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桑名くわな正博まさひろ

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桑名くわな 正博まさひろ
別名べつめい
  • 桑名くわな 将すすむ大だい
  • 桒名 正博まさひろ
  • 𥸮名めい 正博まさひろ
生誕せいたん (1953-08-07) 1953年ねん8月がつ7日にち
出身しゅっしん地ち 日本の旗 日本にっぽん・大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し天王寺てんのうじ区く
死没しぼつ (2012-10-26) 2012年ねん10月26日にち（59歳さい没ぼつ）
学歴がくれき 甲南こうなん高等こうとう学校がっこう（兵庫ひょうご県けん）中退ちゅうたい
ジャンル
職業しょくぎょう
活動かつどう期間きかん 1971年ねん - 2012年ねん
レーベル
事務所じむしょ レムミュージック
共同きょうどう作業さぎょう者しゃ THE TRIPLE X

桑名くわな 正博まさひろ（くわな まさひろ、旧きゅう芸名げいめい：桑名くわな 将すすむ大だい・桒名 正博まさひろ、𥸮名めい正博まさひろ、1953年ねん〈昭和しょうわ28年ねん〉8月がつ7日にち - 2012年ねん〈平成へいせい24年ねん〉10月26日にち）は、日本にっぽんの歌手かしゅ、俳優はいゆう、タレント、実業じつぎょう家か。

略歴りゃくれき[編集へんしゅう]

1953年ねん、1830年ねん創業そうぎょうの廻船かいせん問屋とんや「桑くわ文ぶん」（後のちに桑名くわな興業こうぎょうに改称かいしょう、倒産とうさん廃業はいぎょう）の7代目だいめの跡取あととりとして生うまれる。家庭かていには女中じょちゅうが2名めいおり、両親りょうしんと妹いもうとの4人にん家族かぞくだが700坪つぼの邸宅ていたくで育そだった。1957年ねん、勝山かつやま幼稚園ようちえん入園にゅうえん。1960年ねん、大阪おおさか市立しりつ住吉すみよし小学校しょうがっこう入学にゅうがく。1967年ねん、兵庫ひょうご県けん芦屋あしや市しの甲南こうなん中学校ちゅうがっこう入学にゅうがく。1969年ねん、大阪おおさか市立しりつ阪南はんなん中学校ちゅうがっこうへ転校てんこう。1970年ねん、大阪おおさか万博ばんぱくでアルバイトをしたことを契機けいきにサンフランシスコへ移住いじゅうする。

1971年ねんに帰国きこくしてファニー・カンパニーを結成けっせいした。1972年ねんに「スウィートホーム大阪おおさか」でデビューした。1973年ねん『ファニー・カンパニー』及および1974年ねん『ファニー・ファーム』と2枚まいのアルバムを残のこして同年どうねん解散かいさんした。桑名くわな正博まさひろバンド、加賀かがテツヤ、山本やまもと翔しょうと結成けっせいしたユグドラジルの名義めいぎでキングレコードからリリースされたオムニバスアルバム『イントロダクション』に参加さんかした。

1975年ねんにソロ活動かつどうを開始かいしし、1976年ねん、RCAからアルバム『Who are you?』をリリース。1977年ねん、当時とうじのRCAの担当たんとうディレクターだった小杉こすぎ理さとし宇造の紹介しょうかいで筒美つつみ京平きょうへいと出逢であう。筒美つつみは作詞さくしに松本まつもと隆たかしを指名しめい。同年どうねん6月がつに二に人にんの作品さくひん『哀愁あいしゅうトゥナイト』がリリース。その後ごも『サード・レディー』など松本まつもと・筒美つつみコンビによるシングルのリリースを続つづける。

1977年ねん9月に大麻たいまとコカインの使用しようで書類しょるい送検そうけんされた。コカイン常用じょうようの証拠しょうこ隠滅いんめつを図はかったことで10月がつ12日にちに麻薬まやく取締とりしまり法ほう違反いはん容疑ようぎで逮捕たいほされ[2]、懲役ちょうえき2年ねん執行しっこう猶予ゆうよ3年ねんの有罪ゆうざい判決はんけつを受うけた[3]。

1979年ねん発売はつばいのカネボウ化粧けしょう品ひんキャンペーンソング『セクシャルバイオレットNo.1』は、チャート1位いを獲得かくとくする大だいヒットを記録きろく。代表だいひょう作さくのひとつとなる。いわゆる「ロック歌謡かよう」と呼よばれたジャンルがブームだったのもこの頃ころである

