工こう尺じゃく谱

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汉语名称めいしょう
繁体字はんたいじ	工こう尺じゃく譜ふ
简化字じ	工こう尺じゃく谱
标音
朝あさ鲜语名稱めいしょう
諺文おんもん	공척보
汉字	工こう尺じゃく譜ふ
标音
- 文ぶん观部式しき	Gongcheokbo
- 马-赖式	Kongch'ŏkpo
日にち语名称めいしょう
汉字	工こう尺じゃく譜ふ
标音
- 假名かめい	こうせきふ
- 日にち语罗马字	kōsekifu

工こう尺しゃく（chě）谱是これ漢字かんじ文化ぶんか圈けん特有とくゆう的てき记谱法ほう，源みなもと自じ中国ちゅうごく唐から朝あさ时期，后きさき傳でん至いたる日本にっぽん、越こし南みなみ、韓國かんこく、台灣たいわん等とう使用しよう漢字かんじ的てき國家こっか和地わじ区く，屬ぞく於文字もじ譜ふ的てき一いち種しゅ。

工こう尺じゃく谱在传统写うつし法ほう上じょう由よし右みぎ而左直行ちょっこう，如同文字もじ，但ただし是ぜ现在亦また可か作さく橫よこ排はい書寫しょしゃ。

标音方法ほうほう[编辑]

基本きほん字じ[编辑]

工こう尺じゃく谱並非ひ絕對ぜったい音おと名めい，而是一いち種しゅ“可か移調いちょう”（movable-do）的てき記き譜ふ法ほう，和かず英美ひでみ音樂おんがく的てき唱名しょうみょう（Solfège：do, re, mi, fa, so, la, si）類似るいじ。在ざい中國ちゅうごく不同ふどう地區ちく，因よし為ため方言ほうげん的てき差異さい，工こう尺じゃく譜ふ所用しょよう的てき字じ會かい略りゃく有ゆう不同ふどう。下面かめん的てき例れい子こ是ぜ工こう尺じゃく譜ふ和わ簡譜以及西方せいほう唱名しょうみょう的てき對照たいしょう：

工こう尺じゃく	上うえ	尺しゃく	工こう	凡	六ろく	五ご	乙おつ
簡譜	1	2	3	4	5	6	7
唱名しょうみょう	do	re	mi	fa	sol	la	si
日本にっぽん簡寫	ル	人ひと	フ	り	久ひさ	ゐ

常見つねみ變化へんか[编辑]

比ひ“上うえ”低音ていおん的てき三個音會以另外的一些字代表：

工こう尺じゃく	合ごう	四よん（士し）	一いち（乙おつ）
簡譜	5·	6·	7·
唱名しょうみょう	sol	la	si
日本にっぽん簡寫	ㄙ	マ	ㄧ

部分ぶぶん工こう尺じゃく譜ふ仍有勾字じ，位い於上跟尺之の間あいだ。

在ざい某ぼう些樂種しゅ裏うら音おん名めい會かい略りゃく有ゆう不同ふどう，例れい如在粵劇，“四よん”會かい寫うつし作さく“士し”，而“一いち”會かい寫うつし作さく“乙おつ”。上述じょうじゅつ的てき“凡”音おと，在ざい粵劇則そく會かい標記ひょうき作さく“反たん”。

其餘高だか八度或低八度的音會在旁邊加上部首ぶしゅ作為さくい標記ひょうき，但ただし在ざい不同ふどう樂らく種しゅ的てき標記ひょうき方法ほうほう並なみ不ふ統一とういつ。在ざい昆こん曲きょく裏うら，“上うえ尺じゃく工こう凡”等とう字じ旁つくり邊べ加か上じょう一いち鈎かぎ表示ひょうじ低てい八はち度ど，加か上人しょうにん字じ部ぶ“亻”則のり代表だいひょう高だか八はち度ど。在ざい粵劇裏うら，低てい八はち度ど應おう加か上じょう“亻”，高こう八はち度ど則そく加か上じょう“彳”，而例外的がいてき是ぜ“上うえ”音おと的てき高だか八はち度ど會かい標記ひょうき作さく“生せい”。

