赤あかひげ (1972年ねんのテレビドラマ)

赤あかひげ
ジャンル	時代じだい劇げき
原作げんさく	山本やまもと周五郎しゅうごろう
脚本きゃくほん	倉本くらもと聰さとし 石堂いしどう淑よし朗ろう 横光よこみつ晃あきら 杉山すぎやま義法よしのり
演出えんしゅつ	中山なかやま三雄みつお 深町ふかまち幸男ゆきお 小林こばやし猛たけし
出演しゅつえん者しゃ	小林こばやし桂樹けいじゅ ほか
製作せいさく
制作せいさく	NHK
放送ほうそう
放送ほうそう国こく・地域ちいき	日本にっぽん
放送ほうそう期間きかん	1972年ねん10月13日にち - 1973年ねん9月28日にち
放送ほうそう時間じかん	金曜きんよう 20:00 - 20:59
放送ほうそう分ぶん	59分ふん
回数かいすう	49

『赤あかひげ』（あかひげ）は、1972年ねん10月13日にちから1973年ねん9月28日にちまで、毎週まいしゅう金曜きんよう20:00 - 21:00にNHK総合そうごうテレビジョンで放送ほうそうされたテレビ時代じだい劇げきドラマ。

第だい28回かい文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい優秀ゆうしゅう賞しょう（第だい19話わ「ひとり」）、第だい5回かいテレビ大賞たいしょう優秀ゆうしゅう番組ばんぐみ賞しょう、第だい15回かい児童じどう福祉ふくし文化ぶんか賞しょうを受賞じゅしょうした。

概要がいよう

山本やまもと周五郎しゅうごろうの『赤あかひげ診療しんりょう譚たん』を原作げんさくとしたドラマ。当初とうしょの企画きかくは、司馬しば遼りょう太郎たろう原作げんさくの『尻しり啖え孫市まごいち』を高橋たかはし英樹ひでき主演しゅえんで撮影さつえいするものだった。ところがそれを知しったドラマ部長ぶちょうの川口かわぐち幹夫みきおが「大河たいがに譲ゆずってくれ」と懇願こんがんし、振ふり出だしに戻もどった。企画きかくの吉岡よしおか利夫としおは、日本にっぽん医師いし会かいが往診おうしんを取とりやめるという話はなしに義憤ぎふんを感かんじて『赤あかひげ診療しんりょう譚たん』のドラマ化かを発想はっそうした。しかし、黒澤くろさわ明あきらの映画えいが『赤あかひげ』があることから危惧きぐする声こえが上あがり、脚本きゃくほんを依頼いらいした倉本くらもと聰さとしも最初さいしょは「俺おれたちがどうやるのよ」という返事へんじだった。吉岡よしおかは「黒澤くろさわさんの『赤あかひげ』は人間にんげんとして完全かんぜんすぎる。そんなわけはないと思おもう。どんな名医めいいだって人間にんげんなんだから、もっと人間にんげん臭くささがあるはずだ」と倉本くらもとを説得せっとく、主人公しゅじんこうをそのような人物じんぶつとして描えがく方向ほうこうで制作せいさくされた。

あらすじ

ドラマは、長崎ながさき留学りゅうがくから戻もどった保ほ本ほん登とうが、将軍しょうぐん徳川とくがわ吉宗よしむねの命いのちで建たてられた小石川こいしかわ養生ようじょう所しょに着任ちゃくにんするところから始はじまる。

養生ようじょう所しょでは、立派りっぱな赤あかい色いろをした口くちひげをたくわえていたことから皆みなから赤あかひげと呼よばれていた所長しょちょう、新しん出で去ざ定じょうが、江戸えど町まち奉行ぶぎょう所しょの定さだめた規則きそくを守まもらずに診療しんりょうを行おこなっていた。例たとえば規定きていの診療しんりょう時間じかん外がいに飛とび込こんで来きた患者かんじゃを診察しんさつしたり、治療ちりょう費ひを払はらえない貧まずしい患者かんじゃからは金かねを取とろうとしなかった。

