EMOBILE G4

EMOBILE G4（イー・モバイル ジーフォー）は、ソフトバンク株式会社かぶしきがいしゃのY!mobile部門ぶもん(旧きゅう・イー・アクセス)が提供ていきょうする、高速こうそくサービスや先駆せんく的てき端末たんまつにおいて、先進せんしん性せいを表あらわすブランド名称めいしょう。

2010年ねん12月3日にちよりサービスが開始かいし。2018年ねん2月がつ1日にち0時じにサービス終了しゅうりょう。

概要がいよう

第だい3.5世代せだい移動いどう通信つうしんシステムを高度こうど化かしたDC-HSDPA規格きかくをはじめとした、イー・アクセスの最さい上位じょうい(当時とうじ)を表あらわすサービスおよび端はし末まつ、エリアの総合そうごうブランド名称めいしょうである。 3も7 なお、DC-HSDPAの導入どうにゅうは、イー・アクセスの高速こうそくデでータ通信たつうしんサービスの流ながれにおいて、下くだり最大さいだい3.6Mbps、7.2Mbps、21Mbpsの流ながれを汲くむ第だい4の進化しんか（高速こうそく化か）となる。なお、HSPA+サービスも包括ほうかつされ、同どうサービスのプランもDC-HSDPAの開始かいしと同時どうじに吸収きゅうしゅうされる。また、2012年ねん3月15日にちよりサービスを開始かいしするLTE方式ほうしきによるサービスはEMOBILE LTEとして別べつブランドにて展開てんかいされ、EMOBILE LTEエリア外がいではEMOBILE G4としても接続せつぞく可能かのうとなる。なお、LTEの75Mbps対応たいおうエリアではDC-HSDPAでの通信つうしんはできず、逆ぎゃくにDC-HSDPA対応たいおうエリアでは、LTEは最大さいだい37.5Mbpsでの通信つうしんしかできないので、注意ちゅういが必要ひつよう。

2011年ねん12月15日にちに、下くだり14Mbpsのサービス(端末たんまつ自体じたいは、2011年ねん12月1日にちに発売はつばいされた、華はな為ため技術ぎじゅつ日本にっぽん製せいスマートフォンであるGS02で対応たいおう済ずみ)も2012年ねん2月がつより含ふくめることを発表はっぴょうしており、デでータ通信たつうしん向むけ料金りょうきんプランは遅おくれること同年どうねん6月がつ利用りよう分ぶんより自動的じどうてきに7.2Mbpsの料金りょうきんプラン水準すいじゅんに引ひき下さげを行おこなう予定よてい。

その後ご、当社とうしゃがウィルコムを吸収きゅうしゅう合併がっぺいしたワイモバイルへサービス提供ていきょう事業じぎょう者しゃ移行いこうされ、さらにソフトバンクモバイルに吸収きゅうしゅう合併がっぺい後ごの2015年ねん12月、ソフトバンクモバイルから同年どうねん7月がつに社名しゃめい変更へんこうしたソフトバンク株式会社かぶしきがいしゃのY!mobile部門ぶもんが、2018年ねん2月がつ以降いこう、旧きゅうイー・アクセスに割わり当あてられた1800MHz帯たいをすべてLTEに順次じゅんじ転換てんかんする方針ほうしんを明あきらかにした。このため、3Gサービス自体じたいが、2018年ねん1月がつ末まつを以もって、停とま波なみされることになり 、当とうサービス自体じたいが終了しゅうりょうされ、使用しよう不可ふかとなった。 なお一部いちぶ端末たんまつではSoftBank 3Gの電波でんぱを利用りようする形かたちでサービスを継続けいぞくしているが、これもSoftBank3Gのサービス終了しゅうりょうに伴ともない2024年ねん1月がつ31日にちをもって終了しゅうりょうする予定よてい。

ブランドメッセージ

EMOBILE G4の「G」と「4」にはそれぞれ以下いかの意味いみが込こめられている。

【G】

Global ： 世界せかい150ヵ国かこく以上いじょうで採用さいようのHSPA規格きかく

Growth ： 高速こうそくネットワークの比類ひるいなき成長せいちょう

Generation ： モバイルブロードバンドの新あらたな展開てんかい

【4】

イー・モバイルの第だい4の進化しんか、42Mbpsデでータ通信たつうしんサービスの開始かいし

展開てんかい

2010年ねん12月3日にちにEMOBILE G4ブランドでのデでータ通信たつうしん端はし末まつ「D41HW」が発売はつばいされた。当初とうしょは11月19日にち発売はつばい予定よていだったが、12月3日にちに変更へんこうされた。

