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ULTRA SPEED

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ULTRA SPEED(ウルトラスピード)とは、かつてソフトバンクきゅう・ソフトバンクモバイル)のSoftBankブランドが、 1.5GHzたいにてDC-HSDPAおよHSPA+利用りようすることによりくだ最大さいだい42Mbpsにてモバイルブロードバンドを提供ていきょうしていたサービスである。

2011ねん2がつ法人ほうじんけサービス、同年どうねん7がつ個人向こじんむけサービスが開始かいしされたが、2015ねん11月3にち新規しんきけが終了しゅうりょうされ、2017ねん3がつまつ目処めどに1.5GHzたいでの3Gサービスがとまなみされる予定よていとなっていること同年どうねん12がつ発表はっぴょうされ、2017ねん3がつ31にちもってサービスを終了しゅうりょうとまなみした[1][2][3]。また、の3Gで利用りようしている周波数しゅうはすうたいも、2018ねん1がつまつもっとまなみした。一方いっぽうきゅうイー・アクセスワイモバイル)から継承けいしょうした1800MHzたいでのサービスをのぞき、HSPA+で継続けいぞく予定よてい

サービスエリア

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1.5GHzたい利用りようするULTRA SPEEDは新規しんき整備せいびとなるため、2GHzたい利用りようする従来じゅうらいからのSoftBank 3Gとはエリアが大幅おおはばことなっている。そのためウェブサイトにてULTRA SPEEDようのエリアマップが用意よういされている。

  • ULTRA SPEED対応たいおうモバイルルータは、SoftBank 3Gのメイン周波数しゅうはすうたいである2GHzたい対応たいおうしていない。また、サブエリアという位置付いちづけでイー・モバイルあみ使用しよう可能かのう端末たんまつおよびプランが用意よういされている。これには、iPhoneで利用りようしているSoftBank 3G(2GHzたい)に過大かだいなトラフィックをながさないねらいがある。
  • ULTRA SPEED対応たいおうスマートフォンは、SoftBank 3Gのメイン周波数しゅうはすうたいである2GHzたいにも対応たいおう(一部いちぶ機種きしゅプラチナバンドにも対応たいおう)しており、イー・モバイルあみには対応たいおうしない。

なお、ほんサービスでもちいるBands 11の帯域たいいきをLTEもう転換てんかんすることにともない、どう帯域たいいきでの3Gサービスが2017ねん3がつ31にちをもってとまなみされた。以降いこうは、Bands 1/8に対応たいおうする端末たんまつはHSPA+もうのサービスとなるため、これまでにくらべて低速ていそくされ、Bands 1/8対応たいおうでイー・アクセスもうとのデュアルモード端末たんまつつづく2018ねん1がつまつとまなみされ使用しよう不可ふかになった。ほん周波数しゅうはすうたい対応たいおうし、なおかつLTE対応たいおう端末たんまつは、実施じっしされた。

料金りょうきん

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データ専用せんよう端末たんまつ

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料金りょうきんプランめい 利用りよう可能かのうエリア(データし放題ほうだい対応たいおうエリアはULTRA SPEED、データし放題ほうだい対応たいおうサブエリアはイー・モバイルもうである) 単体たんたいでご契約けいやく場合ばあい基本きほん使用しようりょう
データフラットプラン for ULTRA SPEED データし放題ほうだい対応たいおうエリア 7,380えんつき(2011ねん12月1にちより)3,880えんつき
データフラットプランS データし放題ほうだい対応たいおうサブエリア 7,380えんつき
データし放題ほうだいフラット for ULTRA SPEED データし放題ほうだい対応たいおうエリアおよびデータし放題ほうだい対応たいおうサブエリア 4,980えんつき(「タ通信たつうしん」スタートキャンペーンの利用りようで3,880えんつき)
データし放題ほうだい for ULTRA SPEED データし放題ほうだい対応たいおうエリアおよびデータし放題ほうだい対応たいおうサブエリア 1,400えん(20,850パケット以内いない)/つき~4,980えん(106,075パケット以上いじょう)/つき

