買春ばいしゅん

日本語にほんご

名詞めいし

買かい 春はる（ばいしゅん、かいしゅん^{語かたり誌し参照さんしょう}）

1. 多おおくの場合ばあい、男性だんせいが金銭きんせんを支払しはらって女性じょせいの貞操ていそうを買かうこと。場合ばあいにより行為こうい主体しゅたいや対象たいしょうの性せいが異ことなることもある。

対義語たいぎご

• 売春ばいしゅん

熟語じゅくご

• 売買春ばいばいしゅん

動詞どうし

活用かつようと結合けつごう例れい

買春ばいしゅん-する 動詞どうし活用かつよう表ひょう（日本語にほんごの活用かつよう）

サ行ぎょう変格活用へんかくかつよう
語幹ごかん	未然みぜん形がた	連用形れんようけい	終止しゅうし形がた	連体れんたい形がた	仮定かてい形がた	命令めいれい形がた
買春ばいしゅん	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各かく活用かつよう形がたの基礎きそ的てきな結合けつごう例れい

意味いみ	語形ごけい	結合けつごう
否定ひてい	買春ばいしゅんしない	未然みぜん形がた + ない
否定ひてい(古風こふう)	買春ばいしゅんせず	未然みぜん形がた + ず
自発じはつ・受身うけみ 可能かのう・尊敬そんけい	買春ばいしゅんされる	未然みぜん形がた + れる
丁寧ていねい	買春ばいしゅんします	連用形れんようけい + ます
過去かこ・完了かんりょう・状態じょうたい	買春ばいしゅんした	連用形れんようけい + た
い切いきり	買春ばいしゅんする	終止しゅうし形がたのみ
名詞めいし化か	買春ばいしゅんすること	連体れんたい形がた + こと
仮定かてい条件じょうけん	買春ばいしゅんすれば	仮定かてい形がた + ば
命令めいれい	買春ばいしゅんしろ 買春ばいしゅんせよ	命令めいれい形がたのみ

語かたり誌し

• 売春ばいしゅん行為こういにおいて買かう側がわ（男性だんせい）もまた不道徳ふどうとくであるという意識いしきからの造語ぞうごと想定そうていされる。1970年代ねんだいに「買春ばいしゅんツアー」「児童じどう買春ばいしゅん」などで使用しようされるようになるが、1981年ねん発行はっこうの『小学館しょうがくかん国語こくご大だい辞典じてん』（『日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん』の簡約かんやく版ばん）ではまだ掲載けいさいがなく、1991年ねん発行はっこう『広辞苑こうじえん第だい4版はん』において、「ばいしゅん」の読よみでの掲載けいさいが確認かくにんできる。
• 「かいしゅん」は、「ばいしゅん」では「売春ばいしゅん」と同音どうおんのため紛まぎらわしいことから1995年ねん頃ごろから使つかわれ始はじめた読よみ（『岩波いわなみ国語こくご辞典じてん』第だい６版はん 2000年ねん）。
• 現在げんざいでは、法律ほうりつ『児童じどう買春ばいしゅん、児童じどうポルノに係かかる行為こうい等とうの規制きせい及および処罰しょばつ並ならびに児童じどうの保護ほご等とうに関かんする法律ほうりつ(1999年ねん公布こうふ・施行しこう)』の読よみなどにも用もちいられている。

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中国ちゅうごく語ご

動詞どうし

買かい 春はる(mǎichūn 簡体字かんたいじ:买春)

1. (古いにしえ)酒さけを買かう。
2. (古いにしえ)春はるの景色けしきを楽たのしむ。
3. 売春ばいしゅん婦ふを訪たずねる。

対義語たいぎご

• 賣淫ばいいん
• 賣春ばいしゅん

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