.jp/watch/sm340103502020ねん11月30にち閲覧えつらん 

参考さんこう文献ぶんけん

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  • (ドイツ) ICE (Eisenbahn Journal Sonder-Ausgabe 2/2008), Fürstenfeldbruck, Germany: Eisenbahn JOURNAL, (2008), ISBN 978-3-89610-193-8 

外部がいぶリンク

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