ガミラス帝国ていこくの戦闘せんとう艦かん

ガミラス帝国ていこくの戦闘せんとう艦かん（ガミラスていこくのせんとうかん）は、アニメ「宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマトシリーズ」に登場とうじょうするガミラス帝国ていこくの戦闘せんとう艦かん。

凡例はんれい

本ほん記事きじは文中ぶんちゅうに作品さくひん名めいが多おおく登場とうじょうするため、冒頭ぼうとうの本節ほんぶしに便宜べんぎ上じょうのシリーズ名めいおよび作品さくひん略称りゃくしょうをあらかじめ明記めいきする。

• 原作げんさくアニメシリーズ
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト』 - 『ヤマト』
  • 『さらば宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 愛あいの戦士せんしたち』 - 『さらば』
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2』 - 『ヤマト2』
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 新あらたなる旅立たびだち』 - 『新あらたなる』
  • 『ヤマトよ永遠えいえんに』 - 『永遠えいえんに』
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマトIII』 - 『ヤマトIII』
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 完結かんけつ編へん』 - 『完結かんけつ編へん』
• リメイクアニメシリーズ
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199』 - 『2199』
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199 星ほし巡めぐる方舟はこぶね』 - 『星ほし巡めぐる方舟はこぶね』
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2202 愛あいの戦士せんしたち』 - 『2202』
  • 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2205 新あらたなる旅立たびだち』-『2205』
• PSゲームシリーズ
  • PS用ようゲーム『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 遥はるかなる星ほしイスカンダル』 - 『遥はるかなる星ほしイスカンダル』
  • PS用ようゲーム『さらば宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 愛あいの戦士せんしたち』 - 『PS版ばんさらば』
  • PS用ようゲーム『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 英雄えいゆうの軌跡きせき』 - 『英雄えいゆうの軌跡きせき』
  • PS2用ようゲーム『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト イスカンダルへの追憶ついおく』 - 『イスカンダルへの追憶ついおく』
  • PS2用ようゲーム『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 暗黒あんこく星団せいだん帝国ていこくの逆襲ぎゃくしゅう』 - 『暗黒あんこく星団せいだん帝国ていこくの逆襲ぎゃくしゅう』
  • PS2用ようゲーム『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 二に重じゅう銀河ぎんがの崩壊ほうかい』 - 『二に重じゅう銀河ぎんがの崩壊ほうかい』

PSゲームシリーズにおける艦かんの名称めいしょうはPS版ばんとPS2版はんで異ことなっているが、本ほん項こうでは最新さいしん登場とうじょう作さくのものに準拠じゅんきょしている。

共通きょうつう設定せってい

デザインは主おもに松本まつもと零れい士し・加藤かとう直之なおゆき・松崎まつざき健一けんいちが担当たんとうしており、PSゲームシリーズでは宮武みやたけ一貴かずたか、リメイクアニメシリーズでは石津いしづ泰志やすしと出渕いずぶち裕ひろしによってリデザインされている。

曲線きょくせんの多おおいフォルムが特徴とくちょうで、基本きほん的てきには緑色みどりいろの艦かん体からだ色しょくをしている。PSゲームシリーズでは親衛隊しんえいたい「蒼あおい雷光らいこう」の艦かんとして青あお塗装とそうの艦かんが登場とうじょうし、リメイクアニメシリーズでは迷彩めいさい塗装とそうの艦かんや、「航こう宙ちゅう親衛しんえい艦隊かんたい」所属しょぞくの青あお塗装とそうの艦かんが登場とうじょうしている。

リメイクアニメシリーズでは、共通きょうつうする特徴とくちょうとして駆逐くちく型がたデストロイヤー艦かんについていた「目玉めだま」状じょうの意匠いしょうがほぼすべての艦かんについている。この部分ぶぶんは巡航じゅんこう時じは薄うす緑色みどりいろに発光はっこうし、戦闘せんとう時じに馴染なじみのある段階だんかい的てきな色いろに変色へんしょくすることでキャラクター性せいを加味かみするという演出えんしゅつが与あたえられている。

デスラー艦かん

初代しょだいは『ヤマト』、2代目だいめは『さらば』『ヤマト2』『完結かんけつ編へん』に登場とうじょう。

『2199』では「特とく一等いっとう航こう宙ちゅう戦闘せんとう艦かん デウスーラII世よ」という名称めいしょうになっている。

詳細しょうさいは「デスラー艦かん」を参照さんしょう

シュルツ艦かん

艦かん体たい諸しょ元もと

全長ぜんちょう	270 m
兵へい装そう	大型おおがた3連装れんそうエネルギー砲ほう×2基き 中型ちゅうがた3連装れんそうエネルギー砲ほう×1基き 小型こがた3連装れんそうエネルギー砲ほう×4基き その他た、魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん多数たすう
搭載とうさい機き	不明ふめい

『ヤマト』『ヤマト2』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは松本まつもと零れい士し、加藤かとう直之なおゆき。

冥王星めいおうせい基地きち所属しょぞくの艦隊かんたいの旗艦きかんで、同どう基地きち司令しれいシュルツの乗艦じょうかん。

戦艦せんかんに類別るいべつされるが、デストロイヤー系列けいれつの艦かんのすぐ上位じょういの艦かんとされる。両者りょうしゃの雰囲気ふんいきは19世紀せいき末まつに誕生たんじょうさせたバトルシップ(戦艦せんかん)とデストロイヤー(駆逐くちく艦かん)の概念がいねんではなく、帆走はんそう軍艦ぐんかんの戦列せんれつ艦かんとフリゲートの関係かんけいにあると考かんがえると解わかりやすい 。艦かん容ようは魚さかなを思おもわせる独特どくとくの生物せいぶつ的てきフォルムをしている。艦かん体からだ色しょくは艦上かんじょう部ぶが濃緑こみどり色しょくで、下部かぶが黄き緑みどりに塗ぬられ、艦かん首くびから大型おおがた3連装れんそうエネルギー砲塔ほうとう手前てまえにかけての部分ぶぶんと、メインノズル周辺しゅうへんが灰色はいいろである。さらに艦かん首くび先端せんたんのアンテナ2本ほん、艦かん首くびから大型おおがた3連装れんそう砲塔ほうとうの間あいだにあるアンテナ1本ほんと、大型おおがた3連装れんそう砲塔ほうとうと艦橋かんきょう上部じょうぶは、他たのガミラス艦かんと同おなじ緑色みどりいろで塗ぬられている。

武装ぶそうは、前ぜん甲板かんぱん上部じょうぶに大型おおがた3連装れんそうエネルギー砲塔ほうとう2基き、船体せんたい中央ちゅうおう下部かぶに中型ちゅうがた3連装れんそうエネルギー砲塔ほうとう1基き、後部こうぶに小型こがた3連装れんそうエネルギー砲塔ほうとう4基き、そのほか、艦かん首くびや艦かん底そこ、艦かん尾おなどに魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かんを多数たすうを備そなえる。また、『ヤマト』第だい9話わではヤマトと同様どうようの多段ただん式しき格納かくのう棚だなを持もつ格納庫かくのうこを存在そんざいが確認かくにんできるが、ゲーム版ばんを含ふくめて艦載かんさい機きを運用うんようするシーンはない。

また、艦かん首くび先端せんたんには開口かいこう部ぶがあり、内部ないぶには板いた状じょうの構造こうぞう物ぶつと3つ並ならんだ穴あなが確認かくにん出来できる。この艦かん首くびが開口かいこうしたデザインは、ガルマン・ガミラス帝国ていこくの中型ちゅうがた戦闘せんとう艦かんでも踏襲とうしゅうされている。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト

第だい8話わと第だい9話わに登場とうじょうする。第だい8話わで、反射はんしゃ衛星えいせい砲ほう破壊はかいによる津波つなみで水没すいぼつ寸前すんぜんだった冥王星めいおうせい基地きちから艦隊かんたいを率ひきいて脱出だっしゅつ。第だい9話わで、補修ほしゅう中ちゅうのヤマトに砲撃ほうげきを加くわえるも、ヤマト側がわのアステロイドリングの防御ぼうぎょに阻はばまれ、戦況せんきょうが進展しんてんしなかった。ヤマトの修理しゅうりが完了かんりょうし波動はどう砲ほうで全滅ぜんめつすることを恐おそれたシュルツの指示しじで、艦隊かんたいとともに体当たいあたり攻撃こうげきを行おこなおうとするが、解除かいじょされたアステロイドリングの岩盤がんばんを避さけるために味方みかた艦かん同士どうしで次々つぎつぎと激突げきとつし艦隊かんたいは壊滅かいめつ。最後さいごに残のこったシュルツ艦かんはヤマトに体当たいあたり寸前すんぜんまで接近せっきんするが、ロケットアンカーを側面そくめんに打うちこまれて突つき放はなされ、小惑星しょうわくせいに衝突しょうとつし爆沈ばくちんする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2

第だい3話わにおいて、ガミラス残存ざんそん艦隊かんたいとして全面ぜんめんが緑色みどりいろの同型どうけい艦かんが1隻せき1カットのみ登場とうじょうする。

松本まつもと零れい士しの漫画まんが版ばん『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト』では、ドメルの乗艦じょうかんとして迷彩めいさい塗装とそうを施ほどこされた艦かんが登場とうじょうしている。異い次元じげん空洞くうどう内ないでヤマトを追撃ついげきしたが、それ以降いこうは登場とうじょうしない。ひおあきら漫画まんが版ばんではロメル将軍しょうぐん（アニメ版ばんのドメルに相当そうとうするキャラ）の乗艦じょうかんと、ライバルであるゲル将軍しょうぐん（アニメ版ばんでは設定せってい画がは存在そんざいするものの未み登場とうじょう。）の乗艦じょうかんの2隻せきが登場とうじょう。デザインはアニメ版ばんに比くらべ単純たんじゅんになっており、魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かんの数かずは大幅おおはばに減へっているほか、艦橋かんきょうの窓まどが丸まる型がたになっている。ゲル艦かんは艦かん首くびに目めが描えがかれている。

ガミラス艦隊かんたい指揮しき戦艦せんかん級きゅう戦闘せんとう艦かん（PSゲーム）

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』『イスカンダルへの追憶ついおく』および『英雄えいゆうの軌跡きせき』の付属ふぞくゲーム『永遠えいえんのジュラ編へん』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは宮武みやたけ一貴かずたか。

新あらたに設定せっていと描写びょうしゃが追加ついかされた。『遥はるかなる星ほしイスカンダル』では艦かん種しゅ名めいが「艦隊かんたい旗艦きかん級きゅう戦艦せんかん」となり、中なか・大だい規模きぼの艦隊かんたいの旗艦きかんとして多おおくの戦線せんせんに配備はいびされており、ゲーム内ないで同型どうけい艦かんが多数たすう存在そんざいする。シュルツ艦かんのほか、シュルツの兄あにであるゲームオリジナルキャラクターのコルサックの艦隊かんたい旗艦きかん「バードラII」やデスラー親衛隊しんえいたい「蒼あおい電光でんこう」の艦隊かんたい旗艦きかんとして登場とうじょう。「バードラII」が廃はい艦かん寸前すんぜんの老朽ろうきゅう艦かんであるなど、形式けいしきの古ふるいタイプのようだが、ガミラス艦隊かんたいの旗艦きかんとして広ひろく使用しようされているらしく、中なかでも「蒼あおい電光でんこう」の艦隊かんたい旗艦きかんはドメラーズ級きゅうに匹敵ひってきするほどの高性能こうせいのう艦かんである。武装ぶそうは主砲しゅほう3基き、ミサイル2基き、機銃きじゅう2基き。

また、派生はせいとして主砲しゅほうをミサイル砲塔ほうとうに換かえた「艦隊かんたい旗艦きかん級きゅう戦艦せんかん・ミサイル艦かん」も登場とうじょうしているが、性能せいのう的てきには艦隊かんたい旗艦きかん級きゅう戦艦せんかんと変かわらない。塗装とそうは基本きほん的てきに同おなじだが、艦かん首くび開口かいこう部ぶ周まわりのみ白しろく塗ぬられている。武装ぶそうは主砲しゅほう2基き、ミサイル4基き。

