2012–13年ねんストラトフォー社しゃメール開示かいじ事件じけん

2012年ねんから2013年ねんにわたるストラトフォー社しゃメール開示かいじ事件じけんは、国際こくさい的てきなインテリジェンス企業きぎょうストラトフォーの従業じゅうぎょう員いんとその顧客こきゃくとの間あいだの大量たいりょうの内部ないぶ電子でんしメールが、ウィキリークスの「グローバル・インテリジェンス・ファイル」として公開こうかいされた事件じけんである。

ウィキリークス中なかにこのようなメールは2012年ねん2月がつ27日にちから現あらわれ始はじめ 、2014年ねん7月がつ19日にち時点じてんにおいては5,543,061件けんにのぼる。このようなメールは、ストラトフォーの従業じゅうぎょう員いんとのやりとりによる顧客こきゃく情報じょうほうを含ふくむ記録きろくや、インテリジェンス情報じょうほうを保存ほぞんすることに関かんする社内しゃないの事務じむ的てきな文書ぶんしょを含ふくんでいるとされている。このような通信つうしんの日付ひづけは、2004年ねん7月がつから2011年ねん12月までにわたる。これらのメールは2011年ねん末まつにストラトフォーのネットワークに侵入しんにゅうしたアノニマスから取得しゅとくしたとされている。

対応たいおう・反応はんのう

2012年ねん2月がつ27日にち深夜しんや、ストラトフォーは「盗ぬすまれた電子でんしメールの開示かいじは、静しずかな威嚇いかくである」という旨むねの声明せいめいを発表はっぴょうした。この中なかで「ストラトフォーが脅おどしに屈くっすることはなく、出回でまわっているCEOの辞任じにんについてのメールはデマである」とした。

『The Atlantic』誌しの副ふく編集へんしゅう長ちょうであるフィッシャーは、「ストラトフォーの評判ひょうばんは、外交がいこう政策せいさくの立案りつあん者しゃ、アナリスト、実務じつむ家かの間あいだでは芳かんばしくなく、結果けっかとしてアノニマスとウィキリークスは、ストラトフォーが発表はっぴょうする情報じょうほうの意義いぎを過度かどに評価ひょうかしてしまった」と述のべた。彼かれはまた、アサンジが「過去かこの栄光えいこうを取とり戻もどすために」あまり重要じゅうようでない情報じょうほう出版しゅっぱん社しゃを標的ひょうてきとして成果せいかをでっちあげた疑念ぎねんがあることも示唆しさした 。

関連かんれん項目こうもく

• 2011年ねんアンチセック作戦さくせん

外部がいぶリンク

• “The Global Intelligence Files”. WikiLeaks. 2015年ねん7月がつ27日にち閲覧えつらん。