こうした赤あかひげ流りゅうのやり方かたに保たもて本ほんは反発はんぱつし、「規則きそくではこうなっている筈はずです」と声高こわだかに非難ひなん、ことごとく対立たいりつする。規則きそくを守まもれと言いう保ほ本ほんと、今いままでのやり方かたを決けっして変かえようとはしない赤あかひげ。

赤あかひげに反発はんぱつする保ほ本ほんは、「お仕着しきせ」と呼よばれる、養生ようじょう所しょ医師いし用ようの制服せいふくの着用ちゃくようを拒こばみ、長崎ながさきで使つかっていた頃ころの自分じぶんの服ふくで診察しんさつを続つづけた。

しかし、次第しだいに赤あかひげや養生ようじょう所しょの先輩せんぱい医師いし達たち、そして患者かんじゃ達たちとの心しんの交流こうりゅうを通つうじ、医師いしとして、そして人間にんげんとして成長せいちょうしていった保ほ本ほんは、ある時ときからお仕着しきせを着用ちゃくようするようになる。赤あかひげと対立たいりつすることもなくなっていた。

保ほ本ほんが着任ちゃくにんしてから1年ねん後ご。彼かれにまた長崎ながさき行いきの命いのちが下くだった。代かわりにやって来きた新人しんじん医師いしは、1年ねん前まえの保ほ本ほんそっくりであった。赤あかひげに反発はんぱつし、規則きそくを守まもれと言いって譲ゆずらない新人しんじん医師いし。その姿すがたを見みつめる赤あかひげの傍かたわらには、お仕着しきせを着きたまま黙だまって佇たたずむ保ほ本ほんの姿すがたがあった。

キャスト

主要しゅよう人物じんぶつ

• 新しん出で去ざ定じょう（赤あかひげ）：小林こばやし桂樹けいじゅ
• 保ほ本ほん登とう：あおい輝彦てるひこ
• おせん：浜はま木綿子ゆうこ
• 冬ふゆ吉きち：黒沢くろさわ年男としお
• 森もり半はん太夫たゆう：有川ありかわ博ひろし
• きぬ：仁科にしな明子あきこ
• 中井なかい良りょう庵あん：柳生やぎゅう博ひろし
• 谷本たにもと寿ひさし安やす：生井いくい健夫たけお
• お雪ゆき：紅べに景子けいこ
• 市三いちぞう：小鹿こじか敦あつし
• 天野あまのまさを：望月もちづき真理子まりこ
• おけい：木村きむら夏江なつえ
• 仁吉にきち：松村まつむら彦次郎ひこじろう

その他た

• 竹たけ造づくり：日野ひの道夫みちお
• ちぐさ：北林きたばやし早苗さなえ
• 保ほ本ほんの父ちち：中村なかむら伸郎のぶお
• 浅倉あさくら喜市郎きいちろう：川辺かわべ久造きゅうぞう
• お新しん：七尾ななお伶子れいこ
• 吉よし太郎たろう：北浦きたうら昭義あきよし
• 小川おがわ：有馬ありま昌彦まさひこ
• とよ：山田やまだ桂子けいこ
• 木き倉又くらまた三郎さぶろう：小山田おやまだ宗徳むねのり

ほか

スタッフ

• 原作げんさく：山本やまもと周五郎しゅうごろう『赤あかひげ診療しんりょう譚たん』、『あすなろう』、『柳橋やなぎばし物語ものがたり』、『しじみ河岸かわぎし』、『人情にんじょう裏長屋うらながや』、『五ご瓣べんの椿つばき』
• 演出えんしゅつ：中山なかやま三雄みつお、深町ふかまち幸男ゆきお、小林こばやし猛たけし
• 脚本きゃくほん：倉本くらもと聰さとし、石堂いしどう淑よし朗ろう、横光よこみつ晃あきら、杉山すぎやま義法よしのり
• 音楽おんがく：桑原くわばら研けん郎ろう、渡辺わたなべ岳夫たけお

