いろはにほう作
『いろはにほう
概要 [編集 ]
『
この
そして『
登場 人物 [編集 ]
色 埴 ほう作 (いろはに ほうさく)本 作 の主人公 。小学校 5年生 の夏 から中学校 入学 までが作中 で描 かれる。- コピーライターを
目指 し(連載 開始 当初 は並行 してデザイナーも志望 していた)、九州 の馬尻 村 [1]から上京 、安田 家 にやって来 て居候 する事 になる。 - その
外見 ・言動 ともに底抜 けのアホで、常 に鼻水 を垂 らしている。頭頂 部 がハゲており、ハゲの部分 を何 度 も叩 いて刺激 し髪 を生 やそうとしているが効果 は見 られない。 身長 は5年生 時 が99cm、6年生 時 に102cm。大食漢 かつ太 りやすい体質 (両親 や梨子 の体型 を見 ても血統 的 な物 もあると思 われる)で、あまりに太 りすぎたためダイエットに励 む場面 もある。- ところ
構 わず堂々 と脱糞 し、時 に自分 の体 の何 倍 もの大 きさの大便 を出 す事 もある。また性欲 の強 さも小学生 離 れしており、特 に物語 の前半 は性 犯罪 レベルの行動 が目立 つ。平気 で性器 を露出 する事 も多 く、天才 編 では耳 栓 をした状態 で担任 の森田 の首筋 に性器 をくっつけて声帯 の振動 から何 を言 ったかを読 み取 るという離 れ業 をやってのけた。 一人称 は「あて」で博多 弁 で話 す。連載 終盤 の『天才 編 』では阿 比 留 らにいじめられ追 い回 された挙句 、水 のない校内 プールに頭 から突 っ込 んで大量 出血 、何 針 も縫 うという大 怪我 を負 う。その際 頭部 に受 けたショックにより天才 的 頭脳 となってしまい(ただしいつもの言動 自体 はアホのまま)、天才 物理 学者 へと変貌 。そして巡航 ミサイルに搭載 した原子 爆 弾 の製造 に始 まり、終 いには現実 の世界 では4つの力 (電気 力 ・磁力 ・強 い相互 作用 ・弱 い相互 作用 )まで集約 された理論 物理 学 を終結 させてしまうという究極 の「ほう作 理論 」を発見 するなど、クライマックスが展開 される。小林 によると「単 なるアホを描 きたかった」。『布 抜呆作 伝 』からの改変 にあたり、ほう作 と父 (傑作 )の顔 はほぼそのまま継承 されたが、名前 ・母 の素性 全般 ・出身 地 (牛頚 村 →馬尻 村 )などが変更 されている。
安田 家 の住人 [編集 ]
安田 栗 之 介 (やすだ くりのすけ)次男 。ほう作 の従兄弟 。眼鏡 をかけた少年 で、垢抜 けている典型 的 な都会 っ子 。コピーライター志望 だというほう作 の人物 像 に期待 を寄 せていたが、現実 とのギャップに驚 く。通 っている「大中 小学校 」でも有名 な秀才 で、「栗 之 介 様 」と呼 ばれて多 くの女 生徒 の憧 れの的 。ほう作 ・栗 之 介 ・阿 比 留 ・日和 の4人 は5年生 ・6年生 時 ともに同 じクラスであり、6年生 の途中 で転校 してきた姫子 も同 じクラスになる(経堂 は別 のクラス)。梨子 からは「クリちゃん」と呼 ばれている(兄 は普通 に「桃太郎 」と呼 ばれている)。以下 安田 家 の家族 の下 の名前 はすべて果物 から命名 されている。安田 柿 衛門 (やすだ かきえもん)父 。ほう作 にとっては義理 の叔父 にあたり、ほう作 からは「おいちゃん」と呼 ばれている。ほう作 の数々 の奇行 をなぜか「彼 は天才 だ!」と評価 し、彼 をかわいがっている。- その
