ラテンアメリカ文学

ラテンアメリカの範囲はんいを表あらわした図ず

ラテンアメリカ文学ぶんがく（ラテンアメリカぶんがく）とは、ラテンアメリカ圏けん（メキシコ、西にしインド諸島しょとう以南いなんのアメリカ大陸あめりかたいりく）で書かかれた、および出身しゅっしん者しゃの文学ぶんがく。おもにスペイン語ごまたはポルトガル語ごで書かかれている。日本にっぽんでは主おもにポルトガル語ご圏けんであるブラジルを除のぞいたスペイン語ご圏けんの文学ぶんがくを指さすことが多おおい。中南米ちゅうなんべい文学ぶんがく、イスパノアメリカ文学ぶんがくとも。トリニダード・トバゴ出身しゅっしんのノーベル賞しょう受賞じゅしょう者しゃV・S・ナイポールやデレック・ウォルコットなど、英語えいごで執筆しっぴつする作者さくしゃは、ラテンアメリカ人じんの作家さっかとは見みなされない。おもに20世紀せいき後半こうはん、ラテンアメリカ文学ぶんがくの特徴とくちょうとされるマジックリアリズムの傾向けいこうによって世界せかい的てきに注目ちゅうもくされ、最もっとも高たかい境地きょうちに達たっしたと評ひょうされている。

本稿ほんこうでの範囲はんい

本稿ほんこうでは、「メキシコ、西にしインド諸島しょとう以南いなんのアメリカ大陸あめりかたいりくの中なかで、スペイン語ごもしくはポルトガル語ごを公用こうよう語ごとする国くに」出身しゅっしんの作家さっかと文学ぶんがく。つまり「利用りよう言語げんごが英語えいご（アンティグア・バーブーダ、ガイアナ、グレナダ、ジャマイカ、セントビンセントおよびグレナディーン諸島しょとう、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、ドミニカ国こく、トリニダード・トバゴ、バハマ、バルバドス、ベリーズ）、オランダ語ご（スリナム）、ハイチ語ごとフランス語ふらんすご（ハイチ）以外いがいの国くに」出身しゅっしんの作家さっかと文学ぶんがくについてを対象たいしょうとする。

対象たいしょう国こくは以下いかの通とおり。

アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、キューバ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、チリ、ドミニカ共和国どみにかきょうわこく、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ（五十音ごじゅうおん順じゅん）

歴史れきし

「モデルニスモ」（近代きんだい主義しゅぎ）の勃興ぼっこうと隆盛りゅうせい

詳細しょうさいは「モデルニスモ文学ぶんがく」を参照さんしょう

『モデルニスモの法王ほうおう』ルベン・ダリオ。

ラテンアメリカの文学ぶんがくの、独自どくじ性せいを持もつに至いたる初はじめの隆盛りゅうせいは、「モデルニスモ」（近代きんだい主義しゅぎ）とよばれる少数しょうすうの作家さっかからはじまる。これは1880年代ねんだいから1920年代ねんだいにかけて起おこった。南北戦争なんぼくせんそう後ごのアメリカは、新しん市場いちばの開拓かいたくをラテンアメリカ諸国しょこくに求もとめ、モンロー主義しゅぎを隠かくれ蓑みのに帝国ていこく主義しゅぎ的てきな政策せいさくを推おし進すすめた。文化ぶんか的てきな解放かいほうの必要ひつようを作家さっかたちモデルニスモの作家さっかたちはいち早はやく意識いしきした。これら歴史れきしの風潮ふうちょうに、反はんブルジョワ的てき態度たいどを持もって大衆たいしゅうとの連帯れんたいを唱うたい、帝国ていこく主義しゅぎに対立たいりつし、文学ぶんがく芸術げいじゅつの革新かくしんを尊重そんちょうした。地域ちいき独自どくじの優位ゆうい性せいを獲得かくとくし、世界せかい文学ぶんがくの地位ちいを確立かくりつすることとなった。これはスペイン本国ほんごくの文学ぶんがくにも大おおきな衝撃しょうげきを与あたえた。