而閩南みなみ文化ぶんか區く的てき南みなみ管かん與北よぎた管かん則そく習慣しゅうかん以“乂(ㄨ)”取と代だい尺しゃく。

崑こん曲きょく工こう尺じゃく譜ふ
工こう尺じゃく	𪛚	𪛛	𪛜	𪛝	合ごう	四よん	一いち	上うえ	尺しゃく	工こう	凡	六ろく	五ご	乙おつ	仩	伬	仜	𠆩	𠆾	伍ご	亿
簡譜	1·	2·	3·	# 4·	5·	6·	7·	1	2	3	# 4	5	6	7	·1	·2	·3	#·4	·5	·6	·7
音おと名めい	do	re	mi	#fa	sol	la	si	do	re	mi	#fa	sol	la	si	do	re	mi	#fa	sol	la	si

粵劇工こう尺じゃく譜ふ
工こう尺じゃく	佮	仕つかまつ	亿	仩	伬	仜	仮かり	合ごう	士し	乙おつ	上うえ	尺しゃく	工こう	反はん	六ろく	五ご	𢒼	生せい	鿈	𢓁	𢓉
簡譜	5:	6:	7:	1·	2·	3·	# 4·	5·	6·	7·	1	2	3	# 4	5	6	7	·1	·2	·3	#·4
音おと名めい	sol	la	si	do	re	mi	#fa	sol	la	si	do	re	mi	#fa	sol	la	si	do	re	mi	#fa

讀法[编辑]

工こう尺じゃく譜ふ的てき字じ在ざい不同ふどう地方ちほう有ゆう不同ふどう字音じおん，但ただし不ふ都と與あずか地方ちほう方言ほうげん的まと語ご音おん一致いっち。例れい如，在ざい粵劇裏うら工こう尺じゃく譜ふ的てき字音じおん不ふ按照廣東かんとん話ばなし讀音，而是類似るいじ中州なかす音おん的てき讀音，因いん此“合ごう士し乙おつ上うえ尺じゃく工こう反はん六ろく五ご”實際じっさい上じょう最さい接近せっきん的てき廣東かんとん話ばなし讀音是ぜ“何なに士し二傘車工返了烏”。

粵劇工こう尺じゃく字音じおん
工こう尺じゃく	合ごう	士し	乙おつ	上うえ	尺しゃく	工こう	反はん	六ろく	五ご
讀法	hɔː¹¹	siː²²	jiː²²	sɑːŋ³³	tsʰɛː⁵⁵	kʊŋ⁵⁵	fɑːn⁵⁵	liːu⁵⁵	wuː⁵⁵
正常せいじょう讀法	hɐp²²	siː²²	jyːt²²	sœːŋ²²	tsʰɛːk³³	kʊŋ⁵⁵	fɑːn³⁵	lʊk²²	ŋ̩¹³

闽南语工尺じゃく字音じおん
工こう尺じゃく	合ごう	士し	乙おつ	上うえ	尺しゃく	工こう	凡	六ろく	五ご
读法	hò͘	sū	it	siāng	chhē	kong	hoân	liū	u
正字せいじ讀法	ha̍p	sū	it	siāng	chhioh	kong	hoân	lio̍k	gō͘

節奏せっそう[编辑]

工こう尺じゃく譜ふ一いち例れい（旋律せんりつ：王おう老ろう先生せんせい有ゆう塊かたまり地ち）

工こう尺じゃく谱以“板いた眼め”符号ふごう標記ひょうき節奏せっそう，廣義こうぎ的てき工こう尺じゃく譜ふ如南みなみ管かん工こう尺じゃく譜ふ（稱たたえ為ため撩拍），會かい另外再さい標示ひょうじ樂音がくおん速度そくど。傳統でんとう來らい說せつ，工こう尺じゃく谱就像ぞう文字もじ一いち樣よう，由ゆかり右みぎ至いたり左ひだり分ぶん行ぎょう，每まい一行從上到下作直行书写，而“板いた眼め”通常つうじょう標しるべ记在每ごと拍はく的てき第だい九个音的右侧。“。”或ある“×”代表だいひょう板ばん，“ · ”或ある“、”代表だいひょう眼め。至いたり於每一拍之間的字和節奏如何分配，則のり每ごと一位演唱者和樂師都有自己的習慣演繹方法，並なみ沒ぼつ有ゆう固定こてい的てき標準ひょうじゅん。但ただし每まい一いち拍はく中ちゅう所しょ包含ほうがん的てき字数じすう、字体じたい的てき大小だいしょう、字じ与あずか字じ之の间的距离可か以粗略りゃく地ち表示ひょうじ音おん的てき長短ちょうたん。