1980年ねん3月5日にちにアン・ルイスと挙式きょしきし、10日とおかに結婚けっこんを発表はっぴょうした[4]。

1981年ねん4月がつ、芸名げいめいを桑名くわな正博まさひろから桑名くわな将すすむ大だいへ改名かいめい[5]。読よみは同おなじ。

1981年ねん9月がつ29日にちに、モデルをしていた19歳さいの女性じょせいファンへの強制きょうせいわいせつ致傷ちしょう容疑ようぎで逮捕たいほされるが[5][6]、示談じだんが成立せいりつして、不ふ起訴きそ処分しょぶんとなる[7]。

同年どうねん12月がつ25日にちに、大阪おおさか府警ふけい生活せいかつ課かと豊中とよなか警察けいさつ署しょから、9月に大阪おおさかの実家じっかで開ひらいた大麻たいまパーティーで大麻たいまを使用しようした大麻たいま取締とりしまり法ほう違反いはん容疑ようぎで取とり調しらべを受うけ、容疑ようぎを認みとめる供述きょうじゅつをする[3]。

1984年ねんに、アン・ルイスと離婚りこん[8][9]。

東京とうきょうに拠点きょてんを置おいて芸能げいのう活動かつどうをしていたが、芸能げいのう活動かつどうを陰かげで支ささえ続つづけた父ちちの没後ぼつご、遺志いしを継つぎ1990年ねんから家業かぎょうを継つぐために出身しゅっしん地ちの大阪おおさかに拠点きょてんを戻もどした。「桑名くわな興業こうぎょう」は江戸えど時代じだいから続つづく廻船かいせん問屋とんやで、桑名くわな正博まさひろは七なな代目だいめとなる。港湾こうわん荷役にやく、建設けんせつ業ぎょう、倉庫そうこ業ぎょうを営いとなむ中堅ちゅうけん企業きぎょうで、一時いちじゴルフ場じょうの経営けいえいもしていた。

1998年ねんから2002年ねんまでは「THE TRIPLE X」というバンドを中心ちゅうしんにして活動かつどう。その後ごはしばらく活動かつどう休止きゅうししていたが、2009年ねん8月がつ以降いこう、桑名くわな・芳野よしの以外いがいのメンバーを入いれ替かえてライブを行おこなっている。2000年ねん5月、桑名くわな興業こうぎょう社長しゃちょうに就任しゅうにん。社長しゃちょう業ぎょうが多忙たぼうなため、東京とうきょうでの芸能げいのう関係かんけいの仕事しごとはほとんどせず、大阪おおさか中心ちゅうしんに活動かつどう。しかし、バブル崩壊ほうかいの煽あおりを受うけ会社かいしゃは危機ききを迎むかえており、桑名くわなが引ひき継ついだ時ときには、すでに手遅ておくれの状態じょうたいであった。700坪つぼの豪邸ごうていを売うり払はらって（現在げんざいは、グランドメゾン晴明せいめい丘おか）も立たて直なおしがきかず倒産とうさんしている。

2003年ねん10月に吉本興業よしもとこうぎょう入はいり。

2006年ねん、静しずかな生活せいかつがしたい、と軽井沢かるいざわへ転居てんきょする。

2012年ねん7月がつ15日にち早朝そうちょうに大阪おおさか市内しないの自宅じたくで脳幹のうかん出血しゅっけつにより倒たおれ、大阪おおさか市し住之江すみのえ区くの友愛会ゆうあいかい病院びょういんに緊急きんきゅう搬送はんそうされたが、意識いしき不明ふめいの重体じゅうたいとなる[10]。

ゲスト出演しゅつえんした『ライオンのごきげんよう』が7月がつ20日はつかに放映ほうえいされ、7月がつ11日にちに収録しゅうろくされたものである旨むねが表示ひょうじされた。3回かいの出演しゅつえん予定よていだったが、残のこり2回かいは7月がつ18日にちに収録しゅうろく予定よていだったため、出演しゅつえんはこの回かいきりとなった[11]。

8月がつ2日にちに、入院にゅういん先さきの病院びょういんで長引ながびく闘病とうびょう生活せいかつに耐たえるため気道きどうに注入ちゅうにゅうされた人工じんこう呼吸こきゅう器きを外はずし、気管きかん切開せっかいの手術しゅじゅつを受うけた[12]。長ながらく意識いしき不明ふめいの状態じょうたいであったが、10月26日にち午前ごぜん11時じ44分ふんに心不全しんふぜんのため死去しきょ[13]。59歳さい没ぼつ。

