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世良せら公則まさのり&ツイスト

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曖昧さ回避 同名どうめいのアルバムについては「世良せら公則まさのり&ツイスト (アルバム)」をご覧らんください。
ツイスト
別名べつめい 世良せら公則まさのり&ツイスト
出身しゅっしん地ち 日本の旗 日本にっぽん
ジャンル ロック
活動かつどう期間きかん 1977年ねん - 1981年ねん
1993年ねん
※一時いちじ的てきな再さい結成けっせいに関かんしては#再さい結成けっせいを参照さんしょう。
レーベル キャニオン・レコード
AARD-VARK
（1977年ねん - 1981年ねん）
MOON RECORDS
（1993年ねん）
事務所じむしょ ヤマハ音楽振興会やまはおんがくしんこうかい
（1977年ねん - 1980年ねん）
MRT
（1980年ねん - 1981年ねん）
メンバー 世良せら公則まさのり（ボーカル・ギター）
ふとがね金太きんた（ドラムス）
鮫島さめしま秀樹ひでき（ベース）
神かみ本ほん宗そう幸みゆき（キーボード）
松浦まつうら善博よしひろ（ギター）
旧きゅうメンバー 大上おおがみ明あきら（ギター）
太刀川たちかわ紳しん一いち（ギター）

ツイストは、世良せら公則まさのりを中心ちゅうしんに結成けっせいされた日本にっぽんのロックバンド[1]。ロックをメジャーにした ロックバンドである[出典しゅってん 1]。

バンド名めいの由来ゆらい[編集へんしゅう]

ローリング・ストーンズのような音楽おんがくを演奏えんそうするならブラック・ミュージックを理解りかいしておいた方ほうが良よいと思おもい、メンバー全員ぜんいんでサム・クックの「Twistin' the Night Away」を聴きいていると「Twisting' Twisting'」と歌うたっており、「twist＝ひねくれ」でもあるのでバンド名めいを「Twist」にしようと全員ぜんいんで決きめたと世良せらは述のべている[出典しゅってん 2]。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

アマチュア期き[編集へんしゅう]

前身ぜんしんバンドは世良せらが地元じもと・広島ひろしま県けん福山ふくやま市しの高校こうこう2年ねんのとき加入かにゅうしたFBIバンドである[出典しゅってん 3]。当時とうじはビートルズやディープ・パープルのカバーをするバンドが多おおかったが、FBIバンドはローリング・ストーンズやフェイセズを主おもにカバーし[出典しゅってん 4]、ブルースを志向しこうしていたため[13]、当時とうじブルースが盛さかんだった大阪おおさかにメンバー全員ぜんいんで進学しんがく[出典しゅってん 5]。在学ざいがく中ちゅうに音楽おんがくコンテストの関係かんけい者しゃから「ボーカルがヘタ」との指摘してきを受うけたことから[出典しゅってん 6]、それまでベースの担当たんとうだった世良せらがボーカルに交代こうたいした[出典しゅってん 7]。今日きょうのようにカラオケもなく、歌うたう場ばも限かぎられ、世良せらはそれまでは自分じぶんが歌うたがうまいとは気付きづかなかったという[3]。世良せらたちが大学だいがく4年ねんのとき、世良せらが正式せいしきにボーカルに専念せんねんした際さいにバンド名めいを"ツイスト"に変更へんこうした[4]。

大学だいがく卒業そつぎょうが迫せまり、他たのメンバーは就職しゅうしょく先さきを決きめ[17]、退路たいろを断たってプロを目指めざしたのは世良せらだけ[出典しゅってん 8]。1977年ねん、世良せらにとってはバンド解散かいさんのけじめとして、世良せら以外いがいのメンバーにとっては、学生がくせいバンドの思おもい出で作づくりとして[出典しゅってん 9]、ヤマハポピュラーソングコンテストに出場しゅつじょう[出典しゅってん 10]。10月、「あんたのバラード」がポプコン本選ほんせん会かいでグランプリを獲得かくとく[出典しゅってん 11]。世良せら作さくによる同どう曲きょくは、当時とうじ大阪おおさかの若者わかものの間あいだで流行はやっていたブルースをベースにすさんだ恋愛れんあいを唄うたったもの[20]。フォーク/ニューミュージック系けいシンガーが多おおかったポプコンでロックバンドがグランプリを獲えるのは初はじめてのことで[出典しゅってん 12]、一ひとつの"事件じけん"だった[出典しゅってん 13]。世良せら公則まさのり&ツイストのグランプリ以降いこう、ロック系けいの楽曲がっきょくが増ふえた[出典しゅってん 14]。世良せら公則まさのり&ツイストがこの後のち、大おおきな人気にんきを得えたことで、ポプコンの名なが世間せけんに知しらしめられ[25]、ポプコンはスターの登竜門とうりゅうもんとして華々はなばなしくなっていった[出典しゅってん 15]。11月の第だい8回かい世界せかい歌謡かよう祭さいでもグランプリを獲得かくとく[出典しゅってん 16]、12日にち後ごの11月25日にちにキャニオン・レコード（現げんポニーキャニオン）/AARD-VARKレーベルからシングル盤ばん「あんたのバラード」を発売はつばいした[4]。それは旧きゅうツイストのメンバーによる世界せかい歌謡かよう祭さいで演奏えんそうしたライブ音源おんげんである[出典しゅってん 17]。このような経緯けいいから世良せら自身じしんは「バンドとしての愛着あいちゃくは（旧きゅう）ツイストの方ほうにあった」と述のべている[14]。世良せらと神かみ本ほん宗そう幸みゆき以外いがいのメンバーがプロとして活動かつどうすることを拒否きょひしたため、大学だいがくのバンド仲間なかまで、別べつバンドに所属しょぞくしているプロ志向しこうの仲間なかま達たちを加入かにゅうさせ、同月どうげつ「世良せら公則まさのり&ツイスト」を結成けっせい[1]。その際さい、新しんメンバーたちが「『あんたのバラード』は世良せらが作つくった曲きょくだし、世良せらの名前なまえを残のこそう」と言いってくれたため、世良せらがその好意こういを受うけ取とり「世良せら公則まさのり&ツイスト」とバンド名めいを変更へんこうした[11]。日本にっぽんでロックがまだ浸透しんとうしていなかった時代じだい[出典しゅってん 18]、一般いっぱんレベルでは「ロック＝不良ふりょう」と単純たんじゅん化かされて受うけとめられていた[4]。世良せらは、家族かぞくや周囲しゅういから「ロックで食たべていくことはできない。無謀むぼうだ」と口々くちぐちに言いわれた[5]。「演歌えんかや歌謡かよう曲きょく、フォークだけが音楽おんがくじゃないということを証明しょうめいしたい」「ロックを歌うたって認みとめられたい」という意地いじだけで世良せらはプロとして生いきる道みちを選えらんだ[5]。