対比 として息子 の栗 之 介 に対 する評価 は厳 しく、2人 を『アマデウス』におけるモーツァルトとサリエリに例 えた事 もある(経堂 に対 しても「ほう作 くんをアホ呼 ばわりする君 こそバカ」という発言 あり)。 仕事 は大 日本 安田 商事 の社長 だが、本 作 連載 中 に発表 された読切 作品 『愛社 一丸 はかく働 き』にも主人公 の勤務 先 の社長 役 で出演 しており『異常 天才 図鑑 』では『ほう作 』の最終 ページと同時 に顔 を見 ることができる。東京 都 世田谷 区 に豪邸 を構 えている。安田 梨子 (やすだ なしこ)母 。ほう作 の父親 である傑作 の妹 で、ほう作 にとっては実 の叔母 である。外見 はいかにもな太 った中年 オバサンで、ブタ鼻 を持 つ。怒 っている時 には頭髪 が数 本 トゲのように逆立 つのが特徴 。登場 当初 は田舎 者 であるほう作 を嫌 っており、ほう作 にとっては最 も怖 い存在 であった。初 登場 する単行本 2巻 の終 わり〜3巻 あたりまでは2人 の抗 争 が物語 の軸 になっているが、連載 が進 むにつれてほう作 を色々 と心配 するような描写 も増 えている。若 い頃 の写真 によると当時 は小太 りだが美人 だった模様 。柿 衛門 がその写真 を持 っているのを見 たほう作 が、柿 衛門 が浮気 をしていると勘違 いした事 もある。安田 桃太郎 (やすだ ももたろう)長男 。米国 留学 から帰 って来 る事 になる物語 終盤 から登場 。後述 のシュワルツ博士 の助手 であり、ほう作 の天才 ぶりに驚 いて博士 にほう作 を引 き合 わせる事 になる。- インディ
安田 家 の愛犬 。犬 種 はコリー。梨子 の帰国 当初 、ほう作 は彼女 からこの犬 以下 の存在 のような言 われ方 をされていた。- インディ
自身 はほう作 にもそれなりになついており、阿 比 留 にいじめられたほう作 が彼 を打倒 すべく始 めた特訓 に付 き合 ったりもしている。
その他 のレギュラー[編集 ]
須田 日和 (すだ ひより)安田 家 の隣 に住 む栗 之 介 の彼女 で、本 作 の当初 のヒロイン。ほう作 も惚 れて坊主 頭 にしてしまったほど。ほう作 曰 く「あての博多 ラーメン」(大好 きなものに例 えている)。ほう作 が彼女 に失恋 するエピソードもある。阿 比 留 も彼女 が好 きと明言 しているが、特 に告白 等 はしていない模様 。姫子 の登場 以後 は出番 が減少 傾向 にあった。阿 比 留 猛 (あびる たける)太 めのガキ大将 キャラクター。「阿 比 留 一派 」というグループを率 いており、子分 たちからは「大将 」と呼 ばれている。作中 で実在 の人物 をモデルにしている事 が語 られている。ガキ大将 だけに腕 っ節 は強 いが、100点 満点 のテストで10点 を取 るなど学力 レベルはほう作 より多少 ましな程度 。アホのほう作 を馬鹿 にしつつもいつしか友達 付 き合 いをするようになっていったが、物語 後半 で天才 になってしまったほう作 に対 して態度 を大 きく変 え、ほう作 を戸惑 わせる。序盤 におけるほう作 の最大 のライバルキャラクターであるが、中盤 はその役割 を主 として経堂 が担 っていた事 もあり、やや影 が薄 い存在 になってしまった。単行本 7巻 あたりからは再 び出番 が多 くなっている。名前 は「たける」だが、単行本 8巻 などでは「たけし」と書 かれている事 もある(作中 でほう作 達 から下 の名前 で呼 ばれる事 はほぼ皆無 )。足 が太 く「ナウマン象 のふくらはぎ」と言 われる事 もあった。黒田 姫子 (くろだ ひめこ)馬尻 村 に住 むほう作 の幼馴染 。初 登場 はほう作 が6年生 の夏休 みに旅行 を兼 ねて栗 之 介 ・経堂 とともに馬尻 村 に帰省 した時 (単行本 6巻 )。心底 ほう作 に惚 れており、ほう作 が東京 に戻 った直後 追 いかけるように東京 にやって来 た。両親 は猛 反対 し何 度 か実家 に連 れ戻 そうとしたが、ほう作 の傍 で暮 らすという本人 の固 い決意 を汲 んで折 れた。その後 は東京 で暮 らす従姉 のアパートに身 を寄 せている。馬尻 村 での彼女 はもんぺ姿 でいかにも田舎 娘 という雰囲気 であったが、東京 暮 らしが長 くなるとそれなりに服装 などは洗練 されるようになった。- ほう