開始かいし当初とうしょの提供ていきょうエリアは関東かんとう、東海とうかい、関西かんさい、北海道ほっかいどう、九州きゅうしゅうの一部いちぶの主要しゅよう都市としからとしており、2011年ねん3月がつ末まつまでに人口じんこうカバー率りつで約やく40～50%のエリアでの提供ていきょうを目指めざしている。

料金りょうきんプランは、下くだり最大さいだい42Mbpsおよび下くだり最大さいだい21Mbpsのデでータ通信たつうしんサービス専用せんようプランが適用てきようされる。上述じょうじゅつのように、専用せんようプランは2012年ねん6月利用りよう分ぶんより引ひき下さげが行おこなわれる。

2011年ねん10月がつ現在げんざい、音声おんせい端末たんまつでの同どうデでータ通信たつうしん対応たいおうの端末たんまつは発表はっぴょうされていない。しかしながら、上述じょうじゅつのように、2011年ねん12月1日にちに発売はつばいされたスマートフォンであるGS02が、HSPA+以上いじょうの通信つうしんには対応たいおうしていないものの包括ほうかつされることになった。よって、HSPA+に対応たいおうするスマートフォンは、2012年ねん6月がつに発売はつばいされるGS03が初号しょごう機きとなる。

EMOBILE LTEのサービス開始かいし後ごは、本ほんサービスの下くだり最大さいだい42Mbpsエリアへの拡張かくちょうが、LTEエリアの下くだり最大さいだい75Mbpsへの拡張かくちょうの阻害そがい要因よういんとなるため、開業かいぎょう当時とうじから利用りようしている5MHz幅はば×2分ふん帯域たいいきをHSPA+のみにとどめ、隣接りんせつ帯域たいいきを含ふくむ後のちから追加ついかされた10MHz幅はば×2分ふんは、原則げんそく的てきにLTE用ようの帯域たいいきとするため、DC-HSDPAに対応たいおうしている端はし末まつ（EMOBILE LTE端末たんまつで、DC-HSDPAとのデュアルモードで利用りよう可能かのうなケースを除のぞく）では、性能せいのうが出だせない恐おそれも出でてきている。すでにDC-HSDPAとして10MHz幅はば×2分ふん利用りようしているエリアでは、LTEは5MHz幅はば×2分ふんしか帯域たいいきが使つかえないため、下くだり最大さいだい37.5Mbpsとなるが、今後こんごはDC-HSDPAを10MHz幅はば×2分ふん使つかっているところは5MHz幅はば×2分ふんに削減さくげんのうえ、LTEを10MHz幅はば×2分ふん利用りようできるようにしていく方針ほうしん。

2013年ねん6月がつ、DC-HSDPAが利用りよう可能かのうであるエリアを、同年どうねん8月がつ中旬ちゅうじゅん以降いこう、順次じゅんじLTEの75Mbps対応たいおうエリアに転換てんかんすることを正式せいしきに明あきらかにし、EMOBILE G4としては、最高さいこうでHSPA+レベルの速度そくどに低下ていかさせる方針ほうしんを発表はっぴょうした。

LTEに対応たいおうしていないDC-HSDPA端末たんまつは、これまで、D41HW、GD01、GP02、GP03の4端はし末まつが発売はつばいされ、今般こんぱんの理由りゆうによりいずれも巻まき取どり対象たいしょうとなった。

さらに、2015年ねん12月には、1800MHz帯たいのすべてを2018年ねん2月がつ以降いこうを目処めどにLTEに全すべて転換てんかんすることを理由りゆうに2018年ねん1月がつ31日にちを以もって、旧きゅう・イー・アクセスの3Gサービスは全すべて停とま波なみとなり、利用りようできなくなった。

関連かんれん項目こうもく

• EMOBILE 4G…本ほんサービスと名称めいしょうが紛まぎらわしいが、こちらは、当社とうしゃのEMOBILE LTEに加くわえて、WCP社しゃのAXGPサービスとSBMのDC-HSDPAネットワーク（ULTRA SPEED）のトライモードによるサービス名称めいしょう。
• EMOBILE 4G-S…EMOBILE 4Gでは利用りようできない音声おんせい通話つうわが利用りよう可能かのうとなる代かわりに、ワイモバイル網あみを一切いっさい使用しようせず、MVNO回線かいせんのみによって提供ていきょうされるサービス。
• EMOBILE LTE
• EMモバイルブロードバンド
• イー・モバイル
• イー・アクセス

• ULTRA SPEED

外部がいぶリンク

• イー・モバイル　2010年ねん10月がつ28日にち付づけ報道ほうどう発表はっぴょう資料しりょう - サービス開始かいし日びはその後ご変更へんこう
• イー・モバイル　下くだり最大さいだい42Mbps対応たいおう端末たんまつ・D41HW　製品せいひん紹介しょうかい