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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
CCライセンスのサークルロゴ
作者さくしゃ クリエイティブ・コモンズ
バージョン 4.0
公開こうかいもと クリエイティブ・コモンズ
リリース 2013ねん11月25にち
ウェブサイト CC licenses
テンプレートを表示ひょうじ
このビデオではクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを商用しょうようライセンス契約けいやくわせて使用しようする方法ほうほう説明せつめいされている

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス英語えいご: Creative Commons license略称りゃくしょう: CC license)とは、クリエイティブ・コモンズ定義ていぎする著作ちょさくけんのある著作ちょさくぶつ配布はいふ許可きょかするパブリック・ライセンス英語えいごばんひとつである。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスおよびパブリック・ドメイン・ツールが使用しようされるのは作者さくしゃ作品さくひん他者たしゃ共有きょうゆう使用しよう創作そうさく権利けんり付与ふよする場合ばあいである。ライセンスとツールは作者さくしゃもとめる誓約せいやく柔軟じゅうなんれいとして作品さくひん商用しょうようのみでの使用しよう許可きょかえらぶことが出来できる)に提供ていきょうし、いくつかの頒布はんぷ条件じょうけんことなるライセンスを提供ていきょうしている。

標記ひょうき

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コモンズしょうのアイコンれい

すべてのライセンスおよびツールはコモンズしょう、リーガル・コード、デジタル・コードの3つのフォーマットで標記ひょうきされる[1]

コモンズしょうえい: Commons Deed)は、ライセンスおよびツールの法的ほうてき誓約せいやく法律ほうりつではない利用りようしゃユーザーフレンドリーあらわした標記ひょうきである。この標記ひょうきはライセンスの誓約せいやくあらわ名称めいしょうおよびアイコンで表現ひょうげんされる。標記ひょうきはライセンスの誓約せいやくもとづく概要がいようふくみ、作品さくひん作者さくしゃおよび利用りようしゃ作品さくひん利用りようするじょうもとめられる誓約せいやく法律ほうりつのような専門せんもんてき知識ちしきがなくとも理解りかいできるものとなっている。ただし、それ自体じたいがライセンス条文じょうぶん法的ほうてき定義ていぎつものではなく、法的ほうてき定義ていぎはリーガル・コードによって標記ひょうきされる。コモンズしょうのアイコンはパブリックドメインした公開こうかいされ、ウィキメディア・コモンズでもさい頒布はんぷされている[2]

リーガル・コードえい: Legal Code)は、ライセンスおよびツールの法的ほうてきなライセンス条文じょうぶん文書ぶんしょした標記ひょうきである。ライセンス条文じょうぶん英語えいご記述きじゅつされ、作品さくひん利用りようするじょうでの著作ちょさくけんふく権利けんりあつかい、誓約せいやくしたがった作品さくひん利用りよう指南しなん文書ぶんしょとして記述きじゅつされている。すべてのライセンスおよびツールのリーガル・コードはクリエイティブ・コモンズ公式こうしきサイトで公開こうかいされている。リーガル・コードはクリエイティブ・コモンズ関連かんれん団体だんたいにより国語こくご公式こうしき翻訳ほんやくされたものが存在そんざいする[3]

デジタル・コードえい: Digital Code)は、ライセンスおよびツールをソフトウェアが識別しきべつするためのRDFXMP、もしくはよりていレベルのファイルフォーマットあらわした標記ひょうきである。検索けんさくエンジン作品さくひんさがす、楽曲がっきょくプレイヤーが演奏えんそうする、画像がぞうまたは動画どうがプレイヤーが表示ひょうじするなどのさい作品さくひんのライセンスを識別しきべつし、ソフトウェアが誓約せいやくしたがった適切てきせつ制御せいぎょをするためにもちいられる。この標記ひょうきccREL英語えいごばん(Creative Commons Rights Expression Language)として標準ひょうじゅんされている[4]

規定きてい領域りょういき

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CC some rights reserved

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスおよびパブリック・ドメイン・ツールのした公開こうかいされた著作ちょさくぶつ適用てきようできる著作ちょさくけんほう準拠じゅんきょ[5]、ライセンスおよびツールは書籍しょせき演劇えんげき映画えいが音楽おんがく記事きじ写真しゃしん、ブログ、ウェブサイトといった著作ちょさくけん概念がいねんがあるすべての著作ちょさくぶつ適用てきようさせることが出来できる。ただし、クリエイティブ・コモンズはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスをソフトウェア適用てきようさせることは推奨すいしょうしていない[6]

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、ひと以上いじょうのライセンス条項じょうこうわせでひろ範囲はんい対象たいしょうとしたライセンスを提供ていきょうする。

