さいとう・たかを

さいとう・たかを
2017年ねん撮影さつえい
本名ほんみょう	齊藤さいとう 隆夫たかお
生誕せいたん	(1936-11-03) 1936年ねん11月3日にち 日本にっぽん・和歌山わかやま県けん和歌山わかやま市し
死没しぼつ	(2021-09-24) 2021年ねん9月24日にち（84歳さい没ぼつ） 日本にっぽん・東京とうきょう都と
職業しょくぎょう	漫画まんが家か
称号しょうごう	紫綬褒章しじゅほうしょう 旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょう
活動かつどう期間きかん	1955年ねん - 2021年ねん
ジャンル	劇画げきが
代表だいひょう作さく	『ゴルゴ13』 『鬼平おにへい犯科はんか帳ちょう』
受賞じゅしょう	第だい21回かい：小学館しょうがくかん漫画まんが賞しょう青年せいねん一般いっぱん部門ぶもん 第だい50回かい：小学館しょうがくかん漫画まんが賞しょう審査しんさ員いん特別とくべつ賞しょう（いずれも『ゴルゴ13』による） 和歌山わかやま県けん文化ぶんか表彰ひょうしょう文化ぶんか賞しょう 第だい23回かい：手塚てづか治虫おさむ文化ぶんか賞しょう特別とくべつ賞しょう
公式こうしきサイト	さいとう・プロダクション公式こうしきサイト

さいとう・たかを（本名ほんみょう：齊藤さいとう 隆夫たかお〈さいとう たかお〉、1936年ねん〈昭和しょうわ11年ねん〉11月3日にち - 2021年ねん〈令れい和わ3年ねん〉9月24日にち）は、日本にっぽんの漫画まんが家か。和歌山わかやま県けん和歌山わかやま市し生うまれ、大阪おおさか府ふ堺さかい市し出身しゅっしん。東京とうきょう都と中野なかの区く、岩手いわて県けん花巻はなまき市し在住ざいじゅう。

貸本かしほん漫画まんが時代じだいに劇画げきがの分野ぶんやを確立かくりつした人物じんぶつの一人ひとりであり、一般いっぱん漫画まんがの世界せかいに転向てんこう後ごも『ゴルゴ13』をはじめとする数々かずかずのヒット作品さくひんを生うみ出だした、劇画げきが界かいの代表だいひょう的てき人物じんぶつである。また「さいとう・プロダクション」を設立せつりつし、各かくスタッフの分業ぶんぎょう体制たいせいにより作品さくひんを制作せいさくするという方式ほうしきを確立かくりつした。

来歴らいれき

少年しょうねん時代じだい

1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）、5人にん兄弟きょうだいの末子まっしとして和歌山わかやま市しに生うまれるが、生後せいごまもなく転居てんきょし、のちに大阪おおさか府ふ堺さかい市しに移うつり住すむ。さいとう自身じしんは43歳さいになるまで和歌山わかやまで生うまれたことを知しらなかった。

父親ちちおやはさいとうが幼おさない時ときに家いえを出でたため、母親ははおやが理髪りはつ店てんを営いとなみながら女手おんなで一ひとつで子供こども5人にんを育そだてた。小ちいさい頃ころは図画ずが工作こうさく（美術びじゅつ）科目かもくとケンカが得意とくいの、いわゆる不良ふりょう少年しょうねんであり、将来しょうらいの夢ゆめはボクサーか画家がかになることであった。中学ちゅうがく時代じだいには府ふの絵画かいが展てんで金賞きんしょうを獲得かくとくしている。

1950年ねんに堺さかい市立しりつ福泉ふくせん中学校ちゅうがっこうを卒業そつぎょうし、実家じっかの理髪りはつ店てんで働はたらき始はじめる。当時とうじは漫画まんがに興味きょうみがなく将来しょうらいの夢ゆめは挿絵さしえ画家がかだったが、挿絵さしえ業界ぎょうかいは今後こんご狭せばまっていく、あるいは自分じぶんの考かんがえている方向ほうこうとは違ちがう方ほうに行いくだろうという漠然ばくぜんとした不安ふあん感かん から、当時とうじはまっていた映画えいがや進駐軍しんちゅうぐんが持もち込こんだ「10セント・コミックス」に影響えいきょうを受うけ、ストーリー漫画まんがを志こころざす。

同どう時期じきに手塚てづか治虫おさむ（同おなじ誕生たんじょう日びでもある）の『新しん寶島たからじま』を見みて衝撃しょうげきを受うけ、「紙かみで映画えいがが作つくれる！」と興奮こうふんしたという。当時とうじのさいとうは手塚てづかの影響えいきょうを受うけ、柔やわらかなタッチの絵えを描えがいていた。

貸本かしほん漫画まんが家かデビュー

1952年ねんには家業かぎょうである理髪りはつ店てんを姉あねと継つぐが、1955年ねんに仕事しごとの合間あいまに2年ねん近ちかく掛かけて描えがいたストーリー漫画まんが『空気くうき男爵だんしゃく』を、大阪おおさかの貸本かしほん出版しゅっぱん社しゃ日ひの丸まる文庫ぶんこに持もち込こむ。等とう倍ばいの紙かみに漫画まんがを描えがいたため、社長しゃちょうの山田やまだ秀三しゅうぞうにダメ出しゅっしされるが、一いち年ねんかけて書かき直なおし、デビューが決きまる。それ以降いこう、日ひの丸まる文庫ぶんこの看板かんばん漫画まんが家かとして単行本たんこうぼんを次々つぎつぎと発表はっぴょうする。

