(Translated by https://www.hiragana.jp/)
THE TRIPLE X - Wikipedia コンテンツにスキップ

THE TRIPLE X

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

THE TRIPLE X(ざ とりぷる えっくす、1998ねん - )は、日本にっぽんハードロックバンド。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

ごくわずかだがメディアの紹介しょうかいぶんやイベント参加さんか告知こくちで「桑名くわな正博まさひろ&THE TRIPLE X」と表記ひょうきされたこともあった。2003ねんから2009ねん8がつまでの休止きゅうし期間きかんはさみメンバーチェンジ再開さいかいさせたが桑名くわな死去しきょ解散かいさん状態じょうたいにある。

メンバー

[編集へんしゅう]
桑名くわな正博まさひろリードボーカルギター
芳野よしの藤丸ふじまる/ギター、ボーカル ※2002ねん加入かにゅう
原田はらだやかましふと/ギター、ボーカル ※2009ねん加入かにゅう
平山ひらやままきしんドラム ※2009ねん加入かにゅう
さわたかしベース ※2009ねん加入かにゅう
小島こじまりょうキーボード ※2009ねん加入かにゅう

きゅうメンバー

[編集へんしゅう]
河内かわうちあつしたかリードギター、ボーカル
岡本おかもとかくだん/ドラム、ボーカル
MOTTO/ベース、ボーカル※怪我けが休養きゅうようちゅう高橋たかはしヨシロウ福島ふくしまさとしとおる代役だいやくつとめた。
St.Lee坂本さかもと/キーボード、ボーカル ※2002ねん加入かにゅう

結成けっせい経緯けいい

[編集へんしゅう]

ヒットきょくおく歌手かしゅとして知名度ちめいどげた過去かこ実績じっせきと、現在進行形げんざいしんこうけい芸能人げいのうじんとしての成功せいこう葛藤かっとうをもたらし、また世間せけんでの安易あんいヒットきょく大量たいりょう生産せいさんにもうれいをかんじ、桑名くわなしんにはかせる音楽おんがくへのおもいがつよくなっていた。また、自分じぶんどう世代せだいたのしめる上質じょうしつ音楽おんがく減少げんしょう傾向けいこうにあるとかんじていた。そのころふるくから桑名くわな交流こうりゅうがありコンサートやアルバム制作せいさく援助えんじょしたこともある河内かわうちさきのことを見据みす音楽おんがく活動かつどうでの構想こうそういくつかっていたが、そのなかひとつ“ハードロックをバンドでえんじってみたい”が桑名くわなおもいと一致いっちしたことをるとそくインターネットかいしてきょくおくった。これをいた桑名くわな自分じぶん構想こうそう合致がっちするとかんいそいでいてすぐに河内かわうちおくかえした。このようなやりりで次々つぎつぎあたらしいきょくつくられていった。最初さいしょ商業しょうぎょうベースでの成功せいこう云々うんぬんかんがえずに二人ふたりでの活動かつどう視野しやれ、ユニットめいも「ストーンカウンティー」とめ、必要ひつようにサポートメンバーを臨機応変りんきおうへんえて展開てんかいしていく予定よていであった。しかしアレンジをほどこしていくうちに、両人りょうにん共演きょうえん経験けいけんがあり音楽おんがく業界ぎょうかいたいしてにんおな疑問ぎもん岡本おかもととMOTTOが加入かにゅう意思いし表明ひょうめいし、メンバーの固定こてい妥当だとう判断はんだんされたためバンド形態けいたい活動かつどうすることになった。それにともな名前なまえ変更へんこうすることとなり、インターネットじょうでのやりりがはじまったことと“大人おとなけ”がコンセプトになったことから「THE TRIPLE X」がえらばれた。