ライセンスのつよさを一覧いちらんしめした左端ひだりはしちかづくほど法律ほうりつさだめられているすべての権利けんり主張しゅちょう範囲はんいおおきく、利用りよう制限せいげんおおきい。みぎはしちかづくほど権利けんり主張しゅちょう範囲はんいせまく、利用りよう制限せいげんちいさい。なお、このマークの掲示けいじおよびその決定けっていけん著作ちょさくけんしゃにあり、なお自由じゆう意志いしである。

一番いちばんひだりコピーライト法律ほうりつさだめられているすべての権利けんり主張しゅちょう)である"All rights reserved"、いちばんみぎパブリックドメイン(すべての権利けんり放棄ほうき)である"No rights reserved"として、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスはこの両者りょうしゃあいだで6段階だんかい制約せいやくつよさのことなるライセンスを"Some rights reserved"の領域りょういき提供ていきょうしている。パブリック・ドメイン・ツールは"No rights reserved"の領域りょういき提供ていきょうしている。

利用りよう条件じょうけん

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンスには、基礎きそてき権利けんり[7]と4つの選択せんたく可能かのう条項じょうこう存在そんざいする。

基礎きそてき権利けんり

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基礎きそてき権利けんりえい: Baseline Rights)はすべてのライセンスにかならふくまれるライセンサーおよびライセンシーに提示ていじされる権利けんりである[7]

すべてのライセンスは作者さくしゃに、著作ちょさくけん帰属きぞく作者さくしゃ所属しょぞく、そしてひとたちのフェアユースファーストセール英語えいごばん表現ひょうげん自由じゆうにライセンスが影響えいきょうあたえないことを手助てだすけする。

すべてのライセンスはライセンシーに、ライセンサーが制限せいげんしていることをする場合ばあいはライセンサーの許可きょかようすること、作品さくひんすべてのふく著作ちょさくぶつにおいて如何いかなる著作ちょさくけん表示ひょうじのこすこと、作品さくひん複製ふくせいぶつ作品さくひんのライセンスへひもけられること、ライセンス条項じょうこう変更へんこうしないこと、作者さくしゃ作品さくひん使用しよう制限せいげんする技術ぎじゅつ使用しようしないことを要求ようきゅうする。

すべてのライセンスは、すくなくとも営利えいりにおいて、ライセンス誓約せいやく条件じょうけんしたがうライセンシーに、作品さくひん複製ふくせいすること、作品さくひん頒布はんぷすること、公的こうてき掲載けいさいもしくは演奏えんそうすること、ネット配信はいしんなどのデジタルパフォーマンス英語えいごばんをすること、作品さくひん逐語ちくごてき複製ふくせいひんとしてべつ形式けいしき変換へんかんすることをみとめる。

すべてのライセンスは、世界せかいてき適用てきようし、作品さくひん著作ちょさくけん存続そんぞく期間きかんちゅう存続そんぞくし、しは不可能ふかのうであり、排他はいたてきであり、クリエイティブ・コモンズ合意ごうい当事とうじしゃではなく作品さくひん品質ひんしつ保証ほしょうせず、原作げんさくしゃ著作ちょさくぶつ利用りようしゃあいだでも誓約せいやくぐ。

選択せんたく可能かのう条項じょうこう

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選択せんたく可能かのう条項じょうこう作者さくしゃ作品さくひん利用りよう条件じょうけんとして提示ていじするライセンス条項じょうこうである。ライセンス条項じょうこうはそれぞれ独立どくりつした4つの条項じょうこうBY、NC、ND、SA)があり、作者さくしゃ作品さくひん利用りよう条件じょうけんとして採用さいようする条項じょうこう選択せんたくできる。

