馬うま巷ちまた廳ちょう

馬うま巷ちまた廳ちょう
清朝せいちょう的てき散ち廳ちょう
1776年ねん—1912年ねん
歷史れきし
歷史れきし
• 成立せいりつ	1776年ねん
• 废除	1912年ねん
前身ぜんしん 继承 同どう安やす縣けん 同どう安やす縣けん
今こん属ぞく于	中華民國ちゅうかみんこく福建ふっけん省しょう金きむ門もん縣けん 中ちゅう华人民じんみん共和きょうわ国こく福建ふっけん省しょう廈門市し同どう安やす區く、翔しょう安やす區く

馬うま巷ちまた廳ちょう是これ清朝せいちょう福建ふっけん省しょう泉州せんしゅう府ふ所ところ隸的散ち廳ちょう，析自同どう安やす縣けん，是ぜ泉州せんしゅう府所ふどころ隸的縣けん級きゅう行政ぎょうせい區く中ちゅう惟おもんみ一いち一いち個こ散ち廳ちょう。中華民國ちゅうかみんこく建立こんりゅう後ご併回同どう安やす縣けん，今こん屬ぞく中華民國ちゅうかみんこく福建ふっけん省しょう金きむ門もん縣けん及中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく福建ふっけん省しょう廈門市し同どう安やす區く、翔しょう安やす區く。

歷史れきし

馬うま巷ちまた廳ちょう之の地ち於宋そう時とき已やめ有ゆう綏德鄉きょう的てき建けん制せい，並なみ下分しもぶん翔しょう風ふう里さと、民みん安里あんり、同どう禾里三里さんり。南みなみ宋そう建けん炎えん年間ねんかん，同どう安やす縣けん一帶設通判軍州事，慶けい元もと年間ねんかん改あらため添差通どおり判ばん軍ぐん州しゅう事ごと，大明だいめい洪ひろし武たけ年間ねんかん再さい改あらため通どおり判ばん，大だい清きよし沿襲之の。雍正七なな年ねん（1729年ねん），通つう判ばん自じ泉州せんしゅう府ふ城じょう右みぎ移駐いちゅう安海あんかい，乾いぬい隆たかし三さん十じゅう一いち年ねん（1766年ねん）再さい移駐いちゅう金かね門もん。乾いぬい隆三りゅうぞう十じゅう九きゅう年ねん七なな月がつ十じゅう七なな日にち（1774年ねん8月がつ23日にち），時任ときとう閩浙總督そうとく鐘かね音おん上奏じょうそう請求せいきゅう將はた翔しょう風ふう里さと、民みん安里あさと、同どう禾里三里內五十八保劃予金門通判，並なみ將しょう金きん門もん通どおり判ばん移駐いちゅう馬うま家か巷ちまた，而該等とう地方ちほう連れん同どう金かね門もん通どおり判ばん原げん轄之十保自同安縣析出為一獨立行政區。金かね門もん通どおり判ばん於乾隆たかし四よん十じゅう年ねん（1775年ねん）移駐いちゅう馬ば家か巷ちまた，而清しん高だか宗むね於乾隆たかし四よん十じゅう一いち年ねん六ろく月がつ二に十じゅう九きゅう日にち（1776年ねん8月がつ12日にち）硃批准じゅん鐘がね音おと所しょ奏かなで，馬うま巷ちまた廳ちょう正式せいしき成立せいりつ。中華民國ちゅうかみんこく建立こんりゅう後ご實行じっこう廢はい府ふ、州しゅう、廳ちょう改あらため縣けん，馬うま巷ちまた廳ちょう因いん而被撤銷，併回同どう安やす縣けん，而同安やす縣けん則そく派遣はけん馬うま巷ちまた縣けん佐さ駐ちゅう馬うま巷ちまた管理かんり原ばら馬ば巷ちまた廳ちょう之の地ち。馬うま巷ちまた廳ちょう之の地ち今こん屬ぞく中華民國ちゅうかみんこく福建ふっけん省しょう金きん門もん縣けん及中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく福建ふっけん省しょう廈門市し同どう安やす區く、翔しょう安やす區く。

行政ぎょうせい區劃くかく

馬うま巷ちまた廳ちょう轄域東ひがし至いたり小しょう盈みつる嶺みね二に十じゅう里さと界かい南みなみ安やす，西にし至いたる下崎しもさき頭あたま𬇞洲しま港みなと十じゅう二に里さと界さかい縣けん治ち，南みなみ至いたる澚頭三さん十じゅう里さと大海たいかい，北きた至いたる白しろ灰はい宮みや二に十じゅう里さと界さかい縣けん治ち，東南とうなん至いたり老ろう嶺みね二に十里界南安至浯洲料羅六十五里界大海，西南せいなん至いたり柏かしわ頭あたま十じゅう五ご里さと界かい大海たいかい，東北とうほく至いたり黃き崗二に十じゅう里さと界かい溪けい，西北せいほく至いたり三忠宮大路石橋十二里界溪。

馬うま巷ちまた廳ちょう下か轄三さん里り、十じゅう五ご都と、直轄ちょっかつ十じゅう保ほ，其中各かく里さと、都と共ども下か轄五十じゅう八はち保ほ，而金門もん通どおり判ばん原げん轄之十保則不隸屬於任何里、都と。