作 のクラスに転校 してきた直後 は阿 比 留 らに「カッペル(田舎 っぺのカップル、の意味 )」とほう作 とともにバカにされたが、ムキになって否定 するほう作 をよそに姫子 はむしろ嬉 しがっていた。とは言 えほう作 自身 いじめられてピンチに陥 った時 は大声 で姫子 に助 けを求 めており、ほう作 自身 も全然 嫌 っていないどころか姫子 抜 きではいられなくなっている。 - ふっくらした
頬 にぽっちゃりとした体型 だが、実 は結構 な美人 で学芸 会 で白雪姫 を演 じたときは、その美 しさが賞賛 されたほどである。 豪徳寺 経堂 (ごうとくじ きょうどう)単行本 4巻 から登場 。眼鏡 とドラキュラ伯爵 のような尖 った犬歯 、痩 せた頬 が特徴 のインテリが集 う文芸 部 の部員 。祖父 は著名 な小説 家 (単行本 6巻 で死去 )。文芸 部 に入部 してきたほう作 をその場 で「真 のアホではないか?」と疑 い出 し、すぐに真 のアホと見抜 く。その真相 を見極 めるべく後 をつけ回 し、調査 結果 をノートに纏 めている(ほう作 の帰省 に同行 したのも、アホのルーツを探 るため)。とは言 え何 だかんだでほう作 への突 っ込 み役 に収 まっており、ほう作 の手助 けをする事 もある。単行本 4巻 の終 わりから5巻 にかけては彼 とほう作 の抗 争 が軸 になっており、この時期 に最 もほう作 の必殺 技 を受 け続 けたのが彼 である。姫子 について当初 は単 にほう作 の押 しかけ女房 としか見 ていなかったが、後 に学芸 会 で姫子 が演 じた白雪姫 の姿 を見 て一目惚 れ。終 いには姫子 の気 を引 こうとほう作 のヘアスタイル、行動 などを真似 るようになり、また「さこさこの大 移動 」(#一発 ギャグ参照 )もマスターしてしまうなど、自身 もある意味 アホと化 していった。- ネーミングは
当時 小林 が住 んでいた成城 の近 くを走 る小田急 小田原 線 の駅名 (豪徳寺 駅 ・経堂 駅 )から。ほう作 が男 友達 を呼 ぶ場合 は基本 的 に名字 &くん付 けだが(栗 之 介 を除 く)、彼 だけは「経堂 くん」と名前 で呼 ばれている。 橘 ユリ子 (たちばな ゆりこ)文芸 部 部長 。経堂 と同 じく、単行本 4巻 から登場 (同 じ話 での登場 だが、彼女 の登場 の方 が早 い)。背景 に花 が似合 う名前 の通 りの美少女 で、校庭 で読書 している姿 にほう作 は一目惚 れ。近 づこうとするが阿 比 留 に「アホは相手 しない」とバカにされたことから、ほう作 は眼鏡 をかけたインテリ風 の格好 で文芸 部 に入部 してしまう(5巻 以後 ではほとんど文芸 部員 としての活動 はしていない)。本人 も「アホは嫌 い」と言及 しているが、なぜかほう作 に対 してはアホというより「天才 でもたまにいる奇人 」と見 做している。経堂 も彼女 の目 の前 でほう作 のアホを晒 そうとするも結局 失敗 、「全 天 周 立体 ちんぽ」(#一発 ギャグ参照 )を食 らって逆 に自分 こそ実 はアホだと思 われてしまった。貧 野 (ひんの)物語 中盤 (単行本 3〜5巻 頃 まで)に登場 する同 じクラスの少年 。下 の名前 は作中 で明記 されていない。姓 が物語 るように大変 貧乏 な家 の子供 のようで、いつも襤褸 をまとっており頭髪 もボサボサに伸 ばしている。口癖 は「こなくそ」。後半 には登場 せず物語 から自然 消滅 してしまったような状態 であったが、単行本 9巻 の卒業 式 の場面 で涙 を流 している姿 が確認 出来 る。乾 雄一郎 (いぬい ゆういちろう)単行本 6巻 (6年生 の夏休 み明 け)から登場 。ほう作 曰 く「学校 一 のプレイボーイ」の美少年 で、それに違 わず常 に取 り巻 きの女 の子 を多数 引 き連 れている。自分 の周 りにはいないタイプである姫子 に目 をつけて取 り巻 きの一人 に加 えようと画策 するものの、ほう作 の邪魔 が入 ったり巡 り合 わせの悪 さも手伝 ったりしてなかなか上手 くいかない。前述 の学芸 会 の際 に、バカにするクラスメイトを説得 し姫子 を白雪姫 の役 にキャスティングしたのも彼 である(王子 役 は乾 自身 。下心 あり)。花井 (はない)- ほう