『イスカンダルへの追憶ついおく』では、艦かん種しゅ名めいが「ガミラス艦隊かんたい指揮しき戦艦せんかん級きゅう戦闘せんとう艦かん」とされており、タランが座乗ざじょうした「カンプルードIII」のほか、「カンプルードIV」「シュルツIV」などの艦かん名めいが存在そんざいする。本ほんゲームでは味方みかたユニットとして使用しよう可能かのうで、地球ちきゅう防衛ぼうえい軍ぐんの主力しゅりょく戦艦せんかん級きゅうに近ちかい性能せいのうを持もつが、レーダー範囲はんいが広ひろい反面はんめん、波動はどう砲ほうやデスラー砲ほうなどの決戦けっせん兵器へいきの装備そうびは無ない。また、ドメラーズ級きゅうに比くらべ、防御ぼうぎょ力りょく・耐久たいきゅう力りょくが高たかい。艦かん速そく・旋回せんかい性能せいのうは、カンプルードIIIのみ同級どうきゅうより高たかく設定せっていされており、武装ぶそう数すうも他たの2艦かんが主砲しゅほう2基き（上うえ甲板かんぱんのみ）、副ふく砲ほう2基き（上下じょうげのみ）、平行へいこう発射はっしゃミサイル2基きの6つに対たいして艦かん底部ていぶの主砲しゅほうと両りょう舷ふなばたの副ふく砲ほう、平行へいこう発射はっしゃミサイル、上方かみがた迎撃げいげきミサイル各かく1基きおよび対空たいくう機銃きじゅう2基きが加くわわり13と倍ばい以上いじょうになっている。

『英雄えいゆうの軌跡きせき』に付属ふぞくしている『さらば宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト　愛あいの戦士せんしたち』のゲームシステムを利用りようしたミニゲーム、『永遠えいえんのジュラ編へん』では「旗艦きかん級きゅう戦艦せんかん」とされており、マップ上じょうの砲撃ほうげき射程しゃていは2マス、3D戦せんでの武装ぶそうは主砲しゅほうとなっている。

ガイデロール級きゅう航こう宙ちゅう戦艦せんかん（リメイクアニメ）

艦かん体たい諸しょ元もと

艦かん級きゅう	ガイデロール級きゅう
艦かん種しゅ	二に等とう航こう宙ちゅう戦艦せんかん
全長ぜんちょう	350 m
全幅ぜんぷく	42 m
全ぜん高こう	70 m
主おも機き	ゲシュ＝タム機関きかん
武装ぶそう	330ミリ三さん連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲塔ほうとう×3基き（艦上かんじょう2基き、艦かん底そこ1基き） 280ミリ二に連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲塔ほうとう×4基き（艦かん尾お） 近接きんせつ防御ぼうぎょ火器かき（単たん装そう）×32基き（艦橋かんきょう側面そくめん） 近接きんせつ防御ぼうぎょ火器かき（四よん連装れんそう）×6基き（艦橋かんきょう前方ぜんぽうおよび後方こうほう） 魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×12門もん（艦かん首くび） 魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×21門もん（艦かん底そこ）

『2199』『2202』『2205』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは石津いしづ泰志やすし。

「ガイデロール級きゅう航こう宙ちゅう戦艦せんかん」という艦かん種しゅ名めいで登場とうじょう。シュルツの座乗ざじょう艦かんについては、「シュバリエル」の個こ艦かん名めいが付与ふよされた。細部さいぶデザインのディテールアップと変更へんこうが行おこなわれている。寸法すんぽうが設定せっていし直なおされて、全長ぜんちょう350メートル・全幅ぜんはば42メートル・全高ぜんこう70メートルと大型おおがた化かされている。

オリジナルでは艦かん側面そくめん（第だい二に砲塔ほうとう付近ふきん）に、内部ないぶが赤色あかいろの開口かいこう部ぶが両りょう舷ふなばたにあったが、これは他たのガミラス艦かん同様どうように「目玉めだま」状じょうの光ひかる開口かいこう部ぶに変更へんこうされた。艦かん尾おの主しゅ推進すいしんノズルの周囲しゅういには多た用途ようと発射はっしゃ管かんが8門もんあり、探査たんさ機きや機雷きらいなどを射出しゃしゅつする。

通常つうじょうの場合ばあいの塗装とそうについては、艦上かんじょう部ぶが緑色みどりいろ、下部かぶが薄うす緑みどりとなり、艦かん首くび先端せんたん、艦かん後部こうぶの上下じょうげにあるエアーインテイク状じょうの構造こうぞう物ぶつの先端せんたんが黄色おうしょくになった。

『2202』では、地球ちきゅう連邦れんぽう航こう宙ちゅう艦隊かんたいの主力しゅりょく戦艦せんかんとして建造けんぞうされているドレッドノート級きゅう前衛ぜんえい航こう宙ちゅう艦かんの設計せっけいのベースになっていると設定せっていされている。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199

下記かきの2隻せきが主おもに登場とうじょう。そのほか、第だい18話わや第だい25話わなどにも同型どうけい艦かんが登場とうじょうする。

シュバリエル

シュルツの乗艦じょうかん。第だい1話わで初はつ登場とうじょう。第だい6話わにおいて、反射はんしゃ衛星えいせい砲ほう破壊はかいによる津波つなみで基地きちが水没すいぼつ寸前すんぜんになったため、艦隊かんたいとともに脱出だっしゅつを試こころみるが、ヤマトの攻撃こうげきにより本ほん艦かんのみが離脱りだつに成功せいこうする。その後ご、単たん艦かんでヤマトを追跡ついせきするも手てを出だせずにいたところ、第だい8話わで補給ほきゅう物資ぶっしとしてガス生命せいめい体たいを積載せきさいした「デスラー魚雷ぎょらい」を与あたえられ、グリーゼ581星ほし系けいでヤマトを雷撃らいげきする。しかし、ガス生命せいめい体たいはフレアによって消滅しょうめつし、全ぜん責任せきにんをゲールから転嫁てんかされ、ヤマトへ最後さいごの突撃とつげきを敢行かんこうするが、グリーゼ581のフレアに巻まき込こまれて爆沈ばくちんする。艦かん名めいは仏語ふつごで「忠誠ちゅうせい」を意味いみする

ゲルガメッシュ

銀河ぎんが方面ほうめん軍ぐん司令しれい官かんグレムト・ゲールの乗艦じょうかんであり、迷彩めいさい塗装とそうで艦橋かんきょうが白しろく塗装とそうされている。第だい10話わで初はつ登場とうじょうし、直属ちょくぞく艦隊かんたいを率ひきいて次元じげん断層だんそうから脱出だっしゅつした直後ちょくごのEX178とヤマトを攻撃こうげきするが、次元じげん断層だんそうの揺ゆり戻もどしに巻まき込こまれ艦隊かんたいは全滅ぜんめつし、本ほん艦かんのみゲシュタムジャンプ（ワープ）で辛かろうじて逃のがれる。第だい18話わでのバラン観艦式かんかんしきにおいては、ゲールがゼルグートII世よを訪問ほうもんする際さいに使用しよう。第だい25話わでは、デスラーと合流ごうりゅうし、バラン星ぼし宙ちゅう域いきにおいてヤマトを亜あ空間くうかんゲート内ないにおびき入いれる指揮しきをしたが、本国ほんごくへの召還しょうかん命令めいれいを無視むししていたため、差さし向むけられた次元じげん潜航せんこう艦かんUX-01に撃沈げきちんされる。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2202 愛あいの戦士せんしたち

第だい15話わから親衛隊しんえいたいカラーの艦かんがデスラー艦隊かんたいとして数すう隻せき登場とうじょうしている。第だい20話わからは通常つうじょうカラーが多数たすう登場とうじょうする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2205 新あらたなる旅立たびだち

デスラー艦隊かんたいの所属しょぞく艦かんが数すう隻せき登場とうじょう。移民いみん船団せんだんの護衛ごえい艦かんとしても何なん隻せきか登場とうじょうしている。

駆逐くちく型がたデストロイヤー艦かん

『ヤマト』『ヤマト2』『新あらたなる旅立たびだち』『ヤマトIII』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは加藤かとう直之なおゆき、松崎まつざき健一けんいち、PSゲームシリーズでは宮武みやたけ一貴かずたか、『2199』では出渕いずぶち裕ひろし。

ガミラス艦かんの中なかで最もっとも登場とうじょう頻度ひんどの高たかい艦かん。PSゲームシリーズでは「駆逐くちく巡じゅん洋ようデストロイヤー級きゅう」、リメイクアニメでは「デストリア級きゅう航こう宙ちゅう重じゅう巡洋艦じゅんようかん」となっている。

詳細しょうさいは「駆逐くちく型がたデストロイヤー艦かん」を参照さんしょう

高速こうそく巡じゅん洋よう型がたクルーザー

『ヤマト』『ヤマト2』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは松崎まつざき健一けんいち。

デストロイヤー艦かん系列けいれつの中なかでも巡航じゅんこう性能せいのうと火力かりょくを強化きょうかしたタイプとされる。デストロイヤー艦かんに比くらべ、船体せんたいが延長えんちょうされているため、デストロイヤー艦かん系列けいれつの中なかで、サイズは最もっとも大おおきく、クルーザー艦かん、または高速こうそく巡洋艦じゅんようかんとも呼よばれ、唯一ゆいいつ、巡洋艦じゅんようかんに分類ぶんるいされている。特徴とくちょう的てきな艦かん首くびの「目玉めだま」型がたの大型おおがたエネルギー砲ほうが片かた舷ふなばた2門もんずつ計けい4門もんあるが、デストロイヤー艦かんにくらべ小しょう口径こうけい化かされている。このことにより一いち弾だんあたりの破壊はかい力りょくは低下ていかしたが、発射はっしゃ速度そくどと命中めいちゅう率りつは向上こうじょうし、結果けっかとして攻撃こうげき力りょくは強化きょうかされた。他たの武装ぶそうは大型おおがたのガミラス式しき無む砲身ほうしん3連装れんそう砲塔ほうとうが上うえ甲板かんぱんに2基き（艦かん首くび・艦かん尾おに各かく1基き）配置はいちとデストロイヤー艦かんより少すくないが、その分ぶん大だい口径こうけいであり、火力かりょくは損そこなわれていない。また、両翼りょうよく部ぶに小型こがた魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん各かく1門もん計けい2門もん、三さん連装れんそうエネルギー機関きかん砲ほう各かく1基き計けい6門もんを備そなえる。なお、船ふね底部ていぶには砲塔ほうとうは無なく、代かわりに目的もくてき不明ふめいのバルジが確認かくにんできる。ひおあきらの漫画まんが版ばんでは巡洋艦じゅんようかんに類別るいべつされ、艦かん底部ていぶにも主砲しゅほうがある。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト

第だい9話わで初はじめて登場とうじょう。駆逐くちく型がたデストロイヤー艦かんやシュルツ艦かんと共ともに補修ほしゅう中ちゅうのヤマトへ砲撃ほうげきするも、アステロイドシップの岩盤がんばんとアステロイドリングの攻防こうぼう一体いったいの戦法せんぽうで防ふせがれる。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2

ガミラス残存ざんそん艦隊かんたいとして、第だい3話わから登場とうじょうする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマトIII

第だい16話わで、デスラーの回想かいそうシーンで1カットだけ本ほん艦かんに似にた艦かんが登場とうじょうしている。艦かん体たいはクルーザータイプに近ちかいが、「目玉めだま」は合計ごうけい2つで、艦かん前部ぜんぶの無む砲身ほうしん3連装れんそう砲塔ほうとうがデストロイヤー艦かん同様どうよう、小しょう口径こうけい砲塔ほうとう2基きになっている（艦かん尾おはドーム状じょう構造こうぞう物ぶつになっており、砲塔ほうとうがない）。なお、他たのカットでは、普通ふつうの駆逐くちく型がたデストロイヤー艦かんが描えがかれている。

高速こうそく巡航じゅんこうデストロイヤー級きゅう（PSゲーム）

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』『イスカンダルへの追憶ついおく』に登場とうじょう。

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』では「高速こうそく巡洋艦じゅんようかん」、『イスカンダルへの追憶ついおく』では「高速こうそく巡航じゅんこうデストロイヤー級きゅう」（そのほか「C型がたデストロイヤー」「高速こうそくクルーザー型がた」なども登場とうじょうする）と称しょうされている。

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』ではグラフィック上じょうではアニメ版ばんでは前後ぜんごに各かく1基きあった大だい口径こうけい主砲しゅほうが前ぜん甲板かんぱんの1基きのみとなっており、後こう甲板かんぱんは副ふく砲ほうとなっているが、武装ぶそう面めんでは副ふく砲ほう二に基きとデストロイヤーと同おなじとなっている。ただし、艦かん速そく、回避かいひ能力のうりょくはデストロイヤーよりも高たかい。