アイコン 権利けんり概要がいよう 詳細しょうさい
BYえい: Attributionにち: 表示ひょうじ)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、著作ちょさくけんしゃ表示ひょうじ要求ようきゅうする。2004ねん改定かいていのバージョン2.0以降いこうは、ぜんライセンスにおいて原作げんさくしゃ表示ひょうじ義務付ぎむづけられている[8] 「BY(表示ひょうじ)」は利用りよう可能かのう情報じょうほうもちいて、可能かのうかぎり」付与ふよしなくてはならない[よう出典しゅってん][9]通常つうじょうつぎのようなことを意味いみしている。
  • 著作ちょさくけん情報じょうほうふくませる(該当がいとうする場合ばあい - もし著作ちょさくぶつ著作ちょさくけん所持しょじしゃによる著作ちょさくけん情報じょうほうふくまれている場合ばあい、それらの情報じょうほうはその状態じょうたい保持ほじするか著作ちょさくぶつさい出版しゅっぱんするときにメディアに合理ごうりてき方法ほうほう再現さいげんする必要ひつようがある。
  • 作者さくしゃめい芸名げいめい、ユーザーIDなどを引用いんようする - もしインターネットじょう公開こうかいする場合ばあい作者さくしゃめいところで(ある場合ばあい)その人物じんぶつのプロフィールページにリンクしたほうがいい。
  • 著作ちょさくぶつのタイトルもしくは名前なまえ引用いんようする(該当がいとうする場合ばあい - もしインターネットじょう公開こうかいする場合ばあい、タイトルもしくは名前なまえをオリジナル作品さくひん直接ちょくせつリンクしたほうがいい。
  • 著作ちょさくしゃした特定とくていのCCライセンスを引用いんようする - もしインターネットじょう公開こうかいする場合ばあい、ライセンスの引用いんようをクリエイティブ・コモンズのライセンスページにリンクしたほうがいい。
  • もし創作そうさくぶつもしくは翻案ほんあんである場合ばあい告知こくちする - 上記じょうきくわえて、著作ちょさくぶつ創作そうさくぶつであることを識別しきべつする必要ひつようがある。れいとして「これは[作者さくしゃ]の[はら作品さくひん]の完訳かんやくばんです」「[作者さくしゃ]の[はら作品さくひん]をもとにした脚本きゃくほんです」など。
NCえい: Noncommercialにち: 営利えいり)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、営利えいり目的もくてきでの利用りよう限定げんていする。 「NC(営利えいり)」条件じょうけん定義ていぎをめぐって議論ぎろん存在そんざいする[10]商用しょうようのセッティングやアプリケーションとかんがえられるものの制限せいげん寛容かんようなフリーソフトウェアライセンス英語えいごばん推進すいしんしているオープンコンテント根幹こんかんとはことなるため時々ときどきその定義ていぎ不明瞭ふめいりょうになっている[11]
NDえい: No Derivative Worksにち: 改変かいへん禁止きんし)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、いかなる改変かいへん禁止きんしする。 「ND(改変かいへん禁止きんし)」がけられた著作ちょさくぶつでは、著作ちょさくぶつ編集へんしゅうして使用しようすることはできない。たとえば音楽おんがく場合ばあい、1コーラス、イントロ部分ぶぶんのみ使用しようする、時間じかん調整ちょうせいのために編集へんしゅうしてながさを変更へんこうする、音楽おんがく途中とちゅうでフェードイン、フェードアウトする、音楽おんがくをBGMにしてしゃべるとう行為こうい一般いっぱんてきによくおこなわれるが、それらの行為こういもと著作ちょさくぶつ改変かいへんとなってしまい利用りよう許諾きょだく条項じょうこうはんする[よう出典しゅってん]画像がぞう場合ばあいは、サイズ変更へんこう、トリミング、色相しきそう明度めいどいろどり調整ちょうせい文字もじとう禁止きんしされる。

「ND(改変かいへん禁止きんし)」がけられた著作ちょさくぶつには、それに同期どうきする著作ちょさくぶつわせることができない。たとえば改変かいへん禁止きんし条件じょうけんがつけられた音楽おんがくおどったり、動画どうがをつけたりすることはできない[ちゅう 1]。これはアメリカやフランスなどで Synchronization Rights(シンクロけん)としてみとめられている権利けんりで、日本にっぽん著作ちょさくけんほうでは録音ろくおんけん一部いちぶ解釈かいしゃくされている[13]

SAえい: ShareAlikeにち: 継承けいしょう)は、ライセンスが付与ふよされた作品さくひん改変かいへん変形へんけい加工かこうしてできた作品さくひんについても、もとになった作品さくひんおなじライセンスを継承けいしょうさせたうえ頒布はんぷみとめる。 SA(継承けいしょう」がけられた著作ちょさくぶつ利用りようして著作ちょさくぶつつくった場合ばあい他者たしゃ著作ちょさくぶつもと著作ちょさくぶつどう条件じょうけん利用りようすることを無条件むじょうけん許諾きょだくしなければならない。この特性とくせいにより、SA条項じょうこうはいわゆるライセンス感染かんせんともなう。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンスえい: Creative Commons license)は、ひと以上いじょうのライセンス条項じょうこうわせで6つの統合とうごうされたライセンスを定義ていぎする[14]わせで選択せんたくしたライセンス条項じょうこうはライセンスのコモンズしょう名称めいしょうおよびアイコン)に標記ひょうきされる。