1956年ねんには漫画まんがに専念せんねんするために家業かぎょうの理髪りはつ店てんを辞やめるが、母親ははおやは激怒げきどして漫画まんがを親おやの仇かたきであるかのごとく嫌きらうようになった。さいとうによれば、自身じしんが漫画まんが家かとして大成たいせいした後のちも「母親ははおやは漫画まんが家かという職業しょくぎょうを死しぬまで嫌きらい、病床びょうしょうに置おかれた僕ぼくの本ほんに一いち度どたりとも触ふれなかった」と述のべている。

同年どうねんには、辰巳たつみヨシヒロや松本まつもと正彦まさひこらと同おなじアパートで共同きょうどう生活せいかつを送おくりながら漫画まんがを描えがき始はじめた。当時とうじ、さいとうは高校生こうこうせいだった川崎かわさきのぼるをアシスタントとして働はたらかせていたが、さいとうの人使ひとづかいが荒あらかったことから、川崎かわさきは早々そうそうに逃にげ出だしている。

上京じょうきょう・劇画げきが工房こうぼう誕生たんじょう

1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）先輩せんぱい漫画まんが家かの久ひさ呂りょ田でんまさみに連つれられて上京じょうきょう、東京とうきょう都と国分寺こくぶんじ市しのアパートに居きょを構かまえる。1959年ねん、国分寺こくぶんじに居住きょじゅうしていた日ひの丸まる文庫ぶんこ系けい劇画げきが家かのさいとう・たかを、辰巳たつみヨシヒロ、石川いしかわフミヤス、K・元げん美津みつ、桜井さくらい昌一しょういち、山森やまもりススム、佐藤さとうまさあき、松本まつもと正彦まさひこら8人にんで劇画げきが制作せいさく集団しゅうだん「劇画げきが工房こうぼう」が結成けっせいされる。人気にんき劇画げきが家かの制作せいさく集団しゅうだんとあって貸本かしほん出版しゅっぱん社しゃからの執筆しっぴつ依頼いらいが殺到さっとうして多数たすうの貸本かしほん劇画げきが短たん編集へんしゅうを出版しゅっぱんするが、組織そしき論ろんや仕事しごと配分はいぶん、ギャラの分配ぶんぱいなどで揉もめ、翌年よくねん1960年ねん春はるに劇画げきが工房こうぼうは短期たんきで分裂ぶんれつした。

さいとう・プロダクション設立せつりつ

「劇画げきが工房こうぼう」の分裂ぶんれつ後ご、佐藤さとうまさあきや川崎かわさきのぼる、南波なんば健二けんじ、ありかわ栄一えいいちら、ガンアクション系けいの劇画げきが家か5人にんで新しん・劇画げきが工房こうぼうの設立せつりつを計画けいかくするが、頓挫とんざ。その計画けいかくを元もとに1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）、東京とうきょう都と国分寺こくぶんじ市しに自みずからの漫画まんが制作せいさく会社かいしゃ「さいとう・プロダクション」を設立せつりつした。さいとうの組織そしき論ろんに共鳴きょうめいしていた石川いしかわフミヤスらがスタッフに加くわわり、さいとうの兄あにの斉藤さいとう發はつ司しがマネージャーを務つとめることになる。以後いご、多数たすうの貸本かしほん劇画げきがを出版しゅっぱんする。中なかでも『台風たいふう五ご郎ろう』はシリーズ化かされ人気にんきを博はくした。

1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）、貸本かしほん劇画げきが家か有志ゆうしと「劇画げきが集団しゅうだん」を設立せつりつ。メンバーはさいとう・たかを、横山よこやままさみち、永島ながしま慎二しんじ、南波なんば健二けんじ、石川いしかわフミヤス、ありかわ栄一えいいち、旭あさひ丘おか光志みつし、都島みやこじま京きょう弥わたる、いばら美喜みき、山田やまだ節子せつこ、武本たけもとサブロー、影かげ丸まる譲ゆずる也、他た。もっとも、この団体だんたいは漫画まんが制作せいさくを目的もくてきとした新しん・旧きゅう劇画げきが工房こうぼうとは違ちがい劇画げきが家かの親睦しんぼくのための団体だんたいであり、一般いっぱん読者どくしゃ会員かいいんにも会報かいほうなどを発行はっこうしていた。

一般いっぱん漫画まんが誌しに進出しんしゅつ～ゴルゴ13の大だいヒット

貸本かしほん業界ぎょうかいが傾かたむき始はじめた1963年ねん、ボーイズライフ連載れんさいの『007』のコミカライズを機きに一般いっぱん漫画まんが誌しに本格ほんかく進出しんしゅつ。1967年ねんには時代じだい劇げきアクション劇画げきが『無用むようノ介かい』（『週刊しゅうかん少年しょうねんマガジン』）を連載れんさい。劇画げきが路線ろせんの『マガジン』を代表だいひょうするヒット作さくとなった。

