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尻別岳しりべつだけ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
尻別岳しりべつだけ
北東ほくとうから
標高ひょうこう 1107.27[1] m
所在地しょざいち 北海道ほっかいどう喜茂別きもべつまち留寿都るすつむら真狩まっかりむら
位置いち 北緯ほくい4246ふん20びょう 東経とうけい14054ふん40びょう / 北緯ほくい42.77222 東経とうけい140.91111 / 42.77222; 140.91111座標ざひょう: 北緯ほくい4246ふん20びょう 東経とうけい14054ふん40びょう / 北緯ほくい42.77222 東経とうけい140.91111 / 42.77222; 140.91111
山系さんけい 独立どくりつほう
種類しゅるい ふくなり火山かざん
尻別岳の位置(北海道南部内)
尻別岳
尻別岳しりべつだけ
尻別岳しりべつだけ (北海道ほっかいどう南部なんぶ)
尻別岳の位置(北海道内)
尻別岳
尻別岳しりべつだけ
尻別岳しりべつだけ (北海道ほっかいどう)
尻別岳の位置(日本内)
尻別岳
尻別岳しりべつだけ
尻別岳しりべつだけ (日本にっぽん)
プロジェクト やま
テンプレートを表示ひょうじ

尻別岳しりべつだけ(しりべつだけ)は、北海道ほっかいどう喜茂別きもべつまち留寿都るすつむら真狩まっかりむらにまたがるだいよん火山かざんである。標高ひょうこうは1107.27m、とう三角さんかくてんてんめいこうべつだけ」)[1]やまである。アイヌ人々ひとびとピンネシリ雄岳おだけ[2]び、当時とうじ入植にゅうしょくしゃ前方ぜんぽう羊蹄山ようていざんんだ。南側みなみがわ山麓さんろく橇負山そりおいざんえだみゃく)にはルスツリゾートひろがる。

特徴とくちょう

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やく13まん~5まんねんまえ活動かつどうした火山かざんであり、地質ちしつ安山岩あんざんがんデイサイトしつからなる[3]火山かざんたいおおきくけて、西にしびら馬蹄ばていがた地形ちけい特徴とくちょうてき西にし尻別しりべつ火山かざんたいと、現在げんざい山頂さんちょうにあたる円錐えんすいがたひがし尻別しりべつ火山かざんたいけられる。

火山かざん活動かつどうとして、やく13まんねんまえ (Km-2)と7まんねんまえ (Km-1)にデイサイトしつマグマによる火砕流かさいりゅうともな爆発ばくはつてき噴火ふんか発生はっせい尻別しりべつテフラ・喜茂別きもべつ火砕流かさいりゅう噴出ふんしゅつし、山麓さんろく火砕流かさいりゅう台地だいち形成けいせいした。この2かい噴火ふんか合計ごうけい噴出ふんしゅつりょうは10km3以下いか推定すいていされる。その、7まんねんまえごろにひがし尻別しりべつ火山かざんたいが、6まんねんまえごろに西にし尻別しりべつ火山かざんたい形成けいせいされる。5~6まんねんまえごろに西にし尻別しりべつ火山かざんたい崩壊ほうかい留寿都るすついわくずなだれ発生はっせい西方せいほうかって10kmの範囲はんい崩壊ほうかい物質ぶっしつながくだった。そのさい形成けいせいされたながやまひとつが軍人山ぐんじんやまである[4]。このとき崩壊ほうかいしたやまたい体積たいせきは1-2 km3推定すいていされている[5]やまたい崩壊ほうかいからやく5まんねんまえにかけて、馬蹄ばていがた地形ちけいえん中央ちゅうおう溶岩ようがんドームが形成けいせいされた[6][7]かんしんにおける噴火ふんかみとめられない。

登山とざんルート

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南側みなみがわからのぼ留寿都るすつコース、きたからのぼ喜茂別きもべつコースがある。とも所要しょよう時間じかんは2あいだ程度ていど

近隣きんりんやま

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脚注きゃくちゅう出典しゅってん

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  1. ^ a b 基準きじゅんてん成果せいかとう閲覧えつらんサービス”. 国土こくど地理ちりいん. 2014ねん7がつ12にち閲覧えつらん。 “基準きじゅんてんコード TR26440172201”
  2. ^ 道新どうしんスポーツ『北海道ほっかいどう百名山ひゃくめいざん北海道新聞社ほっかいどうしんぶんしゃ、2000ねん
  3. ^ 東京とうきょう天文台てんもんだい編纂へんさん理科りか年表ねんぴょう2004』 丸善まるぜん
  4. ^ 町田まちだひろしほかへん日本にっぽん地形ちけい2 北海道ほっかいどう東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱんかい 2003ねん
  5. ^ 吉田よしだ 英嗣ひでつぐ須貝すがい 俊彦としひこ大森おおもり 博雄ひろお (2010). 山麓さんろく拡散かくさんした火山かざんせいがんくずなだれが形成けいせいするながやま縦断じゅうだん分布ぶんぷ特性とくせい. だいよん研究けんきゅう 49 (2): 55-67. https://ci.nii.ac.jp/naid/10026528982 2016ねん12月2にち閲覧えつらん. 
  6. ^ 上澤うわさわ真平まっぴら中川なかがわ光弘みつひろ南西なんせい北海道ほっかいどう尻別岳しりべつだけ火山かざん地質ちしつ岩石がんせき第一報だいいっぽう)」『日本にっぽん地質ちしつ学会がっかい学術がくじゅつ大会たいかい講演こうえん要旨ようしだい124ねん学術がくじゅつ大会たいかい(2017愛媛えひめ)、2017ねんdoi:10.14863/geosocabst.2017.0_3592022ねん5がつ18にち閲覧えつらん 
  7. ^ Goto, Y.; Miyoshi, M.; Danhara, T.; Tomiya, A. (2020). “Evolution of the Quaternary silicic volcanic complex of Shiribetsu, Hokkaido, Japan: an example of ignimbrite shield volcanoes in an island arc setting”. International Journal of Earth Sciences 109: 2619-2642. doi:10.1007/s00531-020-01906-9. 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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