CC BYえい: Creative Commons Attributionにち: クリエイティブ・コモンズ 表示ひょうじ)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、著作ちょさくけんしゃ表示ひょうじ要求ようきゅうする。
CC BY-NCえい: Creative Commons Attribution-NonCommercialにち: クリエイティブ・コモンズ 表示ひょうじ-営利えいり)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、著作ちょさくけんしゃ表示ひょうじ要求ようきゅうし、営利えいり目的もくてきでの利用りよう限定げんていする。
CC BY-NDえい: Creative Commons Attribution-NoDerivsにち: クリエイティブ・コモンズ 表示ひょうじ-改変かいへん禁止きんし)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、著作ちょさくけんしゃ表示ひょうじ要求ようきゅうし、いかなる改変かいへん禁止きんしする。
CC BY-NC-NDえい: Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivsにち: クリエイティブ・コモンズ 表示ひょうじ-営利えいり-改変かいへん禁止きんし)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、著作ちょさくけんしゃ表示ひょうじ要求ようきゅうし、営利えいり目的もくてきでの利用りよう限定げんていし、いかなる改変かいへん禁止きんしする。
CC BY-SAえい: Creative Commons Attribution-ShareAlikeにち: クリエイティブ・コモンズ 表示ひょうじ-継承けいしょう)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、著作ちょさくけんしゃ表示ひょうじ要求ようきゅうし、作品さくひん改変かいへん変形へんけい加工かこうしてできた作品さくひんについても、もとになった作品さくひんおなじライセンスを継承けいしょうさせたうえ頒布はんぷみとめる。
CC BY-NC-SAえい: Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlikeにち: クリエイティブ・コモンズ 表示ひょうじ-営利えいり-継承けいしょう)は、作品さくひん複製ふくせい頒布はんぷ展示てんじ実演じつえんおこなうにあたり、著作ちょさくけんしゃ表示ひょうじ要求ようきゅうし、営利えいり目的もくてきでの利用りよう限定げんていし、作品さくひん改変かいへん変形へんけい加工かこうしてできた作品さくひんについても、もとになった作品さくひんおなじライセンスを継承けいしょうさせたうえ頒布はんぷみとめる。

単純たんじゅん条項じょうこうわせではけい16のわせが存在そんざいするが、「BY(表示ひょうじ」をふくまないわせ、相互そうご排他はいたてきな「ND(改変かいへん禁止きんし)」と「SA(継承けいしょう条件じょうけんわせは現在げんざいのクリエイティブ・コモンズ・ライセンスとしては無効むこうである。

パブリック・ドメイン・ツール

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パブリック・ドメイン・ツールえい: Public Domain Tools)は、「パブリックドメインへの供与きょうよ」もしくは「パブリックドメインの標識ひょうしき」を宣言せんげんし、作品さくひんおよび素材そざいパブリックドメイン同等どうとう条件じょうけん公開こうかいするための法的ほうてきツールである[15]作者さくしゃ著作ちょさくけんふく権利けんりのこして他者たしゃ特定とくてい条件じょうけんした利用りよう許諾きょだくするライセンスではない。

CC0は、作者さくしゃ著作ちょさくけんふく極力きょくりょくおおくの権利けんり手放てばなし、パブリックドメインへの供与きょうよ宣言せんげんする法的ほうてきツールである[16][15]

CC0の供与きょうよ宣言せんげんにおける作者さくしゃ手放てばな対象たいしょう権利けんり各国かっこく著作ちょさくけんほう依存いぞんし、その法律ほうりつない作者さくしゃ権利けんりち、作者さくしゃ権利けんり手放てばなしうる出来できかぎおおくの事項じこう対象たいしょうとし、著作ちょさくけん失効しっこうしたパブリックドメイン同等どうとう条件じょうけん作品さくひんとする[17]法的ほうてき権利けんり手放てばなすことを宣言せんげん出来できない場合ばあいは、パブリックドメインへの供与きょうよどう意義いぎライセンスとしてい、パブリックドメイン同等どうとう条件じょうけん作品さくひんとする[17]

CC0はソフトウェアソースコード適用てきようするツールとして適当てきとうであるため、ソフトウェアライセンスとしての承認しょうにん検証けんしょう実施じっしされている。フリーソフトウェア財団ざいだんはCC0がフリーソフトウェアの定義ていぎ適応てきおうするフリーソフトウェアライセンス承認しょうにんし、ソフトウェアのソースコードをパブリックドメイン手法しゅほうとして推奨すいしょうしている[18][19]オープンソース・イニシアティブはCC0の著作ちょさくけん権利けんり放棄ほうき確定かくていせいからオープンソースライセンス承認しょうにんしない判断はんだんしている[20]

PDMえい: Public Domain Markにち: パブリック・ドメイン・マーク)は、パブリックドメインかれている作品さくひんあらためてパブリックドメインの標識ひょうしき明示めいじするラベルである[21][22]

