大阪 湾
ランドサット7 |
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概説
自然 環境
しかし、
また、
歴史
交易 の海
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- 1173
年 平清盛 が大輪田 泊 (現在 の神戸 港 )を改修 - 1868
年 大阪 港 及 び神戸 港 が開港 - 1966
年 ポートアイランド着工 - 1994
年 関西国際空港 が開港 - 1998
年 明石海峡大橋 が供用 開始 - 2006
年 神戸 空港 が開港
景勝 地
工業 地帯 と将来
交通
環境 問題
海底 の環境
- 1970 - 1980
年代 にかけて埋 め立 てなどの理由 で海底 の土砂 が大量 に削 られたため海底 に窪地 ができている。この窪地 は湾内 に十 数 個 あり、面積 は最大 で約 126ヘクタール、深 さは約 12メートルに及 ぶ。近年 、ここから浮上 する酸素 濃度 の低 い海水 などが原因 となって青 潮 の被害 が発生 しているため、大阪 府 は阪神 港 の浚渫 で生 じる土砂 で埋 めもどすことを検討 している[22]。 海面 の浮遊 ゴミ撤去 など大阪 湾 の環境 保全 は進 んでいるが、古 くからの工業 都市 である大阪 から流 れ出 した有害 物質 はヘドロとなって水底 に堆積 しており[23](詳細 は「底 質 汚染 」を参照 )、かつてはダイオキシン類 の底 質 環境 基準 の超過 が湾内 各地 であったが、現在 は徐々 に低減 している(調査 地点 の一 つである神崎川 河口 では2004年 まで環境 基準 (150pg-TEQ/g)を超過 していたが、2005年 は環境 基準 以下 の100pg-TEQ/gとなった)[24]。ただし、大阪 湾 に流入 する水質 の改善 に比 べて大阪 湾 の水質 の改善 が遅 れているのは、底 質 汚染 が要因 の一 つとされている(大阪 市 港湾 部 や神戸 遠矢浜 の底 質 汚染 が調査 され測定 結果 が公開 されている[25])。大阪 湾 の海底 環境 は全国 的 に見 て悪 い状態 にあり、2007年 から2008年 に行 なった環境省 の調査 では推定 で1平方 キロメートル当 たり約 210キログラムものゴミが沈 んでいることがわかった[26]。
大阪 湾 の水質
環境 基本 法 (環境省 ,1993) に基 づく利用 目的 の適応 性 に応 じた海域 別 の類型 指定 がなされ、それぞれCOD基準 値 が定 められている。湾口 部 から湾 奥 部 に向 かって A、B、C の順 で 3類型 が指定 され、それぞれのCOD基準 値 は、水浴 、自然 環境 保全 を利用 目的 としたA類型 では 2 mg/L、工業 用水 を利用 目的 としたB類型 では 3mg/L、環境 保全 を利用 目的 とした C類型 では 8 mg/Lとされた。大阪 湾 の沿岸 域 における水質 の変動 傾向 については、過去 約 20年 で全 窒素 、全 リンともに減少 傾向 にあるにもかかわらず、COD は低下 していないことが報告 されている(藤原 ,2014;環境省 ,2019;大阪湾 再生 推進 会議 ,2021;藤原 ほか,2021)。このような現象 は総量 規制 が行 われてきた他 の沿岸 域 にもみられる現象 であるが,いずれも決定的 な原因 は明 らかになっていない。総量 規制 の効果 は、大阪 湾内 全体 で一様 に進行 するのではなく、河川 からの負荷 の影響 が海域 によって、また、COD、窒素 、リンそれぞれによっても異 なって発現 し、それには湾内 における内部 生産 が影響 していることが示唆 されている[27]。
合流 式 下水道 越 流水 問題
災害 リスク
沿岸 の自治体
脚注
注釈
- ^
表示 環境 によっては文字 がずれることがある。 - ^
和歌山 市 の田倉崎 と淡路島 の生石鼻 を結 ぶ線 。 - ^
淡路島 の松帆 崎 と明石 市 の朝霧 川 河口 左岸 を結 ぶ線 。 - ^
兵庫 県 ・大阪 府 ・和歌山 県 - ^
大阪 湾 再生 推進 会議 :内閣 官房 都市 再生 本部 事務 局 、国土 交通省 、農林水産省 、経済 産業 省 、環境省 、大阪 府 などの沿岸 自治体 。 - ^
西 から時計 回 りに神戸 港 、尼崎 西宮 芦屋 港 、大阪 港 、堺 泉北 港 、阪南 港 など。 - ^ ポートアイランドや
六甲 アイランド、夢 洲 、舞 洲 、咲 洲 など。 - ^
大阪湾 フェニックスセンター - ^
大阪 海 遊 館 やユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど。 - ^
沿岸 の人口 が多 く、埋 め立 てなど地形 の破壊 もふくめた経済 活動 も活発 である。 - ^
昭和 48年 以降 の瀬戸内海 全体 の埋 め立 て地 の総 面積 の半分 近 くが大阪 湾 にあるとされ、本来 の藻 場 や干潟 や自然 海岸 のほとんどが失 われたとされる。 - ^ セミクジラなどのヒゲクジラ
類 やシャチやイルカやスナメリ。 - ^ サメやクロマグロなど。
- ^
小型 で背 びれを持 たないイルカであり、瀬戸内海 全体 で激減 したとされる。 - ^ 迷入、
捕獲 、混 獲 、漂着 など。 - ^ ナガスクジラやマッコウクジラの
漂着 事例 の2つは大阪 市立 自然 史 博物館 に骨格 標本 が展示 されている。 - ^
通常 はオホーツク海 や北極圏 にしか生息 しないホッキョククジラが1969年 に淀川 の河口 で捕獲 されており、これは同種 の迷入では世界 最南端 の記録 であり、生体 の記録 は国内 初 確認 であった。
出典
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