井 上 ひさし
ペンネーム |
エンリコ・トリゾーニ[† 2] |
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1934 ![]() | |
2010![]() | |
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1964 | |
ジャンル |
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『ひょっこりひょうたん 『 『 『 『 『 『 『 | |
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1961
来 歴
[幼 少 時 代
[1934
学 生 時 代
[1950
放 送 作 家 ・劇 作 家 時 代
[1960
直 木 賞 受 賞 とその後 の活 動
[1972
1974
1982
1983
1
人 物
[- ミステリー
小 説 が好 きで『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』を購 読 していた。自 分 が書 いた芝 居 も「ほとんどが、全 部 推 理 仕 立 てなんです。推 理 仕 立 てで失 敗 した作 品 はそうないんです」[21]と語 っている。 - 1982
年 に行 われたインタビューで「僕 もエスペラントを、夢 中 になってやった時 期 があります」[22]と語 るなど、エスペラント語 への関 心 が高 かった。戯 曲 『イーハトーボの劇 列 車 』では、登 場 人 物 である宮 沢 賢 治 がエスペラントの講 習 を行 っている。 謂 れのない批 判 には猛 然 と反 撃 した。朝 日 新 聞 の書 評 で『吉 里 吉 里 人 』が大 江 健 三 郎 の『同 時 代 ゲーム』のパロディだと書 かれたことをめぐって「僕 に対 しては勿 論 、大 江 さんにも失 礼 です。書 評 家 の名 前 が分 ったら、僕 は決 闘 を申 し込みます。僕 は杖 術 の使 い手 だから負 けません。あの書 評 家 の脳 味 噌 をゴチャゴチャに掻 きまわしてやります。批 判 してはいけない、といっているのじゃありません。事 実 を調 べずに、また肝 腎 の本 を読 みもせずにきいた風 のことを言 う文 筆 家 は困 るのです。毒 虫 です。人 間 じゃない。言 葉 の本 当 の意 味 で「馬 鹿 」です」[23]と語 っている。- プロ
野 球 の東 京 ヤクルトスワローズのファンの著 名 人 として知 られているが、数 少 ない国 鉄 スワローズ時 代 からのファン。これは1952年 に同 郷 の佐 藤 孝 夫 がもしも新 人 王 を取 ったらば未 来 永 劫 応 援 し続 けるとキリストに祈 ったらその通 りとなり、結 果 やめたら「天 罰 が下 るのが怖 い」から応 援 し続 けているとのことである。また、三 女 の石 川 麻 矢 によると、パシフィック・リーグでは近 鉄 バファローズのファンであったという[24]。
作 家 としての特 徴
[- 「
難 しいことを易 しく、易 しいことを深 く、深 いことを愉 快 に、愉 快 なことを真 面 目 に書 くこと」[† 6]を創 作 のモットーとしており、文 体 は軽 妙 であり言 語 感 覚 に鋭 い。 言 葉 に関 する知 識 が、「国 語 学 者 も顔 負 け」と称 されるほど深 く、『週 刊 朝 日 』において大 野 晋 、丸 谷 才 一 、大 岡 信 といった当 代 随 一 の言 葉 の使 い手 とともに『日 本 語 相 談 』を連 載 する。また、『私 家 版 日 本 語 文 法 』や『自 家 製 文 章 読 本 』など、日 本 語 に関 するエッセイ等 も多 い。自 他 共 に認 めるたいへんな遅 筆 で有 名 。自 ら「遅 筆 堂 」という戯 号 を用 いるほどで、特 に戯 曲 『パズル』完 成 に間 に合 わず雲 隠 れした「パズル事 件 」は有 名 。休 演 や初 日 延 期 の事 態 になった場 合 の損 失 には私 財 を投 じて補 填 したという。1983年 に自 作 の戯 曲 を専 門 に上 演 する劇 団 「こまつ座 」を創 立 したが、その後 も唯 一 の座 付 き作 家 である井 上 の遅 筆 により、公 演 中 止 や幕 開 け初 日 の延 期 による公 演 期 間 短 縮 などの騒 動 も何 度 か起 こしている。- あまりの
遅 筆 のため、ふつうは上 演 前 に台 本 の原 稿 が仕 上 がると業 者 に回 して謄 写 版 を切 ってもらうのだが井 上 の場 合 それが間 に合 わず、自 らガリ版 を切 ることが多 かった[25]。娘 の麻 矢 によると「書 き始 めると早 いのだが、それまでに時 間 がかかった」とのこと[26]。親 交 のある永 六 輔 によると「『遅 筆 がひどいのでパソコンで字 を書 こうと考 えている』と話 していたが、どちらにしても同 じだからやめなさいと説 得 し、結 果 やめていた」という。ただし、自 ら台 本 のガリ版 を切 っていただけあって、井 上 の原 稿 は丁 寧 で大 変 読 みやすいものだった。 戯 曲 の完 成 度 の高 さは現 代 日 本 においては第 一 級 のものであり、数 々の役 職 を含 め、日 本 を代 表 する劇 作 家 として確 固 たる地 位 を確 立 した。死 去 に際 しては「国 民 作 家 の名 にふさわしい」(別 役 実 、産 経 新 聞 )「井 上 作 品 のあの深 みと重 み。同 じ方 向 に行 っても勝 てるわけはないですから」(三 谷 幸 喜 、朝 日 新 聞 )「父 のような存 在 でした。いつか“ライバルです”って、言 ってみたかった」(野 田 秀 樹 、同 )と、当 代 を代 表 する劇 作 家 たちからの最 大 級 の賛 辞 が追 悼 コメントとして並 んだ。