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渡辺わたなべ康幸やすゆき

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出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 「渡邉わたなべ康行やすゆき」とは別人べつじんです。
渡辺わたなべ 康幸やすゆき Portal:陸上競技
選手せんしゅ情報じょうほう
ラテン文字もじ WATANABE Yasuyuki
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
種目しゅもく 長距離ちょうきょり走はし・駅伝えきでん競走きょうそう・マラソン
所属しょぞく 住友電気工業すみともでんきこうぎょう
大学だいがく 早稲田大学わせだだいがく
生年月日せいねんがっぴ (1973-06-08) 1973年ねん6月8日にち（51歳さい）
生誕せいたん地ち 日本の旗 日本にっぽん・千葉ちば県けん八千代やちよ市し八千代台やちよだい
身長しんちょう 176cm
引退いんたい 2002年ねん9月がつ
自己じこベスト 5000m 13分ふん26秒びょう53（1994年ねん）
10000m 27分ふん46秒びょう39（1998年ねん）
マラソン 2時じ間あいだ12分ふん39秒びょう（1996年ねん）
獲得かくとくメダル
陸上りくじょう競技きょうぎ
世界せかいジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい
銅どう 1992 ソウル 10000m
ユニバーシアード
金きむ 1995 福岡ふくおか 10000m
銀ぎん 1993 バッファロー 10000m
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渡辺わたなべ 康幸やすゆき（わたなべ やすゆき、1973年ねん6月8日にち - ）は、千葉ちば県けん千葉ちば市し花見川はなみがわ区く出身しゅっしんの日本にっぽんの陸上りくじょう競技きょうぎ元もと選手せんしゅ、現げん指導しどう者しゃ・スポーツ解説かいせつ者しゃ。専せん門もんは長距離ちょうきょり走はし・駅伝えきでん競走きょうそう・マラソン。住友電工すみともでんこう陸上りくじょう競技きょうぎ部ぶ監督かんとく。千葉ちば市立しりつ畑はたけ小学校しょうがっこう、千葉ちば市立しりつ花園はなぞの中学校ちゅうがっこう、市立しりつ船橋ふなばし高校こうこう、早稲田大学わせだだいがく人間にんげん科学かがく部ぶ卒業そつぎょう。

市立しりつ船橋ふなばし高校こうこう、早稲田大学わせだだいがくのエースとして高校こうこう総体そうたい、全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい、箱根はこね駅伝えきでんなどの大会たいかいで活躍かつやくを見みせた。大学だいがく卒業そつぎょう以降いこうは瀬古せこ利彦としひこの指導しどうを受うけて、日本にっぽん代表だいひょうとして1992年ねん世界せかいジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい10000m3位い、1995年ねん世界せかい陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけんイェーテボリ大会たいかい10000m12位い、ユニバーシアード福岡ふくおか大会たいかい10000m優勝ゆうしょうの成績せいせきを収おさめた。1996年ねんにエスビー食品しょくひんへ入社にゅうしゃしマラソンで世界せかいを目指めざした。1996年ねんアトランタオリンピックの10000mはアキレス腱あきれすけんの故障こしょうにより出場しゅつじょうができなかった。度重たびかさなる怪我けがにより2002年ねんに現役げんえきを引退いんたいした。

その後ごは指導しどう者しゃへ転身てんしんし、当時とうじ低迷ていめいしていた母校ぼこう早稲田大学わせだだいがく競走きょうそう部ぶ長距離ちょうきょり部門ぶもんの育成いくせいに取とり組くみ2004年ねんに監督かんとくに就任しゅうにんした。2010年ねんの第だい22回かい出雲いずも全日本ぜんにほん大学だいがく選抜せんばつ駅伝えきでん競走きょうそう、第だい42回かい全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい、2011年ねんの第だい87回かい東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそうを制せいした。2015年ねん3月がつをもって早稲田大学わせだだいがく競走きょうそう部ぶ駅伝えきでん監督かんとくを退任たいにん、2015年ねん4月がつからは住友電気工業すみともでんきこうぎょう陸上りくじょう競技きょうぎ部ぶ監督かんとくを務つとめている。

経歴けいれき・人物じんぶつ

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幼少ようしょうから市立しりつ船橋ふなばし高校こうこうまで

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1973年ねん、千葉ちば県けん八千代やちよ市しに生うまれ、1980年ねん、千葉ちば市し花見川はなみがわ区くへ転居てんきょ。渡辺わたなべの祖父そふ（公務員こうむいん）は元もと800m栃木とちぎ県けん記録きろく保持ほじ者しゃで、父ちち（銀行ぎんこう員いん）も短距離たんきょり走はしの選手せんしゅという家庭かていに育そだった[1][2]。1986年ねん、千葉ちば市立しりつ畑はたけ小学校しょうがっこうを卒業そつぎょう後ごは千葉ちば市立しりつ花園はなぞの中学校ちゅうがっこうに進学しんがく。父ちちの勧すすめにより陸上りくじょう部ぶに入部にゅうぶした[1]。中学校ちゅうがっこうの陸上りくじょう部ぶの練習れんしゅうは厳きびしくなかったが走はしることに楽たのしさを見出みいだし、3年ねん時じに千葉ちば県けん大会たいかい800m3位いとなった。また駅伝えきでんでは千葉ちば市し大会たいかいで区間くかん賞しょうを獲得かくとくして優勝ゆうしょうし、千葉ちば市し選抜せんばつチームとして出場しゅつじょうした千葉ちば県けん中学校ちゅうがっこう駅伝えきでん大会たいかいでも区間くかん賞しょうを獲得かくとくした[3]。 また幼少ようしょうよりピアノも習ならい花園はなぞの中学校ちゅうがっこうの合唱がっしょう祭さいではピアノ伴奏ばんそうも務つとめた（1996年ねんアトランタオリンピックの日本にっぽん選手せんしゅ団だんプロフィールより。趣味しゅみ・特技とくぎ:ピアノ）。

渡辺わたなべは県けん駅伝えきでん大会たいかいの結果けっかにより、箱根はこね駅伝えきでんの強豪きょうごう私立しりつ大学だいがくの附属ふぞく校こうからのスカウトを受うけて進学しんがくを考かんがえていたが、その後ご市立船橋いちりつふなばしからの勧誘かんゆうを受うけた。監督かんとくの小出こいで義雄よしおが中学生ちゅうがくせいの渡辺わたなべについて「タイムは関係かんけいないんですよ。大切たいせつなのはフォーム。康幸やすゆきくんは大おおきな走はしりでねえ。こりゃあ絶対ぜったいに伸のびると思おもった」[4]と高たかく評価ひょうかしており、小出こいでや渡辺わたなべ敏彦としひこが指導しどうする陸上りくじょう全国ぜんこく区くの強豪きょうごう校こう「市し船せん」に憧あこがれを抱だいていた渡辺わたなべは、私立しりつ校こうへの進学しんがくを勧すすめる父親ちちおやを説得せっとくし、市立しりつ船橋ふなばし高校こうこう普通ふつう科かの一般いっぱん入試にゅうしに合格ごうかくして同校どうこうへ進学しんがくした[5][6][7]。