ドラマの冒頭ぼうとうで流ながれるタイトルやキャスト、スタッフ紹介しょうかいの文字もじの背景はいけいには、滝平たきだいら二郎じろうの切きり絵えが使つかわれていた。

サブタイトル

#	サブタイトル	放送ほうそう日び	脚本きゃくほん	演出えんしゅつ	ゲスト	備考びこう
1	小石川こいしかわ養生ようじょう所しょ	1972年ねん10月がつ13日にち	倉本くらもと聰さとし	中山なかやま三雄みつお	峯吉みねきち：石川いしかわ博ひろし、なか：織お賀が邦江くにえ
2	狂女きょうじょ	10月がつ20日はつか		深町ふかまち幸男ゆきお	越後屋えちごや寅吉とらきち：森もり雅之まさゆき、おゆみ：大谷おおや直子なおこ、北林きたばやし早苗さなえ
3	野菊のぎく	10月27日にち		中山なかやま三雄みつお	なか：大原おおはら麗子れいこ、佐八そうち：高橋たかはし悦史えつし
4	秋雨あきさめ	11月03日にち		深町ふかまち幸男ゆきお	米村よねむら：三谷みたに昇のぼる、りつ：新藤しんどう恵美えみ
5	三さん度目どめの正直しょうじき	11月10日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	小林こばやし猛たけし	猪いのしし之の：岡田おかだ裕介ゆうすけ、きん：沢村さわむら貞子さだこ、ふみ：南風みなみかぜ洋子ようこ、金造きんぞう：高原たかはら駿しゅん雄ゆう
6	櫓ろの音おと	11月17日にち	倉本くらもと聰さとし	山中やまなか朝雄あさお	巳之吉みのきち：村井むらい国夫くにお、まん：小川おがわ真由美まゆみ、お七しち：二木ふたきてるみ、田波たなみ正伯せいはく：篠田しのだ節夫せつお
7	あすなろう	11月24日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	中山なかやま三雄みつお	政せい：長沢ながさわ良治よしはる、文ぶん次じ：前田まえだ吟ぎん、おしず：和かず佐田さた節子せつこ、ひろ：眉まゆあかり
8	霜夜しもよ	12月01日にち	杉山すぎやま義法よしのり	深町ふかまち幸男ゆきお	姉あね弟おとうと：えん：佐藤さとう友美ゆみ・朝あさ吉きち：山田やまだ隆夫たかお、海老えび徳いさお：小松こまつ方正ほうせい
9	阿おもね芙蓉ふよう	12月15日にち	倉本くらもと聰さとし	山中やまなか朝雄あさお	さぶ：原田はらだ大二郎だいじろう
10	深川ふかがわ冬木ふゆき町まち	12月22日にち		小林こばやし猛たけし	熊くま五郎ごろう：谷たに啓あきら、辰吉たつよし：矢野やの宣せん、みつ：岩本いわもと多代たよ
11	大おおつごもり	12月29日にち		中山なかやま三雄みつお	吉よし三郎さぶろう：藤ふじ竜也たつや、以助：瀬川せかわ菊之丞きくのじょう
12	冬ふゆの宿やど	1973年ねん01月がつ05日にち			お秋あき：若尾わかお文子ふみこ、中川なかがわ房之助ふさのすけ：山本やまもと亘わたる、村むら次じ：地井ちい武男たけお、りん：一いちの宮みやあつ子こ
13	徒労とろうに賭かける	01月がつ12日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	深町ふかまち幸男ゆきお	きん：田村たむら奈巳なみ、さわ：原はら良子りょうこ、みつ：八代やしろ紀おさむ世よ美び、鉄てつ：天野あまの新しん士し、兼けん：佐藤さとう蛾が次郎じろう、のぶ：杉山すぎやまとく子こ、和泉屋いずみや：田中たなか春男はるお
