A300-600ST ベルーガ
航空 こうくう ショーで展示 てんじ 飛行 ひこう をするベルーガ(2014年 ねん )
用途 ようと :貨物 かもつ 機 き
製造 せいぞう 者 しゃ :SATIC
運用 うんよう 者 しゃ :エアバス・トランスポート・インターナショナル社 しゃ
初 はつ 飛行 ひこう :1994年 ねん 9月13日 にち
生産 せいさん 数 すう :5機 き
運用 うんよう 状 じょう 況 きょう :運用 うんよう 中 ちゅう
エアバス ベルーガ (英 えい : Airbus Beluga )は、エアバス・インダストリー(後 ご のエアバス )が自社 じしゃ で生産 せいさん する航空機 こうくうき のコンポーネントを空輸 くうゆ するために開発 かいはつ ・製造 せいぞう した貨物 かもつ 機 き である。
同社 どうしゃ の双発 そうはつ ワイドボディ旅客機 りょかくき ・エアバスA300-600R をベースに開発 かいはつ され、A300-600ST (Super Transporter) という型式 けいしき 名 めい が付 つ けられている。胴体 どうたい 上 じょう 半分 はんぶん に巨大 きょだい な貨物 かもつ 室 しつ を備 そな え、コックピットが胴体 どうたい 下 か 側 がわ に移設 いせつ されている。シロイルカ に似 に た独特 どくとく な外見 がいけん であることから、シロイルカの別名 べつめい である「ベルーガ」の愛称 あいしょう がつけられた[1] 。低 てい 翼 つばさ 配置 はいち の主翼 しゅよく 下 か に2基 き のターボファンエンジン を備 そな える。尾翼 びよく は通常 つうじょう 式 しき だが左右 さゆう の水平 すいへい 尾翼 びよく 端 はし に垂直 すいちょく 安定 あんてい 板 ばん が追加 ついか されている。降着 こうちゃく 装置 そうち は前輪 ぜんりん 式 しき である。
ベルーガの開発 かいはつ ・生産 せいさん プロジェクトはエアバスの関連 かんれん 企業 きぎょう のSATIC (Super Airbus Transport International) [注釈 ちゅうしゃく 1] 社 しゃ によって行 おこな われ、1994年 ねん 9月 がつ 13日 にち に1号機 ごうき が初 はつ 飛行 ひこう した。計 けい 5機 き が生産 せいさん され、エアバス関連 かんれん 企業 きぎょう のエアバス・トランスポート・インターナショナル社 しゃ によって運航 うんこう されている。欧州 おうしゅう 各地 かくち で分担 ぶんたん して生産 せいさん されるエアバス機 き のパーツを最終 さいしゅう 組 く み立 た て地 ち へ輸送 ゆそう する任務 にんむ についており、飛行機 ひこうき を作 つく るための飛行機 ひこうき とも言 い われる[6] 。また、エアバス以外 いがい の顧客 こきゃく 向 む けにチャーター輸送 ゆそう 業務 ぎょうむ に用 もち いられることもある。
開発 かいはつ の背景 はいけい [ 編集 へんしゅう ]
エアバスのロゴが描 えが かれたスーパーグッピー 。
ジェット旅客機 りょかくき を開発 かいはつ ・製造 せいぞう するエアバス・インダストリー(以下 いか 、エアバス社 しゃ )は、1970年 ねん に欧州 おうしゅう 各国 かっこく の航空機 こうくうき メーカーによるコンソーシアム(企業 きぎょう 連合 れんごう )として発足 ほっそく した[1] 。エアバス社 しゃ はその成 な り立 た ちから、参加 さんか 企業 きぎょう が一定 いってい の業務 ぎょうむ 量 りょう を確保 かくほ できるように、各社 かくしゃ で分担 ぶんたん して胴体 どうたい や翼 つばさ を生産 せいさん する国際 こくさい 分業 ぶんぎょう 体制 たいせい を採用 さいよう した。この枠組 わくぐ みにおいては、欧州 おうしゅう 各地 かくち に点在 てんざい する工場 こうじょう で生産 せいさん された機体 きたい 各部 かくぶ (コンポーネント)を最終 さいしゅう 組 く み立 た て工場 こうじょう のあるトゥールーズ に輸送 ゆそう する必要 ひつよう があった[6] 。航空機 こうくうき のコンポーネントは、巨大 きょだい で重量 じゅうりょう がありながら高 こう 品質 ひんしつ で繊細 せんさい 、そして高価 こうか という特徴 とくちょう があり、相応 そうおう の扱 あつか いが必要 ひつよう だった。
そこでエアバス社 しゃ は、大型 おおがた 貨物 かもつ 用 よう の輸送 ゆそう 機 き としてボーイング377 「ストラトクルーザー」のベースとなったC-97 輸送 ゆそう 機 き を改修 かいしゅう した「スーパーグッピー 」を採用 さいよう した[6] [1] 。スーパーグッピーは、アメリカ航空 こうくう 宇宙 うちゅう 局 きょく (NASA) のロケット や宇宙 うちゅう 機 き の巨大 きょだい な部品 ぶひん を運 はこ ぶために開発 かいはつ された輸送 ゆそう 機 き である[12] [13] 。エアバス社 しゃ はスーパーグッピーの運用 うんよう を1971年 ねん から開始 かいし し、段階 だんかい 的 てき に増 ふえ 備を重 かさ ねて1983年 ねん には4機 き 体制 たいせい となった。エアバス社 しゃ が競合 きょうごう 相手 あいて であるボーイング 社 しゃ の輸送 ゆそう 機 き を使用 しよう したことで、「全 すべ てのエアバス機 き はボーイングの翼 つばさ によって届 とど けられる (Every Airbus is delivered on the wings of a Boeing)」、あるいは「全 すべ てのエアバス機 き はボーイングの翼 つばさ で初 はつ 飛行 ひこう する (Every Airbus took its first flight on a Boeing)」といった冗談 じょうだん も生 う まれた[15] [16] 。
ほどなくしてエアバス機 き の生産 せいさん 数 すう が急増 きゅうぞう したことで輸送 ゆそう 力 りょく 強化 きょうか が課題 かだい となったほか、エアバス社 しゃ が採用 さいよう した時点 じてん でスーパーグッピーは既 すで に時代遅 じだいおく れであったため、新 あら たな輸送 ゆそう 手段 しゅだん が模索 もさく された[1] [19] 。自動車 じどうしゃ 輸送 ゆそう 、鉄道 てつどう 、海上 かいじょう 輸送 ゆそう が検討 けんとう されたが、信頼 しんらい 性 せい や所要 しょよう 時間 じかん の点 てん で空輸 くうゆ が適 てき していた。最終 さいしゅう 組 く み立 た て工場 こうじょう があるトゥールーズ は、陸路 りくろ や海路 かいろ でのアクセスに不便 ふべん な場所 ばしょ だった。そして何 なに よりもトゥールーズには好条件 こうじょうけん の滑走 かっそう 路 ろ があり、エアバス機 き の生産 せいさん 拠点 きょてん を移 うつ すという選択 せんたく はありえなかった。
こうした経緯 けいい を経 へ て、スーパーグッピーの後継 こうけい 機 き を選定 せんてい するための徹底的 てっていてき な研究 けんきゅう が始 はじ まった。この当時 とうじ 、主翼 しゅよく を大型 おおがた 化 か したエアバスA340 の発展 はってん 型 がた が構想 こうそう されており、これを含 ふく むエアバス機 き の主要 しゅよう コンポーネントを積載 せきさい できるように、後継 こうけい 機 き には十分 じゅうぶん な大 おお きさが求 もと められた。一方 いっぽう で、老朽 ろうきゅう 化 か が進 すす むスーパーグッピーに残 のこ された時間 じかん は限 かぎ られていた。遅 おそ くとも1995年 ねん には後継 こうけい 機 き を就航 しゅうこう させる必要 ひつよう があった。少 すく なくとも4機 き 、予備 よび を含 ふく めると5機 き を調達 ちょうたつ する必要 ひつよう があった。
後継 こうけい 機 き の候補 こうほ には、既存 きそん の航空機 こうくうき と新規 しんき 開発 かいはつ の双方 そうほう があげられた。既存 きそん の航空機 こうくうき では、ソビエト連邦 れんぽう からはアントノフAn-124 や6発 はつ 機 き のアントノフAn-225 、アメリカ からはロッキードC-5「ギャラクシー」 、マクドネル・ダグラスC-17「グローブマスターIII」 、ボーイング747 が候補 こうほ となった。それに加 くわ えてイリューシンIl-86 、ボーイング767 、そしてエアバスA300 からの改造 かいぞう が検討 けんとう された。しかし、これら既存 きそん の貨物 かもつ 機 き は、貨物 かもつ 室 しつ の空間 くうかん が不足 ふそく していた。既存 きそん 機 き に収容 しゅうよう できるようパーツを細分 さいぶん 化 か した場合 ばあい には、分業 ぶんぎょう 体制 たいせい が複雑 ふくざつ 化 か し、コストが大幅 おおはば に上昇 じょうしょう すると懸念 けねん された。積荷 つみに を機外 きがい に搭載 とうさい するピギーバック方式 ほうしき も検討 けんとう されたが、現実 げんじつ 的 てき ではなかった。ボーイング社 しゃ はボーイング767を改造 かいぞう する提案 ていあん を行 おこな ったものの、それであれば、エアバスが自社 じしゃ の双発 そうはつ 旅客機 りょかくき A300-600Rをベースに開発 かいはつ した方 ほう が都合 つごう が良 よ かった。