市立しりつ船橋ふなばし高校こうこうでは渡辺わたなべ敏彦としひこ監督かんとく指導しどうの下した、渡辺わたなべは陸上りくじょう強豪きょうごう校こうの厳きびしい練習れんしゅうを重かさねた。朝あさ練習れんしゅうからビルドアップ走はしと呼よばれる後半こうはんにかけて速度そくどを上あげるトレーニングの9km走はしが日課にっかとなった。放課ほうかの練習れんしゅう内容ないようは曜日ようびによって異ことなり、大おおきな高低こうてい差さがあるコースの20km走はしや、400m×20本ほんのインターバル走はし、あるいはクロスカントリーコースを走はしる練習れんしゅうなどを行おこなっていた[8]。休養きゅうようは日曜日にちようびのみであった。練習れんしゅうの成果せいかはすぐに現あらわれ、入学にゅうがく4ヵ月かげつ後ごの8月がつに初はじめての全国ぜんこく大会たいかい出場しゅつじょうとなる国民こくみん体育たいいく大会たいかいに出場しゅつじょうし、少年しょうねん男子だんしB5000mで2位い入賞にゅうしょうの成績せいせきを残のこした[9]。

渡辺わたなべは1989年ねんの1年ねん時じから全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい・都大路みやこおおじに3年ねん連続れんぞく出場しゅつじょうした。1年ねん時じは準じゅんエース区間くかんの3区く8.1075kmを走はしった。この時ときのエース区間くかんの1区くでは、後ごの早大そうだい・SB食品しょくひんで同僚どうりょうとなる武井たけい隆次りゅうじ（東京とうきょう・國學院久我山こくがくいんくがやま3年ねん）が区間くかん賞しょうの走はしりをした。2年ねん時じからは2年ねん連続れんぞくで各校かくこうのエースが集つどう花はなの1区く・10.0kmを走はしった。NHKのテレビ中継ちゅうけいでレースの解説かいせつを務つとめた宗そう茂しげるが「彼かれは高校こうこう2年生ねんせいにして、実業じつぎょう団だん2年ねん目めの選手せんしゅに匹敵ひってきする走はし力ちからの持もち主ぬし」と紹介しょうかいするなど注目ちゅうもくを集あつめる中なか、堀尾ほりお典のり臣しん（鳥取とっとり・由良育英ゆらいくえい3年ねん）や佐藤さとう信之のぶゆき（愛知あいち・中京ちゅうきょう3年ねん）らを振ふり切きり29分ふん42秒びょうで区間くかん賞しょうを獲得かくとくした[10]。3年ねん時じは区間くかん記録きろく29分ふん29秒びょうの更新こうしんを狙ねらって西京極にしきょうごく競技きょうぎ場じょうを先頭せんとうで飛とび出だし、前田まえだ了二りょうじ（佐賀さが・白石しらいし3年ねん）や磯松いそまつ大輔だいすけ（福岡ふくおか・大牟田おおむた3年ねん）ら2位い以下いかに70m差さをつけるなどハイペースで後続こうぞくを振ふり落おとしつつ疾走しっそうした[11]。7km過すぎで腹痛はらいたを起おこし9kmからのラスト1kmは3分ふん以上いじょう要ようしたが、29分ふん34秒びょうを記録きろくして区間くかん賞しょうを獲得かくとくし、チームも大牟田おおむたに次つぐ総合そうごう2位いをマークした[12][13]。1区くの2年ねん連続れんぞく区間くかん賞しょう獲得かくとくは30年ねんぶり史上しじょう4人にん目めとなる快挙かいきょであった[14]。また、都大路みやこおおじ前まえの関東かんとう高校こうこう駅伝えきでん1区く10kmでは高校生こうこうせい初はつの28分ふん57秒びょうを記録きろくしている。

2年ねん時じから高校こうこう長距離ちょうきょりでは無敵むてきを誇ほこり、1990・1991年ねんの国民こくみん体育たいいく大会たいかい少年しょうねんA10000mを連覇れんぱした。3年ねん時じには全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう総合そうごう体育たいいく大会たいかいで1500m・5000mの2種目しゅもくを制せいした。12月1日にちの中央ちゅうおう大学だいがく記録きろく会かい10000mにおいて28分ふん35秒びょう8を記録きろくし、櫛部くしべ静二せいじの従来じゅうらい記録きろくを36秒びょう更新こうしんする日本にっぽん高校こうこう記録きろくを樹立じゅりつした[15]。

さらに渡辺わたなべは1990年ねん8月がつにプロヴディフで開催かいさいされた世界せかいジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい5000mに出場しゅつじょうし、初はじめて日ひの丸まるのユニフォームを身みにまとった。この時ときは緊張きんちょうから来くる腹痛はらいたにより予選よせんを途中とちゅう棄権きけんする結果けっかに終おわったが、世界せかいの大だい舞台ぶたい・世界せかいの強つよさを自みずからの身みで経験けいけんし、成長せいちょうへの大おおきなきっかけとした[7][16]。1991年ねん3月がつボストンで開催かいさいされた世界せかいクロスカントリー選手権せんしゅけんジュニアでは優勝ゆうしょうしたイスマイル・キルイから31秒びょう差さ、2位いのハイレ・ゲブレセラシエから23秒びょう差さでゴールし、日本にっぽん勢ぜい最高さいこう位いの7位いに入はいった[17]。渡辺わたなべは10以上いじょうの大学だいがく・実業じつぎょう団だんからスカウトを受うけたが、コーチを務つとめる瀬古せこ利彦としひこの勧誘かんゆうを受うけ、武井たけい隆次りゅうじ・櫛部くしべ静二せいじ・花田はなた勝彦かつひこら強つよい選手せんしゅと競争きょうそうできる環境かんきょうを求もとめて早稲田大学わせだだいがく人間にんげん科学かがく部ぶに進学しんがくした[7][18][19]。

早稲田大学わせだだいがく

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1992年ねん4月がつ、早稲田大学わせだだいがくに入学にゅうがくした。渡辺わたなべはエンジのユニフォームに袖そでを通とおして、1年ねん春はるから活躍かつやくを見みせた。同おなじ早稲田大学わせだだいがくの2年ねん先輩せんぱいである三羽烏さんばがらすと呼よばれた武井たけい隆次りゅうじ・櫛部くしべ静二せいじ・花田はなた勝彦かつひこ、1年ねん後輩こうはいの小林こばやし雅幸まさゆきの他ほかに、山梨学院大学やまなしがくいんだいがくの留学生りゅうがくせいであるステファン・マヤカなど、渡辺わたなべの大学だいがく時代じだいには優秀ゆうしゅうな長距離ちょうきょり選手せんしゅが揃そろっていた[20]。特とくに同どう学年がくねんのマヤカとはトラック・駅伝えきでんの舞台ぶたいを問とわず熾烈しれつな戦たたかいを繰くり広ひろげた[21]。渡辺わたなべは後のちに、関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい5000m2連覇れんぱ、10000m3連覇れんぱ、日本にっぽん学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい5000m2連覇れんぱを飾かざるなど秀ひいでた成績せいせきを残のこした[22][23]。

