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リュウキンカ

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リュウキンカ
福島ふくしまけん会津あいづ地方ちほう 2010ねん6がつ
分類ぶんるい
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
もん : 被子植物ひししょくぶつもん Magnoliophyta
つな : そう子葉しよう植物しょくぶつつな Magnoliopsida
: キンポウゲ Ranunculales
: キンポウゲ Ranunculaceae
ぞく : リュウキンカぞく Caltha
たね : Caltha palustris
変種へんしゅ : リュウキンカ
C. palustris var. nipponica
学名がくめい
Caltha palustris L. var. nipponica H.Hara
シノニム

Caltha palustris L. var. membranacea auct. non Turcz.

和名わみょう
リュウキンカ(立金たつがねはな

リュウキンカ立金たつがねはな学名がくめい:Caltha palustris var. nipponica)は、キンポウゲリュウキンカぞく多年草たねんそう

特徴とくちょう

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なが葉柄ようへいをもってたばし、しん円形えんけいからじん円形えんけいで、ながさ、はばとも3-10cmになり、えんにはひくどん鋸歯きょしつ。くき直立ちょくりつし、花茎かけいたかさは15-50cmになる。くき中空ちゅうくうで、茎葉けいようくき上部じょうぶにつき、るが小型こがたになる。

花期かきは5-7がつくき先端せんたんおよび葉腋ようえきからながはながらばし、みち2.5-3cmの黄色きいろはなをつける。花弁はなびらはなく、花弁はなびらえるのはがくへんで、ふつうは5まいだがときに6-7まいになる。雄蕊おしべ多数たすうあり、雌蕊めしべは4-12ある。果実かじつふくろはてとなり、ながさ1cmになる。白色はくしょくでひげになる。

くき直立ちょくりつし、黄金おうごんしょくはなをつけることから立金たつがねはな呼称こしょうされるようになった。ぞく学名がくめいとなっているCalthaラテン語らてんごで「つよにおいのある黄色きいろはな」という意味いみつ。

分布ぶんぷ生育せいいく環境かんきょう

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日本にっぽんでは、本州ほんしゅう九州きゅうしゅう分布ぶんぷし、アジアでは朝鮮ちょうせん中国ちゅうごく分布ぶんぷする。山地さんち水辺みずべから高層こうそう湿原しつげんにかけて生息せいそくし、ミズバショウ群生ぐんせいすることもある。

利用りよう

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若芽わかめ山菜さんさいとして食用しょくようになるが、キンポウゲれいれず有毒ゆうどくであり、多量たりょうしょくすと下痢げりなどの症状しょうじょうこす場合ばあいがある。

変種へんしゅ

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  • コバノリュウキンカ Caltha palustris L. var. pygmaea Makino
    小型こがたのもの。
  • エンコウソウ Caltha palustris L. var. enkoso H.Hara
    さるのどくさ はななが花茎かけいたおれてにつき、ふしから発根はっこんする。本州ほんしゅう北海道ほっかいどう樺太からふと千島ちしま分布ぶんぷする。
  • エゾノリュウキンカ Caltha palustris L. var. barthei Hance
    リュウキンカより大型おおがた本州ほんしゅう北部ほくぶ北海道ほっかいどう樺太からふと千島ちしま朝鮮ちょうせん北部ほくぶウスリー分布ぶんぷする。

その

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熊本くまもとけん球磨くまぐんあさぎりまちではまちはなとされ、まち天然記念物てんねんきねんぶつ指定していされている。日本にっぽんにおいては本町ほんまち自生じせい南限なんげんわれている。

山野やまのくさとして栽培さいばいされるヒメリュウキンカはヨーロッパ原産げんさんキンポウゲぞくで、やせはてをつける。リュウキンカと混同こんどうされがちで、後者こうしゃ名前なまえしょうして流通りゅうつうすることがある。

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん画像がぞう

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