また井 上 作 品 『ムサシ』の英 米 公 演 を控 えた演 出 家 の蜷 川 幸 雄 は訃 報 を受 け「井 上 さんの舞 台 は世 界 の最 前 線 にいるんだということを伝 えたい」(報 知 新 聞 )と語 っている。彼 の書 評 眼 の鋭 さに対 する賞 賛 の声 もまた存 在 している。膨 大 な資 料 を収 集 して作 品 を描 くことでも著 名 で、蔵 書 は後 述 の「遅 筆 堂 文 庫 」として寄 贈 された。同 様 に膨 大 な資 料 を元 に作 品 を描 くことで有 名 な司 馬 遼 太 郎 と同 じ資 料 を探 していて、一 足 違 いで先 を越 されたエピソードもある。井 上 の政 治 的 姿 勢 に抗 議 電 話 をかけてきた右 翼 に対 し「あなたは歴 代 天 皇 の名 前 が言 えるのか、自 分 は言 える」とやりこめた逸 話 もある[27]。井 上 には戯 曲 『父 と暮 せば』や『紙 屋 町 さくらホテル』、朗 読 劇 『少 年 口 伝 隊 一 九 四 五 』など広 島 への原 爆 投 下 を題 材 にした作 品 も多 いが、これについて2009年 7月 に広 島 市 で行 われた講 演 会 で「同 年 代 の子 どもが広 島 、長 崎 で地 獄 を見 たとき、私 は夏 祭 りの練 習 をしていた。ものすごい負 い目 があり、いつか広 島 を書 きたいと願 っていた」「今 でも広 島 、長 崎 を聖 地 と考 えている」と話 した[28][29]。- 「
浅 草 フランス座 は、ストリップ界 の東 京 大 学 だった」と語 っている。[30]
ドメスティック・バイオレンス(DV)をめぐって
[ひさしが
ひさしの
ひさしの
この
これらのDVについて、ひさし
また、
社 会 活 動
[1987
1996
1998
社 会 的 ・政 治 的 な事 柄 についての見 解
[1999
交 友 関 係
[![]() |
マンガ
イラストレーターでも
受 賞 等
[- 1972
年 - 『道 元 の冒 険 』で第 17回 岸 田 國 士 戯 曲 賞 、第 22回 芸 術 選 奨 新 人 賞 - 1972
年 - 『手 鎖 心 中 』で第 67回 直 木 三 十 五 賞 - 1980
年 - 『しみじみ日 本 ・乃 木 大 将 』『小 林 一 茶 』で第 31回 読 売 文 学 賞 (戯 曲 賞 ) - 1982
年 - 『吉 里 吉 里 人 』で第 2回 日 本 SF大 賞 [40]、第 33回 読 売 文 学 賞 (小 説 賞 )、第 13回 星 雲 賞 (日 本 長 編 部 門 ) - 1986
年 - 『腹 鼓 記 』『不 忠 臣 蔵 』で第 20回 吉 川 英 治 文 学 賞 - 1991
年 - 『シャンハイムーン』で第 27回 谷 崎 潤 一 郎 賞 - 1999
年 - 『東 京 セブンローズ』で第 47回 菊 池 寛 賞 、川 西 町 名 誉 町 民 - 2001
年 -第 71回 朝 日 賞 [41] - 2003
年 - 『太 鼓 たたいて笛 吹 いて』で第 44回 毎 日 芸 術 賞 、第 6回 鶴 屋 南 北 戯 曲 賞 - 2004
年 -文 化 功 労 者 - 2009
年 -第 65回 日 本 芸 術 院 賞 ・恩 賜 賞 - 2010
年 -第 17回 読 売 演 劇 大 賞 芸 術 栄 誉 賞 、山 形 県 県 民 栄 誉 賞 [42]
作 品 一 覧
[ラジオ
[- Xマン(1960
年 旧 TBSラジオ) - モグッチョチビッチョこんにちは(1962
年 NHK第 1放 送 ) 吉 里 吉 里 独 立 す(1964年 NHK第 1放 送 。ラジオ小 劇 場 枠。『吉 里 吉 里 人 』の前 駆 )- ブンとフン(1969
年 NHK第 1放 送 。1970年 小 説 化 )
テレビ
[- ひょっこりひょうたん
島 (1964年 - 1969年 山 元 護 久 と共 作 。NHK総 合 テレビ) 忍 者 ハットリくん (実 写 版 )(1966年 。「服 部 半 蔵 」名 義 。主 題 歌 『忍 者 ハットリくん』の作 詞 も担 当 )忍 者 ハットリくん+忍 者 怪 獣 ジッポウ(1967年 、「服 部 半 蔵 」名 義 )- ピュンピュン
丸 (1967年 、1970年 エンリコ・トリゾーニ名 義 で山 元 護 久 と共 同 脚 本 。番 組 打 ち切 りの影 響 で作 品 の一 部 が後 年 放 送 された) - ムーミン(1969
年 『ムーミンのテーマ』作 詞 他 ) - ひみつのアッコちゃん(
第 1期 (1969年 )主 題 歌 『ひみつのアッコちゃん』『すきすきソング』作 詞 (山 元 護 久 と共 作 )) - ネコジャラ
市 の11人 (1970年 山 元 護 久 、山 崎 忠 昭 と共 作 。NHK総 合 テレビ) - アンデルセン
物 語 (1971年 オープニングソング『ミスター・アンデルセン』作 詞 他 ) - モッキンポット
師 の後 始 末 (1972年 家 庭 口 論 と共 に原 作 とした連 続 ドラマ『ボクのしあわせ』がフジテレビジョンにて毎 週 月 曜 日 放 送 。今 野 勉 演 出 。1973年 8月 6日 - 12月 24日 ) 國 語 元 年 (1985年 ドラマ人 間 模 様 枠にて45分 5話 構 成 で放 送 。翌 年 舞 台 劇 化 。NHK総 合 テレビ)月 なきみそらの天 坊 一 座 (1986年 銀 河 テレビ小 説 枠にて20分 15話 構 成 で放 送 。翌 年 再 編 集 されファミリードラマ枠で再 放 送 。 NHK総 合 テレビ)
小 説 ・童 話
[- 『ブンとフン』(
朝 日 ソノラマ 1970年 のち新 潮 文 庫 ISBN 978-4101168012) - 『モッキンポット
師 の後 始 末 』(講 談 社 1972年 のち文 庫 ISBN 978-4061312586) - 『
手 鎖 心 中 』(文 藝 春 秋 1972年 のち文 庫 ISBN 978-4167111274) - 『