PDMの標識ひょうしき明示めいじパブリックドメインあらわすラベルであり、コピーライト制約せいやくから開放かいほうされた公用こうよう作品さくひんであることをしめし、インターネットじょうでそのような作品さくひんつけやすくすることを手助てだすけする[22]。PDMは著作ちょさくけん失効しっこうした作品さくひんもちいるため、CC0とことなり、作者さくしゃ以外いがいひとによってPDMが作品さくひんにつけられる可能かのうせいがある。ただし、地理ちりてきことなる地域ちいきでPDMをもちいるのは、各国かっこく著作ちょさくけんほうさだめる権利けんり存続そんぞく期間きかんおよび適用てきよう領域りょういきことなるため不適切ふてきせつとなる可能かのうせいがある。

バージョン履歴りれき

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2002ねん12月15にち、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス バージョン1.0がリリースされた[23]

2004ねん5月24にち、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス バージョン2.0がリリースされた[24]。バージョン2.0では、BY条項じょうこうふくまないライセンスの利用りようりつ非常ひじょうすくないことからBY条項じょうこう必須ひっすとした。著作ちょさくけん表示ひょうじのためのURLひとしもちいたリンクバック英語えいごばん適切てきせつ用法ようほう明確めいかくをした。シンクロけん英語えいごばんあつかいを明確めいかくした。その楽曲がっきょくかかわる権利けんりたとえばNC条項じょうこう付与ふよしても音楽おんがく著作ちょさくけん管理かんり団体だんたいからロイヤリティ回収かいしゅうする権利けんりのこす、営利えいり目的もくてきさい利用りよう許可きょかする場合ばあい利用りようしゃ収入しゅうにゅうげんさだめる排他はいたてき権利けんり放棄ほうきするなど、を明確めいかくした。デューディリジェンスモデルのリスク回避かいひのため題目だいもく商業しょうぎょうせい適切てきせつせい否定ひていする表現ひょうげんふくめた。SA条項じょうこう誓約せいやくが、どういちライセンス、おなじライセンスの最新さいしんバージョン、iCommonsみとめる同等どうとう誓約せいやくライセンスに適用てきようできることを明確めいかくした。また、SA条項じょうこう作品さくひん併用へいようにおいてCC BY-NC-SAとCC BY-SAに互換ごかんせいたせない(それらの作品さくひん併用へいようできない)など、複数ふくすう種類しゅるいライセンスの互換ごかんせいについて検討けんとうがなされた。

2005ねん6がつ、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス バージョン2.5がリリースされた。バージョン2.5では、必須ひっすとなったBY条項じょうこうあつかかたについてマイナーバージョンアップとして見直みなおした[25]

2007ねん2がつ23にち、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス バージョン3.0がリリースされた[26]。バージョン3.0では、USライセンスからの総括そうかつてき分離ぶんりをし、世界せかいてき汎用はんよう可能かのうな「移植いしょくえい: Unported)」ライセンスを定義ていぎした。DRM(Digital Rights Management)およびTRM(Technical Protection Measures)にかかわる「利用りよう自由じゆうanti-DRM)」と「権利けんり保護ほご(DRM)」のりょう立場たちばでの観点かんてんから改善かいぜんこころみられた。ただし、この分野ぶんや詳細しょうさい言及げんきゅうすることはライセンスを複雑ふくざつさせて不便ふべんなものにすると判断はんだんし、簡潔かんけつ表現ひょうげんまとめるにとどまった。

2009ねん1がつ16にち、CC0 バージョン1.0がリリースされた[27][28]2007ねんからCC0の策定さくていはじめられていた[29]

2010ねん10月11にち、パブリック・ドメイン・マーク バージョン1.0がリリースされた[30]

2013ねん11月25にち、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス バージョン4.0がリリースされた[31][32]。バージョン4.0では、各国かっこくばんライセンスを各国かっこく法律ほうりつわせた「移植いしょくえい: Porting)」ではなく、原文げんぶんのままをもちいる「翻訳ほんやく」としてライセンスをぜん世界せかい共通きょうつうのもの(「国際こくさい」(International))とした。データベースけんのような著作ちょさくけんほうそと規定きていされる権利けんりあつかいを明確めいかくした。BY条項じょうこうもとめる著作ちょさくけん表示ひょうじ共通きょうつう理解りかいしめした。作者さくしゃもとめるならば、著作ちょさくけん表示ひょうじ誓約せいやくをより柔軟じゅうなんゆるめることを可能かのうにした。ライセンス違反いはんさいして30日間にちかん是正ぜせい猶予ゆうよ期間きかんもうけた。