「夜よるのヒットスタジオ」出演しゅつえん後ご、ヤマハのプロデューサーから勧誘かんゆうを受うけ[14]、1978年ねん2月がつに上京じょうきょうし正式せいしきにプロデビューとなった[出典しゅってん 19]。

世良せら公則まさのり＆ツイスト期き[編集へんしゅう]

デビュー曲きょく「あんたのバラード」では、静しずかなピアノのイントロから一転いってんする世良せらのあまりにもワイルドなボーカルスタイル[出典しゅってん 20]、ド派手はでなアクションは[出典しゅってん 21]、多おおくの人ひとの度肝どぎもを抜ぬいた[出典しゅってん 22]。これらは、それまで洋楽ようがくロックのコピーが多おおかった日本にっぽんロック界かいに新鮮しんせんな息吹いぶきを吹ふき込こむものだった[出典しゅってん 23]。「あんたのバラード」（オリコン最高さいこう6位い[20]、46万まん枚まい[5]）、「宿無やどなし」（最高さいこう3位い）、「銃じゅう爪つめ (ひきがね)」（最高さいこう1位い）、「性せい」（最高さいこう5位い）、「燃もえろいい女おんな」（最高さいこう3位い）と、立たて続つづけに大だいヒットを飛とばし一いち世せいを風靡ふうびした[出典しゅってん 24]。ロックバンド・ミュージシャンが、シングルヒットを続つづけるのはそれまで前例ぜんれいが無なく[出典しゅってん 25]、ロックを大衆たいしゅう化かさせる推進すいしん力りょくとなった[17]。また1978年ねん7月がつ10日とおかに発売はつばいしたデビューアルバム『世良せら公則まさのり&ツイスト』はオリコンで1位いを記録きろく[出典しゅってん 26]、発売はつばいと同時どうじに40万まん枚まいを売うり上あげた[17]。日本にっぽんのロックバンドとしては、デビューアルバムが、チャートの1位いを記録きろくしたのはこのアルバムが初はじめてであった[出典しゅってん 27]。

世良せら公則まさのり&ツイスト、Char、原田はらだ真二しんじの三さん組くみは「ロック御三家ごさんけ」と呼よばれ[出典しゅってん 28]、初はじめて『ザ・ベストテン』などのテレビのランキング番組ばんぐみや歌謡かよう番組ばんぐみ、「月刊げっかん明星みょうじょう」「月刊げっかん平凡へいぼん」等とうのアイドル雑誌ざっし、「セブンティーン」「プチセブン」などのティーン雑誌ざっしやテレビに頻繁ひんぱんに登場とうじょう・出演しゅつえんした[出典しゅってん 29]。世良せら公則まさのり&ツイストはロックバンドとして初はじめてアイドル雑誌ざっしの表紙ひょうしも飾かざり、これがロックとは無縁むえんだったファンを獲得かくとくすることとなり、それまでのロックバンドにはなかった女性じょせいファンを開拓かいたくして、新あらたな潮流ちょうりゅうを生うみ出だすきっかけを創つくり出だした[出典しゅってん 30]。世良せらは様々さまざまな動うごきがセクシーで[出典しゅってん 31]、女性じょせいの目めをロックに向むけさせた[42]。先輩せんぱいミュージシャンからは「テレビなんかに出でやがって」と反発はんぱつされ[49]、「あんなミーハーなのはロックじゃない」などとロック専門せんもん誌しや音楽おんがく評論ひょうろん家かからは総そうスカンを喰くらったが[出典しゅってん 32]、英語えいごのロックに対たいする"遠慮えんりょ"が蔓延まんえんしていた時代じだいに[4]、臆面おくめんもなく日本語にほんごでロックを歌うたい切きるアーティストがブラウン管ぶらうんかんに出でてきたことは[51]、日本にっぽんの音楽おんがくシーンにとって大おおきな衝撃しょうげきだった[出典しゅってん 33]。世良せらを見みて初はじめてロックに触ふれた人ひとも多おおく[33]、世良せらの独特どくとくなドスの効きいた声こえにスタンドマイクを縦横無尽じゅうおうむじんに"操あやつり"ながら歌うたうスタイルは、放課後ほうかごの清掃せいそうの時間じかんに柄えの長ながいほうきをマイクに見立みたててマネをする男子だんしの定番ていばん[出典しゅってん 34]。勿論もちろん、若わかい女性じょせい層そうからの支持しじは圧倒的あっとうてきだったが[5]、男子だんし小しょう中高生ちゅうこうせいの支持しじも高たかかったといわれる[5]。これがさまざまなベストテン番組ばんぐみで1位いになる原動力げんどうりょくとなった[5]。