そこで1991年 ねん 8月 がつ 、新型 しんがた 輸送 ゆそう 機 き の開発 かいはつ ・製造 せいぞう ・保守 ほしゅ などを担 にな うため、スーパー・エアバス・トランスポート・インターナショナル (Super Airbus Transport International; SATIC)[注釈 ちゅうしゃく 1] 社 しゃ が設立 せつりつ された。SATICは、エアバス参加 さんか 企業 きぎょう であるフランス のアエロスパシアル 社 しゃ とドイツ のDASA 社 しゃ が50対 たい 50で出資 しゅっし した経済 けいざい 利益 りえき 団体 だんたい (英語 えいご 版 ばん ) (GIE) で、トゥールーズに拠点 きょてん を置 お いた。A300-600Rをベースとした新型 しんがた 機 き はA300-600ST (Super Transporter) と名付 なづ けられ正式 せいしき に開発 かいはつ が始 はじ まった。
設計 せっけい と生産 せいさん [ 編集 へんしゅう ]
ドイツ のハンブルク 上空 じょうくう を飛行 ひこう するベルーガ(2007年 ねん )
A300-600STは、主翼 しゅよく やエンジン、胴体 どうたい 下 か 半分 はんぶん がA300-600Rと共通 きょうつう で、上 うえ 半分 はんぶん の胴体 どうたい が新規 しんき 設計 せっけい された。新 あたら しい胴体 どうたい 部 ぶ は極 きわ めて太 ふと い直径 ちょっけい の円筒 えんとう 形 がた であり、大型 おおがた コンポーネントを搭載 とうさい する貨物 かもつ 室 しつ にあたる。機体 きたい 前方 ぜんぽう から貨物 かもつ を積 つ み下 お ろしできるように、貨物 かもつ 室 しつ 最前 さいぜん 部 ぶ には上 うえ 開 びら きの扉 とびら が設置 せっち され、コックピット が胴体 どうたい の下 した 側 がわ に移 うつ された[19] 。コックピットのレイアウトや装備 そうび 品 ひん などは、A300-600Rのものが踏襲 とうしゅう された。特異 とくい な形 かたち を持 も つことから、コンピュータ解析 かいせき や模型 もけい を用 もち いた風洞 ふうどう 実験 じっけん が繰 く り返 かえ され、空 そら 力 りょく 面 めん のほか空港 くうこう でのハンドリング面 めん でも最適 さいてき な形状 けいじょう となるよう検討 けんとう された。
A300-600STは新造 しんぞう 機 き として生産 せいさん され、ベース機 き 同様 どうよう に国際 こくさい 分業 ぶんぎょう 体制 たいせい がとられた。A300から流用 りゅうよう する部分 ぶぶん はベース機 き と同 おな じ分担 ぶんたん とされ、A300-600ST専用 せんよう のコンポーネントも各国 かっこく で分担 ぶんたん されて製造 せいぞう された。参加 さんか 各国 かっこく の主 おも な分担 ぶんたん は以下 いか の通 とお りだった。
フランス - 機首 きしゅ 部分 ぶぶん 、コックピット 、中央 ちゅうおう 翼 つばさ 、エンジンパイロン
イギリス - 貨物 かもつ 扉 とびら 、降着 こうちゃく 装置 そうち 、主翼 しゅよく
ドイツ - 貨物 かもつ 扉 とびら と機首 きしゅ 部分 ぶぶん のつなぎ目 め 、貨物 かもつ 室 しつ 後部 こうぶ 、垂直 すいちょく 尾翼 びよく 、前 ぜん 後部 こうぶ 胴体 どうたい
スペイン - 貨物 かもつ 室 しつ 前部 ぜんぶ 、水平 すいへい 尾翼 びよく
オランダ - 主翼 しゅよく 動 どう 翼 つばさ
左 ひだり 後方 こうほう から見 み たベルーガ。
A300-600STの製造 せいぞう は1993年 ねん から始 はじ まり、各 かく パーツはスーパーグッピーでトゥールーズに集 あつ められ、1994年 ねん から最終 さいしゅう 組 く み立 た てが開始 かいし された。A300-600STの1号機 ごうき は1994年 ねん 9月13日 にち に初 はつ 飛行 ひこう し、335時 じ 間 あいだ におよぶ飛行 ひこう 試験 しけん を経 へ て1995年 ねん 10月25日 にち に型式 けいしき 証明 しょうめい を取得 しゅとく した。同年 どうねん にエアバス社 しゃ へ引 ひ き渡 わた しされ、2号機 ごうき から5号機 ごうき についても、表 ひょう のとおり型式 けいしき 証明 しょうめい の取得 しゅとく と納入 のうにゅう が進 すす められた。
2013年 ねん 5月 がつ トゥールーズ にて撮影 さつえい されたベルーガ。