アルゼンチンの作家さっか、ホセ・エルナンデス（1834-1886）の小説しょうせつ『エル・ガウチョ・マルティン・フィエロ』（1872年ねん）では、国境こっきょうの戦争せんそうで戦たたかうために徴兵ちょうへいされた貧まずしいガウチョという社会しゃかい的てき弱者じゃくしゃの立場たちばから社会しゃかい的てき矛盾むじゅんを追及ついきゅうし、ガウチョ文学ぶんがくを創始そうしした。

キューバの愛国あいこく的てきかつ革命かくめい的てきな詩人しじん、ホセ・マルティ（1853－1895）は、アングロアメリカの文明ぶんめいや帝国ていこく主義しゅぎに対立たいりつし、『素朴そぼくな詩し』（1881年ねん）で、唯美ゆいびかつ華麗かれいな音楽おんがく性せいと造形ぞうけい性せいを持もつイメージを提供ていきょうした。

ニカラグアの詩人しじん、ルベン・ダリーオ（1867-1916）には、その影響えいきょう度どからもモデルニスモ時代じだいの代表だいひょう格かくという評価ひょうかが確立かくりつしている。ヴィクトル・ユーゴーに傾倒けいとうし、同どう時代じだいのフランス文学ぶんがくの諸しょ問題もんだいをスペイン語ごに定着ていちゃくさせようとした彼かれの試こころみは大作たいさく『青あお』（1888年ねん）に結実けつじつし、スペインやパリ、ニューヨークを放浪ほうろうした末すえにアルゼンチンにたどり着つき『希有けうな人々ひとびと』『俗ぞくなる詠唱えいしょう』（1896年ねん）を発表はっぴょう。これらの作品さくひんで近代詩きんだいしのエッセンスと新潮しんちょうをレオポルド・ルゴーネス（1874-1938）ら、アルゼンチンのモデルニスモの作家さっかたちに伝つたえて大おおきな影響えいきょうを与あたえた。彼かれは、アメリカとスペインという、同どう時代じだいの唯物ゆいぶつ新興しんこう大国たいこくと文化ぶんか的てきルーツを持もつもうひとつの故国ここくへのはざまで非業ひごうの死しを遂とげるが、そのコスモポリタン的てきかつな傾向けいこうは、メキシコのアマード・ネルボらの多おおくの詩人しじんに大おおきな啓示けいじを与あたえた。

このように「モデルニスモ」時代じだいは詩しが隆盛りゅうせいを極きわめていたが、20世紀せいきに入はいるとエミール・ゾラなどの自然しぜん主義しゅぎ文学ぶんがくに影響えいきょうを受うけた新あらたな動うごきがウルグアイを中心ちゅうしんに出現しゅつげんする。自然しぜん主義しゅぎはやがてモデルニスモと融合ゆうごうし、小説しょうせつが詩しに変かわる主要しゅようなジャンルとなる戦後せんごのラテンアメリカ文学ぶんがくの大だい隆盛りゅうせいの胎動たいどうとなった。

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  ホセ・エルナンデス
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  ホセ・マルティ
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  レオポルド・ルゴネス

「後期こうきモデルニスモ」の詩しと現代げんだい詩しの発展はってん　～ボルヘス、ネルーダ、レイエス、パス…

ガブリエラ・ミストラル

パブロ・ネルーダ

1920年ねん以降いこう文学ぶんがくの発展はってんは「モデルニスモ」の継承けいしょうか否いや定さだかで、自己じこの確立かくりつせざるを得えず。まだまだ「モデルニスモ」の衝撃しょうげきはきわめて大おおきかった。そしてこの時期じきも、ラテンアメリカにおいては詩しが隆盛りゅうせいし、偉大いだいな詩人しじん、作品さくひんも多おおく生うまれた。ラテンアメリカ圏けん初はつのノーベル文学ぶんがく賞しょう受賞じゅしょう者しゃは、チリの女流じょりゅう新人しんじんガブリエラ・ミストラル（1889-1957）である。この受賞じゅしょうは、多おおくのきわめて優秀ゆうしゅうな詩人しじん多おおくそろえたラテンアメリカ圏けんの代表だいひょう的てき受賞じゅしょうというとらえ方かたもできる。

