12.7x99mm NATO弾 だん
12.7x99mm NATO弾 だん 実包 じっぽう および薬莢 やっきょう
種類 しゅるい
重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう ・対物 たいぶつ 狙撃 そげき 銃 じゅう 原 はら 開発 かいはつ 国 こく
アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく 使用 しよう 史 し 使用 しよう 期間 きかん
1921年 ねん から現在 げんざい 使用 しよう 者 しゃ ・地域 ちいき
NATO やその同盟 どうめい 国 こく など 使用 しよう 戦争 せんそう
第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 朝鮮 ちょうせん 戦争 せんそう ベトナム戦争 せんそう フォークランド紛争 ふんそう 湾岸 わんがん 戦争 せんそう 対 たい テロ戦争 せんそう (対 たい アルカーイダ他 た )イラク戦争 せんそう その他 た 多数 たすう 。 製造 せいぞう の歴史 れきし 設計 せっけい 者 しゃ
Winchester Repeating Arms Co. and Frankford Arsenal 特徴 とくちょう 薬莢 やっきょう 形状 けいじょう
無 む 起 おこり 縁 えん 式 しき 、ボトルネック形状 けいじょう 弾丸 だんがん 径 みち
.510 in (13.0 mm) 首 くび 径 みち
.560 in (14.2 mm) 肩 かた 径 みち
.714 in (18.1 mm) 底面 ていめん 径 みち
.804 in (20.4 mm) リム径 みち
.804 in (20.4 mm) リム厚 あつ
.083 in (2.1 mm) 薬莢 やっきょう 長 ちょう
3.91 in (99 mm) 全長 ぜんちょう
5.45 in (138 mm) 薬莢 やっきょう 容量 ようりょう
292.8 gr H2 O (18.97 cm3 ) 雷管 らいかん のタイプ
#35 Arsenal Primer 最大 さいだい 圧 あつ
54,800 psi (378 MPa) 弾丸 だんがん 性能 せいのう
弾頭 だんとう 重量 じゅうりょう /種類 しゅるい
初速 しょそく
エネルギー
647 gr (42 g) Speer
3,044 ft/s (928 m/s)
13,310 ft⋅lbf (18,050 J)
655 gr (42 g) ADI
3,029 ft/s (923 m/s)
13,350 ft⋅lbf (18,100 J)
700 gr (45 g) Barnes
2,978 ft/s (908 m/s)
13,971 ft⋅lbf (18,942 J)
750 gr (49 g) Hornady
2,820 ft/s (860 m/s)
13,241 ft⋅lbf (17,952 J)
800 gr (52 g) Barnes
2,895 ft/s (882 m/s)
14,895 ft⋅lbf (20,195 J)
算出 さんしゅつ 時 じ の銃砲 じゅうほう 身 み の長 なが さ: 45 in (1,100 mm)出典 しゅってん : Ammoguide.com Hornady.com
12.7x99mm弾 だん (.50 B rowning M achine G un , .50BMG ) は1910年代 ねんだい 後半 こうはん にジョン・ブローニング とウィンチェスター 社 しゃ によって開発 かいはつ された銃弾 じゅうだん である。
本 ほん 銃弾 じゅうだん は第 だい 一 いち 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 中 なか 、アメリカ陸軍 りくぐん の求 もと めに応 おう じてジョン・ブローニング が開発 かいはつ に着手 ちゃくしゅ した。実包 じっぽう の構成 こうせい は1906年 ねん に正式 せいしき 採用 さいよう された.30-06スプリングフィールド弾 だん (.30口径 こうけい 、7.62 mm)を拡大 かくだい したものとなっている。
寸法 すんぽう 図 ず
1921年 ねん に軍 ぐん に正式 せいしき に採用 さいよう された本 ほん 銃弾 じゅうだん のデザインは.30-06弾 だん に基 もと づいている。この銃弾 じゅうだん は誕生 たんじょう 以来 いらい 様々 さまざま な派生 はせい 型 がた が開発 かいはつ されており、その一 いち 例 れい としてフルメタルジャケット 、曳光弾 えいこうだん 、徹 とおる 甲 きのえ 弾 だん 、焼夷弾 しょういだん 、サボット(装弾 そうだん 筒 とう )弾 だん が挙 あ げられる。これらの内 うち 、機関 きかん 銃 じゅう に使用 しよう されるものは金属 きんぞく 製 せい のベルトリンク に繋 つな がれている。