作 が5年生 の時 の担任 の女性 教師 。美人 だがしつけに厳 しく、何 とかほう作 の品行 を矯正 しようとしたが失敗 に終 わった。 森田 健太郎 (もりた けんたろう)- ほう
作 が6年生 の時 の担任 の男性 教師 。性格 ・外見 とも森田 健作 がモデルになっている。登場 当初 はおおむねほう作 に好意 的 だったが、天才 編 では天才 と化 したほう作 に戸惑 うような場面 もある。 - シュワルツ
博士 プリンストン大学 から来日 した物理 学 の世界 的 権威 で、天才 的 頭脳 となったほう作 を知 り東 清 (とうきょ)大学 での研究 協力 を依頼 する。梨子 のようなブタ鼻 に加 えてブルドッグに似 たとても怖 い顔 を持 つためほう作 は苦手 とする(そのため博士 らとの共同 研究 を当初 は断 った)が、博士 自身 は心 優 しく、ほう作 のことを気 に入 っており柿 衛門 同様 に常 に好意 的 に見 る。日本語 が堪能 。
ゲストキャラクター[編集 ]
色 埴 傑作 (いろはに けっさく)- ほう
作 の父 。馬尻 村 在住 で農業 を営 んでいる。ほう作 からは「パピイ」と呼 ばれている。息子 とは異 なり、髪 の毛 はフサフサ。牛乳 瓶 の底 のようなメガネをかけている。 基本 的 には厳格 な性格 なのだが、「瞑想 する」などと言 いつつ布団 の上 で爆 睡 するなど何処 かズレており、経堂 曰 く「もの凄 く甘 い気 がする」というほど息子 を溺愛 しているような場面 もある。色 埴 うずら(いろはに うずら)- ほう
作 の母 。ほう作 からは「マミイ」と呼 ばれている。小太 りの体型 でほう作 の容貌 は彼女 に似 ている。温厚 な性格 で、上京 したほう作 が安田 家 に迷惑 をかけてはいないかと案 じている。 肥 沼 ため造 (こえぬま ためぞう)馬尻 村 に住 むガキ大将 で村長 の息子 。姫子 に惚 れており、ほう作 を敵視 している。相撲 で牛 を倒 せるほどの怪力 の持 ち主 。姫子 が上京 した際 には両親 の依頼 を受 けて彼女 を連 れ戻 しにやって来 たが果 たせなかった。奈津美 (なつみ)単行本 4巻 に登場 するアイドル志望 の上級生 。姓 は不明 。歌唱 力 は相応 にあるようだが、いつも非常 に猥褻 な歌詞 の歌 を歌 っている。傲慢 な性格 から同級生 には嫌 われている。美少女 に惚 れやすいほう作 を色仕掛 けで籠絡 し、ステージ代 わりの踏 み台 にするなどこき使 う。耐 えかねたほう作 は彼女 を避 けようとするが、涙 ながらに感謝 の言葉 を残 して去 った彼女 に心 を打 たれて卒業 式 に駆 けつけ、親衛隊 のような声援 を贈 って送 り出 した(その際 には阿 比 留 が踏 み台 役 を務 めた)。小林 よしのり作者 本人 。ほう作 らが漫画 家 の仕事 現場 を訪問 するというエピソードで、作者 と主人公 によるコラボレーションが実現 。この時 の小林 はほう作 をモチーフにした(と言 うよりそっくりそのままの)主人公 のギャグ漫画 を描 いている事 になっている。スタジオにはすでに現在 もアシスタントを務 める広井 英雄 の姿 もある。例 によって顔 はハンサムに描 かれている。最後 にはスタッフ全員 がさこさこの大 移動 をやってのけた。
一発 ギャグ[編集 ]
『