最終 さいしゅう 組 く み立 た てが始 はじ まった頃 ころ 、A300-600STは非公式 ひこうしき に「スーパーフリッパー」という愛称 あいしょう で呼 よ ばれていた。これは、テレビドラマ 「わんぱくフリッパー 」に登場 とうじょう するイルカ の名前 なまえ に由来 ゆらい するという説 せつ がある。その後 ご 、1994年 ねん 6月 がつ 23日 にち 、A300-600STの1号機 ごうき の完成 かんせい 発表 はっぴょう と同時 どうじ に「ベルーガ」という愛称 あいしょう が発表 はっぴょう された。ベルーガはSATICによって付 つ けられた名前 なまえ で、エアバス社 しゃ 本体 ほんたい は当初 とうしょ はこの愛称 あいしょう を気 き に入 い っていなかったが、広 ひろ く浸透 しんとう したことから後 のち に認 みと めて使用 しよう するようになった。
表 ひょう : A300-600STの初 はつ 飛行 ひこう 日 び 、証明 しょうめい 交付 こうふ 日 び と納入 のうにゅう 日 び
号機 ごうき
初 はつ 飛行 ひこう 日 び
証明 しょうめい 交付 こうふ 日 び
納入 のうにゅう 日 び
1号機 ごうき (MSN 655 F-GSTA)
1994年 ねん 9月 がつ 13日 にち
1995年 ねん 10月 がつ 25日 にち
1995年 ねん 10月 がつ 25日 にち
2号機 ごうき (MSN 751 F-GSTB)
1996年 ねん 3月 がつ 26日 にち
1996年 ねん 4月 がつ 22日 にち
1996年 ねん 4月 がつ 22日 にち
3号機 ごうき (MSN 765 F-GSTC)
1997年 ねん 4月 がつ 21日 にち
1997年 ねん 5月 がつ 7日 にち
1997年 ねん 5月 がつ 7日 にち
4号機 ごうき (MSN 776 F-GSTD)
1998年 ねん 6月 がつ 9日 にち
1998年 ねん 7月 がつ 30日 にち
1998年 ねん 12月18日 にち
5号機 ごうき (MSN 796 F-GSTF)
2000年 ねん 12月12日 にち
2001年 ねん 1月 がつ 5日 にち
2001年 ねん 1月 がつ 5日 にち
A300-600STの生産 せいさん 数 すう は5機 き で、そのうちの1機 き は当初 とうしょ はオプションとされたが、最終 さいしゅう 的 てき に5機 き 全 すべ てが生産 せいさん された。
運用 うんよう 開始 かいし 後 ご [ 編集 へんしゅう ]
ベルーガの最初 さいしょ の実用 じつよう 飛行 ひこう は、納入 のうにゅう の翌年 よくねん となる1996年 ねん 1月 がつ 15日 にち に行 おこな われた。ベルーガは、欧州 おうしゅう 各地 かくち で製造 せいぞう されるエアバス機 き のパーツやコンポーネントを最終 さいしゅう 組 く み立 た て工場 こうじょう へ輸送 ゆそう する任務 にんむ に従事 じゅうじ し、全 ぜん 5機 き の導入 どうにゅう によりスーパーグッピーは完全 かんぜん に退役 たいえき した。
ベルーガの新 あたら しい大型 おおがた 貨物 かもつ 扉 とびら や貨物 かもつ 搭載 とうさい システム(#機体 きたい の特徴 とくちょう 参照 さんしょう )により、スーパーグッピー時代 じだい と比 くら べて、貨物 かもつ の積 つ み下 お ろしに要 よう する人員 じんいん が18人 にん から2人 にん に省力 しょうりょく 化 か され、所要 しょよう 時間 じかん が1時 じ 間 あいだ 半 はん から45分 ふん に短縮 たんしゅく された。
エアバス社 しゃ はベルーガを用 もち いたチャーター輸送 ゆそう 事業 じぎょう へも進出 しんしゅつ することとし、1996年 ねん 6月 がつ 30日 にち 、ベルーガの運航 うんこう を担当 たんとう する専門 せんもん 会社 かいしゃ の設立 せつりつ を発表 はっぴょう した。この専門 せんもん 会社 かいしゃ は「エアバス・トランスポート・インターナショナル」(Airbus Transport International、以下 いか ATI)社 しゃ と名付 なづ けられ、同年 どうねん 9月 がつ 20日 はつか に登記 とうき された。ATIは1996年 ねん 11月にフランスの航空 こうくう 当局 とうきょく から航空 こうくう 運送 うんそう 事業 じぎょう の認可 にんか を取得 しゅとく し、11月24日 にち に最初 さいしょ の請負 うけおい 輸送 ゆそう 業務 ぎょうむ を行 おこな った。全 ぜん 5機 き のベルーガはATI社 しゃ が運航 うんこう するようになり、1997年 ねん には全 ぜん 機 き で合 あ わせて年間 ねんかん 1,400回 かい 、2,500時 じ 間 あいだ の飛行 ひこう を行 おこ なった。