青 葉 繁 れる』(文 藝 春 秋 1973年 のち文 庫 ISBN 978-4167111267)(岡 本 喜 八 監 督 で同 名 映 画 化 ) - 『
四 十 一 番 の少 年 』(文 藝 春 秋 1973年 のち文 庫 ISBN 978-4167111021) - 『イサムよりよろしく』(
文 藝 春 秋 1974年 のち文 庫 ISBN 978-4167111045) - 『いとしのブリジット・ボルドー』(
講 談 社 1974年 のち文 庫 ISBN 978-4061313804) - 『おれたちと
大 砲 』(文 藝 春 秋 1975年 のち文 庫 ISBN 978-4167111052) - 『
合 牢 者 』(文 藝 春 秋 1975年 のち文 庫 ISBN 978-4167111069) - 『ドン
松 五 郎 の生 活 』(新 潮 社 1975年 のち文 庫 ISBN 978-4101168043) -中 田 新 一 監 督 で同 名 映 画 化 [43] - 『
浅 草 鳥 越 あずま床 』(新 潮 社 1975年 のち文 庫 ISBN 978-4101168081) - 『
日 本 亭 主 図 鑑 』(新 潮 社 1975年 のち文 庫 ISBN 978-4101168050) - 『
新 東 海 道 五 十 三 次 』(文 藝 春 秋 1976年 のち文 庫 ISBN 978-4167111076) - 『
偽 原 始 人 』(朝 日 新 聞 社 1976年 のち新 潮 文 庫 ISBN 978-4101168067) - 『
新 釈 遠 野 物 語 』(筑 摩 書 房 1976年 のち新 潮 文 庫 ISBN 978-4101168074) - 『
黄 色 い鼠 』(文 藝 春 秋 1977年 のち文 庫 ISBN 978-4167111083) - 『
十 二 人 の手 紙 』(中 央 公 論 社 1978年 のち文 庫 ISBN 978-4122051034) - 『ファザー・グース
第 1集 』(青 銅 社 1978年 ) - 『さそりたち』(
文 藝 春 秋 1979年 のち文 庫 ISBN 978-4167111090) - 『
戯 作 者 銘 々伝 』(中 央 公 論 社 1979年 のち文 庫 、ちくま文 庫 ) - 『
他 人 の血 』(講 談 社 1979年 のち文 庫 ISBN 978-4102124048) - 『
花 石 物 語 』(文 藝 春 秋 1980年 のち文 庫 ISBN 978-4167111106) - 『
喜 劇 役 者 たち』(講 談 社 1980年 のち文 庫 ISBN 978-4061831049) - 『
下 駄 の上 の卵 』(岩 波 書 店 1980年 のち新 潮 文 庫 ISBN 978-4101168104) - 『
吉 里 吉 里 人 』(新 潮 社 1981年 のち文 庫 ISBN 978-4101168166) - 『
月 なきみそらの天 坊 一 座 』(新 潮 現 代 文 学 、1981 のち文 庫 ) - 『にっぽん
博 物 誌 』(朝 日 新 聞 社 1983年 のち文 庫 ) - 『ライオンとソフトクリーム』ひさかたチャイルド(ひさかたメルヘン)1983
- 『
四 捨 五 入 殺 人 事 件 』(新 潮 文 庫 1984年 ) - 『
犯 罪 調 書 』(集 英 社 文 庫 1984年 ) - 『
不 忠 臣 蔵 』(集 英 社 1985年 のち文 庫 ) -討 ち入 りに参 加 しなかった赤 穂 藩 士 たちを描 く。ただし史 実 と異 なる内 容 もある。 - 『モッキンポット
師 ふたたび』(講 談 社 文 庫 1985年 ) - 『
江 戸 紫 絵 巻 源 氏 』(文 春 文 庫 1985年 ) - 『
腹 鼓 記 』(新 潮 社 1985年 のち文 庫 ) - 『
馬 喰 八 十 八 伝 』(朝 日 新 聞 社 1986年 のち文 庫 ) - 『
四 千 万 歩 の男 蝦 夷 篇 』 (「日 本 歴 史 文 学 館 」講 談 社 1986年 のち文 庫 ) - 『
野 球 盲 導 犬 チビの告 白 』(実 業 之 日 本 社 1986年 のち文 春 文 庫 ) - 『ナイン』(
講 談 社 1987年 6月 のち文 庫 ) - 『
四 千 万 歩 の男 伊 豆 篇 』(「日 本 歴 史 文 学 館 」別 巻 )(講 談 社 1989年 のち文 庫 ) - 『たそがれやくざブルース』(
講 談 社 文 庫 1991年 ISBN 978-4061849150) - 『
百 年 戦 争 』(講 談 社 文 庫 1994年 ISBN 978-4061856622) - 『わが
友 フロイス』(ネスコ 1999年 ISBN 978-4890360956) - 『
東 京 セブンローズ』(文 藝 春 秋 1999年 のち文 庫 ISBN 978-4163183800) - 『イソップ
株 式 会 社 』和 田 誠 絵 (中 央 公 論 新 社 2005年 のち文 庫 ISBN 978-4120036422) - 『
京 伝 店 の烟 草 入 れ井 上 ひさし江 戸 小 説 集 』(講 談 社 文 芸 文 庫 2009年 ISBN 978-4062900461) - 『
一 週 間 』(新 潮 社 2010年 )のち文 庫 - 『グロウブ
号 の冒 険 附 ユートピア諸 島 航 海 記 』(未 完 )(岩 波 書 店 2011年 ) - 『
黄 金 の騎 士 団 』(未 完 )(講 談 社 2011年 )のち文 庫 - 『
東 慶 寺 花 だより』(未 完 )(文 藝 春 秋 2011年 )のち文 庫 (『駆 込み女 と駆 出 し男 』の題 で映 画 化 (原 田 眞 人 監 督 )) - 『
一 分 ノ一 』(未 完 )(講 談 社 2011年 )のち文 庫 - 『
言 語 小 説 集 』(新 潮 社 2012年 )のち文 庫 - 『
熱 風 至 る』(未 完 )(幻 戯 書 房 2022年 )
戯 曲
[※
