太ふと常つね寺てら

太ふと常つね寺てら是ぜ中國ちゅうごく古代こだい掌てのひら管かん宗廟そうびょう祭祀さいし的てき機構きこう。

北きた齊ひとし

北きた齊ひとし始はじめ以太常つね寺てら為ため太ふとし常つね機構きこう之の稱しょう。

隋ずい

隋ずい、唐とう以後いご因いん之の，為ため卿きょう寺てら之の一いち。

唐とう代だい

唐とう代だい太ふと常つね寺てら下しも機構きこう甚多，有ゆう郊社、太ふとし廟びょう、諸しょ陵りょう、太ふと樂たのし、鼓吹こすい、太ふとし醫い、太ふとし卜ぼく、廩犧八はち個こ署しょ。

屬官ぞっかん

太ふと常つね寺てら設しつらえ官かん，都みやこ是ただし屬ぞく於士人じん會かい擔任たんにん的てき清せい要かなめ官かん。

• 卿きょう，一人ひとり。正せい三さん品ひん。為ため太ふと常つね寺てら的てき長官ちょうかん，掌てのひら禮樂れいがく郊廟社稷しゃしょく之の事こと及管理かんり太ふと常つね寺下てらした各署かくしょ。
• 少しょう卿きょう，二人ふたり。正せい四よん品ひん上じょう。太ふと常つね寺てら的てき副ふく長官ちょうかん，輔佐ほさ太ふと常つね寺てら卿きょう。
• 丞すすむ，二人ふたり。
• 博士はかせ，四よん人にん。
• 太ふとし祝しゅく，六ろく人にん。
• 奉たてまつ禮れい郎ろう，二人ふたり。
• 協きょう律郎りつろう，二人ふたり。

所轄しょかつ機構きこう署しょ官かん

• 兩りょう京きょう郊社署しょ令れい，從したがえ七なな品ひん下か。
• 太ふと樂たのし署しょ令れい，從したがえ七なな品ひん下か。
• 鼓吹こすい署しょ令れい，從したがえ七なな品ひん下か。
• 太ふとし醫い署しょ令れい，從したがえ七なな品ひん下か。
• 太ふとし卜ぼく署しょ令れい，從したがえ七なな品ひん下か。
• 廩犧署しょ令れい，正せい八はち品ひん上じょう。

宋そう代だい

由よし于六部九寺的职权都被瓜分，太ふとし常つね寺てら也不例外れいがい，其职权属于另外的がいてき太ふと常つね礼れい院いん。因よし此太常つね寺てら成なり为闲职，仅管辖社稷しゃしょく二に坛、武たけ成しげる五ご庙、京きょう城しろ的てき教きょう坊ぼう。

明代あきよ

• 1367年ねん，朱しゅ元もと璋あきら設置せっち太ふと常つね司つかさ，設しつらえ卿きょう，少しょう卿きょう，丞すすむ，典てん簿ぼ、協きょう律郎りつろう、博士はかせ，贊さん禮れい郎ろう。
• 1368年ねん，設置せっち各かく祠祭しさい署しょ，設置せっち署しょ令れい、署しょ丞すすむ。
• 1380年ねん，重じゅう新しん確定かくてい協きょう律郎りつろう等とう官かん品ひん級きゅう。
• 1391年ねん，改あらため各署かくしょ令れい為ため奉祀ほうし，署しょ丞すすむ為ため祀まつ丞すすむ。
• 1397年ねん，改あらため司し為ため寺てら，名めい為ため太ふと常つね寺てら，官制かんせい仍舊。
• 1399年ねん─1402年ねん，建たて文あや年間ねんかん，增設ぞうせつ贊さん禮れい郎ろう二人ふたり，太ふとし祝しゅく一人ひとり。
• 1403年ねん，祇改天壇てんだん為ため天地てんち壇だん，其餘的てき都と恢復かいふく洪ひろし武たけ年間ねんかん(1368年ねん─1398年ねん)舊制きゅうせい。
• 1425年ねん，設置せっち犧牲ぎせい所しょ，吏目掌てのひら管かん公文こうぶん。明世あきよ宗むね整頓せいとん端正たんせい祭祀さいし典てん制せい，分ふん天てん地ち壇だん為ため天壇てんだん、地ち壇だん，山川やまかわ壇だん、藉田祀まつ祭まつり署しょ為ため神祇じんぎ，大だい祀まつ殿しんがり為ため祈いのり穀こく殿どの，增設ぞうせつ朝日あさひ壇だん、夕ゆう月がつ壇だん，各かく設しつらえ祠祭しさい署しょ。又また增設ぞうせつ協きょう律郎りつろう、贊さん禮れい郎ろう、司つかさ樂らく等とう官員かんいん。
• 1576年ねん，改あらため神祇じんぎ壇だん為ため先さき農のう壇だん。