ベルーガの運航 うんこう 開始 かいし 以降 いこう も、エアバス機 き の生産 せいさん 数 すう は拡大 かくだい の一途 いっと をたどり、2011年 ねん にエアバスは社 しゃ 輸送 ゆそう 量 りょう の増加 ぞうか に対応 たいおう するため「フライ10000」と呼 よ ばれる計画 けいかく を開始 かいし した[6] [28] 。この計画 けいかく では、積 つ み荷 に 、積 つ み降 お ろし方法 ほうほう を含 ふく めた物流 ぶつりゅう インフラの最適 さいてき 化 か を目的 もくてき とし、2017年 ねん までにエアバス社 しゃ の輸送 ゆそう 機 き の年間 ねんかん 総 そう 飛行 ひこう 時間 じかん を1万 まん 時 じ 間 あいだ に増 ふ やすことを目指 めざ したものだった[6] [28] 。2014年 ねん の時点 じてん では欧州 おうしゅう 11カ所 かしょ の工場 こうじょう 間 あいだ を結 むす び、1日 にち あたり2から4便 びん 、1週間 しゅうかん に60回 かい 以上 いじょう 飛行 ひこう した[6] 。2017年 ねん には、1日 にち あたり5便 びん 、週 しゅう 6日 にち の飛行 ひこう を行 おこな うようになり、飛行 ひこう 時間 じかん が8,000時 じ 間 あいだ を超 こ えたが、飛行 ひこう スケジュールには遅 おく れが目立 めだ つようになり、増便 ぞうびん はほぼ限界 げんかい に達 たっ した[29] 。
後継 こうけい 機 き の開発 かいはつ [ 編集 へんしゅう ]
以前 いぜん からSATICは、ベルーガのコンセプトを他 た のエアバス機 き に適用 てきよう することも検討 けんとう しており、エアバスA330 かA340 がベース機 き の候補 こうほ として取 と りざたされていた[30] 。2014年 ねん の前半 ぜんはん には、A300-600STより飛行 ひこう 距離 きょり が長 なが く、より重 おも い貨物 かもつ の輸送 ゆそう を可能 かのう にするベルーガ後継 こうけい 機 き の構想 こうそう が報 ほう じられた[30] 。そして同年 どうねん 11月 がつ 、エアバス社 しゃ はA330をベースとした新型 しんがた 機 き 「ベルーガXL 」の開発 かいはつ を発表 はっぴょう した[31] [32] 。ベルーガXLの初号 しょごう 機 き は2015年 ねん 12月22日 にち に製造 せいぞう が開始 かいし され[33] 、2018年 ねん 7月 がつ 19日 にち に初 はつ 飛行 ひこう に成功 せいこう した[34] 。
ベルーガXLは、A330の貨物 かもつ 型 がた であるA330-200Fをベースとして既存 きそん の機器 きき やコンポーネントを再 さい 利用 りよう しつつ、コックピットや貨物 かもつ 室 しつ 、尾 お 部 ぶ などが新規 しんき 開発 かいはつ されている[34] 。エアバス社 しゃ ではベルーガXLを5機 き 製造 せいぞう し、現行 げんこう のベルーガはベルーガXLと順次 じゅんじ 置 お き換 か えることで2025年 ねん に退役 たいえき するとしている[34] 。
「エアバス・ベルーガ・トランスポート」としての利用 りよう [ 編集 へんしゅう ]
エアバスは現地 げんち 時間 じかん 2022年 ねん 1月 がつ 25日 にち 、自社 じしゃ の航空 こうくう 部品 ぶひん 輸送 ゆそう から退役 たいえき するベルーガを使用 しよう した特大 とくだい 貨物 かもつ 輸送 ゆそう サービス「エアバス・ベルーガ・トランスポート(ABT: Airbus Beluga Transport)」を発表 はっぴょう した。ヘリコプターや航空機 こうくうき 用 よう エンジン、人工 じんこう 衛星 えいせい 、船 ふね 外 がい 実験 じっけん 装置 そうち などの特大 とくだい 貨物 かもつ を解体 かいたい せずに輸送 ゆそう でき、目的 もくてき 地 ち で再 さい 組立 くみたて するコストやスタッフなどを省 はぶ けるとしており、2024年 ねん には新 しん 会社 かいしゃ の設立 せつりつ を予定 よてい している。ベルーガは他 た の貨物 かもつ 輸送 ゆそう 機 き と比較 ひかく して貨物 かもつ 室 しつ の高 たか さと幅 はば が大 おお きいことから、航空 こうくう 、宇宙 うちゅう 、軍事 ぐんじ 、石油 せきゆ ・ガス開発 かいはつ などのエネルギー、海事 かいじ 、大型 おおがた 機械 きかい 、人道 じんどう 支援 しえん などの特大 とくだい 貨物 かもつ 輸送 ゆそう を想定 そうてい している[35] 。
2021年 ねん 12月にはABT初 はつ の業務 ぎょうむ として関西国際空港 かんさいこくさいくうこう 経由 けいゆ で神戸 こうべ 空港 くうこう に警察庁 けいさつちょう のヘリコプター輸送 ゆそう を行 おこな っている。
機体 きたい の特徴 とくちょう [ 編集 へんしゅう ]