世良せら公則まさのり&ツイストの活躍かつやくが特とくに目立めだったのが1978年ねん1月がつから始はじまった『ザ・ベストテン』だった[18]。社会しゃかい的てきにも影響えいきょう力りょくの大おおきかった当とう番組ばんぐみに於おいて、全盛期ぜんせいきの沢田さわだ研二けんじ、山口やまぐち百恵ももえ、西城さいじょう秀樹ひでき、ピンクレディーら、歌謡かよう曲きょくの大だいスターを抑おさえて、初年度しょねんどのシングル・年間ねんかん第だい1位い(「銃じゅう爪つめ (ひきがね)」)[18]、年間ねんかん第だい3位い(「宿無やどなし」)を獲得かくとく[53]。特とくに3枚まい目めのシングル「銃じゅう爪つめ」は1978年ねんの9月がつから11月がつまで同どう番組ばんぐみで10週しゅう連続れんぞく1位いと、3か月げつの間あいだ1位いに居座いすわり[出典しゅってん 35]、レコード売上うりあげも94万まん枚まいに達たっした[5]。『ザ・ベストテン』10週しゅう連続れんぞくの1位いは、「ルビーの指ゆび環たまき」（寺尾てらお聰さとし、1981年ねん）12週しゅう連続れんぞくに次つぐ歴代れきだいでも2位いとなる[54]。同おなじヤマハ所属しょぞくの中島なかじまみゆきは、頑かたくなに当とう番組ばんぐみに出演しゅつえんしなかったが、世良せら公則まさのり&ツイストは積極せっきょく的てきに出演しゅつえんした[55]。画面がめんからはみ出だす程ほどのイキのいいパワーが視聴しちょう者しゃを魅了みりょうした[55]。『ザ・ベストテン』は、ニューミュージック系けい歌手かしゅの曲きょくを紹介しょうかいするというコンセプトで始はじまった番組ばんぐみであったため[56]、番組ばんぐみ立だち上あげ期きに彼かれらの出演しゅつえんがなければ『ザ・ベストテン』が伝説でんせつになることはなかった[55]。同どう番組ばんぐみプロデューサー・山田やまだ修爾しゅうじは「間違まちがいなくツイストは『ザ・ベストテン』初期しょきの功労こうろう者しゃのひとりである」と述のべている[55]。

1977年ねん4月がつから1980年ねん7月がつまで徳間書店とくましょてんから『Young Rock』という洋楽ようがくアーティストを専せん門もんに扱あつかう月刊げっかんの音楽おんがく雑誌ざっしが刊行かんこうされていたが、世良せら公則まさのり&ツイストはその1978年ねん10月がつ号ごうで、原田はらだ真二しんじ、レイジー、スロッグとともに日本にっぽんのアーティストとして初はじめて誌面しめんに取とり上あげられ[17]、巻頭かんとうグラビアと本文ほんぶんで17頁ぺーじに亘わたる特集とくしゅうが組くまれた[17]。同誌どうしの記事きじで「まさにスイ星ほしのように現あらわれ、早はやくも大物おおものの位置いちにまで登のぼりつめてしまった世良せら公則まさのり&ツイスト。沢田さわだ研二けんじが、矢沢やざわ永吉えいきちが成なし得えなかったことをやりとげそうな、そんな予よ感かんのする男おとこー世良せら公則まさのり」[17]「世良せら公則まさのり&ツイストはデビュー一いち年ねん足たらずの間あいだにそのパワフルでエキサイティングなロックは、潜在せんざい的てきなロックファンを強烈きょうれつに吸収きゅうしゅうしてしまったようだ。それはかつてなかったスタイルの新あたらしいサウンド・フィーリングで聴きく者もの、見みる者ものの胸むねを熱あつくする」[17]「ロック御三家ごさんけの台頭たいとうによって、日本にっぽんのロック界かいがクローズ・アップされつつある」などと評ひょうされている[17]。また同誌どうし1979年ねん4月がつ号ごうでは「今いま、日本にっぽんのロックに大おおきな嵐あらしが吹ふき荒あれようとしています。支流しりゅうだったものが、川幅かわはばを広ひろげ、深ふかさを増まし、本流ほんりゅうにとって代かわろうとしているのです。ここまで来くるには、長ながい時間じかんの積つみ重かさねがあったわけですが、昨年さくねん（1978年ねん）からの日本にっぽんのロック旋風せんぷうの火付ひつけ役やく、まさに"銃じゅう爪つま"となったのがツイストでした」[10]「サウンドも"なり"も、明あきらかにロックと呼よばれるジャンルに属ぞくする6人にんのムサ苦くるしい野郎やろうたちが作つくり出だしたものが、こんなにたて続つづけのヒットとなり、若わかいファンを吞み込こみんだということは、おそらく日本にっぽんの音楽おんがく史上しじょう初はじめてのことではないでしょうか。確たしかにB・C・R旋風せんぷうという土壌どじょうがあったでしょう。その証拠しょうこに、チャー、原田はらだ真二しんじ、レイジーなどが、ツイストの出現しゅつげん前まえにジワジワ上昇じょうしょうしていましたから。でもこの時点じてんではまだ誰だれもロックがチャートの1位いになる、おカネになる、とは思おもっていなかったはずです。ジワジワ燻いぶっていた土壌どじょうにツイストが火ひを付つけ、たった1年ねんで状況じょうきょうをコロッと変かえてしまったのです。現在げんざい、ヒット・チャートを上昇じょうしょうしている甲斐かいバンド（「HERO（ヒーローになる時とき、それは今いま）」）などのロックの中堅ちゅうけんどころも、ツイストの活躍かつやくを見みて奮起ふんきしたという部分ぶぶんもなくはないでしょう。また、プロを目指めざす数すう多おおくのアマチュア・グループを勇気ゆうきづけ、予備よび軍ぐんの数かずを増ふやしたことも事実じじつでしょう。このように彼かれらがテレビを始はじめとする巨大きょだいなマスコミを通つうじて与あたえた影響えいきょう・功績こうせきは大おおきなものがあります（中略ちゅうりゃく）日本人にっぽんじんの心しんの故郷こきょうといわれる演歌えんかの要素ようそと、ビート世代せだいのロック感覚かんかくの両方りょうほうを持もち合あわせたツイストサウンドは、ロッド風ふう、フェイセズ風ふうといわれようが、明あきらかに日本にっぽん独自どくじのもの、ツイスト独自どくじのものです。そんな彼かれらが今後こんごの音楽おんがく界かいをリードしなくては、いつまでたってもロックはうるさいもの、外国がいこくのマネという偏見へんけんをぬぐい去さることは出来できないでしょう」などと論ろんじている[10]。まだまだ日本にっぽんではロックに対たいする偏見へんけんが強つよく[5]、生徒せいと手帳てちょうに「世良せら公則まさのり&ツイストのコンサートに行いってはいけません」といういう校則こうそくがあった中学ちゅうがくや高校こうこうがあったといわれる[5]。