スマートフォン

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ULTRA SPEEDへの対応たいおう対応たいおうでの料金りょうきんく、スマートフォンけの料金りょうきんプランがそのまま適用てきようされる。なお、テザリング(Wi-Fiルータになる機能きのう)はSoftBank 4G契約けいやくのオプション(テザリングオプション)にて可能かのう

対応たいおう端末たんまつ

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  • SoftBank 004Z - USBがた法人ほうじんけデータ端末たんまつ2GHzたいの3Gエリアにも対応たいおう[4]し、イー・モバイルもう対応たいおう
  • SoftBank 005HW - USBがたのデータ端末たんまつでイー・モバイルもうにも対応たいおう[5]
  • SoftBank 007Z - モバイルルータかた端末たんまつでイー・モバイルもうにも対応たいおう法人ほうじんけにはSoftBank 007Z for Bizことなる型番かたばんはしまつ提供ていきょうされておりSoftBank 004Zおなじく2GHzたいの3Gエリアに対応たいおうし、イー・モバイルもうには対応たいおうとなる。[6][7]
  • SoftBank 101SI - Wireless City Planning提供ていきょうするAXGPサービス(ソフトバンクモバイルがMVNOとして提供ていきょうする)とのデュアルモードサービスである、SoftBank 4G端末たんまつでもある。
  • SoftBank 102Z - SoftBank 4Gに対応たいおう
  • SoftBank 102HW - SoftBank 4Gに対応たいおう
  • SoftBank 203Z - SoftBank 4Gにくわえ、WCPしゃのAXGPエリアを補完ほかんする理由りゆうから、イー・アクセスLTE/W-CDMAネットワークにも対応たいおう。ただし、当社とうしゃのLTEもう、およびW-CDMAエリアのうち、Bands 1/8は利用りよう不可ふか海外かいがいローミングで利用りようする場合ばあいは、Bands 1/5に対応たいおうした地域ちいきであれば利用りよう可能かのう)。

ULTRA PHONEブランドの音声おんせい端末たんまつけとしては以下いかはしまつがある。ここでは、SoftBank 4GないしはHybrid 4G LTE対応たいおう端末たんまつふくめない。

WILLCOM CORE 3G

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ウィルコム提供ていきょうするWILLCOM CORE 3GへもMVNO回線かいせん提供ていきょうしており、以下いか対応たいおう端末たんまつ

  • HX008ZT - 事実じじつじょうSoftBank 004Zのリモデル。
  • 007Z - SoftBank 007Zのリモデル。
  • HX009ZT - 事実じじつじょうSoftBank 007Z for Bizのリモデル。
  • WX02S - PHS音声おんせい端末たんまつモバイルWi-Fiルータ一体いったいになった端末たんまつ
  • WX04K - PHSの音声おんせい通話つうわとULTRA SPEEDによるタ通信たつうしんだけでなく、SBMの音声おんせい通話つうわにも対応たいおうしたAndroid 2.3搭載とうさいスマートフォン。ただし、テザリング不可ふか
  • WX10K - PHSの音声おんせい通話つうわとULTRA SPEEDによるタ通信たつうしんだけでなく、SBMの音声おんせい通話つうわおよびWCPしゃAXGPもうにも対応たいおうしたAndroid 4.2搭載とうさいスマートフォンテザリング
  • WX04SH - PHSの音声おんせい通話つうわタ通信たつうしんとULTRA SPEEDによるタ通信たつうしんだけでなく、SBMの音声おんせい通話つうわにも対応たいおうしたAndroid 4.1搭載とうさいスマートフォン。PHSのデータ回線かいせんによるテザリング(ULTRA SPEEDもうでのテザリングは不可ふか)。
  • 201HW - SoftBank 201HWのリモデル。SBMの音声おんせい通話つうわおよびWCPしゃAXGPもう利用りよう可能かのう(テザリングも可能かのう)だが、PHS回線かいせん自体じたいには対応たいおう