大学だいがく1年ねん時じの1992年ねん、渡辺わたなべは5月の関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい10000mで武井たけいに次つぐ2位いに入はいり、9月11日にちの日本にっぽん学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい5000mで高岡たかおか寿ことぶき成しげるに次つぐ2位いとなった。9月18日にちの世界せかいジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい10000mでは3位いに入賞にゅうしょうし銅どうメダルを獲得かくとくした。このレースでは2位いでゴールしたケニアのジョセファト・マチュカ（英語えいご版ばん）が、優勝ゆうしょうしたハイレ・ゲブレセラシエをレース中ちゅうに殴なぐったため失格しっかくとなり、4位いでゴールした渡辺わたなべが3位いに繰くり上あがった[24][25]。11月、渡辺わたなべは第だい24回かい全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんで初はじめてエンジの襷たすきを胸むねに掛かけて大学だいがく駅伝えきでんを走はしり、早稲田大学わせだだいがくによる全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん初はつ優勝ゆうしょうの一員いちいんとなった。第だい69回かい箱根はこね駅伝えきでんでは花はなの2区く・23.2kmに抜擢ばってきされた。1区く櫛部くしべから襷たすきを受うけると先頭せんとうを守まもり、早稲田大学わせだだいがく7年ねんぶりの往路おうろ優勝ゆうしょうおよび8年ねんぶりの総合そうごう優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。早稲田大学わせだだいがくは総合そうごうタイムの新しん記録きろくを樹立じゅりつした。

大学だいがく2年ねん時じの1993年ねん、渡辺わたなべは8月がつにバッファローで開催かいさいされたユニバーシアード10000mに出場しゅつじょうし銀ぎんメダルを獲得かくとくするなど活躍かつやくを見みせた。全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんを連覇れんぱした後のち、第だい70回かい箱根はこね駅伝えきでんに出場しゅつじょうし1時じ間あいだ01分ふん13秒びょうを記録きろくし、前年ぜんねん櫛部くしべが記録きろくした1区くの従来じゅうらいの記録きろくを上回うわまわる区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつした[26]。駅伝えきでんとハーフマラソンの違ちがいがあるものの、日本にっぽん記録きろくを上回うわまわる記録きろくと言いわれた。だが、この時とき同おなじく1区くを走はしった山梨学院大学やまなしがくいんだいがくの井い幡はた政まさし等とうも区間くかん新しん記録きろくの快走かいそうを見みせ、井い幡はたとわずか27秒びょう差さしか広ひろげられず、その後ご2区くで花田はなたがマヤカに抜ぬかれると、早稲田大学わせだだいがくは連覇れんぱを逃のがし、山梨学院大学やまなしがくいんだいがくが総合そうごうタイムの記録きろくを更新こうしんして優勝ゆうしょうした。ちなみにこのとき出だした1時じ間あいだ1分ふん13秒びょうは2007年ねんに東海大学とうかいだいがくの佐藤さとう悠ゆう基もとに抜ぬかれるまで区間くかん記録きろくだった。

大学だいがく3年ねん時じの1994年ねん、渡辺わたなべは夏なつにヨーロッパに遠征えんせいし、アスレティッシマで世界せかい陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかいの10000m参加さんか標準ひょうじゅん記録きろくA28分ふん10秒びょう00をクリアした[27]。ロンドングランプリで5000mの自己じこ記録きろくとなる13分ふん26秒びょう53を記録きろくした。遠征えんせいによってトラック種目しゅもくでの世界せかいトップレベルとの力ちからの差さを実感じっかんし、マラソンで世界せかいを目指めざすことを意識いしきする[6]。11月、渡辺わたなべは全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんに8区くアンカーとして出場しゅつじょうした。区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつする走はしりで粘ねばる山梨学院大学やまなしがくいんだいがくの中村なかむら祐二ゆうじを振ふり切きり、早稲田大学わせだだいがくの3連覇れんぱに貢献こうけんした[28]。第だい71回かい箱根はこね駅伝えきでんでは2区くを走はしり、マヤカを抑おさえて区間くかん賞しょうを獲得かくとく。初はじめての1時じ間あいだ06分ふん台だいとなる1時じ間あいだ06分ふん48秒びょうの区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつした[29]。この大会たいかいでは2区く渡辺わたなべ、3区く小林こばやし正幹まさみき、4区く小林こばやし雅幸まさゆきと早稲田わせだ勢ぜいが3区間くかん連続れんぞくで区間くかん記録きろくを更新こうしんした。早稲田大学わせだだいがくは往路おうろ新しん記録きろくを樹立じゅりつし2年ねんぶりの往路おうろ優勝ゆうしょうを飾かざった。渡辺わたなべは箱根はこねの後のち1000kmを走はしる距離きょり練習れんしゅうを積つみ、1995年ねん3月がつのびわ湖こ毎日まいにちマラソンでマラソンに挑戦ちょうせんする予定よていであったが、この年としの多量たりょうの花粉かふん飛散ひさんを原因げんいんとする花粉かふん症しょうに悩なやまされて気管支炎きかんしえんになり出場しゅつじょうを断念だんねんした[29][30]。

大学だいがく4年ねん時じの1995年ねん、渡辺わたなべはインカレ、日本にっぽん選手権せんしゅけんの出場しゅつじょうを経へて、8月がつ6日にち世界せかい陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい10000m予選よせん2組くみに出場しゅつじょうした。第だい2集団しゅうだんにつけてレースを進すすめ、終盤しゅうばんに追おい上あげて27分ふん48分ふん55の記録きろくで6着ちゃくとなり、予選よせん通過つうかを果はたした[31]。この時ときの記録きろくは瀬古せこが保持ほじしていた男子だんし10000mの日本にっぽん学生がくせい記録きろくを更新こうしんするものであった[32]。8月8日にちの10000m決勝けっしょうではハイレ・ゲブレセラシエが27分ふん12秒びょう95の大会たいかい新しん記録きろくで2連覇れんぱを飾かざったが、渡辺わたなべは27分ふん53秒びょう82の記録きろくで12位いとなった[33]。渡辺わたなべは、日本にっぽん選手権せんしゅけんから世界せかい選手権せんしゅけんの予選よせん・決勝けっしょうにかけて3戦せん連続れんぞくで10000m27分ふん台だいを記録きろくした。9月2日にち福岡ふくおかで開催かいさいされた第だい18回かいユニバーシアード10000mに出場しゅつじょうした。雨あめの中なか、残のこり500mからスパートをかけマヤカを振ふり切きり優勝ゆうしょう、金きんメダルを獲得かくとくした[34]。11月の第だい27回かい全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかいでは中央大学ちゅうおうだいがくとの1分ふん31秒びょうという大差たいさを逆転ぎゃくてんし、早稲田大学わせだだいがくの全日本ぜんにほん駅伝えきでん4連覇れんぱに貢献こうけんした[2]。この秋あき、渡辺わたなべはアトランタオリンピックのマラソン日本にっぽん代表だいひょう選出せんしゅつと瀬古せこが持もつ大学生だいがくせい初はつマラソン記録きろく更新こうしんを目標もくひょうとして、月間げっかん走行そうこう距離きょり900kmの練習れんしゅうを積つんでいた[34]。

