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WILLCOM CORE XGP

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

WILLCOM CORE XGP (ウィルコムコアエックスジーピー)は、2.5GHzたい利用りようしたBWAひとつである、eXtended Global Platform方式ほうしき(XGP)によりタ通信たつうしん提供ていきょうするサービスで、ウィルコム(げんワイモバイル)がサービスをおこなうこととなっていたさい使用しようしていた名称めいしょうである。のちにウィルコムの会社かいしゃ更生こうせいほう申請しんせいしたがいXGP事業じぎょうとういだWireless City Planning(WCP)が「XGPサービス」の名称めいしょうがけていたが、2012ねん1がつ31にちを以ってとまなみし、終了しゅうりょうしている。

便宜上べんぎじょう新旧しんきゅう事業じぎょうしゃ内容ないようあわせて概説がいせつする。

概要がいよう[編集へんしゅう]

UQコミュニケーションズ同様どうようBWAけにてされた2.5GHzたい周波数しゅうはすうたい利用りようして、従来じゅうらいPHSより高速こうそくタ通信たつうしんサービスを提供ていきょうすることとなっていた。

2009ねん10月にサービスが開始かいしされたが、サービスエリアが東京とうきょう都内とない一部いちぶとどまっていたこともあり、既存きそんのウィルコムPHSないしはWILLCOM CORE 3Gすで契約けいやくし、東京とうきょう特別とくべつ住所じゅうしょ登録とうろくしている顧客こきゃくたいする限定げんていサービスとしての提供ていきょうとなった。 当初とうしょは、2010ねん3がつまつまでは限定げんていサービスのみとし、2010ねん10がつ以降いこう目処めどに、有償ゆうしょう一般いっぱんサービスを展開てんかいする予定よていとしていた。しかし、ウィルコムの会社かいしゃ更生こうせいほう申請しんせい影響えいきょうもあり、限定げんていサービスの提供ていきょう期間きかん幾度いくど延長えんちょうされ、結果けっかてき一般いっぱんサービスの展開てんかいいままサービスが終了しゅうりょうすることとなった。

なお、ほんサービスは、ソフトバンクが2010ねん6がつ11にち設立せつりつしたざら会社かいしゃWireless City Planning株式会社かぶしきがいしゃ以降いこうWCP記載きさい)が、2010ねん12月21にちづけ新旧しんきゅう分離ぶんり形式けいしきにてサービスを譲受ゆずりうけすると同時どうじに、出資しゅっし構成こうせい変更へんこうし、スポンサー会社かいしゃふくかたちとなった。WCP設立せつりつ時点じてんでは、当面とうめん新規しんき加入かにゅうもうみの受付うけつけはしないこととし、譲受じょうじゅまえから継続けいぞく利用りようしている場合ばあいのみ利用りよう可能かのうとなっていた。

なお、今後こんごはWCPのMVNOとしてウィルコムが提供ていきょうする可能かのうせいもある[1]としていた。しかし、2011ねん12月2にちに2012ねん1がつ31にちづけを以って従来じゅうらいの「XGPサービス」を廃止はいしし、2011ねん11月に開始かいしとなった、事実じじつじょう後継こうけい通信つうしん方式ほうしきであるAdvanced eXtended Global Platform利用りようした「AXGPサービス」に統一とういつしたうえおこなうことがあきらかになった。

なお、「AXGPサービス」については、ソフトバンクモバイルがMVNOにより、SoftBank 4G (ソフトバンク フォージー)としてサービスをしており、ソフトバンクモバイルもうとのデュアルモードによるモバイルルータスマートフォンなどが提供ていきょうされている。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

  • 2009ねん4がつ27にち - ウィルコムが東京とうきょう山手やまてせんない一部いちぶ地区ちくにて、WILLCOM CORE XGPのエリア限定げんていサービス開始かいし
  • 2009ねん7がつ1にち - 法人ほうじん・MVNO事業じぎょうしゃけに試験しけんサービスの提供ていきょう開始かいし
  • 2009ねん10月1にち - 対象たいしょう・エリアを限定げんていした正式せいしきサービスを開始かいし
  • 2010ねん2がつ18にち - XGP事業じぎょう展開てんかいとうかか事業じぎょう投資とうし財務ざいむめんでの負担ふたんをもたらしたとして、ウィルコムは事業じぎょう再生さいせいADR手続てつづき申請しんせい
  • 2010ねん3月12にち - APファンドとソフトバンクとう設立せつりつするしん会社かいしゃに、ウィルコムのXGP事業じぎょう譲渡じょうとすることを発表はっぴょう
  • 2010ねん12月21にち - 事業じぎょうWireless City Planning譲受じょうじゅ。サービスブランドは継承けいしょうせず、WCPしゃの「XGPサービス」とだけしょうしている。
  • 2011ねん12月2にち - XGPサービスを2012ねん1がつ31にちづけ廃止はいしすることを発表はっぴょう
  • 2012ねん1がつ31にち - 同日どうじつ正午しょうごを以ってとまなみし、XGPサービスを終了しゅうりょう

参考さんこう[編集へんしゅう]

  • 2011ねん11月1にち - 後継こうけい規格きかくである、AXGP(TD-LTE互換ごかん)方式ほうしき(XGP 2.0とも)による「AXGPサービス」を東京とうきょう大阪おおさか福岡ふくおか一部いちぶ地域ちいきにて開始かいし同時どうじに、MVNO事業じぎょうしゃけサービス[2]および従前じゅうぜんからのXGPサービス利用りようしゃけモニターサービスを開始かいし

料金りょうきん[編集へんしゅう]

  • XGPデータ定額ていがくフラット 4380えんPRIN利用りようりょう・945えん別途べっと加算かさん)…限定げんていサービス利用りようちゅう無償むしょうとしていた。

なお、XGPサービスのモニターユーザがAXGPサービスのモニターサービスを利用りようする場合ばあいは、当面とうめん無料むりょう提供ていきょうあきらかにしている。

対応たいおう端末たんまつ[編集へんしゅう]

WILLCOM CORE XGP[編集へんしゅう]

いずれもXGPのみの対応たいおうで、AXGPには対応たいおうしない。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  • WILLCOM CORE - 当初とうしょは、この名称めいしょうでの提供ていきょう予定よていしていたが、高速こうそくタ通信たつうしん全般ぜんぱん名称めいしょうとなったため、試験しけんサービス開始かいしまえ現在げんざい名称めいしょうとなった。
  • eXtended Global Platform
  • モバイルWiMAX - のBWA方式ほうしき

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ ウィルコム再生さいせい PHSは継続けいぞく、XGPはしん会社かいしゃ譲渡じょうと
  2. ^ ただし、2011ねん11月1にちづけでサービスインした事業じぎょうしゃはなし。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]