作品さくひん

[編集へんしゅう]
  1. BUSH ~あい密林みつりん
    タイトルの「BUSH」には寝癖ねぐせ・もじゃもじゃ・裏切うらぎりといった意味いみがあるがここではとく女性じょせい身体しんたい局部きょくぶしている。このきょくふくめたすうきょくのPVがYouTubeにある桑名くわな開設かいせつしたチャンネルより閲覧えつらんできる。
  2. めっちゃ大変たいへん
    好景気こうけいきなつかしむひとたちがよくくちにした言葉ことば「バブルのころかった」を自戒じかいふくめてうたにしたもの。
  3. 空気くうき感染かんせん
    偏見へんけん差別さべつくならない世間せけん揶揄やゆしたうた
  4. まちのダンボーラー
    大阪おおさか行政ぎょうせいによって強制きょうせい退去たいきょさせられた「ダンボーラー(ホームレス)」を弁護べんごするがわとしてのうた
  5. となりのおっさん
    以前いぜん家族かぞくてるといえば、男性だんせいおっと)がそうすることをイメージされていたが女性じょせい進出しんしゅつ目覚めざましくなったいまは、男性だんせい反対はんたい立場たちばうこともられる。その悲哀ひあいにスポットをてたいちきょく
  6. やめられへんのかわるくせ
    どうしてもめられないくせ人間にんげんのことを“へんなオバちゃん”にえて面白おもしろおかしく表現ひょうげんしている。
  7. うてたくせに・・・!
    真面目まじめ子供こども教育きょういくんでいるおやにも、その説得せっとくりょくうしなわせる過去かこがあったりする。そんな矛盾むじゅんをコミカルにうたげている。
  8. まえ誕生たんじょう
    CCRビートルズ誕生たんじょううたつくれば、こんなかんじになるのでは?とあそごころシミュレーションしたきょく
  9. もっとセクシーに
    年齢ねんれいかさねていっても「セクシーさ」はわすれずに、前向まえむきにきていきましょう!と同年代どうねんだいうったえるメッセージソング。
  10. あるもと和製わせいフォーク歌手かしゅ郷愁きょうしゅう
    のフォークシンガーをこうから否定ひていするものではなく、このバンドとして提出ていしゅつしたフォークソング見本みほん歌詞かしやMVには大正たいしょうから昭和しょうわにかけてまれてきたみかんすい大阪おおさかわんそそ一級いっきゅう水系すいけい大和やまとがわ、また阪堺はんかいせんおもわれる菱形ひしがたパンタグラフ搭載とうさいした単行たんこう車両しゃりょうていることから、曲名きょくめいの「もと和製わせいフォーク歌手かしゅ」は桑名くわなのことであるとかんがえられる。歌詞かしカードには掲載けいさいされていないがハーモニカシンセサイザー河内かわうち演奏えんそうした。南海なんかい部品ぶひんのCMきょく使用しようされた。
  • 「Lolita Complex」1999ねん11月25にち
    • 前作ぜんさくつづきインディーズレーベルのFUNNY RECORDZから販売はんばい
  1. セクシャルバイオレンス1999
  2. 登校とうこう拒否きょひ
    コーラス諸岡もろおかケンジ勇士ゆうし桑名くわな当時とうじ理事りじちょうつとめていた東京とうきょう自由学園じゆうがくえん生徒せいとすうめい参加さんかしている。
  3. セブンティーン
  4. そら青春せいしゅん
    パーカッショニスト三沢みさわまたろうタンバリン参加さんかしている。
    当時とうじ問題もんだいになっていた若者わかもの自殺じさつ焦点しょうてんてたきょく
  5. 最後さいご冬休ふゆやす
  6. やりたいことは?
    三沢みさわのパーカッションが前面ぜんめんされたラテンしょくいハードロック。
    コンガティンバレスギロふくめたおおくの楽器がっきもちいられている。
  7. ある証券しょうけんマンの告白こくはく
    リードボーカルは岡本おかもと担当たんとう元々もともとは「赤裸あかはだか々」という河内かわうちのオリジナル作品さくひんであったがはつ音源おんげんさいえた。つまかれたおとこうたったきょくで、交際こうさい再婚さいこんつよねがいがめられている。歌詞かしには竹下たけした景子けいこ名前なまえている。
  8. こい夏休なつやす
    リードボーカルは河内かわうち担当たんとう。ソロ作品さくひんにも共通きょうつうするバラードきょく
  9. わか勲章くんしょう
  10. ハイウェイスター
  11. リッキーのテーマ
    プロレスラーリッキー・フジ題材だいざいにしたきょく前述ぜんじゅつ理由りゆうでMOTTOは不参加ふさんか
  • 人生じんせい訓示くんじ2002ねん10月23にち
    • メジャーデビューとなるさんさくのアルバム。6にん編成へんせいになってからの最初さいしょ作品さくひんであるが、これまでとはちがすべ桑名くわな歌詞かしカードでは「Mo-jah」と表記ひょうき)がき、作曲さっきょく岡本おかもと・MOTTO以外いがいのメンバーが担当たんとうしている。編曲へんきょく・プロデュースは従来じゅうらいどおりバンドでおこなっている。
  1. くろかわ
    作曲さっきょく芳野よしの歌詞かしカードにはFoo Changと表記ひょうきされている。
  2. 狂乱きょうらんよる
    途中とちゅう岡本おかもとのドラムソロがはいっている。副題ふくだいは「Like a hurricane」。作曲さっきょくはMo-jah。
  3. いちにちわり
    途中とちゅうでMOTTOのベースソロがはいっている。作曲さっきょくはMo-jah。
  4. 勇敢ゆうかんきみ
    テレビ大阪てれびおおさか番組ばんぐみ「M-VOICE」でオープニングきょく使用しようされた。作曲さっきょくはMo-jah。
  5. 地球ちきゅういている
    環境かんきょう問題もんだいをテーマにしたJUN-BOHこと河内かわうち作曲さっきょくうた途中とちゅうオルガンソロは坂本さかもと名前なまえ表記ひょうきはSt.Lee)による。
  6. なつ傷跡きずあと
    ハーモニカは河内かわうち担当たんとう作曲さっきょくはSt.Lee。
  7. きみかげ
    作曲さっきょくはSt.Lee。
  8. あいくさり
    表記ひょうきされていないが河内かわうちがハーモニカをいている。作曲さっきょくはMo-jah。
  9. おおきなあい
    作曲さっきょくはMo-jah。
  10. 人生じんせい訓示くんじ
    TBSわらい林寺はやしじ」のオープニングテーマきょくWOWOWおとのサマ」のエンディングテーマきょくとしてそれぞれ使用しようされた。作曲さっきょくはMo-jah。