日 本 人 のへそ(1969年 テアトル・エコー)※1977年 に須 川 栄 三 監 督 で映 画 化 表 裏 源 内 蛙 合 戦 (1970年 テアトル・エコー)十 一 ぴきのネコ(1971年 テアトル・エコー)道 元 の冒 険 (1971年 テアトル・エコー)珍 訳 聖 書 (1973年 テアトル・エコー)藪 原 検 校 (1973年 五 月 舎 /西 武 劇 場 )- 『雨 』と「小 林 一 茶 』とともに「江 戸 三 部 作 」とされる[44]天 保 十 二 年 のシェイクスピア(1974年 西 武 劇 場 )- それからのブンとフン(1975
年 テアトル・エコー) -井 上 の小 説 『ブンとフン』の自 身 による劇 化 - たいこどんどん(1975
年 五 月 舎 )※井 上 の小 説 『江 戸 の夕 立 ち』の自 身 による劇 化 四 谷 諧 談 (1975年 芸 能 座 )雨 (1976年 五 月 舎 /西 武 劇 場 )浅 草 キヨシ伝 (1977年 芸 能 座 )花 子 さん(1978年 五 月 舎 )日 の浦 姫 物 語 (1978年 文 学 座 )- しみじみ
日 本 ・乃 木 大 将 (1979年 芸 能 座 ) 小 林 一 茶 (1979年 五 月 舎 )- イーハトーボの
劇 列 車 (1980年 三 越 劇 場 /五 月 舎 ) 唐 来 参 和 (1982年 しゃぼん玉 座 )※井 上 の同 名 小 説 の小 沢 昭 一 による劇 化 国 語 事 件 殺 人 辞 典 (1982年 しゃぼん玉 座 )化 粧 (1982年 地 人 会 )吾 輩 は漱 石 である(1982年 しゃぼん玉 座 )化 粧 二 幕 (1982年 地 人 会 )- もとの
黙 阿 弥 (1983年 松 竹 ) - うかうか
三 十 、ちょろちょろ四 十 (1983年 劇 団 若 草 ) 芭 蕉 通 夜 舟 (1983年 しゃぼん玉 座 )頭 痛 肩 こり樋 口 一 葉 (1984年 こまつ座 )- きらめく
星 座 (1985年 こまつ座 ) - 『闇 に咲 く花 』『雪 やこんこん』とともに「昭 和 庶 民 伝 三 部 作 」とされる[45] 國 語 元 年 (1986年 こまつ座 )泣 き虫 なまいき石 川 啄 木 (1986年 こまつ座 )花 よりタンゴ(1986年 こまつ座 )- キネマの
天 地 (1986年 松 竹 ) - きらめく
星 座 (1987年 こまつ座 ) 闇 に咲 く花 (1987年 こまつ座 )- 『きらめく星 座 』『雪 やこんこん』とともに「昭 和 庶 民 伝 三 部 作 」とされる雪 やこんこん(1987年 こまつ座 )- 『きらめく星 座 』『闇 に咲 く花 』とともに「昭 和 庶 民 伝 三 部 作 」とされる- イヌの
仇 討 (1988年 こまつ座 ) -討 ち入 り当 夜 の吉 良 義 央 が生 類 憐 れみの令 に反 発 し、犬 のいない理 想 郷 を夢 見 る。「登 場 人 物 」は吉 良 方 の男 女 十 名 余 のみで、赤 穂 義 士 は声 のみの「発 声 人 物 」[46]。 人 間 合 格 (1989年 こまつ座 )- シャンハイムーン(1991
年 こまつ座 ) - ある
八 重 子 物 語 (1991年 松 竹 ) 中 村 岩 五 郎 (1992年 地 人 会 )- マンザナ、わが
町 (1993年 こまつ座 ) 父 と暮 せば(1994年 こまつ座 )※2004年 に黒 木 和 雄 監 督 で映 画 化 黙 阿 彌 オペラ(1995年 こまつ座 )紙 屋 町 さくらホテル(1997年 新 国 立 劇 場 )貧 乏 物 語 (1998年 こまつ座 )連 鎖 街 のひとびと(2000年 こまつ座 )化 粧 二 題 (2000年 こまつ座 )夢 の裂 け目 (2001年 新 国 立 劇 場 )- 「夢 の泪 」「夢 の痂 」とともに「東 京 裁 判 三 部 作 」とされる[47]太 鼓 たたいて笛 ふいて(2002年 こまつ座 )- イヌの
仇 討 あるいは吉 良 の決 断 (2002年 オペラシアターこんにゃく座 ) 兄 おとうと(2003年 こまつ座 )夢 の泪 (2003年 新 国 立 劇 場 ) - 「東 京 裁 判 三 部 作 」の一 つ水 の手 紙 (2003年 国 民 文 化 祭 ・やまがた2003)円 生 と志 ん生 (2005年 こまつ座 )箱 根 強 羅 ホテル(2005年 新 国 立 劇 場 )夢 の痂 (〜のかさぶた)(2006年 新 国 立 劇 場 ) - 「東 京 裁 判 三 部 作 」の一 つ私 はだれでしょう(2007年 こまつ座 )- ロマンス(2007
年 こまつ座 /シス・カンパニー) - リトル・ボーイ、ビッグ・タイフーン〜
少 年 口 伝 隊 一 九 四 五 〜(2008年 日 本 ペンクラブ) - ムサシ(2009
年 こまつ座 /ホリプロ) 組 曲 虐 殺 (2009年 こまつ座 /ホリプロ)
随 筆
[- 『
家 庭 口 論 』正 続 (中 央 公 論 社 1974年 - 1975年 のち文 庫 ISBN 978-4122003095) - 『ブラウン
監 獄 の四 季 』(講 談 社 1977年 のち文 庫 ISBN 978-4061315761) - 『
笑 談 笑 発 対 談 集 』(講 談 社 文 庫 1978年 ISBN 978-4061315211) - 『パロディ
志 願 エッセイ集 1』(中 央 公 論 社 1979年 のち文 庫 ) - 『
風 景 はなみだにゆすれ エッセイ集 2』(中 央 公 論 社 1979年 のち文 庫 ) - 『ジャックの
正 体 エッセイ集 3』(中 央 公 論 社 1979年 のち文 庫 ) - 『さまざまな
自 画 像 エッセイ集 4』(中 央 公 論 社 1979年 のち文 庫 ) - 『
私 家 版 日 本 語 文 法 』(新 潮 社 1981年 のち文 庫 ISBN 978-4101168142) - 『
聖 母 の道 化 師 エッセイ集 5』(中 央 公 論 社 1981年 のち文 庫 ) - 『ことばを
