部品ぶひん取とり

部品ぶひん取とり（ぶひんとり、spare parts donor）とは、故障こしょう・破損はそん・事故じこなどにより機能きのう不全ふぜんとなって価値かちを失うしなった、あるいは用途ようとがなく使用しようされずに留置りゅうちされている工業こうぎょう製品せいひんを、他たの個体こたいのための部品ぶひんの供給きょうきゅう源げんとして保管ほかんしておくこと、またはその状態じょうたいとなった個体こたいのことである。

自動車じどうしゃ・鉄道てつどう車両しゃりょう・航空機こうくうきをはじめ、組くみ立たてを伴ともなう工業こうぎょう製品せいひん全般ぜんぱんで、主おもに古ふるいため保守ほしゅ部品ぶひんが乏とぼしい場合ばあいや財政ざいせい上じょうの事情じじょうが良よくない（パーツが高価こうか）場合ばあいに用もちいられる。逆ぎゃくにいえば、保守ほしゅ部品ぶひんと資金しきんが潤沢じゅんたくに存在そんざいするような状況じょうきょうでは、部品ぶひん取とりとせずに解体かいたいされることが多おおい。対象たいしょうとするものが車両しゃりょうである場合ばあい、部品ぶひん取とり車しゃ（ぶひんとりしゃ）、機関きかん車しゃや航空機こうくうきなどの場合ばあいは部品ぶひん取とり機き（ぶひんとりき）という。

自動車じどうしゃの場合ばあい

自動車じどうしゃでは、廃車はいしゃとなりナンバープレート（車くるま籍せき）を外はずされ、解体かいたい業者ぎょうしゃで積つみ上あげられる直前ちょくぜんの状態じょうたいである公道こうどうを走行そうこう不能ふのうとなったものを指さす。バスやタクシーの車両しゃりょうにも、そのような例れいは存在そんざいする。

日本にっぽんで2005年ねん（平成へいせい17年ねん）4月がつ1日にちに施行しこうされた自動車じどうしゃリサイクル法ほうにより、廃車はいしゃ時じの処理しょり費用ひようがユーザー負担ふたんとなった背景はいけいには、ディーラーと解体かいたい業者ぎょうしゃの間あいだに国くにが割わり入はいって管理かんりしている形かたちが挙あげられる。ボンネットや足あし回まわりはOEMや姉妹しまい車しゃ、機能きのう部品ぶひんになるとプラットフォームの共有きょうゆう化かで他た車種しゃしゅでも転用てんようできる可能かのう性せいがあるため、多おおくの修理しゅうり工場こうじょうが修理しゅうり部品ぶひんのコストを低ひくく済すませようとする場合ばあい、あるいは新品しんぴん部品ぶひんがない場合ばあいはこの部品ぶひん取とり車しゃから流用りゅうようする場合ばあいが多おおい。 ユーザーがその車くるまによほどの愛着あいちゃくがない限かぎりは廃車はいしゃとなってしまうことが多おおい現在げんざいにおいて、外装がいそう部品ぶひん・機能きのう部品ぶひんはマニアやエンスーの手てにより早はやめになくなってしまう。その部品ぶひんがすべて剥はぎ取とられた状態じょうたいが、解体かいたい済ずみのドンガラとして解体かいたい業者ぎょうしゃの敷地しきちに積つみ上あげられる。