骨ほねの髄ずいまでアルゼンチン人じん精神せいしんの固かたまりでありながら、「モデルニスモ」のコスモポリタン精神せいしんの伝統でんとうも受うけ継ついでいるホルヘ・ルイス・ボルヘス（1899-1986）は、前衛ぜんえい詩しとともに詩人しじんとして登場とうじょうして以来いらい、詩し『ブエノスアイレスの熱狂ねっきょう』（1922）、『伝奇でんき集しゅう』（1941-1944）などの小説しょうせつ、評論ひょうろん、研究けんきゅうと幅広はばひろい表現ひょうげん活動かつどうをしてきたが、詩しと散文さんぶんを越境えっきょうするその作風さくふうは、特異とくいで超絶ちょうぜつした巨匠きょしょう的てき存在そんざいとして記憶きおくされ続つづけている。

チリの巨匠きょしょうパブロ・ネルーダ（1904-1973）は、若わかくして、青年せいねんの死しへの不安ふあんと官能かんのう性せいに満みちた作風さくふうで評価ひょうかを得えるが、スペイン内戦ないせんに衝撃しょうげきを受うけ、共産きょうさん主義しゅぎに転向てんこうする。以降いこうは祖国そこく、ひいてはアメリカ大陸あめりかたいりく全体ぜんたいへの愛あいにおよび、それまでの「モデルニスモ」の詩人しじんが達たっすることができなかったラテンアメリカ文学ぶんがく史上しじょう最大さいだいのスケールの詩しの境地きょうちへ到達とうたつ。1971年ねんにノーベル文学ぶんがく賞しょうを受賞じゅしょうした。

メキシコのアルフォンソ・レイエス（1889-1959）は、スペイン語ご学者がくしゃ、文学ぶんがく者しゃ、思想家しそうかとしても評価ひょうかされている。メキシコ革命かくめい前まえの国内こくない政治せいじを批判ひはんし、後のちに外交がいこう官かんとして赴任ふにん地ちから、教養きょうようと学識がくしきの深ふかさによるエッセイや小説しょうせつをはじめ幅広はばひろい執筆しっぴつ活動かつどうを行おこなった。詩人しじんとしての最大さいだいの成果せいかは、幻視げんしの方法ほうほうから、神話しんわ、征服せいふく以前いぜんのインディオの文化ぶんかを縦断じゅうだんした詩しを、世界せかい文学ぶんがくに昇華しょうかさせた点てんにある。

同おなじくメキシコのオクタビオ・パス（1914-1998）は、世界せかい的てき作家さっかとしても著名ちょめいな詩人しじん、批評ひひょう家かであった。パリ留学りゅうがく時じ、アンドレ・ブルトンらの知遇ちぐうを得えてシュールレアリスムの詩人しじんとして活躍かつやく。以降いこうは外交がいこう官かんとして、ヨーロッパ各国かっこくを転々てんてんとしながら評論ひょうろん『孤独こどくの迷宮めいきゅう』（1950年ねん）、エッセー『弓ゆみと竪琴たてごと』（1956年ねん）などを執筆しっぴつし、メキシコ文化ぶんかの本質ほんしつを明晰めいせきさを伴ともなって、鋭するどく昇華しょうかした。1990年ねんにノーベル文学ぶんがく賞しょうを受賞じゅしょうした。

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  ホルヘ・ルイス・ボルヘス
• 
  アルフォンソ・レイエス
• 
  オクタビオ・パス