読 む』(中 央 公 論 社 1982年 のち文 庫 ) - 『
井 上 ひさしの世 界 』(白 水 社 1982年 ) - 『
本 の枕 草 紙 』(文 藝 春 秋 1982年 のち文 庫 ) - 『
自 家 製 文 章 読 本 』(新 潮 社 1984年 のち文 庫 ISBN 978-4101168197) - 『ああ
幕 があがる井 上 芝 居 ができるまで』(こまつ座 共 著 朝 日 新 聞 社 1986年 ) - 『
遅 れたものが勝 ちになる エッセイ集 6』(中 央 公 論 社 1989年 のち文 庫 ) - 『
悪 党 と幽 霊 エッセイ集 7』(中 央 公 論 社 1989年 のち文 庫 ) - 『
井 上 ひさしのコメ講 座 』正 続 (岩 波 ブックレット 1989年 - 1991年 ) - 『やあおげんきですか』(
集 英 社 文 庫 1989年 ) - 『コメの
話 』(新 潮 文 庫 1992年 ) - 『どうしてもコメの
話 』(新 潮 文 庫 1993年 ) - 『ニホン
語 日 記 』全 2巻 (文 藝 春 秋 1993年 - 1996年 のち文 庫 ) - 『
死 ぬのがこわくなくなる薬 エッセイ集 8』(中 央 公 論 社 1993年 のち文 庫 ) - 『
文 学 強 盗 の最 後 の仕 事 エッセイ集 9』(中 央 公 論 社 1994年 のち文 庫 ) - 『
餓 鬼 大 将 の論 理 エッセイ集 10』(中 央 公 論 社 1994年 のち文 庫 ) - 『
宮 沢 賢 治 に聞 く』(こまつ座 共 著 ネスコ 1995年 のち文 春 文 庫 ) - 『
井 上 ひさしの日 本 語 相 談 』(朝 日 文 芸 文 庫 1995年 ISBN 978-4022640888) - 『ベストセラーの
戦 後 史 』全 2巻 (文 藝 春 秋 1995年 のち文 春 学 藝 ライブラリーにて「完 本 」版 ) - 『
樋 口 一 葉 に聞 く』(こまつ座 共 著 ネスコ 1995年 のち文 春 文 庫 ) - 『
本 の運 命 』(文 藝 春 秋 1997年 のち文 庫 ) - 『
演 劇 ノート』(白 水 Uブックス 1997年 ) - 『
井 上 ひさしの農 業 講 座 』(こまつ座 共 著 家 の光 協 会 1997年 ISBN 978-4259545246) - 『
太 宰 治 に聞 く』(こまつ座 共 著 ネスコ 1998年 のち文 春 文 庫 ) - 『
菊 池 寛 の仕 事 文 藝 春 秋 、大 映 、競 馬 、麻 雀 …時 代 を編 んだ面 白 がり屋 の素 顔 』(こまつ座 共 著 ネスコ 1999年 ) - 『
物 語 と夢 対 談 集 』(岩 波 書 店 1999年 ) - 『わが
人 生 の時 刻 表 』(集 英 社 文 庫 2000年 ISBN 978-4087472523) - 『
四 千 万 歩 の男 忠 敬 の生 き方 』(講 談 社 2000年 のち文 庫 ISBN 978-4062095365) - 『
浅 草 フランス座 の時 間 』(こまつ座 共 著 文 春 ネスコ 2001年 ISBN 978-4890361236) - 『
日 本 語 は七 通 りの虹 の色 』(集 英 社 文 庫 2001年 ) - 『
吾 輩 はなめ猫 である』(集 英 社 文 庫 2001年 ISBN 978-4087473575) - 『
井 上 ひさしと141人 の仲 間 たちの作 文 教 室 』(新 潮 文 庫 2001年 ISBN 978-4101168296) - 『にほん
語 観 察 ノート』(中 央 公 論 新 社 2002年 のち文 庫 ISBN 978-4122043510) - 『あてになる
国 のつくり方 フツー人 の誇 りと責 任 』(生 活 者 大 学 校 講 師 陣 共 著 光 文 社 2002年 ) - 『
井 上 ひさしの大 連 写 真 と地 図 で見 る満 州 』(こまつ座 共 著 小 学 館 「ショトル・ミュージアム」 2002年 ) - 『
井 上 ひさしコレクション』全 3巻 (岩 波 書 店 2005年 4月 - 6月 ) - 『ふふふ』(
講 談 社 2005年 のち文 庫 ISBN 978-4062125666) - 『
井 上 ひさしの子 どもにつたえる日 本 国 憲 法 』(講 談 社 2006年 ) - 『
映 画 をたずねて対 談 集 』(ちくま文 庫 2006年 ) - 『ボローニャ
紀 行 』(文 藝 春 秋 2008年 のち文 庫 ) - 『わが
蒸 発 始 末 記 エッセイ選 』(中 公 文 庫 2009年 ISBN 978-4122051348) - 『ふふふふ』(
講 談 社 2009年 のち文 庫 ISBN 978-4062159364) - 『
井 上 ひさし全 選 評 』(白 水 社 2010年 ISBN 978-4560080382) - 『
日 本 語 教 室 』(新 潮 新 書 2011年 ISBN 978-4106104107) - 『ふかいことをおもしろく
創 作 の原 点 』(PHP研 究 所 2011年 ISBN 978-4569781396) - 『
初 日 への手 紙 :「東 京 裁 判 三 部 作 」のできるまで』(白 水 社 2013年 ISBN 978-4560082966)
刊 行 された戯 曲
[- 『
表 裏 源 内 蛙 合 戦 』新 潮 社 1971年 のち文 庫 - 『
道 元 の冒 険 』新 潮 社 1971年 のち文 庫 - 『
珍 訳 聖 書 』新 潮 社 (書 下 ろし新 潮 劇 場 ) 1973年 のち文 庫 - 『
天 保 十 二 年 のシェイクスピア』新 潮 社 (書 下 ろし新 潮 劇 場 ) 1973年 - 『
藪 原 検 校 』新 潮 社 1974年 のち文 庫 - 『
井 上 ひさしコント集 』講 談 社 1974年 「井 上 ひさし笑 劇 全 集 」文 庫 - 『たいこどんどん』
新 潮 社 (書 下 ろし新 潮 劇 場 ) 1975年 - 『てんぷくトリオのコント』
