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DEBUT AGAIN

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
『DEBUT AGAIN』
大滝おおたき詠一えいいちスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間じかん
レーベル NIAGARASony Music Labels Inc.
プロデュース 大瀧おおたき詠一えいいち
チャート最高さいこう順位じゅんい
ゴールドディスク
  • ゴールド(アルバム、日本にっぽんレコード協会きょうかい[4]
  • 大滝おおたき詠一えいいち アルバム 年表ねんぴょう
    • DEBUT AGAIN
    • (2016ねん (2016)
    EANコード
    • EAN 4988009123448, ASIN B01AAO7FWQ, JAN 4988009123448 (SRCL 8714/5)
    • EAN 4988009123455, ASIN B01AAO7FYY, JAN 4988009123455 (SRCL 8716)
    ノンストップ・曲目きょくもく紹介しょうかい(Short ver.)
    大滝おおたき詠一えいいち 「DEBUT AGAIN」ダイジェスト - YouTube
    大滝おおたき詠一えいいちナイアガラ・レーベル年表ねんぴょう
    • DEBUT AGAIN / 大滝おおたき詠一えいいち
    • (2016ねん (2016)
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    DEBUT AGAIN』(デビュー・アゲン)は、2016ねん3がつ21にち (2016-03-21)発売はつばいされた大滝おおたき詠一えいいちスタジオ・アルバム

    解説かいせつ

    [編集へんしゅう]

    ベスト・アルバムおよびリイシューをのぞくと大滝おおたき詠一えいいち死後しご最初さいしょのアルバム。大滝おおたき名義めいぎとしては『EACH TIME以来いらい32ねんぶりのアルバムで、収録しゅうろく内容ないようから報道ほうどうでは「アナザー・サイド・ベスト」といったあつかいもあったが、公式こうしきサイトでは「奇跡きせきのニューアルバム」として『A LONG VACATION』『EACH TIME』につづソニー移籍いせき事実じじつじょうだい3の「オリジナル・アルバム」としてあつかわれている。タイトルのもとになった『DEBUT』は1978ねん (1978)発売はつばいベスト・アルバムから[5]

    収録しゅうろく内容ないようは、自身じしん作曲さっきょくした作品さくひん自演じえんみずからの歌声うたごえ録音ろくおんしたはんすなわち「セルフカバー」バージョンを1つのアルバムとしてコンパイルしたものとなる。収録しゅうろく作品さくひんのうち、メイン・ディスクの10きょくちゅう7きょく大滝おおたき死後しご関係かんけいしゃによるナイアガラ・レコード遺品いひん整理せいり過程かていしん発見はっけんいたったマスターテープもとにしており、収録しゅうろく作品さくひんのオリジナル発表はっぴょう期間きかん前作ぜんさく『EACH TIME』のレコーディングいち中断ちゅうだん期間きかんちゅう提供ていきょうされた作品さくひん、『EACH TIME』発売はつばい休業きゅうぎょう宣言せんげん作品さくひん、シングル「しあわせな結末けつまつ」でシーンに復帰ふっきするまでのプロデュースきょくとなっている。

    なお、これらのセルフカバー音源おんげん録音ろくおんのこされていた理由りゆう不明ふめいで、関係かんけいしゃおおくにもその存在そんざい一切いっさいかしていなかった[注釈ちゅうしゃく 1]。ただし、音源おんげんは「レコーディング・スタジオ本格ほんかくてき録音ろくおんされたものであることは間違まちがいない」とかんがえられている[6]。また、発見はっけん当初とうしょはスタッフも大滝おおたき過去かこのデモテープをいくつも保管ほかんしていた過去かこから「提供ていきょうしゃけの簡単かんたんかりうたかガイドボーカルであろう」と推定すいていしていたが、内容ないようてき本格ほんかくてきなボーカル・テイクとして録音ろくおんされていることから、正式せいしきなセルフカバーであると断定だんていされたという[7]