ラテンアメリカ文学ぶんがくブーム

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ご、ラテンアメリカ諸国しょこくは経済けいざい的てき好況こうきょうのため、さまざまな領域りょういきで繁栄はんえいを遂とげ、文学ぶんがくの世界せかいでも多おおくの収穫しゅうかくをもたらした。中なかでも、1960年代ねんだいにのちの「ラテンアメリカ文学ぶんがくブーム」の礎いしずえとなるの主要しゅような作品さくひんの多おおくが発表はっぴょうされた。

• 『伝奇でんき集しゅう』（Ficciones）（1944）ホルヘ・ルイス・ボルヘス
• 『不死ふしの人ひと』（El aleph）（1949）ホルヘ・ルイス・ボルヘス
• 『この世よの王国おうこく』（1949年ねん）アレホ・カルペンティエル
• 『失うしなわれた足跡あしあと』（Los pasos perdidos）（1953）アレホ・カルペンティエール
• 『ペドロ・パラモ』（Pedro Páramo）（1955）フアン・ルルフォ
• 『ガブリエラ、カーネーションと肉桂にっけい』（Gabriela, Cravo e Canela） （1958）ジョルジェ・アマード
• 『深ふかい川かわ』（Los ríos profundos）（1958） ホセ・マリア・アルゲダス
• 『汝なんじ、人ひとの子こよ』（Hijo de hombre）（1960） アウグスト・ロア＝バストス
• 『大佐たいさに手紙てがみは来こない』（El coronel no tiene quién le escriba）（1961）ガブリエル・ガルシア＝マルケス
• 『アルテミオ・クルスの死し』（La muerte de Artemio Cruz）（1962）カルロス・フエンテス
• 『英雄えいゆうたちと墓はか』（Sobre héroes y tumbas）（1962）エルネスト・サバト
• 『ある混血こんけつの女おんな』（Mulata）（1963）ミゲル・アンヘル・アストゥリアス
• 『都会とかいと犬いぬども』（La ciudad y los perros）（1963）マリオ・バルガス＝リョサ
• 『石いし蹴けり遊あそび』（Rayuela）（1963） フリオ・コルタサル
• 『G.Hの受難じゅなん』（A paixão segundo G.H.）（1964）クラリセ・リスペクトル
• 『フロル婦人ふじんと二人ふたりの夫おっと』（Dona Flor e seus dois maridos）（1966）ジョルジェ・アマード
• 『緑みどりの家いえ』（La casa verde）（1966）マリオ・バルガス＝リョサ
• 『パラディソ』（Paradiso）（1966）ホセ・レサマ＝リマ
• 『百ひゃく年ねんの孤独こどく』（Cien años de soledad）（1967）ガブリエル・ガルシア＝マルケス
• 『トラのトリオのトラウマトロジー』（Tres Tristes Tigres）（1967） G・カブレラ＝インファンテ

