郭かく種たね德とく

郭かく種たね德とく（？—？），字じ邁庵，山東さんとう東あずま昌あきら府ふ恩おん縣けん（今こん屬ぞく平原ひらばら縣けん）人にん，清朝せいちょう政治せいじ人物じんぶつ，同どう進士しんし出身しゅっしん。

生平おいだいら

郭かく種たね德とく幼年ようねん孤こ貧ひん，服ふく侍さむらい祖母そぼ，以孝順じゅん聞名。道みち光こう十じゅう二に年ねん（1832年ねん）壬みずのえ辰たつ恩おん科か舉人，二に十じゅう七なな年ねん（1847年ねん）中ちゅう式しき丁未ていみ科か張ちょう之の萬まん榜三甲さんこう進士しんし。以知縣けん分ぶん發はつ湖北こほく，歷れき署しょ京山きょうやま縣けん、監かん利とぎ縣けん知ち縣けん，所しょ至いたり政せい績有聲ごえ。道みち光こう二に十じゅう九きゅう年ねん（1849年ねん）任にん己おのれ酉とり科か湖こ北鄉きたごう試ためし同どう考こう官かん。後こう授嘉よしみ魚さかな縣けん知ち縣けん，當時とうじ值咸豐三さん年ねん（1853年ねん），太平たいへい軍ぐん氣勢きせい正せい盛もり，當地とうち土匪どひ熊ぐま光こう宇趁機き起おこり事ごと。因よし嘉よしみ魚さかな縣けん沒ぼつ有城あるき牆，郭かく種たね德とく率りつ軍ぐん在ざい縣けん東ひがし三さん十里扼守險要迎敵，不ふ料りょう熊ぐま光こう宇繞道どう入城にゅうじょう，劫こう獄ごく焚署，種しゅ德とく聞訊返かえし回かい，土匪どひ已やめ遁去，其子女おんな均ひとし遇ぐう害がい。即日そくじつ，種しゅ德とく率りつ兵へい直ちょく搗賊穴あな，捉拿盜ぬすめ匪，按名治ち罪ざい。

郭かく種たね德とく為ため官かん清廉せいれん，還かえ鄉さと時じ，隨身ずいじん僅有一車一僕及書籍數篋。清きよし末まつ《重じゅう修おさむ恩おん縣けん志こころざし》有ゆう傳でん。

著作ちょさく

郭かく種たね德とく曾批註程甲かぶと本ほん《紅べに樓ろう夢ゆめ》。1990年代ねんだい，批註本ほん在ざい平原ひらばら縣けん圖書館としょかん再現さいげん，成なり為ため紅べに學がく研究けんきゅう的てき重要じゅうよう資料しりょう，並なみ被ひ列れつ入いれ《山東さんとう省しょう珍ちん貴とうと古こ籍せき名めい錄ろく（第だい一いち批）》。

參考さんこう資料しりょう

• （中國ちゅうごく國家こっか圖書館としょかん藏くら）汪ひろし鴻おおとり孫まご、劉りゅう儒臣、王おう金きん階かい.《重じゅう修おさむ恩おん縣けん志こころざし》. 清きよし宣せん統すべ元年がんねん（1909年ねん） 刻こく本ほん.