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ニューグレン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
ニューグレン
基本きほんデータ
運用うんよう国こく アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
開発かいはつ者しゃ ブルーオリジン
運用うんよう機関きかん ブルーオリジン
使用しよう期間きかん 開発かいはつ中ちゅう（2024年ねん現在げんざい）
射場いば ケープカナベラル空軍くうぐん基地きちLC-36（英語えいご版ばん）
打うち上あげ数すう 0回かい（成功せいこう0回かい）
原型げんけい ニューシェパード
発展はってん型がた ニューアームストロング
物理ぶつり的てき特徴とくちょう
段数だんすう 2段だんまたは3段だん
全長ぜんちょう 2段だん: 82 m
3段だん: 95 m
直径ちょっけい 7 m
軌道きどう投入とうにゅう能力のうりょく
低てい軌道きどう 45,000 kg (99,000 lb)[1][2]
静止せいし移行いこう軌道きどう 13,000 kg (29,000 lb)[1][2]
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ニューグレン（New Glenn）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの宇宙うちゅう企業きぎょうブルーオリジンが民間みんかん資本しほんにより開発かいはつしている大型おおがたロケット。

概要がいよう

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ニューグレンは、直径ちょっけい7 mの2段式だんしきまたは3段式だんしきのロケットである。1段だん目めには同社どうしゃが開発かいはつするBE-4エンジンが7基き搭載とうさいされる。同おなじく同社どうしゃが開発かいはつしたサブオービタル機きニューシェパード同様どうように、1段だん目めの再さい使用しようが計画けいかくされている。

ロケットの設計せっけいは2012年ねんから開始かいしされており、機体きたいの詳細しょうさいは2016年ねん9月の公式こうしき発表はっぴょうにより始はじめて明あきらかにされた[3]。初はつ打うち上あげは当初とうしょ2019年ねん頃ころとされていたが、その後ごの開発かいはつ遅延ちえんにより、2024年ねん11月がつ以降いこうにずれ込こむ見込みこみである[4]。

ニューグレンの名称めいしょうは、アメリカで初はじめて地球ちきゅう周回しゅうかい軌道きどうを飛行ひこうしたジョン・グレン宇宙うちゅう飛行ひこう士しに由来ゆらいする[5]。

仕様しよう

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ニューグレンは、直径ちょっけい7 mの2段式だんしきロケットを基本きほんに、1段だん目めの再さい使用しようを行おこない、またオプションとして3段だん目めを提供ていきょうする[3]。

1段だん目めには、同社どうしゃが開発かいはつしたBE-4メタン/LOXエンジンを7基き搭載とうさいする。1段だん目めは地上ちじょうに垂直すいちょく着陸ちゃくりくさせて再さい利用りようを行おこなう計画けいかくで、この方式ほうしきは先行せんこうするニューシェパードにおいて2015年ねんから2016年ねんにかけてテストされた[3]。

2段だん目めは1段だん目めと直径ちょっけいは同おなじだが、搭載とうさいするエンジンは真空しんくう環境かんきょうに最適さいてき化かされた2基きのBE-3Uエンジンとなる[6]。推進すいしん剤ざいとしてはLH2/LOXを用もちいる。BE-3Uも同おなじくブルーオリジンが開発かいはつしたエンジンで、こちらは既すでにニューシェパードにおいて大気たいき下かに最適さいてき化かされたバージョンが使用しようされている[3]。当初とうしょは1基きのBE-4U（BE-4の真空しんくう環境かんきょうに最適さいてき化かされたバージョン）を用もちいるとされていたが、開発かいはつの遅おくれから2018年ねんに変更へんこうされた[6]。

オプションの3段だん目めには同おなじく1基きのBE-3Uエンジンが搭載とうさいされる。

ニューグレンは最低さいていでも25回かいのミッションに耐たえられるようデザインされている[7]。

ニューグレンの打うち上あげには、ブルーオリジンが2015年ねんにリースしたケープカナベラル空軍くうぐん基地きちLC-36（英語えいご版ばん）が使用しようされる計画けいかくである[8][3]。

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b Berger, Eric (7 March 2017). “Blue Origin releases details of its monster orbital rocket”. Ars Technica. https://arstechnica.com/science/2017/03/blue-origin-releases-details-of-its-monster-orbital-rocket 8 March 2017閲覧えつらん。 
  2. ^ a b Foust, Jeff (7 March 2017). “Eutelsat first customer for Blue Origin's New Glenn”. SpaceNews. http://spacenews.com/eutelsat-first-customer-for-blue-origins-new-glenn/ 
  3. ^ a b c d e Bergin, Chris (2016年ねん9月がつ12日にち). “Blue Origin introduce the New Glenn orbital LV”. NASASpaceFlight.com. https://www.nasaspaceflight.com/2016/09/blue-origin-new-glenn-orbital-lv/ 2016年ねん9月がつ13日にち閲覧えつらん。 
  4. ^ “New Glenn | Maiden Flight” (英語えいご). nextspaceflight.com. 2024年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。
  5. ^ 鳥嶋とりしま真ま也 (2016年ねん9月がつ20日はつか). “Amazon設立せつりつ者しゃベゾスの宇宙うちゅう企業きぎょう、超ちょう大型おおがたロケット「ニュー・グレン」を発表はっぴょう”. マイナビ. 2016年ねん9月がつ24日にち閲覧えつらん。
  6. ^ a b “Blue Origin switches engines for New Glenn second stage”. SpaceNews (2018年ねん3月がつ29日にち). 2020年ねん8月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  7. ^ Berger, Eric (2016年ねん9月がつ12日にち). “Why Bezos’ rocket is unprecedented—and worth taking seriously”. Ars Technica. http://arstechnica.com/science/2016/09/did-the-fourth-richest-human-just-tease-plans-to-colonize-the-moon/ 2016年ねん9月がつ20日はつか閲覧えつらん。 
  8. ^ Boyle, Alan (2016年ねん3月がつ5日にち). “Jeff Bezos lifts curtain on Blue Origin rocket factory, lays out grand plan for space travel that spans hundreds of years”. GeekWire. http://www.geekwire.com/2016/jeff-bezos-lifts-curtain-blue-origin-rocket-factory-vision-space/ 2016年ねん3月がつ9日にち閲覧えつらん。 

関連かんれん項目こうもく

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人物じんぶつ
ロケット
エンジン
関与かんよ
現役げんえき
計画けいかく
退役たいえき
  • 宇宙うちゅう空間くうかんに到達とうたつするものの弾道だんどう飛行ひこうのみ可能かのうなシステムは小文字こもじで表記ひょうき。
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