石戸 藩
1633
歴史
[前史
[牧野 氏 の石戸 領 入 封
[石戸 藩 の約 10年
[後 史
[歴代 藩主
[牧野 家
牧野 信成 (のぶしげ)
領地
[石戸 領
[現在 の鴻巣 市域 :滝馬室 村 ・原馬室 村 ・小松原 (原馬室 村 枝郷 )[注釈 8]現在 の北本 市域 :石戸宿 村 ・下石戸上 村 ・下石戸下 村 ・高尾 村 ・荒井 村 ・北袋 村 (荒井 村 枝郷 )[注釈 9]現在 の桶川 市域 :上日出谷 村 ・下日出谷 村 ・川田谷 村 ・樋詰 村 (川田谷 村 枝郷 )[注釈 10]現在 の上尾 市域 :領家 村 ・藤浪 村 ・古泉 村 (藤浪 村 枝郷 )・中分 村 ・畔吉 村 ・小敷谷 村 ・小林 村 (小敷谷 村 枝郷 )[注釈 11]・菅原 新田 [注釈 12]
川田谷 陣屋
[この
『
石戸 御茶屋
[脚注
[注釈
[- ^
赤丸 は本文 内 で藩 領 として言及 する土地 。青 丸 はそれ以外 。 - ^
戦国 期 には石戸 城 を中心 に各地 とを結 ぶ交通 路 があった[6]。小田原 北条 氏 の勢力 下 では、相模 国 と武蔵 国 とを結 ぶ伝馬 制 の規定 の中 に、石戸 も盛 り込 まれている[6]。江戸 時代 に入 り中山道 が整備 されるにつれて、石戸 を通 る道 は広域 交通 を担 う重要 性 を低下 させ、地域 の人々 の生活 のための道 に変化 していった[6]。 - ^
牧野 一族 には「康成 」を名乗 った人物 が複数 いる。半 右 衛門 康成 と同 時代 には、元 ・三河 牛久保 城主 で、関東 に移 って以降 は上野 国 大胡 で2万 石 を領 した牧野 新次郎 (右 馬 允 )康成 がおり、しばしば混同 される。 - ^ 『
藩 と城下町 の事典 』は、石戸 城 (天神山 城 )に入城 して陣屋 を構 えたとする[12]。 - ^
登戸 の故 地 には真言宗 豊山 派 の寺 として勝願寺 が再建 されている。 - ^ 『
藩 と城下町 の事典 』は、石戸 領 が牧野 家 の知行 地 として残 ったことを踏 まえつつ、「石戸 藩 は事実 上 、ここで廃 藩 となった」と表現 している[12]。 - ^
中世 的 な郷 村 を再 編成 し、村 境 ・村 域 を定 めて近世 的 な行政 村 を創出 すること。 - ^
明治 初年 に原馬室 村 に編入 [23]。 - ^
北袋 村 は江戸 時代 の郷 帳 などで荒井 村 の枝郷 として記 されるが、「旧 高 旧領 取調 帳 」では見 えなくなっている[24] - ^
明治 初年 に川田谷 村 に編入 [25] - ^
小林 村 も牧野 家 領 であったが、『新編 武蔵 国 風土記 稿 』編纂 時 には松平 家 2家 (松平 大和 守 ・松平 十蔵 )の知行 地 とある。江戸 末期 か明治 初期 に小敷谷 村 に編入 されたと見 られる。現在 の小敷谷 の西端 部 にある小林 寺 は、小林 村 に所在 する寺 であった[22]。 - ^
明治 初年 に領家 村 に編入 [26]。 - ^ 『
日本 歴史 地名 大系 』は「川田谷 村 」の項 で「北西 の天沼 」に陣屋 を構 えたとする[29]。『新編 武蔵 国 風土記 稿 』では川田谷 村 の「小名 」が列挙 される中 に「天沼 」が挙 げられている[30]。 - ^ 『
埼玉 の中世 城 館 跡 』(埼玉 県 教育 委員 会 )では「牧野 陣屋 」、別名 「川田谷 陣屋 」で載 せられているという[33]。 - ^
易 然 については『寛政 譜 』にも記載 があるが、住職 となった見 樹 院 の所在地 を「足立 郡 天沼 村 」としている[14]。足立 郡 内 で天沼 村 を公称 した村 は大宮 領 天沼 村 (現在 のさいたま市 大宮 区 天沼 町 )があるのみであるが、ここでの「天沼 村 」は川田谷 村 内 の「天沼 」と見 られる。「大平 遺跡 」発掘 では、見 樹 院 に関連 する遺構 が検出 された[37]。なお、牧野 親 成 は康成 の50回忌 に際 して関宿 で「見 樹 寺 」という寺 を創建 し[38]、さらに移 った丹後 田辺 (舞鶴 )では前 領主 京極 氏 が菩提寺 として建立 した瑞泰寺 を引 き継 いで見 樹 寺 と改称 している[39][38] - ^ 『
新編 武蔵 国 風土記 稿 』には薬師堂 の記載 がない。
出典
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参考 文献
[外部 リンク
[- 『
新編 武蔵 風土記 稿 』巻 之 一 百 五 十 一 足立 郡 之 十 七 石戸 領 -国立 国会図書館 デジタルコレクションの内務省 地理 局 刊本 (1884年 )