左側 ひだりがわ 面 めん から見 み たベルーガ。
ベルーガは、主翼 しゅよく を低 てい 翼 つばさ 位置 いち に配 はい した単葉 たんよう 機 き であり、左右 さゆう の主翼 しゅよく 下 か にターボファンエンジンを1基 き ずつ備 そな える。主翼 しゅよく やエンジンはA300-600Rのものと同一 どういつ である。水平 すいへい 尾翼 びよく は低 てい 翼 つばさ に配置 はいち され、降着 こうちゃく 装置 そうち は前輪 ぜんりん 配置 はいち である。ベルーガは、大型 おおがた 貨物 かもつ を搭載 とうさい できるように極 きわ めて太 ふと い胴体 どうたい を持 も ち、2014年 ねん 現在 げんざい において世界 せかい 最大 さいだい の胴体 どうたい 幅 はば を持 も つ飛行機 ひこうき であった[6] [36] 。
正面 しょうめん から見 み たベルーガ。
ベルーガの貨物 かもつ 室内 しつない 。
ベルーガの胴体 どうたい は2階 かい 建 だ ての構造 こうぞう で、ダルマ を逆 さか さにしたような断面 だんめん を持 も つ。A300-600Rの胴体 どうたい 下 か 半分 はんぶん に、巨大 きょだい な円筒 えんとう 状 じょう の貨物 かもつ 室 しつ を乗 の せたような形状 けいじょう で、上部 じょうぶ 胴体 どうたい と下部 かぶ 胴体 どうたい の間 あいだ は直線 ちょくせん 的 てき に結 むす ばれている。貨物 かもつ 室 しつ の最大 さいだい 幅 はば と最大 さいだい 高 だか はともに7.10メートルで、床 ゆか 面 めん の最大 さいだい 幅 はば は5.11メートルである。円筒 えんとう の前方 ぜんぽう と後方 こうほう は、もとの機体 きたい 形状 けいじょう に合 あ わせてすぼめられており、完全 かんぜん な円筒 えんとう 部 ぶ となる部分 ぶぶん の長 なが さは21.34メートル、貨物 かもつ 室 しつ の全長 ぜんちょう は37.70メートルである。床下 ゆかした 貨物 かもつ 室 しつ にも貨物 かもつ を搭載 とうさい 可能 かのう である。貨物 かもつ 室 しつ の総 そう 容量 ようりょう は1,400立方 りっぽう メートルで、積載 せきさい 量 りょう は47トンである[6] 。
前方 ぜんぽう 貨物 かもつ 扉 とびら を開 ひら いたベルーガを正面 しょうめん から見 み る。見学 けんがく 者 しゃ 用 よう の通路 つうろ が設 もう けられている。
貨物 かもつ の積 つ み下 お ろしを行 おこな うため、貨物 かもつ 室 しつ の最前 さいぜん 部 ぶ に上 うえ 開 ひら き式 しき の扉 とびら が設 もう けられている。この扉 とびら は貨物 かもつ 室 しつ 断面 だんめん が完全 かんぜん に開口 かいこう するまで上 あ がるため、貨物 かもつ 室 しつ の寸法 すんぽう をフルに使用 しよう できる。扉 とびら はアルミニウム合金 ごうきん 製 せい で重量 じゅうりょう は2トンあり、閉 と じた際 さい には機体 きたい 荷重 かじゅう を分担 ぶんたん する構成 こうせい 要素 ようそ となる。扉 とびら の閉口 へいこう 部 ぶ 内側 うちがわ の全 ぜん 周 しゅう にわたりラッチ構造 こうぞう が設 もう けられ、閉 と じるとファスナー のように順次 じゅんじ 固定 こてい される。貨物 かもつ 扉 とびら を開 ひら いた時 とき の最大 さいだい の高 たか さは、貨物 かもつ を搭載 とうさい しない状態 じょうたい で16.97メートルとなる。風速 ふうそく 20ノット (約 やく 10メートル毎秒 まいびょう )の横風 おうふう まで開口 かいこう 動作 どうさ が可能 かのう で、開 ひら ききると30ノット(約 やく 15メートル毎秒 まいびょう )の横風 おうふう まで耐 た えられる。
前方 ぜんぽう から貨物 かもつ を出 だ し入 い れできるように、ベルーガのコックピットの位置 いち は胴体 どうたい 下部 かぶ に移 うつ されている。乗務 じょうむ 員 いん の乗降 じょうこう 扉 とびら は胴体 どうたい の床 ゆか 面 めん 下 か に配置 はいち され、梯子 はしご が内蔵 ないぞう されている。また、操縦 そうじゅう 室 しつ の後方 こうほう にあたる胴体 どうたい 右側 みぎがわ 面 めん に非常口 ひじょうぐち が設 もう けられている。下方 かほう に突 つ き出 だ すようなコックピットは、ベルーガ(シロイルカ)のような外観 がいかん 形状 けいじょう を生 う み出 だ した。