里さと	都と數すう	都と名めい	保ほ數すう	保ほ名めい	參考さんこう資料しりょう
民みん安里あんり	4	八はち都と、九きゅう都と、十じゅう都と、十じゅう一いち都と	16	十じゅう一いち都と馬ば巷ちまた保たもて、八はち都と曾林保ほ（東園ひがしぞの保ほ）、八はち都と蓮はちす塘保、八はち都と西にし塘保（港みなと墘保）、十じゅう都と蓬よもぎ萊保、白頭はくとう保ほ（十じゅう都と保ほ）、九きゅう都と鴻おおとり鼎かなえ保たもつ、黃き厝保、九きゅう都と董ただし水保みずほ、內林保たもて、山やま前ぜん保ほ、陳ちん塘保、市頭いちがしら保ほ、內垵保たもて、劉りゅう厝保、小崎おざき保たもつ、前ぜん厝保、上うえ吳ご保たもつ
同どう禾里	3	五ご都と、六ろく都と、七なな都と	18	三さん忠ちゅう宮保みやのほ、內官保たもて、洪ひろし坑あな保ほ（東ひがし魁さきがけ保ほ）、僻へき埔保、山頭やまず保ほ、郭かく山保やまほ、梨なし宅たく保ほ（李り宅たく保たもつ）、郭かく田た溪けい保ほ（天溪てんけい保ほ）、七里しちり保たもつ、沈井保たもて、辜宅保ほ（後田うしろだ保たもつ）、陳ひね庫こ保たもて、宅たく吳ご保たもつ、施ほどこせ王おう保たもて、鋤すき山保やまほ、路みち坂尾さかお保たもつ、新しん墟保、山やま岬みさき保たもつ
翔しょう風ふう里さと	8	十じゅう二に都と、十じゅう三さん都と、十じゅう四よん都と、十じゅう五ご都と、十じゅう六ろく都と、十じゅう七なな都と、十じゅう八はち都と、二に十じゅう都と	24	後こう蓮はちす保たもて、窓まど兒じ保たもて、浦うら尾お保たもて、城場じょうば保ほ、井い頭あたま保たもて、桕頭保ほ（龍頭りゅうず保ほ）、新宅しんたく保たもて、封ふう侯こう保ほ（山やま後ご陳ちん保たもつ）、十じゅう二に都と曾吳保たもて、十じゅう三都洪林胡保（洪ひろし厝保）、聖きよし林はやし保たもつ、洪ひろし前ぜん保たもて、爐ろ山やま龔保（普ひろし陀保）、文ぶん崎さき保たもて、浦うら南保なんぼ、桂園けいえん保たもて、東ひがし界かい保たもて、劉りゅう五ご店てん保たもて、澚頭保たもて、歐おう厝保、李り彭蔡保たもて、山やま前ぜん保ほ、後こう倉くら保たもつ（後うしろ村むら）
（金きむ門もん通どおり判ばん原げん轄域）			10	後こう浦うら保たもて、古こ湖みずうみ保たもて、瓊山保たもて、古こ賢けん保たもて、倉くら湖みずうみ保たもて、劉りゅう浦うら保ほ、陽田ようだ保たもつ、汶沙保たもて、烈れつ嶼保、大小だいしょう嶝保

志こころざし書しょ

雲南うんなん省しょう阿おもね迷州舉人萬まん友とも正ただし新任しんにん馬ば巷ちまた廳ちょう通どおり判ばん時じ曾纂修おさむ《泉州せんしゅう府馬ふま巷ちまた廳ちょう志こころざし》，並なみ於乾隆たかし四よん十じゅう二に年ねん（1777年ねん）成なり書しょ，惟おもんみ浙江せっこう省しょう平たいら陽よう縣けん監かん生せい丁ちょう惠めぐみ深ふか於光緒いとぐち六ろく年ねん（1880年ねん）七なな月がつ就任しゅうにん通どおり判ばん時じ，原本げんぽん已やめ殘缺ざんけつ不全ふぜん，今原いまはら本ほん已やめ佚。丁ちょう惠めぐみ深原ふかはら欲よく再さい修おさむ新しん廳ちょう志こころざし，惟おもんみ未み能のう如願，後ご於光緒いとぐち八はち年ねん（1882年ねん）四月再度赴馬巷廳任職後廣蒐廳志舊本，補ほ原はら有ゆう缺かけ集しゅう為ため一いち編へん，並なみ於光緒いとぐち九きゅう年ねん（1883年ねん）予よ以重刊かん。廳ちょう志こころざし後ご於光緒いとぐち十じゅう九きゅう年ねん（1893年ねん）由ゆかり黃き家か鼎かなえ校こう刊かん。

參考さんこう文献ぶんけん

大だい清きよし福建ふっけん省しょう的てき散ち廳ちょう
前任ぜんにん： 同どう安やす縣けん （大だい清きよし）	馬うま巷ちまた廳ちょう	繼つぎ任にん： 同どう安やす縣けん （中華民國ちゅうかみんこく）