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飛騨小坂ひだおさかえき

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小坂こさかえき
駅舎えきしゃ(2009ねん3がつ
ひだおさか
Hida-osaka
驒宮 (3.4 km)
(7.1 km) なぎさ
地図
所在地しょざいち 岐阜ぎふけん下呂げろ小坂こさかまち大島おおしま
北緯ほくい3557ふん2.7びょう 東経とうけい13715ふん25.5びょう / 北緯ほくい35.950750 東経とうけい137.257083 / 35.950750; 137.257083座標ざひょう: 北緯ほくい3557ふん2.7びょう 東経とうけい13715ふん25.5びょう / 北緯ほくい35.950750 東経とうけい137.257083 / 35.950750; 137.257083
所属しょぞく事業じぎょうしゃ 東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう(JR東海とうかい
所属しょぞく路線ろせん CG 高山本線たかやまほんせん
キロほど 108.8 km(岐阜ぎふ起点きてん
電報でんぽう略号りゃくごう サカ
えき構造こうぞう 地上ちじょうえき
ホーム 1めん2せん[1]
乗車じょうしゃ人員じんいん
-統計とうけい年度ねんど-
68にん/降車こうしゃきゃくふくまず)
-2019ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ 1933ねん昭和しょうわ8ねん8がつ25にち[1][2]
備考びこう 駅員えきいん配置はいちえき[1]
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小坂こさかえき(ひだおさかえき)は、岐阜ぎふけん下呂げろ小坂こさかまち大島おおしまにある、東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう(JR東海とうかい高山本線たかやまほんせんえきである[1]

普通ふつう列車れっしゃ一部いちぶ特急とっきゅうひだ」が停車ていしゃする。小坂こさか温泉郷おんせんきょうにごかわ温泉おんせん下島しもじま温泉おんせん湯屋ゆや温泉おんせん)と御嶽山おんたけさん登山とざんこう玄関げんかんえきであり、駅前えきまえにはバスバス停ばすていがある。

歴史れきし

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かつては、えきみなみにある貯木じょう起点きてんとし御嶽山みたけさん方面ほうめんかう森林しんりん鉄道てつどう小坂こさか森林しんりん鉄道てつどう)が存在そんざいした。貯木じょうまでは専用せんようせん敷設ふせつされており、そこで木材もくざいえがおこなわれていた。森林しんりん鉄道てつどう廃止はいし(1962年度ねんど全廃ぜんぱい[3]も1977ねん貨物かもつ取扱とりあつかい廃止はいしまで、トラック木材もくざいを貯木じょう運搬うんぱんし、貨車かしゃえていた。

年表ねんぴょう

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えき構造こうぞう

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ホーム(2009ねん8がつ

しましきホーム1めん2せんゆうし、列車れっしゃ交換こうかん可能かのう地上ちじょうえき[1]。ホームの東側ひがしがわが1番線ばんせん西側にしがわが2番線ばんせんとなっており、1番線ばんせん下呂げろ名古屋なごや方面ほうめんきののぼ列車れっしゃが、2番線ばんせん高山たかやま方面ほうめんきのくだ列車れっしゃ停車ていしゃする。2番線ばんせんのぼ列車れっしゃ発着はっちゃく可能かのう構造こうぞうになっている。また、保線ほせん車両しゃりょう留置とめおきせんが1番線ばんせんから分岐ぶんきする。くだ列車れっしゃ場合ばあい、ホームの有効ゆうこうちょうみじかいため(9両分りょうぶん)、車両しゃりょう増結ぞうけつした10りょう編成へんせい特急とっきゅう列車れっしゃでは後方こうほうの1車両しゃりょうのドアを開閉かいへいしない(ドアカット)。のぼ列車れっしゃについては、ホームの有効ゆうこうちょう高山本線たかやまほんせんない最長さいちょうの10りょう編成へんせい対応たいおうできているので、この措置そちられない。 ホームじょう待合室まちあいしつがある。

駅舎えきしゃ構内こうない東側ひがしがわにある。開業かいぎょう当初とうしょからの木造もくぞう駅舎えきしゃ丸太まるたづくりの山小屋やまごやふうであり[6]中央ちゅうおう本線ほんせん大月おおつきえきならしょうされる。正面しょうめんには神社じんじゃ神殿しんでんにあるような千木ちぎもうけられている。このような設計せっけいとなった経緯けいいは、霊山れいざんである御嶽山みたけさん飛騨ひだがわ登山とざんこうおおくの登山とざんしゃがあったことと、豊富ほうふ森林しんりん資源しげんがあったためである。この駅舎えきしゃ評価ひょうかされ中部ちゅうぶえきひゃくせん選出せんしゅつされた。駅舎えきしゃとホームとは開業かいぎょう当初とうしょより地下道ちかどうむすばれている。

下呂げろえき管理かんり無人むじんえき。かつては東海とうかい交通こうつう事業じぎょう業務ぎょうむおこな簡易かんい委託いたくえきであったが、2011ねん3月31にちをもって、無人むじんされた。それまでは、マルス端末たんまつ設置せっちされており、みどりの窓口まどぐち表示ひょうじがないのにもかかわらず、座席ざせき指定していけん購入こうにゅう可能かのうであった。 改札かいさつがい待合室まちあいしつ飲料いんりょう自販機じはんき改札かいさつない男女だんじょべつ水洗すいせんトイレが設置せっちされている。