14	虎とら落笛	01月がつ19日にち	岡本おかもと克己かつみ		太郎たろう：坂上さかがみ忍しのぶ、仙せん太ふとし：荻島おぎしま真一しんいち、志乃しの：根岸ねぎし明美あけみ、川辺かわべ久造きゅうぞう、仁吉にきち：松村まつむら彦次郎ひこじろう、ふみ：阿部あべ寿美子すみこ
15	醜聞しゅうぶん	01月がつ26日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	中山なかやま三雄みつお	女おんな乞食こじき：さくら：渡辺わたなべ美佐子みさこ、吾平あいら：藤木ふじき孝たかし、茂助もすけ：上田うえだ忠好ただよし、みつ：藤江ふじえリカ、定てい公おおやけ：土方ひじかた弘ひろし
16	ゆずり葉は	02月がつ02日にち	杉山すぎやま義法よしのり	山中やまなか朝雄あさお	重吉しげよし：谷たに幹みき一いち、お直ただし：柳川やながわ慶子けいこ
17	凍こお鶴づる	02月がつ16日にち	倉本くらもと聰さとし	小林こばやし猛たけし	天野あまの源はじめ伯はく：宮口みやぐち精二せいじ、小池こいけ道伯どうはく：山内やまうち明あきら、朝寝坊あさねぼうきらく：古今ここん亭てい志しん朝ちょう
18	病人びょうにん長屋ながや東一番ひがしいちばん	02月がつ23日にち			どぶ：毒どく蝮まむし三太夫さんだゆう、おつぎ：横山よこやまリエ、三さんの字じ：菅井すがい一郎いちろう、もよ：初井はつい言げん榮さかえ、橋爪はしづめ功いさお
19	ひとり	03月がつ02日にち		中山なかやま三雄みつお	小金井こがねい欧州おうしゅう：神田かんだ隆たかし、堀江ほりえ：荒谷あらや公こう之これ、竹たけ造づくり：日野ひの道夫みちお、吉太郎よしたろう：北浦きたうら昭義あきよし、田波たなみ正伯せいはく：篠田しのだ節夫せつお、浅倉あさくら：川辺かわべ久造きゅうぞう、小川おがわ：有馬ありま昌彦まさひこ、定じょう：西村にしむら淳二じゅんじ、三さん次じ：冷泉れいせん公こう裕ひろし、ふさ：島田しまだ潤子じゅんこ、長吉ちょうきち：五島ごしま義秀よしひで、すみ：蓮川はすかわ久美くみ、うめ：岡崎おかざき夏子なつこ、とめ：神戸かんべ泰子やすこ、おみよ：佐々木ささき植しょく子こ
20	風ふう光ひかる	03月がつ09日にち	横光よこみつ晃あきら	深町ふかまち幸男ゆきお	良りょう乃：岩崎いわさき加か根子ねっこ
21	雪明ゆきあかり	03月16日にち	倉本くらもと聰さとし	山中やまなか朝雄あさお	おもん：吉田よしだ日出子ひでこ、おしで：八千草やちぐさ薫かおる
22	こんち午うまの日ひ	03月23日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	小林こばやし猛たけし	本多ほんだ出雲いずも守まもる政勝まさかつ：村野むらの武範たけのり、塚づか次じ：橋本はしもと功いさお、おせい：赤あか座ざ美代子みよこ、長ちょう二郎じろう：林はやしゆたか、重じゅう兵衛ひょうえ：近江おうみ俊輔しゅんすけ
23	沢根さわね屋やおとき	03月30日にち	倉本くらもと聰さとし	中山なかやま三雄みつお	喜兵衛きへえ：清水しみず将夫まさお、おしの：川口かわぐち晶あきら、おとき：淡島あわしま千景ちかげ、岩吉いわきち：名古屋なごや章あきら、新市しんいち：早川はやかわ保たもつ、周吉しゅうきち：加藤かとう 和夫かずお
24	しじみ河岸かわぎし	04月がつ06日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	深町ふかまち幸男ゆきお	卯之うの吉きち：堀部ほりべ隆一りゅういち、お篠しの：田島たじま令子れいこ、源みなもと兵衛ひょうえ：大滝おおたき秀治しゅうじ、相模さがみ屋や：須賀すか不二男ふじお、勝次かつじ：嵐あらし芳三郎よしさぶろう、弥わたる五ご：見明みみょう凡太郎ろう