毎度 ぼっきにん性的 興奮 の有無 を問 わず、驚 いた時 や喜 びを表 す時 に使用 。両 手 のひらを上下 に重 ね、股間 をすり合 わせて片足 を上 げる。- うずりゃんたま
初期 における最大 の必殺 技 。ムシャクシャして感情 が爆発 した時 に使用 。手足 をバタバタさせながら真上 にジャンプすると、脳天 からウズラの卵 大 の楕円 形 の物体 が噴水 のようにあふれ出 す。「うずりゃんたま」というのは、「うずらのたまご」の訛 ったい方 。応用 版 として南京玉 すだれをもじった「うずりゃんたますだれ」もある。- ふまんたれぶー
- その
名 の通 り不満 が溜 まっている時 に使用 するが、フランス語 の挨拶 である"Comment allez-vous?"(コマン タ レ ブー)にひっかけている(小林 が福岡大学 フランス語 学科 出身 であるため)。「うずりゃんたま」の時 に出現 する楕円 形 の物体 が口 から大量 に吐 き出 される。ほう作 自身 が何 度 も繰 り返 し、また彼 のアホに困 った周囲 の人間 が使 うこともある。 若松 マネージャー当時 新 日本 プロレスで悪徳 マネージャーとして活躍 していた将軍 KYワカマツのコスプレをして拡声 器 で相手 を罵 る。本家 よりも罵声 の内容 が格段 にひどく、相手 (阿 比 留 など)の怒 りを買 う事 も。- いろはにブロディ
当時 全日本 プロレスや新 日本 プロレスで活動 したブルーザー・ブロディになりきり暴 れまわる。阿 比 留 らに追 い詰 められた時 「ハウッ! ハウッ!!」と言 いながら髪 の毛 や口髭 などを生 やしていき、終 いにはブロディそのものの姿 でチェーンなどを振 り回 す。猛虎 !超 破 山 爆裂 ●●相撲 の突 っ張 りのように早業 で張 り手 を繰 り出 し、相手 をなぎ倒 す。「●●」は「暴風 拳 」や「奥様 突 き」などその時 のシチュエーションにより異 なる。中盤 以降 はほとんど使 われていない。- どぼちて
単行本 3巻 頃 から登場 。両 鼻 の穴 から出 た鼻汁 を両手 で受 け止 め「どぼちて~?」と問 う。普通 に「どうして?」という疑問 を呈 する場合 にも使 われるが、アホな言動 を怒 られた時 にそれを誤魔化 すために使 われる事 も多 い。全 天 周 立体 ちんぽ単行本 4巻 で登場 。相手 に3D眼鏡 (左右 に赤色 と青色 のフィルムを張 り付 けたもの)をかけさせ、360°から陰茎 が目 の前 に迫 ってくるように見 せる。これを食 らった経堂 は壊 れてアホと化 してしまった(橘 に「豪徳寺 くんってインテリのふりしてほんとはアホだったのね」と言 われてしまったほど)。小林 によると、連載 当時 開催 されていたつくば万博 にスタッフらと出 かけた際 、富士通 パビリオンにあったコスモドームで見 た全 天 周 立体 映像 に衝撃 を受 けたとの事 。- どんどどどぼちて
連載 中盤 (単行本 5巻 )から新 登場 した「どぼちて」の強化 版 。過剰 なアホを怒 られたり追 いつめられた状況 になったりしたほう作 が、「どぼちて~?」と問 うと、次 の見開 きページで分裂 した大 人数 のほう作 が神輿 をかついで「どんどど、どんどど、どんどど、どぼちて…」と踊 り狂 う。顔 にインディアンのようなペインティングを施 し、腰蓑 をつけているのがお約束 の格好 。読者 から大 反響 があり、以後 連載 中盤 では『8時 だョ!全員 集合 』や『オレたちひょうきん族 』の番組 中 コント同様 、恒例 の一発 ギャグとして毎回 クライマックスで必 ず入 るようになった(単行本 6巻 の前半 あたりまで)。この技 の餌食 になっているのは大半 が経堂 であるが、最後 に喰 らったのはほう作 の父 の傑作 であり、この時 は栗 之 介 と経堂 もどんどどどぼちてに加 わっている。- ルーツは