    これまで大滝おおたきのシンガーに提供ていきょうしたきょく自身じしんうたったというケースはそれほどおおくなく、1975ねん (1975)沢田さわだ研二けんじ提供ていきょうした「あのむすめ用心ようじん」が1976ねんのアルバム『GO! GO! NIAGARA』でリアレンジされてうたわれたのが最初さいしょだった。ライブではかまやつひろし提供ていきょうした「おさきにどうぞ」をすうかいうたったほか、「ふうちぬ」「探偵たんてい物語ものがたり」「すこしだけやさしく」も1かいだけうたわれた。また、1981ねん (1981)のアルバム『A LONG VACATION』には、のシンガーに提供ていきょうしたものをあらためて自身じしんのために正式せいしきにレコーディングしたきょくおおふくまれている[8]

    パッケージ、アートワーク

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    初回しょかい生産せいさん限定げんていばんはボーナス・ディスクきのCD2まいぐみ三方みかたケース仕様しよう。アート・デザインは岡田おかだたかし[9]、ライナーノーツは能地のち祐子ゆうこがそれぞれ担当たんとう。ジャケット写真しゃしん発売はつばい1かげつまえの2016ねん2がつ17にち (2016-02-17)公開こうかいされ、ソニー移籍いせきとしてははじめて大滝おおたき本人ほんにん肖像しょうぞう登場とうじょうするものとなっている。写真しゃしんは『B-EACH TIME L-ONG発売はつばい当時とうじ雑誌ざっしFMステーション』(ダイヤモンド社だいやもんどしゃ)に掲載けいさいされたEACH TIMES編集へんしゅう風景ふうけいのものをカラーデジタルしたもの。よってうつっているつくえには前作ぜんさく『EACH TIME』のジャケットも確認かくにんできる。初回しょかいばん通常つうじょうばんはトリミング箇所かしょ若干じゃっかんことなっている。