全 3巻 サンワイズ・エンタープライズ 1975年 -1977年 - 『しみじみ
日 本 ・乃 木 大 将 』新 潮 社 1979年 のち文 庫 - 『
小 林 一 茶 』中 央 公 論 社 1980年 のち文 庫 - 『イーハトーボの
劇 列 車 』新 潮 社 1980年 のち文 庫 - 『
国 語 事 件 殺 人 辞 典 』新 潮 社 1982年 - 『
吾 輩 は漱 石 である』集 英 社 1982年 のち文 庫 - 『もとの
黙 阿 弥 』文 藝 春 秋 1983年 のち文 庫 - 『
仇 討 』中 央 公 論 社 1983年 - 『
化 粧 』集 英 社 1983年 のち文 庫 - 『
頭 痛 肩 こり樋 口 一 葉 』集 英 社 1984年 のち文 庫 - 『
空 き缶 ユートピア』集 英 社 文 庫 1984年 - 『きらめく
星 座 昭 和 オデオン堂 物 語 』集 英 社 1985年 のち文 庫 - 『
泣 き虫 なまいき石 川 啄 木 』新 潮 社 1986年 のち文 庫 - 『
花 よりタンゴ銀 座 ラッキーダンスホール物 語 』集 英 社 1986年 - 『
雪 やこんこん湯 の花 劇 場 物 語 』朝 日 新 聞 社 1987年 のち文 庫 - 『
闇 に咲 く花 愛 敬 稲 荷 神 社 物 語 』講 談 社 1987年 のち文 庫 - 『ひょっこりひょうたん
島 』全 13冊 山 元 護 久 共 著 1990年 -1992年 (ちくま文 庫 ) - 『シャンハイムーン』
集 英 社 1991年 - 『ある
八 重 子 物 語 』集 英 社 1992年 のち文 庫 - 『マンザナ、わが
町 』集 英 社 1993年 - 『
井 上 ひさし全 芝 居 』全 7巻 新 潮 社 1巻 から5巻 1993年 -1994年 6巻 、7巻 2010年 - 『
黙 阿 弥 オペラ』新 潮 社 1995年 のち文 庫 - 『
父 と暮 せば』新 潮 社 1998年 のち文 庫 - 『わが
友 フロイス』ネスコ 1999年 - 『
夢 の裂 け目 』小 学 館 2001年 - 『
紙 屋 町 さくらホテル』小 学 館 2001年 - 『
太 鼓 たたいて笛 ふいて』新 潮 社 2002年 のち文 庫 - 『
兄 おとうと』新 潮 社 2003年 - 『
夢 の泪 』新 潮 社 2004年 - 『
箱 根 強 羅 ホテル』集 英 社 2006年 - 『
夢 の痂 』集 英 社 2007年 - 『ロマンス』
集 英 社 2008年 - 『ムサシ』
集 英 社 、2009年 - 『うま —
馬 に乗 ってこの世 の外 へ―』集 英 社 、2022年 未 発 表 戯 曲
共 著
[- 『ひょっこりひょうたん
島 』全 4巻 山 元 護 久 日 本 放 送 出 版 協 会 1964年 -1965年 - 『
長 靴 をはいた猫 』山 元 護 久 小 学 館 の絵 文 庫 1969年 - 『ひさし・
章 二 巷 談 辞 典 』文 藝 春 秋 山 藤 章 二 1981年 のち文 庫 ISBN 978-4163365305 - 『
月 のパロディ大 全 集 』丸 谷 才 一 1984年 朝 日 文 庫 - 『
花 のパロディ大 全 集 』丸 谷 才 一 1984年 朝 日 文 庫 - 『
星 のパロディ大 全 集 』丸 谷 才 一 1984年 朝 日 文 庫 - 『
国 ゆたかにして義 を忘 れ』つかこうへい角 川 書 店 1985年 - 『
国 鉄 を考 える』伊 東 光 晴 1986年 (岩 波 ブックレット) - 『ユートピア
探 し物 語 探 し』(1988年 大 江 健 三 郎 ・筒 井 康 隆 )岩 波 書 店 - 『「
日 本 国 憲 法 」を読 み直 す』樋 口 陽 一 講 談 社 1994年 のち文 庫 - 『
拝 啓 水 谷 八 重 子 様 往 復 書 簡 』水 谷 良 重 集 英 社 1995年 - 『
国 家 ・宗 教 ・日 本 人 』対 談 司 馬 遼 太 郎 講 談 社 1996年 のち文 庫 - 『
新 日 本 共 産 党 宣 言 』不 破 哲 三 対 談 、1999年 光 文 社 - 『
話 し言 葉 の日 本 語 』平 田 オリザ小 学 館 2003年
コント台 本
[- てんぷくトリオのコント 1 - 3 さわ
出 版 1973年 のち講 談 社 (「井 上 ひさしコント集 」) 井 上 ひさし笑 劇 全 集 1976年 講 談 社 文 庫 (上 ISBN 4061313347下 ISBN 4061313355)
校 歌
[小 さな火 花 (1982年 北 京 日 本 人 学 校 校 歌 作 詞 を担 当 、作 曲 は團 伊 玖 磨 )川 西 町 立 第 一 中 学 校 [48]川 西 町 立 第 二 中 学 校 [49]川 西 町 立 川 西 中 学 校 - 2011年 4月 に川 西 町 の3つの中 学 校 (第 一 中 学 校 、第 二 中 学 校 、玉 庭 中 学 校 )が統 合 して開 校 [50]。釜 石 市 立 釜 石 小 学 校 (作 曲 :宇 野 誠 一 郎 )
その他
[童 謡 「バンパク ワンパク マーチ」 - 1970年 日 本 万 国 博 覧 会 ・住 友 童 話 館 のテーマソングで、井 上 は作 詞 を担 当 した(作 曲 は和 田 誠 )[51]。文 楽 作 品 『金 壺 親 父 恋 達 引 』 - 1972年 にNHKラジオ放 送 用 に執 筆 され、1973年 に人 形 を加 えて撮 影 されテレビ放 送 。2016年 に国 立 文 楽 劇 場 にて上 演 [52][53]。映 画 『平 成 狸 合 戦 ぽんぽこ』(1994年 、高 畑 勲 監 督 ) -水 木 しげるらとともに資 料 提 供 などに協 力 しておりエンドロールの「協 力 」にクレジットされている。井 上 が小 説 「腹 鼓 記 」の執 筆 にあたるために収 集 したものなどで、井 上 が蔵 書 を寄 贈 して開 設 された先 述 の「遅 筆 堂 文 庫 」もこの映 画 の「協 力 」にクレジットされている。