その後ご、1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）10月がつより連載れんさい開始かいしの『ゴルゴ13』（『ビッグコミック』）は、さいとうにとっての代表だいひょう作さくであり、日本にっぽんの「劇画げきが」の代名詞だいめいしとなる。『ゴルゴ13』は現在げんざいも連載れんさい中ちゅうの長寿ちょうじゅ漫画まんがであり、1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）1月がつに1975年度ねんど小学館しょうがくかん漫画まんが賞しょうの青年せいねん一般いっぱん部門ぶもん、2005年ねん（平成へいせい17年ねん）1月がつに2004年度ねんど小学館しょうがくかん漫画まんが賞しょうの審査しんさ委員いいん特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょうし、2021年ねん（令れい和わ3年ねん）7月がつには「最もっとも発行はっこう巻数かんすうが多おおい単一たんいつ漫画まんがシリーズ」としてギネス世界せかい記録きろくに認定にんていされた。

2000年代ねんだい以降いこうの活動かつどう

21世紀せいきに入はいると『ゴルゴ13』『鬼平おにへい犯科はんか帳ちょう』『仕掛しかけ人じん・藤枝ふじえだ梅安ばいあん』の3作さくの長期ちょうき連載れんさいを軸じくに活動かつどう、大だいベテランとなっても月産げっさん150ページ以上いじょうの旺盛おうせいな執筆しっぴつ活動かつどうを展開てんかいした。

しかし、2008年ねんに武本たけもとサブロー、2014年ねんに石川いしかわフミヤスと、長年ながねんにわたって仕事しごとを支ささえてきたチーフアシスタントが相次あいついで死去しきょしたこともあって、さいとうの作業さぎょう量りょうが増加ぞうかした。そのため2015年ねん2月がつ、体力たいりょく的てきな負担ふたんを理由りゆうに『仕掛しかけ人じん・藤枝ふじえだ梅安ばいあん』の休載きゅうさいを決定けっていした。残のこり2作品さくひんの連載れんさい執筆しっぴつに専念せんねんしつつ（これらもページ数すうを減へらしている）、『梅安ばいあん』再開さいかいも模索もさくしたが、結局けっきょく体力たいりょくの限界げんかいを理由りゆうに2016年ねん3月がつ『梅安ばいあん』連載れんさい終了しゅうりょうを告知こくちした。

そうした状況じょうきょうであったが、最さい晩年ばんねんの2021年ねん7月がつから『ビッグコミック増刊ぞうかん号ごう』（元もとは『ビッグコミック』本誌ほんしと並行へいこうして『ゴルゴ13』を連載れんさいしていたが、上述じょうじゅつの事情じじょうで新作しんさくを休止きゅうししていた）にて、『ゴルゴ13』のスピンオフ作品さくひんである『銃器じゅうき職人しょくにん・デイブ』の連載れんさいを開始かいししている。

死去しきょ

2021年ねん9月24日にち、膵臓すいぞうがんのため死去しきょ。84歳さい没ぼつ。連載れんさい中ちゅうの『ゴルゴ13』については「自分じぶん抜ぬきでも続つづいていってほしい」とのさいとうの遺志いしに沿そい、さいとう・プロダクションと脚本きゃくほんスタッフ、連載れんさい元もとの『ビッグコミック』編集へんしゅう部ぶの協力きょうりょく体制たいせいで連載れんさいを継続けいぞくさせていくという。

もう一ひとつの連載れんさい作品さくひんである『鬼平おにへい犯科はんか帳ちょう』も同年どうねん9月30日にちに連載れんさいの継続けいぞくがリイド社しゃ公式こうしきサイトで発表はっぴょうされた。さいとうが確立かくりつした漫画まんが制作せいさくの分業ぶんぎょう制せいは、自身じしんの死しをもって究極きゅうきょくの形かたちとなった。

2021年ねん10月26日にち、日本国にっぽんこく政府せいふは正せい六ろく位いに叙じょすることを閣議かくぎ決定けっていした。墓所はかしょは港みなと区く梅うめ窓まど院いん。

人物じんぶつ

少年しょうねん時代じだい

• 中学生ちゅうがくせいのころ、「こんなもんただのクイズだ、試験しけんでもなんでもない。個人こじんの能力のうりょくがわかるはずがない」と考かんがえ、一いち度どもまともに試験しけんを受うけなかった。しかし、ある教師きょうしが担当たんとうになったとき、いつものように答案とうあん用紙ようしを白紙はくしで返かえすと、その教師きょうしはさいとうの答案とうあん用紙ようしを持もって来きて机つくえの上うえに置おき、「これを白紙はくしで出だすのは君きみの意思いしだから構かまわない、しかしこの答案とうあん用紙ようしを提出ていしゅつするのは君きみの義務ぎむなんだから、自分じぶんの責任せきにんの証明しょうめいとして名前なまえだけは書かけ」と諭さとされて感銘かんめいを受うけ、それを期きに人間にんげんの約束やくそくと責任せきにんについて深ふかく考かんがえるようになったという。この教師きょうしの姓せいが「東郷とうごう」であり、『ゴルゴ13』が名乗なのる名な（デューク東郷とうごう）の一部いちぶとなった。なお、この東郷とうごう教師きょうしは奇くしくも漫画まんが家か天王寺てんのうじきつねの母方ははかたの祖母そぼの親戚しんせき筋すじでもあった。
• さいとうの少年しょうねん時代じだいのやんちゃぶりは自伝じでん的てき漫画まんが『いてまえ武たけ尊たかし』に詳くわしい。さいとう曰いわく「飼かい猫ねこを焼やいて食ぐったこと以外いがいはほぼ実話じつわ」としている。
• 『漫画まんが少年しょうねん』ファンの友達ともだちに勧すすめられ、一いち度どだけ『漫画まんが少年しょうねん』に投稿とうこうした経験けいけんがあり、それが審査しんさ員いんの手塚てづか治虫おさむに悪わるい見本みほんとして取とり上あげられ酷評こくひょうされたという（しかし実際じっさいには投稿とうこう欄らんの手塚てづかによると思おもわれていた文章ぶんしょうは編集へんしゅう者しゃが書かいたものであり、手塚てづかは忙いそがしくて名前なまえだけ貸かしていた状態じょうたいであったことが後のちに分わかる）。