「ロック御三家ごさんけ」のうち最初さいしょにテレビに出で始はじめたのはCharであったが[出典しゅってん 36][注釈ちゅうしゃく 1]、女子じょし中・高生ちゅうこうせいを中心ちゅうしんに爆発ばくはつ的てき人気にんきを得えたのは、1977年ねん10月がつにデビューした原田はらだ真二しんじと11月にデビューした世良せら公則まさのり&ツイストであった[出典しゅってん 38]。特とくに1978年ねん後半こうはんには、世良せら公則まさのり&ツイストは人気にんきやレコードセールスの点てんでは完全かんぜんに他たの二人ふたりに水みずをあけ、歌謡かよう曲きょくを含ふくめてもトップスターになった[60]。当時とうじの音楽おんがく誌しは「いまようやく、日本にっぽんのロックは世良せら公則まさのり&ツイストの手てで、メジャーになろうとしている」と書かいた[出典しゅってん 39]。

歌謡かよう曲きょくとニューミュージックの全盛期ぜんせいきに[13]、「ロックも売うれる」ことを初はじめて証明しょうめいしたバンドであった[出典しゅってん 40]。ロックの楽曲がっきょくが最初さいしょに売うれたのはダウン・タウン・ブギウギ・バンドのシングル「スモーキン・ブギ」（発売はつばいは1974年ねん12月[注釈ちゅうしゃく 2]）、「港みなとのヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」（1975年ねん6月がつ[注釈ちゅうしゃく 3]）であるが、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド自体じたいが"ロック"として見みられておらず（宇崎竜童うざきりゅうどう談だん[65]）、当時とうじは歌謡かよう曲きょく、演歌えんか、フォークが強つよく、他たにロック系けいの後続こうぞくがなくロックはメジャーにならなかった[出典しゅってん 41][注釈ちゅうしゃく 4]。

"ロックのメジャー化か"は、最もっとも商業しょうぎょう的てきに成功せいこうした世良せら公則まさのり&ツイストを筆頭ひっとうとした「ロック御三家ごさんけ」と、マスメディアを拒否きょひしながら、1978年ねんに出だしたシングル「時間じかんよ止とまれ」[注釈ちゅうしゃく 5]と2枚まいのアルバム『ゴールドラッシュ』[注釈ちゅうしゃく 6]、『LIVE 後楽園こうらくえんスタジアム』[注釈ちゅうしゃく 7]を全すべてヒットチャート1位いにし、自伝じでん本ほん『成なりあがり』のベストセラー、長者ちょうじゃ番付ばんづけでロック系けいミュージシャンとして初はじめて1位いとなった矢沢やざわ永吉えいきち[出典しゅってん 43]や、「ロック御三家ごさんけ」より、ほぼ一いち年ねん遅おくれで世よに出でたサザンオールスターズ[出典しゅってん 44][注釈ちゅうしゃく 8]、この年としの年末ねんまつから翌よく1979年ねんにかけて大だいヒットを出だしたゴダイゴ[注釈ちゅうしゃく 9]、甲斐かいバンド[注釈ちゅうしゃく 10]ら、この時代じだい誰だれも予想よそうだにしなかったロック系けいのヒットラッシュからで、これらの大だいヒットは音楽おんがくマーケットに大おおきな革命かくめいを起おこした[出典しゅってん 48]。J-POPシーンの盛況せいきょうは、商売しょうばいにならなかったはずのロックが商売しょうばいになり始はじめた77 - 78年ねんに始はじまったとも評ひょうされる[8]。ただし前述ぜんじゅつのように"日本にっぽんのロック"は「世良せら公則まさのり&ツイストがメジャー化かした」とする文献ぶんけんや[出典しゅってん 49]、「ツイストが日本にっぽんのロック旋風せんぷうの火付ひつけ役やくになった」[10]、「ロック御三家ごさんけ」が「日本にっぽんのロックをメジャーに押おし上あげた」とする文献ぶんけんもある[出典しゅってん 50][注釈ちゅうしゃく 11]。『Jロック&ポップスCD名めい盤ばんガイド』は「歌謡かよう曲きょくと演歌えんか、ニューミュージックで占しめられていたチャート上位じょういにロック勢ぜいが顔かおを出だすことなど、とても考かんがえられないというのが普通ふつうの時代じだい。そんな状況じょうきょうに風穴かざあなを開あけた代表だいひょう的てき存在そんざいが世良せら公則まさのり&ツイスト」[66]「世良せらのコブシの効きいた歌唱かしょう法ほうも含ふくめて"歌謡かようロック"の印象いんしょうが強つよい。だがそれはまったくマイナス要因よういんとはいえない。むしろロックと歌謡かよう曲きょくの境目さかいめがほとんどなくなっている現在げんざい（2001年ねん）の状況じょうきょうを考かんがえれば、彼かれらの音楽おんがく性せいはまさにJ-ROCKの元祖がんそそのものといえる」と評ひょうしている[66]。