機関 きかん 銃 じゅう に使用 しよう して援護 えんご 制圧 せいあつ 射撃 しゃげき を行 おこな うほか、狙撃 そげき 銃 じゅう に使用 しよう して長距離 ちょうきょり 狙撃 そげき を行 おこな う際 さい にも使用 しよう される。この際 さい に使用 しよう されるのは通常 つうじょう の掃射 そうしゃ 用 よう 機関 きかん 銃弾 じゅうだん とは異 こと なる高 こう 精度 せいど 弾薬 だんやく であり、ボルトアクション の狙撃 そげき 銃 じゅう (主 おも に対物 たいぶつ ライフル といった類 るい のもの)から発射 はっしゃ される。
なお、本 ほん 銃弾 じゅうだん の正確 せいかく な直径 ちょっけい は巷間 こうかん よく言 い われる0.50in (約 やく 12.7 mm)ではなく、正 まさ しくは0.51in(約 やく 13.0 mm)である。これが.50口径 こうけい と呼 よ ばれる理由 りゆう は、その弾 たま を発射 はっしゃ する銃 じゅう のライフリング (腔線)間 あいだ の直径 ちょっけい が0.50in(グルーブと呼 よ ばれる腔線の谷間 たにま から測定 そくてい した直径 ちょっけい は0.50in(約 やく 12.7 mm)より少々 しょうしょう 大 おお きい)からである。少 すこ し大 おお きい理由 りゆう は、発射 はっしゃ される際 さい に腔線に食 く い込 こ むことで銃弾 じゅうだん に旋回 せんかい 運動 うんどう を与 あた えてジャイロ効果 こうか によって直進 ちょくしん 性 せい を高 たか めるためと、発射 はっしゃ ガスの圧力 あつりょく を十分 じゅうぶん に受 う けながら加速 かそく することができるようにするためである。
第 だい 1次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん への参戦 さんせん の結果 けっか 、装甲 そうこう 戦闘 せんとう 車両 しゃりょう (戦車 せんしゃ )や金属 きんぞく 製 せい 外皮 がいひ を持 も つ全 ぜん 金属 きんぞく 製 せい 航空機 こうくうき の登場 とうじょう を鑑 かんが みて、より大 だい 威力 いりょく の機関 きかん 銃 じゅう が必要 ひつよう だと考 かんが えたアメリカ外征 がいせい 軍 ぐん 総 そう 司令 しれい 官 かん ジョン・パーシング 将軍 しょうぐん は、当時 とうじ のアメリカ軍 ぐん の標準 ひょうじゅん 弾薬 だんやく であった.30-06スプリングフィールド弾 だん (.30口径 こうけい (7.62 mm))を上回 うわまわ る口径 こうけい ・威力 いりょく の弾薬 だんやく とそれを用 もち いる火器 かき の開発 かいはつ を要求 ようきゅう した[1] 。パーシングからの要求 ようきゅう の他 ほか にも、前線 ぜんせん からは砲兵 ほうへい 戦闘 せんとう において大 おお きな脅威 きょうい となる敵 てき の砲兵 ほうへい 用 よう 観測 かんそく 気球 ききゅう を射撃 しゃげき できる歩兵 ほへい 部隊 ぶたい 用 よう の高 こう 精度 せいど かつ長 ちょう 射程 しゃてい ・大 だい 威力 いりょく の火器 かき が求 もと められていたこともあり、これらの要求 ようきゅう を包括 ほうかつ できる新 しん 弾薬 だんやく (およびそれを使用 しよう する銃 じゅう )の実用 じつよう 化 か が急 いそ がれた。
この要求 ようきゅう に対 たい し、観測 かんそく 気球 ききゅう を射撃 しゃげき することを目的 もくてき に進 すす められていた弾薬 だんやく の研究 けんきゅう から、まずはフランス およびイギリス で対 たい 気球 ききゅう 攻撃 こうげき に用 もち いられていた11×59mmR Gras弾 だん (英語 えいご 版 ばん ) の導入 どうにゅう が検討 けんとう されたが[2] 、これは威力 いりょく の面 めん でパーシングの要求 ようきゅう を満 み たせず[2] 、次 つ いで.30-06スプリングフィールド弾 だん を基 もと に拡大 かくだい 化 か した.50口径 こうけい (12.7 mm)の弾薬 だんやく が開発 かいはつ されたが、これも要求 ようきゅう に対 たい して能力 のうりょく 不十分 ふじゅうぶん であった[2] 。
