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つぼざん」のはんあいだ差分さぶん

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== 関連かんれん項目こうもく ==
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2023ねん12月5にち (火) 13:15時点じてんにおけるはん

つぼさん(つぼざん)は古典こてん落語らくご演目えんもく別名べつめいつぼ算用さんよう(つぼざんよう)[1]巧妙こうみょう手口てぐちつぼ値切ねぎっておうとするおとこはなし

はらばなしのべとおる4ねん1747ねん)に出版しゅっぱんされた京都きょうとばん開口かいこう新語しんご」のいちへん[1]もと上方かみがた落語らくご演目えんもく3代目だいめさんゆうていきん東京とうきょう移入いにゅうした。上方かみがたでは「つぼ算用さんよう」のだいえんじられる。

おも演者えんじゃとして、東京とうきょう6代目だいめさんしょう小勝こかつ柳家やなぎやけんたいろう上方かみがた2代目だいめ桂枝雀かつらしじゃくわらいぶくてい仁鶴にかくなどがいる。

あらすじ

りのみずつぼ水瓶みずがめ)がいたいよしこうは、値切ねぎりが上手じょうずという兄貴あにきぶんちょうさんをたよる。2人ふたり瀬戸物せとものくと、ちょうさんは何故なぜか3えん50ぜにいちりのみずつぼを3えんにうまく値切ねぎってってしまう。不思議ふしぎおもきちこうちょうさんは「いいから」とってそのままいちてんはなれ、町内ちょうないまわってふたた瀬戸物せとものおとずれる。ちょうさんは店主てんしゅりのとえてしいとい、さらにさっき3えんったからりは6えんでいいだろうとう。これによしこう感心かんしんしていると、ちょうさんはさらにつづけて「さっき3えんはらっただろう。ここに3えんみずつぼがあるから、わせて6えん勘定かんじょうだ」とって、実際じっさいには3えんしかはらっていないのに、まんまと店主てんしゅからりのみずつぼってしまう。

しかし、店主てんしゅちず、2人ふたりもどしてそろばんで計算けいさんする。「ちゃんと6 えんになるじゃないか」とちょうさんがうと、店主てんしゅは「へぇ。ただきんわんのです。これはなんという勘定かんじょうなんで?」とたずねる。するとちょうさんはう。

「これはつぼ算用さんようというのだ」

そののサゲ

5代目だいめさんしょう小勝こかつは、勘定かんじょうがわからなくなった瀬戸物せとものが「さきほどいただいた1えんをおかえししますので、いちりのをどうぞかえってください」と返答へんとうするサゲをやっている[1]

上方かみがたでは、こまった瀬戸物せとものが「もうし、これなんというつぼでんねん」とうと、兄貴あにきぶんが「それがこっちのおもつぼや」とかえすサゲだった。

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

出典しゅってん

  1. ^ a b c 東大とうだい落語らくごかい 1969, pp. 306–307, 『つぼざん』.

参考さんこう文献ぶんけん

  • 東大とうだい落語らくごかい (1969), 落語らくご事典じてん 増補ぞうほ (改訂かいていばん(1994) ed.), 青蛙あおがえるぼう, ISBN 4-7905-0576-6 

関連かんれん項目こうもく