1996年ねんの第だい72回かい箱根はこね駅伝えきでんを競走きょうそう部ぶ主将しゅしょうとして迎むかえた。2区くを走はしる渡辺わたなべは先頭せんとうから37秒びょう差さの9番手ばんてで1区く梅木うめき蔵ぞう雄ゆうの襷たすきを受うけ取とり、2.4kmまでに8人にんを交かわして先頭せんとうに立たった。最初さいしょの5kmを14分ふん05秒びょうで通過つうかするハイペースで終盤しゅうばんまで押おし切きり、2分ふん04秒びょうまで差さを広ひろげた[35]。5区くでは小林こばやし雅幸まさゆきが区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつして早稲田大学わせだだいがくは往路おうろ優勝ゆうしょうを飾かざった。渡辺わたなべの箱根はこね駅伝えきでん総合そうごう優勝ゆうしょうは大学だいがく1年ねん時じ第だい69回かい大会たいかいの1度どに止とまる。渡辺わたなべの2年ねん時じ、早稲田大学わせだだいがくは武井たけい・櫛部くしべ・花田はなた・小林こばやし正幹まさみき・渡辺わたなべ・小林こばやし雅幸まさゆきと、10000mの自己じこ記録きろく28分ふん台だいを持もつ選手せんしゅを6人にん揃そろえて「ビッグ6」と呼よばれ、実業じつぎょう団だんと互角ごかくに戦たたかえるチームと言いわれた[36][37]。一方いっぽうで、その他たの選手せんしゅとの力ちからの差さがあったことや、箱根はこね駅伝えきでん特有とくゆうの5区く、6区くの適性てきせいにあった選手せんしゅを揃そろえていなかったことから、8人にんで走はしる全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんでは4連覇れんぱを達成たっせいした一方いっぽう、10人にんの選手せんしゅを必要ひつようとする箱根はこね駅伝えきでんでは5区く、6区くでチームは毎年まいとしブレーキとなり大学だいがく1年ねん時じしか総合そうごう優勝ゆうしょうを達成たっせいできなかった（唯一ゆいいつ、総合そうごう優勝ゆうしょうを果はたした第だい69回かい大会たいかいでも6区くで一いち度ど山梨学院大学やまなしがくいんだいがくに逆転ぎゃくてんを許ゆるしている）。

箱根はこね駅伝えきでん後ごの1月がつ5日にち、渡辺わたなべは東京とうきょう国際こくさいマラソンへ向むけて練習れんしゅうを再開さいかいした[38]。渡辺わたなべは左ひだり太ふともも裏うらに筋すじ膜まく炎えんを起おこしながらも練習れんしゅうを続行ぞっこうしていたが肉離にくばなれを起おこし、2月がつ12日にちに東京とうきょう国際こくさいマラソンの出場しゅつじょう辞退じたいを発表はっぴょうした[39]。この後のち3月がつのびわ湖こ毎日まいにちマラソンに目標もくひょうを切きり替かえて奄美あまみ大島おおしまで合宿がっしゅくを積つみ、アトランタオリンピック日本にっぽん代表だいひょうを目指めざした[40][41]。3月3日にち、初はつマラソンのびわ湖こ毎日まいにちマラソンでは先頭せんとう集団しゅうだんにつけて進すすんだが、35km過すぎから遅おくれはじめて2時じ間あいだ12分ふん39秒びょうの記録きろくで7位いに終おわった[42]。渡辺わたなべは10社しゃ以上いじょうの実業じつぎょう団だんから勧誘かんゆうを受うけたが、ヱスビゑすびー食品しょくひんに入社にゅうしゃした[43]。

ヱスビゑすびー食品しょくひん

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1996年ねんヱスビゑすびー食品しょくひんに入社にゅうしゃした渡辺わたなべは、トラック種目しゅもくで1996年ねんアトランタオリンピック日本にっぽん代表だいひょうを目指めざすことになった。6月、同どうオリンピック選考せんこう大会たいかいになる日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい10000mでは、高岡たかおか寿ことぶき成しげるがエスビー勢ぜいの平塚ひらつか潤じゅん、渡辺わたなべ、花田はなた勝彦かつひこらに競せり勝かち、渡辺わたなべはラスト勝負しょうぶで高岡たかおか・花田はなたらに僅わずかに及およばなかったものの3位いに入はいり、男子だんし長距離ちょうきょりトラックの10000m日本にっぽん代表だいひょうに選出せんしゅつされた[44][45]。しかし、日本にっぽん選手権せんしゅけん時じに左足ひだりあしのアキレス腱あきれすけんを痛いためた[46][47]。アトランタオリンピックの10000m予選よせんを迎むかえて左足ひだりあしの状態じょうたいは悪化あっかしており、アキレス腱あきれすけんに強つよい痛いたみが起おきていた。このために直前ちょくぜんで出場しゅつじょうを回避かいひした[48][49]。この故障こしょうが長引ながびいて、レースに出でられない状態じょうたいが続つづいた。

1998年ねん1月がつのニューイヤー駅伝えきでんの最終さいしゅう7区くでは区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつする走はしりで追おい上あげた。先頭せんとうを行いく旭化成あさひかせいには届とどかなかったが、エスビー食品しょくひんは準じゅん優勝ゆうしょうを飾かざった。4月、兵庫ひょうごリレーカーニバル10000mに出場しゅつじょうし日本にっぽん歴代れきだい6位いとなる27分ふん46秒びょう39を記録きろくするなど、この年とし渡辺わたなべはアキレス腱あきれすけんの故障こしょうを抱かかえながらも練習れんしゅうを積つんでいた[50][51]。夏なつにマラソンへ向むけて距離きょり練習れんしゅうに挑いどんでいたが、9月の合宿がっしゅく期間きかん中ちゅうに左ひだり太ふとももの故障こしょうを再発さいはつ[51]。12月、福岡ふくおか国際こくさいマラソンに出場しゅつじょうし30kmまで先頭せんとう集団しゅうだんにつけレースを進すすめたが、左ひだり太ふとももを痛いためて34km過すぎで無念むねんの途中とちゅう棄権きけんとなった[52][53]。2000年ねんシドニーオリンピックには故障こしょう再発さいはつのために、マラソン・長距離ちょうきょりトラックの国内こくない選考せんこう会かいへ出場しゅつじょうができなかった。アトランタオリンピックで棄権きけんして以降いこう、渡辺わたなべは心無こころない批判ひはんを受うけることもあり苦くるしんでいた[54]。2002年ねん夏なつ、渡辺わたなべに故障こしょうが再発さいはつ、7年間ねんかんで7度どという慢性まんせい的てきなアキレス腱あきれすけんの故障こしょうによって2002年ねん9月がつ9日にちに引退いんたいを発表はっぴょうした[55][56]。