葬儀そうぎ・告別こくべつ式しきは10月30日にちに大阪おおさか市し阿倍野あべの区く内うちの葬儀そうぎ場じょうで行おこなわれ、約やく700人にんが参列さんれつし、原田はらだ喧やかまし太ふとが弔辞ちょうじを読よんだ。出棺しゅっかん後ご、巨大きょだいな遺影いえいを掲かかげた白しろいベンツGクラスのオープンカーに続つづき桑名くわなの棺かんを乗のせたリンカーンの霊柩車れいきゅうしゃが御堂筋みどうすじを走はしる。5,000人にん余あまりの大阪おおさか市民しみんや橋下はしもと徹とおる市長しちょうらに見送みおくられ、市内しない南部なんぶにある瓜破うりわり斎場さいじょうで荼毘だびに付ふされた。法名ほうみょうは、明月めいげつ院いん釋しゃく響ひびき流りゅう（みょうげついんしゃくこおる）。

人物じんぶつ[編集へんしゅう]

実業じつぎょう家かとして[編集へんしゅう]

2000年ねん以降いこうの本業ほんぎょうは家業かぎょうである桑名くわな興業こうぎょうの社長しゃちょうを務つとめ、音楽おんがく活動かつどうはチャリティなども含ふくめ、マイペースではありながらも地道じみちに行いっていた。

俳優はいゆう・タレントとして[編集へんしゅう]

俳優はいゆうとしては、1980年ねんに根津ねづ甚八じんぱち、大竹おおたけしのぶと共演きょうえんした『恋人こいびとたち』(TBS) で根津ねづの不良ふりょうの弟おとうと"ロク"役やくなどで強つよい印象いんしょうを残のこし、その他たドラマでは大阪おおさか弁べんをしゃべる気きさくな役柄やくがらが多おおい。1983年ねん、横山よこやまやすし主演しゅえんの映画えいが『唐獅子からじし株式会社かぶしきがいしゃ』にインテリヤクザ役やくで、1991年ねんには『新しん極道ごくどうの妻つまたち』で助演じょえん。横山よこやまや桑名くわなと酒席しゅせきをともにした原作げんさく者しゃの小林こばやし信彦のぶひこは後年こうねん、著書ちょしょ『天才てんさい伝説でんせつ 横山よこやまやすし』で、桑名くわなを温厚おんこうで礼儀れいぎ正ただしい青年せいねんとして好意こうい的てきに描写びょうしゃしている。「チャオチャオたこかいな」で大地だいち真央まおと共演きょうえんした。タレントとしてコメンテーターやリポーターなど、幅広はばひろい活躍かつやくを続つづけた。

社会しゃかい活動かつどうなど[編集へんしゅう]

荒あらっぽい言動げんどうや、不祥事ふしょうじによる逮捕たいほで騒さわがれたことから破天荒はてんこうなイメージが先行せんこうするが、実際じっさいは行動こうどう的てきな社会しゃかい活動かつどう家かとして多おおくの足跡あしあとを残のこし、障害しょうがいのある子供こどもらへ支援しえん事業じぎょうや、海外かいがいの戦地せんちの子供こどもたちへ支援しえん活動かつどうやチャリティー或あるいは捨すて犬けんの里親さとおや探さがしの財団ざいだんを設立せつりつするなど地道じみちな活動かつどうを約やく20年ねん続つづけた。晩年ばんねんの音楽おんがく活動かつどうは社会しゃかい貢献こうけん活動かつどうのために行いっている傾向けいこうが強つよかった。本人ほんにんのシャイな性格せいかくに加くわえ、売名ばいめい行為こういと中傷ちゅうしょうされることを嫌きらって社会しゃかい活動かつどうを行おこなっていることを積極せっきょく的てきにアピールすることはなかったものの、生前せいぜんの桑名くわなのその姿勢しせいや活動かつどうに賛同さんどうした西城さいじょう秀樹ひでき、松本まつもと孝弘たかひろ、河村かわむら隆一りゅういちなど多数たすうの歌手かしゅ仲間なかまや芸能人げいのうじんが桑名くわなのチャリティー活動かつどうに協力きょうりょくしていた。

家族かぞく[編集へんしゅう]