ちなみに、特定とくていの車種しゃしゅを多おおく擁ようする場合ばあい（タクシー会社かいしゃなど）だと、耐用たいよう年数ねんすうやダメージなどの関係かんけいで本来ほんらいなら廃車はいしゃにされる車両しゃりょうを部品ぶひん取とりとして保有ほゆうしている場合ばあいもある。その一いち例れいとして、陸上りくじょう自衛隊じえいたいにおいても73式しき小型こがたトラック（旧型きゅうがた）をニコイチ目的もくてきで廃車はいしゃにしている。この理由りゆうとしては一般いっぱんの旧きゅう車くるまとほとんど同おなじで、市販しはん型がた三菱みつびし・ジープの生産せいさん終了しゅうりょうにより起おこりうるメンテナンスパーツの枯渇こかつに備そなえるためである。旧来きゅうらい車両しゃりょうの用途ようとには新型しんがた車しゃでは代替だいたいできない分野ぶんやもあるという事情じじょうもあり、部品ぶひん取とりの確保かくほを目的もくてきとして、耐用たいよう年数ねんすうが規定きていに達たっした車両しゃりょうは、走行そうこう可能かのうな状態じょうたいであっても廃車はいしゃとしているのである。警察けいさつが保有ほゆうするパトロールカーにおいても、既存きそん資産しさんの有効ゆうこう活用かつようと部外ぶがい者しゃによる悪用あくようの防止ぼうしを目的もくてきに、走行そうこう不能ふのうとなった個体こたいは、部品ぶひん取とり車しゃとして倉庫そうこ内ないで厳重げんじゅうに保管ほかんされ、使用しよう可能かのうな部品ぶひんがなくなり次第しだい、解体かいたい処理しょりが行おこなわれる。

またカスタムカーの世界せかいにおいては、エンジンスワップなど何なにか一いち部分ぶぶんをごっそり移植いしょくしようと考かんがえた場合ばあいに、部品ぶひん取とりが丸まるごと用意よういされる場合ばあいもある。 その理由りゆうには

• 予想よそう外がいのパーツが必要ひつようになったがために、発生はっせいする不具合ふぐあい（作業さぎょうがストップする、想定そうてい外がいの費用ひようが発生はっせいするなど）を防ふせぐ。
• 車体しゃたい丸まるごと買かってしまった方ほうが、単体たんたいで買かい揃そろえるより安やすい、またはパーツ調達ちょうたつの手間てまが省はぶける。
• 部品ぶひん取とり車しゃの状態じょうたいにもよるが、パーツ単体たんたいではないので、部品ぶひんの動作どうさ確認かくにんが容易よういな場合ばあいがある。

が挙あげられる。

鉄道てつどう車両しゃりょうの場合ばあい

部品ぶひん取とり用よう車両しゃりょうの例れい（秩父鉄道ちちぶてつどう）

ある鉄道てつどう事業じぎょう者しゃで廃車はいしゃとなった鉄道てつどう車両しゃりょうを、別べつの鉄道てつどう事業じぎょう者しゃが中古ちゅうこ車しゃとして購入こうにゅうする場合ばあい、新しん製せい時じから相当そうとう年数ねんすう経たっていることが多おおく、技術ぎじゅつ革新かくしんにより使用しようされている部品ぶひんがすでに生産せいさん終了しゅうりょう済ずみであり、故障こしょうしてもその手当てあてをする部品ぶひんが入手にゅうしゅ困難こんなんになっていることがある。そのため、同どう系列けいれつの車両しゃりょうを部品ぶひん取とり用ようとして同時どうじに購入こうにゅうすることがある。特とくに譲渡じょうと車しゃにいえるが、制御せいぎょ装置そうち、主しゅ電動でんどう機きなどの部品ぶひんは単体たんたいとして置おくより車両しゃりょうごと置おいたほうが効率こうりつよく、また譲受じょうじゅ時じに一緒いっしょに入はいってくるため輸送ゆそうコストも圧縮あっしゅくできる。また車体しゃたいを倉庫そうこ代かわりにできるなどのメリットもある。

