お登勢とせ (小説しょうせつ)

お登勢とせ
ジャンル	時代じだい劇げき
原作げんさく	船山ふなやま馨かおる
脚本きゃくほん	ジェームス三木みき
出演しゅつえん者しゃ	沢口さわぐち靖子やすこ; 森口もりぐち瑤子ようこ; 葛山かつらやま信吾しんごほか
製作せいさく
プロデューサー	吉川よしかわ幸司こうじ（制作せいさく統括とうかつ）
制作せいさく	NHK
放送ほうそう
音声おんせい形式けいしき	ステレオ放送ほうそう
放送ほうそう国こく・地域ちいき	日本にっぽん
放送ほうそう期間きかん	2001年ねん4月がつ6日にち - 6月22日にち
放送ほうそう時間じかん	金曜きんよう 20:00 - 20:45
放送ほうそう枠わく	土曜どよう時代じだい劇げき
放送ほうそう分ぶん	45分ふん
回数かいすう	12
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お登勢とせ
ジャンル	テレビドラマ
原作げんさく	船山ふなやま馨かおる
脚本きゃくほん	ジェームス三木みき
出演しゅつえん者しゃ	音無おとなし美紀子みきこ; 原田はらだ大二郎だいじろうほか
製作せいさく
プロデューサー	山田やまだ和也かずや
制作せいさく	TBS
放送ほうそう
放送ほうそう国こく・地域ちいき	日本にっぽん
放送ほうそう期間きかん	1971年ねん3月29日にち - 9月25日にち
放送ほうそう時間じかん	月つき - 土ど 12:40 - 13:00
放送ほうそう枠わく	ポーラテレビ小説しょうせつ
放送ほうそう分ぶん	20分ふん
回数かいすう	全ぜん13週しゅう、78
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ポータル文学ぶんがく

『お登勢とせ』（おとせ）は、船山ふなやま馨かおるの小説しょうせつ。これを原作げんさくとしてテレビドラマ、舞台ぶたい演劇えんげきが制作せいさくされている。

概要がいよう

庚午こうご事変じへんと、その騒動そうどうに巻まき込こまれた娘むすめ・お登勢とせを描えがいた長編ちょうへん小説しょうせつ。正編せいへん・続編ぞくへん合あわせて1,700枚まいに及およぶ。正編せいへんは毎日新聞まいにちしんぶん日曜にちよう版ばん（1968年ねん1月がつ7日にち - 1969年ねん3月30日にち）にて連載れんさいされた。また、続編ぞくへんは北海道新聞ほっかいどうしんぶん日曜にちよう版ばん（1972年ねん6月がつ18日にち - 1973年ねん6月がつ3日にち）にて連載れんさいされた。

あらすじ

淡路島あわじしまの農家のうかの娘むすめ・お登勢とせは16歳さいになり、洲本すもとの加納かのう家かに奉公ほうこうすることになる。途中とちゅうの船ふねで出合であった青年せいねん・津田つだ貢みつぐに心しん惹ひかれるが、彼かれは勤王きんのうの志士ししであり、加納かのう家かの娘むすめ・志津しつの恋人こいびとであった。

刊行かんこう一覧いちらん

お登勢とせ（1969年ねん、毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ）
お登勢とせ（1970年ねん、角川かどかわ文庫ぶんこ）
お登勢とせ（続つづけ）（1973年ねん、毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ）
船山ふなやま馨かおる小説しょうせつ全集ぜんしゅう第だい8巻かんお登勢とせ（1975年ねん、河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ）
船山ふなやま馨かおる小説しょうせつ全集ぜんしゅう第だい9巻かん続つづけお登勢とせ（1975年ねん、河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ）
続ぞくお登勢とせ（1977年ねん、角川かどかわ文庫ぶんこ）
お登勢とせ（上うえ）（1997年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこコレクション大衆たいしゅう文学ぶんがく館かん）ISBN 978-4-0626-2082-6
お登勢とせ（下した）（1997年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこコレクション大衆たいしゅう文学ぶんがく館かん）ISBN 978-4-0626-2088-8
お登勢とせ（2001年ねん、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ）ISBN 978-4-0627-3164-5
お登勢とせ（2001年ねん、角川かどかわ文庫ぶんこ・改版かいはん）ISBN 978-4-0412-9701-8