妹いもうとは同おなじくミュージシャンである桑名くわな晴子はるこ。若わかい頃ころから非常ひじょうに仲なかが良よく、お互たがいライブなどに参加さんかしデュエットすることも多おおかった。

桑名くわなには2人ふたりの息子むすこがおり、アン・ルイスとの間あいだに1981年ねん5月がつ8日にち生うまれの長男ちょうなん・美び勇士ゆうし、離婚りこん後ご再婚さいこんした桑名くわな栄子えいこ[14]との間あいだに1988年ねん2月がつ28日にち生うまれの二男じなん・桑名くわな錬ねがいる。2人ふたりの息子むすことも父ちち同様どうようミュージシャン活動かつどうをしている。

2011年ねん10月がつ31日にち、美よし勇士ゆうしに娘むすめが誕生たんじょうした。桑名くわなにとっても、元もと妻つまのアン・ルイスにとっても初孫はつまごとなった。

エピソード[編集へんしゅう]

  • 甲南こうなん中学校ちゅうがっこう2年ねんの時とき引ひきこもりになり、義務ぎむ教育きょういくであるにも拘かかわらず留年りゅうねんを経験けいけん。のちに退学たいがく処分しょぶんを受うけ、公立こうりつの中学校ちゅうがっこうに移うつってから卒業そつぎょう。高校こうこうから再ふたたび甲南こうなんに進すすんだが、入学にゅうがく式しきだけ出席しゅっせきして中退ちゅうたいした[7]。
  • 1970年代ねんだい初はじめに活動かつどうしたファニー・カンパニーは、当時とうじ「東ひがしのキャロル、西にしのファニカン」と呼よばれ人気にんきを博はくした。これを仕掛しかけたのは内田うちだ裕也ゆうやという。しかし「プロとしてやっていくんだ!」「これで成なり上あがるんだ!」という意識いしきの強つよいキャロルと比くらべて、ファニカンのメンバーは桑名くわなも含ふくめてみなノンポリでフラフラしていて「思おもい出でを作つくって20歳さいで辞やめよう」と考かんがえていたため、ライバル扱あつかいされたことは「（キャロルに）ちょっと悪わるいような気きがした」という。イベントで一緒いっしょになった時とき、ぎゅうぎゅう詰つめの中古ちゅうこのスバル360で会場かいじょうに向むかうキャロルを、ファニカンの医者いしゃの息子むすこだったメンバーの真まっ赤かなポルシェで追おい抜ぬいていたという。仕事しごとが一緒いっしょになった時とき、矢沢やざわ永吉えいきちから「お前まえは甘あまい」、酔よった勢いきおいで「成なり上あがりがどうの」と言いわれたため、「そんな金かね持もってて使つかい方かたがわかんないんだったら、俺おれが使つかってやる!」とケンカになったことがあるという[7]。
  • 「セクシャルバイオレットNo.1」がヒットし日本にっぽん各地かくちをコンサートでまわっていた頃ころに俳優はいゆうの陣内じんない孝則たかのりが「ザ・ロッカーズ」のボーカルとして 前座ぜんざをつとめていた。
  • 吉田よしだ豪つよしのインタビュー『人間にんげんコク宝たから』（2004年ねん、コアマガジン）で桑名くわなは「ファニカンのメンバーはみんなドラッグをやっていた」「大阪おおさか万博ばんぱくのときにみんな持もち込こんでた。毎日まいにちどっかのパビリオンが主催しゅさいでパーティーやってて、カナダ館かんのコンパニオンとかとパーティーをやるとドラッグが回まわってきた」ブレイク直前ちょくぜんで逮捕たいほされたときは「なぜ今いまごろ?と思おもった」「ドラッグで死しにかけた」などと話はなしている[7]。
  • LIVEなどステージ活動かつどう中ちゅうには最もっとも長ながくパートナーを組くんだキーボード奏者そうしゃの小島こじま良りょう喜きにトーク面めんで頼たよることが多おおく、「コジやん」「コジマ」「小島こじま良りょう喜き」など、やたらと彼かれを呼称こしょうすることが多おおかった。
  • クチ癖へきとして「今日きょうも二日酔ふつかよいやわ〜」「時間じかんのロスや!」などが有ある。「時間じかんのロスや!」は2008年ねん7月がつ6日にち放送ほうそうの『行列ぎょうれつのできる法律ほうりつ相談そうだん所しょ』に出演しゅつえんした際さい、島田しまだ紳助しんすけから「アン・ルイスさんとは会あわないんですか?」「会あいづらい?」と桑名くわな自身じしん一番いちばん触ふれられて欲ほしくないことを尋たずねられ、答こたえに詰つまり、つい出でたオヤジギャグのダジャレが思おもいのほか世間せけんに広ひろまってしまい、自分じぶんでもそれを認識にんしきして事ことあるごとに言いうようになった。