    収録しゅうろくきょく

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    ぜん作曲さっきょく大瀧おおたき詠一えいいち

    1. あつしん  – (4'46")[1][2]
      • 作詞さくし阿久あくゆう編曲へんきょく大瀧おおたき詠一えいいち、Strings Arrange:前田まえだ憲男のりお
      • ℗ 1983 UNIVERSAL MUSIC LLC
      • Licensed by USM JAPAN,
      • A UNIVERSAL MUSIC COMPANY
      • 小林こばやしあさひへの提供ていきょうさく。『EACH TIME発売はつばい休業きゅうぎょう宣言せんげんやく1ねんはんに、盟友めいゆう大森おおもり昭男あきおからの依頼いらいろされた作品さくひん小林こばやしあさひ代表だいひょうさくである「さすらい」と「惜別せきべつうた」をおもかべて、どちらのせんきょくこうかと黙考もっこうしていたが、1きょくにまとめたために壮大そうだいなスケールのきょく出来上できあがった、という[10]。また、小林こばやしあさひのテイクに感銘かんめいけた大滝おおたきが「小林こばやし帰宅きたくにスタジオにはいってコッソリうたっていた」といった逸話いつわ小林こばやし大滝おおたき追悼ついとう番組ばんぐみかした[注釈ちゅうしゃく 2]ほんきょくのバック・トラックは小林こばやしばんのものが流用りゅうようされているが、イントロやきょくちゅうのキーボードやエレキギター・パート、間奏かんそうのギター・ソロがない。なお、1998ねん1がつ11にち (1998-01-11)放送ほうそうの『山下やました達郎たつおのサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)でこのきょくのデモをリクエストしたハガキにたいしては「いよそんなもの」と即答そくとうしていた(そのわりにオンエアされたのが、‟草津くさつバージョン”とばれる「Happy Endではじめよう」のテレビばん)。大瀧おおたき1977ねん12月、当時とうじクラウンレコード所属しょぞくだった細野ほその晴臣はるおみ当時とうじおなじクラウンレコードだった小林こばやしのアルバムプロデュースを依頼いらいされ、小林こばやしファンの大瀧おおたきにも協力きょうりょく依頼いらいした。星野ほしの哲郎てつろう作詞さくしした「ホルモン小唄こうた」とだいされた歌詞かしえらばれてよろこいさんで小林こばやし同様どうよう大瀧おおたきがファンと公言こうげんするハナはじめとクレージーキャッツの「ハイ、それまでヨ」タイプのきょくつくり、クラウンスタジオでティン・パン・アレーのメンバーとセッションをおこなかりうたまでれたが、小林こばやしが「むかし名前なまえています」のヒットで路線ろせん変更へんこうされ、アルバムごとおぞうりした。大瀧おおたきは、AGFのCMの依頼いらいけたときはボツになった「ホルモン小唄こうた」のこともあり、「一生いっしょううちなにとしてでもやりげなければならない仕事しごとひとつ」とおもったとことがあった。その、ボツになった「ホルモン小唄こうた」は2023ねん3月21にち発売はつばい大滝おおたき詠一えいいち NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK』のDISC 1『大滝おおたき詠一えいいち NOVELTY SONG BOOK 』 に「ホルモン小唄こうた元気げんきでチャチャチャ」のタイトルでブックレットでかりうたかりうたとはべつ録音ろくおんしたかの言及げんきゅうされていないが、大瀧おおたき歌唱かしょうばん収録しゅうろくされた。
