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しゅたけし

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しゅたけし

しゅ たけし(しゅ ぶ、拼音: Zhū Wǔ)は、中国ちゅうごく小説しょうせつよんだい奇書きしょひとつである『みず滸伝』の登場とうじょう人物じんぶつ

梁山泊りょうざんぱくだいさんじゅうなな好漢こうかんさきがけぼしまれわり。渾名あだなかみ軍師ぐんし(しんきぐんし)。梁山泊りょうざんぱくの108にんは36にんてん罡星と72にん煞星にかれるが、しゅたけし下位かい煞星のうちのトップに位置いちする。ていどおけん出身しゅっしんで、はなしゅうちかしょう華山げさんちんいたる楊春とともに山賊さんぞく稼業かぎょうをしていた。両刀りょうとう使つかうと紹介しょうかいされるが、武器ぶきってたたか局面きょくめんはほとんどない。

生涯しょうがい

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ちんいたる・楊春と3にん義兄弟ぎきょうだいちぎりをむすび、しょう華山げさん山賊さんぞくとなっていた。あるときひねたちはなかげけんおそおうと計画けいかくてるが、途中とちゅうにある史家しかむらふみすすむという腕利うでききの若者わかものがいることをっていたしゅたけしめる。しかし、ちんいたるはそれにもかかわらず出陣しゅつじんしてしんらわれる。しゅたけし機転きてんかせてしんまえ自首じしゅし、ふみしん侠気おとこぎってぎゃく親交しんこうむすんだ。やがてしん山賊さんぞくまじわっていることが露顕ろけんしたためにむらはらって逃亡とうぼうする。しゅたけしふみしんしょう華山げさん頭領とうりょうとしてむかえようとしたが、山賊さんぞくとすことをいさぎよしとしなかったふみしんはなしゅうる。

紆余曲折うよきょくせつのちもどってきたふみしんしょう華山げさん頭領とうりょうとなる。その梁山泊りょうざんぱくりした魯智ふかしんむかえるべく到来とうらいするが、ふみしんはなしゅう太守たいしゅによってらえられており、魯智ふかもまたらえられてしまった。その梁山泊りょうざんぱくから派遣はけんされた救援きゅうえんぐんによりにんすくされ、それとともにしょう華山げさんしゅたけしちんいたる・楊春もともに梁山泊りょうざんぱくりすることとなった。

梁山泊りょうざんぱくはいったのちしゅたけし軍師ぐんしであるよう公孫こうそんしょう補佐ほさし、機密きみつつかさど軍務ぐんむ担当たんとう一員いちいん、いわばふく軍師ぐんしとしての役割やくわりにない、公孫こうそんしょう離脱りだつしたのちほうとのたたかいではそのおそうかたちでせい軍師ぐんしてき役割やくわりになう。どちらかというとこまかい策略さくりゃくもちいるようたいし、陣形じんけい知識ちしきにたけたしゅたけしぐんうごかすとき用兵ようへいじゅつ期待きたいされたが、てき陣形じんけい見破みやぶることはできるものの、実際じっさい攻略こうりゃくにおいてはそれほど知識ちしきやくっていないなど、軍師ぐんしとしての役割やくわりくれよう若干じゃっかんおとる。

ほうらん平定へいてい梁山泊りょうざんぱくぐん解体かいたいのちは、いったんたけ奕郎・みやこみつるりょうにんさずかるが、官職かんしょくてて樊瑞道術どうじゅつまなび、のち公孫こうそんしょう弟子でしりした。

関連かんれん項目こうもく

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