家族かぞくとの関係かんけい

• さいとうの父親ちちおやが、営いとなんでいた理髪りはつ店てんを放ほうり出だし、写真しゃしん家か・画家がか・彫刻ちょうこく家かなどを目指めざすが挫折ざせつし、出奔しゅっぽんして家いえを出でていったことから、母親ははおやは芸術げいじゅつ関係かんけいの仕事しごとを人一倍ひといちばい嫌悪けんおした。父親ちちおやの絵えをさいとうの目めの前まえで何なんの躊躇ちゅうちょもなくかまどにくべて焼やき「男おとこが芸術げいじゅつで食たべていけるわけが無ない」と吐はき捨すてたという。小学生しょうがくせい時代じだいのさいとうが地元じもと大阪おおさか府ふの展覧てんらん会かいに応募おうぼし金賞きんしょうを取とった絵えも、即座そくざにかまどに放ひり捨すてられ燃もやされたとのこと。
• 漫画まんが家かとなるために実家じっかの理髪りはつ店てんを辞やめた際さいには大だい激怒げきどされ、以来いらい母親ははおやは漫画まんがと漫画まんが家かを親おやの仇かたきのごとく憎悪ぞうおするようになったという。さいとうが漫画まんが家かとして大成たいせいした後のちも送おくったゴルゴ13の単行本たんこうぼんを見みもせずに即刻そっこく焼却しょうきゃくし、その挙句あげく、死しの床ゆかにあっても単行本たんこうぼんに指ゆび一ひとつ触ふれようとしないどころか視界しかいから背そむけ、和解わかいを拒こばむなど、さいとうのことを最期さいごまで認みとめず、同時どうじに許ゆるさなかった。このことはさいとうも気きにしているようで、執筆しっぴつ室しつには仕事しごとをしているさいとうに向むかい合あうように亡ほろび母ははの写真しゃしんが飾かざられている。
• さいとうの兄あにの斉藤さいとう發はつ司しも同様どうようで、發はつ司しがさいとう・プロダクションおよびリイド社しゃの代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうになった後のちにも、子供こどもに「漫画まんがなど読よむな」と説教せっきょうしていたという。
• 元もと妻つまのセツコ・山田やまだとの間あいだに娘むすめが2人にんいるが、この姉妹しまいはじゃんぐる堂どうの共同きょうどうペンネームで同人どうじん誌し・商業しょうぎょう誌し（親族しんぞくが経営けいえいするリイド社しゃの『コミック乱らん』を含ふくむ）に漫画まんがを執筆しっぴつしている。

創作そうさく

• デビュー当初とうしょはSF志向しこうがあったが、若わかい労働ろうどう者しゃが主体しゅたいだった貸本かしほん漫画まんがの客層きゃくそうがそれを受うけ入いれなかったため、アクション漫画まんががメインになっていった。
• 元もとは作画さくがをGペンで行おこなっていたが、太ふとさの違ちがうサインペンでペン入いれを行おこなうようになった。また、ネーム後のちには基本きほん的てきに下書したがきをせず、いきなりペン入いれから始はじめる。キャラクターは眉毛まゆげやモミアゲといった特徴とくちょう的てきな部分ぶぶんから書かき始はじめる。
• 作中さくちゅうの台詞せりふの数字すうじは固有名詞こゆうめいしを除のぞいて全すべて漢かん数字すうじを使つかう。

趣味しゅみ・嗜好しこう

• 趣味しゅみはテレビや映画えいが鑑賞かんしょう、若わかい頃ころからの大相撲おおずもうファンでもある。元もと大相撲おおずもう力士りきしの三濱みはま洋よう俊明としあきは母方ははかたの親戚しんせきにあたる。
• 1980年代ねんだいにはゴルフに熱中ねっちゅうしており、山梨やまなしの富士野ふじの屋や別館べっかんには交流こうりゅうの深ふかい漫画まんが家か仲間なかまである石ノ森いしのもり章太郎しょうたろう、北見きたみけんいち、ちばてつや、つのだじろう、藤子とうこ不二雄ふじおA、古谷ふるや三さん敏さとしらと書かいた寄よせ書がきが額縁がくぶち入いりで飾かざられている（松本まつもと零れい士しも来くる予定よていだったが、原稿げんこうが間まに合あわず参加さんかできなかったという）。
• 小学しょうがく4年生ねんせいから吸すっているという愛煙あいえん家かであり、「煙草たばこと名なのつく物ものは何なにでも吸すってきた」と話はなし、過去かこには葉巻はまき（細ほそ巻まきのメキシコ産さんの銘柄めいがらを愛煙あいえんしていた）やパイプも喫煙きつえんしたことがあると語かたっている。執筆しっぴつも喫煙きつえんしながら行おこなう。現在げんざいは紙巻かみまきたばこを愛煙あいえんしており、これまで嗜好しこうしていた銘柄めいがらは、プレミア・ワンやメビウス・ディースペックなどとのこと。元々もともとは、吸すい終おえた煙草たばこの火ひで次つぎの煙草たばこに着火ちゃっかするという、チェーンスモーカーであったらしく、一いち日にちの喫煙きつえん量りょうは相当そうとうなものになっていたようであるが、現在げんざいの喫煙きつえん量りょうは1日にち40本ほんほどになったと話はなす。