このような状況 じょうきょう 下 か 、ドイツの開発 かいはつ した世界 せかい 初 はつ の対戦 たいせん 車 しゃ ライフル であるマウザー M1918 "タンクゲヴェール"(Mauser M1918 "Tankgewehr")とその使用 しよう 弾薬 だんやく である13x92mmTuF弾 だん (ドイツ語 ご 版 ばん ) を鹵獲 ろかく したものがもたらされ、この弾薬 だんやく の性能 せいのう は要求 ようきゅう 仕様 しよう を十分 じゅうぶん に満 み たしていたことから、これをコピー して使用 しよう するかどうかの議論 ぎろん があった。分析 ぶんせき の結果 けっか 、13.2 mm弾 だん は連続 れんぞく 撃 げき 発 はつ に適 てき していない点 てん 、また対空 たいくう ・対戦 たいせん 車 しゃ ・対人 たいじん と多目的 たもくてき に使用 しよう できる銃弾 じゅうだん という意図 いと から対戦 たいせん 車 しゃ ライフル弾 だん である13.2 mm弾 だん とは用途 ようと が異 こと なる点 てん も理由 りゆう に挙 あ げられた[注 ちゅう 1] 。最終 さいしゅう 的 てき には.30-06弾 だん の拡大 かくだい 形 がた を基本 きほん として13x92mmTuF弾 だん を参考 さんこう にしつつ独自 どくじ 開発 かいはつ したものがウィンチェスター社 しゃ により.50 BMG弾 だん として完成 かんせい した[3] 。
.50 BMG 12.7x99mm弾 だん を用 もち いる機関 きかん 銃 じゅう はブローニング自身 じしん が20世紀 せいき の始 はじ めに開発 かいはつ したM1917機関 きかん 銃 じゅう を拡大 かくだい 改 あらため 設計 せっけい して開発 かいはつ し、この結果 けっか 誕生 たんじょう したのが“ブローニング・ウィンチェスター.50口径 こうけい 重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう (Browning Winchester Cal.50 Heavy Machine Gun)”で、その制式 せいしき 採用 さいよう 型 がた であるM1921重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう とM1921の改良 かいりょう 発展 はってん 型 がた であるブローニングM2重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう であり、とりわけM2機関 きかん 銃 じゅう は銃 じゅう 架 か に搭載 とうさい した重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう や車両 しゃりょう 搭載 とうさい 機関 きかん 銃 じゅう 、そして航空機 こうくうき 搭載 とうさい 型 がた のAN/M2が第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 中 なか P-51 などの戦闘 せんとう 機 き に搭載 とうさい され盛 さか んに使用 しよう された。M2から発射 はっしゃ される12.7x99mm弾 だん の焼夷弾 しょういだん は対 たい 航空機 こうくうき に、徹 とおる 甲 かぶと 弾 だん はコンクリート 製 せい のトーチカ や軽 けい 装甲 そうこう 車両 しゃりょう の破壊 はかい に特 とく に優 すぐ れた威力 いりょく を発揮 はっき した。
.50 BMGおよびそれを用 もち いる火器 かき は、1921年 ねん にアメリカ軍 ぐん に採用 さいよう されて以来 いらい 現在 げんざい に至 いた るまで多目 たもく 的 てき な火力 かりょく 支援 しえん 火器 かき として現役 げんえき である。現在 げんざい では世界 せかい 各国 かっこく の軍隊 ぐんたい で使用 しよう されている。対空 たいくう 用途 ようと という点 てん では、第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 以後 いご 、航空機 こうくうき が高速 こうそく 化 か するにつれ追従 ついしょう が難 むずか しくなっていったが、代 か わって対 たい ヘリ用途 ようと に有効 ゆうこう 性 せい が認 みと められており、軽 かる 装甲 そうこう 車両 しゃりょう や歩兵 ほへい 中隊 ちゅうたい の自衛 じえい 用 よう 火器 かき として機能 きのう している。対戦 たいせん 車 しゃ 用途 ようと では登場 とうじょう 当時 とうじ の薄 うす い装甲 そうこう には有効 ゆうこう 性 せい があったが直 す ぐに通用 つうよう しなくなった。しかし軽 けい 車両 しゃりょう には有効 ゆうこう であることには現代 げんだい でも変 か わりない。対人 たいじん 用 よう としては威力 いりょく が高 たか すぎるものの、長距離 ちょうきょり の弾道 だんどう 性 せい が優 すぐ れているため火力 かりょく 支援 しえん 用 よう に用 もち いられている。貫通 かんつう 力 りょく の高 たか さから障害 しょうがい 物 もの ごしに敵 てき 兵 へい を殺傷 さっしょう するという使 つか い方 かた もされる。