  • Flashを使つかってホームページを作つくるなどパソコンやプログラミングに精通せいつうしていた為ため、ホームページやYouTubeへの動画どうが投稿とうこうや編集へんしゅうなどはほとんど自分じぶん自身じしんでこなしていたという。
  • 自身じしんのサイトではmo-jaと名乗なのっている。由来ゆらいは、「その昔むかし、KinKi Kidsの堂本どうもと剛つよしが大阪おおさかで深夜しんや番組ばんぐみをやってて、「先輩せんぱいをニックネームで呼よぼう」とかいう企画きかくをやっててね。たとえば「桑名くわなさん」って呼よんだら堅かたいし、まさか「桑名くわな!」とは呼よばれへんし、とかでニックネームつけようって。呼よび方かたは堂本どうもとが考かんがえるんやけど、その頃ころ、僕ぼく、1回かいドレッドヘアーやっててんけど、その後ご、伸のばしてグチュグチュグチュッてカーリーになってる時ときで（笑）…。そしたら彼かれが「桑名くわなさん、頭あたまもじゃもじゃやから、（もじゃ）!」ていう話はなしで（もじゃ）になってんね。その後ごで家いえの近ちかく歩あるいてたりすると、中学生ちゅうがくせいくらいの子こに「あっ、もじゃだ〜!」であんまり言いわれるんで、ほんだら（まさやん）はよーけおるし、ハンドルネームもmo-ja（もじゃ）にしよっていうことになったんです」と桑名くわな自身じしんが話はなしている。
  • 2010年ねん9月がつ頃ごろからTwitterにはまり、頻繁ひんぱんに家族かぞくや知人ちじんと連絡れんらくを取とり合あっていたこともあり、ブログや個人こじんサイトはあまり更新こうしんしていなかった。
  • 島田しまだ紳助しんすけがまだ売うれていない頃ころから目めをかけており、紳助しんすけがビッグネームになった後のちも、飲のみに誘さそった帰かえり際ぎわに紳助しんすけの付つき人びとにタクシー代だい5,000円えんを渡わたしてくれたと紳助しんすけが語かたっている。
  • 現在げんざいの音楽おんがく界かいにおいて、『「どんな曲きょくですか?」と言いわれるより、まず「どこのレコード会社かいしゃですか?」と言いわれる」』というレーベルがイニシアティブをとる現状げんじょうを危惧きぐしていた。
  • 1978年ねん発売はつばいのアルバム『テキーラ・ムーン』に収録しゅうろくされた楽曲がっきょく「月つきのあかり」は、大阪おおさかではカラオケの定番ていばん曲きょくとなるなど知名度ちめいどが高たかい[15]。
  • 大だいの犬いぬ好すきであり、軽井沢かるいざわの住居じゅうきょではフレンチブルドッグをはじめ、多数たすうの犬いぬと共ともに生活せいかつしていた。
  • 1970年代ねんだいはちりちりパーマの長髪ちょうはつ、1980年代ねんだい以降いこうは口くちひげがトレードマークだった。2000年代ねんだいに入はいりヒゲを落おとし、金髪きんぱつがトレードマークとなっていたが、2008年ねん7月がつ6日にち放送ほうそうの『行列ぎょうれつのできる法律ほうりつ相談そうだん所しょ』に出演しゅつえんした際さいは、総そう白髪はくはつにひげ姿すがたで登場とうじょうした。
  • 外車がいしゃ好すきはよく知しられており、デビュー当時とうじからカマロなどアメ車しゃをよく運転うんてんしていたという。なお晩年ばんねんはゲレンデヴァーゲンをマネージャーを兼かねる夫人ふじんが運転うんてんし移動いどうすることが多おおかった。
  • 「セクシャルバイオレットNo.1」が大だいヒットしコンサートの多おおかった頃ころには最もっとも痩やせており 身長しんちょう178cm[16]にして体重たいじゅうが55kg程度ていどしかなかった。本人ほんにん曰いわく、カマキリのようだった。しかし30代だいに入はいってからは暴飲ぼういん暴食ぼうしょくがたたって太ふとってしまい、30代だい後半こうはんから40代だいにかけてはもう少すこしで90kgに届とどこうというところまでいった。その後ご40代だい後半こうはんから体重たいじゅうを落おとし70kg半なかば程度ていどを維持いじ。50歳さいを過すぎてから更さらにダイエットを意識いしきし、五穀ごこく米べい中心ちゅうしんの食事しょくじで68kgまで痩やせた。
  • 桑野くわの信義のぶよしと名前なまえが似にているため、混同こんどうされることがしばしばある。

