ベルゲルミル (衛星えいせい)

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ベルゲルミル
Bergelmir
想像図
想像そうぞう図ず
仮かり符号ふごう・別名べつめい Saturn XXXVIII
S/2004 S 15
分類ぶんるい 土星どせいの衛星えいせい
軌道きどうの種類しゅるい 北欧ほくおう群ぐん中なかの
下位かい群ぐんであるスカジ群ぐん
発見はっけん
発見はっけん日び 2004年ねん12月12日にち[1]
発見はっけん者しゃ D・C・ジューイット、
S・S・シェパードら[1]
軌道きどう要素ようそと性質せいしつ
軌道きどう長ちょう半径はんけい (a) 19,336,000 km[2]
離はなれ心しん率りつ (e) 0.1420[2]
公転こうてん周期しゅうき (P) 1005.76 日にち (2.754 年ねん)[2]
軌道きどう傾斜けいしゃ角かく (i) 158.557°[2]
近きん点てん引数ひきすう (ωおめが) 133.400°[2]
昇のぼり交点こうてん黄き経けい (Ωおめが) 202.164°[2]
平均へいきん近きん点てん角かく (M) 306.494°[2]
土星どせいの衛星えいせい
物理ぶつり的てき性質せいしつ
直径ちょっけい 6 km[3][4]
平均へいきん密度みつど 2.3 g/cm3[3] (仮定かてい値ち)
アルベド（反射はんしゃ能のう） 0.04[3] (仮定かてい値ち)
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ベルゲルミル[5][6] (Saturn XXXVIII Bergelmir) は、土星どせいの第だい38衛星えいせいである。逆行ぎゃっこう軌道きどうで土星どせいを公転こうてんする不規則ふきそく衛星えいせいで、北欧ほくおう群ぐんに属ぞくする[4]。また、北欧ほくおう群ぐんの他ほかの7つの衛星えいせいとサブグループ（下位かい群ぐん）スカジ群ぐんを形成けいせいしている。

デビッド・C・ジューイット、スコット・S・シェパード、ブライアン・マースデン、ジャン・クレイナらの観測かんそくチームにより、2004年ねん12月12日にち～2005年ねん3月9日にちの間あいだに行おこなわれた一連いちれんの観測かんそくによって発見はっけんされた。最初さいしょに確認かくにんされたのは12月12日にちの観測かんそくである。観測かんそくにはすばる望遠鏡ぼうえんきょうが用もちいられた[7][8]。2005年ねん5月がつ3日にちに小惑星しょうわくせいセンターのサーキュラーで他たの11個いっこの土星どせいの新しん衛星えいせいの発見はっけんと合あわせて報告ほうこくされ、S/2004 S 15 という仮かり符号ふごうが与あたえられた[9][7][8]。

2007年ねん4月がつ5日にちに北欧ほくおう神話しんわに登場とうじょうする霜しもの巨人きょじん族ぞくの第だい二にの祖そとなる巨人きょじんベルゲルミルに因ちなんで命名めいめいされ、Saturn XXXVIII という確定かくてい番号ばんごうが与あたえられた[10]。

土星どせいからの平均へいきん距離きょりは約やく 19,336,000 kmで、推定すいてい直径ちょっけいが約やく 6 km の小ちいさい天体てんたいである。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b NASA (2017年ねん12月5日にち). “In Depth | Bergelmir – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空こうくう宇宙うちゅう局きょく. 2018年ねん12月17日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c d e f g Jet Propulsion Laboratory (2013年ねん8月がつ23日にち). “Planetary Satellite Mean Orbital Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進すいしん研究所けんきゅうじょ. 2018年ねん12月17日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b c Jet Propulsion Laboratory (2015年ねん2月がつ19日にち). “Planetary Satellite Physical Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進すいしん研究所けんきゅうじょ. 2018年ねん12月17日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b Scott S. Sheppard. “Saturn Moons”. Carnegie Science. 2019年ねん11月2日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “衛星えいせい日本語にほんご表記ひょうき索引さくいん”. 日本にっぽん惑星わくせい協会きょうかい. 2019年ねん3月がつ9日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “太陽系たいようけい内ないの衛星えいせい表ひょう”. 国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかん. 2019年ねん3月がつ9日にち閲覧えつらん。
  7. ^ a b Brian G. Marsden (2005年ねん5月がつ3日にち). “MPEC 2005-J13 : TWELVE NEW SATELLITES OF SATURN”. 小惑星しょうわくせいセンター. 2018年ねん12月17日にち閲覧えつらん。
  8. ^ a b “No.104: すばる望遠鏡ぼうえんきょう、土星どせいの新しん衛星えいせいを12個こ発見はっけん | 国立こくりつ天文台てんもんだい(NAOJ)”. アストロ・トピックス. 国立こくりつ天文台てんもんだい (2005年ねん5月がつ19日にち). 2018年ねん12月18日にち閲覧えつらん。
  9. ^ Daniel W. E. Green (2005年ねん5月がつ4日にち). “IAUC 8523: NEW Sats OF SATURN; 2005by; V5115 Sgr”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際こくさい天文学てんもんがく連合れんごう. 2018年ねん12月17日にち閲覧えつらん。
  10. ^ Daniel W. E. Green (2007年ねん4月がつ5日にち). “IAUC 8826: Sats OF JUPITER, SATURN; RING OF URANUS; 2006 VV_2”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際こくさい天文学てんもんがく連合れんごう. 2018年ねん12月17日にち閲覧えつらん。
各かく群ぐんの衛星えいせいは土星どせいからの軌道きどう長ちょう半径はんけいが近ちかい順じゅんに列記れっきしており、分類ぶんるいは [1] や [2] における軌道きどう要素ようそに基もとづく
羊ひつじ飼かい衛星えいせい群ぐん
軌道きどう共有きょうゆう衛星えいせい
G環たまき内うち
内うち大だい衛星えいせい群ぐん
（およびトロヤ衛星えいせい）
アルキオニデス（副ふく群ぐん?）
外そと大だい衛星えいせい群ぐん
イヌイット群ぐん (13)
キビウク群ぐん (5)
パーリアク群ぐん (1)
シャルナク群ぐん (7)
ガリア群ぐん (7)
北欧ほくおう群ぐん (100)
フェーベ群ぐん (2)
不明ふめい
関連かんれん項目こうもく: テミス（誤認ごにんされた衛星えいせい）・土星どせいの環たまき・太陽系たいようけいの衛星えいせいの一覧いちらん
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