また、現代 げんだい では1 kmを超 こ えるような超 ちょう 長距離 ちょうきょり 射撃 しゃげき にも活躍 かつやく している。この口径 こうけい の銃 じゅう を用 もち いる狙撃 そげき 銃 じゅう は対物 たいぶつ ライフル と呼 よ ばれ、かつて対戦 たいせん 車 しゃ ライフル と呼 よ ばれていた銃 じゅう と同 どう カテゴリである。なお、この弾薬 だんやく で狙撃 そげき された兵士 へいし の遺体 いたい は激 はげ しく損壊 そんかい されるため、ハーグ陸戦 りくせん 条約 じょうやく が定 さだ める不 ふ 必要 ひつよう な苦痛 くつう を与 あた える兵器 へいき に該当 がいとう するのではないかという意見 いけん もある。もっとも、さらに高 こう 威力 いりょく の兵器 へいき は無数 むすう にあるため、現実 げんじつ 的 てき な批判 ひはん とはみなされておらず、各国 かっこく 軍 ぐん は配備 はいび ・使用 しよう を続 つづ けている。
フォークランド紛争 ふんそう での運用 うんよう と狙撃 そげき 運用 うんよう 説 せつ について[ 編集 へんしゅう ]
フォークランド紛争 ふんそう におけるフォークランド諸島 しょとう 奪還 だっかん において、アルゼンチン軍 ぐん は陣地 じんち の防衛 ぼうえい にしばしば本 ほん 銃弾 じゅうだん を使用 しよう するブローニングM2重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう を用 もち い高 たか い効果 こうか を挙 あ げた。いっぽうイギリス軍 ぐん の地上 ちじょう 部隊 ぶたい は同 どう クラスの機関 きかん 銃 じゅう を配備 はいび していなかったことから、汎用 はんよう 機関 きかん 銃 じゅう で支援 しえん された偵察 ていさつ 兵 へい を遮蔽 しゃへい 物 ぶつ に沿 そ って一人 ひとり ずつ前進 ぜんしん 、火 ひ 点 てん をあぶりだしてミラン 対戦 たいせん 車 しゃ ミサイル や手 しゅ りゅう弾 だん による攻撃 こうげき 、あるいは銃剣 じゅうけん 突撃 とつげき による直接 ちょくせつ 攻撃 こうげき を敢行 かんこう するという対応 たいおう を余儀 よぎ なくされた[4] [5] 。
なお、この時 とき のアルゼンチン軍 ぐん の重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう 運用 うんよう を、通常 つうじょう の射撃 しゃげき ではなく「単発 たんぱつ 狙 ねらえ 撃 げき 」であったとする記述 きじゅつ が一部 いちぶ の和文 わぶん 文献 ぶんけん に見受 みう けられるが[6] [7] [8] 、フォークランド紛争 ふんそう 、狙撃 そげき 銃 じゅう 、狙撃 そげき 手 しゅ などに関 かん する英文 えいぶん の文献 ぶんけん やその和訳 わやく 書 しょ [9] [10] [11] [12] には、「アルゼンチン軍 ぐん による重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう を用 もち いた単発 たんぱつ 狙 ねらえ 撃 げき 」についての言及 げんきゅう が見当 みあ たらない。また「フォークランド紛争 ふんそう での重 じゅう 機関 きかん 銃 じゅう 運用 うんよう の戦 せん 訓 くん がきっかけとなって対物 たいぶつ ライフル が開発 かいはつ された」とする説 せつ も、一部 いちぶ の和文 わぶん 文献 ぶんけん のみに見受 みう けられ[6] [8] 、英文 えいぶん 文献 ぶんけん やその和訳 わやく 書 しょ [9] [10] [11] [12] [13] では言及 げんきゅう されていない。
左 ひだり から12.7x99mm NATO弾 だん 、.300ウィンチェスター・ショート・マグナム 弾 たま 、7.62x51mm NATO弾 だん 、7.62x39mm弾 だん 、5.56x45mm NATO弾 だん 、.22ロングライフル弾 だん