所属しょぞく事務所じむしょ[編集へんしゅう]

ウエストポイント（'70年代ねんだい） → MO AGENCY（'80年代ねんだい） → デンミュージック（'90年ねん前後ぜんこう） → オフィスクワナ（'90年代ねんだい） → アベノス（'90年代ねんだい後半こうはん - ） → 吉本興業よしもとこうぎょう（2003年ねん10月がつ - ） → レムミュージック（晩年ばんねん）

ディスコグラフィー[編集へんしゅう]

シングル[編集へんしゅう]

発売はつばい日び 規格きかく品番ひんばん 面めん タイトル 作詞さくし 作曲さっきょく 編曲へんきょく
RCA
1976年ねん7月がつ RVS-506 A 真夜中まよなか列車れっしゃ第だい2便びん 松本まつもと隆たかし 桑名くわな正博まさひろ 桑名くわな正博まさひろ・Ghost Town People
B 馬鹿ばかな男おとこのR&R 下田しもだ逸郎いつお
1977年ねん6月がつ5日にち RVS-516 A 哀愁あいしゅうトゥナイト 松本まつもと隆たかし 筒美つつみ京平きょうへい 萩田はぎた光雄みつお
B さよならの夏なつ
1978年ねん7月がつ5日にち RVS-535 A 薔薇ばらと海賊かいぞく 鈴木すずき茂しげる・船山ふなやま基紀もとき
B 満潮まんちょう
1978年ねん11月25日にち RVS-542 A サード・レディー 桑名くわな正博まさひろ&Tear Drops+戸塚とつか修おさむ
B テキーラ・ムーン 桑名くわな正博まさひろ&Tear Drops
1979年ねん4月がつ21日にち RVS-549 A スコーピオン
B 俺おれたちに明日あしたはない
1979年ねん7月がつ21日にち RVS-552 A セクシャルバイオレットNo.1[注ちゅう 1][注ちゅう 2] 桑名くわな正博まさひろ&Tear Drops+戸塚とつか修おさむ
B You're my baby
1979年ねん12月1日にち RVS-554 A THE SUPER STAR 桑名くわな正博まさひろ&Tear Drops+鈴木すずき茂しげる
B スポーツ・ウーマン 桑名くわな正博まさひろ&Tear Drops+戸塚とつか修おさむ
1980年ねん5月がつ1日にち RVS-561 A ダーティーヒーロー　[注ちゅう 3] 下田しもだ逸郎いつお 桑名くわな正博まさひろ 桑名くわな正博まさひろ&Tear Drops
B ミステリアス[注ちゅう 3] 難波なんば丞すすむ辰たつ
1980年ねん10月がつ5日にち RHS-504 A ロンリネス[注ちゅう 4] 筒美つつみ京平きょうへい 桑名くわな正博まさひろ&Tear Drops+萩田はぎた光雄みつお
B SILENT DAYS 桑名くわな正博まさひろ&Tear Drops+戸塚とつか修おさむ
1981年ねん3月がつ5日にち RHS-513 A 追跡ついせきハートエイク[注ちゅう 5] 糸井いとい重しげる里さと 桑名くわな正博まさひろ 桑名くわな正博まさひろ・萩田はぎた光雄みつお
B TO THE SUN[注ちゅう 6] 下田しもだ逸郎いつお 桑名くわな正博まさひろ・難波なんば正司せいじ・萩田はぎた光雄みつお
AIR RECORDS
1985年ねん7月がつ21日にち RAL-4505 A FOLLOW YOUR HEART Peter Carr Rafelson 小島こじま良りょう喜き
B1 MAKE IT UP Peter Carr Rafelson・Mitch Kaplan
B2 STAY THE NIGHT Mitch Kaplan
1986年ねん5月がつ21日にち RAS-542 A 風かぜを愛あいして 山口やまぐち洋子ようこ 大野おおの雄二ゆうじ
B 揺ゆれる女おんな
MOON RECORDS
1988年ねん2月がつ10日とおか MOON-757 A 10 Years After 松尾まつお由紀夫ゆきお 桑名くわな正博まさひろ 芳野よしの藤丸ふじまる
B 悲かなしみに堕おちたまま(Close to My Heart) Martin Briley・Sue Shiffrin
1988年ねん11月28日にち MOON-769 A 月つきのあかり 下田しもだ逸郎いつお 桑名くわな正博まさひろ 芳野よしの藤丸ふじまる
B レイダウンベイサイド 安藤あんどう芳彦よしひこ 芳野よしの藤丸ふじまる

