出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
紐差教会(ひもさしきょうかい)は、長崎県平戸市にあるカトリック教会である。長崎県長崎市の旧浦上天主堂が原爆で倒壊して新たに建てられるまでの間、日本で最も大きい教会堂であったとされる[1]。
平戸島のほぼ中央に位置し、島の中南部を管轄する教会で所属信徒は多い。
十字架称賛
紐差地区の信者は潜伏キリシタンではなく、仏教徒で明治初期に洗礼を受けたという人々が多い。明治11年(1878年)に紐差教会の前身として、隣接する田崎に仮聖堂ができ、明治13年(1880年)に紐差小教区が設立されると、教会を紐差に移した。明治18年(1885年)に当時着任していたマタラ神父が設計し、平戸の信者の協力やフランスの信者の寄付などにより初代の聖堂[注釈 1]が建設される。
現在の天主堂はマタラ神父が計画し、鉄川与助の設計施工[注釈 2]により昭和2年(1927年)に起工し、昭和4年(1929年)に竣工、同年12月3日に献堂式が行われた。
- 鉄筋コンクリート造り、2階建て
- 設計・施工:鉄川与助
〒859-5361 長崎県平戸市紐差町1039[3]。
- 国道383号
- 紐差郵便局
- 平戸市立紐差小学校
- 平戸市立中部中学校
- 三沢博昭『大いなる遺産 長崎の教会』(智書房、2000年)
- 『長崎遊学2 長崎・天草の教会と巡礼地完全ガイド』(長崎文献社、2005年)
- 井出道雄『西海の天主堂路』新風舎、2006年。ISBN 4289003370。
|
---|
歴代大司教 | |
---|
小教区 |
長崎中地区 | |
---|
長崎南地区 | |
---|
長崎北地区 | |
---|
佐世保地区 | |
---|
平戸北松地区 | |
---|
下五島地区 | |
---|
上五島地区 | |
---|
|
---|
閉堂した教会 | |
---|
小教区関連施設 | |
---|