通常 つうじょう 、銃 じゅう の威力 いりょく を検証 けんしょう する際 さい には銃口 じゅうこう 威力 いりょく (マズルエナジー)が測定 そくてい される。第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん においてアメリカ軍 ぐん の歩兵 ほへい 装備 そうび であったM1ガーランド に使用 しよう され、現在 げんざい においても広 ひろ く狩猟 しゅりょう 用 よう ライフル銃 じゅう に使用 しよう されている30-06ライフル弾 だん のマズルエナジーは2 000 - 3 000Feet・Pound(2711 - 4067 ジュール )という単位 たんい で表 あらわ される。
一方 いっぽう 、本 ほん 銃弾 じゅうだん の威力 いりょく は10 000 - 13 000Feet・Pound(13 558 - 17 625 ジュール)以上 いじょう とされる。ただし、これは銃弾 じゅうだん やそれを撃 う ち出 だ すライフルの種類 しゅるい によって大 おお きく異 こと なる点 てん に注意 ちゅうい が必要 ひつよう である。なお、弾道 だんどう 特性 とくせい として弾道 だんどう 係数 けいすう (英語 えいご 版 ばん ) が大 おお きいため、他 た の小 しょう 口径 こうけい や軽量 けいりょう 弾 だん よりも風 ふう に流 なが されることが少 すく ない特徴 とくちょう もある。
威力 いりょく の項 こう にあるとおり、本 ほん 銃弾 じゅうだん は普通 ふつう の狩猟 しゅりょう ライフル銃弾 じゅうだん の数 すう 倍 ばい の威力 いりょく を持 も つ。そのためアメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく では、本 ほん 弾薬 だんやく とそれを使用 しよう する銃 じゅう は、後述 こうじゅつ の規制 きせい に関 かん する法的 ほうてき な論争 ろんそう の渦中 かちゅう にある(アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく の連邦 れんぽう 火器 かき 法 ほう において規制 きせい 対象 たいしょう 外 がい の銃 じゅう のうち、本 ほん 弾薬 だんやく を使用 しよう する銃 じゅう は最 もっと も威力 いりょく が高 たか い)が、依然 いぜん としてアメリカ国内 こくない ではその精度 せいど の高 たか さと射程 しゃてい の長 なが さから長距離 ちょうきょり 射撃 しゃげき を愛好 あいこう する人々 ひとびと の間 あいだ で人気 にんき である。高 こう 精度 せいど のマッチグレード弾薬 だんやく が使用 しよう された場合 ばあい 、1000yd (約 やく 914 m)先 さき の標的 ひょうてき にも有効 ゆうこう 弾 だん を送 おく り込 こ める数少 かずすく ない民間 みんかん 用 よう 弾薬 だんやく の一 ひと つに数 かぞ えられている。
本 ほん 銃弾 じゅうだん を使用 しよう するバレットM82 がアメリカ軍 ぐん などの狙撃 そげき 部隊 ぶたい に採用 さいよう されて以降 いこう 、カリフォルニア州 しゅう 、ニューヨーク州 しゅう 、マサチューセッツ州 しゅう 、ハワイ州 しゅう そしてイリノイ州 しゅう を含 ふく むいくつかの州 しゅう において民間 みんかん 人 じん による.50口径 こうけい ライフルの所持 しょじ を禁止 きんし しようとする銃 じゅう 規制 きせい の運動 うんどう が起 お きている。2004年 ねん にカリフォルニアで承認 しょうにん されたBill AB50という法案 ほうあん では、あらゆる作動 さどう 方式 ほうしき の.50口径 こうけい ライフルを攻撃 こうげき 武器 ぶき として分類 ぶんるい し、州 しゅう の公安 こうあん や許可 きょか を受 う けた販売 はんばい 者 しゃ 以外 いがい がライフルを州 しゅう に持 も ち込 こ んだり、他 た の州 しゅう に持 も ち出 だ したりすることを禁 きん じた。この法案 ほうあん の支持 しじ 者 しゃ であるカリフォルニア州 しゅう 議会 ぎかい 議員 ぎいん は「.50口径 こうけい のライフルはテロ行為 こうい に最適 さいてき な銃 じゅう だ」と主張 しゅちょう している。またその一方 いっぽう 、実際 じっさい にはアメリカで.50口径 こうけい ライフル銃 じゅう を使用 しよう した犯罪 はんざい は起 お きていないという事実 じじつ もある。例 たと えば、通常 つうじょう .50口径 こうけい の対物 たいぶつ ライフルは長 なが さが1.5 mほどかそれ以上 いじょう あり、重 おも さも種類 しゅるい によっては10 kg以上 いじょう ある。そのため個人 こじん で隠 かく し持 も って犯罪 はんざい に使用 しよう することは殆 ほとん ど不可能 ふかのう と考 かんが えられている。値段 ねだん に関 かん しても非常 ひじょう に高額 こうがく で単発 たんぱつ 式 しき のもので最低 さいてい 2000ドル 、バレットM82A1にいたっては一丁 いっちょう 8000ドルもする。