バンドの形態けいたいでも大おおきな功績こうせきを残のこしている。基本きほん的てきに楽器がっきを持もたず、ボーカルに徹てっする強力きょうりょくなボーカリストをフロントに立たてるバンドスタイルは、ツイスト以降いこう、甲斐かいバンド、ゴダイゴ、RCサクセションらが商業しょうぎょう的てきに成功せいこうしたことで、日本にっぽんのロックバンドの一いち形態けいたいを作つくった。これは現在げんざいも売うれるバンドの常套じょうとう手段しゅだんとなっている。ツイストらが興おこしたロックのメジャー化かは、後ごのロック・バンドへも多大ただいな影響えいきょうを与あたえることになった[出典しゅってん 51]。

世良せら公則まさのり&ツイストら「ロック御三家ごさんけ」が売うれた理由りゆうとして、英えい米べいのロックバンド・ミュージシャンの影響えいきょうを指摘してきする論調ろんちょうが当時とうじあった[出典しゅってん 52]。「ロック御三家ごさんけ」が出でる前まえの1976年ねんから1977年ねんにかけてベイ・シティ・ローラーズやキッス、スージー・クアトロやランナウェイズら、英えい米べいのロックバンド・ミュージシャンが日本にっぽんで売うれて[10]、日本にっぽんのマスメディアにも大量たいりょうに露出ろしゅつした[出典しゅってん 53]。スージー・クアトロは、日本酒にほんしゅ「サケロック大関おおぜき」のテレビCMもやった[87]。世良せら公則まさのり&ツイストがデビューした頃ころは、アメリカやイギリスのロックバンド・ミュージシャンが続々ぞくぞく来日らいにちし、かなりの観客かんきゃくを動員どういんしていた[17]。当時とうじ、紫むらさきや、クリエイション、ジョー山中さんちゅうなど、日本にっぽんのロックミュージシャンは音楽おんがく関係かんけい者しゃからも評価ひょうかが高たかく[17]、「英えい米べいのロックに引ひけを取とらない」などと評ひょうされていたが[17]、人気にんきとは結むすび付つかず[17]。活動かつどうの場ばはライブ・スポットなどの小しょうステージに追おいやられ、「日本にっぽんのロックの広ひろがりはありえないんじゃないか」と極論きょくろんする音楽おんがく評論ひょうろん家かもいた[17]。世良せら公則まさのり&ツイストの登場とうじょう前まえに2年ねんほど、ベイ・シティ・ローラーズ（B・C・R）ブームがあり[17]、このB・C・Rはアイドル性せいが高たかく、歌謡曲かようきょくやフォークファンも虜とりこにした[17]。B・C・Rのファンたちは、ポップ&ロックに親したしみ、歌謡かよう曲きょく歌手かしゅとは違ちがう、ロック・コンサートの熱気ねっきに興奮こうふんした[17]。このB・C・R人気にんきがアイドル性せいも高たかかった"世良せらロック"に抵抗ていこうなくスライドしていったという見方みかたもある[17]。

ツイスト期き[編集へんしゅう]

1978年ねん暮くれの「第だい20回かい日本にっぽんレコード大賞たいしょう」は最優秀さいゆうしゅう新人しんじん賞しょうを辞退じたいした[88]。それまでもニューミュージック系けい歌手かしゅのテレビ拒否きょひは珍めずらしくなかったが、賞しょうレースに関かんしては出演しゅつえんはしないまでも賞しょう自体じたいは受うけていた。ましてやブラウン管ぶらうんかんでおなじみのツイストが賞しょうレースを拒否きょひしたことは大おおきな物議ぶつぎを醸かもした[31]。

デビュー時じから世良せらの人気にんきが突出つきだし[31]、バンドながら雑誌ざっし類るいでは世良せら一人ひとりでの露出ろしゅつも多おおかった[31]。大半たいはんの楽曲がっきょくも世良せらが手掛てがけていたため、世良せらだけが注目ちゅうもくされて、リーダーはふとがね金太きんたというのも忘わすれ去さられ[31]、他たのメンバーはただのバックバンドとして見みられるようになってしまった[31]。ロックがまだテレビ関係かんけい者しゃに理解りかいしてもらえてない時代じだいで[11]、世良せらが歌うたい始はじめたらメンバーとの間あいだに書割かきわり（舞台ぶたいセット）を降おろされたり[11]、カメラマンに「間奏かんそうのギターソロのときギターを映うつして下ください」と頼たのみ、ギタリストの横よこに移動いどうしたら「あいつは場ば位置いちを守まもらない」と言いわれたりした[11]。このため、バンドの結束けっそくを危惧きぐした世良せら自身じしんがバンド名めいから世良せらの名なを外はずすとメンバーに提案ていあんし"ツイスト"に改名かいめいした[出典しゅってん 54]。

1979年ねん、春はるの全国ぜんこくツアー終了しゅうりょう後ご、太刀川たちかわが脱退だったいし松浦まつうら善博よしひろが加入かにゅう。1979年ねん4月がつに出だした2枚まい目めのアルバム『ツイストII』もオリコン1位いを獲得かくとく（二に週しゅう連続れんぞく）。資生堂しせいどうの'79 夏なつキャンペーンイメージソング「燃もえろいい女おんな」（1979年ねん4月がつ発売はつばい、最高さいこう位い3位い）も大だいヒット[出典しゅってん 55]、SOPPO（1979年ねん10月がつ発売はつばい、最高さいこう位い6位い）もヒットし、この年としの第だい30回かいNHK紅白こうはく歌合戦うたがっせんにも出場しゅつじょうした。「ロック御三家ごさんけ」で2年ねん連続れんぞく出場しゅつじょうしたのはツイストだけで、この年とし、いずれも初はつ出場しゅつじょうだったサザンオールスターズ、ゴダイゴと共ともに出場しゅつじょう。ロック系けい歌手かしゅの出演しゅつえんはこの3組くみだけであった。