板いた眼め在ざい粵曲裏うら稱しょう為ため叮板。「板いた」代表だいひょう重じゅう拍はく、「眼め」或ある者もの「叮」代表だいひょう輕けい拍はく。在ざい粵劇裏うら，在ざい「板いた」的てき位置いち通常つうじょう會かい敲擊梆鼓，在ざい「叮」的てき位置いち通常つうじょう會かい敲擊沙すな的てき。在ざい京劇きょうげき裏うら，在ざい「板いた」的てき位置いち通常つうじょう會かい敲擊拍板びんざさら，在ざい「眼め」的てき位置いち會かい敲擊單たん皮かわ鼓こ。但ただし敲擊的てき節奏せっそう並なみ不ふ一定いってい是ぜ一いち拍はく一いち下か，可か以有很多變化へんか，詳細しょうさい技巧ぎこう請參閱鑼鼓經けい。

工こう尺じゃく谱中，音おと的てき休止きゅうし叫さけべ做「歇板」和かず「歇眼」，用よう'勺しゃく'字じ表示ひょうじ；在ざい粵曲中稱ちゅうしょう為ため「底そこ板ばん」和かず「底そこ叮」。底そこ板いた的てき標記ひょうき為ため“x”，底そこ叮的標記ひょうき為ため“└”

字じ後ご加か上じょう直ちょく綫代表だいひょう時じ值長于一いち拍はく，直ちょく綫長度ど大約たいやく表示ひょうじ音おん的てき長短ちょうたん。

以左邊べ的てき工こう尺じゃく譜ふ作為さくい例れい子こ，譯わけ作さく西方せいほう唱名しょうみょう。如下所しょ示しめせ，粗そ體からだ的てき字じ代表だいひょう重じゅう拍はく，粗そ斜體しゃたい的てき字じ代表だいひょう輕けい拍はく。

do do do sol la la sol mi mi re re do

調しらべ式しき[编辑]

民間みんかん工こう尺じゃく七なな調ちょう包含ほうがん：弦つる索さく调、梅花ばいか调、凄すご凉调、背せ工こう调、正せい调、平ひら调和子わこ母はは调。

在ざい西にし皮がわ和わ二に黃き體系たいけい的てき戲曲ぎきょく種類しゅるい，包括ほうかつ京劇きょうげき和わ粵劇，在ざい唱板いた腔的てき段落だんらく時じ，不同ふどう的てき調ちょう式しき會かい強調きょうちょう不同ふどう的てき結束けっそく音おん。例れい如二に黃き的てき板いた式しき常見つねみ的てき結束けっそく音おん是ぜ“合ごう”、“尺しゃく”，而梆子的てき板いた式しき常見つねみ的てき結束けっそく音おん是ぜ“士し”、“工こう”。

根據こんきょ調ちょう的てき高低こうてい，粵劇常用じょうよう的てき調ちょう分ぶん為ため“正せい線せん”和かず“反はん線せん”。“正せい線せん”相當そうとう於西方かた的てきC調しらべ，即そく是ぜ說せつ工こう尺じゃく譜ふ裏うら的てき“上うえ”，或ある者もの簡譜裏うら的てき1，相當そうとう於西方かた的てきC音おと。“反はん線せん”相當そうとう於西方かた的てきG調しらべ，即そく是ぜ說せつ工こう尺じゃく譜ふ裏うら的てき“上うえ”，或ある者もの簡譜裏うら的てき1，相當そうとう於西方かた的てきG音おと。