アルバム[編集へんしゅう]

  1. Who are you?（1976年ねん7月がつ5日にち）
  2. マサヒロ・II（1977年ねん7月がつ5日にち）
  3. テキーラ・ムーン（1978年ねん7月がつ5日にち）
  4. ロード・マシーン（1979年ねん1月がつ25日にち）
  5. KUWANA No.5（1979年ねん6月がつ21日にち）
  6. コミュニケーション（1979年ねん12月16日にち）「セクシャルバイオレットNo.1」収録しゅうろく、オリコンBEST10入いり。
  7. TEAR DROPS（1980年ねん6月がつ21日にち）
  8. ROCK’N SOUL SPECIAL（1981年ねん）ミニ・アルバム
  9. MILLER DR.（1981年ねん11月21日にち）
  10. ウーマニアック（1983年ねん）
  11. KUWANA（1988年ねん2月がつ25日にち）
  12. IT'S ONLY LOVE（1988年ねん11月28日にち）
  13. For Paradise（1989年ねん9月がつ10日とおか）
  14. 百ひゃく万まん人にんに一人ひとりの女おんな（1992年ねん6月がつ25日にち）
  15. マハロ（1996年ねん3月がつ25日にち）ミニ・アルバム
  16. for Angels（1996年ねん12月9日にち）
  17. ディア・マイ・フレンド（2005年ねん6月がつ29日にち）ライブ・アルバム

主おもなベスト・アルバム[編集へんしゅう]

  1. Indian Poker - Scene 1972 〜1987（LPは1986年ねん3月がつ5日にち・CDは15日にち）
  2. NEW BEST（1994年ねん11月23日にち）
  3. セクシャルバイオレットNo.1〜桑名くわな正博まさひろ RCA BEST COLLECTION（1999年ねん4月がつ21日にち）
  4. GOLDEN☆BEST 桑名くわな正博まさひろ〜RCA/AIR YEARS（2005年ねん4月がつ20日はつか）
  5. 桑名くわな正博まさひろ35周年しゅうねんBEST「Masahiro Kuwana Tracks on」（2008年ねん1月がつ23日にち）
  6. GOLDEN☆BEST 桑名くわな正博まさひろ -MASAYAN 40Years-ロード・マシーン（2012年ねん11月14日にち）

出演しゅつえん[編集へんしゅう]

映画えいが[編集へんしゅう]

テレビドラマ[編集へんしゅう]

オリジナルビデオ[編集へんしゅう]

  • 野獣やじゅう伝説でんせつ（1993年ねん、原作げんさく：真樹まき日にち佐さ夫おっと、SHSプロジェクト） - 主演しゅえん・海江田かいえだ仁ひとし
  • 極道ごくどうの紋章もんしょう5-20（2008年ねん - 2013年ねん、ミュージアム） - 神戸こうべ 沖田おきた連合れんごう本部ほんぶ長ちょう 風間かざま組ぐみ組長くみちょう 風間かざま将兵しょうへい
  • 難波なんば金融きんゆう伝でん ミナミの帝王ていおう 恐喝きょうかつ(おどし)のサイト（2004年ねん、ケイエスエス） - 森もり（詐欺さぎ集団しゅうだんのリーダー）
  • 九州きゅうしゅう激動げきどうの1520日にち 新しん・誠まことへの道みち（2009年ねん） - 二代目雄仁会二代目村富一家幹部古場組組長 古場こば茂喜しげき
  • 実録じつろく・悪漢あっかん（2009年ねん） - 三さん代目だいめ山路やまじ組ぐみ若わか頭あたま 地引じびき組ぐみ組長くみちょう 地引じびき芳雄よしお ※特別とくべつ出演しゅつえん
  • サムライ（2012年ねん、コンセプトフィルム） - 佐伯さえき

