愛執あいしゅう

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日本語にほんご

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名詞めいし

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あい(あいしゅう)

  1. (もとは仏教ぶっきょう)あるものを、いつくしんで執着しゅうちゃくすること。さとさまたげとされる。
    • もとの夫婦ふうふみちへおかえりになって、一方いっぽうつく愛執あいしゅうねんらさせておあげになり、なおいちにち出家しゅっけ功徳くどく無量むりょうとされているのですから、もとにかえられたあともほとけをおたよりになされるがよろしいとわたしもうげます。(紫式部むらさきしきぶ 與謝野よさの晶子あきこわけ源氏物語げんじものがたり ゆめ浮橋うきはし』)
    • 健三けんぞうはもうすこしでつねはなし島田しまだにするところであった。しかし過去かこ無感覚むかんかく表情ひょうじょうしかゆうたない島田しまだかおは、何事なにごとおぼえていないようににぶかった。むかし憎悪ぞうおふる愛執あいしゅう、そんなものは当時とうじかねともかれしんからせてしまったとしかおもわれなかった。(夏目なつめ漱石そうせき道草みちくさ』)

関連かんれん

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動詞どうし

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