その活動かつどう

[編集へんしゅう]

2001ねん12月14にち桑名くわな正博まさひろ指揮しきのもと制作せいさくされたドイツ国際こくさい平和へいわむら支援しえんCD「たび途中とちゅう~ドイツよりあいをこめて」をハートエイド名義めいぎ発表はっぴょうされた。西城さいじょう秀樹ひでき松本まつもと孝弘たかひろ河村かわむら隆一りゅういちふく多数たすうミュージシャンたずさわっているので「THE TRIPLE X」名義めいぎにはならないが、メンバー4にんくわ加入かにゅうする芳野よしの坂本さかもと参加さんかしている。同年どうねん年末ねんまつ放送ほうそうされた「ザ・ベストテン」に出演しゅつえんし「セクシャルバイオレットNo.1」を披露ひろうした。トークも司会しかいしゃ桑名くわなだったがうた演奏えんそう実質じっしつTHE TRIPLE Xだったのでオリジナルとは雰囲気ふんいきちがう、いかにもこのバンドらしい内容ないようであった。

インディーズレーベルの選択せんたく理由りゆう

[編集へんしゅう]

れる」・「流行はやる」といった音楽おんがくけっしてわるくはいが、CDばん製造せいぞう業界ぎょうかいとアーティストの将来しょうらいけられている関心かんしん度合どあいにバランスがられていない現状げんじょう注目ちゅうもくし、メジャーでなくても、ハートのあるすぐれた音楽おんがく企画きかく制作せいさくから生産せいさん販売はんばいいたるまで可能かのうであることを証明しょうめいするため、あえてインディーズからリリースしている。また、インディーズで活躍かつやくしているアーティストにもっと真剣しんけん著作ちょさくけんんでしいとのねがいもある。かといってメジャーをすべ拒否きょひしているわけではない。実際じっさい、3まいのアルバムはメジャーから発売はつばいされている。

活動かつどう停止ていし再開さいかい

[編集へんしゅう]

かくメンバーのソロ活動かつどう専念せんねんとバンドとしての目的もくてき大方おおかたたせたとして2002ねん12月31にちおこなわれたカウントダウンライブで活動かつどう休止きゅうし宣言せんげんした。以降いこう短期間たんきかんであるが「TRIPLE東京とうきょう」と名乗なの活動かつどうしていたが、メンバーについては、田辺たなべ公式こうしきサイトで、芳野よしの・シンシア(シュンケイ(Crystal Kay母親ははおや))・坂本さかもと岡本おかもと田辺たなべとしているが、坂本さかもと公式こうしきサイトには、岡本おかもと田辺たなべ芳野よしの坂本さかもと山本やまもとはじめ掲載けいさいされ、岡本おかもとはファンの質問しつもん(ファンサイトに掲載けいさい)にたいし、芳野よしの坂本さかもと田辺たなべ岡本おかもとこたえており、解釈かいしゃくがそれぞれことなっている。

その、メンバーをえて再開さいかいするも、桑名くわな死去しきょにより再度さいど停止ていしになる。公式こうしきなアナウンスはいが現在げんざい解散かいさん状態じょうたいにある。

参考さんこう

[編集へんしゅう]
  • 不良ふりょう親父おやじのボランティア」-桑名くわな正博まさひろちょ 講談社こうだんしゃ

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]