また、歴史れきし的てきな車両しゃりょうを動態どうたい保存ほぞん（復元ふくげん）する場合ばあいにおいて、対象たいしょう車両しゃりょうが複数ふくすうある場合ばあい、その中なかの一部いちぶを活いかすために他たの車両しゃりょうを部品ぶひん取とり用ようとして廃車はいしゃ（解体かいたい）する場合ばあいもある。特とくに蒸気じょうき機関きかん車しゃの場合ばあいに顕著けんちょであるが、動態どうたい保存ほぞん車しゃが故障こしょうした場合ばあい、他たの静態せいたい保存ほぞん車くるまの部品ぶひんを修理しゅうり用ようとして調達ちょうたつすることがある。厳密げんみつな意味いみでの部品ぶひん取とりとはやや性格せいかくは異ことなるが、こうした静態せいたい保存ほぞん車しゃを生産せいさんの途絶とぜつした部品ぶひんの供給きょうきゅう源げんとした事例じれいは少すくなくない（→国鉄こくてつ7100形かたち蒸気じょうき機関きかん車しゃ、国鉄こくてつ42系けい電車でんしゃ、大井川鐵道おおいがわてつどうC56 44）。動態どうたい保存ほぞん車しゃではない場合ばあいも廃車はいしゃが進行しんこうしている時期じきには営業えいぎょう中ちゅうの車両しゃりょうで故障こしょうした部品ぶひんを廃車はいしゃとなった車両しゃりょうから供給きょうきゅうすることもあり、中なかにはJR東日本ひがしにっぽんのクハ210-3013のように、一部いちぶが大破たいはした構体を廃車はいしゃになった車両しゃりょうから切きり取とって接合はぎあわし修復しゅうふくした事例じれいもある。

部品ぶひん取とり車しゃは整備せいびを受うけず、主要しゅような部品ぶひんをどんどん剥はぎ取とられていくことから、最終さいしゅう的てきにはスクラップとなるものが大半たいはんである。ただし特殊とくしゅな例れいとして、東急とうきゅう7200系けい電車でんしゃは30両りょうが豊橋鉄道とよはしてつどうへ譲渡ゆずりわたされ、うち27両りょうが豊橋鉄道とよはしてつどう1800系けい電車でんしゃ (2代だい)となり残のこる3両りょうは部品ぶひん取とり車しゃとなったが、運用うんよう開始かいし後ごに2両りょうが車庫しゃこ内ないでの火災かさいで再起さいき不能ふのうとなって廃車はいしゃされたため、部品ぶひん取とり車しゃのうち2両りょうを整備せいびして復旧ふっきゅうした事例じれいがある。2008年ねんにはさらに残のこり1両りょうの部品ぶひん取とり車しゃも整備せいびされ、現役げんえき復帰ふっきした。

また、部品ぶひんのストックがない場合ばあい、運用うんよう中ちゅうの車両しゃりょうを車庫しゃこに留置りゅうちし、その車両しゃりょうから部品ぶひんを取とり外はずして他たの車両しゃりょうに移設いせつするという、俗ぞくに「共食ともぐい整備せいび」と呼よばれる方法ほうほうがある。無論むろん危険きけんな整備せいび方法ほうほうであるために禁止きんしされていることが多おおいが、開発途上国かいはつとじょうこくの鉄道てつどうにおいては日常にちじょう的てきに行おこなわれていたり、高速こうそく鉄道てつどうであっても韓国かんこく高速こうそく鉄道てつどうでは日常にちじょう的てきに行おこなわれていることが確認かくにんされている。日本にっぽんでも、2010年ねんにJR西日本にしにほんで緊急きんきゅう列車れっしゃ停止ていし装置そうち（EB装置そうち）を他た車両しゃりょうから流用りゅうよう後ご、装置そうちを外はずされた車両しゃりょうが連絡れんらくミスで、そのまま運行うんこうされてしまった事例じれいがある。

航空機こうくうきの場合ばあい

不完全ふかんぜんな航空機こうくうきが並ならぶモハーヴェ空港くうこう

航空機こうくうきは中古ちゅうこ機きを保管ほかん・再さい整備せいびして転売てんばいするだけでなく、耐用たいよう年数ねんすうが近ちかかったり破損はそんした事故じこ機きであっても部品ぶひん取とりとして価値かちが残のこるため、胴体どうたいや翼つばさなどの主要しゅよう構造こうぞう物ぶつ、操縦そうじゅう桿やアビオニクスなど構成こうせい部品ぶひん単位たんいでの売買ばいばいが行おこなわれている。

