ニクラウス・ヴィルト
ニクラウス・ヴィルト Niklaus Emil Wirth | |
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1934 スイス ヴィンタートゥール | |
2024 | |
スイス | |
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[1963 A Generalization of Algol] | |
ハリー・ハスキー | |
マーティン・オーダスキー | |
ALGOL W, Euler, Pascal, Modula, Modula-2, Oberon, Oberon-2, Oberon-07, Oberon オペレーティングシステム | |
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プロジェクト: |
ニクラウス・ヴィルト(Niklaus Wirth, 1934
略歴 [ソースを編集 ]
1934
1963
1999
業績 [ソースを編集 ]
- ヴィルトは、プログラミング
言語 ALGOL W、Pascal、Modula、Modula-2やオペレーティングシステムOberon のチーフデザイナーを務 めた。また、Oberon、ビットスライスプロセッサを用 いたワークステーションLilith、ハードウェアの設計 やシミュレーションを行 うハードウェア記述 言語 Lola の主要 部分 を手 がけた。 - プログラミングの
教育 法 について書 いた記事 Program Development by Stepwise Refinementは、ソフトウェア工学 の分野 における古典 である。1975年 の著作 『アルゴリズム+データ構造 =プログラム』は広 く知 られ、今 なお価値 を失 っていない。同書 では、コンパイラ設計 の説明 のために、単純 なプログラミング言語 PL/0を設計 。様々 な大学 のコンパイラ設計 の授業 で利用 された。
その他 [ソースを編集 ]
- ヴィルトの
法則 :(ユーザーエクスペリエンス的 には)「ハードウェアによる速度 向上 よりもソフトウェアの(ソフトウェアの肥大 化 による)速度 低下 の方 が大 きい」 - 「
私 の名前 をヨーロッパ人 はたいがい「ニクラウス・ヴィルト」と正 しく発音 してくれるが、アメリカ人 は必 ず「ニッケルズ・ワース」と発音 する。つまり、ヨーロッパ人 は名前呼 びをして、アメリカ人 は値呼 びをしているわけだ」(後半 の解説 の部分 は、関数 の引数 の評価 戦略 についての専門 用語 、call by name(名前呼 び)とcall by value(値呼 び)に掛 けたダジャレ。一般 のアメリカ人 の多 くは、英語 圏 以外 のヨーロッパ名 でも英語 綴 りと解 して読 むことが多 いという背景 がある。さらに「ニッケル」は硬貨 を材料 の金属 名 で通称 する米国 の慣習 (5セントのこと)と、英語 ワース=「価値 」=バリュー、というようにも掛 けている。本人 は、どちらの発音 でも構 わない、としているという) - フィリップ・カーン(カメラ
付 き携帯 電話 の発明 家 で、ボーランド社 の設立 者 の一人 )は、チューリッヒ工科 大学 在学 中 にヴィルトのもとで学 んだ。フィリップ・カーンはPascalの素晴 らしさをアンダース・ヘルスバーグに説 き、ボーランドの最初 の製品 である「Turbo Pascal」を世 に送 り出 した。ヘルスバーグはPascalを発展 させた「Delphi」をボーランドで開発 したが、その後 (本人 によればボーランドの社内 政治 のせいで)マイクロソフトに移籍 しており、C♯などを開発 している。
主著 [ソースを編集 ]
- Program Development by Stepwise Refinement(1971
年 )ソフトウェア工学 分野 の古典 。 - 『
系統 的 プログラミング/入門 』(Systematic Programming: An Introduction, 1972年 )訳 :野下 浩平 、筧 捷 彦、武市 正人 、1975年 。 - 『アルゴリズム+データ
構造 =プログラム』(Algorithms + Data Structures = Programs, 1976年 )訳 :片山 卓也 、1981年 。 - 『
翻訳 系 構成 法 序論 』(Compilerbau: Eine Einführung, 1984年 )訳 :筧 捷 彦、1986年 。 - 『アルゴリズムとデータ
構造 』(Algorithms & Data Structures, 1986年 )訳 :浦 昭二 、国府 方 久史 、1990年 。(『アルゴリズム+データ構造 =プログラム』の前半 に手 を加 えたもの。[4]) - 『ヴィルトのコンパイラ
構成 法 』(Compiler Construction, 1996年 )訳 :滝沢 徹 、牧野 祐子 、1997年 。(原文 は現在 、PDF形式 で無料 配布 。外部 リンクを参照 )
受賞 歴 [ソースを編集 ]
- 1984
年 - ACMチューリング賞 - 1987
年 - コンピュータパイオニア賞 - 2002
年 - エドゥアルト・ライン財団 技術 賞
関連 項目 [ソースを編集 ]
- GNU Pascal - ISO
標準 Pascal処理 系 。外部 リンクにヴィルトの手紙 や論文 が紹介 されている。 - EBNF
- バッキービット
脚注 [ソースを編集 ]
- ^ Niklaus Wirth 2004 Fellow
- ^ a b (PDF) プログラミング
言語 を追求 し続 けたコンピュータ科学 者 - ^ “Niklaus Wirth ist tot: IT-Welt trauert um Erfinder von Pascal” (ドイツ
語 ). winfuture.de (2024年 1月 3日 ). 2024年 1月 4日 閲覧 。 - ^ 『アルゴリズムとデータ
構造 』訳者 序文
外部 リンク[ソースを編集 ]
本人 のホームページ、チューリッヒ工科 大学 のサイト。- ヴィルトの
略歴 、チューリッヒ工科 大学 のサイト。 - ちえの
和 WEBページ:コンピュータ偉人 伝 :ニクラウス・ビルト (日本語 ) - Program Development by Stepwise Refinement, Communications of the ACM, 14(4):221–227, April 1971は、
論文 。 - オベロン
言語 とOSの教科書 は、現在 PDFファイルの形 で入手 可能 。オベロン計画 —オペレーティングシステムとコンパイラの設計 PDFファイルはTen Years After: From Objects to Componentsという付録 が増補 されている。 - コンパイラ
構成 法 の教科書 、PDFファイルを無料 配布 。