25	陽炎かげろう	04月がつ13日にち	杉山すぎやま義法よしのり	山中やまなか朝雄あさお	記憶きおく喪失そうしつの女おんな：おしん：和泉いずみ雅子まさこ
26	暁あかつきを告つげる声こえ	04月がつ20日はつか	石堂いしどう淑よし朗ろう	小林こばやし猛たけし	杉浦すぎうら：河原崎かわらざき建三けんぞう、山本やまもと：内田うちだ喜郎よしろう、元吉もとよし：小瀬こせ朗あきら、きわ：石井いしいくに子こ
27	咱夫藍あい	04月がつ27日にち	横光よこみつ晃あきら	山中やまなか朝雄あさお	登とうの父ちち：中村なかむら伸郎のぶお、幾いく造みやつこ：大森おおもり義夫よしお、杉浦すぎうら：河原崎かわらざき建三けんぞう
28	種痘しゅとう	05月04日にち	倉本くらもと聰さとし	深町ふかまち幸男ゆきお	文ぶん七なな：ハナ肇はじめ、三平さんぺい：人見ひとみきよし、和助わすけ：井上いのうえ昭文あきふみ、とめ：神戸かんべ泰子やすこ
29	誤診ごしん	05月11日にち		山中やまなか朝雄あさお	平次へいじ：竜崎りゅうざき勝まさる、さん：倉野くらの章子あきこ、たみ：石川いしかわえり子こ
30	人情にんじょう裏長屋うらながや	05月18日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	小林こばやし猛たけし	沖おき石せき主ぬし殿どの：藤木ふじき悠ゆう、竹之助たけのすけ：早川はやかわ勝也かつや、おとよ：山田やまだ桂子けいこ、折笠おりかさ：桜井さくらいセンリ、重助しげすけ：吉田よしだ義夫よしお
31	向むかう横丁よこちょうのお稲荷いなりさん	05月25日にち	杉山すぎやま義法よしのり	深町ふかまち幸男ゆきお	利助としすけ：財津ざいつ一郎いちろう、元吉もとよし：江原えばら真二郎しんじろう、おぶん：水谷みずたに良重よしえ、おはま：花岡はなおか菊子きくこ、お若わか：笠原かさはら玲子れいこ
32	退院たいいん	06月がつ01日にち	倉本くらもと聰さとし	小野おの剛つよし雄ゆう	木き倉又くらまた三郎さぶろう：小山田おやまだ宗徳むねのり、おこう：音無おとなし美紀子みきこ、たき：谷口たにぐち香かおり
33	氷こおりの下したの芽め	06月がつ08日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	山中やまなか朝雄あさお	おえい：結城ゆうき美栄子みえこ、おえいの母はは：おかね：日高ひだか澄子すみこ、佐太郎さたろう：植木うえき等ひとし
34	短夜みじかよ	06月15日にち	杉山すぎやま義法よしのり	中山なかやま三雄みつお	およね：しの：十朱とあけ幸代さちよ、源次郎げんじろう：加藤かとう嘉よしみ、佐助さすけ：高津たかつ住じゅう男おとこ、まさ：中村なかむらたつ
35	生いきがい	06月22日にち	倉本くらもと聰さとし	山本やまもと壮太そうた	文ぶん七なな：益田ますだ喜き頓とみ、定次さだじ：寺田てらだ農みのり、かや：瀧たき花はな久子ひさこ、ゆみ：長山ながやま藍子あいこ、米べい次じ：日下くさか武史たけし、太一たいち：長谷川はせがわ明男あきお、長七ちょうしち：高木たかぎ均ひとし