    2. うれしい予感よかん  – (4'13")[1][2]
      • 作詞さくしさくらももこ編曲へんきょくCHELSEA
      • 渡辺わたなべ満里奈まりなへの提供ていきょうさく音楽おんがく活動かつどう封印ふういんつぎきょくかいぬすめルビイ以来いらい7ねんぶりに大滝おおたきろした新作しんさくとしても話題わだいとなった。ほんさく収録しゅうろくきょくでは唯一ゆいいつの90年代ねんだい作品さくひん。90年代ねんだい制作せいさくされたオリジナル楽曲がっきょく大滝おおたきうたによるものは「しあわせな結末けつまつ」「Happy Endではじめよう」にいで3つ作品さくひんとなる。オリジナルの渡辺わたなべばんでは大滝おおたき自身じしんはコーラス参加さんかしている。作詞さくし手掛てがけたさくらももこは、『ちびまるちゃん』のアニメばん再開さいかいされるにあたって、大滝おおたきにテーマソングを依頼いらいしたが、大滝おおたきは「今年ことし(1994ねん (1994))の読売よみうりジャイアンツ優勝ゆうしょうしたら新曲しんきょく提供ていきょうする」とさくらに約束やくそく大滝おおたきだい巨人きょじんファンだった)、そのさくらはいのりながらプロ野球やきゅう結果けっか見守みまもったが、長嶋ながしま茂雄しげおひきいる巨人軍きょじんぐん見事みごとセ・リーグ優勝ゆうしょう、さらには日本にっぽんシリーズ制覇せいはたし、その勝利しょうり決定けっていした瞬間しゅんかん大滝おおたきからFAXにて「約束やくそくどおりちびまるちゃんのテーマきょくつくります」と契約けいやく履行りこうされたことを大滝おおたき死後しごかしている[11]。また、うた担当たんとうしていた渡辺わたなべ大滝おおたき作品さくひんって「音頭おんどだったらどうしよう」と当初とうしょ不安ふあんだったという[12]なおこのセルフカバーは大滝おおたきのコーラスがはいっているオリジナルのシングル・バージョンのバックトラックが流用りゅうようされている。ただし、エンディングちかくの転調てんちょうする部分ぶぶんのバックトラックにはアルバム・バージョンにはいっていた女性じょせいコーラスがはいっている。
    3. かいぬすめルビイ  – (4'15")[1][2]
      • 作詞さくし和田わだまこと編曲へんきょく大瀧おおたき詠一えいいち、Strings&Horn Arrange:服部はっとり克久かつひさ
      • Licensed by Victor Entertainment
      • 小泉こいずみ今日子きょうこへの提供ていきょうさく。1988ねん (1988)公開こうかいされた小泉こいずみ同名どうめい主演しゅえん映画えいが主題歌しゅだいか作詞さくし映画えいが監督かんとく脚本きゃくほんつとめた和田わだまこと。2003ねん (2003)小泉こいずみとのバーチャル・デュエット・バージョン作成さくせいさいに88ねん当時とうじに2テイクほどろくったとされるデモテープの音源おんげんもちいたはんセルフカバーばん音源おんげんされていたが、全編ぜんぺん大滝おおたきソロによるバージョンははつCD。バック・トラックは小泉こいずみばんのバックトラックの流用りゅうようだが、『大瀧おおたき詠一えいいち Song Book II -大瀧おおたき詠一えいいち作品さくひんしゅう Vol.2 (1971-1988)』に収録しゅうろくされていたプロモ・オンリーの“On Air Version”と同様どうようフェイドアウトしない。
    4. 星空ほしぞらのサーカス  – (3'00")[1][2]
    5. Tてぃーシャツに口紅くちべに  – (4'38")[1][2]
      • 作詞さくし松本まつもとたかし編曲へんきょく井上いのうえあきら