カリフォルニア州 しゅう にて上記 じょうき 法案 ほうあん が審議 しんぎ を通過 つうか した後 のち 、M82などの.50口径 こうけい ライフルを製造 せいぞう しているバレット・ファイアーアームズ 社 しゃ はその法案 ほうあん に抗議 こうぎ する意味 いみ で、カリフォルニア州 しゅう の法 ほう 執行 しっこう 機関 きかん (警察 けいさつ 等 ひとし )に対 たい する.50口径 こうけい ライフルの販売 はんばい とサービスを一切 いっさい 停止 ていし すると発表 はっぴょう し以下 いか のコメントを自社 じしゃ のウェブサイト にて発表 はっぴょう した。
“The California legislature has banned the .50BMG from the good citizens of the state of California, violating their rights and the constitution of our republic. Therefore, Barret will not sell to or service any California government agencies.”
「和訳 わやく :カリフォルニア州 しゅう はその善良 ぜんりょう なる市民 しみん 達 たち に対 たい する.50口径 こうけい ライフル銃 じゅう の販売 はんばい を禁止 きんし した。これは彼 かれ らの権利 けんり の侵害 しんがい であり、共和 きょうわ 国 こく 憲法 けんぽう 違反 いはん である。よってバレット社 しゃ はカリフォルニア州 しゅう 政府 せいふ 機関 きかん への銃 じゅう の販売 はんばい 及 およ びサービスを行 おこな わない。」
欧米 おうべい では本 ほん 銃弾 じゅうだん の規制 きせい が強 つよ まったことを受 う けて、その代替 だいたい となる弾薬 だんやく も開発 かいはつ された。バレット社 しゃ では.416バレットという本 ほん 銃弾 じゅうだん をネックダウンさせた口径 こうけい 10.3mmのライフル弾 だん を開発 かいはつ している。
メディアにおいてはしばしばその威力 いりょく が誇張 こちょう 気味 ぎみ に伝 つた えられる傾向 けいこう にある。AP通信 つうしん のあるニュースでは「.50BMGは1.6 km先 さき の戦車 せんしゃ 装甲 そうこう を貫徹 かんてつ する弾丸 だんがん として湾岸 わんがん 戦争 せんそう で使用 しよう された」と報道 ほうどう され後 のち に修正 しゅうせい されたことがある。また本 ほん 銃弾 じゅうだん を用 もち いた銃 じゅう でテロリスト が民間 みんかん 機 き を撃墜 げきつい する可能 かのう 性 せい があるという事 こと も主張 しゅちょう されたが、実際 じっさい に地上 ちじょう から飛行 ひこう 中 ちゅう の航空機 こうくうき を撃墜 げきつい することは不可能 ふかのう に近 ちか い。軍 ぐん ではバレットM82 を対物 たいぶつ 狙撃 そげき 銃 じゅう として利用 りよう し、航空機 こうくうき を破壊 はかい する任務 にんむ に使用 しよう されることがあるが、この場合 ばあい における航空機 こうくうき は駐 ちゅう 機 き しているものがターゲットであり、飛行 ひこう 中 ちゅう のものではない。
12.7x99mm NATO弾 だん を採用 さいよう している主 おも な火器 かき [ 編集 へんしゅう ]
Chinn, George M. (1951), The Machine Gun: History, Evolution and Development of Manually Operated, Full Automatic, and Power Driven Aircraft Machine Guns , 1 , Department of the Navy, Bureau of Ordnance
近似 きんじ の性能 せいのう の実包 じっぽう