BSデジタル放送ほうそうとの干渉かんしょう

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BS・110゜CSのなかあいだ周波数しゅうはすうと、どう帯域たいいき使つか無線むせんシステム

2012ねん3がつからほん放送ほうそう開始かいしされたBS放送ほうそう(BS21chおよびBS23ch)試験しけん電波でんぱ発射はっしゃからULTRA SPEEDで接続せつぞくできない場合ばあい速度そくど低下ていかするとった事情じじょう一部いちぶ確認かくにんされている。原因げんいんは、個人こじんたくなどに設置せっちされたBSアンテナが受信じゅしんした電波でんぱ中間ちゅうかん周波数しゅうはすうBS-IF変換へんかん(BS-21: 1419.58~1446.58MHz、BS-23: 1457.94~1484.94MHz)したさいに、ブースターの不良ふりょう配線はいせん施工しこう不良ふりょうとうによって外部がいぶし、ULTRA SPEEDの1.5GHzたい移動いどうきょく: 1427.9~1437.9MHz、基地きちきょく: 1475.9~1485.9MHz)と干渉かんしょうして電波でんぱ障害しょうがいこすことで発生はっせいしている[8][9][10]。2008ねんには総務そうむしょうから干渉かんしょうする可能かのうせいがあると発表はっぴょうされていたが、アンテナ設置せっちしゃなどへの周知しゅうち徹底てっていされていなかった。

これについてソフトバンクでは総務そうむしょう協力きょうりょくして対策たいさくすとしているが、個人こじんたくなどに設置せっちされた受信じゅしん原因げんいんとなっているため対策たいさく完了かんりょうまでには時間じかんがかかることが予想よそうされている。なお、この周波数しゅうはすう前後ぜんごに、NTTドコモにはXiもちいKDDI/沖縄おきなわセルラー電話でんわにはau 4G LTEようてがあることから、これらのサービスでも電波でんぱ障害しょうがい対策たいさく必要ひつようとなる。また、ULTRA SPEEDで接続せつぞくできなくなった場合ばあいでもサブエリア(イー・モバイルもう)へえることで通信つうしんできること確認かくにんされているため、ULTRA SPEEDで接続せつぞくできなくなったさいはサブエリアへえるように案内あんないされている。

関連かんれん項目こうもく

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ソフトバンク、1.5GHz/1.7GHzたい一部いちぶ3Gサービスを終了しゅうりょう帯域たいいきをLTEへ
  2. ^ 一部いちぶ料金りょうきんプランの受付うけつけ終了しゅうりょうのご案内あんない
  3. ^ ソフトバンク、1.5GHzたいの3G「ULTRA SPEED」2017ねん3がつ31にち午前ごぜん2終了しゅうりょう
  4. ^ SoftBank 004Z:モバイルタ通信たつうしん ソフトバンクモバイル
  5. ^ SoftBank 005HW:モバイルタ通信たつうしん ソフトバンクモバイル
  6. ^ softbank 007Z:モバイルタ通信たつうしん ソフトバンクモバイル
  7. ^ ULTRA WiFi SoftBank 007Z for Biz ソフトバンクモバイル 法人ほうじんのおきゃくさまけサイト
  8. ^ BSデジタル追加ついかチャンネルの放送ほうそうによるモバイルデータ通信つうしん(ULTRA SPEEDとう)への影響えいきょうについて ソフトバンクモバイル株式会社かぶしきがいしゃ
  9. ^ 総務そうむしょう一部いちぶ形態けいたいのBS放送ほうそう受信じゅしんシステムの電波でんぱ干渉かんしょう問題もんだいについて
  10. ^ テレビよう受信じゅしんブースターの異常いじょう発振はっしんとうによる無線むせんきょく妨害ぼうがい - 総務そうむしょう東海とうかい総合そうごう通信つうしんきょく

外部がいぶリンク

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