指導しどう者しゃとして

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2003年ねん4月がつから母校ぼこう・早稲田大学わせだだいがくへ出向しゅっこうし、競走きょうそう部ぶコーチとして指導しどうに当あたった。早稲田大学わせだだいがく体育たいいく会かい各部かくぶは1990年代ねんだい後半こうはんから奥おき島とう孝康たかやす早稲田大学わせだだいがく総長そうちょうが指揮しきを執とり、組織そしき的てきな指導しどう・管理かんり、スポーツ医科いか学がくや設備せつびの整備せいびが進すすめられていた[57]。駅伝えきでんについても大学だいがく創立そうりつ125周年しゅうねんにあたる2007年ねんに向むけて強化きょうかが進すすめられており、この時期じきに渡辺わたなべの駅伝えきでん監督かんとくへの昇格しょうかく話ばなしが持もち上あがった[58]。2004年ねん1月がつの第だい80回かい箱根はこね駅伝えきでんで早稲田大学わせだだいがくが16位いに沈しずんでいたために状況じょうきょうの困難こんなんさを理解りかいする瀬古せこやOBらから渡辺わたなべは引ひき止とめられたが、苦戦くせんする母校ぼこうの復活ふっかつと1年間ねんかん指導しどうした選手せんしゅを思おもって2004年ねん4月がつに駅伝えきでん監督かんとくに就任しゅうにんした[59][60][61]。渡辺わたなべは、競走きょうそう部ぶの後輩こうはいで箱根はこね駅伝えきでんの5区く・6区く経験けいけん者しゃでもある相楽さがら豊ゆたかをコーチとして迎むかえた。また、選手せんしゅの食事しょくじ面めん・身体しんたい面めんのケアのために栄養士えいようしとトレーナーを新あらたに招まねいた。

早稲田大学わせだだいがくは大学だいがく間あいだの獲得かくとく競争きょうそう激化げきかのために優秀ゆうしゅうな高校生こうこうせいの確保かくほに苦慮くりょしていたが、2005年ねんに入学にゅうがくした高校こうこう総体そうたい5000m日本人にっぽんじん3位いの竹澤たけざわ健介けんすけの活躍かつやくと時期じきを同おなじくして、選手権せんしゅけん大会たいかいのトラック種目しゅもく・駅伝えきでん大会たいかいの成績せいせきが向上こうじょうした[62][63]。以後いご高校こうこう総体そうたい日本人にっぽんじん1-3位いの選手せんしゅや高校こうこう駅伝えきでん優勝ゆうしょう校こうの選手せんしゅが入学にゅうがくした。またこの時期じきに早稲田大学わせだだいがくは所沢ところざわキャンパスの陸上りくじょう競技きょうぎ場じょうを改修かいしゅう、所沢ところざわ市しにある競走きょうそう部ぶ合宿がっしゅく所しょも新築しんちくされ2007年ねんに竣工しゅんこうしている[64]。

渡辺わたなべは就任しゅうにん当初とうしょ練習れんしゅうの強化きょうかによる方針ほうしんの失敗しっぱいで故障こしょう者しゃの増加ぞうかを招まねいて苦くるしんだが、合宿がっしゅく所しょで選手せんしゅと寝食しんしょくを共ともにしながら選手せんしゅが継続けいぞく的てきな練習れんしゅうが行くだりなえるように方針ほうしんを変更へんこうし効果こうかを上あげた[65][66]。量りょうだけを求もとめる練習れんしゅうを良いしとせず、現実げんじつ的てきな動機付どうきずけと目標もくひょう設定せっていを重視じゅうしした[67][68]。選手せんしゅを陸上りくじょう競技きょうぎに縛しばり付つけず、メリハリが効きいた自己じこ管理かんりを求もとめた。渡辺わたなべはチーム全体ぜんたいの底上そこあげに成功せいこうし、2006年ねん10月がつの第だい83回かい箱根はこね駅伝えきでん予選よせん会かいで早稲田大学わせだだいがくを予選よせん1位い通過つうかに導みちびいた。20kmのコースを走はしる予選よせん会かいではレースの前半ぜんはんを抑おさえる作戦さくせんを指示しじし、12人にん中ちゅう10人にんの選手せんしゅを50位い以内いないでゴールさせている[62]。

2007年ねんの第だい83回かい箱根はこね駅伝えきでんでは6位いとなり、早稲田大学わせだだいがくは5年ねんぶりのシード権けんを獲得かくとくした。2005年ねんから指導しどうした竹澤たけざわ健介けんすけは世界せかい陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかいと北京ぺきんオリンピックに日本にっぽん代表だいひょうとして出場しゅつじょうした。2008年ねんの第だい84回かい箱根はこね駅伝えきでんでは竹澤たけざわが故障こしょうに苦くるしむ状況じょうきょうに陥おちいりながらも、早稲田わせだ実業じつぎょう高校こうこう時代じだいから指導しどうしていた駒野こまの亮太りょうたが5区くで今井いまい正人まさとの区間くかん記録きろくに迫せまる走はしりを見みせるなどチームが力ちからを発揮はっきした[69]。早稲田大学わせだだいがくは1996年ねん以来いらいとなる12年ねんぶりの往路おうろ優勝ゆうしょうを飾かざり、シード権けんを逃のがしていたチームは渡辺わたなべの監督かんとく就任しゅうにんから4年ねん目めにして箱根はこね駅伝えきでんの優勝ゆうしょう争あらそいに加くわわった。2009年ねんの第だい85回かい箱根はこね駅伝えきでんでは後半こうはん勝負しょうぶを狙ねらった東洋大学とうようだいがくに逆転ぎゃくてんを許ゆるしている[70]。

