(Translated by https://www.hiragana.jp/)
藤原経忠 - Wikipedia コンテンツにスキップ

藤原ふじわら経けい忠ただし

リンクを追加ついか
出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目こうもくでは、平安へいあん時代じだい後期こうきの公卿くぎょうについて説明せつめいしています。鎌倉かまくら時代ときよから南北なんぼく朝あさ時代じだいにかけての公卿くぎょうについては「近衛このえ経けい忠ただし」をご覧らんください。
 
藤原ふじわら 経けい忠ただし
時代じだい 平安へいあん時代じだい後期こうき
生誕せいたん 承うけたまわ保ほ2年ねん（1075年ねん）
死没しぼつ 保ほ延のべ4年ねん7月がつ16日にち[1]（1138年ねん9月2日にち）
別名べつめい 堀河ほりかわ中納言ちゅうなごん、正字せいじ：經けい忠ただし
官位かんい 従したがえ二に位い、中納言ちゅうなごん
主君しゅくん 白河天皇しらかわてんのう→堀河ほりかわ天皇てんのう→鳥羽天皇とばてんのう→崇徳天皇すとくてんのう
氏族しぞく 藤原ふじわら北きた家か中ちゅう関白かんぱく家か
父母ちちはは 父ちち：藤原ふじわら師し信しん
母はは：安楽寺あんらくじ別当べっとう増ぞう守まもりまたは増ぞう秀しゅうの娘むすめ
兄弟きょうだい 公おおやけ衡、基もと信しん、経けい忠ただし、春はる円えん
妻つま 藤原ふじわら実子じっし（藤原ふじわら公こう実みの娘むすめ）
子こ 忠能ただやす、経けい親おや、信しん輔、経けい雅みやび、信しん経けい、実じつ経けい、忠ただし覚さとし、増ぞう修おさむ、行くだり縁えん、増ぞう忠ちゅう、藤原ふじわら家か成なり室しつ
テンプレートを表示ひょうじ

藤原ふじわら 経けい忠ただし（ふじわら の つねただ）は、平安へいあん時代じだい後期こうきの公卿くぎょう。藤原ふじわら北きた家か中ちゅう関白かんぱく家か、播磨はりま守まもる・藤原ふじわら師し信しんの子こ。官位かんいは従したがえ二に位い・中納言ちゅうなごん。

経歴けいれき

[編集へんしゅう]

白河しらかわ朝ちょう末すえの応おう徳とく3年ねん（1086年ねん）従したがえ五ご位い下かに叙爵じょしゃくし、寛治かんじ2年ねん（1088年ねん）左ひだり兵衛ひょうえ佐さに任官にんかんする。兵衛ひょうえ佐さの功労こうろうなどにより、寛治かんじ4年ねん（1090年ねん）従したがえ五ご位い上じょう次ついで正せい五ご位い下か、寛治かんじ7年ねん（1093年ねん）従したがえ四よん位い下か、嘉よしみ保ほ3年ねん（1096年ねん）従したがえ四よん位い上じょうと昇進しょうしんした。

承うけたまわ徳とく2年ねん（1098年ねん）正せい四よん位い下か・安芸あき守まもるに叙任じょにんされて、地方ちほう官かんに遷る。なお、康かん和かず4年ねん（1102年ねん）火災かさいによって経けい忠ちゅうの邸宅ていたくが焼亡しょうぼうしている[2]。康かん和かず5年ねん（1103年ねん）宗そう仁ひとし親王しんのうの立太子りったいしに伴ともない、東宮とうぐう昇殿しょうでんを許ゆるされる。嘉よしみ承うけたまわ2年ねん（1107年ねん）堀河ほりかわ天皇てんのうが崩御ほうぎょして宗そう仁ひとし親王しんのうが即位そくいすると（鳥羽天皇とばてんのう）、経けい忠ちゅうは引ひき続つづき昇殿しょうでんを許ゆるされる。同年どうねん、馬うま1匹ひきを奉献ほうけんするための使者ししゃとして派遣はけんされた[3]。嘉よしみ承うけたまわ3年ねん（1108年ねん）邸宅ていたくに落雷らくらいがあり、侍者じしゃ一いち人にんが死亡しぼうしている[4]。

その後ご、天てん仁ひとし3年ねん（1110年ねん）右みぎ馬頭めず、天てん永ひさし2年ねん（1111年ねん）皇太后こうたいごう亮あきら（皇后こうごうは鳥羽天皇とばてんのう准じゅん母ははの令子れいこ内親王ないしんのう）と京きょう官かんを務つとめる一方いっぽうで、但馬たじま介かい・近江おうみ守まもる等ひとしの地方ちほう官かんも兼帯けんたいした。

保安ほあん5年ねん（1124年ねん）26年ねんぶりの昇叙しょうじょにより従したがえ三さん位い・左京さきょう大夫たいふに叙任じょにんされ公卿くぎょうに列れっす。大だい宰おさむ大弐だいにを経へて、鳥羽とば院政いんせい期き前期ぜんきの長なが承うけたまわ2年ねん（1133年ねん）参議さんぎに任にんぜられた。議ぎ政官せいかんとして左京さきょう大夫たいふ・大蔵おおくら卿きょうを兼任けんにんし、長なが承うけたまわ3年ねん（1134年ねん）正せい三さん位いに叙じょせられる。

保ほ延のべ2年ねん（1136年ねん）には11月に権けん中納言ちゅうなごん、12月には中納言ちゅうなごんに転てんじるなど急速きゅうそくに昇進しょうしんされている。保ほ延のべ4年ねん（1138年ねん）従したがえ二に位いに至いたる。同年どうねん4月がつ15日にち病びょうのため出家しゅっけし、7月がつ16日にち薨去こうきょ。享年きょうねん64。

官かん歴れき

[編集へんしゅう]

系譜けいふ

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ 『尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく』では15日にちとある。
  2. ^ 『殿しんがり暦れき』康かん和かず4年ねん9月がつ12日にち条じょう
  3. ^ 『殿しんがり暦れき』嘉よしみ承うけたまわ2年ねん3月がつ29日にち条じょう
  4. ^ 『殿しんがり暦れき』嘉よしみ承うけたまわ3年ねん3月がつ25日にち条じょう
  5. ^ 菅原すがわら道真みちざねの七なな代だい孫まご

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]
  • 『公卿くぎょう補任ほにん 第だい一いち篇へん』吉川弘文館よしかわこうぶんかん、1982年ねん
  • 『尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく 第だい一いち篇へん』吉川弘文館よしかわこうぶんかん、1987年ねん
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=藤原ふじわら経けい忠ただし&oldid=87746160」から取得しゅとく