このコックピット配置 はいち により、電気 でんき 配線 はいせん や油圧 ゆあつ 配管 はいかん などを切 き り離 はな すことなく前方 ぜんぽう 貨物 かもつ 扉 とびら を開口 かいこう できる。油圧 ゆあつ や電気 でんき 系統 けいとう を切断 せつだん して機首 きしゅ 部 ぶ 全体 ぜんたい を開口 かいこう する方式 ほうしき だったスーパーグッピーと比 くら べ、作業 さぎょう 時間 じかん が短縮 たんしゅく されただけでなく、安全 あんぜん 性 せい の向上 こうじょう にもつながった。さらに、コックピットが貨物 かもつ 室 しつ より下 した 側 がわ にあるため、万 まん が一 いち 急 きゅう 制動 せいどう をかけてもメインデッキの貨物 かもつ がコックピットに干渉 かんしょう しないという点 てん でも安全 あんぜん である。
貨物 かもつ 室内 しつない には前後 ぜんご にわたって2本 ほん のレールが引 ひ かれ、動力 どうりょく 付 つ きローラーを有 ゆう する貨物 かもつ 搭載 とうさい システムが備 そな わっている。これにより外部 がいぶ のウインチなどを使 つか わずに、貨物 かもつ を移動 いどう させることが可能 かのう となり、所要 しょよう 時間 じかん の短縮 たんしゅく に資 し している。ベルーガに貨物 かもつ の積 つ み下 お ろしを行 おこな うための専用 せんよう 車両 しゃりょう も用意 ようい されており、この車両 しゃりょう は全長 ぜんちょう 32メートル、最大 さいだい 50トンの荷物 にもつ をベルーガの床 ゆか 面 めん の高 たか さまで持 も ち上 あ げられ、ベルーガの機首 きしゅ と干渉 かんしょう しないような構造 こうぞう となっている。また、チャーター輸送 ゆそう 時 じ には通常 つうじょう の空港 くうこう にある貨物 かもつ 取 と り扱 あつか い車両 しゃりょう も使用 しよう できるような汎用 はんよう 性 せい も持 も たされている。
与 あずか 圧 あつ されるのはコックピットと機体 きたい 後部 こうぶ の小 しょう 区画 くかく のみで、そこに与 あずか 圧 あつ 環境 かんきょう でのみ使用 しよう できる機器 きき 類 るい が配置 はいち されている。貨物 かもつ 室 しつ は非 ひ 与 あずか 圧 あつ 式 しき であり、就航 しゅうこう 当時 とうじ のSATICの代表 だいひょう は「エアバスが製造 せいぞう した最初 さいしょ の非 ひ 与 あずか 圧 あつ 機 き 」とも述 の べている。
コックピットの設計 せっけい やレイアウト、装備 そうび 品 ひん はA300-600Rのものを踏襲 とうしゅう している。ベルーガでは人工 じんこう 衛星 えいせい や美術 びじゅつ 品 ひん といった温度 おんど 管理 かんり が必要 ひつよう な貨物 かもつ を輸送 ゆそう できるように、可 か 搬式のヒーターモジュールも用意 ようい されており、コックピットからヒーターモジュールの制御 せいぎょ が行 おこな えるようになっている[40] 。
ベルーガでは、機体 きたい 重量 じゅうりょう の増加 ぞうか に合 あ わせてベース機 き よりも尾翼 びよく の構造 こうぞう が強化 きょうか された。原型 げんけい 機 き の2倍 ばい の高 たか さとなった胴体 どうたい が垂直 すいちょく 尾翼 びよく を覆 おお い隠 かく すことによる空 そら 力学 りきがく 的 てき 影響 えいきょう は風洞 ふうどう 実験 じっけん で検証 けんしょう された。その結果 けっか 、安定 あんてい 性 せい を向上 こうじょう させるため、そして横風 おうふう への耐 たい 性 せい を維持 いじ するため、垂直 すいちょく 尾翼 びよく の付 つ け根 ね を前方 ぜんぽう に延 の ばすように垂直 すいちょく 安定 あんてい 板 ばん の面積 めんせき が拡大 かくだい されたほか、水平 すいへい 安定 あんてい 板 ばん の両翼 りょうよく 端 はし にも垂直 すいちょく 安定 あんてい 板 ばん が追加 ついか されている。
エンジンはターボファンエンジン で、ゼネラル・エレクトリック 製 せい のCF6-80C2を2基 き 装備 そうび する[6] 。
巡航 じゅんこう 速度 そくど は時速 じそく 780キロメートル、実用 じつよう 上昇 じょうしょう 限度 げんど は35,000フィート (約 やく 10,700メートル)で、航続 こうぞく 距離 きょり は貨物 かもつ を26トン搭載 とうさい した場合 ばあい で4,632キロメートル、40トン搭載 とうさい 時 じ は2,779キロメートルである。
ハンブルクにて胴体 どうたい 前方 ぜんぽう セクションを降 お ろしている様子 ようす (2013年 ねん )
ブレーメン空港 くうこう でコロンバス を搭載 とうさい するベルーガ(2006年 ねん )
キャンベラ国際 こくさい 空港 くうこう でNH90_ ヘリコプターを収容 しゅうよう 中 ちゅう のベルーガ(2003年 ねん )