故郷 ・馬尻 村 の一揆 にあるらしい事 が、作中 で言及 されている。『おぼっちゃまくん』でも中盤 から茶魔 語 の1つとして借用 された。 - さこさこの
大 移動 単行本 5巻 から登場 。中腰 ・蟹股 となり、両手 は揃 えたまま腕 は地面 に平行 になるよう上下 させながら、両足 のつま先 だけで横 一方 に移動 する。この際 に「さこさこさこ」という擬音 が発生 する。単行本 5巻 では経堂 とともに地下鉄 の駅 でホームに進入 する車両 のスピードに合 わせて移動 している事 から、かなりの高速 で移動 できる模様 。ただし終盤 は一 度 だけしか使用 されなかった。経堂 はほう作 に対 し「ほう作 のアホに対抗 するため」として逆 方向 に移動 する「掟 破 りの逆 さこさこ」を披露 した。- しり
男 単行本 5巻 で登場 。臀部 が全身 を覆 い隠 すほど巨大 化 して壁 のように相手 の視界 を遮 る。相手 に顔 を見 られたくない時 などに効果 を発揮 し、さこさこの大 移動 と組 み合 わせて逃走 に使用 した事 がある。- はにゅ~
- ほう
作 が特 に壊 れた時 に左右 の犬歯 が長 く、大 きく地面 まで伸 びる。一度 この「はにゅ~」で伸 びた犬歯 を竹馬 のようにして学校 の廊下 を闊歩 した事 も。
その他 [編集 ]
本 作 終了 と入 れ替 わりに『おぼっちゃまくん』が始 まったが、両 作品 には幾 つかの関係 が見 られる。- 『おぼっちゃまくん』でほう
作 の故郷 に行 く話 があり、ほう作 が顔 を出 している。ただし顔 見 せ程度 で、キャラ同士 のからみはない。 - 『おぼっちゃまくん』がヒットした
際 、小林 によって読切 や別 の連載 が『月刊 コロコロコミック』に多数 掲載 されたが、『ほう作 』も何 話 か掲載 された。これは新作 でなく再 録 で、巻末 には「チャンピオン初 発表 作品 」と書 かれていた。 - 『ほう
作 』終了 後 、『おぼっちゃまくん』と並行 して『チャンピオン』でも小林 の漫画 が何 本 か連載 されたが、『ほう作 』ほど長 い連載 にはなっていない。この内 『ろまんちっく牛 之 介 』には、『おぼっちゃまくん』のメインキャラクターである柿野 が、高校生 となって登場 する。
- 『おぼっちゃまくん』でほう
小林 は当時 『北斗 の拳 』・『AKIRA』・『ガラスの仮面 』などにはまっており、表紙 のファンレターコーナーや劇 中 に他社 の作品 でありながらこれらをよく登場 させていた。単行本 5巻 の最終 話 は『ゴルゴ13』風 に描 かれている(劇画 調 の絵柄 ・一 話 を場面 ごとに区切 る手法 ・柿 衛門 にお使 いを頼 まれたほう作 が報酬 (お駄賃 )を要求 する・ほう作 が他人 に背後 に立 たれるのを激 しく嫌 がる…などの描写 がある)。作中 では小林 本人 の趣味 であるプロレスをネタにしたギャグ(上述 の若松 マネージャー、掟 破 りの逆 さこさこなど)が多 く見 られるが、それ以外 にも当時 の世相 や流行 などをパロディにしたネタも多 く見 られる。
単行本 [編集 ]
秋田 書店 少年 チャンピオン・コミックス全 9巻
連載 全体 で刊行 されたのは上記 のみで、『ゴーマニズム宣言 』のヒットをきっかけに小林 作品 の再版 が多数 行 われたにも関 わらず、本 作 は再版 されていない。連載 期間 2年 と単行 本 9巻 は、当時 の小林 作品 では『東大 』の3年 ・13巻 に次 ぐ二 番目 の記録 である。ただし前述 通 り『おぼっちゃまくん』次 いで『ゴー宣 』というメガヒットが生 まれたため、小林 の作品 史 全体 としては現在 、特 に知名度 が高 くはない。
参考 文献 ・出典 [編集 ]
小林 よしのりの異常 天才 図鑑 (イースト・プレス)小林 よしのりのゴーマンガ大 辞典 (イースト・プレス)
- どちらもエピソードを1
本 ずつ収録 。