ライセンスの選択せんたく

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6つのライセンスのどれを選択せんたく採用さいようするかは、作者さくしゃ作品さくひん利用りようさいして「商用しょうよう利用りよう許可きょかするか」と「改変かいへん許可きょかするか」のふたつの質問しつもんこたえることでめることが出来できる。クリエイティブ・コモンズはライセンスを選択せんたくするツール「Choose License」をウェブサービスとして公開こうかいしている[33]

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのかた解説かいせつした動画どうが無音むおん)。動画どうがちゅうてくるのはChoose Licenseである[33]2010ねんDBCLS togotv製作せいさく)。
アイコン 説明せつめい 略称りゃくしょう 表示ひょうじ要求ようきゅうするか 改変かいへん許可きょかするか 商用しょうよう利用りよう許可きょかするか 自由じゆう文化ぶんか作品さくひん許可きょかするか OKF英語えいごばんThe Open Definition英語えいごばん適合てきごうするか
パブリックドメインとして公開こうかい CC0 No Yes Yes Yes Yes
表示ひょうじのみ BY Yes Yes Yes Yes Yes
表示ひょうじ + 継承けいしょう BY-SA Yes Yes Yes Yes Yes
表示ひょうじ + 営利えいり BY-NC Yes Yes No No No
表示ひょうじ + 営利えいり + 継承けいしょう BY-NC-SA Yes Yes No No No
表示ひょうじ + 改変かいへん禁止きんし BY-ND Yes No Yes No No
表示ひょうじ + 営利えいり + 改変かいへん禁止きんし BY-NC-ND Yes No No No No

過去かこのライセンスとツール

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廃止はいしもしくは批判ひはんがあったことが原因げんいん過去かこ提供ていきょうされていたクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで使つかわれなくなり[34][35]あらたな著作ちょさくぶつ適用てきようさせることが推奨すいしょうされなくなったものがある。

BYふくまないライセンスは、2.0以降いこうのバージョンで廃止はいしされた[35][8][36]廃止はいし背景はいけいは、ライセンサーの98%がウェブサイトじょうでのリファレンスを利用りよう可能かのうなままにするために表示ひょうじもとめているためである。

発展はってん途上とじょうこくライセンスは、世界銀行せかいぎんこう所得しょとくたかくないとなしているくににのみ適用てきようされるライセンスである。他国たこく人々ひとびとには完全かんぜん著作ちょさくけん制限せいげん適用てきようされる[37]

サンプリングライセンスは、著作ちょさくぶつ一部いちぶ宣伝せんでん行為こういのぞきいかなる目的もくてきであろうと使用しよう出来できるが、著作ちょさくぶつ全体ぜんたいをコピーしたり改変かいへんすることはできない[38]

サンプリングプラスライセンスは、著作ちょさくぶつ一部いちぶ宣伝せんでん行為こういのぞきいかなる目的もくてきであろうとコピーしたり改変かいへんできる。また著作ちょさくぶつ全体ぜんたい商用しょうよう目的もくてきかぎりコピーできる[39]

商用しょうようサンプリングプラスライセンスは、著作ちょさくぶつ全体ぜんたいもしくは一部いちぶ商用しょうよう目的もくてきにコピーしたり改変かいへんできる[40]

PDDC廃止はいし

PDDC(Public Domain Dedication and Certification、にち: パブリック・ドメインへの供与きょうよ認証にんしょう)は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく著作ちょさくけんほう主観しゅかんにした作品さくひんをパブリックドメインへの供与きょうよ宣言せんげんするツールである[41]。このツールはCC0とPDMにえられた。

留意りゅういてん

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ライセンスの解釈かいしゃく

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バージョンによって利用りよう許諾きょだく条項じょうこう文章ぶんしょう一部いちぶことなるため、条件じょうけん解釈かいしゃくわる可能かのうせいがある[ちゅう 2]くにによっては、特定とくてい条件じょうけんたすと著作ちょさくけんしゃ権利けんり一部いちぶ制限せいげんされることがあるため、提示ていじしたライセンスにはんして著作ちょさくぶつ使用しようされてしまうことがある[ちゅう 3][42][43]

コピーコントロール機能きのう禁止きんし

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てき著作ちょさくぶつには、コピーコントロール機能きのうなどの著作ちょさくけんかんする世界せかい知的ちてき所有しょゆうけん機関きかん条約じょうやく定義ていぎされる技術ぎじゅつてき保護ほご手段しゅだんこうじることができない[44][45]たとえば、テレビ放送ほうそうする場合ばあいコピー・ワンスダビング10などのコピー制御せいぎょ機能きのう使用しようすることが違法いほうとなる可能かのうせいがある。ただしてき著作ちょさくぶつ編集へんしゅう著作ちょさくぶつ・データベースの著作ちょさくぶつ該当がいとうする場合ばあいは、てき著作ちょさくぶつ部分ぶぶん以外いがいには技術ぎじゅつてき保護ほご手段しゅだんこうじることができる[46]。なおバージョン4.0においては、作品さくひん付加ふかされたコピーコントロール機能きのう解除かいじょして使用しようすることもみとめられている[48]

