蔡慶

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けい(さい けい)は、中国ちゅうごく小説しょうせつよんだい奇書きしょひとつである『みず滸伝』にてくる登場とうじょう人物じんぶつ梁山泊りょうざんぱくだいきゅうじゅう好漢こうかんで、そんほしまれわり。渾名あだな一枝いちえだはな(いっしか)で、このんでびんいちりんはなしたことに由来ゆらいする。あに蔡福がいる。

生涯しょうがい[編集へんしゅう]

あにの蔡福とともに北京ぺきん大名おおな牢役人ろうやくにん首切くびき役人やくにんねていた。しゅんよし北京ぺきん大名おおならわれたときに、蔡福はかたしばすすむ双方そうほうから賄賂わいろわたされてしゅん処遇しょぐうについてなやんでいたが、蔡慶は梁山泊りょうざんぱくくみしてしゅんたすけることをすすめた。梁山泊りょうざんぱくから北京ぺきん攻略こうりゃくぐん派遣はけんされてきたときにあにとともに梁山泊りょうざんぱくりし、梁山泊りょうざんぱくでも処刑しょけいがかりとなった。蔡福はほう討伐とうばつさいせいけいけんでのたたかいで戦死せんししたが、蔡慶は梁山泊りょうざんぱくぐんあにったもりほろらえると、そのはらきもえぐすことであにうらみをらした。その故郷こきょう北京ぺきん大名おおなかえって庶民しょみんとしてらした。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]