これらの小説しょうせつ群ぐんは、これまでのラテンアメリカ文化ぶんかの観点かんてんからみると、反逆はんぎゃく的てきで前衛ぜんえい的てきな傾向けいこうが特徴とくちょう的てきであった。伝統でんとう的てきな境界きょうかいを超越ちょうえつし、従来じゅうらいの規則きそくを無視むしして内的ないてき独白どくはくなどを導入どうにゅうしたり、言語げんご実験じっけんをし、豊ゆたかな物語ものがたり性せいや土俗どぞく性せい、幻想げんそう性せいを織おり成なし、ファンタジーからサスペンスまで多様たような形式けいしきを自在じざいに取とり入いれ、しばしば作品さくひんに異ことなったスタイルを混在こんざいさせた。ラテンアメリカ人じんの作家さっかたちは、アメリカやヨーロッパの作家さっかたち、たとえばフォークナーやジョイス、ヴァージニア・ウルフなどの作家さっかの影響えいきょうを受うけ、テクニックを組くみ入いれ、模倣もほうした。以降いこうは、作家さっか同士どうしがそれぞれ影響えいきょうを及およぼしあい、模倣もほうを脱だっして、強烈きょうれつな個性こせいを発はっする独自どくじな文学ぶんがくに隆盛りゅうせいし、世界中せかいじゅうで認識にんしきされるようになった。キューバをはじめ、ラテンアメリカ諸国しょこくの政治せいじ的てき混乱こんらん、または軍事ぐんじまたは独裁どくさい政権せいけん下かにいた作家さっかたちにとって、その情勢じょうせいは作品さくひん世界せかいにも大おおきな影響えいきょうを及およぼし、亡命ぼうめい作家さっかも生うんだ。また、錯綜さくそうと混沌こんとん、閉塞へいそく感かんの中なかにも垣間見かいまみえるユーモア、そして異い文化ぶんか・異い民族みんぞくの混在こんざいという混血こんけつ文化ぶんかを背景はいけいにしたアイデンティティへの強烈きょうれつな追求ついきゅう力りょくなどは、ラテンアメリカ文学ぶんがくのユニークな特徴とくちょうでもある。これら欧米おうべい文学ぶんがくを圧倒あっとうする迫力はくりょくを備そなえた大型おおがた長篇ちょうへんや密度みつどの濃こい短篇たんぺん群ぐんは、世界せかい的てき認知にんちを受うけ、1980年代ねんだいに日本にっぽんでもブームとなった。

中なかでも1967年ねんに発表はっぴょうされたガブリエル・ガルシア＝マルケスの『百ひゃく年ねんの孤独こどく』は、世界せかいの30か国こく以上いじょうの国語こくごに翻訳ほんやくされ、全ぜん世界せかいで3600万まん部ぶ以上いじょうの世界せかい的てきベストセラーとなった。現在げんざいもラテンアメリカ文学ぶんがくのみならず、諸しょ芸術げいじゅつ、世界せかい文学ぶんがくに大おおきな影響えいきょうを与あたえ続つづけている。世界中せかいじゅうの文学ぶんがく者しゃや小説しょうせつ家かのみならず、読書どくしょ家かに至いたるまで、ラテンアメリカ文学ぶんがくというジャンルを世界せかいに認知にんち、紹介しょうかいさせた作品さくひんとして特筆とくひつしておく。

主おもな作家さっか

ノーベル文学ぶんがく賞しょう受賞じゅしょう者しゃ

ラテンアメリカ圏けんでのノーベル文学ぶんがく賞しょう受賞じゅしょう者しゃは、ガブリエラ・ミストラル（1945）、ミゲル・アンヘル・アストゥリアス（1967）、パブロ・ネルーダ（1971）、ガブリエル・ガルシア＝マルケス（1982）、オクタビオ・パス（1990）、マリオ・バルガス・リョサ（2010）の6名めい（2010年ねん10月がつ現在げんざい）。