屬官ぞっかん

• 卿きょう，1人ひとり，正せい三さん品ひん，
• 少しょう卿きょう，2人ふたり，正せい四よん品ひん，
• 寺てら丞すすむ，2人ふたり，正せい六ろく品ひん。
• 典てん簿ぼ廳ちょう，典てん簿ぼ，2人ふたり。正せい七なな品ひん，
• 博士はかせ，2人ふたり，正せい七なな品ひん，
• 協きょう律郎りつろう，2人ふたり，正せい八はち品ひん，嘉よしみ靖やすし年間ねんかん增加ぞうか至いたり5人にん。
• 贊さん禮れい郎ろう，9人にん，正せい九きゅう品ひん，嘉よしみ靖やすし年間ねんかん增加ぞうか至いたり23人にん，後來こうらい革かわ除じょ2人にん。
• 司つかさ樂らく，20人にん，從したがえ九きゅう品ひん，嘉よしみ靖やすし年間ねんかん增加ぞうか至いたり39人にん，後來こうらい革かわ除じょ2人にん。
• 天壇てんだん、地ち壇だん、朝日あさひ壇だん、夕ゆう月がつ壇だん、先さき農のう壇だん、帝王ていおう廟びょう、祈いのり穀こく殿どの、長ちょう陵りょう、獻けんじ陵りょう、景けい陵りょう、裕ひろし陵りょう、茂しげ陵りょう、泰たい陵りょう、顯あらわ陵りょう、康かん陵りょう、永えい陵りょう、昭あきら陵りょう各かく祠祭しさい署しょ。都と設しつらえ奉祀ほうし，各かく1人ひとり，從したがえ七なな品ひん。
• 祀まつ丞すすむ，2人ふたり，從したがえ八はち品ひん。
• 犧牲ぎせい所しょ，吏目1人ひとり，從したがえ九きゅう品ひん。

清しん代だい

清きよし初はつ便びん設置せっち有ゆう太ふと常つね寺てら，隸屬れいぞく於禮れい部ぶ，順治じゅんじ十じゅう六ろく年ねん（1659年ねん）原由げんゆ禮れい部ぶ掌てのひら管かん的てき祭祀さいし事ごと宜むべ改あらため由よし太ふと常つね寺てら負ふ責せめ。之これ後ご康やすし熙二に年ねん（1663年ねん）時じ寺てら事ごと又また歸き禮れい部ぶ，康かん熙十じゅう年ねん（1671年ねん）時又ときまた改あらため回かい來らい。

雍正元年がんねん（1723年ねん），特とく簡大臣だいじん綜理寺てら事ごと，後來こうらい到いた了りょう乾いぬい隆たかし十じゅう四よん年ねん，規定きてい禮れい部ぶ滿まん尚書しょうしょ兼けん管かん太ふと常つね職しょく銜，永なが為ため成なり式しき。

光ひかり緒いとぐち二に十じゅう四よん年ねん（1898年ねん）太ふとし常つね寺てら裁さい併禮部ぶ，不ふ久ひさ又また恢復かいふく，但ただし到いた了りょう光こう緒いとぐち三さん十じゅう二に年ねん（1906年ねん）時じ又また再さい次つぎ裁さい併。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 孫まご文ぶん良りょう，中國ちゅうごく官制かんせい史し，1993年ねん，臺北たいぺい，文津ふみつ出版しゅっぱん社しゃ。
• 《明あかり史し》

延伸えんしん阅读

[在ざい维基数すう据すえ编辑]

《欽定きんてい古今ここん圖書としょ集成しゅうせい·明倫めいりん彙編·官かん常つね典てん·太ふと常つね寺部てらべ》，出自しゅつじ陈梦雷かみなり《古今ここん圖書としょ集成しゅうせい》

参まいり见

• 太ふとし常つね