中國ちゅうごく音樂おんがく常つね被ひ人ひと誤認ごにん為ため以五ご聲音こわね階かい為ため主ぬし。粵劇和わ廣東かんとん音樂おんがく以七なな聲音こわね階かい為ため主ぬし，其中有ちゅうう些曲調きょくちょう會かい強調きょうちょう“乙おつ”和かず“反たん”音おと，因いん而稱為ため“乙おつ反はん調ちょう”。

歷史れきし和わ用法ようほう[编辑]

唐から朝あさ已やめ經けい有ゆう工こう尺じゃく譜ふ，傳つて到いた宋朝そうちょう極ごく為ため流行りゅうこう。工こう尺じゃく譜ふ的てき唱名しょうみょう大だい致上接近せっきん過去かこ的てき中州なかす音おん。相あい信しんじ最初さいしょ工こう尺じゃく譜ふ是ぜ某ぼう種しゅ樂器がっき的てき樂譜がくふ，是ぜ固定こてい音おん名めい，但ただし後來こうらい在ざい不同ふどう樂器がっき和樂わらく種しゅ廣こう泛流傳りゅうでん以後いご，工こう尺じゃく譜ふ逐漸變成へんせい不ふ固定こてい的てき唱名しょうみょう。

工こう尺じゃく譜ふ並なみ非ひ將しょう樂曲がっきょく的てき演奏えんそう單一化たんいつか，而是蘊含許多きょた變化へんか。在ざい一いち些情況きょう下か，演奏えんそう者しゃ可か以加花はな（加か上じょう裝飾音そうしょくおん），或ある在ざい節奏せっそう上じょう做調整ちょうせい。至いたり於如何なん演奏えんそう才ざい是ぜ合あい適てき的てき手法しゅほう，是ぜ約定やくじょう俗ぞく成なり的てき，以師父ちち傳でん徒弟とてい的てき口授くじゅ心しん傳でん的てき方式ほうしき繼承けいしょう。因よし此不同ふどう的てき流派りゅうは會かい有ゆう不同ふどう的てき演繹えんえき風格ふうかく。

工こう尺じゃく譜ふ亦また流傳りゅうでん到いた朝鮮半島ちょうせんはんとう、日本にっぽん、越こし南みなみ及琉球りゅうきゅう。

俗字ぞくじ譜ふ[编辑]

唐とう代だい的てき燕樂えんらく（宮みや庭にわ宴會えんかい所用しょよう音樂おんがく）因いん使用しよう「一いち」、「レ」、「ス」、「マ」等ひとし不完全ふかんぜん的てき文字もじ紀き錄音ろくおん高だか，故こ名な「半はん字じ譜ふ」。在ざい中國ちゅうごく敦煌とんこう發現はつげん不ふ少しょう琵琶びわ譜ふ，其中〈傾かたぶけ杯はい樂らく〉、〈西にし江月えつき〉等とう曲調きょくちょう恉皆有ゆう運用うんよう燕樂えんらく半はん字じ譜ふ。類似るいじ的てき琵琶びわ譜ふ還かえ見み於日本にっぽん所傳しょでん的てき《三さん五ご要錄ようろく》、《樂らく家か錄ろく》和かず《琵琶びわ諸しょ調子ちょうし品ひん》。半はん字じ譜ふ的てき符號ふごう和わ日にち文ぶん的てき片假名かたかな字母じぼ頗有相似そうじ之の處しょ，未知みち有ゆう沒ぼつ有ゆう直接ちょくせつ關係かんけい。

宋そう代だい亦また有あ所謂いわゆる「俗字ぞくじ譜ふ」，取と工こう尺じゃく譜ふ音おん名めい之の上うえ半截はんせつ或ある下した半截はんせつ而成，如「合ごう」作さく「亼」，「尺しゃく」作さく「ス」，半音はんおん用よう本音ほんね加か圓えん圈けん，清しん聲ごえ於本音おん上じょう加か「一いち」等とう，頗似瑤よう琴きん的てき減げん字じ譜ふ。姜きょう白石はくせき的てき《白石しらいし道人みちひと歌曲かきょく》以此記き譜ふ。

参まいり見み[编辑]