国くに別べつの主おもな作家さっか

※「国名こくめい」（五十音ごじゅうおん順じゅん）＞「生年せいねん」順じゅんで並ならべた。

アルゼンチン

詳細しょうさいは「アルゼンチン文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ホセ・エルナンデス（Hernández, José） 1834-1886
• エスタニスラオ・デル・カンポ（del Campo, Estanislao） 1834-1880
• レオポルド・ルゴーネス（Lugones, Leopoldo） 1874-1938
• エンリケ・バンチス（Banchs, Enrique） 1888-1968
• アルトゥーロ・カンセーラ（Cancela, Auturo） 1892-1957
• ホルヘ・ルイス・ボルヘス（Borges, Jorge Luis） 1899-1986
• マヌエル・ペイロウ（Peyrou, Manuel） 1902-1974
• フェデリコ・ペルツァー（Peltzer, Federicor） 1902-1974
• シルビーナ・オカンポ（Ocampo, Silvina） 1903-1993
• エンリケ・アンデルソン・インベル（Anderson Imbert, Enrique） 1910-
• マヌエル・ムヒカ・ライネス（Mujica Lainez, Manuel） 1910-1984
• エルネスト・サバト（Sabato, Ernesto） 1911-2011
• ピラール・デ・ルサレータ（Lusarreta, Pilar de） 1914-1967
• フリオ・コルタサル（Cortazar, Julio） 1914-1984
• アドルフォ・ビオイ＝カサーレス（Bioy Casares, Adolfo） 1914-1999
• マルコ・デネービ（Denevi, Marco） 1922-1998
• フェルミン・チャベス（Chávez, Fermín） 1924-2006
• アンドレス・オメロ・アタナシウ（Atanasiu, Andres Homero） 1926-
• マルタ・トラーバ（Traba, Marta） 1930-1983
• エラディア・ブラスケス（Blázquez,Eladia） 1931-2005
• マヌエル・プイグ（Puig, Manuel） 1932-1990
• マリア・エステル・バスケス（Vazquez, Maria Esthe） 1934-
• アベル・ポッセ（Posse, Abel） 1936-
• ルイサ・バレンスエラ（Valenzuela, Luisa） 1938-
• ファビアン・カサス（Casas, Fabián) 1965-
• フアン・ディエゴ・インカルドナ (Incardona, Juan Diego) 1971-
• フェデリコ・ファルコ (Falco, Federico) 1977-

ウルグアイ

詳細しょうさいは「ウルグアイ文学ぶんがく」を参照さんしょう

• オラシオ・キローガ（Quiroga, Horacio） 1878-1937
• フェリスベルト・エルナンデス (Hernández, Felisberto) 1902-1964
• フアン・カルロス・オネッティ（Onetti, Juan Carlos） 1909-1994
• マリオ・ベネデッティ (Benedetti, Mario) 1920-
• エドゥアルド・ガレアーノ 1940-
• Cristina Peri Rossi 1941-
• Idea Vilariño 1942-
• Jorge Majfud 1970-
• アンドレス・レッシア・コリノ (Colino, Andrés Ressia)　1977-

エクアドル

詳細しょうさいは「エクアドル文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ホルヘ・カレーラ・アンドラーデ（Carrera Andrade, Jorge） 1903-1978
• ホルヘ・イカサ（Icaza, Jorge）1906-1978

エルサルバドル

詳細しょうさいは「エルサルバドル文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ロケ・ダルトン（Dalton, Roque） 1935-1975
• オラシオ・カステジャーノス・モヤ（Castellanos Moya, Horacio） 1957-

キューバ

詳細しょうさいは「キューバ文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ホセ・マルティ（Marti, José） 1853－1895
• ニコラス・ギリェン（Guillén, Nicolás） 1902-1989
• アレホ・カルペンティエル（Carpentier, Alejo） 1904－1980
• フェリクス・ピータ・ロドリーゲス（Rodriguez, Felix Pita） 1909－
• オネリオ・ホルヘ・カルドーソ（Cardoso, Onelio Jorge） 1914－
• セサル・レアンテ（Leante, César） 1928－
• ルイス・マレ（Marre, Luis) 1929－
• ギリェルモ・カブレラ＝インファンテ（Cabrera Infante, Guillermo） 1929－2005
• エドムンド・デスノエス（Desnoes, Edmundo） 1930－
• エンリーケ・オルトゥスキ（Oltuski, Enrique） 1930－
• アントン・アルファト（Arrufat, Antón） 1935－
• セベーロ・サルドゥイ（Sarduy, Severo） 1937－1993
• ルイス・アグエーロ（Agüero, Luis） 1937－
• ミゲル・バルネー（Barnet, Miguel) 1940－
• レイナルド・アレナス（Arenas, Reinaldo） 1943-1990
• セネル・パス（Paz, Senel） 1950-

グアテマラ

詳細しょうさいは「グアテマラ文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ミゲル・アンヘル・アストゥリアス（Asturias, Miguel Angel） 1899-1974
• アウグスト・モンテローソ（Monterroso, Augusto） 1921-2003
• ロドリーゴ・レイ・ローサ（Rey Rosa, Rodrigo） 1958-