保管ほかんには広ひろく乾燥かんそうした土地とちが必要ひつようであるため、民間みんかん機きはモハーヴェ空港くうこうやテューペロ地域ちいき空港くうこう、軍用ぐんよう機きはデビスモンサン空軍くうぐん基地きちなど砂漠さばく地帯ちたいの飛行場ひこうじょう周辺しゅうへんに設もうけられた場所ばしょに隙間すきまを目張めばりした状態じょうたいで仮かり置おきされ、売却ばいきゃくが決きまった箇所かしょが適時てきじ取とり出だされる。これらの場所ばしょは「飛行機ひこうきの墓場はかば」と呼よばれる。

コンコルドの2号機ごうき・14号機ごうきが部品ぶひん取とりにされた（14号機ごうきは後のちに復帰ふっき）他た、ドバイ日航にっこう機きハイジャック事件じけんで爆破ばくはされた日本航空にほんこうくうJA8109・ボーイング747の尾翼びよくがKLMオランダ航空こうくうPH-BUFに装着そうちゃくされた。

An-225は、ウクライナの工場こうじょうの一角いっかくに放置ほうちされている間あいだ、An-124とAn-70の補修ほしゅう用よう部品ぶひん取とりとして次々つぎつぎと主要しゅよう部品ぶひんを失うしなった(後のちに改修かいしゅうの上うえ、再さい就航しゅうこう)。モハーヴェ空港くうこうには、ギムリー・グライダー（エアカナダ143便びん事故じこ）で有名ゆうめいなC-GAUN（ボーイング767）など、部品ぶひん取とりとして売却ばいきゃくされた機体きたいが保管ほかんされている。また、国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんに保存ほぞんされている零れい式しき艦上かんじょう戦闘せんとう機き二に一いち型がたはラバウル工廠こうしょうに残のこされた複数ふくすうの残骸ざんがいから製作せいさくされている。

軍用ぐんよう機きの整備せいびでも共食ともぐい整備せいびはしばしば行おこなわれており、実際じっさいの数かずより稼働かどう数すうが落おちてしまう。なお自衛隊じえいたいにおいてもF-4戦闘せんとう機きや東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの影響えいきょうで水没すいぼつしたF-2戦闘せんとう機きの廃はい機体きたいなどが老朽ろうきゅう化か、生産せいさん終了しゅうりょうによる部品ぶひん在庫ざいこ数すう減少げんしょうのため部品ぶひん取とりとして使用しようされている。特とくにF-4戦闘せんとう機きは老朽ろうきゅう化かが甚はなはだしい（本来ほんらいであれば同どう機種きしゅのどの機体きたいでも使用しようできる部品ぶひんが経年けいねんによる変形へんけいなどで機体きたいごとに取とり付つけるパーツが決きめられているほどである。）ことや、部品ぶひんによっては製造せいぞうが終了しゅうりょうあるいは製造せいぞうに数すうか月げつ単位たんいの時間じかんが掛かかる物ものもあるため共食ともぐいせざるを得えない状況じょうきょうとなっていた。かつてはC-46輸送ゆそう機きの維持いじのために、1959年ねんに中華民国ちゅうかみんこく空軍くうぐんから同型どうけいの中古ちゅうこ機きを部品ぶひん取とり用ようとして12機き購入こうにゅうしたこともあった。このときに購入こうにゅうした中古ちゅうこ機きは、状態じょうたいが思おもいのほか良好りょうこうであったため、部品ぶひん取とりとはならずにそのまま輸送ゆそう機きとして使用しようされている。

アメリカ空軍くうぐんによるオペレーション・ベビーリフトでは、共食ともぐい整備せいびで部品ぶひんを取とられていた機体きたいによる墜落ついらく事故じこが発生はっせいしており、管理かんりミスによる事故じこも多発たはつしている。

冷戦れいせん時代じだい、旧きゅう東側ひがしがわ諸国しょこくおよび中近東ちゅうきんとう諸国しょこくでは旧きゅうソ連それん製せいの軍用ぐんよう機きが大量たいりょう供与きょうよされていた。これは導入どうにゅう当初とうしょから部品ぶひん取とりを想定そうていしたものであり、実際じっさいに一線いっせんで配備はいびされている機体きたいは全体ぜんたいの半分はんぶんから3分ぶんの2程度ていどであることが多おおかった。