舞台ぶたい[編集へんしゅう]

ラジオ[編集へんしゅう]

CM[編集へんしゅう]

書籍しょせき[編集へんしゅう]

  • 武勇ぶゆう伝でん―男おとこは、誰だれのために、何なにを守まもるために戦たたかうのか（1997年ねん、ひらく）
  • 不良ふりょう親父おやじのボランティア（2000年ねん、講談社こうだんしゃ）

親交しんこうのあった人物じんぶつ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ カネボウ化粧けしょう品ひんキャンペーンソング。
  2. ^ オリコン1位い獲得かくとく。
  3. ^ a b 桑名くわな正博まさひろ&TEAR DROPS名義めいぎ。
  4. ^ TBS系けいドラマ「恋人こいびとたち」主題歌しゅだいか。
  5. ^ ブリヂストン・セダンスニーカー・イメージソング。
  6. ^ ’81第だい3回かいハンググライディング世界せかい選手権せんしゅけんテーマソング。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f “桑名くわな正博まさひろ(クワナマサヒロ)の情報じょうほうまとめ”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク株式会社かぶしきがいしゃ. 2021年ねん12月25日にち閲覧えつらん。
  2. ^ 「ロックの桑名くわなはコカイン」『中日新聞ちゅうにちしんぶん』1977年ねん10月14日にち付づけ
  3. ^ a b 「桑名くわなまた大麻たいま 妹いもうとらと回まわし飲のみ」『中日新聞ちゅうにちしんぶん』1981年ねん12月25日にち付づけ
  4. ^ 「桑名くわな正博まさひろさん アン・ルイスさん挙式きょしき」『中日新聞ちゅうにちしんぶん』1980年ねん3月がつ11日にち付づけ夕刊ゆうかん
  5. ^ a b 「桑名くわなまた"監獄かんごくロック" モデル嬢じょうに乱暴らんぼう…逮捕たいほ」『中日新聞ちゅうにちしんぶん』1981年ねん9月がつ30日にち付づけ
  6. ^ 「マンスリー・フェイス うわさの人ひと 桑くわ名将めいしょう大だいの巻まき」『噂うわさの眞相しんそう』1982年ねん10月がつ号ごう、p.48。桑名くわな将すすむ大だいインタビューより。
  7. ^ a b c d 吉田よしだ豪つよし『人間にんげんコク宝たから』コアマガジン、2004年ねん、pp.221-234。桑名くわな正博まさひろインタビュー。
  8. ^ 『週刊しゅうかん明星みょうじょう』1984年ねん3月8日にち号ごう
  9. ^ 『女性じょせいセブン』1984年ねん3月がつ8日にち号ごう
  10. ^ “桑名くわな正博まさひろさん逝ゆく 脳幹のうかん出血しゅっけつで意識いしき不明ふめい104日にち目め”. ORICON NEWS. 2022年ねん9月がつ7日にち閲覧えつらん。
  11. ^ 桑名くわな正博まさひろ「ごきげんよう」に“出演しゅつえん” 倒たおれる4日にち前まえに収録しゅうろく - スポーツニッポン （2012年ねん7月がつ20日はつか）
  12. ^ 桑名くわな正博まさひろが気管きかん切開せっかいの手術しゅじゅつ、数値すうち安定あんてい - デイリースポーツ（2012年ねん8月がつ2日にち）
  13. ^ “桑名くわな正博まさひろさん心不全しんふぜんで死去しきょwork=日刊にっかんスポーツ” (2012年ねん10月がつ26日にち). 2012年ねん10月がつ27日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2024年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  14. ^ “浮気うわき性せいだった桑名くわな正博まさひろさん　他人たにんには計はかり知しれない妻つまとの関係かんけい”. NEWSポストセブン. (2012年ねん11月2日にち). https://www.news-postseven.com/archives/20121102_152631.html 2018年ねん12月14日にち閲覧えつらん。 
  15. ^ 『週刊しゅうかん現代げんだい』2018年ねん10月がつ6日にち号ごう、134-137頁ぺーじ。
  16. ^ 『桑名くわな正博まさひろ』人物じんぶつ情報じょうほう[リンク切きれ]
  17. ^ 「今月こんげつのLOCO-CM」『広告こうこく批評ひひょう』第だい214号ごう、マドラ出版しゅっぱん、1998年ねん3月がつ1日にち、37頁ぺーじ、NDLJP:1852933/20。 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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