コロンビア

詳細しょうさいは「コロンビア文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ホルヘ・イサークス（Isaacs, Jorge） 1837-1895
• ガブリエル・ガルシア＝マルケス（García Márquez, Gabriel） 1928-2014
• アンドレース・フェリペ・ソラノ (アンドレス・フェリペ・ソラーノの表記ひょうきもある / Solano, Andrés Felipe)　1977-

チリ

詳細しょうさいは「チリ文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ガブリエラ・ミストラル（Mistral, Gabriela） 1889-1957
• マヌエル・ロハス（Rojas, Manuel） 1896-1973
• マルタ・ブルネー（Brunet, Marta） 1901-1967
• パブロ・ネルーダ（Neruda, Pablo） 1904-1973
• マリア・ルイサ・ボンバル（Bombal, María Luisa） 1910-1980
• ブラウリオ・アレナス（Arenas, Braulio） 1913-1988
• ビオレータ・パラ（Parra, Violeta） 1917-1967
• ホルヘ・エドワーズ（Edwards, Jorge） 1931-
• アントニオ・スカルメタ（Skarmeta, Antonio） 1940-
• アリエル・ドルフマン（Dorfman, Ariel） 1942-
• イサベル・アジェンデ（Allende, Isabel） 1942-
• ルイス・セプルベダ（Sepulveda, Luis） 1949-
• ロベルト・ボラーニョ（Bolaño, Roberto） 1953-2003

ニカラグア

詳細しょうさいは「ニカラグア文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ルベン・ダリーオ（Darío, Rubén） 1867-1916
• エルネスト・カルデナル（Cardenal, Ernesto） 1925-
• セルヒオ・ラミレス（Ramírez, Sergio） 1942-
• オマール・カベサス（Cabezas, Omar） 1950-

パラグアイ

詳細しょうさいは「パラグアイ文学ぶんがく」を参照さんしょう

• アウグスト・ロア＝バストス（Augusto Roa Bastos） 1918-2005
• ガブリエル・カサクシア

ブラジル

詳細しょうさいは「ブラジル文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ゴンサルヴェス・ディアス（Dias, Antônio Gonçalves） 1823-1864
• ジョゼ・デ・アレンカール（de Alencar, José Martiniano） 1829-1877
• カルロス・ドゥルモンド・デ・アンドラーデ（de Andrade, Carlos Drummond） 1829-1877
• マヌエル・アントニオ・デ・アルメイダ（de Almeida, Manuel António） 1831-1861
• マシャード・デ・アシス（Machado de Assis, Joaquim Maria） 1839-1908
• カストロ・アルヴェス（Alves, Antônio Frederico de Castro） 1847-1871
• モンテイロ・ロバット（Lobato, José Bento Monteiro） 1882-1948
• マヌエル・バンデイラ（Bandeira Filho, Manuel Carneiro de Souza） 1886-1968
• グラシリアーノ・ラモス（Ramos, Graciliano） 1892-1953
• マリオ・デ・アンドラーデ（Andrade, Mário Raul de Morais） 1893-1945
• ジョゼ・リンス・ド・レーゴ（do Rego Cavalcanti, José Lins） 1901-1957
• エリコ・ヴェリッシモ（Veríssimo, Érico） 1905-1975
• ジョアン・ギマランエス・ローザ（Guimarães Rosa, João） 1908-1967
• ラケル・デ・ケイロス（de Queiróz, Rachel） 1910-2003
• ディナー・シルヴェイラ・デ・ケイロス（de Queirós, Dinah Silveira） 1911-
• ジョルジェ・アマード（Amado de Faria, Jorge） 1912-2001
• アドニアス・フィーリョ（Adonias Aguiar Filho） 1915-1990
• エルベルト・サーレス（Sales, Herberto） 1917-
• リジア・ファグンデス・テーレス（Telles, Lygia Fagundes） 1923-
• ダルトン・トレヴィザン（Trevisan, Dalton Jérson） 1925-
• クラリッセ・リスペクトール（Lispector, Clarice） 1925-1977
• マルシオ・デ・ソウザ（Souza, Márcio） 1946-
• パウロ・コエーリョ（Coelho, Paulo） 1947-
• リカルド・リジエス (Lisias, Ricardo)　1975-
• ルイサ・ガイスラー (Geisler, Luisa)　1991-