その他た

• 漫画まんが家かになってからも、友人ゆうじんの永島ながしま慎二しんじを殴なぐろうとしたヤクザをメンチを切きって追おい払はらう、泥酔でいすいして絡からんできた久ひさ呂りょ田でんまさみを投なげ飛とばす、などの数々かずかずの武勇ぶゆう伝でんがある。
• さいとう・プロダクションのある中野なかの区くに在住ざいじゅうしていたが、妻つまの出身しゅっしんである岩手いわて県けんにも居きょを構かまえていた。なお、『ゴルゴ13』で岩手いわて県けん出身しゅっしんの商社しょうしゃマン（後のちに商社しょうしゃを辞やめて帰郷ききょう）をたびたび登場とうじょうさせたり、東條とうじょう英機ひできが戦犯せんぱんとして逮捕たいほされた自分じぶんの奪還だっかんを企くわだてた者ものに達観たっかんの心境しんきょうを示しめす場面ばめんがあったりするなど、漫画まんがの中なかに岩手いわて県けんへの思おもいが示しめされている。
• 能見のうみ正ただし比ひ古いにしえの提唱ていしょうした血液けつえき型がた性格せいかく診断しんだんの熱烈ねつれつな信奉しんぽう者しゃであり、血液けつえき型がたの著書ちょしょを複数ふくすう出だしている。
• 大阪おおさか府ふ堺さかい市しの名誉めいよ大使たいしとして、2014年ねん9月がつ26日にちに委嘱いしょくを受うけた。
• 『ゴルゴ13』は理髪りはつ店てんなどに置おかれることが多おおいが、これは一いち話わ完結かんけつで待まち時間じかんでも読よみやすいからであると同時どうじに作者さくしゃが理髪りはつ店てん出身しゅっしんという経緯けいいから親したしみをこめているという店みせも存在そんざいする。

さいとう・プロダクション

株式会社かぶしきがいしゃさいとう・プロダクション
Saito-Production Co., Ltd.

さいとう・プロダクションの事務所じむしょ
種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
略称りゃくしょう	さいとうプロ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒164-0001 東京とうきょう都と中野なかの区く中野なかの1丁目ちょうめ55番ばん3号ごう
設立せつりつ	1964年ねん9月 （創業そうぎょう1960年ねん4月がつ）
業種ぎょうしゅ	サービス業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	8011201011604
事業じぎょう内容ないよう	劇画げきがの創作そうさく 商標しょうひょう権けんの取得しゅとく並ならびにその利用りよう
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 齊藤さいとう隆夫たかお
従業じゅうぎょう員数いんずう	16名めい（嘱託しょくたく含ふくむ）
外部がいぶリンク	https://www.saito-pro.co.jp/

株式会社かぶしきがいしゃさいとう・プロダクションは、初はじめて漫画まんが制作せいさくに分業ぶんぎょう体制たいせいや脚本きゃくほん部門ぶもんを置おいた漫画まんが制作せいさくプロダクションである。

漫画まんがアシスタントは低てい賃金ちんぎん長時間ちょうじかん労働ろうどうが一般いっぱん的てきであるが、さいとう・プロダクションは雇用こよう条件じょうけんに気きを配くばっており、スタッフの待遇たいぐうの良よさには定評ていひょうがある。分業ぶんぎょうで漫画まんが制作せいさくすることによって、無理むりなく長期ちょうき連載れんさいを請うけ負おうことが出来できているゆえに可能かのうなビジネスモデルである。

例たとえば、手塚てづか治虫おさむが手塚てづかプロダクションで漫画まんが作品さくひんを描えがいた場合ばあいには、手塚てづか治虫おさむ個人こじんの名前なまえだけが作家さっか名めいとして表記ひょうきされるのが常つねであったが、さいとう・プロダクションの作品さくひんの場合ばあいは、最後さいごのページでスタッフ一覧いちらんのクレジットタイトルが映画えいが作品さくひんと同様どうように示しめされている。ただし、単行本たんこうぼんではこれらのクレジットは削除さくじょされており、単たんなる余白よはくとなっている。

さいとうが亡なくなった現状げんじょう、作画さくがスタッフがキャラの顔かおを似にせて描えがこうとすると1時じ間近まぢかくかかるため、大量たいりょうにストックされている顔かおをトレースして描えがいているという。