テレビドラマ

TBS

1971年ねん 3月29日にちから9月25日にちに「ポーラテレビ小説しょうせつ」枠わくの第だい6作さくとして放送ほうそうされた。同どう枠わくのカラー化か第だい1作さくとなった。

キャスト（TBS）

お登勢とせ：音無おとなし美紀子みきこ
津田つだ貢みつぐ：原田はらだ大二郎だいじろう
志津しづ：上村うえむら香子きょうこ
加納かのう市し左衛門さえもん：織本おりもと順吉じゅんきち
おはま：津島つしま恵子けいこ
佐伯さえき織部おりべ：新田にった昌あきら玄げん
三田みた昂のぼる馬ば：夏八木なつやぎ勲いさお
吉田よしだ稔みのる麿まろ：橋本はしもと功いさお
多村たむら慎吾しんご：村井むらい国夫くにお
伊い三治さんじ：下川しもかわ辰平たっぺい
津田つだ頼よりゆき母はは：佐々木ささき孝丸たかまる
淺川あさがわ繁しげる：地井ちい武男たけお
儀平よしひら：吉田よしだ義夫よしお
睦むつみ太郎たろう：明石あかし勤つとむ
りく：北城ほくじょう真しん記子のりこ
仙吉せんきち：島田しまだ靖彦やすひこ
尾関おぜき源内げんない：陶とう隆たかし
近藤こんどう勇いさむ：瑳川哲朗てつろう
吾平あいら：山崎やまざき竜之介りゅうのすけ
十兵衛じゅうべえ：津田つだ伸しん
お梶かじ：猪俣いのまた光世みつよ
玉三郎たまさぶろう（ナレーター）：宇野うの重吉しげよし

スタッフ（TBS）

プロデューサー：山田やまだ和也かずや
脚本きゃくほん：ジェームス三木みき
演出えんしゅつ：鈴木すずき淳あつし生せい

NHK

2001年ねん 4月がつ6日にちから6月22日にちに、NHK総合そうごうの金曜きんよう時代じだい劇げきで放送ほうそうされた。撮影さつえいは、ドラマの舞台ぶたいである淡路島あわじしま及および徳島とくしま県けん鳴門なると市し・徳島とくしま市し近郊きんこうにて行おこなわれた。このドラマに因ちなみ、2002年ねんに洲しま本城ほんじょう「下したの城しろ」跡あと（淡路あわじ文化ぶんか史料しりょう館かん前まえ）にお登勢とせの銅像どうぞうが建たてられた^[1]^[2]。

キャスト（NHK）

お登勢とせ：沢口さわぐち靖子やすこ
志津しづ：森口もりぐち瑤子ようこ
津田つだ貢みつぐ：葛山かつらやま信吾しんご
加納かのう市し左衛門さえもん：橋爪はしづめ功いさお
はま：汀みぎわ夏子なつこ
石毛いしげ弥一郎やいちろう：蟹江かにえ敬三けいぞう
加納かのう睦あつし太郎たろう：嵐あらし広也ひろなり
津田つだ頼よりゆき母はは：竜りゅう雷太らいた
儀平よしひら：笹野ささの高史たかし
佐伯さえき織部おりべ：篠井しのい英介えいすけ
お梶かじ：正木まさき佐和さわ
新居にい与一よいち助すけ：山本やまもと圭けい
太助たすけ：井之上いのうえチャル
三田みた昂のぼる馬ば：菊池きくち均ひとし也
尾関おぜき源みなもと左衛門さえもん：御木本みきもと伸介しんすけ
伊い三治さんじ：清水しみず圭けい
津田つだりく：柳川やながわ慶子けいこ
多村たむら慎吾しんご：杉崎すぎさきひろや
多村たむら礼次郎れいじろう：蔵本くらもと隆史たかし
寺沢てらさわ甚内：須永すなが慶けい
浅川あさがわ繁しげる：小市こいち漫太郎ろう
菊きく太夫たゆう：名取なとり幸政ゆきまさ
吉田よしだ稔みのる麿まろ：平井ひらい真しん軌
玉太郎たまたろう（語かたり）：すまけい