再さい結成けっせい[編集へんしゅう]

1981年ねん12月の最初さいしょの解散かいさん後ご[28]、何なん度どか再さい結成けっせいをしている。

  • 1987年ねん7月がつ16日にちに『ザ・ベストテン』の「今週こんしゅうのスポットライト」に登場とうじょうし、「性せい」を演奏えんそう。
  • 1987年ねん8月がつ5・6日にちに広島ひろしまピースコンサートの2日にち目めに1日にち限定げんていで出演しゅつえん。この中なかから「宿無やどなし」がV.A.ライヴアルバム『ALIVE HIROSHIMA'87』に収録しゅうろく。
  • 1993年ねんには本格ほんかく再さい結成けっせいして新作しんさくオリジナルアルバム発売はつばいとツアーを開催かいさい。ライブDVDも発売はつばい。
  • 1996年ねん5月がつ16、17、18日にちに神戸こうべのライヴハウス「チキンジョージ」でライブを敢行かんこう。ライブCDを発売はつばい。
  • 1999年ねん5月がつ4日にちに日比谷ひびや野外やがい音楽おんがく堂どうでのイベント・MUSIC DAYに出演しゅつえん。
  • 2003年ねんには世良せら公則まさのりがツイストのカヴァーアルバムをリリースするのに合あわせ、鮫島さめしま、神かみ本ほんのツイストメンバーに外国がいこく人じんミュージシャンを加くわえた「MR.SERA+TWIST INTERNATIONAL」を立たち上あげ、日本武道館にほんぶどうかんなどでライヴを行おこなう（鮫島さめしまのサポートとしてベーシストの櫻井さくらい哲夫てつおもゲスト参加さんか）。
  • 2007年ねんに「世良せら公則まさのり＆TWIST INTERNATIONAL」名義めいぎのアルバム『JACARANDA』をリリース。

メンバー[編集へんしゅう]

以下いかは1981年ねんの解散かいさん時じメンバー

以下いかは途中とちゅう脱退だったいメンバー

ディスコグラフィー[編集へんしゅう]

シングル[編集へんしゅう]

※ 全すべてキャニオン/AARD-VARKレーベル

# 発売はつばい日び 規格きかく品番ひんばん 最高さいこう位い タイトル 作詞さくし 作曲さっきょく 編曲へんきょく 備考びこう
世良せら公則まさのり&ツイスト
1st 1977年ねん11月25日にち V-31 6位い あんたのバラード 世良せら公則まさのり 世良せら公則まさのり&ツイスト
知しらんぷり
2nd 1978年ねん4月がつ10日とおか V-28 3位い 宿無やどなし
マギー
3rd 1978年ねん8月がつ10日とおか V-29 1位い 銃じゅう爪つめ
cry
ツイスト
4th 1978年ねん12月21日にち V-34 5位い 性せい (サガ) 世良せら公則まさのり ツイスト
ギリギリ橋きょう ふとがね金太きんた 太刀川たちかわ紳しん一いち
5th 1979年ねん4月がつ5日にち V-38 3位い 燃もえろいい女おんな 世良せら公則まさのり ツイスト+木き森もり敏之としゆき 資生堂しせいどう '79 夏なつキャンペーン イメージソング
BYE（バーイ） ふとがね金太きんた ツイスト
6th 1979年ねん10月21日にち V-42 6位い SOPPO 世良せら公則まさのり ツイスト+Toche
晩ばん炎えん－BURNING POINT－ ふとがね金太きんた
7th 1980年ねん2月がつ21日にち V-47 12位い LOVE SONG 世良せら公則まさのり ツイスト 日本航空にほんこうくう '80 沖縄おきなわキャンペーン イメージソング
HELLO ふとがね金太きんた 世良せら公則まさのり
8th 1980年ねん7月がつ5日にち V-53 29位い 身みに覚おぼえ (LIVE) ふとがね金太きんた
Good-by Lover -風ふうにまかれて- (LIVE) 世良せら公則まさのり
9th 1980年ねん11月21日にち 7A-0031 26位い レイディ 世良せら公則まさのり ツイスト+福井ふくい
IKARETERU HIKARETERU 鮫島さめしま秀樹ひでき ツイスト
10th 1981年ねん4月がつ5日にち 7A-0066 52位い 恋こいのコレクトコール 世良せら公則まさのり
TOUCH ME
11th 1981年ねん11月21日にち 7A-0132 82位い SET ME FREE ツイスト
御ご用心ようじん

アルバム[編集へんしゅう]

オリジナルアルバム[編集へんしゅう]

# 発売はつばい日び 規格きかく 規格きかく品番ひんばん タイトル 最高さいこう位い
世良せら公則まさのり&ツイスト
1st 1978年ねん7月がつ10日とおか LP VX-9004 世良せら公則まさのり&ツイスト 1位い
1994年ねん11月18日にち CD PCCA-00659
2001年ねん12月19日にち YCCU-00005
2008年ねん10月がつ22日にち CD（紙かみジャケ） VICL-62769
2017年ねん5月がつ3日にち Blu-spec CD2 YCCU-10044
ツイスト
2nd 1979年ねん4月がつ21日にち LP C25A-0036 ツイストII 1位い
1994年ねん11月18日にち CD PCCA-00660
2008年ねん3月がつ19日にち CD（紙かみジャケ） VICL-62770
3rd 1980年ねん4月がつ21日にち LP C25A-0091 The Heart Rock Party
2008年ねん3月がつ19日にち CD（紙かみジャケ） VICL-62771
4th 1981年ねん5月がつ5日にち LP C28A-0159 Hip!!
1995年ねん5月がつ19日にち CD PCCA-00756
2008年ねん3月がつ19日にち CD（紙かみジャケ） VICL-62772
5th 1993年ねん7月がつ25日にち CD AMCM-4169 ROUND 2
1996年ねん8月がつ20日はつか AMCM-5056