作画さくが工程こうてい

以下いかに、『鬼平おにへい犯科はんか帳ちょう』の制作せいさく工程こうていを挙あげる。

さいとう・プロには作画さくがスタッフが総勢そうぜい10名めいいて、それとは別べつに下書したがきを担当たんとうするひきの・しんじが鬼平おにへいの脚本きゃくほんを読よんで、鉛筆えんぴつで下書したがきを描えがくという。それを作画さくがチーフのふじわら・よしひでと、双子ふたごの兄あにである藤原ふじわら輝美てるみがチェックし、構図こうずを鬼平おにへい流りゅうにアレンジする。

構図こうずが決きまると、「背景はいけい」担当たんとうの白川しらかわ修司しゅうじ、「主要しゅようキャラ」担当たんとうの木村きむら周司しゅうじ、「脇役わきやくキャラ」担当たんとうの宇良うら尚子しょうこに原稿げんこうを渡わたす。白川しらかわと宇良うらが中心ちゅうしんになり、作画さくがをそれぞれ別べつのスタッフに割わり振ふる。

キャラが描えがかれて背景はいけいがすべて入はいったら、最後さいごは仕上しあげとなり、スタッフ全員ぜんいんでトーン貼ばり・ベタ塗ぬり・修正しゅうせいを施ほどこしていく。下書したがきから原稿げんこう完成かんせいまで、だいたい7日にちくらいかかるという。

余談よだんだがさいとうたかをは主人公しゅじんこうの目めしかかかないと称しょうされることもあるが、これは『こちら葛飾かつしか区く亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ』で登場とうじょうする漫画まんが家かと作者さくしゃである秋本あきもと治おさむがさいとうの熱心ねっしんなファンであることから結むすびついた都市とし伝説でんせつの類るいである。

スタッフ

現げんスタッフ

以下いかはさいとう･プロダクション公式こうしきサイト内ない、制作せいさくスタッフ（2021年ねん3月がつ 閲覧えつらん）を参照さんしょうにして記述きじゅつ、このページでの紹介しょうかい順じゅん、さいとう自身じしんと物故ぶっこ者しゃの石川いしかわフミヤスは除のぞく

• 宇良うら尚子しょうこ
• 木村きむら周司しゅうじ
• 白川しらかわ修司しゅうじ
• 藤原ふじわら輝美てるみ
• ふじわら・よしひで（藤原ふじわら芳かおる秀しゅう）
• 上うえ農みのり博昭ひろあき
• 古賀こが憲けん
• 松森まつもり茂嘉しげよし
• 永嶋ながしま康宏やすひろ

過去かこのスタッフ・アシスタント

• 石川いしかわフミヤス
• 武本たけもとサブロー
• 甲良こうら幹みき二郎じろう - さいとうの晩年ばんねん（2018年ねん - 2021年ねん頃ごろ）に『鬼平おにへい犯科はんか帳ちょう』で構図こうずを担当たんとうしている。
• K・元げん美津みつ
• 小池こいけ一夫かずお（脚本きゃくほん）
• 赤司あかし教きょう
• 青木あおき和夫かずお
• なかざと遊ゆう生せい
• 徳富とくとみ祐ゆう
• TAKU
• 正せい村むら弟おとうと
• 横井よこい仁司ひとし
• 谷たに平たいら由佳ゆか
• 川崎かわさきのぼる
• 南波なんば健二けんじ
• 磯田いそだ和一かずいち
• 伊賀いが和洋かずひろ
• 神田かんだたけ志こころざし
• 叶かのう精きよし作さく
• 神かみ江里えり見み
• 小山こやまゆう
• やまさき拓つぶせ味あじ
• やまおか玲れい次じ
• 山本やまもと又一またいち朗ろう（プロデューサー、トライストーン・エンタテイメント代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう）
• 折茂おりも賢司けんじ（ゲームプロデューサー）
• 上うえ柚ゆず宇大
• クニムラ利雄としお
• 杉本すぎもと洋平ようへい
• 大野おおの恵めぐみ
• いとう・たかし
• 千葉ちば利助としすけ
• 北原きたはら功いさお士し
• 小松こまつ翔太しょうた

リイド社しゃ

リイド社しゃはさいとう・プロダクションの出版しゅっぱん部門ぶもんが分社ぶんしゃ化かされたものであり、さいとうの兄あにの斉藤さいとう發はつ司しがリイド社しゃおよびさいとう・プロダクションの代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうを務つとめてきた。2016年ねんに發はつ司しが死去しきょしたことを受うけ、發はつ司しの長男ちょうなんで専務せんむ取締役とりしまりやく（当時とうじ）だった斉藤さいとう哲人てつとが社長しゃちょうを引ひき継ついでいる。

設立せつりつ当時とうじ、大手おおて出版しゅっぱん社しゃでは漫画まんが雑誌ざっしの出版しゅっぱんがメインで、単行本たんこうぼんを出版しゅっぱんするということをあまりしていなかったため、その当時とうじからの慣例かんれいで、さいとうの漫画まんがは他社たしゃの雑誌ざっしに連載れんさいされている作品さくひんであっても単行本たんこうぼんはリイド社しゃから出版しゅっぱんされている（『ゴルゴ13』は、小学館しょうがくかん『ビッグコミック』連載れんさいで、単行本たんこうぼんはリイド社しゃ、小学しょうがく館かんでも一部いちぶ再刊さいかん）。