2010年ねん1月がつの第だい86回かい箱根はこね駅伝えきでんで7位いに終おわった後のち、10月の第だい22回かい出雲いずも全日本ぜんにほん大学だいがく選抜せんばつ駅伝えきでん競走きょうそうでは監督かんとくとして初はじめてとなる男子だんし大学だいがく三さん大だい駅伝えきでんの、そして自みずからの現役げんえき時代じだいに果はたせなかった出雲いずも路ろでの優勝ゆうしょうを飾かざった[71]。続つづく11月の第だい42回かい全日本ぜんにほん大学だいがく対校たいこう駅伝えきでん選手権せんしゅけん大会たいかいも制せいした。2011年ねんの第だい87回かい箱根はこね駅伝えきでんでは柏原かしわばら竜二りゅうじ擁ようする東洋大学とうようだいがくに往路おうろ優勝ゆうしょうを譲ゆずったものの、逆転ぎゃくてんして押おし切きる采配さいはいを振ふって優勝ゆうしょうを飾かざり、男子だんし大学だいがく駅伝えきでん三さん冠かんを達成たっせいした[72]。三さん冠かんは1990年ねんの大東文化大学だいとうぶんかだいがく、2000年ねんの順天堂大学じゅんてんどうだいがくに続つづいて10年ねんぶり3校こう目めの快挙かいきょであった。この年としは例年れいねんと異ことなり、全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん後ごの11月から200キロを走はしらせる距離きょり練習れんしゅうを組くんで箱根はこねに備そなえた[73]。早稲田大学わせだだいがくは主力しゅりょく選手せんしゅを故障こしょうで欠かいたが1区くから先頭せんとうを奪うばい、5区くで逆転ぎゃくてんされながらも食くい下さがった流ながれを復路ふくろにつなげて再さい逆転ぎゃくてんするなど、要所ようしょに配はいした4年生ねんせいを中心ちゅうしんに締しめる活躍かつやくを見みせて東洋大学とうようだいがくの追撃ついげきを振ふり切きった[74][75]。

2015年ねん3月がつ、任期にんき満了まんりょうをもって競走きょうそう部ぶ駅伝えきでん監督かんとくを退任たいにん、2015年ねん4月がつからは早稲田大学わせだだいがく駅伝えきでん監督かんとく時代じだいに指導しどうした竹澤たけざわ健介けんすけが所属しょぞくする住友電工すみともでんこう陸上りくじょう部ぶ監督かんとくに就任しゅうにんした[76]。

人物じんぶつ

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渡辺わたなべは瀬古せこ利彦としひこの指導しどうを仰あおいだが、瀬古せこのライバルである中山なかやま竹たけ通どおりのマラソンの走はしりに憧あこがれて目標もくひょうとしていた。終盤しゅうばんにラストスパートをかけて抜ぬき去さる瀬古せこの走はしりとは異ことなった、レース序盤じょばんから先頭せんとうを突つっ走ぱしり最後さいごまで力ちからで押おし切きる走はしりであった[46]。瀬古せこの指示しじであっても自みずからが違ちがうと考かんがえることには意見いけんを述のべ、競技きょうぎ者しゃとしての気持きもちの強つよさを備そなえていた[6][46]。小出こいで義雄よしおや宗そう茂しげるによると渡辺わたなべは、腰こしの位置いちが高たかくて足あしが長ながくバネが効きいて大おおきなストライドで走はしるタイプであり、高たかい能力のうりょくは衆目しゅうもくの一致いっちするところであった[6][77][78]。

高校こうこうの恩師おんしである渡辺わたなべ敏昭としあきは渡辺わたなべについて、技術ぎじゅつ面めんの指導しどうは必要ひつようがなく全まったく行おこなわなかったとしている[79]。全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんで並なみ走そうした中村なかむら祐二ゆうじが渡辺わたなべの走はしりについて「ズバッ、ズバッって。あんなに地面じめんをける音おとが響ひびくとは思おもわなかった」[80]と語かたるなど、スパート時じのキック力りょくの強つよさが知しられており、ヱスビゑすびー食品しょくひん陸上りくじょう競技きょうぎ部ぶの専属せんぞくトレーナーは、体重たいじゅう移動いどうの速はやさとエネルギー効率こうりつの良よさを指摘してきした[78][81]。大学だいがく入学にゅうがく後ごの渡辺わたなべのふくらはぎの状態じょうたいは極きわめて硬かたい状態じょうたいであった[46]。

瀬古せこ利彦としひこは渡辺わたなべを世界せかいへと飛躍ひやくさせた人物じんぶつである。苦難くなんの時期じきも力ちからとなり、渡辺わたなべの教おしえ子ごの海外かいがい遠征えんせいを手助てだすけするなど、渡辺わたなべが敬慕けいぼする恩師おんしにあたる[82][83]。渡辺わたなべの入学にゅうがくと入いれ違ちがいに市立しりつ船橋ふなばし高校こうこうを去さった小出こいで義雄よしおからはその磊落らいらくな人柄ひとがらと指導しどうから影響えいきょうを受うけた[84]。ソウルオリンピック男子だんし10000m日本にっぽん代表だいひょうであり競走きょうそう部ぶコーチ・駅伝えきでん監督かんとくとして指導しどうに当あたった遠藤えんどう司つかさもまた渡辺わたなべに影響えいきょうを与あたえた人物じんぶつである[51]。先輩せんぱいである武井たけい隆次りゅうじ・櫛部くしべ静二せいじ・花田はなた勝彦かつひこと渡辺わたなべは選手せんしゅから指導しどう者しゃへと互たがいに立場たちばを変かえ、選手権せんしゅけん大会たいかいや大学だいがく駅伝えきでんに教おしえ子ごを送おくり出だしている。大学だいがく時代じだいのライバルであった真ま也加ステファンは親友しんゆうであり、2024年ねん1月がつ2日にちに公開こうかいされたサッポロビールの箱根はこね駅伝えきでん用ようオリジナルCM「第だい100回かい箱根はこね駅伝えきでん 100回かい。その先さきへ篇へん」に、第だい71回かい大会たいかいの名めいシーンと合あわせて共演きょうえんしている[85]。

