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アトラスI

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
アトラスI
CRRES衛星を積んだアトラスIの処女飛行の打上げ
CRRES衛星えいせいんだアトラスIの処女しょじょ飛行ひこう打上うちあ
機能きのう 使つかがたロケット
製造せいぞう コンベア
開発かいはつこく アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
おおきさ
ぜんこう 43.90m (144.00 ft)
直径ちょっけい 3.05m (10 ft)
質量しつりょう 164,300kg (362,200 lb)
段数だんすう 2.5
関連かんれんするロケット
シリーズ アトラス (ロケット)
実績じっせき
状態じょうたい 退役たいえき
射場いば ケープカナベラル空軍くうぐん基地きちだい36発射はっしゃ施設しせつ
そう回数かいすう 11
成功せいこう 8
失敗しっぱい 3
はつ 1990ねん7がつ25にち
最終さいしゅう 1997ねん4がつ25にち

アトラスI(Atlas I)は、1990年代ねんだい様々さまざま人工じんこう衛星えいせいげるのにもちいられたアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく使つかがたロケットである。これ以前いぜんすべてのロケットにはアルファベットがけられてHでわっており、つづくロケットにはローマ数字すうじけられてIIからはじまるためにまぎらわしいが、公式こうしきには、アトラスIの"I"は、ローマ数字すうじの"1"である。

アトラスIのだい1ステージは、アトラスG改良かいりょうしたもので、だい2ステージはセントールである。だい1ステージには、2つのスラスタ、サステナーエンジンLR-105とえた強力きょうりょくなRS-27、LR-89ブースターエンジンをそなえた改良かいりょうがたのMA-5A推進すいしんシステムがけられた。サステナーエンジンをあたらしいRS-27にえたことで、アトラスの3つのおおきなスラスタはおな推力すいりょくつこととなった[1]。ブースターエンジンの投棄とうきは、サステナーエンジンの遮断しゃだん先立さきだっておこなわれる(セントールとつなげて使つかわれるため、アトラスIは2.5段式だんしきロケットとなっている)。

打上うちあ履歴りれき

[編集へんしゅう]
日付ひづけ/時間じかん (GMT) シリアルナンバー ペイロード 結果けっか 備考びこう
アトラス セントール
25 July 1990, 19:21 AC-69 5049 CRRES 成功せいこう アトラスIの処女しょじょ飛行ひこう
1991ねん4がつ18にち 23:30 AC-70 5050 ゆり3ごうH 失敗しっぱい セントールのターボポンプが故障こしょうした
1992ねん3がつ14にち 00:00 AC-72 5052 ギャラクシー5ごう 成功せいこう
1992ねん8がつ22にち 22:40 AC-71 5051 ギャラクシー1R 失敗しっぱい セントールのターボポンプが起動きどうしなかった
1993ねん3がつ25にち 21:38 AC-74 5054 UHF F-1 失敗しっぱい アトラスのエンジンが点火てんかせず、衛星えいせい予定よてい軌道きどうらなかった
1993ねん9がつ3にち 11:17 AC-75 5055 UHF F-2 (USA-95) 成功せいこう
1994ねん4がつ13にち 06:04 AC-73 5053 GOES-8 (GOES-I) 成功せいこう
1994ねん7がつ24にち 13:50 AC-76 5056 UHF F-3 (USA-104) 成功せいこう
1995ねん5がつ23にち 05:52 AC-77 5057 GOES-9 (GOES-J) 成功せいこう
1996ねん4がつ30にち 04:31 AC-78 5058 ベッポサックス 成功せいこう
1997ねん4がつ25にち 05:49 AC-79 5059 GOES-10 (GOES-K) 成功せいこう アトラスIの最終さいしゅう飛行ひこう

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ Dennis R. Jenkins, "Stage-and-a-Half, The Atlas Launch Vehicle", To Reach the High Frontier (University Press of Kentucky, 2002) p. 92