      • ぜんトラック同様どうよう、ラッツ&スターへの提供ていきょうさく時期じきてきには『EACH TIME』セッションの一時いちじ中断ちゅうだん提供ていきょうさくとなる。そのためか「こいのナックル・ボール」とおなじメロディーセクションが存在そんざいしている。松本まつもと大滝おおたき作品さくひんとしてはめずらしく、一人称いちにんしょうが「おれ」である。バックトラックはRATSバージョンと同様どうようだが、コーラスはすべてJack Tonesによる一人ひとり多重たじゅうコーラスとなっている。間奏かんそうのソロ楽器がっきは、トランペットからマリンバに変更へんこうされている。
    6. 探偵たんてい物語ものがたり  – (4'04")[1][2]
      • 作詞さくし松本まつもとたかし編曲へんきょく井上いのうえあきら
      • 薬師丸やくしまるひろへの提供ていきょうさく。「すこしだけやさしく」とともりょうAめんシングルとして発売はつばいされた。大滝おおたきにとって最後さいごのライブとなった1983ねん7がつ24にち (1983-07-24)西武せいぶ球場きゅうじょうにておこなわれた「ANN SUPER FES '83」でもうたわれたが、その大滝おおたきによってうたわれることはかった。オリジナルの薬師丸やくしまるひろばんとはキーがことなり、チューニングが1おとげられている。
    7. すこしだけやさしく  – (4'44")[1][2]
      • 作詞さくし松本まつもとたかし編曲へんきょく井上いのうえあきら
      • 探偵たんてい物語ものがたり」とおなじく、薬師丸やくしまるひろへの提供ていきょうさく。このきょく西武せいぶ球場きゅうじょうライブでもうたわれたが、スタジオ録音ろくおんのテイクが実在じつざいすることられていなかった。
    8. なつのリビエラ -Summer Night in Riviera-  – (4'31")[1][2]
      • 作詞さくし松本まつもとたかし英語えいご:MARTHA LAVENDER
      • もり進一しんいちへの提供ていきょうさくふゆのリヴィエラ」の英語えいごカバー。セルフ・カバーのリリースにそれほど積極せっきょくてきでなかった生前せいぜん大滝おおたきにしてはめずらしく、コンピレーション・アルバムSNOW TIME収録しゅうろくきょくとして発表はっぴょうされていた、既出きしゅつのヴァージョン。これは西武せいぶ球場きゅうじょうライブのために用意よういされたアレンジを使つかったもの。もともと男性だんせいようろされたきょくだが、オリジナルにくらべてキーを全音ぜんおんげたアレンジになっている[13]。なお、ライブでかれた女性じょせいコーラスがはいひとし『SNOW TIME』収録しゅうろくのバージョンとは若干じゃっかんちがう。オリジナルは『Best Always』に収録しゅうろく
    9. ふうちぬ  – (4'48")[1][2]
    10. ゆめえたら (Strings Mix)  – (3'49")[1][2]
      • 作詞さくし大瀧おおたき詠一えいいち
      • 吉田よしだ美奈子みなこシリア・ポールへの提供ていきょうさく途中とちゅうのセリフはことなる。オールタイム・ベストBest Always』とボックス・セット『NIAGARA CD BOOK II』の同時どうじ購入こうにゅうしゃ特典とくてんとして抽選ちゅうせんで300めいにのみプレゼントされた、「ゆめえたら」のレコードBめん収録しゅうろくの、大滝おおたきうたとストリングスのみのバージョン。ほんさく収録しゅうろく作品さくひんなかでは唯一ゆいいつ、70年代ねんだい制作せいさくされた楽曲がっきょくほん作中さくちゅう唯一ゆいいつ大瀧おおたき自身じしんきょくとも手掛てがけた作品さくひん