主おもな戦績せんせき

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年月日ねんがっぴ 大会たいかい 種目しゅもく 順位じゅんい 記録きろく 備考びこう
1989.9.20 第だい44回かい国民こくみん体育たいいく大会たいかい 5000m 2位い 少年しょうねんB
1990.8. 第だい3回かい世界せかいジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m DNF 予選よせん2組くみ
1990.10.23 第だい45回かい国民こくみん体育たいいく大会たいかい 10000m 優勝ゆうしょう 29分ふん42秒びょう68 少年しょうねんA
1991.2.17 千葉ちば国際こくさいクロスカントリー大会たいかい 8km 3位い 24分ふん19秒びょう ジュニア
1991.3.24 第だい19回かい世界せかいクロスカントリー選手権せんしゅけん 8.4km 38位い 26分ふん09秒びょう ジュニア
1991.6.29 第だい7回かい日本にっぽんジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 14分ふん09秒びょう63
1991.6.30 第だい7回かい日本にっぽんジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 3位い 29分ふん53秒びょう42
1991.8.2 第だい44回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう総合そうごう体育たいいく大会たいかい 1500m 優勝ゆうしょう 3分ふん51秒びょう24
1991.8.4 第だい44回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう総合そうごう体育たいいく大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 14分ふん18秒びょう08
1991.10.16 第だい46回かい国民こくみん体育たいいく大会たいかい 10000m 優勝ゆうしょう 29分ふん11秒びょう59 少年しょうねんA, 大会たいかい新しん
1992.2.16 千葉ちば国際こくさいクロスカントリー大会たいかい 8km 優勝ゆうしょう 24分ふん15秒びょう ジュニア
1992.3.8 福岡ふくおか国際こくさいクロスカントリー大会たいかい 8km 優勝ゆうしょう 23分ふん52秒びょう ジュニア
1992.3.21 第だい20回かい世界せかいクロスカントリー選手権せんしゅけん 7.8km 7位い 23分ふん58秒びょう ジュニア, 日本にっぽん3位い
1992.4.25 群馬ぐんまリレーカーニバル 5000m 5位い 14分ふん05秒びょう28
1992.5.23 第だい71回かい関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 2位い
1992.6.27 第だい8回かい日本にっぽんジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 14分ふん06秒びょう16 大会たいかい新しん
1992.9.11 第だい61回かい日本にっぽん学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m 2位い 14分ふん00秒びょう19
1992.9.18 第だい4回かい世界せかいジュニア陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 3位い 28分ふん52秒びょう89
1993.5.21 第だい72回かい関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 優勝ゆうしょう 28分ふん48秒びょう10
1993.6.13 第だい77回かい日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 4位い 28分ふん31秒びょう57
1993.7.16 第だい17回かいユニバーシアード 10000m 2位い 28分ふん17秒びょう26
1993.9.12 第だい62回かい日本にっぽん学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m 2位い 13分ふん51秒びょう66
1993.10.28 第だい48回かい国民こくみん体育たいいく大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 13分ふん44秒びょう77 成年せいねんB, 大会たいかい新しん
1994.2.20 第だい28回かい青梅おうめマラソン 30.0km 優勝ゆうしょう 1時じ間あいだ31分ふん22秒びょう
1994.3.13 ポルトガルハーフマラソン ハーフマラソン 6位い 1時じ間あいだ02分ふん37秒びょう
1994.5.20 第だい73回かい関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 優勝ゆうしょう 28分ふん18秒びょう16 大会たいかい新しん
1994.5.22 第だい73回かい関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 13分ふん51秒びょう89 大会たいかい新しん
1994.6.11 第だい78回かい日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 6位い 28分ふん30秒びょう23
1994.7.6 アスレティッシマ 10000m 4位い 28分ふん07秒びょう94
1994.7.15 ロンドングランプリ 5000m 11位い 13分ふん26秒びょう53
1994.9.9 第だい63回かい日本にっぽん学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 2位い 28分ふん34秒びょう03 大会たいかい新しん
1994.9.11 第だい63回かい日本にっぽん学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 13分ふん46秒びょう78
1995.4.23 第だい43回かい兵庫ひょうごリレーカーニバル 10000m 優勝ゆうしょう 28分ふん03秒びょう57
1995.5.3 第だい11回かい静岡しずおか国際こくさい陸上りくじょう競技きょうぎ大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 13分ふん34秒びょう05
1995.5.19 第だい74回かい関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 優勝ゆうしょう 28分ふん27秒びょう91
1995.5.21 第だい74回かい関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 13分ふん49秒びょう45 大会たいかい新しん
1995.6.10 第だい79回かい日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 3位い 27分ふん55秒びょう81
1995.7.9 第だい64回かい日本にっぽん学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 13分ふん57秒びょう55
1995.7.30 第だい8回かい南部なんぶ忠平ちゅうへい記念きねん陸上りくじょう競技きょうぎ大会たいかい 5000m 優勝ゆうしょう 13分ふん41秒びょう37 大会たいかい新しん
1995.8.8 第だい5回かい世界せかい陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 12位い 27分ふん53秒びょう82
1995.9.2 第だい18回かいユニバーシアード 10000m 優勝ゆうしょう 28分ふん47秒びょう48
1996.3.3 第だい51回かいびわ湖こ毎日まいにちマラソン マラソン 7位い 2時じ間あいだ12分ふん39秒びょう
1996.4.21 第だい44回かい兵庫ひょうごリレーカーニバル 10000m 優勝ゆうしょう 27分ふん55秒びょう86
1996.6.8 第だい80回かい日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m 3位い 27分ふん51秒びょう97
1996.7.26 アトランタオリンピック 10000m DNS 予選よせん1組くみ
1997.6.14 第だい45回かい全日本ぜんにほん実業じつぎょう団だん対抗たいこう陸上りくじょう競技きょうぎ選手権せんしゅけん大会たいかい 10000m DNF
1998.2.22 第だい42回かい熊日くまにち30キロロードレース 30.0km 優勝ゆうしょう 1時じ間あいだ29分ふん47秒びょう
1998.4.26 第だい46回かい兵庫ひょうごリレーカーニバル 10000m 4位い 27分ふん46秒びょう39
1998.9.6 シドニーマラソン マラソン 5位い 2時じ間あいだ19分ふん18秒びょう
1998.12.6 第だい52回かい福岡ふくおか国際こくさいマラソン マラソン DNF
大会たいかい新しん - 大会たいかい新しん記録きろく , DNF - 途中とちゅう棄権きけん , DNS - 棄権きけん

駅伝えきでん成績せいせき

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年月日ねんがっぴ 大会たいかい 区間くかん 距離きょり 順位じゅんい 記録きろく 備考びこう
1989.12.24 第だい40回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい 3区く 8.1075km 区間くかん25位い 25分ふん25秒びょう 船橋ふなばし9位い
1990.12.23 第だい41回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい 1区く 10.0km 区間くかん賞しょう 29分ふん42秒びょう 船橋ふなばし8位い
1991.12.22 第だい42回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい 1区く 10.0km 区間くかん賞しょう 29分ふん34秒びょう 船橋ふなばし2位い
1992.11.1 第だい24回かい全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 2区く 13.2km 区間くかん2位い 38分ふん51秒びょう 早大そうだい優勝ゆうしょう
1993.1.2 第だい69回かい東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう 2区く 23.2km 区間くかん2位い 1時じ間あいだ08分ふん48秒びょう 早大そうだい優勝ゆうしょう
1993.10.10 第だい5回かい出雲いずもくにびき全日本ぜんにほん大学だいがく招待しょうたいロードレース大会たいかい 2区く 7.7km 区間くかん賞しょう 21分ふん57秒びょう 早大そうだい2位い
1993.11.7 第だい25回かい全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 1区く 14.6km 区間くかん賞しょう 43分ふん02秒びょう 早大そうだい優勝ゆうしょう
1994.1.2 第だい70回かい東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう 1区く 21.4km 区間くかん賞しょう 1時じ間あいだ01分ふん13秒びょう 早大そうだい2位い, 区間くかん新しん
1994.10.1 第だい6回かい出雲いずも全日本ぜんにほん大学だいがく選抜せんばつ駅伝えきでん競走きょうそう 6区く 11.3km 区間くかん2位い 33分ふん01秒びょう 早大そうだい2位い
1994.11.6 第だい26回かい全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 8区く 19.7km 区間くかん賞しょう 57分ふん19秒びょう 早大そうだい優勝ゆうしょう, 区間くかん新しん
1994.11.23 第だい6回かい青木あおき半はん治ち杯はい国際こくさい千葉ちば駅伝えきでん 5区く 12.195km 区間くかん賞しょう 35分ふん20秒びょう 日本にっぽん2位い
1995.1.2 第だい71回かい東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう 2区く 23.2km 区間くかん賞しょう 1時じ間あいだ06分ふん48秒びょう 早大そうだい2位い, 区間くかん新しん
1995.10.10 第だい7回かい出雲いずも全日本ぜんにほん大学だいがく選抜せんばつ駅伝えきでん競走きょうそう 6区く 11.3km 区間くかん2位い 32分ふん39秒びょう 早大そうだい2位い
1995.11.5 第だい27回かい全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい 8区く 19.7km 区間くかん賞しょう 56分ふん59秒びょう 早大そうだい優勝ゆうしょう, 区間くかん新しん
1996.1.2 第だい72回かい東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう 2区く 23.2km 区間くかん賞しょう 1時じ間あいだ06分ふん54秒びょう 早大そうだい2位い
1997.11.16 第だい38回かい東日本ひがしにっぽん実業じつぎょう団だん対抗たいこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい 2区く 7.7km SB優勝ゆうしょう
1998.1.1 第だい42回かい全日本ぜんにほん実業じつぎょう団だん対抗たいこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい 7区く 16.4km 区間くかん賞しょう 47分ふん15秒びょう SB2位い, 区間くかん新しん
1998.11.15 第だい39回かい東日本ひがしにっぽん実業じつぎょう団だん対抗たいこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい 5区く 10.7km SB優勝ゆうしょう
1999.1.1 第だい43回かい全日本ぜんにほん実業じつぎょう団だん対抗たいこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい 3区く 13.7km 区間くかん4位い 38分ふん08秒びょう SB2位い
2000.1.1 第だい44回かい全日本ぜんにほん実業じつぎょう団だん対抗たいこう駅伝えきでん競走きょうそう大会たいかい 3区く 13.7km 区間くかん3位い 38分ふん09秒びょう SB9位い
区間くかん新しん - 区間くかん新しん記録きろく , SB - ヱスビゑすびー食品しょくひん