36	朝露あさつゆに消しょうゆ	06月29日にち	岡本おかもと克巳かつみ	深町ふかまち幸男ゆきお	笈川おいかわ哲太郎てつたろう：瑳川哲朗てつろう、庄田しょうだ孫まご兵衛ひょうえ：田村たむら亮あきら、笈川おいかわ紋もん之の助じょ：寺田てらだ誠まこと、千乃ゆきの：梶かじ三和子みわこ
37	逃亡とうぼう記き	07月がつ06日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	小林こばやし猛たけし	あつみ：鹿山しかやま有紀ゆき、半三はんぞう：大出おおいで俊しゅん、みさを：みさと：うつみ宮みや土ど理り、勘六かんろく：村上むらかみ冬樹ふゆき
38	いのち	07月がつ13日にち	倉本くらもと聰さとし	山中やまなか朝雄あさお	鉄次てつじ：ジェリー藤尾ふじお、お梶かじ：小林こばやし千登勢ちとせ、おてい：新橋しんばし耐子たえこ、津川つがわ玄げん三さん：森本もりもとレオ
39	枡落ますおとし	07月がつ20日はつか	石堂いしどう淑よし朗ろう	中山なかやま三雄みつお	みき：市原いちはら悦子えつこ、うめ：三浦みうら真弓まゆみ、芳造よしぞう：柴田しばた侊彦、千せん太郎たろう：久保くぼ幸一こういち、清水しみず信一しんいち、幸さいわい助すけ：松山まつやま照夫てるお
40	約束やくそく	7月がつ27日にち	倉本くらもと聰さとし	富沢とみざわ正幸まさゆき	とく：奈良岡ならおか朋子ともこ
41	いろは匂におえど	08月がつ03日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	小林こばやし猛たけし	菊きく二に：沢村さわむら正一しょういち、勘助かんすけ：高城たかぎ淳一じゅんいち
42	にんじん	08月がつ10日とおか	杉山すぎやま義法よしのり	山中やまなか朝雄あさお	その：阪口さかぐち美奈子みなこ
43	おくめ殺ころし	08月がつ17日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	深町ふかまち幸男ゆきお	角かく三さん：浜田はまだ光夫みつお、おくめ：香山かやま美子よしこ、松次郎まつじろう：亀石かめいし征せい一いち郎ろう、源みなもと治おさむ：大宮おおみや敏光としみつ
44	祭まつり、夏なつ草くさ、走馬灯そうまとう	08月がつ24日にち	倉本くらもと聰さとし	山本やまもと壮太そうた	竹たけ造づくり：日野ひの道夫みちお、竜次りゅうじ：中野なかの誠まこと也、おきわ：真しん屋や順子じゅんこ、三浦みうら：清川きよかわ新吾しんご
45	おせん泣なかすな	08月がつ31日にち	石堂いしどう淑よし朗ろう	小林こばやし猛たけし	げれ松まつ：東京とうきょうぼん太ふとし、おしの：岡田おかだ可愛かわい、りん：三戸部みとべスエ
46	駆込かけこみ訴うったえ	09月07日にち	杉山すぎやま義法よしのり	山中やまなか朝雄あさお	おくに：藤村ふじむら志保しほ、島田しまだ越後えちご守もり：堀ほり雄二ゆうじ、六助ろくすけ：藤原ふじわら釜がま足あし、冨とみ三郎さぶろう：青山あおやま良彦よしひこ
47	ひぐらし	09月14日にち	倉本くらもと聰さとし	中山なかやま三雄みつお	およう：緑みどり魔子まこ、伊平いへい：田た武たけ謙三けんぞう
48	別わかれ	09月21日にち		小林こばやし猛たけし	登とうの父ちち：中村なかむら伸郎のぶお、もよ：泉いずみ晶子あきこ、栄次えいじ：大山おおやま克己かつみ、さぶ：蟹江かにえ敬三けいぞう
49	一いち年ねん	09月28日にち		中山なかやま三雄みつお	村井むらい：佐々木ささき剛つよし、いく：真山まやま知子ともこ、ふさ：浦辺うらべ粂子くめこ