受賞じゅしょう（章あきら）歴れき

• 1976年ねん1月がつ - 第だい21回かい小学館しょうがくかん漫画まんが賞しょう青年せいねん一般いっぱん部門ぶもん（『ゴルゴ13』）
• 2003年ねん11月 - 紫綬褒章しじゅほうしょう
• 2003年ねん11月3日にち - 第だい一いち回かい理容りようチョキちゃん大賞たいしょう（主催しゅさい・全ぜん理り連れん）受賞じゅしょう
• 2005年ねん1月がつ - 第だい50回かい小学館しょうがくかん漫画まんが賞しょう審査しんさ委員いいん特別とくべつ賞しょう（『ゴルゴ13』）
• 2010年ねん4月がつ - 旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょう
• 2017年ねん11月 - 第だい2回かいまんが郷きょういわて特別とくべつ賞しょう 受賞じゅしょう
• 2018年ねん1月がつ - 和歌山わかやま県けん文化ぶんか表彰ひょうしょう文化ぶんか賞しょう
• 2019年ねん9月がつ - 名誉めいよ都民とみん
• 2021年ねん - 正せい六ろく位い

作品さくひんリスト

劇画げきが作品さくひん

• 怪盗かいとうシュガー
• 影かげ狩かり
• 空気くうき男爵だんしゃく
• 『雲くも盗とり暫平』シリーズ
• 『ゴルゴ13』シリーズ
  • 銃器じゅうき職人しょくにん・デイブ - 『ゴルゴ13』のスピンオフ。
• 『採掘さいくつ師し（プロスペクター）M一族いちぞく』もしくは『SECRET M一族いちぞく』
• 『仕掛しかけ人じん・藤枝ふじえだ梅安ばいあん』シリーズ
• 『ホーキング』
• THE シャドウマン
• サイレント・ワールド
• ベリー・ファーザー
• 『サバイバル』シリーズ
• 七人しちにんの侍さむらい
• 『007』シリーズ - イアン・フレミング原作げんさく『死しぬのは奴やつらだ』『サンダーボール作戦さくせん』『女王じょおう陛下へいかの007』『黄金おうごんの銃じゅうを持もつ男おとこ』の劇画げきが化か。全ぜん4冊さつ。
• 『台風たいふう五ご郎ろう』シリーズ
• 『歴史れきし劇画げきが 大だい宰相さいしょう』 - 戸川とがわ猪いの佐武さたけの『小説しょうせつ吉田よしだ学校がっこう』を漫画まんが化か。
• 『デビルキング』シリーズ
• 『バロム・1』シリーズ
• 『ブレイクダウン』
• 漂流ひょうりゅう
• いてまえ武たけ尊たかし
• 『東京とうきょう捜査そうさ戦線せんせん いぬ棒ぼう』シリーズ
• 『無用むようノ介かい』シリーズ
• OPERATIONG.G.
• 『鬼平おにへい犯科はんか帳ちょう』シリーズ
• 太平たいへい記き （マンガ日本にっぽんの古典こてん）
• 水みず滸伝
• 血ち闘たたかえ!新選しんせん組ぐみ
• 毒どくダネ特派とくは員いんカスガ（『KASUGA』シリーズ）
• 『キティ・ホーカー』シリーズ
• 『マッド★メガ』シリーズ
• 『挑戦ちょうせん野郎やろう』シリーズ
• 『海上かいじょう特殊とくしゅ救難きゅうなん隊たい-板垣いたがき豪つよし-』シリーズ
• 『捜さがし屋や禿鷹はげたか登場とうじょう!!』シリーズ
• 織田おだ信長のぶなが
• 武田たけだ信玄しんげん
• 北条ほうじょう時宗じしゅう
• ホテル探偵たんていDOLL
• 武芸ぶげい紀行きこう
• 『刺客しかく 怨うらみ葵あおい』シリーズ（脚本きゃくほん：工藤くどうかずや）
• 過去かこからの声こえ（原案げんあん：手塚てづか治虫おさむ）
• 鯨くじら神しん（原作げんさく：宇能鴻おおとり一郎いちろう）
• 日本にっぽん沈没ちんぼつ（漫画まんが：さいとうプロ、原作げんさく：小松こまつ左京さきょう）
• 買かい厄やく人じん 九頭竜くずりゅう（石ノ森いしのもり章太郎しょうたろう『買かい厄やく懸かか場じょう帖じょう 九頭竜くずりゅう』をリメイク）
• 『Mr. BIRD』シリーズ