ベスト・アルバム[編集へんしゅう]

発売はつばい日び 規格きかく 規格きかく品番ひんばん タイトル 最高さいこう位い
ツイスト
1981年ねん12月5日にち LP C38A-0198 BEST&LAST
1996年ねん5月がつ17日にち CD PCCA-00955
2008年ねん3月がつ19日にち CD（紙かみジャケ） VICL-62775/6
1989年ねん1月がつ21日にち CD 30P-3131 ツイスト BEST HITS 16
D32P-6318
1993年ねん7月がつ7日にち PCCA-00465 ツイスト/ベスト・ヒット・シングルズ
世良せら公則まさのり&ツイスト
1999年ねん3月25日にち CD TECN-25494 世良せら公則まさのり&ツイスト/ベストコレクション
2003年ねん3月26日にち KICS-2404 世良せら公則まさのり&ツイスト ベスト
2006年ねん12月21日にち KICS-2478 ポプコン・マイ・リコメンド 世良せら公則まさのり&ツイスト
世良せら公則まさのり/ツイスト
2005年ねん7月がつ27日にち CD WPCL-70516 究極きゅうきょくのベスト! 世良せら公則まさのり/ツイスト
2008年ねん7月がつ1日にち KB-20 世良せら公則まさのり/ツイスト ベスト&ベスト
2012年ねん12月1日にち WQCQ-187 世良せら公則まさのり/ツイスト スーパーベスト・コレクション

ライブアルバム[編集へんしゅう]

# 発売はつばい日び 規格きかく 規格きかく品番ひんばん タイトル 最高さいこう位い
ツイスト
1st 1980年ねん12月5日にち LP C40A-0135 TWIST ALIVE
1995年ねん5月がつ19日にち CD PCCA-00757
2008年ねん3月がつ19日にち CD（紙かみジャケ） VICL-62772/3
2nd 1993年ねん7月がつ25日にち CD AMCM-5057 LIVE BEST '93
3rd 1996年ねん11月25日にち CD Live at Chicken George '96[90]

ライブビデオ[編集へんしゅう]

# 発売はつばい日び 規格きかく 規格きかく品番ひんばん タイトル 備考びこう
ツイスト
1st 1981年ねん TWIST ALIVE 1980年ねん9月14日にち大阪おおさか万博ばんぱく広場ひろばでのライブを収録しゅうろく。
2nd 1993年ねん6月25日にち VHS ZVHS061 よっしゃ。'93復活ふっかつライヴ 1993年ねん5月22日にちNISSIN POWER STATIONでのライブを収録しゅうろく。

タイアップ一覧いちらん[編集へんしゅう]

使用しよう年ねん 楽曲がっきょく タイアップ
1978年ねん 燃もえつきぬ 関西かんさいテレビ・フジテレビ系けいドラマ『一発いっぱつ逆転ぎゃくてん』主題歌しゅだいか[91]
1979年ねん 燃もえろいい女おんな 資生堂しせいどう '79 夏なつキャンペーン・ナツコの夏なつ イメージソング
1980年ねん HIKARETERU, IKARETERU フジテレビ系けいドラマ『探偵たんてい同盟どうめい』エンディングテーマ[92]
LOVE SONG 日本航空にほんこうくう '80 沖縄おきなわキャンペーン イメージソング

NHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん出場しゅつじょう歴れき[編集へんしゅう]