全 ぜん 5機 き のベルーガはATI社 しゃ によって運航 うんこう され、欧州 おうしゅう 各地 かくち で製造 せいぞう されるエアバスA320 やエアバスA330 、エアバスA350 XWB といったエアバス機 き のパーツやコンポーネントを最終 さいしゅう 組 く み立 た て工場 こうじょう へ輸送 ゆそう する任務 にんむ に従事 じゅうじ している[42] 。パーツの生産 せいさん 地 ち であるフランスのナント やサンナゼール 、ドイツのブレーメン 、スペイン のマドリード やセビリヤ 、ヘタフェ 、イギリスのリヴァプール やブロートン (英語 えいご 版 ばん ) 、イタリア のナポリ などから、最終 さいしゅう 組 く み立 た て地 ち のトゥールーズ やドイツのハンブルク を結 むす んでいる[6] 。総 そう 2階 かい 建 だ ての超 ちょう 大型 おおがた 機 き であるエアバスA380 については、ベルーガの貨物 かもつ 室 しつ にも収 おさ まらないため、専用 せんよう の船 ふね と車両 しゃりょう を用 もち いた輸送 ゆそう がメインとなっている。
ATI社 しゃ ではこの通常 つうじょう 運航 うんこう のほか、エアバス以外 いがい の顧客 こきゃく 向 む けに大型 おおがた 貨物 かもつ のチャーター輸送 ゆそう 業務 ぎょうむ を請 う け負 お っている。ベルーガの広 ひろ い貨物 かもつ 室 しつ を活 い かし、それほど重 おも くはないがかさばる荷物 にもつ の輸送 ゆそう として、人工 じんこう 衛星 えいせい やヘリコプター のほか美術 びじゅつ 品 ひん の輸送 ゆそう にチャーターされることもある[19] 。日本 にっぽん への飛来 ひらい は1999年 ねん にドラクロワ の絵画 かいが 「民衆 みんしゅう を導 みちび く自由 じゆう の女神 めがみ 」を輸送 ゆそう するため日本 にっぽん の成田 なりた 国際 こくさい 空港 くうこう に飛来 ひらい している[6] 。また、2006年 ねん 5月には国際 こくさい 宇宙 うちゅう ステーション のヨーロッパ実験 じっけん 棟 とう コロンバス をドイツのブレーメンから米国 べいこく のケネディ宇宙 うちゅう センター へ運搬 うんぱん するためにも利用 りよう された[45] 。
運航 うんこう 開始 かいし から2022年 ねん 4月 がつ 現在 げんざい まで、A300-600STに関 かん して機体 きたい 損失 そんしつ 事故 じこ や死亡 しぼう 事故 じこ は発生 はっせい していない[46] 。
出典 しゅってん :特 とく に記載 きさい のないものは Airbus S.A.S.[40] による
運航 うんこう 乗務 じょうむ 員数 いんずう :2名 めい
全長 ぜんちょう :56.15 m
全幅 ぜんぷく :44.84 m
全高 ぜんこう :17.24 m
胴体 どうたい 直径 ちょっけい :7.31 m
貨物 かもつ 室 しつ 全長 ぜんちょう :37.7 m
エンジン:GE CF6-80C2A8 ターボファンエンジン 2基 き
エンジン推力 すいりょく (1基 き あたり):257,4 kN
最大 さいだい 離陸 りりく 重量 じゅうりょう :155 t [注釈 ちゅうしゃく 2]
最大 さいだい 積載 せきさい 量 りょう :47 t[6]
貨物 かもつ 室 しつ 容量 ようりょう :約 やく 1,400 m3 [6]
最大 さいだい 巡航 じゅんこう 速度 そくど :マッハ 0.70
航続 こうぞく 距離 きょり :積載 せきさい 量 りょう 40トンで2,779 km 、26トンで4,630 km[50]
^ a b 国際 こくさい 民間 みんかん 航空 こうくう 機関 きかん (ICAO) の登録 とうろく コード一覧 いちらん では、SATICは Special Aircraft Transport International Company とされている[2] が、本 ほん 項 こう では、ベルーガの紹介 しょうかい 文献 ぶんけん における記述 きじゅつ に従 したが う。
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青木 あおき 謙 けん 知 ち 『ジェット旅客機 りょかくき をつくる技術 ぎじゅつ : エアバス機 き とボーイング機 き のつくり方 かた の違 ちが いは?長 なが い主翼 しゅよく や胴体 どうたい はどうつくって、なにで運 はこ ぶの?』(電子 でんし 第 だい 1)SBクリエイティブ〈サイエンス・アイ新書 しんしょ 〉、2014年 ねん 2月 がつ 28日 にち 。
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