一時期いちじき高山本線たかやまほんせん終着駅しゅうちゃくえきであったため、うたて車台しゃだい設置せっちされていた。全通ぜんつうふゆには除雪じょせつしゃ高山たかやまえきからとうえきまで運転うんてんされ、うたて車台しゃだいにて方向ほうこう転換てんかんされて高山たかやまえきもどっていた。使用しようされなくなったのちながのこっていたが、昭和しょうわ末期まっき撤去てっきょされた(昭和しょうわ58ねん10がつにはすで撤去てっきょされていた)。

国道こくどう41ごうからえき俯瞰ふかんした構図こうずは、JTB時刻じこくひょう表紙ひょうしや、高山本線たかやまほんせん紹介しょうかい記事きじなどにたびたび登場とうじょうしている。

番線ばんせん 路線ろせん 方向ほうこう 行先ゆくさき
1 CG 高山本線たかやまほんせん のぼ 下呂げろ岐阜ぎふ方面ほうめん[7]
2 くだ 高山たかやま富山とやま方面ほうめん[7]

利用りようじょうきょう

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岐阜ぎふけん統計とうけいしょ」と「下呂げろデータしゅう」によると、近年きんねんの1にち平均へいきん乗車じょうしゃ人員じんいん以下いかとおりである。

年度ねんど 1にち平均へいきん
乗車じょうしゃ人員じんいん
1995ねん 210
1996ねん 207
1997ねん 187
1998ねん 183
1999ねん 163
2000ねん 169
2001ねん 162
2002ねん 142
2003ねん 142
2004ねん 120
2005ねん 126
2006ねん 114
2007ねん 108
2008ねん 110
2009ねん 112
2010ねん 116
2011ねん 100
2012ねん 95
2013ねん 94
2014ねん 92
2015ねん 86
2016ねん 71
2017ねん 69

えき周辺しゅうへん

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小坂こさかまち中心ちゅうしんにあり、住宅じゅうたくおおえき東側ひがしがわ商店しょうてんがい形成けいせいされている。駅前えきまえにはまるがた郵便ゆうびんポストとログハウス調ちょう電話でんわボックスがある。

バス路線ろせん

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駅前えきまえロータリーにバス「小坂こさか駅前えきまえ停留所ていりゅうじょ設置せっちされており、少数しょうすうのバスが発着はっちゃくしている。現状げんじょうバスの下呂げろせん区間くかん便びん発着はっちゃくするほか、鹿山かやまきのオンデマンドバス発着はっちゃくしている。

  • バス
    • 下呂げろせん下呂げろバスセンター
  • デマンド小坂こさか
    • 湯屋ゆやせん鹿山しかやま

下呂げろせん中時なかときあいだたいのバスはとうえきバス停ばすてい経由けいゆせず、国道こくどう41号線ごうせん旧道きゅうどう沿いに設置せっちされている小坂こさかまちバス停ばすてい経由けいゆする。そのため駅前えきまえロータリーにはいるのはとうえきバス停ばすてい発着はっちゃく区間くかん便びんのみである。区間くかん便びんあさ設定せっていされているとうえきバス停ばすてい始発しはつ3ほんと1にち1ほんのみかや原発げんぱつ小坂こさか町内ちょうない完結かんけつたん区間くかん便びん夕方ゆうがたとうえきバス停ばすていまりの2ほんのみである。かつてはバスの下呂げろ小坂こさか湯屋ゆやせん設定せっていされており、現在げんざいのデマンドバス路線ろせん運行うんこうおこなっていた。

となりえき

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東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう(JR東海とうかい
CG 高山本線たかやまほんせん
  • 特急とっきゅうひだ一部いちぶ停車駅ていしゃえき
普通ふつう各駅かくえき停車ていしゃ
飛騨ひだ宮田みやたえき - 飛騨小坂ひだおさかえき - なぎさえき

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d e f g 週刊しゅうかん JRぜんえきぜん車両しゃりょう基地きち』 48ごう 岐阜ぎふえき高山たかやまえき奈良井ならいえき ほか68えき朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか〉、2013ねん7がつ21にち、25ぺーじ 
  2. ^ a b c d e 石野いしのあきら へん停車場ていしゃじょう変遷へんせんだい事典じてん 国鉄こくてつ・JRへん II』(初版しょはんJTB、1998ねん10がつ1にち、166ぺーじISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 矢部やべ三雄みつお編著へんちょ近代きんだい遺産いさん 国有こくゆうりん森林しんりん鉄道てつどうぜんデータ 中部ちゅうぶへん信濃毎日新聞しなのまいにちしんぶんしゃ、2015ねん、157ぺーじ
  4. ^ 鉄道てつどうしょう告示こくじだい375ごう」『官報かんぽう』1933ねん8がつ21にち国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション)
  5. ^ 鉄道てつどうしょう告示こくじだい499ごう」『官報かんぽう』1934ねん10がつ19にち国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション)
  6. ^ 田中たなか一正かずまさ(2015ねん2がつ20日はつか). “あじ 飛騨ひだ小坂こさかえき 開業かいぎょう80ねん 住民じゅうみん冊子さっし紹介しょうかい”. 中日新聞ちゅうにちしんぶん (中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ)
  7. ^ a b えき掲示けいじよう時刻じこくひょう案内あんない表記ひょうき。これらはJR東海とうかい公式こうしきサイトの各駅かくえき時刻じこくひょう参照さんしょう可能かのう(2023ねん3がつ現在げんざい)。

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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