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バトラー・ランプソン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Butler Lampson
バトラー・ランプソン
バトラー・ランプソン(2018)
生誕せいたん (1943-12-23) 1943ねん12月23にち(80さい
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ワシントンD.C.
国籍こくせき アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
研究けんきゅう分野ぶんや 計算けいさん科学かがく
研究けんきゅう機関きかん カリフォルニア大学だいがくバークレーこう
パロアルト研究所けんきゅうじょ
DEC
マイクロソフト
MIT
出身しゅっしんこう ハーバード大学だいがく
カリフォルニア大学だいがくバークレーこう
博士はかせ論文ろんぶん Scheduling and Protection in an Interactive Multi-Processor System (1967)
博士はかせ課程かてい
指導しどう教員きょういん
 ハリー・ハスキー
おも業績ぎょうせき SDS 940, Xerox Alto
おも受賞じゅしょうれき チューリングしょう (1992)
チャールズ・スターク・ドレイパーしょう(2004)
プロジェクト:人物じんぶつでん
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バトラー・ライト・ランプソンButler Wright Lampson1943ねん12月23にち - )は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく計算けいさん科学かがくもの

経歴けいれき

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ワシントンD.C.まれ。ローレンスビル・スクール卒業そつぎょう[※ 1]1964ねんハーバード大学だいがく物理ぶつりがく学士がくしごう取得しゅとく1967ねんにはカリフォルニア大学だいがくバークレーこう電気でんき工学こうがく計算けいさん科学かがく博士はかせごう取得しゅとくした。

1960年代ねんだい、バークレーの Project GENIE参加さんかした。1965ねん、ランプソンとピーター・ドイチュふくむ Project GENIE のメンバーのなんめいかはサイエンティフィック・データ・システムズ英語えいごばんSDS 940 ようオペレーティングシステム Berkeley Timesharing System英語えいごばん開発かいはつした。

1970ねんパロアルト研究所けんきゅうじょ設立せつりつ参加さんかし、Computer Science Laboratory (CSL) に勤務きんむした。かれパーソナルコンピュータかんする構想こうそう1972ねんかれたメモ "Why Alto?" にしめされている[1]1973ねん、3ボタンマウスとページサイズのモニターXerox Alto開発かいはつされた[2]。Alto は(すくなくとものち一般いっぱんてきになったGUIモードの操作そうさ可能かのうという意味いみで)世界せかいはつのパーソナルコンピュータともわれる。

パロアルト研究所けんきゅうじょ開発かいはつされたそののコンピュータは、すべてランプソンの "Wildflower" とばれる設計せっけいもとづいている。たとえば、Dシリーズ("Dolphin"、"Dandelion"、"Dandetiger"、"Dorado"、"Daybreak"、"Dragon")、Xerox Star("Dandelion"の一種いっしゅ)などである。AMD Am2900 ビットスライスかたマイクロプロセッサを使用しようしたものもある("Dandelion"など)。

パロアルト研究所けんきゅうじょで、ランプソンは様々さまざま革新かくしんてき技術ぎじゅつにも関係かんけいしている。たとえばレーザープリンター設計せっけいツーフェーズ・コミット・プロトコル、世界せかいはつWYSIWYG組版くみはんソフトウェア Bravo世界せかいはつ高速こうそくLocal Area Network (LAN) であるイーサネットEuclidなどのプログラミング言語げんごである。

1980年代ねんだい初期しょき、ランプソンはパロアルト研究所けんきゅうじょはなDECうつった。現在げんざいマイクロソフトリサーチ勤務きんむしている。MITじゅん教授きょうじゅでもある。

ランプソンの言葉ことばとして "All problems in computer science can be solved by another level of indirection."(コンピュータ科学かがくのいかなる問題もんだいのレベルのインダイレクションによって解決かいけつできる)という言葉ことばがある(en:Fundamental theorem of software engineering、“ソフトウェア工学こうがく基本きほん定理ていり”)なお、ランプソンによれば、チューリングしょう講演こうえん[3]もとデビッド・ホイーラー言葉ことばだとべている。

受賞じゅしょうれきとう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 2009ねん、ローレンスビル・スクールの卒業生そつぎょうせいあたえられる最高さいこうしょう Aldo Leopold Award を受賞じゅしょう

出典しゅってん

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  1. ^ DigiBarn Computer Museum: Why Alto? Butler Lampson's Historic 1972 Memo
  2. ^ Thacker, C.P.; McCreight, E.M.; Lampson, B.W.; Sproull, R.F.; Boggs, D.R. (1982), “Alto: a personal computer”, Computer Structures: Principles and Examples: 549–572, http://research.microsoft.com/Lampson/25-Alto/25-AltoOCR.htm 2010ねん9がつ2にち閲覧えつらん 
  3. ^ Principles for "Principles for Computer System Design"

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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  • Butler W. Lampson 公式こうしきウェブサイト
  • The milliLampson unit ランプソンは早口はやくち有名ゆうめいなため、早口はやくちあらわ冗談じょうだん単位たんい使つかわれている。通常つうじょう程度ていど早口はやくちあらわすにはミリランプソンを使つかう。