パソコンなどの電化でんか製品せいひんの場合ばあい

パーソナルコンピュータ、AV、スマートフォンなどの、一連いちれんの家電かでん製品せいひんの場合ばあいにも、部品ぶひん取とりが行おこなわれることがある。

この場合ばあいは車両しゃりょうなどの場合ばあいと異ことなり、部品ぶひんが潤沢じゅんたくにある場合ばあいでも、行おこなわれる事ことが多おおい。主おもに自作じさくパソコンを製作せいさくするときやパソコンを修理しゅうりするときに、新品しんぴんを購入こうにゅうすると高価こうかになる物ものを、安価あんかにするために行おこなわれることがほとんどである。

パソコンの場合ばあいは、ジャンク品ひんと呼よばれる、主おもに部品ぶひん取とりを目的もくてきとした動作どうさ保証ほしょうのない廃品はいひんのパソコンを安価あんかに取とり扱あつかっている店舗てんぽも多数たすう存在そんざいし、予あらかじめ店舗てんぽの方ほうで見みた目めの破損はそんがないパーツなどを抜ぬき取とった状態じょうたいでそれぞれが単品たんぴん販売はんばいされることもある。

基本きほん的てきに現在げんざいのパソコンはATXの規格きかくで作つくられているものが多おおく、そういった機種きしゅでは元もととなるパソコン自体じたいやパーツのメーカーが全まったく異ことなっていたり、パーツそのものがどこのメーカーのどんなパソコンで使つかわれていたかなどの、出所しゅっしょが分わからないものであっても相互そうごに使つかい回まわすことができるため、部品ぶひん取とりが容易よういであるといえる。ワープロや電子でんしメールなどにしか使つかわず、最新さいしんのスペックが必要ひつようとはいえないパソコンに関かんしては、新品しんぴんを購入こうにゅうせずに故障こしょう品ひんやジャンク品ひんから良品りょうひん部品ぶひんを寄よせ集あつめて製作せいさくすれば、非常ひじょうに安価あんかに製作せいさくすることも可能かのうである。 また例たとえば、フロッピーディスクドライブなどは、現在げんざいでは枯かれた技術ぎじゅつであるため、消耗しょうもう度どを気きにしないのであれば、動作どうさその物ものは新品しんぴんであろうと廃品はいひんから出でた部品ぶひんであろうと、製品せいひんの性能せいのうにほとんど違ちがいはないため、こういった物ものが部品ぶひん取とりの対象たいしょうにされ、再さい使用しようされることもある。

その他た、他たの工業こうぎょう製品せいひんと同様どうように部品ぶひんが潤沢じゅんたくにない場合ばあいにも部品ぶひん取とりは行おこなわれる。例たとえばPC-9800シリーズやX68000シリーズなど、現在げんざい新品しんぴんが存在そんざいせず、独自どくじ規格きかくの多おおい製品せいひんを延命えんめい利用りようする必要ひつようがある場合ばあいには、部品ぶひん取とりを行おこなうことで修理しゅうりを行おこなわなくてはならないことが多おおい。

玩具おもちゃなど

1999年ねんから2006年ねんまで販売はんばいされた旧きゅう世代せだい型がたAIBOは、2014年ねんに販売元はんばいもとのSONYがサポートを打うち切きったため、2018年ねん現在げんざいはユーザーから提供ていきょうされる（修理しゅうりを行おこなう株式会社かぶしきがいしゃア・ファンは献体けんたいと称しょうする）故障こしょうした機体きたいから必要ひつような部品ぶひんを取とり出だし、修理しゅうりに供きょうしている。部品ぶひんを提供ていきょうする機体きたいは事前じぜんに合同ごうどう葬儀そうぎを行おこない供養くようされる。

特記とっき事項じこう

上記じょうきの家電かでん製品せいひんや玩具おもちゃなどは、リサイクルショップや、前者ぜんしゃの場合ばあいは中小ちゅうしょうの町まちの家電かでん量販りょうはん店てんなどで、ジャンク品ひんを個人こじんやウェブショップなどから購入こうにゅうの上うえで、修理しゅうり部品ぶひんとして活用かつようする事例じれいも多おおい。

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