    DISC-2 (初回しょかい限定げんていボーナス・ディスク)

    [編集へんしゅう]

    初回しょかい限定げんてい付属ふぞくするボーナス・ディスクは、洋楽ようがくカヴァーを収録しゅうろく。4トラックのうち3トラックは1997ねん7がつ (1997-07)から9がつにかけて信濃しなのまちソニー・スタジオおこなわれた通称つうしょう“ナイアガラ・リハビリ・セッション”からの音源おんげん。このとしの11月、シングル「しあわせな結末けつまつ」をリリースすることになるが、それに先駆さきがけ、ながらくはなれていたスタジオ・ワークにたいするかんもどすためのセッションだった[14]

    1. わたし天竺てんじく My Blue Heaven  – (4'05")[1]
      • 作詞さくし:George Whiting、作曲さっきょく:Walter Donaldson、日本語にほんご堀内ほりうち敬三けいぞう編曲へんきょくRinky O'hen
      • 邦題ほうだいわたし青空あおぞら」をニューオーリンズふうのリズム・パターンでアレンジしたきょく間奏かんそう演奏えんそうされるのは19世紀せいきのアメリカン・トラディショナル「とうげ」のメロディ。かつて『山下やました達郎たつおのサンデー・ソングブック』に大瀧おおたきがゲスト出演しゅつえんしたさいにオンエアされたが、今回こんかいのCDさいあらたにミックスされた。
    2. 陽気ようきこうぜこいにしびれて (2015村松むらまつ2せい登場とうじょう!version)  – (6'34")[1]
      • (Rip It Up)作詞さくし作曲さっきょく:Robert Blackwell / John Marascalco
      • (All Shook Up)作詞さくし作曲さっきょく:Otis Blackwell / Elvis Presley
      • 編曲へんきょく:Rinky O'hen
      • ぜんトラック同様どうよう、1998ねん1がつ11にち (1998-01-11)放送ほうそうの『サンデー・ソングブック』でオンエアされていたが、このバージョンは放送ほうそうばんとはことなる音源おんげんである。曲名きょくめい村松むらまつ2せいとはこのセッションではじめて大滝おおたき作品さくひん参加さんかし、リードギターを担当たんとうする佐橋さはし佳幸よしゆきのことで、1せいこと村松むらまつとは村松むらまつ邦男くにおのこと。鈴木すずきしげる徳武とくたけ弘文ひろふみ佐橋さはしのギターバトルをくことができることから、このような名前なまえいた。ほんディスク収録しゅうろくさくとしては2015ねん佐橋さはし参加さんか作品さくひんあつめたコンピレーション・アルバム『佐橋さはし佳幸よしゆき仕事しごと (1983-2015) 〜Time Passes On〜』[注釈ちゅうしゃく 6]ボーナス・トラックとしてはつCDされたが、冒頭ぼうとうかたりがカットされている。
    3. Tall Tall Trees〜Nothing Can Stop Me  – (5'16")[1]
      • 作詞さくし作曲さっきょく:George Jones / Roger Miller、編曲へんきょく:Rinky O'hen
      • <Tall Tall Trees>
      • © by LARK MUSIC, LTD.
      • All rights reserved. Used by permission.
      • Rights for Japan administered by
      • © TRIO MUSIC.,INC.  FORT KNOX MUSIC, INC.
      • <Nothing Can Stop Me>
      • © by FORT KNOX MUSIC COMPANY
      • All rights reserved. Used by permission.
      • Rights for Japan administered by
      • WARNER/CHAPPELL MUSIC JAPAN, K.K.
      • © TRIO MUSIC.,INC.
      • 間奏かんそうのギター・ソロまえで「健太けんた!」とばれているのは萩原はぎはら健太けんたのこと。萩原はぎはらによればこのとき大瀧おおたきから「これからレコーディングするから信濃しなのまちい」「(見学けんがくさせてくれるのですかとの萩原はぎはらいに)いや、ギターってこい」「(アコギですかとのいに)エレキだエレキ。いいからすぐい」との電話でんわをもらい、われるがままテレキャスターってスタジオにた。それまでにもなんか、渡辺わたなべ満里奈まりな植木うえきひとしのアルバム・レコーディングに作曲さっきょく編曲へんきょく参加さんかしたことはあったが、楽器がっきばれたのははじめてだったという[13]ぜんきょく陽気ようきこうぜ〜こいにしびれて」とこのきょくのみ、飯尾いいおかおるがミックスを手掛てがけている。もともとは佐橋さはしふか親交しんこうのある飯尾いいおが、佐橋さはしのコンピレーション・アルバムのためにミックスしたのもの[注釈ちゅうしゃく 6][15]
    4. はりきりじいさんのロケン・ロール The Purple People Eater  – (3'05")[1]
      • 作詞さくし作曲さっきょく:Sheb Wooley、日本語にほんご:さくらももこ、編曲へんきょく:Rinky O'hen
      • © CHANNEL MUSIC CO.
      • メイン・ディスク2きょくの「うれしいかん」と同時どうじに『ちびまるちゃん』のテーマきょくとして提供ていきょうされ、「うれしいかん/はりきりじいさんのロケン・ロール」としてりょうAめんでシングルされていた作品さくひんをカバーしたもの。オリジナル・バージョンでの歌唱かしょう植木うえきとう担当たんとうし、大滝おおたきはRinky O'hen名義めいぎ編曲へんきょく担当たんとうしていた。原曲げんきょくはシェブ・ウーリーの「The Purple People Eater(ロックをおど宇宙うちゅうじん)」。日本語にほんごはさくらももこが担当たんとうした。歌詞かし一部いちぶ植木うえき歌唱かしょうしたものとはことなっている。元々もともとラッキィ池田らっきぃいけだうたとしてかめふち昭信あきのぶがプロデュースと日本語にほんご手掛てがけ、アレンジを大瀧おおたき依頼いらいした。レコーディングはおこなわれたが、発表はっぴょうとなった。ほんさく収録しゅうろくされているのは、そのときのバックトラックに大滝おおたきがボーカルをレコーディングしたもの。なお植木うえきばんにあった大滝おおたき多重たじゅう録音ろくおんコーラスはない。2023ねん3月21にち発売はつばいの『大滝おおたき詠一えいいち NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK』のDISC 1『NOVELTY SONG BOOK』には大瀧おおたき植木うえきばんのバックトラックに大滝おおたき多重たじゅう録音ろくおんコーラスりのセルフカバーが収録しゅうろくされた。TARAKOイルカのコーラスはない。