年度ねんど/放送ほうそう回かい 回かい 曲目きょくもく 出演しゅつえん順じゅん 対戦たいせん相手あいて
1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）/第だい29回かい 初はつ あんたのバラード 07/24 庄野しょうの真代まさよ
1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）/第だい30回かい 2 燃もえろいい女おんな 06/23 岩崎いわさき宏美ひろみ
注意ちゅうい点てん
  • 出演しゅつえん順じゅんは「出演しゅつえん順じゅん/出場しゅつじょう者しゃ数すう」で表あらわす。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ Charのデビューは1976年ねん6月がつの「ネイビー・ブルー」だが、テレビに出で始はじめたのは1977年ねん6月がつの自作じさく曲きょくでない阿久あく悠ゆうとのコラボレーション「気絶きぜつするほど悩なやましい」発売はつばい以降いこう[出典しゅってん 37]。Charは曲きょくが大だいヒットしたとは言いえず（「気絶きぜつするほど悩なやましい」、オリコン最高さいこう位い12位い）、1978年ねん初頭しょとうから始はじまった『ザ・ベストテン』でCharはランク入いりすることなくスポットライトで1度ど出演しゅつえんし、1978年ねん12月、麻薬まやく問題もんだいで活動かつどうを一時いちじ休止きゅうししマスメディアから消きえ、1979年ねんに活動かつどうを再開さいかいする[59]。
  2. ^ オリコン最高さいこう位い4位い。当時とうじはオリコンの知名度ちめいどはあまり高たかくなく、調査ちょうさ会社かいしゃはオリコン以外いがいにミュージック・リサーチとミュージック・ラボがあり（参考さんこう：『ホットドッグプレス』講談社こうだんしゃ 1980年ねん2月がつ号ごう、p.103）『ザ・ベストテン』のレコード売うり上あげは3社しゃの結果けっかを集計しゅうけいしていた。レコードの売うり上あげは三さん社しゃで異ことなるが、ミュージック・リサーチとミュージック・ラボの過去かこ順位じゅんいを、現在げんざい調査ちょうさするのは困難こんなんなためオリコンの順位じゅんいを掲載けいさいすることとなる。
  3. ^ 6月23日にち付づけから5週しゅう連続れんぞく、オリコン最高さいこう位い1位い。
  4. ^ ダウン・タウン・ブギウギ・バンド以前いぜんのはっぴいえんどとキャロルは、現在げんざい"日本にっぽんのロックの祖そ"として評価ひょうかされることが多おおいがレコードは売うれなかった（『ミュージック・マガジン11月がつ増刊ぞうかん スペシャル・エディション[パート3] 1977-1979』p.168、キャロル最大さいだいのヒット曲きょく「ファンキー・モンキー・ベイビー」最高さいこう位い57位い、8万まん枚まい）。はっぴいえんどが音楽おんがく的てきに評価ひょうかされたのは、後年こうねんに元もとメンバーがそれぞれ活躍かつやくして以後いご、日本語にほんごでロックを演奏えんそうしたバンドとして評価ひょうかされた[出典しゅってん 42]。
  5. ^ 1978年ねん6月がつ12日にち付づけから3週間しゅうかん1位い[70]。
  6. ^ 1978年ねん6月がつ12日にち付づけから5週しゅう連続れんぞく1位い。
  7. ^ 1978年ねん12月18日にち付づけ1位い。
  8. ^ サザンオールスターズがデビューしたのは1978年ねんの6月がつで、原田はらだ真二しんじがアミューズを辞やめて同社どうしゃの所属しょぞくタレントが0になったため、代かわりに売うり出だされたスターだが[出典しゅってん 45]、サザンオールスターズはデビューして2か月げつ鳴なかず飛とばずで、7月がつ31日にちの『夜よるのヒットスタジオ』でのブラジル人じんダンサーを加くわえた派手はでな演出えんしゅつや、初年度しょねんどの『ザ・ベストテン』が解散かいさんに向むかうキャンディーズを全国ぜんこくに追おいかけるというのがの目玉めだまの一ひとつだった関係かんけいで、同どう番組ばんぐみのプロデューサー・弟子でし丸まる千せん一いち郎ろうと大里おおさと洋吉ようきちが旧知きゅうちの間柄あいだがらだったため、サザンオールスターズをライブハウス・新宿しんじゅくロフトから中継ちゅうけいの形かたちで「スポットライト」(1978年ねん8月がつ31日にち)に登場とうじょうさせて売うり出だした[73]。サザンオールスターズは「ロック御三家ごさんけ」と同様どうよう、テレビを有効ゆうこうに活用かつようして売うり出だしたスターでもあった[出典しゅってん 46]。桑田くわた佳祐けいすけ自身じしん、「テレビやラジオに特別とくべつ恩恵おんけいを受うけた世代せだい」と述のべている[77]。デビュー曲きょく「勝手かってにシンドバッド」が大だいヒットしたのは同年どうねんの秋あきのこと（10月がつ9日にち付づけ、最高さいこう位い3位い）。前述ぜんじゅつのようにこの時期じきは、世良せら公則まさのり&ツイストの「銃じゅう爪つめ（ひきがね）」が『ザ・ベストテン』の10週しゅう連続れんぞく1位いに居座いすわっていた時期じきでもあり、サザンオールスターズが世よに出でたのは歴史れきし的てきに見みれば「ロック御三家ごさんけ」より、ほぼ一いち年ねん遅おくれとなる。Charがマスメディアから消きえた代かわりに「ロック御三家ごさんけ」に入はいってきた形かたちとなったのがサザンオールスターズで、"ロックのメジャー化か"ということで言いえば、サザンオールスターズが世よに出でた時ときには、既すでにロックはメジャー化かしていた、と見みることも出来できるのである。サザンオールスターズのデビュー時じの担当たんとうディレクターだった高垣たかがき健けんも「サザンオールスターズのデビュー当時とうじは、日本にっぽんのロックポップスがビジネスになり始はじめた時期じきだった」と証言しょうげんしている[78]。
  9. ^ ゴダイゴが売うれたのは1978年ねん10月がつ1日にちに発売はつばいした(大だいヒットしたのは1979年ねん、最高さいこう位い2位い)「ガンダーラ」から[出典しゅってん 47]。
  10. ^ 甲斐かいバンドが売うれたのは自身じしんもCMに出演しゅつえんしたセイコーのCMソング「HERO（ヒーローになる時とき、それは今いま）」の大だいヒット(1979年ねん2月がつ26日にち付づけからオリコン最高さいこう位い1位い2週しゅう連続れんぞく)から[10]。電通でんつう段階だんかいでは、矢沢やざわ永吉えいきち、原田はらだ真二しんじが先さきに上あがったがメジャーに成なり過すぎ等とうの理由りゆうで甲斐かいバンドの大だい抜擢ばってきになったもの。電通でんつうもセイコーも関係かんけい者しゃで甲斐かいバンドを知しっている人ひとはほとんどいなかったという[79]。
  11. ^ 長沢ながさわヒロ＆HERO インタヴュー（Archive）　これは「ロック御三家ごさんけ」と同どう時期じきに活動かつどうしたロックバンド・「長沢ながさわヒロ&HERO」が1978年ねん、ロック誌しに答こたえたインタビュー。当時とうじいわれた"ロック御三家ごさんけによる日本にっぽんのロックのメジャー化か"について言及げんきゅうしている。ドラムスは、後のちにBOØWYに参加さんかする高橋たかはしまことである。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 世良せら公則まさのりが激げき白しろ！「今いまも100％」77年ねん世界せかいが驚おどろいたパフォーマンス＆エネルギー（Internet Archive）
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  12. ^ 私わたしの人生じんせいグラフ 時代じだいの最前線さいぜんせんにいるあの人ひとの、過去かこ・現在げんざい・未来みらいを直撃ちょくげき ...vol.2
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出典しゅってん（リンク）[編集へんしゅう]

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