スタッフ（NHK）

脚本きゃくほん：ジェームス三木みき
製作せいさく統括とうかつ：吉川よしかわ幸司こうじ

舞台ぶたい

前進ぜんしん座ざ

劇団げきだん前進ぜんしん座ざの制作せいさく・上演じょうえんで2004年ねん10月に初演しょえん^[3]、2005年ねん・2007年ねんに再演さいえん^[4]。各地かくちでの巡演じゅんえんも行おこなった^[4]。同どう劇団げきだん所属しょぞくの嵐あらし広也ひろなりがテレビ版ばんと同おなじ役やくで出演しゅつえん、脚本きゃくほん・演出えんしゅつは2度どのテレビ版ばんに関かかわった脚本きゃくほん家かジェームス三木みきが担当たんとうした^[5]。

キャスト ^[3]^[5]

お登勢とせ：浜名はまな実みのる貴たか
志津しづ：今村いまむら文ぶん美び
津田つだ貢みつぐ：中村なかむら梅雀ばいじゃく
加納かのう市し左衛門さえもん：藤川ふじかわ矢之輔やのすけ
はま：田中たなか世津子せつこ
加納かのう睦あつし太郎たろう：嵐あらし広也ひろなり
市毛いちげ弥一郎やいちろう：山崎やまざき竜之介りゅうのすけ
佐伯さえき織部おりべ：中村なかむら梅之助うめのすけ（2004年ねん） / 瀬川せかわ菊之丞きくのじょう（2007年ねん）
津田つだ頼よりゆき母はは：志村しむら智雄ともお
りく：前園まえぞの恵子けいこ

東宝とうほう

2005年ねん 1月がつ2日にち - 2月がつ28日にちに東宝とうほうが制作せいさくし芸術座げいじゅつざで上演じょうえん^[6]^[7]。テレビ版ばんのヒロイン沢口さわぐち靖子やすこと葛山かつらやま信吾しんごが同おなじ役やくで出演しゅつえん^[8]、脚本きゃくほんは飯島いいじま早苗さなえ、演出えんしゅつは水谷みずたに幹夫みきおが担当たんとうした^[9]^[7]。

キャスト

お登勢とせ：沢口さわぐち靖子やすこ
津田つだ貢みつぐ：葛山かつらやま信吾しんご
志津しづ：国生こくしょうさゆり^[8]
佐伯さえき織部おりべ：大高おおだか洋夫ひろお^[8]
土方ひじかた歳三としぞう：金子かねこ昇のぼる^[8]
加納かのう市し左衛門さえもん：松山まつやま政路まさみち^[8]
津田つだ頼よりゆき母はは：松田まつだ隆男たかお
伊い三治さんじ：福本ふくもと伸一しんいち
久慈くじ芳之助よしのすけ：各務かがみ立たて基もと^[10]
加納かのう睦あつし太郎たろう：小林こばやし滋しげる生せい
お玉たま：山本やまもと陽子ようこ^[8]

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

出典しゅってん

^ “お登勢とせの像ぞう（兵庫ひょうご県けん／洲本すもと温泉おんせん）｜営業えいぎょう時間じかん・アクセス”. るるぶ&more.. 2023年ねん9月がつ24日にち閲覧えつらん。
^ “史跡しせき洲本すもと城跡じょうせき整備せいび基本きほん計画けいかく第だい5章しょう史跡しせき洲本すもと城跡じょうせきの現状げんじょうと課題かだい 3.公開こうかい活用かつよう等とうの現状げんじょうと課題かだい (11)下したの城しろ表ひょう 5-23 各かく施設しせつの現状げんじょうと課題かだい” (PDF). 洲本すもと市し. p. 142. 2023年ねん9月がつ24日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b “舞台ぶたい写真しゃしん集しゅう　●『お登勢とせ』（2004年ねん10月がつ）”. 劇団げきだん前進ぜんしん座ざ公式こうしきウエブサイト. 2023年ねん12月19日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b “前進ぜんしん座ざ公演こうえんだより | 『俊寛しゅんかん』『一夕いっせき噺はなし』だよ”. 前進ぜんしん座ざ公式こうしきblog. 2023年ねん12月がつ20日はつか閲覧えつらん。
^ ^a ^b “2007年ねん　お登勢とせ　公演こうえん案内あんない - スタッフ・配役はいやく”. 劇団げきだん前進ぜんしん座ざ公式こうしきウエブサイト. 2023年ねん12月がつ20日はつか閲覧えつらん。
^ “芸術げいじゅつ座ざ『お登勢とせ』”. web.archive.org. 東宝とうほう演劇えんげき部ぶ公式こうしきHP (2004年ねん12月5日にち). 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b “『東京とうきょう駅えき』製作せいさく発表はっぴょう”. www.theater-forum.com. シアターフォーラム. 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “出演しゅつえん者しゃ紹介しょうかい”. web.archive.org. 東宝とうほう演劇えんげき部ぶ公式こうしきHP「芸術げいじゅつ座ざ『お登勢とせ』」. 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。
^ “制作せいさく発表はっぴょうレポート”. web.archive.org. 東宝とうほう演劇えんげき部ぶ公式こうしきHP「芸術げいじゅつ座ざ『お登勢とせ』」. 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。
^ “各務かがみ立たて基もと | 株式会社かぶしきがいしゃアーツビジョン”. www.artsvision.co.jp. 株式会社かぶしきがいしゃアーツビジョン. 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク


TBS系けいポーラテレビ小説しょうせつ
前ぜん番組ばんぐみ	番組ばんぐみ名めい	次じ番組ばんぐみ
花はなもめん（1970年ねん9月がつ28日にち - 1971年ねん3月がつ27日にち）	お登勢とせ（1971年ねん3月がつ29日にち - 9月25日にち）	ひまわりの道みち（1971年ねん9月がつ27日にち - 1972年ねん3月がつ25日にち）


NHK 総合そうごう金曜きんよう時代じだい劇げき
前ぜん番組ばんぐみ	番組ばんぐみ名めい	次じ番組ばんぐみ
-	お登勢とせ（2001年ねん4月がつ6日にち - 6月22日にち）	茂七もしちの事件じけん簿ぼふしぎ草紙ぞうし（2001年ねん6月がつ29日にち - 9月21日にち）

[1] “お登勢とせの像ぞう（兵庫ひょうご県けん／洲本すもと温泉おんせん）｜営業えいぎょう時間じかん・アクセス”. るるぶ&more.. 2023年ねん9月がつ24日にち閲覧えつらん。

[2] “史跡しせき洲本すもと城跡じょうせき整備せいび基本きほん計画けいかく第だい5章しょう史跡しせき洲本すもと城跡じょうせきの現状げんじょうと課題かだい 3.公開こうかい活用かつよう等とうの現状げんじょうと課題かだい (11)下したの城しろ表ひょう 5-23 各かく施設しせつの現状げんじょうと課題かだい” (PDF). 洲本すもと市し. p. 142. 2023年ねん9月がつ24日にち閲覧えつらん。

[:2-3] “舞台ぶたい写真しゃしん集しゅう　●『お登勢とせ』（2004年ねん10月がつ）”. 劇団げきだん前進ぜんしん座ざ公式こうしきウエブサイト. 2023年ねん12月19日にち閲覧えつらん。

[:3-4] “前進ぜんしん座ざ公演こうえんだより | 『俊寛しゅんかん』『一夕いっせき噺はなし』だよ”. 前進ぜんしん座ざ公式こうしきblog. 2023年ねん12月がつ20日はつか閲覧えつらん。

[:4-5] “2007年ねん　お登勢とせ　公演こうえん案内あんない - スタッフ・配役はいやく”. 劇団げきだん前進ぜんしん座ざ公式こうしきウエブサイト. 2023年ねん12月がつ20日はつか閲覧えつらん。

[6] “芸術げいじゅつ座ざ『お登勢とせ』”. web.archive.org. 東宝とうほう演劇えんげき部ぶ公式こうしきHP (2004年ねん12月5日にち). 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。

[:0-7] “『東京とうきょう駅えき』製作せいさく発表はっぴょう”. www.theater-forum.com. シアターフォーラム. 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。

[:1-8] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “出演しゅつえん者しゃ紹介しょうかい”. web.archive.org. 東宝とうほう演劇えんげき部ぶ公式こうしきHP「芸術げいじゅつ座ざ『お登勢とせ』」. 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。

[9] “制作せいさく発表はっぴょうレポート”. web.archive.org. 東宝とうほう演劇えんげき部ぶ公式こうしきHP「芸術げいじゅつ座ざ『お登勢とせ』」. 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。

[10] “各務かがみ立たて基もと | 株式会社かぶしきがいしゃアーツビジョン”. www.artsvision.co.jp. 株式会社かぶしきがいしゃアーツビジョン. 2023年ねん11月9日にち閲覧えつらん。

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