    クレジット

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    Mixing Engineer :
    Mastering Engineer : Tetsuya Naitoh (Sony Music Studios Tokyo)
    Booklet Photo : Jyoji Ide (P1,H3)
    Art Design : Takashi Okada
    Director : Masaaki Shirota
    A&R :
    Co-Producer : Osamu Sakaguchi (The Niagara Enterprises)
    Advisor : Hiroaki Shimura
    Assistant : Shuhei Shima
    Supervisor : Shikoh Ohtaki and Family
    Produced by Eiichi Ohtaki
     

    LP:SRJL 1111

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    『DEBUT AGAIN』
    大滝おおたき詠一えいいちスタジオ・アルバム
    リリース
    ジャンル
    レーベル NIAGARASony Music Labels Inc.
    プロデュース 大瀧おおたき詠一えいいち
    EANコード
    EAN 4988009126456, ASIN B01CF3LA62, JAN 4988009126456
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    解説かいせつ

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    アナログばんは、180g重量じゅうりょうばんによる完全かんぜん限定げんてい生産せいさん。カッティングはロンドンのメトロポリス・マスタリングにてティム・ヤングが担当たんとう、ハーフスピードカッティングがほどこされている。ジャケット裏面りめんは『DEBUT』のジャケットをしたデザイン、レコード中袋なかぶくろには2016ねん (2016)時点じてん流通りゅうつうしているナイアガラ・レーベルのカタログがならべられている。レーベルはプロモーションばん使つかわれたブルーレーベルを使用しようおびはCBSソニー当時とうじのものを踏襲とうしゅうしたデザインが採用さいようされている。ライナーノーツは、CDブックレットに掲載けいさいされている能地のち祐子ゆうこ解説かいせつ原稿げんこうをそのまま転載てんさい特典とくてんとして特製とくせいステッカーが封入ふうにゅうされた。

    収録しゅうろくきょく

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    1. あつしん  – (4'44")[16]
    2. うれしい予感よかん  – (4'11")[16]
    3. かいぬすめルビイ  – (4'13")[16]
    4. 星空ほしぞらのサーカス  – (2'58")[16]
    5. Tてぃーシャツに口紅くちべに  – (4'35")[16]
    1. 探偵たんてい物語ものがたり  – (4'02")[16]
    2. すこしだけ やさしく  – (4'42")[16]
    3. なつのリビエラ -Summer Night in Riviera-  – (4'29")[16]
    4. ふうちぬ  – (4'46")[16]
    5. ゆめえたら (Strings Mix)  – (3'49")[16]

    クレジット

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    Mixing Engineer :
    Mastering Engineer : Tetsuya Naitoh (Sony Music Studios Tokyo)
    Half Speed Vinil Cutting : Tim Young (Metropolis Mastering, London)
    Art Design : Takashi Okada
    Director : Masaaki Shirota
    A&R :
    Co-Producer : Osamu Sakaguchi (The Niagara Enterprises)
    Advisor : Hiroaki Shimura
    Assistant : Shuhei Shima
    Supervisor : Shikoh Ohtaki and Family
    Produced by Eiichi Ohtaki
     

    リリース一覧いちらん

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    地域ちいき リリース レーベル 規格きかく カタログ番号ばんごう 備考びこう
    日本にっぽん 2016ねん3がつ21にち (2016-03-21) NIAGARASony Music Labels Inc.
    • 2CD
    • CD
    • SRCL 8714/5【初回しょかい生産せいさん限定げんていばん
    • SRCL 8716【通常つうじょうばん
    初回しょかい生産せいさん限定げんていばんはボーナス・トラック4きょく収録しゅうろくのDISC 2との2まいぐみ三方みかたボックス仕様しよう
    2016ねん6がつ15にち (2016-06-15)
    LP
    SRJL 1111 ぜん10きょく収録しゅうろく完全かんぜん生産せいさん限定げんていばん

    脚注きゃくちゅう

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    注釈ちゅうしゃく

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    1. ^ 山下やました達郎たつおのサンデー・ソングブック』(1997ねん1がつ12にち (1997-01-12)放送ほうそう)の“新春しんしゅん放談ほうだん”で紹介しょうかいされた「新曲しんきょくせとはわないので「あつしんに」「ふうちぬ」「うれしいかん」のデモをかせてしい」というハガキにたいしては「デモテープはあるにはある。ふうちぬは1かいだけコンサートでやったことがあるし、あつしんには1かいだけラジオ関東かんとうでワンコーラスだけかけたことがある」とかしていた
    2. ^ 今回こんかい発見はっけんされたセルフカバーが、そのとき歌唱かしょうなのかは不明ふめい
    3. ^ 大滝おおたき1人ひとり多重たじゅうコーラスをするさいのグループめい。メンバーは宿やどきりじゅうけん (Bass)、我田引水がでんいんすい (Baritone)、ちぇるしぃ (1st Tenor)、金田かねだ一幸かずゆきすけ (2nd Tenor)でいずれも大滝おおたき変名へんめい
    4. ^ ナイアガラ・トライアングルNIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX』 2022ねん3がつ21にち (2022-03-21)発売はつばい NIAGARA ⁄ Sony Music Labels Inc. 3CD+Blu-ray Audio+7inch×3+ブックレット+キーホルダー:SRCL 12000~8
    5. ^ ナイアガラ・トライアングルNIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition』 2022ねん3がつ21にち (2022-03-21)発売はつばい NIAGARA ⁄ Sony Music Labels Inc. 2CD:SRCL 12310~11【通常つうじょうばん
    6. ^ a b 佐橋さはし佳幸よしゆき佐橋さはし佳幸よしゆき仕事しごと(1983-2015) 〜Time Passes On〜』 2015ねん11月13にち (2015-11-13)発売はつばい GT music ⁄ SMDR 3Blu-spec CD2+ブックレット:MHC7-30038