『イスカンダルへの追憶ついおく』での設定せっていでは、武装ぶそうは『遥はるかなる星ほしイスカンダル』をベースにグラフィックとの整合せいごう性せいが図はかられ、前ぜん甲板かんぱんの砲ほうは大だい口径こうけい無む砲身ほうしん3連装れんそう主砲しゅほうに変更へんこう、後こう甲板かんぱんの砲塔ほうとうは副ふく砲ほうとされている。この砲ほうはD型がたと同おなじく前方ぜんぽう目標もくひょうを攻撃こうげきする。武装ぶそうはほかに側面そくめん迎撃げいげきミサイルおよび対空たいくう機銃きじゅうが各かく2基きが追加ついかされ、デストロイヤー級きゅうの中なかで本ほん艦かん型がたのみが対空たいくう戦闘せんとう能力のうりょくと、各かく武装ぶそうに対たいする10パーセント増ましの攻撃こうげき力りょく補正ほせいを有ゆうする。艦かん速そく・旋回せんかい能力のうりょくに関かんしても、D型がたおよびM型がたよりも1段だん階上かいじょうとなっている。ただし、防御ぼうぎょ力りょくはD型がたおよびM型がたの150に対たいし、140と低ひくい。なお、ゲーム本編ほんぺんのグラフィックでは船ふね底部ていぶにTV版ばんのようなバルジは無なく、代かわりに副ふく砲ほうが装備そうびされているのが確認かくにんできるが、指揮しき戦艦せんかん級きゅう戦闘せんとう艦かんカンプルードⅣおよびシュルツⅣと同様どうように使用しよう不能ふのうとなっている。

ケルカピア級きゅう航こう宙ちゅう高速こうそく巡洋艦じゅんようかん（リメイクアニメ）

艦かん体たい諸しょ元もと

艦かん級きゅう	ケルカピア級きゅう
艦かん種しゅ	二に等とう航こう宙ちゅう装甲そうこう艦かん
全長ぜんちょう	240 m
全幅ぜんぷく	47 m
全ぜん高こう	50 m
主おも機き	ゲシュ＝タム機関きかん
武装ぶそう	330ミリ三さん連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲塔ほうとう×3基き（艦上かんじょう2基き、艦かん底そこ1基き） 魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×10門もん（前方ぜんぽう両りょう舷ふなばた6門もん、艦かん首くび下面かめん4門もん） 六ろく連装れんそうミサイル発射はっしゃ機き×1基き（艦橋かんきょう後方こうほう）

『2199』『星ほし巡めぐる方舟はこぶね』『2202』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは出渕いずぶち裕ひろし、艦内かんないは石津いしづ泰志やすし。

諸しょ元もとは全長ぜんちょう240メートル・全幅ぜんはば47メートル・全高ぜんこう50メートルに設定せっていされ、旧作きゅうさくと異ことなりデストリア級きゅう航こう宙ちゅう重じゅう巡洋艦じゅんようかんの270メートルよりやや小型こがたになっている。デザイン面めんでは細部さいぶのディテールアップが図はかられたほか、甲板かんぱんにある2基きとオリジナル版ばんには無なかった艦かん底部ていぶの1基きの砲塔ほうとうがデストリア級きゅうと同どう口径こうけいとなり、「数かずが少すくない代かわりに大だい口径こうけい」という特徴とくちょうは無なくなっている。

星ほし間あいだ通商つうしょう破壊はかいを目的もくてきに建造けんぞうされた、足あしの速はやい軽けい巡洋艦じゅんようかんとされている。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

艦隊かんたいの中核ちゅうかくを為なす艦かんとなっており、旧作きゅうさくに比くらべかなり頻繁ひんぱんに画面がめん内ないに登場とうじょうする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199

第だい1話わの冥王星めいおうせい沖おき海戦かいせん（地球ちきゅう側がわ作戦さくせん名めい「メ号ごう作戦さくせん」）で初はつ登場とうじょう。第だい15話わや第だい18話わなどでは、艦隊かんたい中核ちゅうかくとして多数たすう登場とうじょうする。

また、第だい10・25話わではゲール艦隊かんたいに所属しょぞくする迷彩めいさい塗装とそうの艦かんが登場とうじょうし、第だい15・23話わでは親衛隊しんえいたいに所属しょぞくする青あお塗装とそうの艦かんが登場とうじょうする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199 星ほし巡めぐる方舟はこぶね

バンデベル艦隊かんたい所属しょぞく艦かんとして迷彩めいさい塗装とそうの艦かんが、第だい8警務けいむ艦隊かんたい所属しょぞく艦かんとして通常つうじょう塗装とそうの艦かんが登場とうじょうする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2202 愛あいの戦士せんしたち

第だい1話わにおいて初はつ登場とうじょうする。第だい11話わからは親おやデスラー派はの艦艇かんていとして青色あおいろの塗装とそうのものがノイ・デウスーラに合流ごうりゅうする形かたちで登場とうじょうし始はじめる。

駆逐くちく型がたミサイル艦かん

『ヤマト』『ヤマト2』『完結かんけつ編へん』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは松崎まつざき健一けんいち。

デストロイヤー艦かん系列けいれつ一ひとつで、駆逐くちく艦かんに分類ぶんるいされる。エネルギー砲ほうの数かずを減へらし、代かわりにミサイルで武装ぶそうしたミサイル打撃だげき駆逐くちく艦かん。デストロイヤー艦かんよりも平ひらべったい形状けいじょうをしている。艦かん首くびにやや小こぶりな目玉めだま型がたのエネルギー砲ほう2門もんのほか、それより小ちいさい目玉めだま状じょうのミサイル発射はっしゃ菅すがを左右さゆうで計けい4門もん備そなえ、艦かん後部こうぶには大型おおがたパルスレーザー砲塔ほうとう（支持しじ架かは2本ほんだが砲ほう口こうは単たん装そう。フィン状じょうのものを十字形じゅうじがたに展開てんかいしている）を1基き装備そうびしている。また、後部こうぶ甲板かんぱんに垂直すいちょく発射はっしゃ式しきミサイルランチャーハッチを片かた舷ふなばた3門もん計けい6門もん備そなえている。なお、アニメ版ばんでは名なに反はんしてミサイルを発射はっしゃするシーンはない。『完結かんけつ編へん』では、艦かん首くびミサイル発射はっしゃ管かんから光線こうせんを撃うち出だしているカットがある。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト

第だい9話わと第だい15話わに登場とうじょうする。第だい9話わではシュルツ艦隊かんたい所属しょぞく艦かんとして登場とうじょうするも、攻撃こうげきシーンはない。第だい15話わでは、銀河系ぎんがけい方面ほうめん作戦さくせん司令しれい長官ちょうかんドメルがバラン星ぼしに赴任ふにんした際さい、旗艦きかんドメラーズ3世せい・新型しんがた駆逐くちく艦かんと共ともに大だい艦隊かんたいで登場とうじょう。その後ご、3000隻せきもの艦艇かんていで第だい6区く4次元じげん演習えんしゅう場じょうで大だい演習えんしゅうを行おこなう際さい、偶然ぐうぜんにも演習えんしゅう空域くういきの異い次元じげん空洞くうどうに迷まよい込こんだヤマトを発見はっけんし、砲撃ほうげきを加くわえ追おいつめるが、後こう一いち歩ほのところで取とり逃にがす。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2

ガミラス残存ざんそん艦隊かんたいとして、複数ふくすう隻せきが第だい3話わより登場とうじょうしている。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 完結かんけつ編へん

デスラー率ひきいるガルマン・ガミラス帝国ていこく艦隊かんたいとして多数たすう登場とうじょう。艦隊かんたい編成へんせいは、旗艦きかんのデスラー艦かんを除のぞいて、すべて本ほん艦かんで構成こうせいされていた。ヤマトを攻撃こうげきしようとする、ディンギル帝国ていこくの岩石がんせきロケット艦隊かんたいに攻撃こうげきを加くわえて殲滅せんめつする。

ミサイルデストロイヤー級きゅう（PSゲーム）

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』『イスカンダルへの追憶ついおく』に登場とうじょう。

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』では「ミサイル艦かん」、『イスカンダルへの追憶ついおく』では「ミサイルデストロイヤー級きゅう」（通称つうしょうとして「M型がたデストロイヤー」）と称しょうされている。また、艦かん種類しゅるい別べつもオリジナルシリーズでは駆逐くちく艦かんであったものがデストロイヤー艦かん、高速こうそく巡洋艦じゅんようかんと共ともに巡洋艦じゅんようかんに変更へんこうされている。

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』では副ふく砲ほうは後こう甲板かんぱんに1基きおよび艦かん首くびのミサイル発射はっしゃ管かんより放はなたれるミサイル2基き。これにより自艦じかんよりも低ひくい位置いちにいる目標もくひょうを攻撃こうげき可能かのうとなっている。艦かん速そく、機動きどう性せいはデストロイヤーと高速こうそく巡洋艦じゅんようかんの中なか間あいだ値ちとなっている。

『イスカンダルへの追憶ついおく』では、艦かん自体じたいの性能せいのうはD型がたと同おなじだが、武装ぶそう面めんでは後こう甲板かんぱんの砲ほうが大だい口径こうけい主砲しゅほうに変更へんこう、ミサイルが平行へいこう発射はっしゃミサイル2基きに変更へんこう、他たに『遥はるかなる星ほしイスカンダル』やかつて放映ほうえいされたアニメシリーズでは艦かん底部ていぶに武装ぶそうは無なかったのに対たいし、本ほん作品さくひんではD型がたと同型どうけいの中なか口径こうけい砲ほうが副ふく砲ほうとして装備そうびされ、更さらに上方かみがた迎撃げいげきミサイル2基きも追加ついか、砲撃ほうげき戦せん用よう武装ぶそう主体しゅたいのD型がたと対照たいしょう的てきに雷撃らいげき戦せん用よう武装ぶそう主体しゅたいとなっている。

クリピテラ級きゅう航こう宙ちゅう駆逐くちく艦かん（リメイクアニメ）

艦かん体たい諸しょ元もと

艦かん級きゅう	クリピテラ級きゅう
艦かん種しゅ	二に等とう航こう宙ちゅう装甲そうこう艦かん
全長ぜんちょう	160 m
全幅ぜんぷく	37 m
全ぜん高こう	37 m
主おも機き	ゲシュ＝タム機関きかん
武装ぶそう	280ミリ二に連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲塔ほうとう×1基き（艦かん底部ていぶ） 133ミリ二に連装れんそう陽電子ようでんし速射そくしゃ砲塔ほうとう×1基き（後部こうぶ甲板かんぱん） 魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×6門もん（前方ぜんぽう両りょう舷ふなばた4門もん、艦かん尾お2門もん） ミサイル発射はっしゃ管かん×8門もん（艦橋かんきょう前方ぜんぽう） 四よん連装れんそうミサイル発射はっしゃ機き×2基き（艦橋かんきょう後方こうほう）

『2199』『星ほし巡めぐる方舟はこぶね』『2202』『2205』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは出渕いずぶち裕ひろし、内部ないぶデザインは石津いしづ泰志やすし。

諸しょ元もとは全長ぜんちょう160メートル・全幅ぜんはば37メートル・全高ぜんこう37メートル。デザイン面めんでは、後部こうぶパルスレーザー砲塔ほうとうが砲身ほうしん付つきの連装れんそう砲塔ほうとうに変更へんこうされているほか、PS版ばんに倣ならって装備そうびされた艦かん底そこのエネルギー砲塔ほうとうが連装れんそうに変更へんこうになり、艦橋かんきょう前方ぜんぽうの甲板かんぱんにミサイル垂直すいちょく発射はっしゃ管かん8門もん、艦橋かんきょう後方こうほうにオリジナルシリーズやPSゲーム版ばんにあったミサイルハッチ6門もんが旋回せんかい式しき四よん連装れんそうミサイルランチャー2基きに置おき換かえられ、細部さいぶのディテールアップも図はかられている。

ガミラス艦艇かんていの中なかで最もっとも建造けんぞう数すうが多おおい。高たかい機動きどう性せいを有ゆうする雷撃らいげき戦せん主体しゅたいの艦艇かんていで、鮫さめのように敵艦てきかんに襲おそいかかるとされる。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199

第だい1話わの冥王星めいおうせい沖おき海戦かいせん（地球ちきゅう側がわ作戦さくせん名めい「メ号ごう作戦さくせん」）で初はつ登場とうじょう。少すくなくとも88隻せき以上いじょう参加さんかしており、うち1隻せきが地球ちきゅう艦隊かんたい旗艦きかん「キリシマ」を急襲きゅうしゅうするが、追撃ついげきして来きた駆逐くちく艦かん「ユキカゼ」の試作しさく空間くうかん魚雷ぎょらい攻撃こうげきで撃沈げきちんされている。第だい11話わでは、ドメル率ひきいる第だい6機甲きこう師団しだんに所属しょぞくする艦かんが登場とうじょうし、ミサイル攻撃こうげきによってガトランティス艦かんを多数たすう撃沈げきちんしている。その後ごも第だい15話わや第だい18話わなどで多数たすう登場とうじょうする。

また、第だい10・25話わではゲール艦隊かんたいに所属しょぞくする迷彩めいさい塗装とそうの艦かんが登場とうじょうし、第だい15・23話わでは親衛隊しんえいたいに所属しょぞくする青あお塗装とそうの艦かんが登場とうじょうする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199 星ほし巡めぐる方舟はこぶね

バンデベル艦隊かんたい所属しょぞく艦かんとして迷彩めいさい塗装とそうの艦かんが、第だい8警務けいむ艦隊かんたい所属しょぞく艦かんとして通常つうじょう塗装とそうの艦かんが登場とうじょうする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2202 愛あいの戦士せんしたち

第だい8話わにおいて、反はんガミラス統治とうち破壊はかい解放かいほう軍ぐん所属しょぞく艦かんとして初はつ登場とうじょう。第だい16話わからは親おやデスラー派はの艦艇かんていとして青色あおいろの塗装とそうのものも登場とうじょうし始はじめる。通常つうじょう塗装とそうのものは初はつ登場とうじょうが遅おそく、第だい24話わと第だい25話わにのみ登場とうじょうする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2205　新あらたなる旅立たびだち

デスラー艦隊かんたいや亜あ空間くうかんゲート警備けいび艦隊かんたいの所属しょぞく艦かん、ヤーブ技官ぎかんを地球ちきゅうに送おくり届とどけた艦かんなどが登場とうじょう。デスラー艦隊かんたいの所属しょぞく艦かんには、通常つうじょうの緑色みどりいろ塗装とそうの艦かんと青色あおいろ塗装とそうの旧きゅう親衛隊しんえいたい所属しょぞく艦かんが入はいり混まじっている。

新型しんがた駆逐くちく艦かん

艦かん体たい諸しょ元もと

全長ぜんちょう	不明ふめい
武装ぶそう	パルスレーザー砲ほう×4門もん 下部かぶフェーザー砲塔ほうとう 後部こうぶミサイル発射はっしゃ口こう多数たすう

『ヤマト』第だい15話わのみに登場とうじょうする新型しんがた艦かん。デザイン担当たんとうは加藤かとう直之なおゆき。

武装ぶそうは下部かぶに無む砲身ほうしん連装れんそうフェザー光線こうせん砲塔ほうとう1基きと艦橋かんきょう側面そくめんに固定こてい式しきレーザー砲ほう4基きを備そなえ、後部こうぶ上じょう甲板かんぱんの段々だんだんになっている部分ぶぶんは垂直すいちょく発射はっしゃ式しきのミサイル発射はっしゃ口こうである。艦かん首くびの目玉めだまの部分ぶぶんはなく、艦かん両りょう舷ふなばたに張はり出でたインテークを有ゆうするなど、デザインは駆逐くちく型がたデストロイヤー艦かんなどと趣向しゅこうが大おおきく異ことなる。艦橋かんきょう内部ないぶでのガミラス人じんとの対比たいひ図ず、および艦かん体たいに対たいする艦橋かんきょうの大おおきさからサイズはかなり小型こがたであるが、異い次元じげん空洞くうどうを自在じざいに航行こうこうする能力のうりょくを有ゆうする。

劇げき中ちゅうでは、ドメルがバラン星ぼしに着任ちゃくにん時じに僚艦りょうかんとして連つれて来きた。その後ご、第だい6区く4次元じげん演習えんしゅう場じょうで大だい演習えんしゅうを行おこなっている際さいに、先発せんぱつ艦隊かんたいの1隻せきが異い次元じげん空間くうかんに迷まよい込こんだヤマトを発見はっけんし砲撃ほうげきした程度ていどで、劇げき中ちゅうでの出番でばんはごく僅わずかであった。当初とうしょ、ドメルはドメラーズ3世せいではなく、この艦かんに乗のってバラン星ぼしに来くる予定よていであった。そのため本ほん艦かんには艦橋かんきょう内部ないぶの設定せってい画がが存在そんざいする。

ドメラーズ3世せい

艦かん体たい諸しょ元もと

全長ぜんちょう	不明ふめい
武装ぶそう	無む砲身ほうしん型がた3連装れんそう主砲しゅほう×6基き 無む砲身ほうしん型がた3連装れんそう副ふく砲ほう×4基き

『ヤマト』に登場とうじょう。

正式せいしき名称めいしょうは「改あらためガミラス一等いっとう宇宙うちゅう戦闘せんとう艦かん」。ガミラス帝国ていこく銀河系ぎんがけい方面ほうめん作戦さくせん司令しれい長官ちょうかんドメルがバラン星ぼし着任ちゃくにん時じに運用うんようしたドメル艦隊かんたいの旗艦きかん。戦闘せんとう空母くうぼと並ならぶガミラス最さい新鋭しんえい艦艇かんていである。

艦かんのサイズはガミラス艦艇かんていの中なかで最大さいだい。全長ぜんちょうは、ヤマトの1.6倍ばい程度ていどはあるが、詳細しょうさいな設定せっていはされていない。艦かん型がたは、全体ぜんたいが扁平へんぺい気味ぎみのフォルムで、両りょう舷ふなばたにインテーク状じょうの構造こうぞう物ぶつを持もっており、『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト』第だい15話わで同時どうじに初はつ登場とうじょうした新型しんがた駆逐くちく艦かんと共通きょうつうしたスタイルである。司令塔しれいとうには複数ふくすうの艦橋かんきょうを持もち、ドメルとゲールが指揮しきを執とる艦橋かんきょうは最さい上部じょうぶにある。この艦橋かんきょう内ないにはガミラス特有とくゆうの丸まる型がたのモニターが至いたる所ところに付ついており、床ゆかには透明とうめいなドーム型がたの機材きざいも設置せっちされている。舷ふなばたには収納しゅうのう式しきのタラップ（エアステア）があり、ここから艦内かんないへと出入でいりする。

艦かん体からだ色しょくは紫むらさきを基調きちょうとし、前部ぜんぶ砲塔ほうとう部分ぶぶんおよび両りょう舷ふなばたの楕円だえん形がたのふくらみは赤あか、司令塔しれいとう両りょう側面そくめんにある楕円だえん形がたのふくらみとインテーク構造こうぞう物ぶつの前ぜん縁えんは白しろとしている。艦内かんない部ぶは赤あか紫むらさきを基調きちょうとしている。これらの配色はいしょくは、緑みどりを基本きほん色しょくとしている他ほかのガミラス艦かんには見みられないものである。

武装ぶそうは、無む砲身ほうしん三さん連装れんそう砲塔ほうとうを、艦かんの前ぜん甲板かんぱんに3基き、艦橋かんきょうを挟はさんだ後部こうぶ甲板かんぱんに3基き、合計ごうけい6基きを背負せおい式しきに配置はいちしている。さらに艦かん尾お両りょう舷ふなばたの上下じょうげ面めんには、やや小型こがたの無む砲身ほうしん三さん連装れんそう砲塔ほうとうが各かく1基きずつ、計けい4基きある。

小型こがたのメインエンジンを、艦かん尾お両りょう舷ふなばたの上下じょうげ面めんに各かく2基きずつ、計けい8基き配置はいちしている。異い次元じげん空洞くうどうでの航行こうこう能力のうりょくがある。

劇げき中ちゅうでは第だい15話わで、バラン星ぼしに着任ちゃくにん時じのドメル艦隊かんたいの旗艦きかんとして大だい艦隊かんたいを率ひきいて登場とうじょう。その後ご、3000隻せきもの艦艇かんていを率ひきいて大だい演習えんしゅうに赴おもむく際さい、偶然ぐうぜんにも演習えんしゅう空域くういきの異い次元じげん空洞くうどうに迷まよい込こんだヤマトを発見はっけんして攻撃こうげきするが、あと一いち歩ほのところで取とり逃にがす。

第だい20話わでは、ヤマト討伐とうばつ作戦さくせんのためにドメルとゲールを乗のせて、他たの艦かんとともにバラン星ぼしを脱出だっしゅつ後ご、ヤマトをバラン星ぼし基地きちごと潰つぶすべく、本ほん艦かんから人工じんこう太陽たいようの操作そうさを行おこなう。しかしゲールは、バラン星ぼし基地きちを犠牲ぎせいにしてヤマトを討うつ作戦さくせんに反感はんかんを抱だいてデスラー総統そうとうへ密告みっこく。デスラーは、ドメルへ直々じきじきに連絡れんらくを入いれて作戦さくせん中止ちゅうしをい渡いわたした。更さらにはヤマトに人工じんこう太陽たいようを撃破げきはされ、その爆発ばくはつの破片はへんでバラン星ぼし基地きちまで失うしなわれた。以降いこうは登場とうじょうしない。

改あらためG型がた一等いっとう戦闘せんとう艦かんドメラーズIII級きゅう（PSゲーム）

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』『イスカンダルへの追憶ついおく』に登場とうじょう。

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』では、名称めいしょうが「ドメラーズ3」となっている。また、元々もともとドメルが乗艦じょうかんに代々だいだいつけてきた「ドメラーズ」の名なを継つぐ3代目だいめが、ルビー戦線せんせんでの功績こうせきを認みとめられ「ドメラーズ級きゅう」とされたという設定せっていがゲーム内ないムービー中ちゅうでドメルの口くちから語かたられている。七なな色しょく星団せいだんの決戦けっせんでは、原作げんさくで登場とうじょうしない本ほん艦かんも動員どういんされ、ヤマト牽制けんせいのために襲撃しゅうげきしてくる。武装ぶそうは主砲しゅほうを前後ぜんごに各かく2基き。

ドメラーズ3世せい以外いがいにも同型どうけい艦かんが登場とうじょうしている。ゲールがバラノドン特攻隊とっこうたいを指揮しきする際さい、アニメでは航空機こうくうきのゲール艇ていに乗のっていたが、ゲームでは同型どうけい艦かんの「ゲール艦かん」に変更へんこうされている。また、シュルツの兄あにコルサック（ゲームのみの設定せってい）が乗のる「コルサック艦かん」は、改あらためガミラス一等いっとう宇宙うちゅう戦闘せんとう艦かんの試作しさく型がたを非ひ武装ぶそうにした強襲きょうしゅう艦かんへと改造かいぞうし、装甲そうこうと耐久たいきゅう力りょくを従来じゅうらいの8倍ばいに向上こうじょうさせている。

『イスカンダルへの追憶ついおく』では、艦かん型がたの名称めいしょうが「改あらためG型がた一等いっとう戦闘せんとう艦かんドメラーズIII級きゅう」とされ、同型どうけい艦かんの「ガーラ」「ドーラ」が登場とうじょうする。

ゲームシステム上じょうの武装ぶそうとして、大だい口径こうけい主砲しゅほうを前ぜん甲板かんぱんに2基き、後こう甲板かんぱんに1基きの計けい3基き装備そうびし『遥はるかなる星ほしイスカンダル』に比くらべ後部こうぶ1基きが減へらされている。さらに下方かほう迎撃げいげきミサイルを2基きと上方かみがた迎撃げいげきミサイルを1基きずつ備そなえる。また、このユニットは各かく武装ぶそうに対たいして10パーセント増ましの攻撃こうげき力りょく補正ほせいを持もつ。一方いっぽうで、艦隊かんたい旗艦きかん級きゅう戦艦せんかんに比くらべ、耐久たいきゅう力りょく・防御ぼうぎょ力りょく・レーダー範囲はんいに劣おとる（カンプルードIIIに限かぎっては艦かん速そく・旋回せんかい能力のうりょくでも劣おとる）。なお、主砲しゅほうは全ぜん砲塔ほうとう後方こうほう目標もくひょうを攻撃こうげきするため、前方ぜんぽう目標もくひょうへの攻撃こうげき兵へい装そうはミサイルのみである。

ゼルグート級きゅう一等いっとう航こう宙ちゅう戦闘せんとう艦かん（リメイクアニメ）

艦かん体たい諸しょ元もと

艦かん級きゅう	ゼルグート級きゅう
艦かん種しゅ	一等いっとう航こう宙ちゅう戦闘せんとう艦かん
全長ぜんちょう	730 m
全幅ぜんぷく	195 m
全ぜん高こう	113 m
武装ぶそう	490ミリ四よん連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲ほう×7基き 330ミリ三さん連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲ほう×4基き 艦かん首くび空間くうかん魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×6門もん 艦かん尾お空間くうかん魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×7門もん 艦橋かんきょう空間くうかん魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×6門もん 艦かん底そこ空間くうかん魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×15門もん

『2199』『星ほし巡めぐる方舟はこぶね』『2202』『2205』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは石津いしづ泰志やすし。

『2199』では、3隻せきの同型どうけい艦かんが存在そんざいしており、ドメラーズIII世よはその中なかの3番ばん艦かんであるという設定せっていになっている。『2202』では、さらに多数たすうの同型どうけい艦かんが新あらたに登場とうじょうする。

大艦だいかん巨きょ砲ほう主義しゅぎを好このむヘルム・ゼーリックの主導しゅどうで建造けんぞうされた最さい新鋭しんえい重じゅう装甲そうこう艦かんで、全長ぜんちょうはヤマトの倍ばい以上いじょうである730メートルにも及およぶ。その巨体きょたいに違ちがわぬ高たかい火力かりょくと防御ぼうぎょ力りょくを有ゆうしており、特とくに正面しょうめん装甲そうこうはヤマトのショックカノンをいとも容易たやすく弾ひくほどの堅牢けんろう性せいを持もつ。劇げき中ちゅうでヤマトのショックカノンの複数ふくすう発はつの直撃ちょくげきに耐たえたのは同型どうけい艦かんのみである。しかし、それらの性能せいのうを追求ついきゅうした分ぶん、機動きどう性せいが犠牲ぎせいになっている。

扁平へんぺいだった『ヤマト』に比くらべ全体ぜんたい的てきにずんぐりしたシルエットになっており、後部こうぶ甲板かんぱん上じょうがガイデロール級きゅうやハイゼラード級きゅうに似にた形状けいじょうになっている。また、両りょう舷ふなばたにあったふくらみは、本ほん作さくにおけるガミラス艦かんのほぼ全すべてに意匠いしょうのように施ほどこされている「目玉めだま」になっている。なお、『2199』に登場とうじょうする3隻せきには、艦かん首くびの両りょう舷ふなばたに艦かん名めいとガミラスのシンボルマークが刻印こくいんされている。

艦橋かんきょう上部じょうぶ構造こうぞう物ぶつは艦かんから分離ぶんりして、独立どくりつ戦闘せんとう指揮しき艦かんとして運用うんようできる。艦橋かんきょうが分離ぶんりするというアイデアは、デスラー戦闘せんとう空母くうぼの艦橋かんきょうがドメラーズ2世せいに似にているというところから着想ちゃくそうしたものであり、ドメラーズIII世よが巨大きょだいになったのも独立どくりつ戦闘せんとう指揮しき艦かんの大おおきさを考慮こうりょして全長ぜんちょうを決きめたためである。

武装ぶそう面めんでは主砲しゅほうが四よん連装れんそうとなり、船ふね底部ていぶにも1基き増設ぞうせつされて7基きとなっている他ほか、船体せんたい各所かくしょに魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かんが装備そうびされている。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199

ゼルグートII世よ

『2199』『星ほし巡めぐる方舟はこぶね』に登場とうじょう。1番ばん艦かんで、国家こっか元帥げんすいゼーリックの専用せんよう艦かん。赤あかを基調きちょうとした艦かん体からだ色しょくとなっている。艦長かんちょうはバシブ・バンデベル。

第だい17話わで初はつ登場とうじょうし、ゼーリックを乗のせ、バラン星ぼし観艦式かんかんしきに赴おもむく。第だい18話わでゼーリックが総統そうとう暗殺あんさつ計画けいかくの首謀しゅぼう者しゃとして射殺しゃさつされた後のち、ヤマトによるバラン星ぼし爆発ばくはつから辛からくも生還せいかんし、残存ざんそんする基幹きかん艦隊かんたいとともに本ほん星ほしへ帰還きかんの途とにつく。その後ご、『星ほし巡めぐる方舟はこぶね』で再さい登場とうじょう。ゼーリック派は残党ざんとうが処刑しょけいを恐おそれたため、一部いちぶの艦隊かんたいと共ともに基幹きかん艦隊かんたいから離脱りだつして放浪ほうろうしていたところ、ゴラン・ダガーム率ひきいるガトランティス艦隊かんたいに遭遇そうぐうし、火焔かえん直撃ちょくげき砲ほうによって艦隊かんたいは全滅ぜんめつ。ゼルグートII世よも一いち撃げきで艦かん体たいを正面しょうめんから貫つらぬかれて轟沈ごうちんする。艦橋かんきょうを分離ぶんりして脱出だっしゅつするも火焔かえん直撃ちょくげき砲ほうにより爆沈ばくちんする。

デウスーラI世よ

『2199』にのみ登場とうじょう。2番ばん艦かんで、総統そうとう座乗ざじょう艦かん。原作げんさくアニメシリーズにおけるデスラー艦かんと同様どうよう、艦かん体からだ色しょくは青あおとなっている。

艦かんの運用うんようは親衛隊しんえいたいが担になっている。第だい15話わにのみ登場とうじょうし、総統そうとうの暗殺あんさつを謀たばかるゼーリックによって機関きかんに細工ざいくを施ほどこされていたため、初はつ登場とうじょう後ごすぐに爆沈ばくちんする。

ドメラーズIII世よ

『2199』にのみ登場とうじょう。3番ばん艦かんで、ドメルの専用せんよう艦かん。第だい6空間くうかん機甲きこう師団しだんの旗艦きかんを務つとめる。艦かん体からだ色しょくは旧作きゅうさくと同おなじく灰色はいいろで、「『銀ぎん狼おおかみ』を思おもわせる色いろ」と設定せっていされている。「III世よ」という名称めいしょうには、ドメルの乗艦じょうかんに代々だいだい付つけられてきた「ドメラーズ」の名なを継つぐ3代目だいめの艦かんという意味いみがある。艦長かんちょうはヴェム・ハイデルン。

第だい19話わにおいて、艦橋かんきょう部ぶに旧作きゅうさくにおけるドメラーズ2世せいと同様どうよう、物質ぶっしつ移送いそう機きが装備そうびされる。

第だい11話わで初はつ登場とうじょう。第だい15話わで中性子星ちゅうせいしせいカレル163付近ふきんでヤマトを撃沈げきちん寸前すんぜんまで追おい詰つめるが、本国ほんごくからの帰投きとう命令めいれいにより完遂かんすいできずに終おわる。後のちに第だい19話わ・第だい20話わの七なな色しょく星団せいだん海戦かいせんにおいてドメル機動きどう部隊ぶたいの旗艦きかんとなり、物質ぶっしつ転送てんそう機きを用もちいた作戦さくせんでヤマトを追おい詰つめるものの、切きり札ふだだった特殊とくしゅ削そぎ岩がん弾だんを逆用ぎゃくようするヤマトの奇策きさくによって機動きどう部隊ぶたいは本ほん艦かんを残のこして全滅ぜんめつ。本ほん艦かんはヤマトと一いち騎き討うちを行おこなうが、沖田おきたの策さくでイオン乱らん流りゅうの中なかに誘さそい込こまれ、艦かんの制御せいぎょを失うしなったところへ一方いっぽう的てきな集中しゅうちゅう砲火ほうかを浴あびて大破たいは。艦橋かんきょう部ぶのみが離脱りだつして逃のがれ、艦かん本体ほんたいはイオン乱らん流りゅうの中なかで爆沈ばくちんする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2202 愛あいの戦士せんしたち

本ほん作さくのゼルグート級きゅうはいずれも脚本きゃくほんには一切いっさい登場とうじょうしておらず、絵えコンテ以降いこうに追加ついかあるいは変更へんこうされたものである。また、本ほん作さくのゼルグートの紋様もんようは、『星ほし巡めぐる方舟はこぶね』でアケーリアス遺跡いせきに描えがかれていたものと同おなじデザインで、ゼルグートへの使用しようは小林こばやし誠まことが連載れんさいしていた「飛とぶ理由りゆう」（ヤマトシリーズとは無関係むかんけい）の第だい17回かいに掲載けいさいされた模型もけい作例さくれい「オルトロス」からの発展はってんである。

装甲そうこう突入とつにゅう型がた

前面ぜんめんに火焔かえん直撃ちょくげき砲ほう対策たいさくとして装備そうびした大型おおがたの装甲そうこう板ばん「ガミラス臣民しんみんの壁かべ」や、黒色こくしょくの艦かん体たい全面ぜんめんに彩いろどられた白しろい紋様もんようが特徴とくちょうの艦かん。3隻せき登場とうじょうしており、地球ちきゅう側がわからはそれぞれ「ケルベロスI（アインス）」「ケルベロスII（ツヴァイ）」「ケルベロスIII（ドライ）」と呼称こしょうされる。前面ぜんめんの盾たては、火焔かえん直撃ちょくげき砲ほうの直撃ちょくげき弾だんも1度どに1発はつずつならば耐たえられる耐久たいきゅう力りょくを持もつ。ただし、側面そくめんからの攻撃こうげきはカバーできていない。また、盾たてにはワープ阻害そがい機能きのうがあることが第だい19話わで明言めいげんされている。

第だい1話わで、地球ちきゅう防衛ぼうえい軍ぐんの特別とくべつ混成こんせい艦隊かんたいと共同きょうどう作戦さくせんを行おこなうガミラス軍ぐんの辺境へんきょう警備けいび第だい38任務にんむ部隊ぶたいの所属しょぞく艦かんとして登場とうじょうし、1隻せきは火焔かえん直撃ちょくげき砲ほうの2発はつ同時どうじ着弾ちゃくだんによって盾たてごと撃沈げきちんされ、1隻せきはカラクルム級きゅうの雷撃らいげき旋回せんかい砲ほうで艦かん本体ほんたいに多数たすうの直撃ちょくげき弾だんを受うけて轟沈ごうちんする。最後さいごの1隻せきは被弾ひだんしながらも生還せいかんしている。

さらに第だい19話わ・第だい20話わでは多数たすうの同型どうけい艦かんが新あらたに登場とうじょう。盾たてのワープ阻害そがい機能きのうを生いかして都市とし帝国ていこくの進撃しんげきを食くい止とめるべく、波動はどう実験じっけん艦かん「銀河ぎんが」や多数たすうの地球ちきゅう・ガミラスの艦艇かんていと共ともに展開てんかいしている。

盾たても含ふくめ、本ほん作さく副ふく監督かんとくの小林こばやし誠まことによって立案りつあんされた。福井ふくい晴敏はるとしは最初さいしょに絵えコンテでこの艦かんを見みた際さいに驚おどろいたと述のべている。

反はんガミラス統治とうち破壊はかい解放かいほう軍ぐん旗艦きかん

黒地くろじにケルベロスと同おなじ紋様もんようが赤色あかいろで描えがかれている。登場とうじょうする同型どうけい艦かんでは初はじめてミサイルを使用しようしたほか、複数ふくすうの惑星わくせい間あいだ弾道弾だんどうだんのコントロールシップとしての役割やくわりも果はたしている。

第だい8話わと第だい9話わにおいて、惑星わくせいシュトラバーゼに停泊ていはくしているヤマトとガミラス艦隊かんたいを襲撃しゅうげきする。ヤマトとの戦闘せんとうで、至近しきん距離きょりからショックカノンの集中しゅうちゅう砲火ほうかを浴あびて炎上えんじょうしたが、轟沈ごうちんの描写びょうしゃは無なく、その後ごの安否あんぴは不明ふめい。小説しょうせつ版ばん『2202』では、惑星わくせい間あいだ弾道弾だんどうだんの爆発ばくはつに呑のみ込こまれて消滅しょうめつしている。

なお、元々もともとの脚本きゃくほんで本ほん艦かんの立たち位置いちにいるのは白色はくしょくのガイデロール級きゅうだった。

ローレン・バレルの乗艦じょうかん

ローレン・バレル大使たいしの乗艦じょうかんで、装甲そうこう突入とつにゅう型がたと色いろ違ちがいの同おなじ紋様もんようが施ほどこされている。白地しろじに紋様もんようは薄紫うすむらさき。

第だい20話わから登場とうじょうし、火星かせい宙ちゅう域いきにワープ阻害そがいフィールドを形成けいせいするため、多数たすうのガミラス臣民しんみんの壁かべ、およびフォムト・バーガーが率ひきいる空母くうぼ打撃だげき群ぐんを伴ともなって地球ちきゅうより出撃しゅつげきし、ガミラス艦隊かんたいを率ひきいてガトランティスと戦たたかうが劣勢れっせいとなり、谷たに鋼こう三さんの進言しんげんで盾たてを他たのガミラス艦かんに託たくして撤退てったいする。火星かせいでのヤマトの改装かいそうシーンでも登場とうじょうしている。

第だい24話わ・第だい25話わでは、トランジット波動はどう砲ほうで打撃だげきを受うけた彗星すいせい都市とし帝国ていこくにガミラス艦隊かんたいを率ひきいて攻撃こうげきおよび地球ちきゅうの防衛ぼうえいを担にない、イーターIが複数ふくすう刺ささりながらも生いき残のこる。

その他た

最終さいしゅう話ばなしでは、デスラーの艦隊かんたいにデウスーラI世よと同おなじ青色あおいろ塗装とそうの艦かんが8隻せきほど確認かくにんできる。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2205 新あらたなる旅立たびだち

ガル・ディッツの乗艦じょうかんとして1隻せき登場とうじょう。塗装とそうは茶色ちゃいろ。ボラー連邦れんぽうから奪取だっしゅしたガルマン星ぼしの防備ぼうびを、デスラー艦隊かんたいから引ひき継つぐためにガミラス本ほん星ほしから派遣はけんされた。

ドメラーズ2世せい

『ヤマト』第だい21・22話わに登場とうじょう。

銀河系ぎんがけい方面ほうめん作戦さくせん司令しれい長官ちょうかんドメルの乗艦じょうかんの一ひとつ。全長ぜんちょう80メートルと小型こがたで、塔とう型がたの艦橋かんきょうがない円盤えんばん型がたの艦かん体たいには反動はんどう推進すいしん用ようのノズルの類るいが見当みあたらず、高速こうそく飛行ひこう時じの空そら飛とぶ円盤えんばんのような特異とくいな機動きどうが特徴とくちょう。攻撃こうげき装備そうびはミサイル発射はっしゃ管かん4門もん、艦かん底そこから投下とうかする爆雷ばくらいなど小規模しょうきぼなものだけだが、七なな色しょく星団せいだんにおけるヤマトとの決戦けっせん前まえに装備そうびした瞬間しゅんかん物質ぶっしつ移送いそう器きは、ワープ機能きのうを持もたない戦闘せんとう機きや重じゅう爆撃ばくげき機きをもワープさせることができる。

第だい22話わの七なな色しょく星団せいだんでは三さん段だん空母くうぼ3隻せきおよび戦闘せんとう空母くうぼ1隻せきからなる機動きどう艦隊かんたいを指揮しきしてヤマトに大だいダメージを与あたえるものの、重じゅう爆撃ばくげき機きが放はなったドリルミサイルが真田さなだ志郎しろうとアナライザーによって逆行ぎゃっこうさせられたために空母くうぼは全滅ぜんめつし、ドメルはただ1隻せき残のこったドメラーズ2世せいを艦かん体たい固定こてい用ようのワイヤーとマジックハンドでヤマトの第だい三さん艦橋かんきょうに貼はりつかせ、自爆じばくする。

松本まつもと零れい士しの漫画まんが版ばんでは七なな色しょく星団せいだんの決戦けっせんの描写びょうしゃはなく、本ほん艦かんで暗黒あんこく星雲せいうん航行こうこう中ちゅうにヤマトに忍しのび寄より、アニメ同様どうよう、艦かん底そこへと貼はり付つき、ドメルがスクリーンを介かいして沖田おきたとの直接ちょくせつ会話かいわを行おこなった後のちに自爆じばくする。瞬間しゅんかん物質ぶっしつ移送いそう機きを搭載とうさいしているのかは不明ふめい。また、ゲールは乗のっておらず、後のちにデスラー艦かんに同乗どうじょうして登場とうじょうする。

円盤えんばん型がた戦略せんりゃく指揮しき艇てい ドメラーズII（PSゲーム）

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』『イスカンダルへの追憶ついおく』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは宮武みやたけ一貴かずたか。

基本きほん的てきな設定せっていはアニメ版ばんと変かわらない。名称めいしょうは「ドメラーズ2」となっており、ドメルが代々だいだいの乗艦じょうかんに付つけてきた「ドメラーズ」の名なを継つぐ2代目だいめで、ドメルが若わかい頃ころに乗のっていた艦艇かんていである。『イスカンダルへの追憶ついおく』では、「円盤えんばん型がた戦略せんりゃく指揮しき艇てい『ドメラーズII』」という正式せいしき名称めいしょうがつけられている。

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』では「大だいマゼラン臨海りんかい宙ちゅう域いき」に登場とうじょう。劇げき中ちゅうでドメルの部下ぶかから「旧式きゅうしきの小型こがた艦かん」と言いわれている。『イスカンダルへの追憶ついおく』では回想かいそうステージ4「七なな色しょく星団せいだん」に登場とうじょうする。

艦橋かんきょう部ぶ 独立どくりつ戦闘せんとう指揮しき艦かん（リメイクアニメ）

分離ぶんり状態じょうたいでは『2199』『星ほし巡めぐる方舟はこぶね』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは石津いしづ泰志やすし。

本ほん作さくでは完全かんぜんに独立どくりつした艦かん級きゅうではなくゼルグート級きゅうの艦橋かんきょう部ぶとなっており、艦かん本体ほんたいから分離ぶんりすることで独立どくりつ戦闘せんとう指揮しき艦かんとして運用うんようできるとされている。

艦かん尾おには明確めいかくな推進すいしんノズルが存在そんざいする。武装ぶそうは艦かん首くびに空間くうかん魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かんを6基きを装備そうびしている。また、その他たの装備そうびとして多目的たもくてきアームも有ゆうしている。さらに、ドメラーズIII世よの独立どくりつ戦闘せんとう指揮しき艦かんは、七なな色しょく星団せいだん海戦かいせんに際さいして物質ぶっしつ転送てんそう機きを増設ぞうせつされている。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199

ドメラーズIII世よの独立どくりつ戦闘せんとう指揮しき艦かんが登場とうじょう。第だい20話わにおいて本体ほんたいが轟沈ごうちん寸前すんぜんになった際さいに分離ぶんりし、『ヤマト』同様どうようヤマトの第だい三さん艦橋かんきょうへの自爆じばく攻撃こうげきを行おこなうが、真田さなだ志郎しろうが間一髪かんいっぱつで波動はどう防壁ぼうへきを再さい起動きどうしたため、目立めだった損傷そんしょうを与あたえることはできなかった。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199 星ほし巡めぐる方舟はこぶね

ゼルグートII世よの独立どくりつ戦闘せんとう指揮しき艦かんが登場とうじょう。本体ほんたいの爆沈ばくちん寸前すんぜんに分離ぶんりするが、火焔かえん直撃ちょくげき砲ほうによって撃沈げきちんされる。

高速こうそく空母くうぼ

『ヤマト』第だい2・4話わに登場とうじょう。デザイン担当たんとうは松本まつもと零れい士し、加藤かとう直之なおゆき。

地球ちきゅう侵略しんりゃく作戦さくせんの最前線さいぜんせんたる冥王星めいおうせい基地きちに配備はいびされた、ガミラス帝国ていこくの新鋭しんえい空母くうぼ。艦かん体たいはガミラス標準ひょうじゅん色しょくのひとつである緑色みどりいろ、艦かん底部ていぶは紫むらさき系統けいとうの色いろで、円盤えんばん型がたの艦かん体たい中央ちゅうおう部ぶから四方しほうにブーム（支柱しちゅう）を突つき出だしたヒトデ型がたをしており、艦かん体たい上面うわつらにはドーム状じょうの構造こうぞう物ぶつが4つある。推進すいしんノズルが見当みあたらず、推進すいしん方式ほうしきは不明ふめい。ただし、設定せっていでは円盤えんばん形がた艦艇かんていは、ガミラス艦かんでは新あたらしい部類ぶるいとされている。

ブーム下か側がわの先端せんたん部ぶにある4つの開閉かいへい式しき発はつ艦かん口こうより、同時どうじに多数たすうの全ぜん翼つばさ型がたの高速こうそく空母くうぼ艦載かんさい機きを発はつ艦かんさせることができる。艦載かんさい機きは機体きたいを横よこにスライドさせながら発はつ艦かん口くちまで移動いどうし、落下らっかするように放出ほうしゅつされ、宇宙うちゅう空間くうかんで方向ほうこうを転換てんかんさせるという形式けいしきをとっている。劇げき中ちゅうで描写びょうしゃされているのは発はつ艦かんシーンのみで、どのような形かたちで着ちゃく艦かんさせるのかは不明ふめいである。

武装ぶそうとして艦かん体たい上部じょうぶに収納しゅうのう式しきの7連装れんそうミサイル発射はっしゃ管かんを備そなえる。ひおあきらの漫画まんが版ばんでは、ブーム先端せんたんのうち2つに砲身ほうしん付つき連装れんそう対空たいくうレーザー砲ほうが装備そうびされている。

艦内かんない部ぶはガミラス特有とくゆうの丸まる型がたのモニターが至いたる所ところに付ついており、艦かんの中心ちゅうしんには宇宙うちゅう空間くうかんを投影とうえいする丸まるテーブルのような大型おおがたモニターが床ゆかに設置せっちされている。

冥王星めいおうせいから月つき衛星えいせい軌道きどうまで1日にち足たらずで移動いどうできる速力そくりょくを有ゆうしており、偵察ていさつ能力のうりょくも優すぐれている。

第だい2話わでは、九州きゅうしゅう坊ケ崎ぼうがさき沖おきの地球ちきゅう基地きち（実際じっさいは建造けんぞう中ちゅうの宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト）を艦載かんさい機きによって空爆くうばくするが、ガミラス総統そうとう司令しれい部ぶより「艦載かんさい機きだけに任まかせず自みずから調査ちょうさせよ」との指令しれいを受うけ、直接ちょくせつ調査ちょうさを行おこなうべく月つき軌道きどうから離脱りだつして地球ちきゅう基地きちへの降下こうかを開始かいしした。だが、始動しどう直後ちょくごのヤマトの主砲しゅほうの斉射せいしゃを浴あびて爆発ばくはつ、ヤマトに最初さいしょに撃沈げきちんされた艦かんとなる。第だい4話わでは、ヤマト撃沈げきちんのため冥王星めいおうせい基地きちから単たん艦かんで出撃しゅつげき。月つき軌道きどう上じょうにいたワープテスト直前ちょくぜんのヤマトに接せっ敵てきし、艦載かんさい機きの魚雷ぎょらいと自艦じかんのミサイルにより撃沈げきちんを図はかる。だが、艦載かんさい機きはヤマトのブラックタイガー隊たいに迎撃げいげきされ、ミサイルも命中めいちゅう直前ちょくぜんにワープで回避かいひされてしまい、任務にんむを達成たっせいできなかった。以降いこうは登場とうじょうしない。

なお、設定せっていのみであるが、本ほん艦かんに指令しれいを出だす司令しれい船せんや、円盤えんばん形がたの艦かん体たい前方ぜんぽうに飛行ひこう甲板かんぱんを持もった発展はってん型がたの新しん大型おおがた空母くうぼが存在そんざいした。後者こうしゃは、ドメルがバラン星ぼしに赴任ふにんする際さいに僚艦りょうかんとして多数たすう登場とうじょう予定よていであった。いずれも劇げき中ちゅう未み登場とうじょうだが、後者こうしゃは『遥はるかなる星ほしイスカンダル』の「異い次元じげん空洞くうどう」で幽霊ゆうれい船せんとして登場とうじょうしている。

ひおあきら漫画まんが版ばん『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト』においては、三さん段だん空母くうぼ・戦闘せんとう空母くうぼが登場とうじょうせず、本ほん艦かんが主力しゅりょく空母くうぼとして機動きどう部隊ぶたいを編成へんせいして多数たすう登場とうじょう。艦載かんさい機きは、従来じゅうらいの専用せんよう艦載かんさい機きのほかに、ガミラス戦闘せんとう機きを搭載とうさいしていることもある。

なお、『ふしぎの海うみのナディア』第だい36話わのΝにゅー-ノーチラス号ごう発進はっしんシーンでは、『ヤマト』第だい2話わのヤマト発進はっしんシーンがオマージュされており、高速こうそく空母くうぼの立場たちばに相当そうとうするネオ・アトランティスの空中くうちゅう戦艦せんかんも登場とうじょうする。

ガミラス高速こうそく十じゅう字じ型がた空母くうぼ級きゅう（PSゲーム）

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』『イスカンダルへの追憶ついおく』に登場とうじょう。

『イスカンダルへの追憶ついおく』ゲーム中ちゅうでの本ほんユニット入手にゅうしゅ時じに出でてくる解説かいせつでは、重力じゅうりょく圏けんでの運用うんようを想定そうていした空母くうぼとされており、植民しょくみん星ぼし制圧せいあつ任務にんむに投入とうにゅうされていたと設定せっていされている。艦かん名めいは「キルケ」と「ラシオル」。本ほんユニットを入手にゅうしゅすると、DMF3艦上かんじょう戦闘せんとう機きも一緒いっしょに獲得かくとくする。

他たの味方みかたユニットの空母くうぼと比較ひかくすると耐久たいきゅう力りょくが低ひくいが、速度そくど性能せいのうは「低速ていそく」が多おおい空母くうぼでは数少かずすくない「中ちゅう速そく」(B-) に分類ぶんるいされる。武装ぶそうは前後ぜんご左右さゆうの4方向ほうこうへ向むけて中ちゅう口径こうけい主砲しゅほうを計けい4基き備そなえている。

また、回想かいそうステージ「月つき軌道きどう」にも登場とうじょう。こちらは敵てきユニットであり、性能せいのうも上記じょうきとは異ことなる。武装ぶそうは同おなじだが、耐久たいきゅう力りょくと防御ぼうぎょ力りょくが高たかく設定せっていされている。反面はんめん、艦かん速そく・旋回せんかい性能せいのうは最低さいていクラスのC-となっている。

ポルメリア級きゅう強襲きょうしゅう航こう宙ちゅう母艦ぼかん（リメイクアニメ）

艦かん体たい諸しょ元もと

艦かん級きゅう	ポルメリア級きゅう
艦かん種しゅ	強襲きょうしゅう航こう宙ちゅう母艦ぼかん
全長ぜんちょう	383.8 m
全幅ぜんぷく	291.3 m
全ぜん高こう	50.0 m
兵へい装そう	大だい口径こうけいレーザー砲ほう×1門もん 三さん連装れんそうミサイル×1基き （『2199』第だい23話わでは三さん連装れんそうリボルバー式しき対空たいくうレーザー砲塔ほうとう×1基き）
艦載かんさい機き	戦闘せんとう攻撃こうげき機きDWG229 メランカ 偵察ていさつ機きFG156 スマルヒ

『2199』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは石津いしづ泰志やすし。

全長ぜんちょう383.8メートル・全幅ぜんはば291.3メートル・全高ぜんこう50.0メートル。細部さいぶデザインのディテールアップと変更へんこうが行おこなわれている。

衛星えいせい軌道きどう上じょうなどで停止ていししている時ときでも、艦かん体たいが常つねに上うえから見みて時計とけい回まわりに回転かいてんしているが、艦載かんさい機きを発進はっしんさせる際さいには停止ていしする。推進すいしん力りょくは4基き備そなえた重力じゅうりょく制御せいぎょ装置そうちによって発生はっせいさせているという設定せっていになっている。また、艦かん底そこのリング状じょうの発光はっこう部ぶが黄色きいろく点滅てんめつしている。

艦かん底そこ中央ちゅうおう部ぶには、主砲しゅほうである大だい口径こうけいレーザー砲ほうが1門もんあり、地上ちじょうにいる目標もくひょうをこれでなぎ払はらう。このほか、艦かん体たい上部じょうぶに三さん連装れんそうミサイル砲塔ほうとうを備そなえている。ガミラス本土ほんど防衛ぼうえい戦せんで登場とうじょうした航こう宙ちゅう親衛しんえい艦隊かんたい所属しょぞくの艦かんは、ミサイル砲塔ほうとうが三さん連装れんそうリボルバー式しき対空たいくうレーザー砲塔ほうとうに換かわ装そうされている。

艦載かんさい機きについても「戦闘せんとう攻撃こうげき機きDWG229 メランカ」という種たね名めいが設定せっていされている。搭載とうさい機き数すうは不明ふめいだが、第だい23話わでは各かく発進はっしん口こうから5機きずつ、計けい20機きが発はつ艦かんしている。

劇げき中ちゅうでの出番でばんは旧作きゅうさくに比較ひかくすると大幅おおはばに増ふえている。旧作きゅうさくと同おなじく、第だい2話わで偽装ぎそう状態じょうたいのヤマトを偵察ていさつの後のち、メランカによる爆ばく撃げきを行おこなう。その後ご、自艦じかんも降下こうかしてレーザー砲ほうの一いち撃げきを見舞みまうが、第だい2射しゃ直前ちょくぜんにヤマトの主砲しゅほう（三さん式しき融合ゆうごう弾だん）で撃沈げきちんされる。第だい10話わでは、ゲール艦隊かんたい所属しょぞく艦かんとして1隻せき登場とうじょうする。第だい15話わでは親衛隊しんえいたいに所属しょぞくする青あおいカラーリングの艦艇かんていが多数たすう登場とうじょうし、反乱はんらんを起おこした惑星わくせいオルタリアに対たいし、レーザー攻撃こうげきとメランカによる爆ばく撃げきを見舞みまわせる。第だい18話わではバラン星ぼしにおける観艦式かんかんしきに集あつまっていた艦艇かんていが登場とうじょうするが、ヤマトの波動はどう砲ほうによるバラン星ぼし崩壊ほうかいの際さいの衝撃波しょうげきはによって多数たすうが損害そんがいを被こうむる。第だい23話わでは親衛隊しんえいたい所属しょぞく艦かん3隻せきが前衛ぜんえい艦隊かんたいとしてヤマトに攻撃こうげきを仕掛しかけている。

『2199』のガミラス艦艇かんていで最初さいしょにデザインされた。担当たんとうした石津いしづは本ほん艦かんのデザインの異質いしつさについて、「ドイツの38(t)戦車せんしゃのように、元々もともとはガミラスと全まったく技術ぎじゅつ体系たいけいの異ことなる惑星わくせいの兵器へいきで、征服せいふくしたガミラスが流用りゅうようしたのでは？」と考察こうさつしている。

旧きゅうシリーズでの本ほん艦かんは全まったく商品しょうひん化かされていなかったが、『2199』においてバンダイから「1/1000Scale ポルメリア級きゅう強襲きょうしゅう航こう宙ちゅう母艦ぼかん」として商品しょうひん化かされた。『2199』のプラモデルでは7番目ばんめ、ガミラスに限かぎるとガイデロール級きゅうなどを差さし置おいて2番目ばんめとかなり早はやい商品しょうひん化かであるが、これは『2199』のメカのプラモを全すべて出だすというバンダイ側がわの決意けつい表明ひょうめいと語かたられている。さらにプレミアムバンダイ限定げんてい商品しょうひんとして親衛隊しんえいたいカラーのキットも発売はつばいしている。出渕いずぶちは本ほん艦かんについて、本ほん作さくに登場とうじょうさせるかどうか悩なやんだと語かたっており、バンダイが発売はつばいする1/1000スケールプラモデルのシリーズにおいて、本ほん艦かんがガミラス側がわで2番目ばんめに発売はつばいすることになったことに驚おどろいたことも語かたっている。

三さん段だん空母くうぼ

『ヤマト』『ヤマト2』『新あらたなる旅立たびだち』『ヤマトIII』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは松本まつもと零れい士し、加藤かとう直之なおゆき、PSゲームシリーズでは宮武みやたけ一貴かずたか、『2199』では石津いしづ泰志やすし。

ガミラスの主力しゅりょく空母くうぼ。PSゲームシリーズでは「ガミラス多層たそう式しき空母くうぼ級きゅう」、『2199』では「ガイペロン級きゅう多層たそう式しき航こう宙ちゅう母艦ぼかん」となっている。

詳細しょうさいは「三さん段だん空母くうぼ」を参照さんしょう

戦闘せんとう空母くうぼ

『ヤマト』『ヤマト2』『ヤマトIII』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは松本まつもと零れい士し、加藤かとう直之なおゆき、PSゲームシリーズでは宮武みやたけ一貴かずたか、『2199』では石津いしづ泰志やすし。

ガミラスの主力しゅりょく空母くうぼ。PSゲームシリーズでは「攻撃こうげき空母くうぼ」、『2199』では「ゲルバデス級きゅう航こう宙ちゅう戦闘せんとう母艦ぼかん」となっている。

詳細しょうさいは「戦闘せんとう空母くうぼ」を参照さんしょう

デスラー戦闘せんとう空母くうぼ

『新あらたなる旅立たびだち』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは板橋いたばし克己かつみ、PSゲームシリーズでは宮武みやたけ一貴かずたか。

戦闘せんとう空母くうぼを改修かいしゅうしたデスラーの御座ぎょざ艦かん。PSゲームシリーズではデザインが大幅おおはばに改定かいていされ、「改あらためドメル戦闘せんとう空母くうぼ級きゅう デスラー・ガミラシア」という名称めいしょうになっている。

詳細しょうさいは「デスラー戦闘せんとう空母くうぼ」を参照さんしょう

強襲きょうしゅう艦かん（PSゲーム）

『遥はるかなる星ほしイスカンダル』に登場とうじょうするゲームオリジナル艦かん。デザイン担当たんとうは宮武みやたけ一貴かずたか。

敵艦てきかんに強行きょうこう接せっ舷ふなばたし、直接ちょくせつ兵員へいいんを送おくり込こんで白兵戦はくへいせんを挑いどむのを目的もくてきとする艦かんで、防御ぼうぎょ力りょくが高たかい。

デザインは駆逐くちく型がたデストロイヤー艦かんに近ちかいが、艦かん首くびの目玉めだまがやや小ちいさく、艦橋かんきょうが低ひくい。

超ちょう質量しつりょう物質ぶっしつ捕獲ほかく艦かん（PSゲーム）

『イスカンダルへの追憶ついおく』に登場とうじょうするゲームオリジナル艦かん。デザイン担当たんとうは宮武みやたけ一貴かずたか。

正式せいしき名称めいしょうは「改あらため双そう胴どうデストロイヤー級きゅう超ちょう質量しつりょう物質ぶっしつ捕獲ほかく艦かん」。その名称めいしょうが示しめすとおり、駆逐くちく型がたデストロイヤー艦かん2隻せきを横よこに繋つなぎ合あわせて改装かいそうした双そう胴どう艦かんである。主しゅエンジンは3基き搭載とうさい。艦かん体からだ色しょくはダークグレー。

超ちょう質量しつりょう縮退しゅくたい装置そうちと磁力じりょく線せんケージを搭載とうさい。黒色こくしょく矮星を重力じゅうりょく臨界りんかい制御せいぎょし、マイクロブラックホール化かさせて超ちょう質量しつりょう物質ぶっしつを捕獲ほかくする。甲板かんぱん上じょうに超ちょう質量しつりょう物質ぶっしつを制御せいぎょする装置そうちがあり、その上うえにアーチ状じょうの構造こうぞう物ぶつがある。艦橋かんきょうはアーチの右舷うげん側がわに設置せっちされている。

ゲームシステム上じょうの武装ぶそうは、中ちゅう口径こうけい主砲しゅほう5基きで、うち4基きは前方ぜんぽう、1基きは後方こうほうを射い角かくの基準きじゅんとしている。デザイン上じょうとしては、「連装れんそう両用りょうよう砲ほう」を両りょう舷側げんそくに2基きずつの計けい4基きに、艦かん尾下おくだり面めんに1基き装備そうびしている。

ゲーム内ないでは「ハーゲル」の艦かん名めいで1隻せき登場とうじょう。ガミラス星ぼしの爆発ばくはつで暴走ぼうそうしたイスカンダルを停止ていしさせるべく、デスラーから超ちょう質量しつりょう物質ぶっしつの捕獲ほかくを命めいじられたタランが艦隊かんたいを率ひきいて旧きゅうガミラス領りょうのサファイア戦線せんせん跡あとに出向でむき、ハーゲルで黒色こくしょく矮星から超ちょう質量しつりょう物質ぶっしつの採取さいしゅを開始かいしするが、採取さいしゅ作業さぎょう中ちゅうに暗黒あんこく星団せいだん帝国ていこくの艦隊かんたいが急襲きゅうしゅうしてくる。敵てき軍ぐんにハーゲルの存在そんざいを知しられたタランは、それを守まもりながら戦たたかう展開てんかいになる。

ハイゼラード級きゅう航こう宙ちゅう戦艦せんかん（リメイクアニメ）

艦かん体たい諸しょ元もと

艦かん級きゅう	ハイゼラード級きゅう
全長ぜんちょう	392 m
主おも機き	ゲシュ＝タム機関きかん
武装ぶそう	330ミリ三さん連装れんそう陽電子ようでんしカノン砲塔ほうとう×2基き（艦上かんじょう） 330ミリ三さん連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲塔ほうとう×1基き（艦かん底そこ） 280ミリ二に連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲塔ほうとう×4基き（艦かん尾お） 近接きんせつ防御ぼうぎょ火器かき（単たん装そう）×32基き 近接きんせつ防御ぼうぎょ火器かき（四よん連装れんそう）×8基き（艦上かんじょう6基き、艦かん底そこ2基き） 魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×12門もん（艦かん首くび） 魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×21門もん（艦かん底そこ）

『2199』『2202』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは石津いしづ泰志やすし。

リメイクアニメでの新規しんき設定せっていの艦かん。ガイデロール級きゅうの後継こうけい艦かん。火力かりょく、装甲そうこう、推進すいしん機関きかんなどが増強ぞうきょうされており、高密度こうみつどのガス状じょう星雲せいうんの近ちかくや、大気たいきのある宇宙うちゅう空間くうかんでも行動こうどう可能かのう。航こう宙ちゅう艦隊かんたいの指揮しき艦かんを務つとめるほか、帝みかど星ぼし政府せいふ閣僚かくりょうの専用せんよう艦かんとしても運用うんようされている。

形状けいじょうはガイデロール級きゅうに類似るいじしている（艦かん体たい中央ちゅうおう部ぶは完全かんぜんに同一どういつ）が艦かん首くびと艦かん尾おが伸のびている。ガミラス軍ぐん艦艇かんてい特有とくゆうの目玉めだま状じょうの発光はっこう部ぶは、艦かん舷ふなばた中央ちゅうおう部ぶの下方かほう（艦かん首くび魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かんの下部かぶ）に存在そんざいする。また、ガイデロール級きゅうより尖とがった艦かん首くびには開口かいこう部ぶが存在そんざいしない。艦かん尾おの推進すいしんノズルは、ガイデロール級きゅうと同おなじ小判こばん形がたではなく、他たのガミラス艦かんに一般いっぱん的てきな円形えんけいである。艦橋かんきょうの形状けいじょうもガイデロール級きゅうとは若干じゃっかん異ことなり、大型おおがたになっている。艦かん尾おの形状けいじょうはメルトリア級きゅうに類似るいじしたものとなっている。

兵へい装そうは、基本きほん的てきにガイデロール級きゅうとほぼ同一どういつだが、前部ぜんぶ甲板かんぱんに2基き装備そうびしている砲塔ほうとうは有ゆう砲身ほうしんの三さん連装れんそう陽電子ようでんしカノン砲塔ほうとうとなっており、徹とおる甲かぶと力りょくが強化きょうかされている。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199

下記かきの2隻せきのほか、第だい17話わや第だい21話わなどにも同型どうけい艦かんが少数しょうすう登場とうじょうする。

シャングリ・ラー

ミーゼラ・セレステラ専用せんよう艦かんで、塗装とそうは淡あわいパープルカラー。第だい14話わに登場とうじょうし、バラン星ぼしの遺跡いせきに訪おとずれている。

キルメナイム

ハイドム・ギムレー専用せんよう艦かんで、塗装とそうは青あお。第だい15話わで初はつ登場とうじょうし、航こう宙ちゅう親衛しんえい艦隊かんたいを率ひきいて、惑星わくせいオルタリアに攻撃こうげきを仕掛しかけている。第だい23話わで再さい登場とうじょうしたが、ほとんど出番でばんもないまま第だい二にバレラスの爆発ばくはつに巻まき込こまれ、爆沈ばくちんする。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2202 愛あいの戦士せんしたち

第だい24話わにおいてバレル艦隊かんたい所属しょぞく艦かんとして複数ふくすう隻せきが1カットのみ登場とうじょうする。

メルトリア級きゅう航こう宙ちゅう巡じゅん洋よう戦艦せんかん（リメイクアニメ）

艦かん体たい諸しょ元もと

艦かん級きゅう	メルトリア級きゅう
艦かん種しゅ	二に等とう航こう宙ちゅう装甲そうこう艦かん
全長ぜんちょう	283 m
主おも機き	ゲシュ＝タム機関きかん
武装ぶそう	330ミリ三さん連装れんそう陽電子ようでんしカノン砲塔ほうとう×2基き（艦橋かんきょう前方ぜんぽう） 280ミリ三さん連装れんそう陽電子ようでんしカノン砲ほう×4基き（両りょう舷ふなばた） 280ミリ三さん連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲ほう×2基き（艦かん底そこおよび艦かん尾お） 魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん×6門もん（艦かん首くび）

『2199』『2202』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは出渕いずぶち裕ひろし、艦内かんないは石津いしづ泰志やすし。

リメイクアニメでの新規しんき設定せっていの艦かん。新型しんがた艦かんという位置付いちづけの艦かんで、形状けいじょうや兵へい装そうはデストリア級きゅうに類似るいじしている点てんもある。ガミラス軍ぐん艦艇かんてい特有とくゆうの目玉めだま状じょうの発光はっこう部ぶは、両りょう舷ふなばた中央ちゅうおう部ぶに存在そんざいする。また、デストリア級きゅうと類似るいじした形状けいじょうの艦橋かんきょうのアンテナ状じょう構造こうぞう物ぶつと煙突えんとつ状じょう構造こうぞう物ぶつが存在そんざいする。さらに、艦かん舷ふなばた部ぶのヒレは先述せんじゅつの両りょう舷ふなばた中央ちゅうおうの発光はっこう部ぶよりも後方こうほうに展開てんかいしており、このヒレには牽引けんいんビームの発射はっしゃ装置そうちが備そなわっている。後部こうぶ甲板かんぱん上じょうに艦載かんさい機きの格納庫かくのうこを有ゆうしているほか、デストリア級きゅうと同様どうよう、艦橋かんきょうが2つ存在そんざいする。

武装ぶそうは、本ほん艦かんと同おなじく『2199』が初はつ登場とうじょうのハイゼラード級きゅう航こう宙ちゅう戦艦せんかんと同様どうように、前方ぜんぽうに砲身ほうしんを有ゆうした2基きの三さん連装れんそう陽電子ようでんしカノン砲塔ほうとうが存在そんざいする。それ以外いがいには、両りょう舷ふなばたにデストリア級きゅうと同様どうようの砲ほう郭かく式しきの三さん連装れんそうカノン砲ほうが備そなわっており、艦かん底そこと艦橋かんきょう後部こうぶには、他たのガミラス艦艇かんていと同おなじ無む砲身ほうしんの三さん連装れんそう陽電子ようでんしビーム砲ほうを1基きずつ備そなえているほか、艦かん首くびには魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かんを6門もん備そなえている。

劇げき中ちゅうでの登場とうじょう

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199

第だい10話わから登場とうじょう。ドメル幕僚ばくりょう団だんの乗艦じょうかんを始はじめ、基本きほん的てきには小規模しょうきぼな艦隊かんたいの旗艦きかんとして登場とうじょうしている。通常つうじょうカラーのほか、第だい15・23話わでは親衛隊しんえいたいに所属しょぞくする青あお塗装とそうの艦かんも登場とうじょうしている。

初はつ登場とうじょうとなる第だい10話わでは、ヴァルス・ラングが艦長かんちょうを務つとめる「EX178」が登場とうじょうし、次元じげん断層だんそう内ないに落おち込こみ脱出だっしゅつできないでいたところをヤマトと協力きょうりょくして次元じげん断層だんそうから脱出だっしゅつするも、直後ちょくごに出現しゅつげんしたゲール艦隊かんたいの砲撃ほうげきで撃沈げきちんされる。

宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2202 愛あいの戦士せんしたち

第だい24話わ・第だい25話わにのみ登場とうじょう。ローレン・バレル率ひきいるガミラス艦隊かんたいとして多数たすう登場とうじょうする。ゴレム起動きどう後ご、撤退てったいする艦隊かんたいにイーターIが刺ささっている艦かんの姿すがたもある。

次元じげん潜航せんこう艦かん UX-01（リメイクアニメ）

『2199』『2202』『2205』に登場とうじょう。デザイン担当たんとうは石津いしづ泰志やすし、艦内かんないは山根やまね公利きみとし。

ガミラスの特務とくむ艦かん。『ヤマトIII』に登場とうじょうした次元じげん潜航せんこう艇ていのリメイク艦かんである。

詳細しょうさいは「次元じげん潜航せんこう艇てい#次元じげん潜航せんこう艦かん UX-01」を参照さんしょう

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 『ROMAN ALBUM EXCELLENT 53 宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト PERFECT MANUAL1』徳間書店とくましょてん〈ロマンアルバムエクセレントシリーズ〉、1983年ねん。 
• 『ROMAN ALBUM EXCELLENT 54 宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト PERFECT MANUAL2』徳間書店とくましょてん〈ロマンアルバムエクセレントシリーズ〉、1983年ねん。 
• 『ENTERTAINMENT BIBLE 22 宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト メカニック大だい図鑑ずかん1』バンダイ〈エンターテイメントバイブルシリーズ〉、1990年ねん。ISBN 9784891891152。 
• スタジオDNA単行たんこう本ほん編集へんしゅう部ぶ 編へん『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト 遥はるかなる星ほしイスカンダル 設定せってい資料集しりょうしゅう』スタジオDNA、2000年ねん。ISBN 4-921066-83-3。 
• 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト画が報ほう ロマン宇宙うちゅう戦記せんき二に十じゅう五ご年ねんの歩あゆみ』竹たけ書房しょぼう、2001年ねん。ISBN 978-4-8124-0700-4。 
• ファミ通ふぁみつう書籍しょせき編集へんしゅう部ぶ 編へん『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマトイスカンダルへの追憶ついおく コンプリートガイド』エンターブレイン、2004年ねん12月8日にち。ISBN 4-7577-2115-3。 
• 『週刊しゅうかん宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト OFFICIAL FACTFILE』デアゴスティーニ・ジャパン、2010 - 2011年ねん。 
• 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199 公式こうしき設定せってい資料集しりょうしゅう[GARMILLAS]』マッグガーデン、2013年ねん。ISBN 978-4-80-000193-1。 
• 『宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199 COMPLETE WORKS-全ぜん記録きろく集しゅう-Vol.2』マッグガーデン、2014年ねん。ISBN 9784800004680。 
• “情報じょうほう班はん資料しりょう室しつ ガミラス・デストロイヤー”. 宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト発信はっしん！. 東北新社とうほくしんしゃ、バンダイネットワークス. 2007年ねん12月20日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん2月がつ10日とおか閲覧えつらん。
• “情報じょうほう班はん資料しりょう室しつ ドメラーズII”. 宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト発信はっしん！. 東北新社とうほくしんしゃ、バンダイネットワークス. 2007年ねん12月28日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん2月がつ10日とおか閲覧えつらん。
• “情報じょうほう班はん資料しりょう室しつ 高速こうそく空母くうぼ”. 宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト発信はっしん！. 東北新社とうほくしんしゃ、バンダイネットワークス. 2007年ねん12月20日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん2月がつ10日とおか閲覧えつらん。
• “メカニック｜宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト２１９９”. 宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199先行せんこう上映じょうえい版ばん公式こうしきサイト. 宇宙うちゅう戦艦せんかんヤマト2199製作せいさく委員いいん会かい. 2017年ねん2月がつ10日とおか閲覧えつらん。