ドキュメンタリー
[演 じた人 物
[北 村 有 起 哉 -劇 作 家 井 上 ひさし誕 生 の物 語 (NHK BSプレミアム、2013年 12月 15日 )
脚 注
[注 釈
[- ^
山 元 護 久 と共 に第 1シリーズ実 写 版 『忍 者 ハットリくん』(1966年 )、第 2シリーズ実 写 版 『忍 者 ハットリくん+忍 者 怪 獣 ジッポウ』(1967年 )を手 がけた時 の共 同 ペンネーム。 - ^
山 元 護 久 と共 に『ピュンピュン丸 』(1967年 、1970年 )を手 がけた時 の共 同 ペンネーム。 - ^
西 舘 代 志 子 と結 婚 していた当 時 は、西 舘 の実 家 である「内 山 」姓 が本 名 であった。これは結 婚 に際 して、それまでの転 居 の間 に本 籍 地 が遠 くなり取 り寄 せが手 間 になったことから、好 子 の実 家 に婿 入 りする形 にすれば手 続 きが簡 便 になるという理 由 であったと著 書 『ブラウン監 獄 の四 季 』に記 している。 - ^ しかし、
井 上 の孤 児 院 時 代 の友 人 は「彼 の輝 かしい経 歴 というのを奥 さんは信 じているのですか?僕 は彼 が東 北 大 学 と東 京 外 語 大 学 の受 験 に失 敗 して、早 稲 田 大 学 と慶 応 大 学 に合 格 を果 たしたが、学 費 が払 えずやむなく上 智 大 学 に入 ったという箇 所 では笑 いましたね。おまけに医 師 を志 して東 北 大 と岩 手 大 の医 学 部 (ママ)を志 したって言 うのですから、あきれて物 も言 えません。孤 児 院 がどんな所 か、大 学 受 験 などどうしてできるんですか。有 名 になれば何 を言 ってもいいんですね。たまたま学 生 の少 ない上 智 大 学 に推 薦 してもらっただけでしょう」と語 り、井 上 の自 称 する経 歴 に多 数 の虚 構 が含 まれていると主 張 している。西 舘 好 子 『表 裏 井 上 ひさし協 奏 曲 』p.207による。 - ^ 1982
年 に行 われたインタビューで井 上 は連 載 が打 ち切 りとなった経 緯 をこう述 べている――「確 かに出 自 が違 う、育 ちが違 うというのは誰 でもあるわけだから、それはあんまり問 題 じゃないんじゃないか。そこをハッキリ、キチッと整 理 したうえで、新 撰 組 のやったことを通 して幕 末 史 を考 えてみたかった。ところが、書 き進 むにつれて、編 集 長 あたりから、自 己 検 閲 がはじまった。どっからもこないんですよ、その文 句 は。こないのにくるんじゃないかとおそれはじめた。こっちもやる気 が出 なくなって途 中 でやめちゃった」[15]。 - ^ 「
法 に則 り、比 喩 を用 い、因 縁 を語 るべし」という、永 六 輔 が紹 介 した仏 教 の説 教 者 の話 術 の極 意 を分 かりやすく言 い換 えたもの。 - ^
遠 藤 征 広 『遅 筆 堂 文 庫 物 語 ―小 さな町 に大 きな図 書 館 と劇 場 ができるまで』(日 外 教 養 選 書 1998年 によれば、1980年 1月 から翌 年 12月 まで大 江 健 三 郎 の後 を継 いで朝 日 新 聞 「文 芸 時 評 」を担 当 することになるが、時 評 のために月 に四 、五 百 万 も本 を購 入 し、一 冊 のためにその作 家 の全 集 まで読 破 したという)。
出 典
[- ^ a b “
市 川 の偉 大 な文 化 人 井 上 ひさし氏 が死 去 20年 間 在 住 、文 化 振 興 財 団 の理 事 長 も”.千 葉 日 報 (千 葉 日 報 社 ): pp.朝 刊 1,15,18. (2010年 4月 13日 ) - ^
井 上 綾 さん、父 の残 した仕 事 を世 間 に亡 くなって7年 …恩 返 しの思 い込めて出 版 決 意 zakzak 2017年 7月 9日 - ^ プロフィール
井 上 ひさし公 式 サイト - ^ a b c d e
井 上 ひさし(こまつ座 ) - ^ a b すばる2011
年 5月 号 「座 談 会 井 上 ひさしの文 学 」 - ^
西 舘 好 子 『表 裏 井 上 ひさし協 奏 曲 』p.146 - ^
西 舘 好 子 『表 裏 井 上 ひさし協 奏 曲 』p.206 - ^
西 舘 好 子 『表 裏 井 上 ひさし協 奏 曲 』p.211 - ^
井 上 ひさし『本 の運 命 』(文 藝 春 秋 、1997年 )p.105 - ^
井 上 ひさし『続 家 庭 口 論 』、中 央 公 論 社 - ^
井 上 ひさし『ブラウン監 獄 の四 季 』、講 談 社 - ^
井 上 ひさし『モッキンポット師 ふたたび』、講 談 社 文 庫 (1985年 )、巻 末 の年 譜 (1984年 10月 著 者 自 筆 )の中 に述 べられている。 - ^
井 上 ひさし、中 山 千 夏 ・宇 野 誠 一 郎 「近 い昔 の物 語 ひょっこりひょうたん島 の真 実 田 中 角 栄 の一 言 で『ひょっこりひょうたん島 』打 ち切 り!?」『論 座 』第 107号 、朝 日 新 聞 社 、2004年 4月 、pp. 102-117。 - ^ “
候 補 作 家 の群 像 井 上 ひさし”.直 木 賞 のすべて. 2023年 7月 11日 閲 覧 。 - ^
岡 庭 昇 、高 橋 敏 夫 編 『七 人 の作 家 たち』土 曜 美 術 社 、1983年 9月 、26頁 。 - ^ 「
前 口 上 集 」は扇 田 昭 彦 責 任 編 集 『井 上 ひさし』(白 水 社 2011年 に再 掲 )。 - ^ 『
井 上 ひさし全 芝 居 』第 4巻 、p.514。 - ^
井 上 ひさしさん逝 く闘 病 半 年 …最 後 まで創 作 意 欲 衰 えず - ^ “「ひょっこりひょうたん
島 」の井 上 ひさしさん死 去 ”.産 経 新 聞 . (2010年 4月 11日 ) 2010年 4月 11日 閲 覧 。 - ^ “