活字かつじ作品さくひん、関連かんれん本ほん

• 『劇画げきが家か生活せいかつ30周年しゅうねん記念きねん さいとう・たかを 劇画げきがの世界せかい』（1986年ねん12月15日にち、リイド社しゃ）ISBN 4-947538-60-0
• 『さいとう・たかをのコーヒーブレイク 俺おれの秘密ひみつファイル』（1992年ねん11月がつ20日はつか、フローラル出版しゅっぱん）ISBN 4-930831-08-3
• 『さいとう・たかをの【ゴルゴ流りゅう】血液けつえき型がた人物じんぶつ観察かんさつ術じゅつ』（2002年ねん4月がつ19日にち、PHP研究所けんきゅうじょ）ISBN 4-569-62043-4
• 『さいとう・たかを 劇げき・男おとこ』（著者ちょしゃ:さいとう・たかを 劇げき・男おとこ制作せいさく委員いいん会かい）（2003年ねん11月19日にち、リイド社しゃ）ISBN 4-8458-2374-8
• 『俺おれの後うしろに立たつな さいとう・たかを劇画げきが一いち代だい』（2010年ねん6月がつ25日にち、新潮社しんちょうしゃ）ISBN 978-4-10-325731-8
• 『画業がぎょう60周年しゅうねん記念きねん出版しゅっぱん さいとう・たかをゴリラコレクション 劇画げきが1964』（2015年ねん11月13日にち、リイド社しゃ）ISBN 978-4-8458-4420-3
• 『さいとう・たかを本ほん 漫画まんが家か本ほんvol.7』（2018年ねん9月がつ12日にち、小学館しょうがくかん）ISBN 978-4091286161
• 『劇画げきがの神様かみさま　さいとう・たかをと小池こいけ一夫かずおの時代じだい』（著者ちょしゃ:伊賀いが和洋かずひろ）（2024年ねん4月がつ30日にち、彩いろどり図ず社しゃ）ISBN 9784801307162 ※ さいとうたかおと小池こいけ一夫かずおの元もとアシスタントが体験たいけんを描えがいた漫画まんが。

その他た

• 『完全かんぜん復刻ふっこく版ばん 影かげ・街まち』（著者ちょしゃ:石川いしかわフミヤス、草川くさかわ秀男ひでお、久ひさ呂りょ田でんまさみ、さいとう・たかを、桜井さくらい昌一しょういち、佐藤さとうまさあき、高橋たかはし真琴まこと、辰巳たつみヨシヒロ、松本まつもと正彦まさひこ）（2009年ねん2月がつ1日にち、小学館しょうがくかん）ISBN 9784778031077

メディア出演しゅつえん

テレビ

• 情熱じょうねつ大陸たいりく（MBSテレビ、2006年ねん2月がつ5日にち）
• カンブリア宮殿きゅうでん 「漫画まんがをビジネスに変かえた男おとこ！」（2007年ねん2月がつ26日にち、テレビ東京てれびとうきょう）- 劇画げきが家か さいとう・たかを氏し出演しゅつえん。
• 探検たんけんバクモン「ゴルゴ13の秘密ひみつ基地きちに潜入せんにゅうせよ!」（NHK総合そうごう、2013年ねん1月がつ16日にち・23日にち）
• 浦沢うらさわ直樹なおきの漫勉（NHK Eテレ、2015年ねん9月がつ25日にち）
• 漫道コバヤシ #22「画業がぎょう60周年しゅうねん記念きねん！ゴルゴ13シリーズ さいとう・たかをSP」（フジテレビONE、2015年ねん12月14日にち）
• ゴロウ・デラックス（TBSテレビ、2016年ねん7月がつ22日にち（21日にち深夜しんや））
• SWITCHインタビュー 達人たつじん達たち「さいとう・たかを×山中やまなか俊治しゅんじ」（NHK Eテレ、2019年ねん12月21日にち）
• ごごナマ（NHK総合そうごう、2020年ねん1月がつ9日にち）
• アナザーストーリーズ 運命うんめいの分岐ぶんき点てん「“用件ようけんを聞きこうか”～ゴルゴ13　最大さいだいの危機きき～」（NHK-BSP、2020年ねん10月がつ6日にち）

雑誌ざっし

• 2016年ねん5月がつ26日にち発売はつばいの『週刊文春しゅうかんぶんしゅん』2016年ねん6月がつ2日にち号ごう 頁ぺーじ64-67に、樋口ひぐち武男たけおの「複眼ふくがん対談たいだん」第だい68回かいで、対談たいだん記事きじ「さいとう・たかを　劇画げきが家か」が掲載けいさい。

外部がいぶリンク

• さいとう・プロダクション
• さいとう・プロダクション (@saitoproduction) - X（旧きゅうTwitter）
• さいとう・たかを - NHK人物じんぶつ録ろく
• さいとう・たかをインタビュー
• インタビュー「プロ意識いしきが支ささえた40年ねん」『新刊しんかんニュース』2009年ねん4月がつ号ごうより抜粋ばっすいの記事きじ、インタビュアーは石川いしかわ淳志あつし
• 「“ゴルゴ”の最終さいしゅう回かいは頭あたまの中なかに」さいとう・たかをのやり残のこしたこと（週刊しゅうかん朝日あさひ2018年ねん7月がつ20日にち号ごうインタビュー記事きじ）
• 故ふるさいとう・たかを氏しのお別わかれの会かい、２９日にちに帝国ていこくホテルで(読売新聞よみうりしんぶん記事きじ2022年ねん9月がつ10日とおか)
• さいとう・たかをさんをしのぶ「お別わかれの会かい」開催かいさい…ちばてつやさん「漫画まんがを大人おとなまで広ひろげた」（読売新聞よみうりしんぶんオンライン掲載けいさい記事きじ2022年ねん9月がつ29日にち）
• 漫画まんが家か仲間なかまは見みた　「ゴルゴ13」さいとう・たかをさんの手てのひら(朝日新聞あさひしんぶん2022/9/29掲載けいさい記事きじ)