    出典しゅってん

    [編集へんしゅう]
    1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 【CD】DEBUT AGAIN<初回しょかい生産せいさん限定げんていばん” (日本語にほんご). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社かぶしきがいしゃ. 2017ねん3がつ4にち閲覧えつらん
    2. ^ a b c d e f g h i j k 【CD】DEBUT AGAIN<通常つうじょうばん” (日本語にほんご). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社かぶしきがいしゃ. 2017ねん3がつ4にち閲覧えつらん
    3. ^ DEBUT AGAIN(初回しょかい生産せいさん限定げんていばん)| 大滝おおたき詠一えいいち”. ORICON NEWS. オリコン株式会社かぶしきがいしゃ. 2018ねん8がつ11にち閲覧えつらん
    4. ^ 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽんレコード協会きょうかい ゴールドディスク認定にんてい2023ねん09がつぶん
    5. ^ 大滝おおたき詠一えいいち、アナザー・サイド・ベストばん「DEBUT AGAIN」3/21リリース決定けってい”. MUSICMAN-NET (2016ねん1がつ7にち). 2016ねん1がつ14にち閲覧えつらん
    6. ^ 大滝おおたき詠一えいいちさん 奇跡きせきのカバーCD!「あつしんに」など10きょく”. スポーツニッポン (2016ねん1がつ7にち). 2016ねん2がつ7にち閲覧えつらん
    7. ^ ニッポン放送にっぽんほうそう特別とくべつ番組ばんぐみ『「DEBUT AGAIN」〜大滝おおたき詠一えいいちベストセレクション』(2016ねん2がつ15にち (2016-02-15)放送ほうそう解説かいせつより[信頼しんらいせいよう検証けんしょう]
    8. ^ 島村しまむら文彦ふみひこ「レッツ・イーチ・デビュー・アゲン! -32ねんぶりの“ニュー・アルバム”ができるまで-」『レコード・コレクターズ』だい345かんだい6ごう株式会社かぶしきがいしゃミュージック・マガジン、2016ねん4がつ1にち、42-45ぺーじ  JAN 4910196370466
    9. ^ okadatakashiのツイート(711613657076015104)
    10. ^ 小学生しょうがくせいころからあこがれていた小林こばやしあさひのために、大瀧おおたき詠一えいいち渾身こんしんちからしぼって作曲さっきょくした「あつしんに」
    11. ^ さくらももこと大滝おおたき詠一えいいちのある「約束やくそく
    12. ^ プロモカセット([1])のコメントより
    13. ^ a b 萩原はぎはら健太けんた「『DEBUT AGAIN』全曲ぜんきょくガイド」『レコード・コレクターズ』だい345かんだい6ごう株式会社かぶしきがいしゃミュージック・マガジン、2016ねん4がつ1にち、50-63ぺーじ  JAN 4910196370466
    14. ^ a b 能地のち祐子ゆうこ『DEBUT AGAIN』(12cmCD)大滝おおたき詠一えいいちNIAGARASony Music Labels Inc.、2016ねん。SRCL 8714/5。 
    15. ^ H2「大滝おおたき詠一えいいち エンジニアたちの証言しょうげんから紐解ひもとく32ねんぶりのニュー・アルバム『DEBUT AGAIN』」『サウンド&レコーディング・マガジンだい35かんだい5ごう株式会社かぶしきがいしゃリットーミュージック、2016ねん5がつ1にち、27-43ぺーじ  JAN 4910040190561
    16. ^ a b c d e f g h i j 【LPレコード】DEBUT AGAIN<完全かんぜん生産せいさん限定げんていばん”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社かぶしきがいしゃ. 2017ねん3がつ4にち閲覧えつらん

    外部がいぶリンク

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    SonyMusic