激 痛 耐 え闘 病 、井 上 ひさしさん支 えた創 作 意 欲 三 女 語 る”.朝 日 新 聞 . (2010年 4月 15日 ) 2013年 9月 26日 閲 覧 。 - ^
生 島 治 郎 『生 島 治 郎 の誘 導 訊 問 :反 逆 の心 をとり戻 せ』双 葉 社 、1974年 11月 、221頁 。 - ^
岡 庭 昇 、高 橋 敏 夫 編 『七 人 の作 家 たち』土 曜 美 術 社 、1983年 9月 、16頁 。 - ^
岡 庭 昇 、高 橋 敏 夫 編 『七 人 の作 家 たち』土 曜 美 術 社 、1983年 9月 、19頁 。 - ^
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井 上 ひさしさんのこと(文 壇 こぼれ話 ) - ^
司 馬 遼 太 郎 も認 めていた「遅 筆 堂 」井 上 ひさしの伝 説 (週 刊 朝 日 ) - ^
第 42回 「井 上 ひさしとクニオ」(鈴 木 邦 男 の愛 国 問 答 ) - ^
中 国 新 聞 、2009年 7月 2日 13面 - ^ 【
天 風 録 】井 上 ひさしさん -中 国 新 聞 - ^ “「
井 上 ひさし」“ストリップ界 の東 京 大 学 ”から飛 び立 った天 才 作 家 !<第 3回 >浅 草 六 区 芸 能 伝 |月 刊 浅 草 ウェブ”.月 刊 浅 草 ウェブ【毎 日 10時 更 新 !】伝 統 と革 新 の交 差 点 「浅 草 」の魅 力 を配 信 . 2021年 6月 27日 閲 覧 。 - ^
石 川 麻 矢 1998, p. 45-46 - ^ a b c
石 川 麻 矢 1998, p. 76 - ^
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西 舘 好 子 1998. - ^
矢 崎 泰 久 x永 六 輔 の「ぢぢ放 談 」、『創 』2013年 4月 号 創 出 版 - ^
今 、平 和 を語 る:小 説 家 、劇 作 家 井 上 ひさしさん毎 日 新 聞 2008年 2月 4日 。 - ^ 「すばる」2000
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各 賞 受 賞 一 覧 ”.日 本 SF作 家 クラブ(SFWJ)公 式 ウェブサイト.日 本 SF作 家 クラブ. 2025年 3月 9日 閲 覧 。 - ^ “
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山 形 県 名 誉 県 民 ・山 形 県 県 民 栄 誉 賞 ”.山 形 県 . 2022年 7月 29日 閲 覧 。 - ^
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沢 信 『ひさし伝 』(新 潮 社 2012年 pp.238)。 - ^
扇 田 昭 彦 「『昭 和 庶 民 伝 』三 部 作 を書 き上 げた井 上 ひさしに聞 く」『井 上 ひさし』(白 水 社 2011年 pp.99-111)。 - ^ 『イヌの
仇 討 』(文 芸 春 秋 1992年 pp.11) - ^ 笹
沢 信 『ひさし伝 』(新 潮 社 2012年 pp.421-457)。『初 日 への手 紙 : 「東 京 裁 判 三 部 作 」のできるまで』。 - ^ “
川 西 町 立 第 一 中 学 校 ”.山 形 県 川 西 町 . 2011年 5月 18日 時 点 のオリジナルよりアーカイブ。2020年 7月 28日 閲 覧 。 - ^ “
川 西 町 立 第 二 中 学 校 ”.山 形 県 川 西 町 . 2011年 5月 18日 時 点 のオリジナルよりアーカイブ。2020年 7月 28日 閲 覧 。 - ^ “7/3
情 報 更 新 しました”.川 西 町 立 川 西 中 学 校 . 2020年 7月 28日 時 点 のオリジナルよりアーカイブ。2020年 7月 28日 閲 覧 。 - ^ 『EXPO'70
住 友 童 話 館 の記 録 』住 友 館 委 員 会 事 務 局 (局 長 児 玉 正 彦 )、1971年 1月 31日 、11頁 。 - ^ “
井 上 ひさし文 楽 を舞 台 初 上 演 拝 金 オヤジが恋 したら?”. Yahoo ニュース (2016年 7月 25日 ). 2021年 4月 15日 時 点 のオリジナルよりアーカイブ。2021年 4月 15日 閲 覧 。 - ^ 「
井 上 ひさし文 楽 、初 の舞 台 化 …国 立 文 楽 劇 場 で」『読 売 新 聞 』2016年 5月 24日 。2016年 5月 25日 閲 覧 。[リンク切 れ] - ^ “
井 上 ひさしのボローニャ日 記 ”. NHK (2020年 11月 13日 ). 2021年 4月 24日 時 点 のオリジナルよりアーカイブ。2021年 4月 24日 閲 覧 。
参 考 文 献
[西 舘 好 子 『修 羅 の棲 む家 』はまの出 版 、1998年 10月 。ISBN 4893612700。石 川 麻 矢 『激 突 家 族 :井 上 家 に生 まれて』中 央 公 論 社 、1998年 6月 。ISBN 4120028011。桐 原 良 光 『井 上 ひさし伝 』白 水 社 (2001/05)高 橋 敏 夫 『井 上 ひさし希 望 としての笑 い』角 川 SSC新 書 (2010/9)扇 田 昭 彦 責 任 編 集 『日 本 の演 劇 人 井 上 ひさし』白 水 社 (2011/09)西 舘 好 子 『表 裏 井 上 ひさし協 奏 曲 』牧 野 出 版 (2011/09)- 笹
沢 信 『ひさし伝 』新 潮 社 (2012/04) 小 田 島 雄 志 『井 上 ひさしの劇 ことば』新 日 本 出 版 社 (2014/09)
関 連 項 目
[外 部 リンク
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