ペルー

詳細しょうさいは「ペルー文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ホセ・マリア・アルゲダス（Arguedas, José María） 1911-1969
• フリオ・ラモン・リベイロ（Ribeyro, Julio Ramón） 1929-1994
• マリオ・バルガス・リョサ（Vargas Llosa, Mario） 1936-
• アルフレード・ブリセ・エチェニケ（Bryce Echenique, Alfredo） 1939-
• ダニエル・アラルコン (Alarcón, Daniel)　1977-

ベネズエラ

詳細しょうさいは「ベネズエラ文学ぶんがく」を参照さんしょう

• ロムロ・ガジェーゴス（Gallegos, Rómulo） 1884-1969
• アルトゥーロ・ウスラル・ピエトリ（Uslar Pietri, Arturo） 1906-2001
• ミゲル・オテーロ・シルバ（Otero Silva, Miguel） 1908-1985

ボリビア

詳細しょうさいは「ボリビア文学ぶんがく」を参照さんしょう

• アドルフォ・コスタ・ドゥ・レルス（Costa du Rels, Adolfo） 1891-1980
• アントニオ・アビラ・ヒメネス（Avila Jimenez, Antonio） 1898-1965
• オクタビオ・カンペーロ・エチャス（Campero Echazu, Octavio） 1898-1970
• ギジェルモ・ビスカラ・ファブレ（Viscarra Fabre, Guillermo） 1901-
• アウグスト・セスペデス（Cespedes, Augusto） 1903-
• ワルター・モンテネグロ（Montenegro, Walter） 1912-
• オスカル・セルト（Cerruto, Oscar） 1912-
• ラウル・ボテリョ＝ゴサルベス（Botelho Gosálvez, Raúl） 1917-
• アルフォンソ・グムシオ・ダグロン（Gumucio Dagron, Alfonso） 1950-

メキシコ

詳細しょうさいは「メキシコ文学ぶんがく」を参照さんしょう

• フアン・ルイス・デ・アラルコン（Ruiz de Alarcon, Juan） 1581?-1639
• アマード・ネルボ（Nervo, Amado） 1870-1919
• アルフォンソ・レイエス（Reyes, Alfonso） 1889-1959
• ホセ・ルベン・ロメーロ（Romero, José Rubén） 1890-1952
• ホセ・レブエルタス（Revueltas, José） 1914-1976
• オクタビオ・パス（Paz, Octavio） 1914-1998
• フアン・ルルフォ（Rulfo, Juan） 1918-1986
• フアン・ホセ・アレオーラ（Arreola, Juan José） 1918-2001
• カルロス・フエンテス（Fuentes, Carlos） 1928-
• サルバドール・エリソンド（Elizondo, Salvador） 1932-2006
• エレーナ・ポニアトゥスカ　(Poniatowska, Elena) 1932-
• ホセ・エミリオ・パチェーコ（Pacheco, José Emilio） 1939-
• グスタボ・サインス（Sainz, Gustavo） 1940-
• パコ・イグナシオ・タイボII世よ（Taibo, Paco Ignacio, II） 1949-
• ラウラ・エスキベル（Esquivel, Laura） 1950-
• ホルヘ・ボルピ (Volpi, Jorge) 1968-
• グロリア・アンサルドゥア (Anzaldúa, Gloria)　1942-2004

関連かんれん項目こうもく

• スペイン文学ぶんがく
• マジックリアリズム
• モデルニスモ文学ぶんがく