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キツネノマゴ

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キツネノマゴ
コエビソウ Justicia brandegeana
分類ぶんるいAPG IV
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ angiosperms
階級かいきゅうなし : 真正しんしょうそう子葉しようるい eudicots
階級かいきゅうなし : キクるい asterids
階級かいきゅうなし : シソるい lamiids
: シソ Lamiales
: キツネノマゴ Acanthaceae
学名がくめい
Acanthaceae
Juss., nom. cons.

キツネノマゴ(キツネノマゴか、Acanthaceae)は真正しんしょうそう子葉しようるいぞくするで、くさまたは低木ていぼくからなる。

特徴とくちょう

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おおくは熱帯ねったいさんで、中南米ちゅうなんべい東南とうなんアジアなどにおおい。230ぞく3600しゅほどからなる。アジアヨーロッパなどの温帯おんたいにもわずかに分布ぶんぷする。日本にっぽんにはキツネノマゴ各地かくちおおられる雑草ざっそう)、ハグロソウ、スズムシバナなどすうしゅ自生じせいしゅがある。

単葉たんよう対生たいせいする。はな葉腋ようえきにつき、または穂状すいじょう花序かじょつくってはなつとがある。つとうつくしくいろづくものもある。がくは4-5きれし、花弁はなびらつつじょうで、さきシソくちびるじょう、あるいは5きれする。雄蕊おしべ花弁はなびらにつく。子房しぼう上位じょういで2しつからなり、果実かじつは蒴果で2つにれる。

園芸えんげい植物しょくぶつおおく、代表だいひょうてきなものとしてアカンサスコエビソウ、ヤハズカズラ、アミメグサなどがある(栽培さいばいには温室おんしつ必要ひつようなものもおおい)。

また、一部いちぶ味覚みかく修飾しゅうしょく作用さようのあるトリテルペンけいはいとうたいストロジン(Strogin)をふくむものがある。この物質ぶっしつ無味むみ甘味あまみえる作用さようがある[1]

下位かい分類ぶんるい

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4からなる[2]

タイワンサギゴケ Nelsonioideae
5ぞく172しゅ
ヤハズカズラ Thunbergioideae
5ぞく190しゅ[2]。かつてべつとされていたメンドンキア Mendonciaceae のたねがここにふくまれる。
ヒルギダマシ Avicennioideae
1ぞく8しゅ[2]従来じゅうらいクマツヅラとされていたマングローブしゅ

ハアザミ

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シロアミメグサ(Fittonia verschaffeltii var. argyroneura

ハアザミ Acanthoideae はキツネノマゴ最大さいだいで217ぞく3220しゅふくみ、6れんけられる[2]

ハアザミれん Acantheae 21ぞく500しゅ[2]
ルイラソウれん Ruellieae 38ぞく1185しゅ[2]
キツネノマゴれん Justicieae
Barlerieae 420しゅ[2]
Andrographideae 75しゅ[2]
Whitfieldieae

系統けいとう

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L. A. McDade et al.(2008)[6]による。

キツネノマゴ

タイワンサギゴケ Nelsonioideae

ヤハズカズラ Thunbergioideae

ヒルギダマシ Avicennioideae

ハアザミ Acanthoideae

ハアザミれん Acantheae

キツネノマゴれん Justicieae

ルイラソウれん Ruellieae

Neuracanthus

Whitfieldieae

Andrographideae

Barlerieae

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ Clarke (1912) はキツネノマゴれんいている。
  2. ^ The Plant List (2013) においてChaetacanthusぞくにあるものが正名まさなとされている3しゅすべてが、Hassler (2018) では以下いかのようにDyschoristeぞくたねのシノニムあつかいとされている。
  3. ^ Phaylopsis表記ひょうきされている場合ばあいもある。
  4. ^ The Plant List (2013) ではこのぞく正名まさなとされているのは Adhatoda densiflora Manning ただひとつであるが、これはHassler (2018) では Justicia natalensis (Nees) T.Andersシノニムあつかいとされている。
  5. ^ ただしとうサンゴバナJacobinia magnifica (Nees) Lindau)はキツネノマゴぞくうつされ、Justicia carnea Lindl. が正式せいしき学名がくめいとされている[4][5]。また The Plant List (2013) においてJacobiniaぞくにあるものが正名まさなとされている11しゅのうち6しゅが、Hassler (2018) では以下いかのようにキツネノマゴぞくたねのシノニムあつかいとされている。
  6. ^ The Plant List (2013) においてSiphonoglossaぞくにあるものが正名まさなとされている11しゅのうち10しゅが、Hassler (2018) では以下いかのようにキツネノマゴぞくたねのシノニムあつかいとされている。
  7. ^ Clarke (1912) はキツネノマゴれんいていた。
  8. ^ Clarke (1912) はルイラソウれんいていた。

出典しゅってん

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  1. ^ ストロジン化合かごうぶつ、その製法せいほう味覚みかく修飾しゅうしょくざいおよ配合はいごうぶつ”. 2012ねん8がつ23にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x Acanthaceae in APWeb”. 2018ねん9がつ6にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s Clarke (1912).
  4. ^ Hassler (2018).
  5. ^ The Plant List (2013).
  6. ^ L. A. McDade et al. (2008). “Toward a comprehensive understanding of phylogenetic relationships among lineages of Acanthaceae s.l. (Lamiales)”. Am. J. Bot. 95 (9): 1136-1152. doi:10.3732/ajb.0800096. 

参考さんこう文献ぶんけん

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英語えいご:

  • Clarke, C.B.英語えいごばん (1912). "Acanthaceae". In W.T. Thistleton-Dyer, Flora Capensis 5,1: 1–92. Reeve, London.
  • Hassler, M. (2018). World Plants: Synonymic Checklists of the Vascular Plants of the World (version Apr 2018). In: Roskov Y., Orrell T., Nicolson D., Bailly N., Kirk P.M., Bourgoin T., DeWalt R.E., Decock W., De Wever A., Nieukerken E. van, Zarucchi J., Penev L., eds. (2018). Species 2000 & ITIS Catalogue of Life, 31st July 2018. Digital resource at http://www.catalogueoflife.org/col. Species 2000: Naturalis, Leiden, the Netherlands. ISSN 2405-8858.
  • The Plant List (2013). Version 1.1. Published on the Internet; http://www.theplantlist.org/ (accessed 7th September 2018).

関連かんれん文献ぶんけん

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英語えいご: