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土曜は
株のおはなし>
「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」の購入はコチラ
「
億万長者をめざすバフェットの
銘柄選択術」という
本では、バフェット
流銘柄選択術が
示されており、
具体的には
以下の13の
質問を
満足できれば、その
株式を
購入した
方が
良いというものです。
私はこの
本にとても
感銘を
受け、このブログの
左側の
方にもオススメな
本として
紹介している
次第であります。
今回は、
以前紹介した
日本、
北米、
欧州以外の
新興国への
利益依存度が2006
年9
月中間~2007
年9
月中間の
間に
上昇している
主な
企業の
中から
ヤマハについて
具体的に
判断してみたいと
思います。
株式投資の
参考になればと
思います。
データは、
四季報CD-ROMが
主ですが、
Yahoo(ホームページ)、
ロイター(ホームページ)、
MSN(ホームページ)を
参考にしました。
1
消費者独占力を
持っているか?
ヤマハは
楽器事業で
世界最大で、ピアノ
等消費者独占力は
持っていると
思います。
2
事業内容を
理解しているか?
楽器事業で
世界最大で、
携帯電話用音源LSIでトップです。
中国市場深耕も
本腰を
入れているようです。
楽器59%、AV・IT13%、
電子機器・
電子金属10%、リビング8%、レクリェーション3%、
他6%で、
海外比率は47%もあります。
3
製品・サービスは20
年後も
陳腐化していないか?
楽器事業は20
年後も
陳腐化しないと
思います。
4コングロマリット(
直接の
関係を
持たない
多岐に
渡る
業種・
業務に
参入している
企業体)か?
リビング
事業(キッチン バス
等住宅設備機器)、レクリェーション
事業(リゾート
施設の
運営)が
気になりますが、その
割合は
低いのでコングロマリットではないと
思います。リゾート
施設は
売却し、
特に
音楽事業に
回帰しているようです。
5 1
株当たり
利益(EPS)は
安定成長しているいか?
EPS BPS ROE(EPS/BPS)
配当 配当性向 株価(
年末) PER(
株価/EPS)
1998,3 65.25 1,123.09 5.8% 10 5.3% 1,480 22.68
1999,3 -76.89 1,040.56 -7.4% 6 -7.8% 1,170 -15.22
2000,3 -197.45 1,073.75 -18.4% 3 -1.5% 664 -3.36
2001,3 64.50 952.62 6.8% 7 10.9% 1,120 17.36
2002,3 -49.75 978.15 -5.1% 8 -16.1% 970 -19.50
2003,3 86.65 1,040.06 8.3% 10 11.5% 1,097 12.66
2004,3 210.63 1,259.28 16.7% 15 7.1% 2,105 9.99
2005,3 95.06 1,334.51 7.1% 20 21.0% 1,564 16.45
2006,3 136.04 1,532.62 8.9% 20 14.7% 1,961 14.41
2007,3 135.19 1,680.91 8.0% 20 14.8% 2,520 18.64
平均 3.1% 7.0% 7.41
8.4% (EPS
成長率)
EPSは1999~2002にかけてマイナスとなったりして、
安定成長とはいえないようですが、ここ5
年はプラスとなっているようです。
6
安定的に
高いROE(
平均)をあげているか?
2003,3 8.60% ←ロイター
2004,3 18.40% ←ロイター
2005,3 7.36% ←YAHOO
2006,3 9.51% ←YAHOO
2007,3 8.41% ←YAHOO
平均ROE 10.5%
ROEは
平均10.5%あり、まあ
高いと
思います。
7
強固な
財務基盤を
有しているか?
長期負債/
税引利益倍率
0.92
この
本では
長期負債となっていますが、
有利子負債で
計算しました。この
負債を
返済するのに0.92
年かかる
財務となります。
負債はかなり
少ないと
思います。
8
自社株買戻しに
積極的か
MSN(
財務諸表→10
年間の
概括)で10
年間の
発行済み
株式数のデータあり
1998,3 206.5 (
百万)
1999,3 206.5 (
百万)
2000,3 206.5 (
百万)
2001,3 206.5 (
百万)
2002,3 206.5 (
百万)
2003,3 206.1 (
百万)
2004,3 206.2 (
百万)
2005,3 206.1 (
百万)
2006,3 206.1 (
百万)
2007,3 206.1 (
百万)
自社株買戻しには
積極的ではないようです。
9
製品・サービス
価格の
上昇はインフレ
率を
上回っているか?
製品価格の
上昇はブランド
力があるため、インフレ
率を
上回っていると
思います。
10
株価は、
相場全体の
下落や
景気後退、
一時的な
経営問題などのために
下落しているか?
2005
年1
月から2008
年1
月まで
上昇傾向でしたが、それ
以降は
相場全体の
下落のせいか、
下落傾向にあります。
11
株式の
益利回り(
今期のEPSを
現在の
株価で
割る)と
利益の
予想成長率を
計算し、
国債利回りと
比較せよ
2008/3/14の
株価 \1,946
A:
株式の
益利回り(
今期のEPSを
現在の
株価で
割る)
6.9%
B:
予想EPS
成長率
8.4%
A+B 15.4% :
長期投資の
期待収益率
国債の
利回り
1.723% 10
年国債
2.436% 30
年国債
米国で
当時7%
長期投資の
期待収益率は15.4%と
高い
値となっています。
12
株式を
擬似債券と
考え、
期待収益率を
計算せよ
株主資本の
予想成長率
=ROE(1-
配当性向)
9.7%
10
年後の
予想BPS=
直近のBPS×(1+
株主資本の
予想成長率)^10
4,252
10
年後の
予想株価=10
年後の
予想BPS×
平均ROE×
過去10
年間の
平均PER
\3,296
今後10
年間の
期待収益率=(10
年後の
予想株価/
現在の
株価)^(1/10)-1
5.4%
株式を
擬似債券と
考えた
期待収益率は5.4%
程度です。
13
過去のEPS
成長率をもとに
計算する
手法で
期待収益率を
計算せよ
過去の
平均EPS
成長率=(
直近のEPS/10
年前のEPS)^(1/10)-1
8.4%
予想EPS=
直近のEPS*(1+
過去の
平均EPS
成長率)^10
304
10
年後の
予想株価=
予想EPS×
過去10
年間の
平均PER
\2,251
期待収益率=(10
年後の
予想株価/
現在の
株価)^(1/10)-1
1.5%
EPS
成長率をもとにした
期待収益率は1.5%とそんなに
高くはありません。
<まとめ>
ヤマハは、
楽器事業で
世界最大で
消費者独占力はあり、
事業内容は
分かりやすく、その
製品は20
年後も
陳腐化しないと
思われ、コングロマリットではないと
思います。
EPSはまずまずの
成長率で、ROEもここ5
年平均は10.5%もあり、
負債はかなり
少ないです。また、
株式の
益利回りは15.4%とかなり
高く、
相場は
下落傾向にあるので、
今が
買いかもしれません。
ただ、
自社株買戻しには
積極的ではなく、EPS
成長率をもとにした
期待収益率は1.5%とそんなに
高くはありません。
国内減少を
特に
新興国など
海外で、
今後どのぐらい
増やすことが
出来るかが
鍵だと
思います。
バフェット
的にはギリギリ
買いだと
思います。"
株のお話しまとめ(2007年)
株のお話しまとめ(2006年)
<
今日の
独り
言>
3
歳11
ヶ月の
息子が
短期間で
自転車に
乗れるようになったと
思っていたら、
激しく
転んでしまい

、それ
以来怖がって
乗らなくなってしまいました・・・。
残念。まだ
地面に
足が
着かないというのは
問題ですね。またチャレンジです!