関連かんれん商品しょうひん

シナリオ

• 倉本くらもと聰さとしコレクション14 赤あかひげ（1）（理論りろん社しゃ、1984年ねん1月がつ）
• 倉本くらもと聰さとしコレクション15 赤あかひげ（2）（理論りろん社しゃ、1984年ねん2月がつ）

現存げんそんVTR

当時とうじは2インチVTRが高価こうかだったためNHK公式こうしきで現存げんそんしている映像えいぞうは、第だい19話わ「ひとり」（1973年ねん3月がつ2日にち放送ほうそう、文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい優秀ゆうしゅう賞しょう）のみ。その後ご第だい12話わ「冬ふゆの宿やど」（1973年ねん1月がつ5日にち）が発掘はっくつされ、その後ごの登録とうろくは出演しゅつえん者しゃの仁科にしな亜あ季子としこの父ちち・十じゅう代目だいめ岩井いわい半四郎はんしろうが1/2オープンリールで録画ろくがした、第だい1話わ「小石川こいしかわ養生ようじょう所しょ」、第だい29話わ「誤診ごしん」、元もと歌手かしゅの視聴しちょう者しゃからは第だい32話わ「退院たいいん」、第だい35話わ「生いきがい」、第だい49話わ「一いち年ねん」（1/2オープンリール、モノクロ）が提供ていきょう、2016年ねん6月がつには笈川おいかわ哲太郎てつたろう役やくの瑳川哲朗てつろうから第だい36回かい「朝露あさつゆに消しょうゆ」（1973年ねん6月がつ29日にち放送ほうそう、Uマチック）、倉本くらもと聰さとしからは第だい32回かい「退院たいいん」、第だい47回かい「ひぐらし」（共ともにカラー）が提供ていきょうされた。

2017年ねん2月がつ5日にち放送ほうそうの『NHKアーカイブス』では、保ほ本ほん登とう役やくのあおい輝彦てるひこをゲストに迎むかえ、先述せんじゅつの第だい19話わ「ひとり」を放送ほうそうした。

藤岡ふじおか弘ひろし失踪しっそう事件じけん

「仮面かめんライダー対たいじごく大使たいし#藤岡ふじおか弘ひろしの失踪しっそうと制作せいさく中断ちゅうだん」も参照さんしょう

本ほん作さくの保ほ本ほん登とう役やくのオーディションには、当時とうじ『仮面かめんライダー』の主役しゅやくだった藤岡ふじおか弘ひろしが参加さんかし、合格ごうかくしていた。しかし、このことは『仮面かめんライダー』の制作せいさく元もとである東映とうえい・毎日放送まいにちほうそうにとっては事後じご報告ほうこくとなり、トラブルが発生はっせいした。そのため藤岡ふじおかは、芸能げいのう界かい引退いんたいを宣言せんげんし、本ほん作さくへの出演しゅつえんを辞退じたいして一時いちじ失踪しっそうしていた。

参考さんこう文献ぶんけん

• 春日かすが太一たいち『大河たいがドラマの黄金おうごん時代じだい』NHK出版しゅっぱん〈NHK出版しゅっぱん新書しんしょ〉、2021年ねん2月がつ10日とおか。ISBN 978-4-14-088647-2。 

関連かんれん項目こうもく

• 赤あかひげ (2017年ねんのテレビドラマ) - 2017年ねん11月3日にちよりNHK BSプレミアム「BS時代じだい劇げき」で放送ほうそう。新しん出で去ざ定てい役やくは船越ふなこし英一郎えいいちろう、保ほ本ほん登とう役やくは中村なかむら蒼あおがそれぞれ演えんじる。

外部がいぶリンク

• 金曜きんよう時代じだい劇げき　赤あかひげ - NHK放送ほうそう史し
• 山本やまもと周五郎しゅうごろう作品さくひんを原作げんさくとした１９７２年ねんＴＶてれびドラマのページ - ウェイバックマシン（2002年ねん11月6日にちアーカイブ分ぶん） - 個人こじんサイト（NHKドラマ『赤あかひげ』（1972年ねん）の資料しりょう）

NHK総合そうごう 金曜きんよう20時じ枠わく
前ぜん番組ばんぐみ	番組ばんぐみ名めい	次じ番組ばんぐみ
天下てんか御免ごめん	赤あかひげ	天下てんか堂どう々