てき著作ちょさくぶつ

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6つライセンスの機能きのうはそれぞれことなるため、ことなるライセンスのしたかれた作品さくひんは、ライセンス条項じょうこう違反いはんすることなく、かならずしもたがいに併用へいようできるとはかぎらない。ライセンスの互換ごかんせいがないライセンスで使用しよう許諾きょだくされた作品さくひんは、著作ちょさくけんしゃ許可きょかることなく作品さくひんさい結合けつごうすることはできない[49]著作ちょさくぶつ作品さくひんのライセンスを選択せんたくするさい複数ふくすうことなるライセンスの作品さくひん併用へいようして派生はせい作品さくひん制作せいさくするさいライセンスの互換ごかんせい注意ちゅういしなければならない。OER Africaはライセンスの互換ごかんせい確認かくにんするツール「Creative Commons Licenses Compatibility Wizard」をウェブサービスとして公開こうかいしている[50]

過去かこ和訳わやく

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和訳わやく2006ねん11月29にちにクリエイティブ・コモンズ・ジャパンによって変更へんこうされたもので、それ以前いぜんは「表示ひょうじ」は「帰属きぞく」、「改変かいへん禁止きんし」は「派生はせい禁止きんし」、「継承けいしょう」は「どういち条件じょうけん許諾きょだく」とやくされていた[51]。そのため、過去かこ日本にっぽんばんライセンスのリーガル・コードにはそのわけかれている。

批評ひひょう

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貢献こうけんしゃみちびクリエイティブ・コモンズ、この画像がぞうウジェーヌ・ドラクロワ民衆みんしゅうみちび自由じゆう女神めがみ派生はせい作品さくひん

ライセンス全般ぜんぱん

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The Scholarly Kitchen』の著者ちょしゃであるケント・アンダーソンはSociety for Scholarly Publishing英語えいごばんで、「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」は「著作ちょさくけん」に依存いぞんし、そのうえ後者こうしゃよりも複雑ふくざつであるため、一般いっぱん人々ひとびとはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを精査せいさしないでソフトウェア利用りよう許諾きょだく契約けいやくのように反射はんしゃてきれる一方いっぽうで、同時どうじ著作ちょさくけんによって保護ほごされる権利けんりよわめるおそれがあるとべた[52]

ニーナ・パリー英語えいごばんは、すべてのクリエイティブ・コモンズ・ライセンスはBY条項じょうこうふくんでいるため、複数ふくすう作品さくひんをベースとした作品さくひんでは不便ふべんとなるとべている[53]

商用しょうよう分野ぶんや

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批評ひひょうは、コンテンツ制作せいさくしゃ報酬ほうしゅう十分じゅうぶんでないことにより、作品さくひん制作せいさくすることを躊躇ちゅうちょさせ、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで構築こうちくされるものはローカル・コモンズではないかと疑問ぎもんひっさげした[54]

エリック・モーラー英語えいごばんは、NC条項じょうこうウィキペディアなどの商用しょうよう利用りようみとめるオープンコンテントのサイトとライセンスの互換ごかんせいがなく、NC条項じょうこう普及ふきゅうすることでだい企業きぎょうではなくブログラジオきょく、ローカル新聞しんぶんなどをあつか中小ちゅうしょう企業きぎょうもしくは個人こじん事業じぎょう制作せいさくしゃ被害ひがいけると危惧きぐした[55]

ソフトウェア分野ぶんや

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DebianGNUプロジェクトなどのフリーソフトウェア運動うんどう[56]つよ支持しじしている開発かいはつしゃはバージョン2.0以前いぜんBY条項じょうこうふくむクリエイティブ・コモンズ・ライセンスはDebianフリーソフトウェアガイドライン互換ごかんせいがないと判断はんだんした。ライセンスのanti-DRM曖昧あいまいさによりDRM以上いじょう広域こういき概念がいねんふくむ)の条文じょうぶんと、著作ちょさくぶつ作者さくしゃへの原作げんさくしゃ要求ようきゅうおうじてクレジット削除さくじょするという要件ようけん懸案けんあんとなっていた[57] 。バージョン3.0ではこれらの事項じこうについて検討けんとうおよび解消かいしょうがなされ、Debianフリーソフトウェアガイドライン互換ごかんせいみとめられた[58]