記録きろく

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種目しゅもく 記録きろく 年月日ねんがっぴ 場所ばしょ 備考びこう
5000m 13分ふん26秒びょう53 1994年ねん7月がつ15日にち ロンドン 日本にっぽん歴代れきだい6位い
10000m 27分ふん46秒びょう39 1998年ねん4月がつ26日にち 神戸こうべ 日本にっぽん歴代れきだい6位い
マラソン 2時じ間あいだ12分ふん39秒びょう 1996年ねん3月がつ3日にち 大津おおつ
歴代れきだい記録きろくは当時とうじの順位じゅんい

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b 渡辺わたなべ (2008) p.187.
  2. ^ a b 高蔵たかくら哲也てつや 「渡辺わたなべ康幸やすゆきさん（表紙ひょうしの人ひと 坂田さかた栄一郎えいいちろうのオフ・カメラ） 」 『アエラ』1995年ねん12月18日にち、72頁ぺーじ。
  3. ^ 渡辺わたなべ (2008) pp.188-189.
  4. ^ 中村なかむら俊一しゅんいち 「駆かける魂たましい 早大そうだい駅伝えきでん監督かんとく 渡辺わたなべ康幸やすゆき 1」 『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2006年ねん3月がつ6日にち夕刊ゆうかん、スポーツ1面めん、20頁ぺーじより引用いんよう。
  5. ^ 渡辺わたなべ (2008) pp.191-193.
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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい七なな十じゅう年ねん史し編集へんしゅう委員いいん会かい編へん『日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい七なな十じゅう年ねん史し』日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい、1995年ねん9月がつ、1130頁ぺーじ頁ぺーじ。 
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  • 『陸上りくじょう競技きょうぎマガジン2010年ねん4月がつ号ごう増刊ぞうかん 記録きろく集計しゅうけい号ごう2009』ベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃ、2010年ねん3月がつ、386頁ぺーじ頁ぺーじ。 

著書ちょしょ

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関連かんれん書籍しょせき

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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先代せんだい
櫛部くしべ静二せいじ
男子だんし10000m日本にっぽん高校こうこう記録きろく
28分ふん35秒びょう8
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上野うえの裕一郎ゆういちろう
先代せんだい
瀬古せこ利彦としひこ
男子だんし10000m日本人にっぽんじん学生がくせい記録きろく
27分ふん48秒びょう55
次代じだい
竹澤たけざわ健介けんすけ
先代せんだい
櫛部くしべ静二せいじ
箱根はこね駅伝えきでん1区く区間くかん記録きろく
1時じ間あいだ01分ふん13秒びょう
次代じだい
佐藤さとう悠ゆう基もと
先代せんだい
大塚おおつか正美まさみ
ステファン・マヤカ
箱根はこね駅伝えきでん2区く区間くかん記録きろく
1時じ間あいだ06分ふん48秒びょう
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三さん代だい直樹なおき
先代せんだい
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全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん8区く日本人にっぽんじん最高さいこう記録きろく
56分ふん59秒びょう
次代じだい
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箱根はこね駅伝えきでん2区く区間くかん賞しょう（1時じ間あいだ06分ふん48秒びょう）
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毎年まいとし3月がつ開催かいさい・伊勢いせ市し発着はっちゃく(全長ぜんちょう83.5㌔)
毎年まいとし12月がつ開催かいさい・伊勢いせ市し発着はっちゃく(全長ぜんちょう83.6㌔)
毎年まいとし12月がつ開催かいさい・伊勢いせ市し発着はっちゃく(全長ぜんちょう83.0㌔)
毎年まいとし12月がつ開催かいさい・伊勢いせ市し発着はっちゃく(全長ぜんちょう99.4㌔)
毎年まいとし12月がつ開催かいさい・伊勢いせ市し発着はっちゃく(全長ぜんちょう99.0㌔)
12月開催かいさい・彦根ひこね市し発着はっちゃく(全長ぜんちょう84.4㌔)
元日がんじつ開催かいさい・前橋まえばし市し発着はっちゃく(全長ぜんちょう84.9㌔)
毎年まいとし元日がんじつ開催かいさい・前橋まえばし市し発着はっちゃく
(区間くかん16.4㌔/全長ぜんちょう86.3㌔)
毎年まいとし元日がんじつ開催かいさい・前橋まえばし市し発着はっちゃく
(区間くかん15.5㌔/全長ぜんちょう100.0㌔)
毎年まいとし元日がんじつ開催かいさい・前橋まえばし市し発着はっちゃく
(区間くかん15.6㌔/全長ぜんちょう100.0㌔)
  • *は現行げんこう区間くかんの区間くかん記録きろく
 
陸上りくじょう競技きょうぎ日本にっぽん代表だいひょう - 出場しゅつじょう大会たいかい
陸上りくじょう競技きょうぎ日本にっぽん代表だいひょう - 1995 イェーテボリ世界せかい陸上りくじょう
男子だんし
女子じょし
陸上りくじょう競技きょうぎ日本にっぽん代表だいひょう - 1996 アトランタオリンピック
男子だんし
女子じょし

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