フリーソフトウェア運動うんどう推進すいしんしているベンジャミン・マコ・ヒル英語えいごばんは、すべてのライセンスがたさなければならない作者さくしゃ利用りようしゃ準拠じゅんきょすべき「基本きほん自由じゆう」の確立かくりつ失敗しっぱいしたとべた[59]。また、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、互換ごかんせいのない複数ふくすうのライセンスを提供ていきょうすることによってライセンスの氾濫はんらん悪化あっかさせると主張しゅちょうした。フリーソフトウェア財団ざいだん代表だいひょうリチャード・ストールマンは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが「公開こうかいされた作品さくひん営利えいり目的もくてき共有きょうゆうする自由じゆう」を許可きょかしないライセンス[60]採用さいようしているため、クリエイティブ・コモンズを積極せっきょくてきにサポートすることをしないと発言はつげんした[61]。また、リチャード・ストールマンベンジャミン・マコ・ヒル英語えいごばん指摘してき支持しじした。

利用りよう事例じれい

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初期しょき製作せいさくされた、クリエイティブ・コモンズの内容ないようとその利用りようひろがり、をつたえる動画どうが(2003ねん製作せいさく

クリエイティブ・コモンズはGlobal Affiliate Networkをとおしてクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが利用りよう可能かのう地域ちいき展開てんかいすすめている[62]

クリエイティブ・コモンズは、2011ねん6がつにクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを利用りようしたプロジェクトやクリエイターの活動かつどうをまとめた世界せかい各国かっこく事例じれいしゅう『The Power of Open』[63]をリリースした。

ウィキメディア財団ざいだんは、2005ねん9月25にち以降いこうウィキニュース投稿とうこうされたテキストを「CC BY 2.5」を採用さいようした[64]2009ねん6月15にち以降いこうは、ウィキペディアなどそのウィキメディア・プロジェクトでも「CC BY-SA 3.0 Unported」を採用さいようした[65]

日本にっぽん文化庁ぶんかちょうは、2013ねん3がつ策定さくてい検討けんとうしていたCLIPシステム(CLIPライセンス、自由じゆう利用りようマーク)の計画けいかく破棄はきし、著作ちょさくぶつ利用りよう許諾きょだくについて意思いし表示ひょうじするライセンスとしてクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを支援しえんすると表明ひょうめいした[66][67]

非公式ひこうしきではあるが、合衆国がっしゅうこく最高裁判所さいこうさいばんしょ口頭こうとう弁論べんろんOyezプロジェクトでクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのした、オーディオファイルとして公開こうかいされている。

採用さいよう事例じれいとしては、学術がくじゅつ分野ぶんやではオープンコースウェアカーンアカデミーセイラーアカデミー英語えいごばんアナトモグラフィーがある。メディアコンテンツ分野ぶんやではccMixter、openphoto.net、flickr[68]FreesoundOpenGameArt.orgJamendoがある。ソーシャルネットワーク分野ぶんやではknolCitizendiumIdenti.caマッシュルーム・オブザーバー英語えいごばんアソシエーション・フォー・プログレッシブ・コミュニケーション英語えいごばんがある。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ かくライセンスのバージョン3.0のだい1じょうに“For the avoidance of doubt, where the Work is a musical work, performance or phonogram, the synchronization of the Work in timed-relation with a moving image ("synching") will be considered an Adaptation for the purpose of this License.”(参考さんこうやく錯誤さくご回避かいひのため詳述しょうじゅつすると、作品さくひん音楽おんがく作品さくひん上演じょうえん、レコード、動画どうがぞう同時どうじせいたせた作品さくひん同期どうきぶつ以下いか動画どうがぶ)はこのライセンスの目的もくてきにおいててき著作ちょさくぶつであるとかんがえられます。[12])とある。
  2. ^ とくにバージョン2.5からバージョン3.0への改定かいていにあたっては利用りよう許諾きょだく条項じょうこう文章ぶんしょう刷新さっしんされ、「表示ひょうじ」の付加ふか義務付ぎむづけられる、特定とくてい許諾きょだく条件じょうけん変更へんこう免除めんじょすることができるとう変更へんこうがあった。
  3. ^ かくライセンスのMiscellaneousのこうに“this License is not intended to restrict the license of any rights under applicable law.”(参考さんこうやく:このライセンスは、適用てきよう法令ほうれいにおいて許可きょかされているいかなる権利けんりをも、制限せいげんすることはありません。[12]))とあり、ライセンスよりも著作ちょさくけんほうにおける「著作ちょさくけん制限せいげん」が優先ゆうせんして適用てきようされる。

出典しゅってん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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